JPH07245924A - 車両用交流発電機の回転子 - Google Patents

車両用交流発電機の回転子

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JPH07245924A
JPH07245924A JP6031098A JP3109894A JPH07245924A JP H07245924 A JPH07245924 A JP H07245924A JP 6031098 A JP6031098 A JP 6031098A JP 3109894 A JP3109894 A JP 3109894A JP H07245924 A JPH07245924 A JP H07245924A
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rotor
rotor core
bobbin
field coil
claw
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誠 平間
Kenji Ishihara
賢二 石原
Susumu Sasaki
進 佐々木
Yoshiaki Honda
義明 本田
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/527Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to rotors only
    • H02K3/528Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to rotors only of the claw-pole type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/16Synchronous generators
    • H02K19/22Synchronous generators having windings each turn of which co-operates alternately with poles of opposite polarity, e.g. heteropolar generators

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  • Power Engineering (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的はロータコア爪部付根とボビン薄
板部外周面との間にワニス等を付着,硬化させ、磁気騒
音の小さい車両用交流発電機を提供することにある。 【構成】上記目的を達成するには、ボビン薄板部外周面
に突起を設けることにより、ロータコア爪部との間に隙
間が構成され、その隙間にワニス等を付着,硬化させる
ことにより達成される。 【効果】本発明によれば、ロータコア爪部付根にワニス
等を付着,硬化させることにより、ロータコアの共振振
動が抑えられ、従来品にてロータコアの共振振動を抑え
ていた手法を代用可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用交流発電機の回転
子に係り、特に自動車用として好適な界磁コイル用絶縁
ボビンを備えた車両用交流発電機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機は、年々高出力化のニ
ーズが高まると共に、エンドユーザの高級指向化により
騒音低減の要求も厳しくなっている。
【0003】従来、車両用交流発電機のロータコアと界
磁コイルを絶縁するボビンには特開昭60−20763 号公報
に示されるように、ボビンに押当部を一体に成形し、そ
の押当部をロータコアの爪部内周面と界磁コイル間に挿
入することによってロータコア爪部の共振音を低減させ
ることが開示されている。
【0004】又、特開昭58−182461号公報にはロータコ
ア爪部内周面と界磁コイル外周面の間に可とう性振動減
衰材を密着させている構造が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に発電時、ロータ
コアとステータコア間のエアギャップの不均衡が生じる
と磁気騒音が大きくなることが知られている。
【0006】上記前者の従来技術によれば、ボビンに押
当部を一体に成形し、その押当部をロータコアの爪部内
周面と界磁コイル間に全面接触するように挿入してある
ため、更に強度を上げるための接着剤を使用しようとし
た場合、ロータコア爪部内面付根に接着剤であるワニス
が十分に浸入しない可能性があり、接着強度が懸念され
る。
【0007】又後者の場合は、ロータコアの爪部内周面
と界磁コイル間に可とう性振動減衰材を密着しているた
め、例え第2の実施例の如く部分的に穴や切り欠きを設
けても前者と同様ロータコア爪部内面付根に接着剤であ
るワニスが十分に浸入しない可能性がある。
【0008】本発明の目的は、磁気騒音の要因であるロ
ータコアの共振振動を抑え磁気騒音の小さい車両用交流
発電機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転自在に支
承されるシャフトと、該シャフトに固定され対峙する一
対の爪形磁極を有するロータコアと、該ロータコアに挟
持される界磁コイルと、前記ロータコアと界磁コイルを
絶縁する樹脂性のボビンを有する車両用交流発電機の回
転子において、前記ボビンは、両側面にロータコアの爪
形磁極内面の付根から先端部に向けて延びる薄板部と、
該薄板部の先端部から半径方向に向けて突出する突起部
とを備え、かつ界磁コイルとボビン間、及びボビンとロ
ータコア間が接着剤で固定されることによって達成され
る。
【0010】
【作用】ボビンの薄板部とロータコア爪部間に付着,硬
化されたワニスはロータコア爪部の共振振動を抑え、こ
れにより、ロータコアステータコア間のエアギャップの
不均衡が抑えられ磁気騒音が小さくなる。
【0011】ボビンの薄板部に形成されたスリットは、
ボビン組付け時に生じる捩じれからくる局部的な応力を
両片に分散し、薄板部の割れや、破損等を防止出来、組
立作業性も改善される。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6により説明す
る。
【0013】図1において発電機外郭をなす一対のブラ
ケット1,2は、三相のステータコイル3を巻回するス
テータコア4を介して複数の図示されていないボルトで
締め付け固定されている。
【0014】前記両ブラケット1,2の側面中心部には
発電機の内側に突出する円周上の軸受箱が形成され、そ
の各々の軸受箱にはシャフト7を回転自在に支承する軸
受5,6が取付けられている。
【0015】前記ステータコア4の内周面には微小隙間
(以下エアギャップと呼称する)を介して、各偶数個の
爪型磁極を有する一対のロータコア8,9(通常12極)
が、その内部に界磁コイル10を保持するボビン11を
挟持して、シャフト7に固定されている。シャフト7の
先端にはプーリ12が固定されている。また、一対のロ
ータコア8,9の各々の側面にはファン13,14が固
定されており、各ファン13,14の先端は、ブラケッ
ト1及びファンガイド15の側面に対しギャップを介し
て対向している。界磁コイル10の先端は同一シャフト
7上に固定されたスリップリング16に電気的に接続さ
れている。
【0016】スリップリング16には、ブラシホルダー
17に支持されたブラシ18がバネ圧をもって接触して
いる。前記ブラシホルダー17と共に、ブラケット2に
は出力電圧を一定に制御するレギュレータ19及びステ
ータコイル3の出力電流を全波整流するダイオードブリ
ッジ20がほぼ同一面上に取付けられている。
【0017】上述のロータには、シャフト7に固定され
ている一対のロータコア8,9により挟持され、界磁巻
線を整列,保護するナイロン性のボビン11が固定され
ている。このボビン11の特徴として軸方向両端面外周
に薄板部が形成されている。この突出する薄板部11a
の先端部には外周方向に突出する突起部11bが設けら
れ、且つその突起と続く軸方向の補強リブが元の方向に
向けて傾斜して設けられ、ロータに組み込まれたときに
丁度図2に示す如く空間が出来るように構成されてい
る。
【0018】界磁巻線を巻き線したボビンをロータコア
8,9間に配置し、ワニス処理を施すと、ワニスは突起
部11bにより形成された空間部と界磁コイル10間に
溜り、ロータコア爪部8a,9aの付根8b,9b付近
に付着,硬化される。
【0019】上記構成による発電機の動作を説明する
と、ブラシ18,スリップリング16を介して界磁電流
が界磁コイル10に流れると同時に、図示されないエン
ジン等によりプーリ12に駆動力が伝達されると、ロー
タコア8,9に回転磁界が発生する。
【0020】この回転磁界がステータコイル3を横切る
ことによりステータコイル3が電磁誘導され交流出力が
発生する。ステータコイル3に発生した交流出力はステ
ータコイル端末線を介してダイオードブリッジ20に流
れ込み全波整流され直流出力に変換される。このとき、
発電機の出力電圧は回転数により変化するのでレギュレ
ータ19により界磁電流は導通,遮断され発生電圧が一
定に制御される。
【0021】又、ボビンの薄板部11aとロータコア爪
部8a,9a間に付着,硬化されたワニスはロータコア
爪部8a,9bの共振振動を抑え、これにより、ロータ
コア8,9,ステータコア4間のエアギャップの不均衡
が抑えられ磁気騒音が小さくなる。なお、図3に示すよ
うに、ボビンの薄板部11aにスリット11cを設ける
ことにより、ボビン組付け時に生じる捩じれからくる局
部的な応力を両片に分散し、薄板部11aの割れや、破
損等を防止出来、組立作業性の向上も図れる。図5,図
6に従来品と本考察による磁気騒音、及び伝達関数結果
を示す。磁気騒音については、従来品は、回転数100
00r/min 時においてピークがみられるのに対し、本
考察によるボビンにおいては、ピークがみられない。
【0022】また、ロータコア爪部の伝達関数について
は、防振リングを巻回したものと同等の結果が得られ、
爪部の共振振動を抑えることを可能にした。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ロータコア爪部にボビ
ンを介して接着剤を付着,硬化させることによりロータ
コアの共振振動が抑えられ、磁気騒音の要因であるロー
タコアの共振振動を抑え磁気騒音の小さい車両用交流発
電機を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用交流発電機の構成を示した
断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】ボビンの拡大側面図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】従来品と本発明の騒音比較特性図である。
【図6】従来品と本発明のロータコアの伝達関数比較特
性図である。
【符号の説明】
8,9…ロータコア、10…界磁コイル、11…ボビ
ン、11a…薄板部、11b…突起部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両用交流発電機の回転子
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用交流発電機の回転
子に係り、特に自動車用として好適な界磁コイル用絶縁
ボビンを備えた車両用交流発電機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機は、年々高出力化のニ
ーズが高まると共に、エンドユーザの高級指向化により
騒音低減の要求も厳しくなっている。
【0003】従来、車両用交流発電機のロータコアと界
磁コイルを絶縁するボビンには特開昭60−20763 号公報
に示されるように、ボビンに押当部を一体に成形し、そ
の押当部をロータコアの爪部内周面と界磁コイル間に挿
入することによってロータコア爪部の共振音を低減させ
ることが開示されている。
【0004】又、特開昭58−182461号公報にはロータコ
ア爪部内周面と界磁コイル外周面の間に可とう性振動減
衰材を密着させている構造が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種爪部を有するロ
ータコアは一般に回転に伴う遠心力作用により爪部の外
周部が変化することが知られている。従って、発電時、
ロータコアとステータコア間のエアギャップの不均衡が
生じ、磁気騒音が大きくなる。
【0006】上記前者の従来技術によれば、ボビンに押
当部を一体に成形し、その押当部をロータコアの爪部内
周面と界磁コイル間に全面接触するように挿入してある
が、更に強度を上げるための接着剤を使用しようとした
場合、ロータコア爪部内面付根に接着剤であるワニスが
十分に浸入しない可能性があり、接着強度が懸念され
る。
【0007】又後者の場合は、ロータコアの爪部内周面
と界磁コイル間に可とう性振動減衰材を密着しているた
め、例え第2の実施例の如く部分的に穴や切り欠きを設
けても前者と同様ロータコア爪部内面付根に接着剤であ
るワニスが十分に浸入しない可能性がある。
【0008】本発明の目的は、磁気騒音の要因であるロ
ータコアの共振振動を抑え磁気騒音の小さい車両用交流
発電機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転自在に支
承されたシャフトと、該シャフトに固定されて対峙し、
それぞれが軸方向に延びる複数の爪部を有する一対のロ
ータコアと、該ロータコアに挟持されて固定し、界磁コ
イルを巻装する鍔付き円筒状絶縁ボビンとを有する車両
用交流発電機の回転子において、円筒状絶縁ボビンは鍔
部外周に、ロータコアの爪部付根から爪先端方向に延び
ていて、かつ先端外縁部にリブを形成した舌片を設け、
該リブによって形成された舌片と爪部との空間に界磁コ
イル固定用接着剤を充填することにより達成される。
【0010】
【作用】円筒状絶縁ボビンの舌片とロータコア爪部間の
空間に充填,硬化されたワニスはロータコアの回転に伴
う遠心力で爪部が半径方向へ開くのを阻止し、共振振動
を抑え、これにより、ロータコアステータコア間のエア
ギャップの不均衡が抑える。
【0011】円筒状絶縁ボビンの舌片に形成されたリブ
は舌片とロータコア爪部間に空間を形成するために機能
し、スリットは、ボビン組付け時に生じる捩じれからく
る局部的な応力を両片に分散し、舌片の割れや、破損等
を防止出来、組立作業性も改善する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6により説明す
る。
【0013】図1において発電機外郭をなす一対のブラ
ケット1,2は、三相のステータコイル3を巻回するス
テータコア4を介して複数の図示されていないボルトで
締め付け固定されている。
【0014】前記両ブラケット1,2の側面中心部には
発電機の内側に突出する円周上の軸受箱が形成され、そ
の各々の軸受箱にはシャフト7を回転自在に支承する軸
受5,6が取付けられている。
【0015】前記ステータコア4の内周面には微小隙間
(以下エアギャップと呼称する)を介して、各偶数個の
爪部を有する一対のロータコア8,9(通常12極)が、
その内部に界磁コイル10を保持する円筒状絶縁ボビン
11を挟持して、シャフト7に固定されている。シャフ
ト7の先端にはプーリ12が固定されている。また、一
対のロータコア8,9の各々の側面にはファン13,1
4が固定されており、各ファン13,14の先端は、ブ
ラケット1及びファンガイド15の側面に対しギャップ
を介して対向している。界磁コイル10の先端は同一シ
ャフト7上に固定されたスリップリング16に電気的に
接続されている。
【0016】スリップリング16には、ブラシホルダー
17に支持されたブラシ18がバネ圧をもって接触して
いる。前記ブラシホルダー17と共に、ブラケット2に
は出力電圧を一定に制御するレギュレータ19及びステ
ータコイル3の出力電流を全波整流するダイオードブリ
ッジ20がほぼ同一面上に取付けられている。
【0017】上述のロータには、シャフト7に固定され
ている一対のロータコア8,9により挟持され、界磁コ
イルを整列,保護するナイロン性の鍔付き円筒状絶縁ボ
ビン11が固定されている。この円筒状絶縁ボビン11
の特徴として図3,図4に示すように両側の鍔部11
1,112の外周部に放射線方向に延びる舌片11aが
形成されている。この突出する舌片11aの先端外縁部
にはリブ11bが設けられ、且つ軸方向にはそのリブと
交差するように補強リブ11dが設けられている。この
補強リブ11dは先端から元の方向に行くに従って先細
りになるように傾斜して設けられ、ロータに組み込まれ
たときに丁度図2に示す如く空間21が出来るように構
成されている。
【0018】界磁コイル10を巻き線した円筒状絶縁ボ
ビン11をロータコア8,9間に配置し、ワニス処理を
施すと、ワニスはリブ11bにより形成された空間21
に溜ると共に、ロータコア爪部8a,9aの付根8b,
9b付近及び界磁コイル周辺,絶縁ボビン11周辺に付
着,硬化される。
【0019】上記構成による発電機の動作を説明する
と、ブラシ18,スリップリング16を介して界磁電流
が界磁コイル10に流れると同時に、図示されないエン
ジン等によりプーリ12に駆動力が伝達されると、ロー
タコア8,9に回転磁界が発生する。
【0020】この回転磁界がステータコイル3を横切る
ことによりステータコイル3が電磁誘導され交流出力が
発生する。ステータコイル3に発生した交流出力はステ
ータコイル端末線を介してダイオードブリッジ20に流
れ込み全波整流され直流出力に変換される。このとき、
発電機の出力電圧は回転数により変化するのでレギュレ
ータ19により界磁電流は導通,遮断され発生電圧が一
定に制御される。
【0021】又、円筒状絶縁ボビン11の舌片11aと
ロータコア爪部8a,9a間に付着,硬化されたワニス
はロータコア爪部8a,9bと舌片11a間を強固に固
着し、ロータの回転に伴う遠心力からロータコア爪部8
a,9aの開き運動を阻止し、共振振動を抑える。これ
により、ロータコア8,9ステータコア4間のエアギャ
ップの不均衡が抑えられ磁気騒音が小さくなる。なお、
図3に示すように、円筒状絶縁ボビンの舌片11aにス
リット11cを設けることにより、円筒状絶縁ボビン組
付け時に生じる捩じれからくる局部的な応力を両片に分
散し、舌片11aの割れや、破損等を防止出来、組立作業
性の向上も図れる。
【0022】図5,図6に従来品と本考察による磁気騒
音、及び伝達関数結果を示す。磁気騒音については、従
来品は、回転数10000r/min 時においてピークが
みられるのに対し、本考察による円筒状絶縁ボビンにお
いては、ピークがみられない。
【0023】また、ロータコア爪部の伝達関数について
は、防振リングを巻回したものと同等の結果が得られ、
爪部の共振振動を抑えることを可能にした。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ロータコア爪部に円筒
状絶縁ボビンを介して接着剤を付着,硬化させることに
よりロータコアの共振振動が抑えられ、磁気騒音の要因
であるロータコアの共振振動を抑え磁気騒音の小さい車
両用交流発電機を容易に提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用交流発電機の構成を示した
断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】円筒状絶縁ボビンの拡大側面図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】従来品と本発明の騒音比較特性図である。
【図6】従来品と本発明のロータコアの伝達関数比較特
性図である。
【符号の説明】 8,9…ロータコア、8a,9a…爪部、10…界磁コ
イル、11…円筒状絶縁ボビン、11a…舌片、11b
…リブ、21…空間。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 賢二 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 佐々木 進 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 本田 義明 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に支承されるシャフトと、該シャ
    フトに固定され対峙する一対の爪形磁極を有するロータ
    コアと、該ロータコアに挟持される界磁コイルと、前記
    ロータコアと界磁コイルを絶縁する樹脂性のボビンを有
    する車両用交流発電機の回転子において、 前記ボビンは、両側面にロータコアの爪形磁極内面の付
    根から先端部に向けて延びる薄板部と、該薄板部の先端
    部から半径方向に向けて突出する突起部とを備え、かつ
    界磁コイルとボビン間、及びボビンとロータコア間が接
    着剤で固定されていることを特徴とする車両用交流発電
    機の回転子。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、前記薄板部は、爪
    形磁極内面と界磁コイル外周面間の中間に位置している
    ことを特徴とする車両用交流発電機の回転子。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載において、前記薄板部
    は、軸方向に延びるスリットにより分割されていること
    を特徴とする車両用交流発電機の回転子。
JP6031098A 1994-03-01 1994-03-01 車両用交流発電機の回転子 Expired - Fee Related JP2941636B2 (ja)

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Cited By (2)

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