JP4556030B2 - 角度調節装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば人工衛星や宇宙ステーション等の宇宙航行体に搭載されるアンテナ装置や光学機器等の高精度な設置精度が要請される機器を高精度に設置するのに用いる角度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、搭載機器、例えばアンテナ装置を宇宙航行体に搭載する手段としては、図9に示すようにアンテナ反射鏡1を、ブーム2の先端に取付けて、このブーム2の基端が角度調節装置3を介して宇宙航行体本体4に角度調整可能に取付けられる。そして、このようなアンテナ装置は、そのブーム2の組付け誤差や熱変形等により、アンテナ反射鏡1の指向方向に誤差が生じた場合、上記角度調節装置3が図中破線で示す如く可動制御されて、そのアンテナ反射鏡1の角度誤差が補正される。これにより、アンテナ反射鏡1は、そのブーム2を介して所望の指向方向に搭載された状態において、その指向方向が角度調節装置3を介して調整されて誤差が補正され、その給電部5と協動して信号の送受が行われる。
【0003】
ところで、このような従来の角度調節装置3は、一般的に、2軸ジンバル機構等のいわゆるシリアルリンク構造のものが用いられている。例えば、ブーム2の基端側には、第1のテーブルが第1の軸回りに回動自在に取付けられ、この第1のテーブル上には、第2のテーブルが第1の軸に直交する第2の軸回りに回動自在に配設される。そして、上記第2のテーブル上には、上記アンテナ反射鏡1が設置される。
【0004】
上記構成において、アンテナ反射鏡1は、第1の軸回りに回動制御されると、第2のテーブルが第1のテーブルと共に第1の軸回りに回動されて、その角度が可動調整され、第2の軸回りに回動制御されると、第2のテーブルが第2の軸回りに回動されて、その角度が可動調整される。
【0005】
しかしながら、上記角度調節装置3では、シリアルリンク構造を採用し、その回転支軸が2軸積重状に存在するために、その構成が複雑となると共に、その回動支軸に、いわゆる「がた」と称する遊びが発生する虞れがあり、その固有振動数が低下して、高精度な角度調整が困難であるという問題を有する。
【0006】
また、これによると、角度調節を回転型駆動装置で制御する場合は、第1及び第2のテーブルを位置決めするためのブレーキ機構を備えなければならないために、この点からも構成が複雑となる。
【0007】
なお、係る問題は、特に、簡単な構成で、高精度な精度と共に、高信頼性の要請される宇宙開発の分野では、重要な課題の一つとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の角度調節装置では、構成が複雑となると共に、高精度な角度調整が困難であるという問題を有する。
【0009】
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、且つ、信頼性の高い高精度な角度調整を容易に実現し得るようにした角度調節装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、角度調整部と支持部との間に放射状に配置され、相互間を連結する弾性変形自在な第1乃至第3の可撓性弾性体と、この第1乃至第3の可撓性弾性体の少なくとも2つを、軸方向に摺動させて前記角度調整部を前記支持部に対して角度調整してなる角度調節手段とを備えて角度調節装置を構成した。
【0011】
上記構成によれば、第1乃至第3の可撓性弾性体の少なくとも2つを軸方向に摺動させると、これら第1乃至第3の可撓性弾性体が弾性変形することにより、他の一つを支点する直交2軸回りに回動されて、角度調整部が支持部に対して角度調整される。これにより、「がた」の発生原因となり易い、軸回りに回動可能な回動支軸を備えることなく、角度調整部の角度調整が可能となることにより、可及的に高精度な角度調整が可能となる。
【0012】
また、この発明は、前記第1乃至第3の可撓性弾性体を、角度調整部と支持部との間に同心円上に配設して相互間を連結するように構成した。
【0013】
上記構成によれば、第1乃至第3の可撓性弾性体の摺動制御の高精度な調整が簡易に実現されて、角度調整の簡略化が図れる。
【0014】
さらに、この発明は、前記角度調整部と前記支持部との間に予圧を付与する付勢手段を備えて構成した。
【0015】
上記構成によれば、角度調整部と支持部との間の「がた」を高精度に防止することが可能となり、さらに角度調整の高性能化が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、の発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は、この発明の一実施の形態に係る角度調節装置を示すもので、支持構体等の支持部10には、第1のテーブル11が取付けられる。この第1のテーブル11上には、第2のテーブル12が、例えば図2に示すように仮想中心Oに対して同心円上に配置された弾性変形自在な第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15を介していわゆるパラレルリンク構造に連結される。そして、第2のテーブル12には、アンテナ装置等の角度調整用の被調整機器16が設置される。
【0018】
上記第1の可撓性弾性体13は、その両端に螺子部131,132が形成され、この螺子部131,132が上記第1及び第2のテーブル11,12に挿通されてナット部材17が螺着されて該第1及び第2のテーブル11,12間に固着される。そして、上記第2及び第3の可撓性弾性体14(15)は、略同様にその両端に螺子部141,142(151,152)が形成され、これら螺子部141,142(151,152)の一方が第2のテーブル12に挿通されてナット部材17がそれぞれ螺着されて該第2のテーブル12に固着される。
【0019】
また、上記第2及び第3の可撓性弾性体14,15の他方の螺子部142(152)には、スライド部材19(20)の一端が螺着される。これらスライド部材19(20)には、上記螺子孔191(201)がそれぞれ軸方向に対応して形成され、上記第1のテーブル11に設けられた筒状の案内部材21(22)の案内部211(221)に矢印A,B方向(軸方向)にそれぞれ摺動自在に挿着される。そして、これらスライド部材19(20)の螺子孔191(201)の他端側には、螺子部材23(24)の一端部が螺合調整自在に螺合される。
【0020】
螺子部材23(24)には、その中間部に回転部231(241)が設けられ、この回転部231(241)は、軸受25(26)を介して上記案内部材21(22)に回転自在に支持される。また、螺子部材23(24)の他端には、駆動モータ27(28)が減速機構部29(30)を介して連結される。これら減速機構部29(30)及び駆動モータ27(28)は、上記案内部材21(22)に取付け部材31(32)を介して取付け配置される。
【0021】
ここで、上記第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15は、例えば第2及び第3の可撓性弾性体14,15がそれぞれ図3に示すように軸方向にδだけ摺動されると、それぞれが弾性変形して第1の可撓性弾性体13を支点として第2のテーブル12が、角度θ傾斜され、その支点間の長さLが
ΔL=(L2+δ2)0.5−L
の如く長くなる。
【0022】
即ち、第2及び第3の可撓性弾性体14,15が同方向に摺動されると、第2のテーブル12は、第1の可撓性弾性体13を支点として直交2軸(X軸,Y軸)のX軸回りに回動され、第2及び第3の可撓性弾性体14,15が逆方向に摺動されると、第1の可撓性弾性体13を支点としてY軸回りに回動される(図2参照)。
【0023】
さらに、上記第2及び第3の可撓性弾性体14,15の周囲には、予圧用スプリング部材33(34)がハウジング35(36)を介して装着される。これらスプリング部材33(34)は、その一端が第1のテーブル11に係着され、その他端が第2のテーブル12に、例えば離間する方向に付勢力を付与するように係着される。
【0024】
上記構成において、第2のテーブル12を第1のテーブル11に対してY軸回りに角度調整する場合には、先ず駆動モータ27,28を同方向に回転駆動させる。すると、駆動モータ27,28の回転力は、減速機構部29,30を介して螺子部材23,24に伝達され、該螺子部材23,24が同方向に回転されて、スライド部材19,20の螺子孔191,201との螺合が調整され、図4に示すようにスライド部材19,20を矢印A方向に移動付勢する。
【0025】
ここで、第2及び第3の可撓性弾性体は、スライド部材19,20の移動量δyだけ摺動されて、第2のテーブル12が、第1の可撓性弾性体13を支点として、角度θy傾斜され、被調整機器16をY軸回りに角度調整させる。この際、第2及び第3の可撓性弾性体14,15は、スプリング部材33,34を介して所定の予圧が付与される。
【0026】
また、第2のテーブル12を第1のテーブル11に対してX軸回りに角度調整する場合には、駆動モータ27,28が逆方向に駆動される。すると、駆動モータ27,28の回転力は、減速機構部29,30を介して螺子部材23,24に伝達されて、該螺子部材23,24が逆方向に回転され、スライド部材19,20の螺子孔191,201との螺合が調整され、該スライド部材19,20を矢印A方向及び矢印B方向に移動付勢する。
【0027】
ここで、第2及び第3の可撓性弾性体14,15は、図5に示すようにスライド部材19,20の移動量δxだけ摺動されて、第2のテーブル12が、第1の可撓性弾性体13を支点として、角度θx傾斜され、被調整機器16をX軸回りに角度調整させる。この際、第2及び第3の可撓性弾性体14,15は、同様にスプリング部材33,34を介して所定の予圧が付与される。
【0028】
このように、上記角度調節装置は、第1及び第2のテーブル11,12を同心円上に配置した第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15を介して対向配置して、その第2及び第3の可撓性弾性体14,15を、軸方向に摺動制御することにより、これら第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15が弾性変形されて、第2のテーブル12が第1の可撓性弾性体13を支点として第1のテーブル11に対して回動され、被調整機器16が支持部10に対して角度調整されるように構成した。
【0029】
これによれば、「がた」の発生原因となり易い、軸回りに回動される回動支軸を備えることなく、支持部10に対する被調整機器16の角度調整を実現することができることにより、簡易な構成を実現したうえで、高精度な角度調整を実現することができる。
【0030】
なお、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、図6、図7及び図8に示すように構成することも可能であり、いずれの構成においても略同様の効果が期待される。但し、図6、図7及び図8(a)(b)においては、前記図1及び図2と同一部分について、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0031】
図6は、上記図1のスライド部材19(20)に代えて第2及び第1の可撓性弾性体14,15の他端にスライド部143(153)を一体的に設けて構成したものである。即ち、第2及び第3の可撓性弾性体14(15)には、その他端にスライド部143(153)が一体的に形成され、このスライド部143(153)は、上記案内部材21(22)の案内部211(221)に矢印A,B方向に摺動自在に挿着される。このスライド部143(153)には、同様に螺子孔144(154)が軸方向に対応して形成され、この螺子孔144(154)には、上記螺子部材23(24)の一端部が螺合調整自在に螺合される。そして、この螺子部材23(24)は、同様にその回転部231(241)が、軸受25(26)を介して案内部材21(22)に回転自在に支持される。
【0032】
また、螺子部材23(24)の他端には、動力伝達路変更用の歯車37(38)が嵌着される。この歯車37(38)には、駆動歯車39(40)が歯合され、この駆動歯車39(40)には、上記駆動モータ27(28)に連結された減速機構部29(30)の出力軸が嵌着される。これにより、第2及び第3の可撓性弾性体14,15は、第1及び第2のテーブル11,12の外周部に対して、動力伝達系を構成する減速機構部29(30)及び駆動モータ27(28)が邪魔となることなく、配置することが可能となることにより、その配置構成上の多様化が図れる。
【0033】
さらに、上記第1及び第2のテーブル11,12には、予圧用第1及び第2の取付け台41,42が対応して設けられる。このうち第2のテーブル12の第2の取付け台42には、ローラ421が設けられ、第1のテーブル11の第1の取付け台41には、押圧部411が上記軸方向と直交する方向に移動自在に設けられる。
【0034】
そして、第1の取付け台41と押圧部411との間には、予圧用スプリング部材43がローラ方向に付勢力を付与するように係着される。ここで、スプリング部材43は、その付勢力を押圧部411に付与して、押圧部411を第2の取付け台42のローラ421に押圧して、第2及び第3の可撓性弾性体14(15)に対して軸方向と直交する方向に予圧を与える。なお、第2及び第3の可撓性弾性体14(15)は、同時に上記スプリング部材33(34)により、軸方向の予圧が付与される。
【0035】
なお、上記ローラ421及び押圧部411は、図6の構成に限ることなく、押圧部411を第2の取付け台41に設け、ローラ421を第1の取付け台41に設けるように構成してもよい。
【0036】
また、図7は、第2及び第3の可撓性弾性体14(15)の他端に図6の構成と略同様にスライド部143(153)を一体的に設けて、このスライド部143(153)の基端に螺子部145(155)を突設するように構成したものである。即ち、第2及び第3の可撓性弾性体14(15)の各スライド部143(153)は、上記案内部材21(22)に摺動自在に支持される。
【0037】
この案内部材21(22)には、スライド部143(153)に対向して回転部材44(45)が軸受25(26)を介して回転自在に設けられる。そして、回転部材44(45)の一端部には、螺子孔441(451)が軸方向に対応して形成され、この螺子孔441(451)には、上記スライド部143(153)の螺子部145(155)が螺合調整自在に螺合される。そして、回転部材44(45)の他端には、例えば図6の構成と同様に伝達路変更用の歯車37(38)が嵌着され、この歯車37(38)には、同様に上記駆動歯車39(40)、減速機構部29(30)及び駆動モータ27(28)が順に連結される。
【0038】
図8(a)(b)は、第2及び第3の可撓性弾性体14(15)の予圧手段として、上記案内部材21(22)の中間部にフローティングガイド部46(47)をスライド部143(153)(スライド部材19(20))に対応して軸と直交する方向に移動自在に配設して、このフローティングガイド部46(47)を予圧用スプリング部材48(49)で付勢してスライド部143(153)(スライド部材19(20))に押圧させ、このスプリング部材48(49)の付勢力により第2及び第3の可撓性弾性体14(15)に予圧を付与して、「がた」の防止を図るように構成したものである。
【0039】
また、上記実施の形態では、第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15の第1の可撓性弾性体13を固定式にして、第2及び第3の可撓性弾性体14,15を摺動式に設定するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15を摺動式に設定して構成することも可能である。
【0040】
さらに、上記実施の形態では、第1乃至第3の可撓性弾性体13,14,15を第1及び第2のテーブル11,12との間に仮想中心Oに対して同心円上に配置するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、仮想中心Oに対して放射状に配置するように構成することも可能で、略同様の効果が期待される。
【0041】
また、上記実施の形態では、宇宙空間で使用する場合を代表して説明したが、これに限ることなく、地上において使用される高精度な角度調整の要請される光学機器等の角度調整に適用することも可能で、同様の効果が期待される。
【0042】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成で、且つ、信頼性の高い高精度な角度調整を容易に実現し得るようにした角度調節装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る角度調節装置の要部を断面して示した断面図である。
【図2】図1の第1乃至第3の可撓性弾性体の配置構成を示した配置図である。
【図3】図1の第1乃至第3の可撓性弾性体の動作原理を説明するために示した原理図である。
【図4】図1のY軸回りの角度調整動作を説明するために示した動作説明図である。
【図5】図1のX軸回りの角度調整動作を説明するために示した動作説明図である。
【図6】この発明の他の実施の形態に係る角度調節装置を示した断面図である。
【図7】この発明の他の実施の形態に係る角度調節装置を示した断面図である。
【図8】この発明の他の実施の形態に係る角度調節装置を示した断面図である。
【図9】この発明の適用される角度調節装置の設置例を示した配置構成図である。
【符号の説明】
10 … 支持部。
11 … 第1のテーブル。
12 … 第2のテーブル。
13 … 第1の可撓性弾性体。
131,132 … 螺子部。
14 … 第2の可撓性弾性体。
141,142 … 螺子部。
15 … 第3の可撓性弾性体。
151,152 … 螺子部。
16 … 被調整機器。
17 … ナット部材。
19,20 … スライド部材。
191,201 … 螺子孔。
21,22 … 案内部材。
211,221 … 案内部。
23,24 … 螺子部材。
231,241 … 回転部。
25,26 … 軸受。
27,28 … 駆動モータ。
29,30 … 減速機構部。
31,32 … 取付け部材。
33,34 … スプリング部材。
35,36 … ハウジング。
143,153 … スライド部。
144,154 … 螺子孔。
36,37 … 歯車。
39,40 … 駆動歯車。
41 … 第1の取付け台。
411 …押圧部。
42 第2の取付け台。
421 … ローラ。
43 … スプリング部材。
145,155 … 螺子部。
44,45 … 回転部材。
441,451 … 螺子孔。
46,47 … フローティングガイド部。
48,49 … スプリング部材。
Claims (3)
- 角度調整部と支持部との間に前記角度調整部を前記支持部に対して角度調整可能な位置に配置され、相互間を連結する弾性変形自在な第1乃至第3の可撓性弾性体と、
前記第1乃至第3の可撓性弾性体の少なくとも2つを、軸方向に摺動させて、前記第1乃至第3の可撓性弾性体を弾性変形させることにより、前記角度調整部を前記支持部に対して角度調整してなる角度調節手段と
を具備し、
前記角度調節手段は、前記第1乃至第3の可撓性弾性体の少なくとも2つに対応して軸方向に摺動自在に配設されるスライド部と、このスライド部に螺合される螺子機構とを備え、前記螺子機構の螺合調整により前記スライド部が軸方向に直線移動して前記第1乃至第3の可撓性弾性体の少なくとも2つを軸方向に摺動制御してなることを特徴とする角度調節装置。 - 前記角度調節手段は、第1乃至第3の可撓性弾性体の1つを固定点として、他の2つを軸方向に摺動させ、前記角度調整部を前記支持部に対する直交2軸回りの角度を調整するように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の角度調節装置。
- さらに、前記角度調整部と前記支持部との間に予圧を付与する付勢手段を具備し、前記付勢手段は、前記第1乃至第3の可撓性弾性体の少なくとも2つの各軸と直交する方向に予圧を付与してなることを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載の角度調節装置。
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