JPH0724534U - レベリング装置 - Google Patents

レベリング装置

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JPH0724534U
JPH0724534U JP5321593U JP5321593U JPH0724534U JP H0724534 U JPH0724534 U JP H0724534U JP 5321593 U JP5321593 U JP 5321593U JP 5321593 U JP5321593 U JP 5321593U JP H0724534 U JPH0724534 U JP H0724534U
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supporting means
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雄司 兼田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを3次元方向に姿勢制御する時にワー
クの測定箇所の水平方向の移動を抑制する。 【構成】 第1、第2、第3の支持手段14、16、1
8及び規制手段62の4つの支点をテーブル58のワー
ク載置面と同一レベルに配置した。従って、厚さの薄い
ワーク65を3次元的に姿勢制御する場合に、テーブル
58に載置したワーク上面がテーブル58のワーク載置
面の近傍に位置するので、ワーク65の上面が4つの支
点で形成した平面の近傍に位置する。また、これらの4
つの支点をテーブル74のワーク載置面の上方に配置
し、かつ4つの支点をワーク載置面に載置されたワーク
90の上面と同一レベルに調整する。これにより、厚さ
の厚いワーク90を3次元的に姿勢制御する場合も、テ
ーブル74に載置された多種のワークに応じてワーク上
面に4つの支点が一致するように各々の支点の高さを調
整できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はレベリング装置に係り、特にテーブルを3次元的に傾斜させてテーブ ルに載置された被測定物や被加工物等のワークを3次元方向に姿勢制御するレベ リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8には特開平4−289061号公報に開示された従来のレベリング装置1 0が示されている。レベリング装置10のベース12の上方には第1、第2、第 3の支持手段14、16、18を介してテーブル20が支持されている。第1の 支持手段14のロッド22はベース12に植設されていて、ロッド22の頂部に は球面体(図示せず)が固定されている。この球面体には支持部24が3次元方 向に回動自在に支持されていて、支持部24はテーブル20に固定されている。 従って、テーブル20は球面体を中心にしてベース12に対して3次元方向に傾 斜することができる。
【0003】 第2の支持手段16の左スライダ26Aはベース12に移動自在に支持されて いる。左スライダ26Aには左ねじ棒28Aがねじ結合されていて、左ねじ棒2 8Aは左モータ30Aに連結されている。また、左スライダ26Aの傾斜面には 左ローラ32Aが接触している。左ローラ32Aは左ブロック34Aに回動自在 に支持されていて、左ブロック34Aはテーブル20に固定されている。
【0004】 第3の支持手段18は第2の支持手段16と同様に構成されている。すなわち 、ベース12に移動自在に支持されている右スライダ26Bには右ねじ棒28B がねじ結合されていて、右ねじ棒28Bは右モータ30Bに連結されている。右 スライダ26Bの傾斜面には右ローラ32Bが接触している。右ローラ32Bが 回動自在に支持されている右ブロック34Bはテーブル20に固定されている。
【0005】 この状態で左モータ30Aを駆動して左ねじ棒28Aを正逆転すると、左スラ イダ26Aが矢印A方向に移動するので、左ローラ32Aが矢印B方向(上下方 向)に移動する。また、右モータ30Bを駆動して右ねじ棒28Bを正逆転する と、右スライダ26Bが矢印A方向に移動するので、右ローラ32Bが矢印B方 向(上下方向)に移動する。これにより、第1の支持手段14の球面体を中心に してテーブル20を3次元方向に傾斜することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、レベリング装置10のテーブル20は第1、第2、第3の支持 手段14、16、18の支点となる、球面体、左右ローラ32A、32Bの上方 に配置されているので、左ローラ32Aや右ローラ32Bを上下移動させてテー ブル20を3次元的に傾斜させてテーブル20上のワークを3次元的に姿勢制御 すると、ワークが傾くことによりワークの測定箇所が水平方向に大きく移動する という不具合がある。
【0007】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、ワークを3次元方向に姿勢 制御する時にワークの測定箇所の水平方向の移動を抑制することができるレベリ ング装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成する為に、ベースと、ベースとテーブルとの間に配 置され、テーブルを全方向に傾斜可能に支持する第1の支持手段と、ベースとテ ーブルとの間に配置され、夫々ベースとテーブルとの隙間を変化させてテーブル を第1の支持手段を中心に揺動させて姿勢制御(レベリング)する第2、第3の 支持手段と、ベースとテーブルとの間に配置され、テーブルの姿勢制御時第1の 支持手段を中心とする横振れを防止する規制手段と、から成るレベリング装置に 於いて、前記テーブルにくぼみを設けてワーク載置面を形成し、前記第1、第2 、第3の支持手段及び規制手段の4つの支点を前記テーブルのワーク載置面と同 一レベルに配置したことを特徴とする。
【0009】 また、本考案は、前記目的を達成する為に、前記テーブルにくぼみを設けてワ ーク載置面を形成し、前記第1、第2、第3の支持手段及び規制手段の4つの支 点を前記テーブルのワーク載置面の上方に配置し、かつ前記4つの支点はワーク 載置面に載置された前記ワークの上面と同一レベルになるように位置調整自在で あることを特徴とする。
【0010】 さらに、本考案は、前記目的を達成する為に、前記第2、第3の支持手段は夫 々、モータと、モータに連結されたねじ棒と、テーブルに対向して傾斜面が形成 され、ねじ棒にねじ結合されると共にベース上に移動自在に支持されたスライダ と、スライダの傾斜面に当接するようにテーブルに設けられた球体とを備え、ば ね部材でテーブルをベース面に向けて付勢し、該付勢する力Fによって発生した スライダとベース間の摩擦力fと、前記付勢する力Fによって発生した傾斜面に 作用する水平分力Hとの関係がH>fとなるように設定したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案によれば、第1の支持手段でテーブルをベースに対して傾斜可能に支持 し、第2、第3の支持手段でベースとテーブル間の隙間を互いに独立して可変可 能にテーブルを支持し、規制手段でテーブルの回動を規制する。第1、第2、第 3の支持手段及び規制手段の4つの支点をテーブルのワーク載置面と同一レベル に配置した。従って、比較的厚さの薄いワークを3次元的に姿勢制御する場合に 、テーブルに載置したワーク上面がテーブルのワーク載置面の近傍に位置するの で、ワーク上面が4つの支点が形成する平面の近傍に位置する。
【0012】 また、第1、第2、第3の支持手段及び規制手段の4つの支点をテーブルのワ ーク載置面の上方に配置し、かつ4つの支点をワーク載置面に載置されたワーク の上面と同一レベルに調整する。従って、比較的厚さの厚いワークを3次元的に 姿勢制御する場合にも、テーブルに載置された多種のワークに応じてワーク上面 に4つの支点が一致するように各々の支点の高さを調整することができる。
【0013】 さらに、第2、第3の支持手段の各々は、テーブルに対向して傾斜面が形成さ れると共にベースに移動自在に支持された第2、第3のスライダを有している。 各々の傾斜面には第2、第3のばね部材を介してテーブルが載置され、またテー ブルはばね部材でベース方向に付勢されている。そして、この付勢力に基づいて 発生する第2、第3のスライダとベース間の摩擦力fと傾斜面に作用する付勢力 の水平分力Hとの関係がH−f>0となるように設定した。従って、第2、第3 のスライダはP=H−fの力で一方の方向に押圧されるので、第2、第3のスラ イダを移動するときの第2、第3のスライダのバックラッシュを防止することが できる。
【0014】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係るレベリング装置について詳説する。図1は 本考案に係るレベリング装置の第1実施例を示し、同図において図8上の従来技 術の構成部材と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。レベ リング装置50の第1の支持手段14はロッド52を有していて、ロッド52は ベース12に植設されている。ロッド52の頂部には円錐形の凹部52Aが形成 されている。凹部52A内には球体54が嵌入されていて、球体54は支持棒5 6を介してテーブル58に固定されている。従って、テーブル58は球体54を 中心にしてベース12に対して3次元方向に傾斜することができる。テーブル5 8は中央に凹部58Aが形成されている。球体54はテーブル58の左端部58 Bの軸線60上に配置されている。
【0015】 第2の支持手段16は左球体59Aを有していて、左球体59Aは左支持棒6 1Aを介してテーブル58の右端部58Cに固定されている。また、図3に示す ように第3の支持手段18は右球体59Bを有していて、右球体59Bは右支持 棒61Bを介してテーブル58の右端部58Cに固定されている。左球体59A 、右球体59Bは各々、テーブル58の軸線60の右端部58C上から等間隔の 位置に配置されている(図2参照)。そして、第1の支持手段14の球体54の 中心、第2の支持手段16の左球体59Aの中心及び第3の支持手段18の右球 体59Bの中心は各々、テーブル58の中央に形成された凹部58Aの上面と同 一レベルに配置されている。
【0016】 また、レベリング装置50は規制手段62(図3参照)を有していて、規制手 段62の球体64は支持棒66を介してテーブル58の軸線60の右端部58C 上に配置されている(図2参照)。球体64は規制板68、68間に配置されて いて、規制板68、68の間隔は球体64の直径より僅かに大きく設定されてい る。規制板68、68は保持ブロック70を介してベース12に固定されている 。これにより、球体64はY軸方向の移動が規制されるので、テーブル58は第 1の支持手段14の球体54を中心にして矢印C−C方向(図2参照)に揺動す ることを阻止する。
【0017】 そして、図1に示すように球体64の中心は凹部58Aの上面と同一レベルに 配置されている。従って、規制手段62の球体64、第1の支持手段14の球体 54の中心、第2の支持手段16の左球体59Aの中心及び第3の支持手段18 の右球体59Bの中心は、テーブル58の中央に形成された凹部58Aの上面と 同一レベルに配置されている。
【0018】 この状態で左モータ30Aを駆動して左ねじ棒28Aを正逆転すると、左スラ イダ26Aが矢印A方向に移動するので、左球体59Aが矢印B方向(上下方向 )に移動する。また、右モータ30Bを駆動して右ねじ棒28Bを正逆転すると 、右スライダ26Bが矢印A方向に移動するので、右球体59Bが矢印B方向( 上下方向)に移動する。これにより、第1の支持手段14の球体54を中心にし てテーブル58を3次元方向に傾斜することができる。この場合、テーブル58 は第1の支持手段14の球体54を中心にして矢印C−C方向(図2参照)に揺 動することが阻止される。
【0019】 さらに、図4に示すようにテーブル58の右端部58Aとベース12とは引張 りばね72、72が取り付けられている。引張りばね72、72はテーブル58 の右端部58Aをベース12の方向に付勢している。この場合、引張りばね72 、72の付勢力及び自重等による押圧力Fについて次式(1)、(2)の関係が 成立する。
【0020】 f=μF …(1) 但し、f:摩擦力 μ:左右スライダ26A、26Bとベース12との摩擦係数 H=tan α・F …(2) 但し、H:押圧力Fの水平分力 α:左右スライダ26A、26Bの傾斜角 そして、上式(1)、(2)からH−f>0の条件、すなわち、次式(3)の 関係が成立すれば、図4上で左右スライダ26A、26Bを左方向に押圧する押 圧力が作用する。
【0021】 α>tan -1μ …(3) このように、左右スライダ26A、26Bを左方向に押圧する押圧力がかかる と、左右スライダ26A、26Bのねじ山が、左右ねじ棒28A、28Bのねじ 山に当接する(図5参照)。従って、左右スライダ26A、26Bのバックラッ シュがなくなり、テーブル58の姿勢制御の精度が向上する。
【0022】 そして、図4に示すようにテーブル58とベース12間に引張りばね72、7 2を取り付けることにより、図9に示す従来技術のようにばね72A、72Aを 取り付けるためにナット73を設ける必要がないので、簡素な構成にすることが できる。また、図10に示すように引張りばね72Aを外部75に取り付けて左 ねじ棒28Aと平行に配置する方法が知られているが、この方法は左スライダ2 6Aのストロークが長い場合引張りばね72Aの付勢力が変動する。これに対し 、図4に示すようにテーブル58とベース12間に引張りばね72、72を取り 付けると、引張りばね72A、72Aの付勢力を一定に維持することができる。
【0023】 前記の如く構成された本考案に係るレベリング装置の作用について説明する。 先ず、左モータ30Aや右モータ30Bを駆動して左ねじ棒28Aや右ねじ棒2 8Bを正逆転すると、左スライダ26Aや右スライダ26Bが矢印A方向に移動 して、左球体59Aや右球体59Bが矢印B−Bの方向(上下方向)に移動する 。これにより、第1の支持手段14の球体54を中心にしてテーブル58が3次 元方向に傾斜される。この場合、球体64が規制板68、68でY軸方向の移動 が規制されるので、テーブル58は第1の支持手段14の球体54を中心にして 矢印C−C方向(図2参照)に揺動できない。
【0024】 ところで、規制手段62の球体64、第1の支持手段14の球体54の中心、 第2の支持手段16の左球体59Aの中心及び第3の支持手段18の右球体59 Bの中心は、テーブル58の中央に形成された凹部58Aの上面と同一レベルに 配置されている。従って、左モータ30Aや右モータ30Bの駆動で左球体59 Aや右球体59Bが矢印B方向(上下方向)に移動して、テーブル58の傾斜角 を調整するときに、テーブル58の凹部58Aの上面のX−Y方向の移動量を最 小に抑えることができる。これにより、比較的厚さの薄いワーク65(図1参照 )を3次元的に姿勢制御する場合に、テーブル58の凹部58Aの上面に載置し たワーク上面が凹部58A上面の近傍に位置するので、ワークの3次元方向の姿 勢制御に伴うX−Y方向の移動量を最小に抑えることができる。
【0025】 前記第1実施例では規制手段62の球体64、第1の支持手段14の球体54 の中心、第2の支持手段16の左球体59Aの中心及び第3の支持手段18の右 球体59Bの中心が、テーブル58の中央に形成された凹部58Aの上面と同一 レベルに配置された場合について説明した。上述したように第1実施例によれば 比較的厚さの薄いワークを3次元的に姿勢制御する場合に、ワークの3次元方向 の姿勢制御に伴うX−Y方向の移動量を最小に抑えることができる。
【0026】 しかしながら、ワークの厚みが比較的厚い場合にはワーク上面がテーブル58 の凹部58A上面から離れるので、ワークの3次元方向の姿勢制御に伴うX−Y 方向の移動量が大きくなる。そこで、ワークの厚みが比較的厚い場合にもワーク の3次元方向の姿勢制御に伴うX−Y方向の移動量を最小に抑えることができる レベリング装置を図6の第2実施例に示す。同図に示すように第2実施例のレベ リング装置75は、規制手段62の球体64、第1の支持手段14の球体54の 中心、第2の支持手段16の左球体59Aの中心及び第3の支持手段18の右球 体59Bの中心を、ワーク90の上面と同一レベルに配置している。以下、図6 に基づいて第2実施例について説明する。尚、図6上で第1実施例の構成部材と 同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
【0027】 同図に示すように第1の支持手段14の球体54は調整ねじ76の下端部に固 着されている。調整ねじ76は後述するテーブル74の左端部74Bにねじ結合 されていて、調整ねじ76にはロックナット78がねじ結合されている。また、 第2の支持手段16の左球体59A及び第3の支持手段18の右球体59Bは各 々、調整ねじ80A、80Bの下端部に固着されている。調整ねじ80A、80 Bは各々テーブル74の右端部74Cにねじ結合されていて、調整ねじ80A、 80Bには各々ロックナット82A、82Bがねじ結合されている。さらに、規 制手段62の球体64は調整ねじ84の下端部に固着されている。調整ねじ84 はテーブル74の右端部74Cにねじ結合されていて、調整ねじ84にはロック ナット86がねじ結合されている。従って、調整ねじ76、80A、80B、8 4を調整して、第1の支持手段14の球体54、第2の支持手段16の左球体5 9A、第3の支持手段18の右球体59B、規制手段62の球体64の高さを調 整することができる。
【0028】 また、図6に示すように、前述したテーブル74は凹部74Aを備えていて、 凹部74Aは第1実施例のテーブル58の凹部58Aより深く形成されている。 従って、比較的厚さの大きなワーク90を凹部74Aの上面に載置した場合に、 ワーク90の上面はテーブル74の左右端部74B、74Cの下方に位置する。 これにより、ワーク90を厚さの異なるワークに交換した場合、調整ねじ76、 80A、80B、84を調整して、第1の支持手段14の球体54、第2の支持 手段16の左球体59A、第3の支持手段18の右球体59B、規制手段62の 球体64の高さを、交換したワークの上面に一致させることができる。従って、 ワークの厚みが比較的厚い場合にもワークの3次元方向の姿勢制御に伴うX−Y 方向の移動量を最小に抑えることができる。
【0029】 第1、2実施例では左ねじ棒28Aと右ねじ棒28BとをX軸方向に平行に配 置したが、これに限らず、図7の第3実施例に示すように左ねじ棒28Aと右ね じ棒28BとをY軸方向に平行に配置してもよい。第3実施例の場合も左モータ 30Aや右モータ30Bの駆動で左球体59Aや右球体59Bが上下方向に移動 して、テーブル(図示せず)の傾斜角が調整される。尚、図7上で第1、2実施 例と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るレベリング装置によれば、第1、第2、第3 の支持手段及び規制手段の各々の4つの支点をテーブルのワーク載置面と同一レ ベルに配置した。従って、比較的厚さの薄いワークを3次元的に姿勢制御する場 合に、テーブルに載置したワーク上面がテーブルのワーク載置面の近傍に位置す るので、ワーク上面が4つの支点が形成する平面の近傍に位置する。これにより 、ワークを3次元方向に姿勢制御する時にワークの測定箇所の移動を抑制するこ とができる。
【0031】 また、比較的厚さの厚いワークを3次元的に姿勢制御する場合にも、テーブル に載置された多種のワークに応じてワーク上面に4つの支点が一致するように各 々の支点の高さを調整することができるので、ワークを3次元方向に姿勢制御す る時にワークの測定箇所の移動を抑制することができる。 さらに、第2、第3のスライダとベース間の摩擦力fと傾斜面に作用する付勢 力の水平分力Hとの関係がH−f>0となるように傾斜面の傾斜角及び第2、第 3のスライダとベース間の摩擦係数を設定した。従って、第2、第3のスライダ はP=H−fの力で一方の方向に押圧されるので、第2、第3のスライダを移動 するときに第2、第3のスライダのバックラッシュを防止してテーブルの姿勢制 御の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレベリング装置の第1実施例の側
面図
【図2】本考案に係るレベリング装置の第1実施例の平
面図
【図3】本考案に係るレベリング装置の第1実施例の要
部拡大図
【図4】本考案に係るレベリング装置の第1実施例の要
部拡大図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】本考案に係るレベリング装置の第2実施例の側
面図
【図7】本考案に係るレベリング装置の第3実施例の要
部拡大図
【図8】従来のレベリング装置の斜視図
【図9】従来のレベリング装置の要部拡大図
【図10】従来のレベリング装置の要部拡大図
【符号の説明】
12…ベース 14…第1の支持手段 16…第2の支持手段 18…第3の支持手段 26A、26B…スライダ 50、75…レベリング装置 54、59A、59B、64…球体 58、74…テーブル 59A、59B…球体 62…規制手段 65、90…ワーク 72…引張りばね(ばね部材) f…摩擦力 H…水平分力 α…傾斜角 μ…摩擦係数

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 ベースとテーブルとの間に配置され、テーブルを全方向
    に傾斜可能に支持する第1の支持手段と、 ベースとテーブルとの間に配置され、夫々ベースとテー
    ブルとの隙間を変化させてテーブルを第1の支持手段を
    中心に揺動させて姿勢制御する第2、第3の支持手段
    と、 ベースとテーブルとの間に配置され、テーブルの姿勢制
    御時第1の支持手段を中心とする横振れを防止する規制
    手段と、 から成るレベリング装置に於いて、 前記テーブルにくぼみを設けてワーク載置面を形成し、
    前記第1、第2、第3の支持手段及び規制手段の4つの
    支点を前記テーブルのワーク載置面と同一レベルに配置
    したことを特徴とするレベリング装置。
  2. 【請求項2】 ベースと、 ベースとテーブルとの間に配置され、テーブルを全方向
    に傾斜可能に支持する第1の支持手段と、 ベースとテーブルとの間に配置され、夫々ベースとテー
    ブルとの隙間を変化させてテーブルを第1の支持手段を
    中心に揺動させて姿勢制御する第2、第3の支持手段
    と、 ベースとテーブルとの間に配置され、テーブルの姿勢制
    御時第1の支持手段を中心とする横振れを防止する規制
    手段と、 から成るレベリング装置に於いて、 前記テーブルにくぼみを設けてワーク載置面を形成し、
    前記第1、第2、第3の支持手段及び規制手段の4つの
    支点を前記テーブルのワーク載置面の上方に配置し、か
    つ前記4つの支点はワーク載置面に載置された前記ワー
    クの上面と同一レベルになるように位置調整自在である
    ことを特徴とするレベリング装置。
  3. 【請求項3】 前記第2、第3の支持手段は夫々、モー
    タと、モータに連結されたねじ棒と、テーブルに対向し
    て傾斜面が形成され、ねじ棒にねじ結合されると共にベ
    ース上に移動自在に支持されたスライダと、スライダの
    傾斜面に当接するようにテーブルに設けられた球体とを
    備え、 ばね部材でテーブルをベース面に向けて付勢し、該付勢
    する力Fによって発生したスライダとベース間の摩擦力
    fと、前記付勢する力Fによって発生した傾斜面に作用
    する水平分力Hとの関係がH>fとなるように設定した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレベリ
    ング装置。
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