JP3438258B2 - 光ディスク、光ディスク再生装置および光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク、光ディスク再生装置および光ディスク記録装置

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JP3438258B2
JP3438258B2 JP14940293A JP14940293A JP3438258B2 JP 3438258 B2 JP3438258 B2 JP 3438258B2 JP 14940293 A JP14940293 A JP 14940293A JP 14940293 A JP14940293 A JP 14940293A JP 3438258 B2 JP3438258 B2 JP 3438258B2
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滋明 和智
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データ領域の全部ま
たは一部にディジタルデータが光磁気記録されてなる光
ディスク、その光ディスクに記録された記録信号を再生
する光ディスク再生装置およびその光ディスクに記録信
号を記録する光ディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RAMメディアとしての光磁気デ
ィスクでは、連続溝サーボ方式およびサンプルサーボ方
式のいずれの方式でもアドレスとサーボ情報がメディア
にピットでプリフォーマットされており、データ領域に
ディジタルデータが光磁気記録されている。
【0003】これに対して、ROMメディアとしての光
ディスクでは、同様にアドレスとサーボ情報がメディア
にピット(位相ピット)でプリフォーマットされてお
り、さらにデータ領域にディジタルデータもピットでプ
リフォーマットされている。
【0004】図5は、上述したRAMメディアとしての
光磁気ディスクおよびROMメディアとしての光ディス
クの双方に対応した記録再生装置の一例を示している。
この例は光ディスクのサーボ方式がサンプルサーボ方式
の例である。
【0005】図において、1はスピンドルモータであ
り、光ディスク2はモータ1でもって角速度一定で回転
駆動される。
【0006】また、図示しないホストコンピュータから
の記録データはコントローラ3およびデータバッファ4
を介してエンコーダ/デコーダ5に供給され、エンコー
ド処理(誤り訂正符号の付加や変調等)が行なわれる。
このエンコーダ/デコーダ5の動作はコントローラ3に
よって制御される。コントローラ3にはCPU6、RO
M7およびRAM8が接続されている。
【0007】エンコーダ/デコーダ5より出力される記
録データ(変調データ)は外部磁界発生用の磁気ヘッド
10のドライブ回路9に供給される。光ディスク2がR
AMメディアの場合には、磁気ヘッド10より記録デー
タに応じた磁界が発生され、光学ヘッド11からのレー
ザビームとの共働でもってディスク2のデータ領域に記
録データが光磁気記録される。
【0008】図6は、光学ヘッド11の構成例を示して
いる。101は半導体レーザであり、この半導体レーザ
101からのレーザ光はコリメータレンズ102、ビー
ム断面整形レンズ103、偏向ビームスプリッタ10
4、ミラー105および対物レンズ106を介して光デ
ィスク2の記録面に照射される。
【0009】光ディスク2のピット部分からの反射光は
ピットの有無に応じて光量が変化したものとなり、一方
光ディスク2の光磁気記録部からの反射光は記録データ
に応じて偏光面が回転したものとなる。
【0010】光ディスク2からの反射光は、対物レンズ
106、ミラー105および偏光ビームスプリッタ10
4を介して偏光ビームスプリッタ107に入射される。
そして、偏光ビームスプリッタ107を透過する光は集
光レンズ108およびシリンドリカルレンズ109を介
して光検出器110に入射される。
【0011】また、偏光ビームスプリッタ107で反射
される光は1/2波長板111で45°だけ偏光面が回
転されたのち集光レンズ112を介して偏光ビームスプ
リッタ113に入射される。この偏光ビームスプリッタ
113を透過する光(p偏光)は光検出器114に入射
され、偏光ビームスプリッタ113で反射される光(s
偏光)は光検出器115に入射される。
【0012】図5に戻って、光学ヘッド11の光検出器
114,115の出力信号は加算器12に供給されて加
算される。加算器12より出力される加算信号(RF信
号)は光ディスク2のピット部より反射光が得られる期
間にあっては記録データに対応した信号となる。
【0013】この加算器12の出力信号はセクターマー
ク検出回路13に供給される。図7はサンプルサーボ方
式におけるセクターフォーマットを示しており、最初に
ヘッダー部が配され、続いて複数のデータ部が配されて
構成される。ヘッダー部および各データ部の先頭にはサ
ーボバイトSBが設けられ、上述したRAMメディアや
ROMメディアでは、このサーボバイトSBの部分にク
ロックピットやウォブルピットがプリフォーマットされ
る。また、ヘッダー部にはセクターマーク、セクターア
ドレス、トラックアドレスの信号が記録されるが、これ
らの信号もピットでプリフォーマットされる。
【0014】セクターマーク検出回路13では加算器1
2の出力信号よりセクターマークの検出が行なわれ、そ
の検出信号はタイミング発生器14に供給される。そし
て、タイミング発生器14ではセクターマークの検出信
号に基づいて、各部で使用される種々のタイミング信号
が形成される。なお、このタイミング発生器14の動作
はCPU6によって制御される。
【0015】また、加算器12の出力信号はクロック再
生回路15に供給され、サーボバイトSBの部分のクロ
ックピットやウォブルピットの再生信号に基づいてクロ
ックCKが再生される。このクロックCKは各部でシス
テムクロックとして使用される。
【0016】また、加算器12の出力信号はトラッキン
グエラー検出回路16に供給され、サーボバイトSBの
部分のウォブルピットの再生信号に基づいてトラッキン
グエラー信号が検出され、このトラッキングエラー信号
はサーボ回路17に供給される。また、光学ヘッド11
の光検出器110(図6参照)の各光検出部の出力信号
がフォーカスエラー検出回路18に供給されてフォーカ
スエラー信号が検出され、このフォーカスエラー信号が
サーボ回路17に供給される。
【0017】サーボ回路17の動作はコントローラ3で
制御される。このサーボ回路17によって光学ヘッド1
1のトラッキングサーボおよびフォーカスサーボが行な
われると共に、ヘッダー部の再生信号より得られるアド
レス信号に基づいてシーク制御も行なわれる。
【0018】また、加算器12の出力信号はデータ検出
回路19に供給される。このデータ検出回路19では再
生信号の波形等化処理等が行なわれてデータ検出が行な
われる。データ検出回路19で検出されたデータは切換
スイッチ20のa側の固定端子に供給される。
【0019】また、光学ヘッド11の光検出器114,
115(図6参照)の出力信号は減算器21に供給され
て減算される。この減算器21より出力される減算信号
(MO信号)は、光ディスク2の光磁気記録部より反射
光が得られる期間にあっては記録データに対応した信号
となる。減算器21の出力信号はデータ検出回路22に
供給される。このデータ検出回路22では再生信号の波
形等化処理等が行なわれてデータ検出が行なわれる。デ
ータ検出回路22で検出されたデータは切換スイッチ2
0のb側の固定端子に供給される。
【0020】切換スイッチ20にはタイミング発生器1
4より切換制御信号が供給される。光ディスク2がRO
Mメディアであるときはa側に接続されたままとされ
る。一方、光ディスク2がRAMメディアであるとき
は、データ部等の光磁気記録部の再生が行なわれる期間
はb側に接続され、サーボバイトSBやヘッダー部のア
ドレス記録部等のピット部の再生が行なわれる期間はa
側に接続される。
【0021】切換スイッチ20より出力されるデータは
エンコーダ/デコーダ5に供給されてデコード処理(誤
り訂正や復調等)が行なわれる。エンコーダ/デコーダ
5からはデータ部より再生される再生データやヘッダー
部より再生されるアドレス信号等が出力され、これら再
生データ、アドレス信号はコントローラ3に供給され
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにRAM
メディアは、光磁気記録部の他にプリピット部を有する
ものであり、メディアの歩留まりはプリピット部の歩留
まりと光磁気記録部の歩留まりの積となるため歩留まり
が低下し、コストが上昇する問題点があった。また、R
AMメディアがプリピット部を有するものであり、メデ
ィアが機械的に変形したり、光学的に複屈折が生じ、再
生信号のS/Nが劣化したり、フォーカスエラー信号等
のサーボ信号が劣化して高精度のサーボが期待できなく
なる等の問題点があった。
【0023】また、上述した記録再生装置では、データ
検出回路19の他に光ディスク2がRAMメディアであ
るときのみ使用されるデータ検出回路22を備えるもの
であった。そして、光ディスク2がRAMメディアであ
るときは、データ検出回路19および22の切り換えを
高速で行なう必要があり、この高速切り換えの制御が困
難であった。これにより、コストアップを招く等の問題
点があった。
【0024】そこで、この発明では、歩留まりがよく安
価に構成でき、また再生信号のS/Nを向上でき、さら
に高精度のサーボを期待し得る光ディスクを提供するも
のである。またこの発明では、その光ディスクに記録さ
れた記録信号を再生する光ディスク再生装置およびその
光ディスクに記録信号を記録する光ディスク記録装置
提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る光ディ
スクは、サーボ領域、ヘッダー領域およびデータ領域を
有する光ディスクにおいて、サーボ領域、ヘッダー領域
およびデータ領域に記録される信号の全てが光磁気記録
されるものである。
【0026】第2の発明に係る光ディスク再生装置は、
第1の発明に係る光ディスクに記録された記録信号を再
生する光ディスク再生装置であって、光ディスクにレー
ザ光を照射するレーザ照射手段と、光ディスクから反射
するレーザ光の反射光の偏光面の回転を検出する光検出
手段と、この光検出手段からの検出結果に基づきトラッ
キングサーボを行うトラッキングサーボ手段と、光検出
手段からの検出結果により記録信号を検出するデータ検
出手段とを備えるものである。第3の発明に係る光ディ
スク記録装置は、第1の発明に係る光ディスクに記録信
号を記録する光ディスク記録装置であって、光ディスク
にレーザ光を照射するレーザ照射手段と、光ディスクか
ら反射するレーザ光の反射光の偏光面の回転を検出する
光検出手段と、この光検出手段からの検出結果に基づき
トラッキングサーボを行うトラッキングサーボ手段と、
記録信号を光ディスクに記録するための外部磁界を発生
する外部磁界発生手段とを備えるものである。
【0027】
【作用】第1の発明においては、サーボ領域、ヘッダー
領域およびデータ領域に記録される信号の全てが光磁気
記録されるため、メディアの歩留まりは光磁気記録部の
歩留まりによって決定され、従来のようにプリピット部
を有するものに比べて歩留まりが向上し、コストを下げ
ることが可能となる。
【0028】また、メディアがプリピット部を有するも
のでなく、メディアに機械的変形や光学的複屈折が生じ
ないと共に、プリピット部が再生信号に漏れることもな
く、再生信号のS/Nを向上させることが可能となる。
さらに、メディアがプリピット部を有するものでなく、
フォーカスエラー信号等のサーボ信号の精度が向上し、
サーボのアクセラレーション(加速度)が小さくなり、
高精度のサーボが可能となる。
【0029】
【0030】第2の発明および第3の発明においては、
光ディスクから反射するレーザ光の反射光の偏光面の回
の検出結果に基づいてトラッキングサーボを行うもの
であり、第1の発明のようにトラッキングエラー検出信
号が光磁気記録された光ディスクに対して、記録信号の
再生や記録を行うことが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。この図1において、図5と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0032】図において、加算器12の出力信号は切換
スイッチ31のa側の固定端子に供給される。また、減
算器21の出力信号は切換スイッチ31のb側の固定端
子に供給される。
【0033】切換スイッチ31の切り換えはCPU6に
よって制御され、光ディスク2がROMメディアである
ときはa側に接続され、光ディスク2がRAMメディア
であるときはb側に接続される。なお、光ディスク2が
ROMメディアの領域とRAMメディアの領域の双方を
有するもの(以下、「混合ディスク」という)であると
きは、ROMメディアの領域の再生時にはa側に接続さ
れ、RAMメディアの領域の記録再生時にはb側に接続
される。
【0034】ここで、本例におけるRAMメディアとし
ての光ディスク2は、従来とは異なって、アドレスとサ
ーボ情報がメディアに光磁気記録でプリフォーマットさ
れており、データ領域にディジタルデータが光磁気記録
される。光ディスク2が混合ディスクである場合におい
て、そのRAMメディアの領域についても同様である。
【0035】これに対して、本例におけるROMメディ
アとしての光ディスク2は、従来と同様に、アドレスと
サーボ情報がメディアにピット(位相ピット)でプリフ
ォーマットされており、データ領域にディジタルデータ
もピットでプリフォーマットされている。光ディスク2
が混合ディスクである場合において、そのROMメディ
アの領域についても同様である。
【0036】本例において光ディスク2のサーボ方式と
してはサンプルサーボ方式が採用され、データフォーマ
ットとしてはセルフクロック系あるいはノンセルフクロ
ック系のいずれも可能とされる。セルフクロック系の場
合、書き込み時にはサーボバイト領域でクロック再生回
路(PLL回路)15がロックされ、このクロック再生
回路15より出力されるクロックCKで書き込みが行な
われ、読み出し時にはセルフクロック方式でデータクロ
ックによって読み出しが行なわれる。一方、ノンセルフ
クロック系の場合、書き込み時および読み出し時にはサ
ーボバイト領域でクロック再生回路15がロックされ、
このクロック再生回路15より出力されるクロックCK
で書き込みおよび読み出しが行なわれる。
【0037】光ディスク2がRAMメディア(混合ディ
スクのRAMメディアの領域も含む)およびROMメデ
ィア(混合ディスクのROMメディアの領域も含む)で
ある場合において、双方で同様の処理でトラッキングエ
ラー信号を得るためにサーボバイト部におけるトラッキ
ングエラー検出用信号の記録は例えば図2〜図4に示す
ように行なわれる。
【0038】図2の例について説明する。同図AはRA
Mメディアの記録例であり、従来周知のウォブルピット
状に論理“1”が光磁気記録される。すなわち、正規ト
ラッキング制御位置を中心として一側および他側に交互
に論理“1”が間欠的に記録される。このウォブルピッ
ト状に記録された論理“1”以外の部分には論理“0”
が光磁気記録された状態におかれる。この場合、トラッ
キングエラー検出回路16では、時点t1およびt2にお
ける減算器21の出力信号の差がトラッキングエラー信
号として検出される。nおよびn+1で示すラインがト
ラッキング制御位置となる。なお、ウォブルピット状に
論理“0”を記録するようにしてもよい。その場合に
は、他の部分には論理“1”が記録されることになる。
【0039】同図BはROMメディアの記録例であり、
RAMメディアのウォブルピット状に記録された論理
“1”の部分に対応してウォブルピットが形成される。
この場合、トラッキングエラー検出回路16では、時点
t1およびt2における加算器12の出力信号の差がトラ
ッキングエラー信号として検出される。nおよびn+1
で示すラインがトラッキング制御位置となり、RAMメ
ディアの場合と同様の位置にトラッキング制御されるこ
とになる。
【0040】次に、図3の例について説明する。同図A
はRAMメディアの記録例であり、正規トラッキング制
御位置を中心として一側に論理“1”が連続して光磁気
記録され、他側に論理“0”が連続して光磁気記録され
る。この場合、トラッキングエラー検出回路16では、
上述したようにトラッキングエラー検出用信号が記録さ
れている期間の減算器21の出力信号がそのままトラッ
キングエラー信号として検出される。nおよびn+1で
示すラインがトラッキング制御位置となる。なお、論理
“1”および“0”の記録位置は逆であってもよい。そ
の場合、トラッキングエラー信号の符号関係は逆とな
る。
【0041】同図BはROMメディアの記録例であり、
RAMメディアに記録された論理“1”の部分に対応し
て連続してピットが形成される。この場合、トラッキン
グエラー検出回路16で加算器12の出力信号がそのま
まトラッキングエラー検出信号として検出されるとき、
nおよびn+1で示すラインがトラッキング制御位置と
なって、RAMメディアの場合に対してオフセットが生
じる。そのため、トラッキングエラー検出回路16で
は、加算器12の出力信号にオフセット値を付加したも
のがトラッキングエラー検出信号として検出され、RA
Mメディアの場合と同様の位置にトラッキング制御され
るように処理される。
【0042】次に、図4の例について説明する。同図A
はRAMメディアの記録例であり、正規トラッキング制
御位置に論理“1”が連続して光磁気記録され、それ以
外の部分には論理“0”が光磁気記録される。この場
合、上述したようにトラッキングエラー検出用信号が記
録されている期間で光学ヘッド11がウォブリングさ
れ、トラッキングエラー検出回路16では、減算信号が
最大値となる方向に制御するトラッキングエラー信号が
検出される。なお、論理“1”および“0”の記録位置
は逆であってもよい。その場合、トラッキングエラー検
出回路16では、減算信号が最小値となる方向に制御す
るトラッキングエラー信号が検出される。
【0043】同図BはROMメディアの記録例であり、
RAMメディアに記録された論理“1”の部分に対応し
て連続してピットが形成される。この場合、トラッキン
グエラー検出回路16では、トラッキングエラー検出用
信号が記録されている期間で光学ヘッド11がウォブリ
ングされ、トラッキングエラー検出回路16では、加算
信号が最大値となる方向に制御するトラッキングエラー
信号が検出される。
【0044】以上の構成において、光ディスク2がRA
Mメディア(混合ディスクでRAMメディアの領域を含
む)であるときは、切換スイッチ31はb側に接続さ
れ、サーボバイト部に記録されたトラッキングエラー検
出用信号に対応して得られる減算信号よりトラッキング
エラー検出回路16で上述したようにトラッキングエラ
ー信号が検出されてトラッキングサーボが行なわれ、そ
の状態で記録再生が行なわれる。また、再生時には、減
算器21の出力信号(光磁気記録されたデータに対応し
た信号となる)がデータ検出回路19に供給されてデー
タ検出処理が行なわれ、図5の例と同様にエンコーダ/
デコーダ5より再生データ等が出力されてコントローラ
3に供給される。
【0045】また、光ディスク2がROMメディア(混
合ディスクでROMメディアの領域を含む)であるとき
は、切換スイッチ31はa側に接続され、サーボバイト
部に記録されたトラッキングエラー検出用信号に対応し
て得られる加算信号よりトラッキングエラー検出回路1
6で上述したようにトラッキングエラーが検出されてト
ラッキングサーボが行なわれ、その状態で再生が行なわ
れる。そして、加算器12の出力信号(ピットデータに
対応した信号となる)がデータ検出回路19に供給され
てデータ検出処理が行なわれ、図5の例と同様にエンコ
ーダ/デコーダ5より再生データ等が出力されてコント
ローラ3に供給される。
【0046】このように本例において、光ディスクとし
てのRAMメディアは、アドレスとサーボ情報がメディ
アに光磁気記録でプリフォーマットされており、データ
領域にディジタルデータが光磁気記録されるものであ
り、全ての信号が光磁気記録されるため、メディアの歩
留まりは光磁気記録部の歩留まりで決定され、従来のよ
うにプリピット部を有するものに比べて歩留まりが向上
し、コストを下げることができる。
【0047】また、このRAMメディアがプリピット部
を有するものでなく、メディアに機械的変形や光学的複
屈折が生じないと共に、プリピット部が再生信号に漏れ
ることもなく、再生信号のS/Nを向上できる。メディ
アがプリピット部を有するものでなく、フォーカスエラ
ー信号等のサーボ信号の精度が向上し、高精度のサーボ
を期待できる。
【0048】また、トラッキングエラー検出用信号を図
4に示すように正規トラッキング制御位置に記録するも
のによれば、図2および図3に示すようにトラッキング
エラー検出用信号を正規トラッキング制御位置の両側に
ずらして記録するものに比べて、CLV方式(線速度一
定方式)としても、トラッキングエラー検出用信号が隣
接トラックのデータ部の信号に与える影響を少なくで
き、CLV方式を容易に実現することができる。
【0049】また本例においては、光ディスク2がRA
MメディアおよびROMメディアのいずれの場合にもデ
ータ検出回路19が共通に使用され、図5の従来例に比
べてデータ検出回路の個数を半減できる。また、全ての
信号が光磁気記録されている本例のRAMメディアを使
用するときは、切換スイッチ31の高速切換処理が不要
となる。そのため、従来例に比べて安価に構成すること
ができる。
【0050】なお、上述実施例においては、光ディスク
2のサーボ方式にサンプルサーボ方式を採用したもので
あるが、この発明は連続溝サーボ方式を採用するものに
も同様に適用できることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】第1の発明の発明によれば、サーボ領
域、ヘッダー領域およびデータ領域に記録される信号の
全てが光磁気記録されるため、メディアの歩留まりは光
磁気記録部の歩留まりによって決定され、従来のように
プリピット部を有するものに比べて歩留まりが向上し、
コストを下げることができる。
【0052】また、メディアがプリピット部を有するも
のでなく、メディアに機械的変形や光学的複屈折が生じ
ないと共に、プリピット部が再生信号に漏れることもな
く、再生信号のS/Nを向上させることができる。さら
に、メディアがプリピット部を有するものでなく、フォ
ーカスエラー信号等のサーボ信号の精度が向上し、サー
ボにおけるアクセラレーションが小さく、高精度のサー
ボが可能となる。
【0053】
【0054】第2の発明および第3の発明によれば、光
ディスクから反射するレーザ光の反射光の偏光面の回転
の検出結果に基づいてトラッキングサーボを行うもので
あり、第1の発明のようにトラッキングエラー検出信号
が光磁気記録された光ディスクに対して、記録信号の再
生や記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例におけるトラッキングエラー検出用信号
の一例を示す図である。
【図3】実施例におけるトラッキングエラー検出用信号
の他の例を示す図である。
【図4】実施例におけるトラッキングエラー検出用信号
の他の例を示す図である。
【図5】従来のRAMメディアおよびROMメディアの
記録再生装置を示すブロック図である。
【図6】光学ヘッドの構成例を示す図である。
【図7】セクターフォーマット(サンプルサーボ方式)
を示す図である。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 コントローラ 5 エンコーダ/デコーダ 6 CPU 10 磁気ヘッド 11 光学ヘッド 12 加算器 17 サーボ回路 19 データ検出回路 31 切換スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−53777(JP,A) 特開 平2−294933(JP,A) 特開 昭61−237247(JP,A) 特開 平3−214450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/105

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ領域、ヘッダー領域およびデータ
    領域を有する光ディスクにおいて、 上記サーボ領域、上記ヘッダー領域および上記データ
    域に記録される信号の全てが光磁気記録されることを特
    徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記サーボ領域に、トラッキングエラー
    検出用信号として、正規トラックの一側および他側に交
    互に一の論理のデータを間欠的に光磁気記録することを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 上記サーボ領域に、トラッキングエラー
    検出用信号として、正規トラックの一側および他側の対
    向する所定範囲にそれぞれ一および他の論理のデータを
    連続して光磁気記録することを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク。
  4. 【請求項4】 上記サーボ領域に、トラッキングエラー
    検出用信号として、正規トラック上の所定範囲に一の論
    理のデータを連続して光磁気記録することを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    光ディスクに記録された記録信号を再生する光ディスク
    再生装置であって、 上記光ディスクにレーザ光を照射するレーザ照射手段
    と、 上記光ディスクから反射する上記レーザ光の反射光の偏
    光面の回転を検出する光検出手段と、 上記光検出手段からの検出結果に基づきトラッキングサ
    ーボを行うトラッキングサーボ手段と、 上記光検出手段からの検出結果により上記記録信号を検
    出するデータ検出手段とを備えることを特徴とする光デ
    ィスク再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    光ディスクに記録信号を記録する光ディスク記録装置で
    あって、 上記光ディスクにレーザ光を照射するレーザ照射手段
    と、 上記光ディスクから反射する上記レーザ光の反射光の偏
    光面の回転を検出する光検出手段と、 上記光検出手段からの検出結果に基づきトラッキングサ
    ーボを行うトラッキングサーボ手段と、 上記記録信号を上記光ディスクに記録するための外部磁
    界を発生する外部磁界発生手段とを備えることを特徴と
    する光ディスク記録装置。
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