JPH06259778A - 光ディスク及び光ディスク読み取り装置 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク読み取り装置

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JPH06259778A
JPH06259778A JP4533493A JP4533493A JPH06259778A JP H06259778 A JPH06259778 A JP H06259778A JP 4533493 A JP4533493 A JP 4533493A JP 4533493 A JP4533493 A JP 4533493A JP H06259778 A JPH06259778 A JP H06259778A
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JP
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code
pit
optical disk
optical disc
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JP4533493A
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English (en)
Inventor
Susumu Chiaki
進 千秋
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプルサーボ方式等のアクセスコード或は
アドレスコードをグレイコード化し、高速読み取り可能
で両コードの冗長度を抑えた光ディスク及び光ディスク
読み取り装置を得る。 【構成】 アクセスコード或はアドレスコードをグレイ
コード化して、光ディスクに刻設する際にピットを長溝
ピット15cと成し、長溝ピットのエッジ位置でサンプ
リングしてエッジ位置を検出し、アクセス或はアドレス
情報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク及び光ディス
ク読み取り装置に係わり、特にサンプルサーボフォーマ
ットの光ディスクのアクセスコード或はアドレスコード
をグレイコードに構成させ、これらコードの前後エッジ
でコードを読み取る様にした光ディスク及び光ディスク
読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光ディスク、特に追記型や書換
型ディスクではアクセス時間やシークタイムの優位性等
でCAV(Constant Angular Velocity)の等角速度回転
方式が用いられ、今日までに種々の仕様が提案されてい
る。特に近時トラック1周当り1376個のクロック同
期ピットを担体に付与するサンプルサーボ方式(Sample
d servo :以下SS方式と記す)が提案されている。
【0003】この様なSS方式のディスクはサーボ領域
内にアクセスコードを設けてアクセスの高速化を図るた
めに、グレイコード化している。図8にその1例を示
す。
【0004】図8は例えば、書換型光ディスク1のセグ
メントのフォーマットを示すもので、サーボ領域2並に
データ領域3より構成され、サーボ領域2内には前記し
た様にアクセスの高速化を図るためにアクセスコード4
が設けられ、後述するも、このアクセスコードはグレイ
コード(Gray Code)化されている。このグレイコードは
連続する数を2進表現したとき、隣接する数の表現が互
に1つだけ異なる様に造られた2進コードでこの様にす
ることで読み出し性能の向上を図っている。
【0005】サーボ領域2内のアクセスコード4のピッ
トの後にサーボピット5が千鳥マーク、即ちウォーブリ
ングされて担体にインポスされる。サーボピット5のト
ラック中心位置にあるものはクロックピット6であり、
このクロックピット6の前後にウォーブルピット7,7
が設けられ、このサーボピット5の後に鏡面部8を設
け、その後にデータ領域3が続いている。
【0006】この様なアクセスコード4をグレイコード
化した3.5インチ光データの例を図9に示す。図9で
縦軸A.Iはアクセス情報データで横軸P.Pはピット
列方向で2ピット15a及び15bを用いてグレイコー
ド化しているが、再生時のサンプリング点はピットの中
心(1〜6で示す)と成るが、このコードの占める領域
は前後のギャップを含め1ピット分=1ck(クロッ
ク)とすると8ck分となる。
【0007】図10は始めのピットと後ろのピットで波
形干渉をなくすために中間にギャップ部D=1ckを設
けた場合で、この場合は9ck分必要となるが、始めと
後ろのピットとの間には必ず1ピット分、空けると云う
規則を用いれば、図9で示した構成としてもよく8ck
で構成可能と考えても良いことになる。
【0008】図11及び図12は書換可能光ディスクの
アクセスコードをグレイコード化した更に他の実施例を
示すもので、図9及び図10に比べて、領域は広くなる
が情報量は多くなる。図11では1ピット分=1ckと
するとトラック方向のピット長は11ck分、図12で
は前後に1ピット分とって全体で12ck分を必要とし
ている。
【0009】上述の図8ではアクセスコードのフォーマ
ットのピットについて説明したが、図11では光ディス
ク中のセクタ中に含まれるアドレスコードのフォーマッ
トのピットについて説明する。
【0010】即ち、図13A〜図13Dはアドレスコー
ドの例を示すもので、CAV記録されるセクタ毎のデー
タセグメントの前には第1及び第2のヘッダ部、即ち、
図13A及びBに示す如きヘッダ1及びヘッダ2を有
し、ヘッダ2の後にデータセグメント1〜データセグメ
ント30が続いている。この内、データセグメント1〜
データセグメント30は図8で示したと同様にサーボ領
域2並にデータ領域3より構成されている。
【0011】ヘッダ2は本発明と直接関係ないので詳細
は省略するが、サーボ領域2の後にデータ及びテスト書
込領域を有している。又図13Aのデータセグメント1
〜データセグメント30の構成を図13Cに示す。即
ち、サーボ領域2の後は1〜20バイトで構成されてい
る。
【0012】更にヘッダ1のフォーマットを図13Dに
示す。ヘッダ1はサーボ領域2の後にトラックアドレス
〔TA,TA(バー)〕10及びセクタアドレス(S
A)11がピットの型で予めディスクにインポスされ
る。
【0013】トラックアドレス(10)のTAはTA
(MSB),TA(2SB),TA(3SB),TA
(4SB),TA(LSB)及びTA(バー)のLS
B,4SB,3SB,2SB,MSBから成り、MSB
がトラックアドレス10の上位側、LSBがトラックア
ドレス10の下位側と成っている。尚セクタアドレスの
SA(LSB)の後はレーザパワー制御領域部9であ
る。
【0014】図14は図13Dに示すトラックアドレス
10の1部TA(MSB),TA(2SB),TA(L
SB)の各バイトのアドレスコードをグレイコード化し
て示している。
【0015】この図14のトラックアドレス10のTA
(LSB)の12で示すトラック領域でのアドレスコー
ドは図10Aと同様のアクセスコードとなることは明ら
かである。尚、図14でトラックアドレス10のTA
(LSB)では領域13に示す様に8トラック毎にコー
ドをインバート(図10Aで上下反転)させている。依
って、同様にトラックアドレス10のTA(MSB)で
は16×16×16×16トラックおきに、TA(2S
B)では16×16×16トラックおきにコードがイン
バートされることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成で示し
た様に書換え用の光ディスクに予めピットとして記録さ
れるアクセスコードは1つのセクタ中のデータセグメン
ト1〜30中のサーボ領域中に8ck分のピットポジシ
ョンを占有することになり、すべてのセクタについて考
えれば膨大なピット数と成る。
【0017】同様にヘッダ1中のアドレスコード等も考
えれば、更にその占有領域は増大する。
【0018】本発明は叙上の問題点を解消しようとする
もので、その目的とするところは予めインポス状に刻設
されるピット長を1クロック(1ck)分でも短くする
様に構成した光ディスク及び光ディスクの読み取り装置
を得て、サーボ領域のアクセスコード領域並にヘッダ内
のアドレスコード領域の冗長度を抑え、ディスクへの記
録データの使用効率を向上させ様とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクはそ
の例が図1に示されている様に、記録可能な光ディスク
1に記録されるアクセスコード4或はアドレスコード1
0をトラック14方向に連続した1つの長溝状のピット
15cとし、且つグレイコードとしたものである。
【0020】本発明の光ディスクの読み取り装置はその
例が図1及び図7に示されている様に、記録可能な光デ
ィスク1に記録されるアクセスコード4或はアドレスコ
ード10をトラック14の方向に連続した1つの長溝状
ピット15cのグレイコードで記録し、該グレイコード
の長溝状ピットの前後の差分が最大となる値をエッジ位
置として読み取る様に成したものである。
【0021】
【作用】本発明の光ディスク及び光ディスク読み取り装
置はSS方式のフォーマットでピットの型で刻設される
アクセスコード或はアドレスコードをグレイコードと
し、このピットを長溝状にし、この長溝状のエッジ位置
の差分が最大となる様な値をエッジ位置として検出する
様に成したので、アクセスコード或はアドレスコード領
域を減らすことが出来て、これらコード領域の冗長度を
抑え、光ディスクのデータ使用効率を上げることの出来
るものが得られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の光ディスク及び光ディスク読
み取り装置の一実施例を図1乃至図7に依って詳記す
る。
【0023】本発明の光ディスク1を説明するに先だ
ち、光ディスク1の内外周に記録される再生RF信号で
刻設されるピット長Lと、飽和レベルA並にタイミング
用のクロックckについて説明する。
【0024】図4Aに示す様に、再生RF信号がピット
長2Lで飽和レベルAとなる空間周波数特性を持つ装置
の光学系と光ディスク1のピット15を想定すると、こ
の光ディスクの半径をRとすると、その外周では図4
A′に示す様に、クロック周期T=1ckとしたとき1
ck分がピット長2Lに相当し、光ディスクの半径がR
/2での内周では図5B,B′の様に2ck分がピット
長2L分に相当する。勿論、この時、図5A′の様に外
周での2ckに対するピット長は図5Aに示す様に4L
と成る。
【0025】上記した様にSS方式では光ディスクの回
転はCAVであり、システムから抽出されるクロックc
kの周波数は一定である。依って、ピットを再生した時
の再生RF信号がピットの前後に与える影響は図5B′
のD1,D2 の様に空間的には一定であるが、光ディスク
の内外周では内周が1ck=1Lに対し、外周が1/2
ck=1Lと異なるため、時間的に異なることになる。
【0026】即ち、上述の場合、光ディスクの内周に於
いて、RF再生信号が飽和レベルAに達するピット長が
2L以上あれば、ピット15の前後に与える振幅の強度
的な影響は図5B′のD1,D2 に示す様に一定であるが
ピット長が2Lより小さくなると、図4B,B′の
1′,D2′の様にビット15の中心位置でも再生RF
信号の飽和レベルAに達しないため、ピット15の前後
に与える振幅レベルも小さくなる。然し、いずれにしろ
時間的に影響を与える範囲は光ディスクの外周側では内
周側より影響は少ないので、内周を考えて、1ckを考
えればよく、アクセスコード或はアドレスコードを得る
場合、これらコードの前後1ck分をギャップとして取
る様にして図9、図10のグレイコードを作製する。
【0027】図1はエッジ位置によって検出を行なう様
に図9のトラック上の前後のピット15a及び15bを
長溝状に一体化した長溝ピット15cとしたものであ
り、最短ピット長を2L(内周で2ck分)としてい
る。この場合、再生時にエッジ位置を求めるには長溝ピ
ット15cの前後のエッジのサンプリング点で差分を求
めて検出を行なう様にする。即ち、従来の図9〜図12
で示した構成では、サンプリング点はピット15a,1
5bの中心位置であったが、本発明の場合の再生RF信
号のクロックのエッジのサンプリング点は図1の様に1
〜6で示すE.Pの様にピットのエッジの点にある。従
って、SS方式の光ディスク1のアクセスコード4或は
アドレスコード10をグレイコード化した場合、これら
コードの占める領域は前記した1ck分のギャップを取
っても7ck分で済むことになり、例えば1つのアドレ
スコードで1ck分節約される。
【0028】従来の図10に示されるものも同様に長溝
ピット15cとして、エッジ位置でサンプリングを行な
うことで9ckであるものが8ck分で済み1ck分節
約されてピット長Lの占有領域を節減出来る。
【0029】図2に示されたものは従来の図11で説明
した光ディスクのアクセスコードの他の例であるが、図
1と同様に図11の2つのピット15a,15b間を連
続する様に長溝ピット15cとし、長溝ピット15cの
前後のエッジ位置でサンプリングを行なうことで11c
k分が10ck分のピット長領域で済み、同様に図示し
ないが図12の従来構成で示した12ck分のピット長
領域も1ck分節約された11ck分で済むグレイコー
ド化したアクセスコード4が得られる。
【0030】勿論図13Dで示したヘッダ1内のトラッ
クアドレスについてもグレイコード化し、且つ長溝ピッ
ト15cとすることで1ピット=1ck分の占有ピット
長領域を節約可能となる。
【0031】図8及び図13で示したSS方式のアクセ
スコード及びアドレスコードを用いた光ディスクの読み
取り時のサーボ系の簡単な系統図を図6に示す。
【0032】図6で16はフォーカス制御が行なわれる
対物レンズの駆動手段、トラッキング制御が行なわれる
トラッキング駆動手段等を含む光学系並にフォーカスエ
ラー信号やピット当りの再生RF信号(Per Pit.RF信
号:以下P.P.R.F信号と記す)が検出可能なフォ
トダイオード等の光検出器を有するアクチェータであ
り、光ディスク1の半径方向に摺動可能なスライド機構
と関連している。光検出器から得られたフォーカスエラ
ー信号やP.P.R.F信号はマトリックス増幅器17
を介して増幅されて、フォーカスエラー信号処理回路1
8及びP.P.R.F信号処理回路19に供給される。
【0033】フォーカスエラー信号処理回路18並に
P.P.R.F信号処理回路19からのフォーカスエラ
ー信号並にP.P.R.F信号とスライド制御信号は駆
動増幅器20a,20b,20cを介してアクチェータ
16のフォーカス、トラッキング並にスライド位置制御
を行なう。又、マイクロコンピュータ等のコントローラ
21とP.P.R.F信号処理回路19間でデータ制御
信号の授受が行なわれ、コントローラ21で記録、読み
出しの管理が行なわれる。
【0034】光ディスク1のスパイラルトラック上にS
S方式で刻設された、サーボ領域2及びデータ領域3の
該サーボ領域2内にアクセスコード4やサーボピット5
が形成されていると、上記図6のサーボ系では先ずフォ
ーカスエラー信号に基づいてアクチェータ16の対物レ
ンズを移動させる様なフォーカスサーボを連続的に掛け
る。次にサーボピット5を用いてPLLを掛けて、回転
同期をとる。回転同期がとられると、鏡面部8でサンプ
リングして、フォーカスサーボ信号によりフォーカスサ
ーボが掛けられる。
【0035】P.P.R.F信号処理回路19はPLL
回路が構成されているので、光ディスク1のサーボビッ
ト5中のクロックピット6を介してシステム・クロック
を抽出し、同じくサーボピット5中のウォーブルピット
7,7からトラッキングエラー信号を得て、アクチェー
タ16にトラッキングサーボが掛けられる。
【0036】図8に示すアクセスコード4或は図13D
のトラックアドレスコード10をアクチェータ16が読
み出して、位置情報や速度情報が得られる。この位置情
報や速度情報を用いたスライド制御信号でアクチェータ
16のスライドサーボが行なわれることになる。又位置
情報はコントローラ21に供給されて、記録、読み出し
管理を行なうことに成る。
【0037】上記したアクセスコード4又は(トラック
アドレスコード10)をデコードするためのデコーダの
系統図を図7に示す。図7で22はアナログ信号処理回
路で図6で説明したP.P.R.F信号が供給され、ア
ナログ信号処理が施されたP.P.R.F信号はアナロ
グ−デジタル変換回路(以下ADCと記す)23でデジ
タル変換され、ADC23からのデジタルデータは第1
及び第2の直列接続されたレジスタ24及び25と減算
器26に供給される。第1及び第2のレジスタ24及び
25で遅延されたデジタルデータも減算器26に供給さ
れ、遅延前のデジタルデータと遅延後のデジタルデータ
が減算される。
【0038】減算器26で減算された値は比較器27の
一方の入力端子並に第3のレジスタ28の入力端に供給
される。この第3のレジスタ28の出力端からでは過去
の差分値が比較器27に出力され、比較器27では現在
の差分値と過去の差分値が比較される。この動作につい
ては図3を用いて後述するも、アクセスコード4(又は
アドレスコード10)の前部では差分の最大値が後部で
は最小値が所定の時間後に第3のレジスタ28に残され
る。
【0039】比較器27の出力GTはデジタル信号処理
部(タイミングコントロール部)29に供給される。こ
のデジタル信号処理部29では全体的な時間管理と、比
較器27の出力GTに基づいてカウンタ30及び第3乃
至第5のレジスタ28,31,32を制御する。
【0040】ADC23、第1〜第5のレジスタ24,
25,28,31,32、カウンタ30並にデジタル信
号処理部29にはクロックckが供給され、デジタル信
号処理部29からのクリア信号CLRはカウンタ30に
供給されて、アクセスコード4(又はアドレスコード1
0)の先頭位置(或は前部、後部の先頭位置)でカウン
タ30を初期化する。カウンタ30はサンプリング位置
をカウントし、第4のレジスタ31にはカウント値がロ
ードされる。
【0041】デジタル処理信号部29では第1のイネー
ブル信号EN1及び第2のイネーブル信号EN2を出力
する。第1のイネーブル信号EN1は長溝ピット15c
の前部、前後の最初のエッジ位置で強制的にロードを行
ない、そのうち、前部エッジでは比較器27からの出力
GTにより第3のレジスタ28の値より減算器26から
の入力が大きいと判断されるとアクテブと成り、後部エ
ッジでは小さくなるとアクテブに成る信号で、第3のレ
ジスタ28には差分値がロードされる。結果的には第4
のレジスタ32にエッジ位置E.Pが記憶される。
【0042】第2のイネーブル信号EN2は長溝ピット
15cの前部のエッジ位置E.Pが求められた時点でそ
の情報を第5のレジスタ32にシフトする信号であり、
カウンタ30のカウント値は第4及び第5のレジスタ3
1及び32を通してデコーダ33に前部でのエッジ位置
E.Pを出力すると共に第4のレジスタ31からのエッ
ジ位置E.Pもデコーダ33に供給され後部のエッジ位
置E.Pが検出された時点でデコーダ33により、アク
セス情報(又はアドレス情報)A.Iにデコードされる
ことになる。
【0043】上記したデコーダの減算器27及び比較器
27の動作を図3を用いて、更に詳記する。
【0044】図3Aは本例の光ディスクにSS方式で、
且つグレイコード化してエッジ位置検出を行なうために
アクセスコード4を長溝ピット15cとして刻設した図
1と同様の拡大図、図3Bは光ディスク1の外周でのク
ロックタイミング(サンプリング位置)に対する再生R
F信号の振幅a0′,a1′,a2′,a3′,a4′,
5′,a6′,a7′を、図3Cは光ディスク1の内周
でのクロックタイミングに対する再生RF信号の振幅a
0 ,a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 ,a6 ,a7を示
す。
【0045】減算器26での動作は光ディスク1の外周
及び内周共に同一であるので内周での振幅について説明
する。長溝ピット15cの前方エッジ位置ではサンプリ
ング点0〜4で(a2 −a0 ),(a3 −a1 ),(a4
2 )の減算が行なわれ、これら差分の最大のものに対
応する位置を前方エッジ位置とし、長溝ピット15cの
後方エッジ位置ではサンプリング点3〜7で(a5 −a
3 ),(a6 −a4 ),(a7 −a5 )の差分で最小のもの
に対応する位置を後方エッジ位置とする。
【0046】そして例えば、比較器27で(a2
0 )>(a3 −a1 ),(a4 −a2 )で、かつ(a5
−a3 )<(a6 −a4 ),(a7 −a5 )の比較が成さ
れたならば長溝ピット15cの前方のエッジ位置と後方
のエッジ位置の組合せはE.P(1.4)となり、同様
に(a3 −a1 )<(a2 −a0 ),(a4 −a2 )でか
つ(a7 −a5 )<(a5 −a3 ),(a6 −a4 )なら
ば長溝ピット15cの前方のエッジ位置と後方のエッジ
位置の組合せはE.P(2.6)となる。この組合せの
値E.Pは第4及び第5のレジスタ31及び32を介し
デコーダ33に供給されて、デコードされるのでE.P
=(1.4)ならばアクセス情報データA.I=1であ
り、E.P=(2.6)ならA.I=6となる。
【0047】上述の説明ではアクセスコード4からアク
セス情報A.Iを求める方法を説明したがアドレスコー
ドからアドレス情報を求める場合も全く同様に求め得る
ことが明らかである。
【0048】
【発明の効果】本発明の光ディスク及び光ディスク読み
取り装置によればSS方式のフォーマットで光ディスク
に刻設されるアクセスコード或はアドレスコードをピッ
ト位置の中心でなくピットのエッジ位置でサンプリング
し、且つグレイコード化することで極めて迅速にアクセ
スコード或はアドレスコードを読み取ることが可能と成
り、且つ必要とするコード領域を1ck分減少させるこ
とが出来て、サーボ領域の冗長度が抑えられ、光ディス
クのデータ記録領域を増加出来るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクに刻設したグレイコード化
したアクセスコードを示す図である。
【図2】本発明の光ディスクに刻設したグレイコード化
した他のアクセスコードを示す図である。
【図3】本発明の光ディスクに刻設したグレイコード化
したアクセスコードからエッジ位置を検出する方法の説
明図である。
【図4】本発明の光ディスクに刻設されるアクセスコー
ドのピット長とクロック周期の関係を説明する図(I)
である。
【図5】本発明の光ディスクに刻設されるアクセスコー
ドのピット長とクロック周期の関係を説明する図(II)
である。
【図6】本発明の光ディスク読み取り装置のサーボ系の
系統図である。
【図7】本発明の光ディスク読み取り装置のアクセスデ
コーダの系統図である。
【図8】従来の光ディスクのサンプルサーボフォーマッ
トの説明図である。
【図9】従来のアクセスコードのグレイコード化を示す
図である。
【図10】従来のアクセスコードのグレイコード化を示
す他の図である。
【図11】従来のアクセスコードのグレイコード化を示
す更に他の図(I)である。
【図12】従来のアクセスコードのグレイコード化を示
す更に他の図(II)である。
【図13】従来の光ディスクのサンプルサーボフォーマ
ットのトラックアドレスを説明する図である。
【図14】従来のアドレスピットの1例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 1 光ディスク 4 アクセスコード 10 アドレスコード 14 トラック 15c 長溝ピット 26 減算器 27 比較器 33 デコーダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録可能な光ディスクに記録されるアク
    セスコード或はアドレスコードをトラック方向に連続し
    た1つの長溝状のピットとし、且つグレイコードとした
    ことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記アクセスコード或はアドレスコード
    がサンプルサーボ方式のコードであることを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 記録可能な光ディスクに記録されるアク
    セスコード或はアドレスコードをトラック方向に連続し
    た1つの長溝状ピットのグレイコードで記録し、該グレ
    イコードの長溝状ピットの前後の差分が最大となる値を
    エッジ位置として読み取る様に成したことを特徴とする
    光ディスク読み取り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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