JPH07244925A - トラックアドレスの再生方法及びその装置 - Google Patents

トラックアドレスの再生方法及びその装置

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JPH07244925A
JPH07244925A JP3053494A JP3053494A JPH07244925A JP H07244925 A JPH07244925 A JP H07244925A JP 3053494 A JP3053494 A JP 3053494A JP 3053494 A JP3053494 A JP 3053494A JP H07244925 A JPH07244925 A JP H07244925A
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Susumu Chiaki
進 千秋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクから読み取ったトラックアドレス
に対応するアクセスコードについての誤差の訂正を可能
とする。 【構成】 サーボエリア内のアクセスコードにグレーコ
ード化されたトラックアドレス(例えば、15ビット)
の下位ワード(ワードは、例えば、3ビット単位)が上
位ワードよりも多い頻度で分散して入れられ、各ワード
のパリティ情報がサーボエリア内のアクセスコードに又
はこのアクセスコード以外の部分に記録された光ディス
クからトラックアドレスを再生するために、アクセスコ
ードとパリティ情報を再生する再生手段11,15,1
2と、再生されたアクセスコードに対して再生されたパ
リティ情報を用いてグレーデコードを行うデコード手段
13と、このデコード手段によるグレーデコード結果か
ら上位ワードの誤差を訂正する誤差訂正手段14とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サンプルサーボ方式
の光ディスクのトラックアドレス全体がグレーコード化
されて記録されたその光ディスクから上記トラックアド
レスの再生を行うトラックアドレスの再生方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクは、スピンドルモー
タにより線速度一定(CLV)又は角速度一定(CA
V)方式で回転され、そのディスク上にスパイラル状又
は同心円状に形成されたトラックにデータが記録される
ようになっている。
【0003】このような光ディスクのデータの記録再生
(この明細書において、記録再生の用語は、記録及び
(又は)再生を表すものとする。)の際のクロック同期
方式としては、セルフクロック方式と外部クロック方式
とが知られている。
【0004】セルフクロック方式としては、周知の連続
サーボ方式が知られている。一方、この発明に関連する
外部クロック方式としては、サーボ信号が記録されたサ
ーボエリア(サーボ領域)とデータが記録されるデータ
エリア(データ領域)からなるセグメントが、記録再生
方向であるトラック方向に配置され、上記サーボエリア
のサーボ信号によりクロックの同期、トラッキングサー
ボ制御を行うサンプルサーボ方式(ディスクリートブロ
ック方式)が知られている。
【0005】図7は、サンプルサーボ方式の光ディスク
の記録フォーマットを示している。この図7において、
光ディスク100のトラックは、データの記録単位とな
るN個のセクタ101から構成されており、1セクタ
は、M個のセグメントから構成されている。この複数の
セグメントのうち先頭のセグメント(第1セグメント)
は、アドレスデータ等が記録されるヘッダ104になっ
ている。
【0006】ヘッダ104は、サーボエリア102と、
セクタの先頭を示すセクタマークが記録されるセクタマ
ークエリア105と、上記トラックアドレス、セクタア
ドレス等が記録されるアドレスエリア106とから構成
されている。また、ヘッダ104以外の各セグメントは
サーボエリア102とデータエリア107とから構成さ
れている。
【0007】サーボエリア102には、トラックの中心
に配されているクロックの同期をとるためのクロックピ
ット108と、トラッキングエラー信号等を得るため
の、トラックの中心に対してそれぞれ外周側及び内周側
に偏位した位置に配されている一対のウォブルピット1
09とからなる同期パターン110及びアクセスコード
111が記録されている。
【0008】図8はアクセスコード111をグレーコー
ド化するためのピット位置コーディングを説明するため
の図である。同期パターン110及びアクセスコード1
11は、図8に示すような記録形態になっており、アク
セスコード111としては、トラックアドレスの下位4
ビットのデータがグレーコードを用いて2つのピットで
記録されている。このアクセスコード111は、隣接す
るトラック間において、1つのピット位置のみが異なる
グレーコードの性質を満足するように16トラック周期
で記録されている。
【0009】このようにアクセスコード111をグレー
コード化してトラックアドレスの下位4ビットを記録す
ることにより、シーク程度の短距離アクセスならこのア
クセスコード111からアドレス情報を得ることがで
き、高速シークを行うことができる。
【0010】しかし、図7例の光ディスク100には、
アクセスコード111に下位4ビットのトラックアドレ
スしか記録されていないため、正確なアドレス情報を得
るために、トラックアドレス、セクタアドレス等が記録
されているアドレスエリア106を有するヘッダ104
を必要としていた。このため、ヘッダ104を記録しな
ければならない分、データの記録容量が少なくなってし
まっていた。
【0011】そこで、本出願人は、特開平3−1309
29号公報において、トラックアドレスの下位4ビット
分のみではなく、全てのトラックアドレス(セクタアド
レスを含む全トラックアドレス)及び同期パターンをア
クセスコードとして記録するようにした記録媒体を公表
している。
【0012】図9は、このような記録媒体を、例えば、
光ディスクに適用したものを示す図である。この光ディ
スクでは、サーボエリア120に、トラックアドレスが
記録されているアクセスコード121と同期パターン1
22とを順に記録するように構成されている。なお、図
9中、ミラーエリアは図示しない光ピックアップから照
射されるレーザ光の全反射領域でレーザ光の強度の、い
わゆるALPC(automatic laser power control )の
ため等に使用されるものである。
【0013】上記トラックアドレスが全15ビットであ
るものとすると、このトラックアドレスがそれぞれ3ビ
ット最下位(LSB)ワード(第0ビット〜第2ビッ
ト)、4SBワード(第3ビット〜第5ビット)、3S
Bワード(第6ビット〜第8ビット)、2SBワード
(第9ビット〜第11ビット)、最上位(MSB)ワー
ド(第12ビット〜第14ビット)の計5つのワードに
分割され、これら各ワードが図9中のアクセスコード1
21としてグレーコード化されて記録されている。図1
0は、そのグレーコード化する際のピット位置コーディ
ングを示している。
【0014】図11は、アクセスコード121の光ディ
スク100への配置状態を示している。図11から分か
るように、5つのワードのアクセスコード121が光デ
ィスク100上に分散して記録されている。この図11
において、光ディスク100の半径方向に延びる複数の
直線は、サーボエリア120を示しており、このサーボ
エリア120、120間がデータエリア123(図9参
照)になっている。
【0015】例えば、光ディスク100の1周(1トラ
ック)が1024個のセグメントで構成されているもの
とすると、サーボエリア120も1024個存在し、こ
れらサーボエリア120に、上記アクセスコード121
のLSBワードが1周に512個、4SBワードが1周
に256個、3SBワードが1周に128個、2SBワ
ードが1周に128個、2SBワードが1周に64個、
MSBワードが1周に32個等のように合計992個記
録されている。すなわち、アクセスコード121は、光
ディスク全体として、下位側のワードほど多く、上位側
のワードほど少なく記録されている。
【0016】なお、残り32個のアクセスコード121
のうち、8個には回転同期用のユニークコードが、別の
8個にはそのユニークコードの存在するセグメント番号
を特定する情報が記録されている。そして、残り16個
には、その他の情報が記録されるようになっている。ま
た、さらに、トラックアドレスが必要な場合には、1周
に16個さらに割り付けるようになっている。
【0017】このように特開平3−130929号公報
に公表された記録媒体には、トラックアドレスの下位4
ビット分のみではなく、全てのトラックアドレスを上述
のように分散し各ワードのアクセスコード121として
記録しているため、このアクセスコード121からトラ
ックアドレスを再生することができ、ヘッダセグメント
104のアドレスエリア106への記録を省略してデー
タの記録領域を大きくすることができる。
【0018】また、本出願人は、特開平4−36257
5号公報において、トラックアドレス全体をグレーコー
ド化し、上記アクセスコードとして記録する他の技術に
よる光ディスクを公表している。
【0019】この光ディスクは、アクセスコードの上位
ワードが奇数であるか偶数であるかに応じて、それぞれ
下位ワードのコーディング規則を変えることにより、ト
ラックアドレス全体をグレーコード化したものである。
【0020】すなわち、アクセスコードの上位ワードの
値は元の値(エンコード前の値)である。このため、上
位ワードが偶数のときはそのままの値を、また、上位ワ
ードが奇数のときは補数(上記図10では7の補数、例
えば、0→7、1→6等)をとり(第1段階の処理)、
全体グレーコード化のための変換とするとともに、この
変換のなされたものに対し、その図10に示した規則で
ピット位置コーディングしたものをアクセスコードとし
て記録している(第2段階の処理)。
【0021】このようなピット位置コーディングされた
アクセスコードは、図11に示したように、LSBワー
ドが2セグメントに1回、4SBワードが4セグメント
に1回、3SBワードが8セグメントに1回等のように
光ディスク上に記録される。なお、実際には、上記アク
セスコードは、上記ピット位置コーディング(上記第2
段階の処理)によりエンボスピットで記録されるが、こ
の図11においては分かり易くするために上記第1段階
処理後のグレーコード化されたアクセスコードで示され
ている。
【0022】図12は、上記アクセスコードの各ワード
のピット模様を示している。ただし、図12に示すアク
セスコード(8進)は、実際のディスク上の配置ではな
く、上記第1段階の処理後の各ワードを示したものであ
る。なお、同図中、右上の5桁の数字は、10進数に対
して、上記第1段階の処理前の各8進表示のトラックア
ドレスを示しており、これら5桁の数字の各桁は、アク
セスコードの各ワードの値になっている。
【0023】図13は、光ディスクのサーボエリア12
0中のアクセスコード121の配列を表している。この
図13の文字、数字を正立させた状態で見て、同図の上
下方向は半径方向Rを示し、左右方向はトラック(接
線)方向を示している。左端のT行はトラック番号を表
し、H行はそれを8進の5桁(5ワード)で表し、G行
はそれを全体グレーコード化の変換を行ったものを表し
ている。右の枠の中がアクセスコード121である。
【0024】実際にはこの全体グレーコード化されたも
のの各ワードを光ディスク上で分散させ、ピット位置記
録によりエンボスされたアクセスコード121が光ディ
スク上の各セグメントのサーボエリア120に存在す
る。この図13では、簡単のためにピットではなく全体
グレーコード化された後の値で示し、データエリア12
3との物理的関係(長さなど)は無視している。
【0025】図13の上部に各セグメントのアクセスコ
ード121がトラックアドレス情報のどのワードに相当
するのかを示している。LSBワードは2セグメントに
1回、4SBワードは4セグメントに1回、3SBは8
セグメントに1回……となっている。
【0026】図13は、このようにアクセスコード12
1が記録された光ディスク上を光ピックップが軌跡A又
は軌跡Bに示すように移動する場合の読み取りアドレス
の誤差の発生について説明するための図である。図13
から分かるように、これ位の移動速度ではLSBワード
は誤差になる。したがって、そのままLSBワードを用
いた場合には、アクセスコード121の情報量が3ビッ
ト分であり、LSBワードでは8トラック分となるた
め、最大±8トラック分の誤差となる。そこで、例え
ば、LSBワードを値4に固定すると、この誤差を±4
トラック分にすることができる。なお、速度制御に用い
るトラックアドレスの桁数、すなわち、上位ワードから
どれくらいまで下の下位ワードを用いるかは、光ピック
アップの移動速度によることになる。
【0027】この図13に示す場合には、再生トラック
アドレスを4SBワードまで用い、LSBワード=4に
固定したトラックアドレス情報を用いる。したがって、
光ピックアップが軌跡Aと軌跡Bの範囲内で移動する場
合、軌跡Cの動きのように判断すればよいことになる。
このようにした場合、高速シーク時のこの最大誤差±4
トラック分は問題なくなる。また、減速時にはLSBワ
ードまで再生できるため、誤差のないトラックアドレス
情報を再生することができる。
【0028】図14は、光ピックアップが軌跡Aを描い
て高速移動する際に、LSBワード=4に固定してアク
セスコードを再生し、デコードしたトラックアドレス情
報を示している。図14には、光ピックアップが移動す
るセグメント位置(−8、−7、−6、……)、再生さ
れたアクセスコード、デコードされたトラックアドレ
ス、真のトラックアドレスの順に示している。
【0029】これにより、図14中、4角で囲って示す
アクセスコード121の4SBワードが再生されるセグ
メント毎に、誤差±4トラック以内の精度でトラックア
ドレスを得ることができるはずである。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14に示す
セグメント位置n=0では誤差が4トラック分以上にな
り、さらにセグメント位置n=+4では誤差が増えてい
る。これは、トラックアドレス全体がグレーコード化さ
れており、トラックアドレス01000とトラックアド
レス00777(8進)のトラック間ではアクセスコー
ドの2SBワード(4SBより上位)にピット位置変化
があるためである。
【0031】すなわち、セグメント位置n=−2で2S
Bワード「1」が再生された後、セグメント位置n=0
で4SBワード「0」が再生されるときには、2SBワ
ードの値が「1」から「0」に変わっているのにもかか
わらず、セグメント位置n=−2での値が残っていて、
それが全体グレーデコードに用いられるためである。
【0032】また、このように発生した誤差は、次にそ
のワードが再生されるまで訂正することができない。具
体的には、例えば、8セグメント周期で記録される3S
Bワードは8セグメント周期でしか誤差の訂正が行え
ず、16セグメント周期で記録される2SBワードは1
6セグメント周期でしか誤差の訂正が行えず、32セグ
メント周期で記録されるMSBワードは32セグメント
周期でしか誤差の訂正を行うことができない。
【0033】従来の光ディスクの再生方法においては、
このように、真の(正確な)トラックアドレスを得るま
でに、そのトラックにより、かなりの時間を要する場合
があり、結局、記録再生を開始するまでに時間を要し、
シークにも時間を要してしまうという問題があった。
【0034】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであって、誤差の訂正をワードのデコード毎に
行うことを可能とするトラックアドレスの再生方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明方法は、サーボ
エリアとデータエリアとを有するセグメントが複数形成
され、上記サーボエリア内のアクセスコードにグレーコ
ード化されたトラックアドレスの下位ワードが上位ワー
ドよりも多い頻度で分散して入れられ、上記各ワードの
パリティ情報が上記サーボエリア内のアクセスコードに
又はこのアクセスコード以外の部分に記録された光ディ
スクからトラックアドレスを再生するに際し、上記各ワ
ードのうち1つのワードについての上記アクセスコード
と上記パリティ情報を再生し、この再生されたアクセス
コードに対して上記再生されたパリティ情報を用いてグ
レーデコードを行い、このグレーデコード結果から上記
再生された1つのワードの上位ワードの誤差を訂正する
ようにしたものである。
【0036】また、この発明装置は、例えば、図面に示
すように、サーボエリア3とデータエリア4とを有する
セグメント5が複数形成され、サーボエリア内のアクセ
スコード6にグレーコード化されたトラックアドレスの
下位ワードが上位ワードよりも多い頻度で分散して入れ
られ、上記各ワードのパリティ情報7が上記サーボエリ
ア内のアクセスコードに又はこのアクセスコード以外の
部分に記録された光ディスク1からトラックアドレスを
再生するトラックアドレス再生装置において、上記各ワ
ードのうち1つのワードの上記アクセスコードと上記パ
リティ情報を再生する再生手段(11、15、12)
と、この再生手段によって再生されたアクセスコードに
対して上記再生されたパリティ情報を用いてグレーデコ
ードを行うデコード手段13と、このデコード手段によ
るグレーデコード結果から上記再生された1つのワード
の上位ワードの誤差を訂正する誤差訂正手段14とを備
えるものである。
【0037】
【作用】この発明方法によれば、光ディスクからトラッ
クアドレスを再生するに際し、アクセスコードとこのパ
リティ情報を再生し、再生したアクセスコードに対して
再生されたパリティ情報を用いてグレーデコードを行
い、このグレーデコード結果から再生アクセスコードの
上位ワードの誤差を訂正するようにしている。
【0038】この発明装置によれば、再生手段によりア
クセスコードとパリティ情報を再生する。次に、デコー
ド手段により上記再生されたアクセスコードに対して上
記再生されたパリティ情報を用いてグレーデコードを行
う。次いで、誤差訂正手段により上記グレーデコード結
果から再生アクセスコードの上位ワードの誤差を訂正す
るようにしている。
【0039】
【実施例】以下、この発明のトラックアドレスの再生方
法の一実施例が適用されたトラックアドレス再生装置の
一実施例について図面を参照して説明する。なお、以下
に参照する図面において、上記図7〜図14に示したも
のに対応するものには同一の符号を付けている。また、
繁雑さを避けるために、必要に応じて、上記図7〜図1
4をも参照して説明する。
【0040】図1は、この発明が適用される光ディスク
の例としての光ディスク1の記録フォーマットを示して
いる。この光ディスク1は、サンプルサーボ方式の光デ
ィスクである。
【0041】光ディスク1の各トラックは、N個のデー
タの記録単位となる複数のセクタ2から構成されてお
り、各セクタ2は、M個のセグメント5から構成されて
いる。各セグメント5は、サーボエリア3とデータエリ
ア4とから構成されている。ここで、サーボエリア3は
光ディスク1の1周、すなわち、1トラックに対して、
例えば、1024個設けられており、このサーボエリア
3と隣合うサーボエリア3との間がデータエリア4にな
っている。
【0042】なお、記録容量の多少が問題にならない場
合には、従来技術による光ディスクとの製造上、コンパ
チビリティ等の共用化を考えて、図7に示したように、
第1セグメントにサーボエリアとセクタマークとアドレ
スエリアを設けてもよい。
【0043】図2は、光ディスク1のサーボエリア3の
構成例を示している。各サーボエリア3には、例えば、
15ビットのトラックアドレスのうち第0ビット〜第2
ビット、第3ビット〜第5ビット、第6ビット〜第8ビ
ット、第9ビット〜第11ビット、第12ビット〜第1
4ビットの何れか3ビットを示すワード部分(単に、ワ
ードともいう。)としてのアクセスコード6と、このワ
ード部分、すなわちアクセスコード6のパリティ情報を
表すパリティ情報部分(単に、パリティ情報ともい
う。)7と、トラックの中心に配されているクロックの
同期をとるためのクロックピット108と、トラッキン
グエラー信号等を得るための、トラックの中心に対して
それぞれ外周側及び内周側に偏位した位置に配されてい
る一対のウォブルピット109とからなる同期パターン
(サーボパターンともいう。)110とが順に記録する
ように構成されている。なお、図2中、ミラーエリアは
図示しない光ピックアップから照射されるレーザ光の全
反射領域でレーザ光の強度の、いわゆるALPC(自動
レーザ光強度制御)のため等に使用されるものである。
【0044】また、図2例では、ワード部分をアクセス
コード6としてパリティ情報7と分離した形式として説
明しているが、ワード部分とパリティ情報とをまとめて
アクセスコードとしてもよい。その意味で、パリティ情
報はサーボエリア3内のアクセスコード6に記録されて
いるとしてもよく、サーボエリア3内のアクセスコード
6以外の部分に記録されているとしてもよい。
【0045】図2に示すように、3ビット1ワード構成
アクセスコード6は8つの連続する位置(8ピットと考
えても良い。)に記録され、パリティ情報7は、アクセ
スコード6のLSBビットから1つ位置をおいて(1ピ
ットを置いてと考えても良い。)2つの連続する位置
(2ピットと考えてもよい。)に記録される。なお、図
2中、上部位置に描かれている縦線はピットの区分けを
示しているが、チャンネルクロックCKを示していると
考えてもよい。
【0046】図3は、そのように記録されるアクセスコ
ード6とパリティ情報7の光ディスク1上の配列構成を
示している。図3から分かるように、アクセスコード6
は、第0ビット〜第2ビットのトラックアドレスを示す
最下位(LSB)ワード、第3ビット〜第5ビットのト
ラックアドレスを示す4SBワード、第6ビット〜第8
ビットのトラックアドレスを示す3SBワード、第9ビ
ット〜第11ビットのトラックアドレスを示す2SBワ
ード及び第12ビット〜第14ビットのトラックアドレ
スを示す最上位(MSB)ワードの計5ワードに分割さ
れ、光ディスク1上に分散して記録されており、このア
クセスコード6の各ワードには、それぞれ、パリティ情
報7が付加され記録されている。なお、図3の右上の数
値列は、図12で説明したように、トラックアドレスA
の値0〜値19までの10進数による表示、及びこれに
対応する8進数による表示の1部分を示している。
【0047】この実施例において、全体トラックアドレ
ス(単に、トラックアドレスともいう。)Aは、15ビ
ットの2進数[A14,A13,A12,A11,A1
0,A9,A8,A7,A6,A5,A4,A3,A
2,A1,A0」=Aで表される。
【0048】そして、このようにグレーコード化された
アクセスコード6は、図10に示したような0〜7の計
8つの記録位置に分けられて記録されることにより、全
体的にもグレーコード化されて記録されている(ピット
位置コーディング)。
【0049】アクセスコード6は、上位ワードが奇数で
あるか偶数であるかにより、その下位ワードの変換を異
にしている。例えば、図3において、トラックアドレス
A=0〜7についての上位ワードとしての4SBワード
では、4SBワードのグレーコード化された値が値=0
(図10をも参照)であるので偶数(パリティ情報も偶
数=0)であり、下位ワードとしてのLSBワードの値
0〜値7までは8進の正論理のグレーコード(2 out
of 8)で記録されている。
【0050】一方、トラックアドレスA=8〜15につ
いての上位ワードとしての4SBワードでは、4SBワ
ードのグレーコード化された値が値=1であるので奇数
(パリティ情報も奇数=1)であり、下位ワードとして
のLSBワードの値8〜15までは8進の負論理のグレ
ーコードで記録されている。
【0051】このようにアクセスコード6をグレーコー
ド化して光ディスク1上に記録すると、このアクセスコ
ード6のMSBワード〜LSBワードは、それぞれ、図
3に示したようなピット模様になる。なお、実際には、
上記アクセスコード6は、上記ピット位置コーディング
によりエンボスピットで記録されるが、この図3におい
ては分かり易くするために上記グレーコード化されたア
クセスコード6で示している。
【0052】図11に示したように、グレーコード化さ
れたアクセスコード6は、より下位ワードの出現頻度が
より上位ワードの出現頻度よりも高くなるように記録さ
れている。具体的に説明すると、図11において、5つ
のワードのアクセスコード6が光ディスク1上に分散し
て記録されている。光ディスク1の半径方向に延びる複
数の直線は、上述したサーボエリア3を示しており、例
えば、光ディスク1の1周(1トラック)が1024個
のセグメントで構成されているものとすると、サーボエ
リア3も1024個存在し、これらサーボエリア3に、
アクセスコードのLSBワードが1セグメント置きに、
4SBワードが4セグメント置きに、3SBワードが8
セグメント置きに、2SBワードが16セグメント置き
に、MSBワードが32セグメント置きに現れるように
なっている。
【0053】図4は、このようにグレーコード化されて
記録されているアクセスコードからトラックアドレスを
再生する本発明の一実施例のトラックアドレス再生装置
の構成を示している。なお、図4において、各ブロック
間を接続するデータ線等である矢印付き線中に短斜線を
交差させ、その短斜線の側に記入している数字はビット
(データ線の数)を表している。短斜線の記入していな
い矢印付き線は、アナログ信号線または1ビットのデー
タ線である。
【0054】このトラックアドレス再生装置は、基本的
には、光ディスク1のサーボエリア3にエンボスピット
(プリピット)として記録されているアクセスコード
6、パリティ情報7及びサーボパターン110等のピッ
ト位置(ピットが形成された位置)を検出するピット位
置検出部11と、サーボエリア3を検出し、このサーボ
エリア3に記録されているアクセスコード6及びパリテ
ィ情報7を再生するアクセスコード・パリティ情報再生
部12と、再生アクセスコードのワード中のLSBビッ
ト(単に、LSBというほうが正しいが、LSBワード
と区別するためにLSBビットという。)とパリティ情
報とで所定のチェックを行い、このチェック結果により
アクセスコードのデコードを行うアクセスコードデコー
ド部13と、デコードされたアクセスコードのパリティ
とその上位のワードのパリティとを比較して誤差の訂正
を行うトラックアドレス誤差訂正部14と、これらピッ
ト位置検出部11、アクセスコード・パリティ情報再生
部12、アクセスコードデコード部13、トラックアド
レス誤差訂正部14に接続され制御手段としても機能す
るタイミングコントローラ15とを備える。すなわち、
タイミングコントローラ15は、タイミング発生器とコ
ントローラとを含む。コントローラはCPU,ROM,
RAM,その他のインタフェース等を含むもの(例え
ば、1チップマイクロコンピュータ等)又はDSP(デ
ジタルシグナルプロセッサ)等で構成することができ
る。
【0055】ピット位置検出部11は、アクセスコード
6、パリティ情報7及びサーボパターン108等の再生
RF信号PPRF(pre pit RF)をデジタル化して出力
するA/D変換器23と、このA/D変換器23からの
再生データの最大値が記録される第1のレジスタ24
と、A/D変換器23からの現在の再生データの値及び
上記第1のレジスタ24からの再生データを比較し、こ
の比較結果の2値出力CXをタイミングコントローラ1
5に供給する比較器25とで構成されている。
【0056】アクセスコード・パリティ情報再生部12
は、タイミングコントローラ15からの、アクセスコー
ドの記録開始位置であることを示す反転インヒビットデ
ータ(反転INIT)によりカウントを開始し、0〜7
のカウントを行うカウンタ27と、タイミングコントロ
ーラ15からの各反転イネーブルロードデータ(反転E
NC、反転ENP)によりカウンタ27からのカウント
値がアクセスコード6として蓄えられる第2のレジスタ
28とパリティ情報7(PTY)が蓄えられる第3のレ
ジスタ29とを有している。
【0057】アクセスコードデコード部13は、再生ア
クセスコードのワードを構成するLSBビットC0とパ
リティ情報PTYとのチェックを行うEXORゲート
(排他的論理和ゲート、以下EXORという。)31
と、このチェック結果PTYCに応じて再生アクセスコ
ードをグレーデコードするEXOR32、33とを有し
ている。パリティチェック結果PTYCはタイミングコ
ントローラ15にも供給される。
【0058】トラックアドレス誤差訂正部14は、アク
セスコードデコード部13で新たにデコードされた3ビ
ットのワード[D2,D1,D0]分のトラックアドレ
ス情報、又はすでに第4のレジスタ35に保持されてい
るトラックアドレス情報の3ビットのワード、例えば、
3SBワード「A8,A7,A6]のどちらのワードを
選択するかを決定するそれぞれ2入力の第1〜第5のセ
レクタ36〜40と、トラックアドレス情報の上位方向
(上位ワード方向)の誤差を訂正するためのそれぞれ3
入力の第6〜第9のセレクタ41〜44とそれぞれ2入
力の第1〜第4の加算器45〜48と、誤差の訂正がな
された15ビットのトラックアドレス情報Aを、タイミ
ングコントローラ15からの反転ロードイネーブルデー
タ(反転ENA)により蓄え保持する第4のレジスタ3
5とを有する。
【0059】第1〜第5のセレクタ36〜40の切換制
御端子には、タイミングコントローラ15からそれぞれ
1ビットの選択信号SELd0、SELd1、SELd
2、SELd3、SELd4が供給される。
【0060】これら1ビットの選択信号SELd0、S
ELd1、SELd2、SELd3、SELd4がロー
レベル「0」のときには、入力端子0側に供給されてい
る新たに再生されデコードされたワード[D2,D1,
D0]が出力され、ハイレベル「1」のときには入力端
子1側に供給されている第4のレジスタ35に蓄えられ
ているワード「A○+2,A○+1,A○](○は0、
3、6、9、12)が出力される。
【0061】第2〜第5のセレクタ37〜40の出力デ
ータは3ビット(ワード)加算器45〜48のそれぞれ
一方の入力に供給され、第1のセレクタ36の3ビット
の出力データはトラックアドレス情報のLSBワードと
して第4のレジスタ35に供給される。
【0062】加算回路45〜48の他方の入力端子には
第6〜第9のセレクタ41〜44から誤差訂正用のワー
ドデータ[1,1,1,]=7、[0,0,0]=0、
[0,0,1]=1のいずれか1つのデータが供給され
る。なお、誤差訂正用のワードデータ[1,1,
1,]、[0,0,0]、[0,0,1]はタイミング
コントローラ15から第5〜第7のセレクタ41〜44
の入力端子0,1,2にそれぞれ供給され、同じくタイ
ミングコントローラ15から第5〜第7のセレクタ41
〜44の切換制御端子に供給される2ビットの選択信号
SELa1〜SELa4の値0〜2により、対応する入
力端子に供給されている誤差訂正用のワードデータ
[1,1,1,]、[0,0,0]、[0,0,1]が
出力される。第1の加算器45の桁上げ(キャリーイン
ともいう。)入力端子Cinは、桁上がり0値として接
地されている。第1の加算器45の桁上げ(キャリーア
ウトともいう。)Coutは第2の加算器46の桁上げ
入力端子Cinに接続され、同様にして、最終的に、第
3の加算器47の桁上げ出力端子Coutが第4の加算
器48の桁上げ入力端子Cinに接続される。
【0063】第1〜第4の加算器45〜48の3ビット
出力データはそれぞれトラックアドレス情報の4SBワ
ード、3SBワード、2SBワード及びMSBワードと
して第4のレジスタ35に供給される。そして、15ビ
ットのトラックアドレス情報A=[A14,A13,A
12,A11,A10,A9,A8,A7,A6,A
5,A4,A3,A2,A1,A0」は、タイミングコ
ントローラ15に、4SBワード、3SBワード、2S
Bワード及びMSBワードのそれぞれパリティビット、
すなわち、LSBビットA3,A6,A9,A12と残
りのビットの形式で供給される。
【0064】次に図4例のトラックアドレス再生装置の
動作について説明する。
【0065】記録再生時には、光ディスク1が図示しな
いスピンドルモータにより、例えば、角速度一定で回転
駆動され、周知の光ピックアップ及びRF信号処理回路
(いずれも図示していない)を通じて端子21に、光デ
ィスク1上にエンボスされたアクセスコード6、パリテ
ィ7情報などのエンボスピット(プリピット)に係わる
再生RF信号PPRFが供給され、これがA/D変換器
23に供給される。
【0066】A/D変換器23には、例えば、タイミン
グコントローラ15からの図示しないシステムクロック
(図2に示す周期CKのチャンネルクロック)が供給さ
れており、このシステムクロックに基づいてRF信号P
PRFのサンプリングを行い、このRF信号PPRFを
デジタル化して、アクセスコード6とパリティ情報7を
有する8ビットのRFデータに変換し、これを第1のレ
ジスタ24及び比較器8に供給する。
【0067】この場合、第1のレジスタ24に保持され
た値とA/D変換器23で現在A/D変換された値とが
比較器25で比較され、現在A/D変換された値が第1
のレジスタ24に保持されている値に比較して大きい値
であった場合には、比較器25の出力CXがハイレベル
「1」になり、そのとき、レジスタ24に加えられる反
転イネーブル信号ENCPがアクティブになり、第1の
レジスタ24に現在A/D変換された値が保持されるよ
うになっている。したがって、第1のレジスタ24に
は、アクセスコード6領域でのピット振幅の最大値が保
持されることになる。このようにして、図2中のアクセ
スコード6中のハッチングで示すピットのほぼ中央位置
を比較器25のハイレベル「1」の出力CXのタイミン
グで特定することができる。なお、ピットは、例えば、
半球状に凹みが形成されていると考えてもよい。
【0068】一方、カウンタ27は、図示しない光ピッ
クアップが図2に示すアクセスコード6領域上を相対的
に移動中にはタイミングコントローラ15から供給され
るチャンネルクロック(図2参照)CKにより0〜7ま
でカウントし、パリティ情報7領域では0から1までカ
ウントするようになっている。そして、図2中のアクセ
スコード6中のハッチングで示すピットのほぼ中央位置
を特定する比較器25のハイレベル「1」出力CKのタ
イミングでタイミングコントローラ15から反転インヒ
ビット信号INITが供給されることで、その位置から
カウンタ27のカウントが0、1、2、…と開始され、
パリティ情報7の1ピット分前までのカウンタ27によ
るチャンネルクロックCKのカウント値が第2のレジス
タ28にロードされる。
【0069】このようにして、第1のレジスタ24の制
御信号である反転ロードイネーブル信号ENCがアクセ
スコード6に関係するタイミングでアクティブになり、
これにより、第2のレジスタ28に再生アクセスコード
6のピット位置情報、すなわち、3ビットのアクセスコ
ード(ワード;MSBワード、2SBワード、3SBワ
ード、4SBワード及びLSBワード)の値[C2,C
1,C0]が保持される。
【0070】同様にして、制御信号である反転ロードイ
ネーブル信号ENPがパリティ情報に関係するタイミン
グでアクティブになり、第3のレジスタ29にアクセス
コード6(ワード)の値[C2,C1,C0]に対応す
る1ビットのパリティ情報PTY(サーボエリア3に記
録されているパリティ情報7に対応する値)が保持され
る。
【0071】第2のレジスタ28に保持されたアクセス
コード6のデコードは、再生アクセスコードのピット位
置情報、すなわち3ビットのアクセスコード6のLSB
ビットC0とパリティ情報PTYのEXOR31による
排他的論理和のチェック結果PTYCに基づいて行われ
る。すなわち、チェック結果PTYCがハイレベル
「1」のときには、再生アクセスコード[C2,C1,
C0]の補数をEXOR31〜33によりとることによ
りグレーデコードが行われ、デコードされたアクセスコ
ード[D2,D1,D0]が得られる。一方、チェック
結果PTYCがローレベル「0」のときには、再生アク
セスコード[C2,C1,C0]がそのままの値でデコ
ードされたアクセスコード[D2,D1,D0]として
得られる。
【0072】図5は、アクセスコードデコード部13の
他の回路例(アクセスコードデコード部13Aとす
る。)を示しており、図4例中のアクセスコードデコー
ド部13の回路に比較してEXOR31の出力信号であ
るパリティチェック結果PTYCと再生アクセスコード
のLSBビットC0を入力とする別のEXOR34を挿
入し、このEXOR34の出力信号を再生アクセスコー
ドのデコード結果のLSBビットD0 として用いるよう
にした点のみが異なる。図5例のアクセスコードデコー
ド部13Aの回路機能は、図4に示すアクセスコードデ
コード部13と全く同一の機能を有し、より分かり易く
構成したものである。
【0073】第1〜第5のセレクタ36〜40は、アク
セスコードデコード部13で、デコードされたアクセス
コードが得られたとき、言い換えれば、そのデコードの
タイミングで、得られたアクセスコードが、例えば、L
SBワードである場合には、再生されデコードされたア
クセスコード[D2,D1,D0]を第1のセレクタ3
6でのみ選択して出力するようにタイミングコントロー
ラ15からの選択信号SELd0〜d4に基づく動作が
行われる。言い換えれば、今、再生されデコードされた
ワードのアクセスコード[D2,D1,D0]が選択し
て出力され、その他のセレクタ、この場合、第2〜第5
のセレクタ37〜40からは、第5のレジスタ35に保
持されているそれ以前のアクセスコード、すなわち、4
SBワード[A5,A4,A3]、3SBワード[A
8,A7,A6]、2SBワード[A11,A10,A
9]、MSBワード[A14,A13,A12]が選択
されて出力されるようになっている。
【0074】第6〜第9のセレクタ41〜44と第1〜
第4の加算器45〜48は、上位方向(上位ワード方
向)の誤差(ずれ)分の訂正(補正)動作を行うもので
ある。すなわち、この全体グレーコード化された光ディ
スク1においては、トラックアドレスを構成する或るワ
ードが奇数(パリティ情報PTYが奇数「1」)であっ
た場合、その下位のワードは補数をとってピット位置コ
ーディングして記録されている。例えば、第3図中のト
ラックアドレス0〜7(10進)の4SBワードと5S
Bワードの部分において、4SBワードの値は値「0」
であり、パリティ情報PTYは偶数「0」であるので、
その下位のワードである5SBワードは補数をとらない
でピット位置コーディングされている。一方、トラック
アドレス8〜15の4SBワードと5SBワードの部分
において、4SBワードの値は値「1」であり、パリテ
ィ情報PTYは奇数「1」になるので、その下位のワー
ドである5SBワードは補数がとられてピット位置コー
ディングされていることが分かる。
【0075】したがって、再生されたワードのパリティ
チェック結果PTYCとそのすぐ上位ワード(4SBワ
ードからMSBワードまでのいずれかのワード)の偶奇
(各ワードのパリティビットであるLSBビットA3、
A6、A9、A12の値で分かる)が一致しなかった場
合、上位側のワードにずれが発生したと考えられる。な
お、この判断処理はタイミングコントローラ15中のコ
ントローラで行われる。
【0076】具体的に説明すると、再生ワードが補数表
現の値、言い換えれば、パリティチェック結果PTYC
がハイレベル「1」の奇数であって、すぐ上位のワード
がローレベル「0」の偶数であった場合、及び再生ワー
ドがそのままの値、言い換えれば、パリティチェック結
果PTYCがローレベル「0」の偶数であって、すぐ上
位ワードがハイレベル「1」の奇数であった場合に、ず
れが生じたとみなして訂正を行う。
【0077】ここで、各ワードの偶奇を確かめるために
は上述したようにタイミングコントローラ15により各
ワードのLSBビットをみればよい、すなわち、各ワー
ドの最下位ビットA3,A6,A9,A12を対応する
各ワードに応じて用いてみればよい。なお、A0は、最
下位ワードのLSBなので考える必要がない。
【0078】この場合の訂正は、パリティチェックを行
ったワードより上位のトラックアドレス情報の1ビット
分を行うが、実際に、上位側が1ビット分ずれていてこ
の再生ワードのアクセスコードが正しいのは、グレーコ
ードの性質から考慮するとこの再生ワードの値が7(最
大値)か0(最小値)の場合だけである。この再生ワー
ドのデコード後の値で値7の場合は、この再生ワードよ
り上位のトラックアドレス情報に−1を加算することを
意味し、値0の場合は+1を加算することを意味する。
再生ワードのデコード後の値が値7又は値0であること
は再生ワードであるアクセスコード[D2,D1,D
0]を確かめればよいが、最小限D0を確かめること
で、値7と値0の区別をすることができる。
【0079】以下、具体的に3SBワードの再生・デコ
ード時における、誤差訂正動作について説明する。
【0080】この場合、上述したように、第3のセレク
タ38では、デコードされた3SBワード[D2,D
1,D0]が選択されて出力されるが、その他のセレク
タ36、37、39、40では、残りの各ワードに対応
するトラックアドレス情報であるMSBワード[A1
4,A13,A12]、2SBワード[A11,A1
0,A9]、3SBワード[A8,A7,A6]、4S
Bワード[A5,A4,A3]が選択される。
【0081】第6のセレクタ41は、3SBワードより
下位のワードであるので、この場合には関係がなく、選
択信号SELa1は、SELa1=1が供給され、セレ
クタ41からワード[0,0,0]が出力されるので、
第1の加算器45からは4SBワード[A5,A4,A
3]がそのまま第4のレジスタ35に供給される。第1
の加算器45の桁上がり出力Coutも値0である。
【0082】第7のセレクタ42については、パリティ
チェック結果PTYCを用いてデコードされた3SBワ
ード[D2,D1,D0]がそのまま用いられるので、
選択信号SELa2は、SELa2=1が供給され、第
6のセレクタ41と同様に第7のセレクタ42からワー
ド[0,0,0]が出力されるので、第2の加算器46
からは3SBワード[D2,D1,D0]がトラックア
ドレス情報の3SBワード[A8,A7,A6]が第4
のレジスタ35に供給される。なお、第2の加算器46
の桁上がり入力Cin及び桁上がり出力Coutはとも
に値0である。
【0083】次に、再生されデコードされた3SBワー
ド[D2,D1,D0]のパリティチェック結果PTY
Cとその上位ワードの2SBワード[A11,A10,
A9]の偶奇が一致した場合、すなわち、パリティチェ
ック結果PTYCがハイレベル「1」でビットA9がハ
イレベル「1」であるか、パリティチェック結果PTY
Cがローレベル「0」でビットA9がローレベル「0」
である場合には、誤差を訂正する必要がないので、第8
及び第9のセレクタ43、44の選択信号SELa3、
SELa4はともに、SELa3=SELa4=1とな
り、第8及び第9のセレクタ43、44からはともにワ
ード[0,0,0]がそれぞれ第3及び第4の加算器4
7、48に供給される。結局、第3の加算器47の桁上
がり入力Cinと桁上がり出力Cout及び第4の加算
器48の桁上がり入力Cinともに値0である。
【0084】したがって、再生されデコードされた3S
Bワード[D2,D1,D0]のパリティチェック結果
PTYCとその上位ワードである2SBワード[A1
1,A10,A9]の偶奇が一致した場合には、第4の
レジスタ35に蓄えられていたトラックアドレス情報の
うち、再生されデコードされた3SBワード[D2,D
1,D0]のデータのみが更新され、残りのトラックア
ドレス情報は、現に蓄えられているトラックアドレス情
報Aがそのまま用いられることになる。
【0085】一方、3SBワードのパリティチェック結
果PTYCと2SBワードの偶奇が一致しなかった場
合、すなわち、パリティチェック結果PTYCがハイレ
ベル「1」でビットA9がローレベル「0」であるか、
パリティチェック結果PTYCがローレベル「0」でビ
ットA9がハイレベル「1」である場合には、誤差を訂
正する必要がある。
【0086】ここで、デコードされた3SBワード[D
2,D1,D0]が値0=[0,0,0]の場合、選択
信号SELa3は値2になり、SELa4は値1にな
り、第8のセレクタ43からはワード[0,0,1]が
出力され、第9のセレクタ48からはワード[0,0,
0,]が出力される。これにより、2SBワード以上の
トラックアドレス情報に+1されることになり、誤差訂
正動作が行われることになる。また、デコードされた3
SBワード[D2,D1,D0]が値7=[1,1,
1]の場合、選択信号SELa3は値0になり、SEL
a4は値0になり、第8のセレクタ43からはワード
[1,1,1]が出力され、第9のセレクタ48からは
ワード[1,1,1,]が出力される。これにより、2
SBワード以上のトラックアドレス情報に−1されるこ
とになり、誤差訂正動作が行われることになる。なお、
再生されデコードされた3SBワードが値7又は値0で
あることは、最小限、ビットD0が値1か値0であるか
どうかを確認すれば、それら値7と値0の区別が判断さ
れる。
【0087】このようにして図4例のトラックアドレス
再生装置によるトラックアドレスの誤差の訂正動作が行
われる。
【0088】図6は、第6〜第9のセレクタ41〜44
の選択信号SELa1〜SELa4の値を、0、1又は
2のいずれの値に決定するかを決めるための式を掲げた
図であり、これらの式はタイミングコントローラ15中
の論理回路又はROMに表(テーブル)1として格納さ
れている。なお、図6中、例えば、SELa1;0は、
第6のセレクタ41のワード[1,1,1]を選択する
ための条件式を表し、LSBmで与えられるということ
を意味している。LSBdec、4SBdec、3SB
dec、2SBdecは各ワードのデコードタイミング
を示し、デコード中のタイミングにあるもののみがハイ
レベル「1」、非デコード中のタイミングにあるものは
ローレベル「0」になっている。また、符号#は論理和
を表し、符号&は論理積を表し、符号!は否定を表して
いる。
【0089】このように上記実施例によれば、光ディス
ク1からトラックアドレスを再生するに際し、まず、ピ
ット位置検出手段であるピット位置検出部11により光
ディスク1にエンボスピットで記録されているアクセス
コード6及びパリティ情報7の位置を最大値検出方式に
より検出する。なお、ピット位置検出手段にはタイミン
グコントローラ15を含めて考えてもよい。
【0090】次に、カウンタ27を利用するアクセスコ
ード・パリティ情報再生部12により、アクセスコード
6とパリティ情報7を再生し、記憶手段であり保持手段
であるレジスタ28、29にそれぞれ保持する。なお、
アクセスコード・パリティ情報再生部12にはタイミン
グコントローラ15を含めて考えてもよい。
【0091】次いで、レジスタ29に保持されているパ
リティ情報PTYとレジスタ28に保持されている再生
ワードのパリティビット(LSBビット)とをパリティ
排他的論理和手段でありパリティ比較手段としてのEX
OR31によって処理する。
【0092】このパリティ比較結果PTYCが同じパリ
ティ(偶奇)を表す「0」であった場合には、デコード
手段であるEXOR32、EXOR33により再生ワー
ド[C2,C1,C0]をそのままデコードワード[D
2,D1,D0]として出力する。パリティ比較結果P
TYCが異なるパリティを表す「1」であった場合に
は、EXOR32、EXOR33により再生ワード[C
2,C1,C0]の各ビットを反転したワード、言い換
えれば、補数のワードをデコードワード[D2,D1,
D0]として出力する。
【0093】次に、選択手段である第1〜第5のセレク
タ36〜40から、今、現に再生しデコードしたワード
[D2,D1,D0]とそれ以外の以前に再生しデコー
ドした残りの4つのワード[A○+2,A○+1,A
○]を誤差訂正手段としてのトラックアドレス誤差訂正
部14に出力する。なお、選択手段にはタイミングコン
トローラ15を含めて考えてもよい。
【0094】次いで、タイミングコントローラ15を含
むトラックアドレス誤差訂正手段としてのトラックアド
レス誤差訂正部14において、現に再生されたワード
[D2,D1,D0]のパリティチェック結果PTYC
とそのすぐ上位ワードのパリティ(偶奇)が一致しなか
った場合には、上位側のワードにずれが発生したとみな
すことができるので、上述した誤差訂正処理を行う。
【0095】このように、上記実施例によれば、トラッ
クアドレス全体をグレーコード化、そのアドレスの各ワ
ード(アクセスコード)6をセグメント5に分散させ、
各ワード6のパリティ情報7が記録された光ディスク1
に対して、主に高速シーク中のトラックアドレスの再生
を行う際、再生された各ワードのアクセスコード6に対
してパリティ情報PTYを用いてデコードしている。そ
して、このワード6の再生及びデコードの度に誤差の訂
正処理を行うようにしている。このため、真の(正確
な)トラックアドレスAを得るまでの時間が短縮される
という効果が達成される。したがって、記録再生を開始
するまでの時間が短縮され、シーク時間も短縮されると
いう派生的な効果も達成される。
【0096】この発明は上記の実施例に限らずこの発明
の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ることは
もちろんである。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明方法によ
れば、光ディスクからトラックアドレスを再生するに際
し、アクセスコードとこのパリティ情報を再生し、再生
したアクセスコードに対して再生されたパリティ情報を
用いてグレーデコードを行い、このグレーデコード結果
から再生アクセスコードの上位ワードの誤差を訂正する
ようにしている。このため、光ディスクから読み取った
トラックアドレスに対応するアクセスコードについての
誤差の訂正をワードのデコードの度に行うことが可能と
なり、真の(正確な)トラックアドレスを得るまでの時
間が短縮されるという効果が達成される。したがって、
記録再生を開始するまでの時間が短縮され、シーク時間
も短縮されるという派生的な効果が達成される。
【0098】この発明装置によれば、再生手段によりア
クセスコードとパリティ情報を再生する。次に、デコー
ド手段により上記再生されたアクセスコードに対して上
記再生されたパリティ情報を用いてグレーデコードを行
う。次いで、誤差訂正手段により上記グレーデコード結
果から再生アクセスコードの上位ワードの誤差を訂正す
るようにしている。このため、光ディスクから読み取っ
たトラックアドレスに対応するアクセスコードについて
の誤差の訂正をワードのデコードの度に行うことが可能
となり、真の(正確な)トラックアドレスを得るまでの
時間が短縮されるという効果が達成される。したがっ
て、記録再生を開始するまでの時間が短縮され、シーク
時間も短縮されるという派生的な効果が達成される。ま
た、デコード手段により上記再生されたアクセスコード
に対して上記再生されたパリティ情報を用いてグレーデ
コードを行うようにしているので装置の規模も比較的に
小さくできるという派生的な効果も達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクの記録フォーマットの例を示す線図
である。
【図2】図1に示す光ディスク中のサーボエリアに記録
されているアクセスコード及びパリティ情報等を示す線
図である。
【図3】図1に示す光ディスク中のサーボエリアに記録
されているグレーコード化されたアクセスコード及びパ
リティ情報のピット模様を示す線図である。
【図4】この発明の一実施例のトラックアドレス再生装
置の構成を示す回路ブロック図である。
【図5】図4例中のデコード部の他の例を示す回路ブロ
ック図である。
【図6】図4例の一部動作説明に供される線図である。
【図7】トラックアドレスをグレーコード化して記録し
た従来の技術に係る光ディスクの記録フォーマットを示
す線図である。
【図8】アクセスコードをグレーコード化するためのピ
ット位置コーディングを説明するための線図である。
【図9】従来の技術に係わる光ディスクの記録フォーマ
ットを示す線図である。
【図10】光ディスクのアクセスコードをグレーコード
化するためのピット位置コーディングを説明するための
線図である。
【図11】MSBワード〜LSBワードに分散されて光
ディスク上に記録されているアクセスコード(分散アド
レスフォーマット)を示す線図である。
【図12】分散アドレスフォーマットの従来の技術に係
る光ディスク上に記録されたアクセスコードのMSBワ
ード〜LSBワードのピット模様を示す線図である。
【図13】図12例の分散アドレスフォーマットの光デ
ィスク上を移動する光ピックアップの軌跡を示す線図で
ある。
【図14】図13例中の軌跡上から再生されるトラック
アドレスを示す線図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 セクタ 3 サーボエリア 4 データエリア 5 セグメント 6 アクセスコード 7 パリティ情報 11 ピット位置検出部 12 アクセスコード・パリティ情報再生部 13 アクセスコードデコード部 14 トラックアドレス誤差訂正部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボエリアとデータエリアとを有する
    セグメントが複数形成され、上記サーボエリア内のアク
    セスコードにグレーコード化されたトラックアドレスの
    下位ワードが上位ワードよりも多い頻度で分散して入れ
    られ、上記各ワードのパリティ情報が上記サーボエリア
    内のアクセスコードに又はこのアクセスコード以外の部
    分に記録された光ディスクからトラックアドレスを再生
    するに際し、 上記各ワードのうち1つのワードについての上記アクセ
    スコードと上記パリティ情報を再生し、この再生された
    アクセスコードに対して上記再生されたパリティ情報を
    用いてグレーデコードを行い、このグレーデコード結果
    から上記再生された1つのワードの上位ワードの誤差を
    訂正するようにしたトラックアドレスの再生方法。
  2. 【請求項2】 サーボエリアとデータエリアとを有する
    セグメントが複数形成され、上記サーボエリア内のアク
    セスコードにグレーコード化されたトラックアドレスの
    下位ワードが上位ワードよりも多い頻度で分散して入れ
    られ、上記各ワードのパリティ情報が上記サーボエリア
    内のアクセスコードに又はこのアクセスコード以外の部
    分に記録された光ディスクからトラックアドレスを再生
    するトラックアドレス再生装置において、 上記各ワードのうち1つのワードの上記アクセスコード
    と上記パリティ情報を再生する再生手段と、 この再生手段によって再生されたアクセスコードに対し
    て上記再生されたパリティ情報を用いてグレーデコード
    を行うデコード手段と、 このデコード手段によるグレーデコード結果から上記再
    生された1つのワードの上位ワードの誤差を訂正する誤
    差訂正手段とを備えるトラックアドレスの再生装置。
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