JPH0724421Y2 - 擁壁用コンクリートブロック - Google Patents

擁壁用コンクリートブロック

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JPH0724421Y2
JPH0724421Y2 JP8143291U JP8143291U JPH0724421Y2 JP H0724421 Y2 JPH0724421 Y2 JP H0724421Y2 JP 8143291 U JP8143291 U JP 8143291U JP 8143291 U JP8143291 U JP 8143291U JP H0724421 Y2 JPH0724421 Y2 JP H0724421Y2
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JP
Japan
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retaining wall
concrete block
drainage
hole
height
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JP8143291U
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JPH0527149U (ja
Inventor
浩司 小川
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は擁壁の構築に好適な擁壁
用コンクリートブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】宅地等の土地造成に際して、崖崩れや地
滑り等の防止のために図3に示すように、擁壁101を
構築することは多い。この擁壁101は鉄筋コンクリー
ト打設によるものや、コンクリートブロックを積み上げ
たもの等があるが、小規模の場合はコンクリートブロッ
ク102がよく用いられる。そして、擁壁101に接す
る範囲の土地の排水は、コンクリートブロック102製
擁壁101面に分散配置し、擁壁101面を貫通して埋
め込んだ水抜きパイプ103によっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の水抜きパイプ103による排水は水抜きパイプ10
3に閉塞を生じて排水不良となり、全体的に排水が不均
一になりやすい難点がある。すなわち、擁壁101面に
分散配置してはいるものの、なお局部的であり、水抜き
パイプ103入口に塵芥が入り込んで閉塞しやすく、水
抜きパイプ103に遠い位置の排水は不十分になる傾向
がある。又、水抜きパイプ103に近い範囲に短絡型の
水路を形成してしまい、前記傾向を助長することもあ
る。しかし、この水抜きパイプ103を多数配置するに
は手間がかかり、容易にはできず、外観も悪化する。本
考案は、排水受入れ範囲を容易に拡大でき、閉塞を生じ
ることなく均一な排水が行われるようにした擁壁用コン
クリートブロックを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る擁壁用コン
クリートブロックは、上下の端面に対して、半円状断面
の横溝、及び縦方向の貫通穴を備えた直方体状の擁壁用
コンクリートブロックであって、地表又は地中の排水受
入れ予定高さ付近に配置する前記擁壁用コンクリートブ
ロックの、前記上下の端面のうち前記排水受入れ予定高
さに近い方の端面の前記地表又は地中に向く目地部分
と、該目地部分に接する前記横溝内とに、多孔質透水性
材料を配置し、前記排水の排出予定高さ付近に配置する
前記擁壁用コンクリートブロックの反土地側の側面に対
して、前記縦方向の貫通穴に通じる横穴を設けて構成す
る。
【0005】
【作用】排水受入れ予定高さ付近に配置した擁壁用コン
クリートブロックの上下の端面のうち排水受入れ予定高
さに近い方の端面の地表か地中に向く目地部分とこれに
接する横溝とに多孔質透水性材料を配置すると、目地部
分に達した地表又は地中の排水中の塵芥等の異物に対し
て、多孔質透水性材料が濾過材として作用し、異物を捕
捉、分離する。異物分離後の排水は目地部分から多孔質
透水性材料内部に浸透して横溝に入り込む。横溝内に入
った排水は縦方向の貫通穴に流入して下方に流れ落ち、
この貫通穴につながっている、排水の排出予定高さ付近
に配置する擁壁用コンクリートブロックの反土地側の側
面の横穴から排出される。
【0006】
【実施例】図1は本考案の擁壁用コンクリートブロック
の一実施例を示す縦断面図、図2は図1の擁壁用コンク
リートブロックの要部の縦断面図である。図中、1a,
1bは擁壁用コンクリートブロック、11は擁壁用コン
クリートブロック1a,1bの横溝、12は同じく貫通
穴、14は同じく横穴、2は擁壁、3は土地、31は地
表、32は地中、4は目地部分、5は多孔質透水性材
料、6は側溝である。図1に示すように、本実施例の擁
壁用コンクリートブロック1a,1bは、通常のコンク
リートブロックのように上下の端面に半円状断面の横溝
11を、又、縦方向に2か所の貫通穴12を備え、更に
高さ中央部に大径横穴13を設けた直方体状のコンクリ
ートブロックである。これで擁壁2を構築するが、土地
3の地表31又は地中32の排水受入れ予定高さ付近に
配置する擁壁用コンクリートブロック1a,1bに対し
て次のような構成を採る。
【0007】すなわち、地表31を流れる水を処理する
ため、地表31のすぐ下方の擁壁用コンクリートブロッ
ク1aの排水受入れ予定高さである地表31に近い上側
端面の地表31に向く目地部分4と、この目地部分4に
接する横溝11とに、多孔質透水性材料5を配置する。
更に、地中32の排水受入れ予定高さ付近の排水を受け
入れるために、この予定高さに近い位置の擁壁用コンク
リートブロック1bに対しても同様に、地中32に向く
目地部分4と、目地部分4に接する横溝11とに多孔質
透水性材料5を配置する。前記多孔質透水性材料5は腐
食することのない透水性発泡プラスチック製のシートを
用い、目地部分4には目地結合用モルタル層とシートの
小片を交互に並べ、シート小片の合計延べ長さが目地部
分4の全体長さの約半分になるように配置した。
【0008】他方、横溝11に対しては、図2に示すよ
うに、管壁面に多数の小穴を明けた硬質プラスチック管
を心材51として、この心材51の周囲に多孔質透水性
材料5のシートを巻き付けたものを配置した。又、擁壁
2の下縁には側溝6を配置して、この側溝6に擁壁2内
の受入れ排水を流出させる。そのため擁壁2の排水の排
出予定高さ付近に配置する、つまり擁壁2の下縁に配置
する擁壁用コンクリートブロック1bの反土地3側の側
面に対して、前記縦方向の貫通穴12に通じる横穴14
を明ける。なお、本実施例においては、側溝6に接する
擁壁用コンクリートブロック1bを最下段のものとし
て、図1に示すように側溝6を付属した形態のコンクリ
ートブロックに形成した。又、擁壁2の構築に際しては
適宜、横筋と縦筋を擁壁用コンクリートブロック1の横
溝11と貫通穴12とに挿入して補強することは従来と
同様であるが、前記心材51に縦筋が交差する箇所にお
いては心材51に縦筋用貫通穴を設ける。
【0009】このように構成した擁壁用コンクリートブ
ロック1a,1bを用いて構築した擁壁2は、地表31
及び地中32に向く目地部分4に広く分布した多孔質透
水性材料5のシートから、ここで濾過されて異物分離後
の排水が浸透して入り込むため、閉塞を生じない。しか
も前記のように擁壁2の全長にわたる横向きの目地部分
4に分布されたシートから入り込むことで流入容量は充
分にあり、流入量は各部でほぼ均一である。横溝11に
入り込んだ排水は多孔質透水性材料5内部を浸透して流
れ、又、一部は心材51の管内も流れて、縦筋の入って
いない貫通穴12から下方に流れ落ち、側溝6の高さの
擁壁用コンクリートブロック1bの横穴14から側溝6
に排出される。側溝6部分以外の擁壁2の外側面には前
記従来のような水抜きパイプがなく、外観を損じない。
【0010】本考案の擁壁用コンクリートブロックは以
上の実施例以外にも種々の変形が可能である。例えば、
多孔質透水性材料として防腐処理をした乾燥へちま等の
有機質繊維を用いることもできる。又、前記側溝を付属
して一体型に形成した擁壁用コンクリートブロックでな
く、側溝を別物で配置してもよい。
【0011】
【考案の効果】本考案に係る擁壁用コンクリートブロッ
クによれば、排水受入れ範囲が広く分布して排水容量が
大きく、閉塞を生じ難く、均一な排水が行われ、又、外
観もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す擁壁用コンクリートブ
ロックの縦断面図である。
【図2】図1の擁壁用コンクリートブロックの要部の縦
断面図である。
【図3】従来のコンクリートブロックを用いた擁壁の縦
断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 擁壁用コンクリートブロック 2 擁壁 3 土地 4 目地部分 5 多孔質透水性材料 6 側溝 11 横溝 12 貫通穴 14 横穴 31 地表 32 地中

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の端面に対して、半円状断面の横
    溝、及び縦方向の貫通穴を備えた直方体状の擁壁用コン
    クリートブロックであって、 地表又は地中の排水受入れ予定高さ付近に配置する前記
    擁壁用コンクリートブロックの、前記上下の端面のうち
    前記排水受入れ予定高さに近い方の端面の前記地表又は
    地中に向く目地部分と、該目地部分に接する前記横溝内
    とに、多孔質透水性材料を配置し、 前記排水の排出予定高さ付近に配置する前記擁壁用コン
    クリートブロックの反土地側の側面に対して、前記縦方
    向の貫通穴に通じる横穴を設けたことを特徴とする擁壁
    用コンクリートブロック。
JP8143291U 1991-09-10 1991-09-10 擁壁用コンクリートブロック Expired - Lifetime JPH0724421Y2 (ja)

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JP8143291U JPH0724421Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 擁壁用コンクリートブロック

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Publication Number Publication Date
JPH0527149U JPH0527149U (ja) 1993-04-09
JPH0724421Y2 true JPH0724421Y2 (ja) 1995-06-05

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