JPH07243745A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH07243745A JPH07243745A JP6054745A JP5474594A JPH07243745A JP H07243745 A JPH07243745 A JP H07243745A JP 6054745 A JP6054745 A JP 6054745A JP 5474594 A JP5474594 A JP 5474594A JP H07243745 A JPH07243745 A JP H07243745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- cold air
- chamber
- compartment
- refrigerating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/06—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
- F25D2317/067—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by air ducts
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 冷蔵室が広くて使いやすい、冷凍室、冷蔵
室、氷温室、野菜室などを有する冷蔵庫、および、冷却
器で冷却された冷気を開閉して制御するダンパー内のバ
ッフル面への着霜を防ぐことができる冷蔵庫を開発す
る。 【構成】 ダンパー７を冷蔵室天井部奥に水平に配設す
ることにより、冷蔵室３を広く使いやすくすることがで
きる。ダンパー７内の冷気の通路に冷気溜めを設けるこ
とによりバッフル面への着霜を防ぐことができる。
室、氷温室、野菜室などを有する冷蔵庫、および、冷却
器で冷却された冷気を開閉して制御するダンパー内のバ
ッフル面への着霜を防ぐことができる冷蔵庫を開発す
る。 【構成】 ダンパー７を冷蔵室天井部奥に水平に配設す
ることにより、冷蔵室３を広く使いやすくすることがで
きる。ダンパー７内の冷気の通路に冷気溜めを設けるこ
とによりバッフル面への着霜を防ぐことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ適温に制御さ
れた冷凍室、冷蔵室、氷温室、野菜室などを有する冷蔵
庫に関するものであり、更に詳しくは、冷蔵室が広くて
使い易い上、冷却器で冷却された冷気を開閉して制御す
るダンパー内のバッフル面への着霜を防ぐことができる
冷蔵庫に関するものである。
れた冷凍室、冷蔵室、氷温室、野菜室などを有する冷蔵
庫に関するものであり、更に詳しくは、冷蔵室が広くて
使い易い上、冷却器で冷却された冷気を開閉して制御す
るダンパー内のバッフル面への着霜を防ぐことができる
冷蔵庫に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、約−１８℃に保たれる冷凍室、約
０〜１０℃に保たれる冷蔵室、約−５〜０℃に保たれる
氷温室や約３〜１０℃に保たれる野菜室などを有する冷
蔵庫は知られており、各室を適温に制御するための技術
が提案されている（実開昭６２−５５０６７号公報、実
開平５−７８０号公報等）。しかし、従来の冷蔵庫は冷
却器で冷却された冷気を冷蔵室、氷温室、野菜室などに
分割して送るダンパーを冷蔵室内に縦方向に配設するた
め、冷蔵室の上部における奥行寸法が小さくなって使い
づらくなる問題があった。この冷蔵室の上部における奥
行寸法を大きくするために、冷蔵室天井奥部にダンパー
を水平に配置することを考えた。この場合、冷蔵室用の
バッフルの下方に冷気が溜る部分ができる。冷蔵室への
強制冷気循環が停止されると、この冷気が溜る部分に湿
気を多く含んだ冷蔵室内の空気が上昇してきてこの冷気
と接触しバッフルに着霜しやすい問題が生じる。そこで
この着霜の問題を解決するためにダンパーにヒータを設
けて除霜することが行われているが、煩雑になる、消費
電力が増加する、冷蔵室が狭くなる、庫内の温度制御が
難しくなる、コストアップになるなどの問題があり、除
霜用ヒータを用いることなくバッフル面への着霜を容易
に防止できる冷蔵庫が求められていた。
０〜１０℃に保たれる冷蔵室、約−５〜０℃に保たれる
氷温室や約３〜１０℃に保たれる野菜室などを有する冷
蔵庫は知られており、各室を適温に制御するための技術
が提案されている（実開昭６２−５５０６７号公報、実
開平５−７８０号公報等）。しかし、従来の冷蔵庫は冷
却器で冷却された冷気を冷蔵室、氷温室、野菜室などに
分割して送るダンパーを冷蔵室内に縦方向に配設するた
め、冷蔵室の上部における奥行寸法が小さくなって使い
づらくなる問題があった。この冷蔵室の上部における奥
行寸法を大きくするために、冷蔵室天井奥部にダンパー
を水平に配置することを考えた。この場合、冷蔵室用の
バッフルの下方に冷気が溜る部分ができる。冷蔵室への
強制冷気循環が停止されると、この冷気が溜る部分に湿
気を多く含んだ冷蔵室内の空気が上昇してきてこの冷気
と接触しバッフルに着霜しやすい問題が生じる。そこで
この着霜の問題を解決するためにダンパーにヒータを設
けて除霜することが行われているが、煩雑になる、消費
電力が増加する、冷蔵室が狭くなる、庫内の温度制御が
難しくなる、コストアップになるなどの問題があり、除
霜用ヒータを用いることなくバッフル面への着霜を容易
に防止できる冷蔵庫が求められていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷蔵室が広
くて使いやすい、冷凍室、冷蔵室、氷温室、野菜室など
を有する冷蔵庫を提供すること、及び、冷却器で冷却さ
れた冷気を開閉して制御するダンパー内のバッフル面へ
の着霜を簡単に防ぐことができる冷蔵庫を提供すること
を目的とする。
くて使いやすい、冷凍室、冷蔵室、氷温室、野菜室など
を有する冷蔵庫を提供すること、及び、冷却器で冷却さ
れた冷気を開閉して制御するダンパー内のバッフル面へ
の着霜を簡単に防ぐことができる冷蔵庫を提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく研究を重ねた結果、該ダンパーを冷蔵室内
の特定の位置に水平に配設することにより、冷蔵室を広
く使いやすくすることができ、また、該ダンパー内の冷
気の通路に冷気溜めを設けることにより、除霜用ヒータ
を用いることなくバッフル面への着霜を容易に防ぐこと
ができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
を解決すべく研究を重ねた結果、該ダンパーを冷蔵室内
の特定の位置に水平に配設することにより、冷蔵室を広
く使いやすくすることができ、また、該ダンパー内の冷
気の通路に冷気溜めを設けることにより、除霜用ヒータ
を用いることなくバッフル面への着霜を容易に防ぐこと
ができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【０００５】本発明の請求項１の発明は、冷凍室と冷蔵
室が断熱仕切で仕切られ、冷蔵室の下部に少なくとも氷
温室および／または野菜室が区画されてあり、冷却器で
冷却された冷気を開閉可能な複数のバッフルを有するダ
ンパーを通して分割して冷蔵室と氷温室および／または
野菜室に送ってそれぞれの温度を制御する冷蔵庫におい
て、該ダンパーを冷蔵室天井部奥に水平に配設したこと
を特徴とする冷蔵庫である。
室が断熱仕切で仕切られ、冷蔵室の下部に少なくとも氷
温室および／または野菜室が区画されてあり、冷却器で
冷却された冷気を開閉可能な複数のバッフルを有するダ
ンパーを通して分割して冷蔵室と氷温室および／または
野菜室に送ってそれぞれの温度を制御する冷蔵庫におい
て、該ダンパーを冷蔵室天井部奥に水平に配設したこと
を特徴とする冷蔵庫である。
【０００６】本発明の請求項２の発明は、該バッフルを
通過した冷気を、冷蔵室と氷温室および／または野菜室
に送る該ダンパー内の通路に冷気溜めを設け、該バッフ
ルがその中に位置するようにしたことを特徴とする請求
項１記載の冷蔵庫である。
通過した冷気を、冷蔵室と氷温室および／または野菜室
に送る該ダンパー内の通路に冷気溜めを設け、該バッフ
ルがその中に位置するようにしたことを特徴とする請求
項１記載の冷蔵庫である。
【０００７】本発明の請求項３の発明は、該バッフルお
よび該冷気溜めを通過した冷気を２分割して一方は冷蔵
室の上部に出す通路と、他方は冷蔵室の他の部分に出す
ダクトに通じる通路を該ダンパー内に設けたことを特徴
とする請求項２記載の冷蔵庫である。
よび該冷気溜めを通過した冷気を２分割して一方は冷蔵
室の上部に出す通路と、他方は冷蔵室の他の部分に出す
ダクトに通じる通路を該ダンパー内に設けたことを特徴
とする請求項２記載の冷蔵庫である。
【０００８】
【作用】本発明によれば、開閉可能な複数のバッフルを
有するダンパーを通して冷却器で冷却された冷気を分割
して冷蔵室と氷温室や野菜室に送ってそれぞれの温度を
制御するようにした冷蔵庫において、該ダンパーを冷凍
室と冷蔵室とを仕切る断熱仕切の下の冷蔵室天井部奥に
水平に配設したので冷蔵室が広くなり使い易くなる。
有するダンパーを通して冷却器で冷却された冷気を分割
して冷蔵室と氷温室や野菜室に送ってそれぞれの温度を
制御するようにした冷蔵庫において、該ダンパーを冷凍
室と冷蔵室とを仕切る断熱仕切の下の冷蔵室天井部奥に
水平に配設したので冷蔵室が広くなり使い易くなる。
【０００９】該ダンパー内のバッフルは冷却器で冷却さ
れた冷気により冷却されているので、冷蔵室へ通じる通
路にあるバッフルが閉まっている時はバッフルは冷蔵室
内の湿気を含む空気と接触し、バッフル面に着霜が発生
する。また、氷温室へ通じるバッフルが閉まっている時
も同様にバッフルは氷温室内の湿気を含む空気と接触
し、バッフル面に着霜が発生する。本発明においては、
該ダンパー内の冷気の通路に冷気トラップなどの仕切り
を設けて冷気溜めを作り、該バッフルがその中に位置す
るようにすることが肝要である。その結果、該バッフル
は冷蔵室や氷温室などの湿気を含む空気と実質的に接触
しなくなり、着霜を防止することができる。該冷気溜り
の容量や形状、冷気トラップの大きさや形状、設置位置
などは特に限定されるものではなく、適宜決めることが
できる。本発明においては、該ダンパー内の複数のバッ
フルに対応して同数の冷気溜りを設けてもよく、また、
該バッフルの数より少ない冷気溜りを設けても差し支え
ない。例えば、冷蔵室内の湿度の高い空気と接触するバ
ッフルに対応して冷気溜りを１個設けてもよい。
れた冷気により冷却されているので、冷蔵室へ通じる通
路にあるバッフルが閉まっている時はバッフルは冷蔵室
内の湿気を含む空気と接触し、バッフル面に着霜が発生
する。また、氷温室へ通じるバッフルが閉まっている時
も同様にバッフルは氷温室内の湿気を含む空気と接触
し、バッフル面に着霜が発生する。本発明においては、
該ダンパー内の冷気の通路に冷気トラップなどの仕切り
を設けて冷気溜めを作り、該バッフルがその中に位置す
るようにすることが肝要である。その結果、該バッフル
は冷蔵室や氷温室などの湿気を含む空気と実質的に接触
しなくなり、着霜を防止することができる。該冷気溜り
の容量や形状、冷気トラップの大きさや形状、設置位置
などは特に限定されるものではなく、適宜決めることが
できる。本発明においては、該ダンパー内の複数のバッ
フルに対応して同数の冷気溜りを設けてもよく、また、
該バッフルの数より少ない冷気溜りを設けても差し支え
ない。例えば、冷蔵室内の湿度の高い空気と接触するバ
ッフルに対応して冷気溜りを１個設けてもよい。
【００１０】冷気溜りを経て、冷気トラップを越えた冷
蔵室への冷気の流れを、更に２分割して、一方は冷蔵室
の上部へ放出される流れとし、他はマルチダクトを通っ
て冷蔵室の中下部へ放出される流れとすることにより、
冷蔵室はむらなく均一に温度制御することができるよう
になり、例え冷蔵室内に多くの品物が入れられても早く
均一に所定の冷蔵室の温度に冷却することができる。
蔵室への冷気の流れを、更に２分割して、一方は冷蔵室
の上部へ放出される流れとし、他はマルチダクトを通っ
て冷蔵室の中下部へ放出される流れとすることにより、
冷蔵室はむらなく均一に温度制御することができるよう
になり、例え冷蔵室内に多くの品物が入れられても早く
均一に所定の冷蔵室の温度に冷却することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例によりさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら限定さ
れるものではない。図１は、本発明の冷蔵庫の断面を示
した説明図である。１は冷蔵庫、２は冷凍室、３は冷蔵
室、４は氷温室、５は野菜室、２ａ、３ａ、４ａ、５ａ
は各室の開閉扉、６は断熱箱体、６ａは断熱仕切、７は
ダンパー、８はモーター、９はバッフル（開いた状態を
示す）、１０は圧縮機、１２はマルチダクト、１４は仕
切、Ｆ1 は冷却器、Ｆ2 は送風機である。この場合、４
の氷温室と５の野菜室は引き出し構造とされている。矢
印は冷気の流れを示す。
体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら限定さ
れるものではない。図１は、本発明の冷蔵庫の断面を示
した説明図である。１は冷蔵庫、２は冷凍室、３は冷蔵
室、４は氷温室、５は野菜室、２ａ、３ａ、４ａ、５ａ
は各室の開閉扉、６は断熱箱体、６ａは断熱仕切、７は
ダンパー、８はモーター、９はバッフル（開いた状態を
示す）、１０は圧縮機、１２はマルチダクト、１４は仕
切、Ｆ1 は冷却器、Ｆ2 は送風機である。この場合、４
の氷温室と５の野菜室は引き出し構造とされている。矢
印は冷気の流れを示す。
【００１２】冷凍室２と冷蔵室３は断熱仕切６ａで仕切
られており、冷蔵室３の下部に氷温室４および野菜室５
が区画されている。冷却器Ｆ1 および送風機Ｆ2 により
強制的に作られた冷気は開閉可能な複数のバッフル９を
有するダンパー７を通って分割されて、一部は冷蔵庫３
の上部へ送られると共にマルチダクト１２を通って冷蔵
室３の中下段へ送られ、他は氷温室４および野菜室５に
送られて各室の温度を制御する。従来冷蔵室３の上部奥
方に縦方向に配置していたダンパー７を冷凍室２と冷蔵
室３とを仕切る断熱仕切６ａの下の冷蔵室天井部奥に水
平に配設したので冷蔵室３を広くすることができる。
られており、冷蔵室３の下部に氷温室４および野菜室５
が区画されている。冷却器Ｆ1 および送風機Ｆ2 により
強制的に作られた冷気は開閉可能な複数のバッフル９を
有するダンパー７を通って分割されて、一部は冷蔵庫３
の上部へ送られると共にマルチダクト１２を通って冷蔵
室３の中下段へ送られ、他は氷温室４および野菜室５に
送られて各室の温度を制御する。従来冷蔵室３の上部奥
方に縦方向に配置していたダンパー７を冷凍室２と冷蔵
室３とを仕切る断熱仕切６ａの下の冷蔵室天井部奥に水
平に配設したので冷蔵室３を広くすることができる。
【００１３】図２はダンパー７の説明図である。７ａは
ダンパー上部カバー、７ｂはモーターダンパー、７ｃは
ダンパー下部カバー、８はバッフル９を開閉するモータ
ー、１１は冷気トラップである。矢印は冷凍室２の背方
に形成した冷却器Ｆ1 および送風機Ｆ2 により強制的に
作られた冷気の流れを示す。冷気の流れＦをダンパー７
で分割することにより冷蔵室３への冷気の流れＲと、氷
温室４への冷気の流れＨとする。冷気はバッフル９（開
いた状態を示す）を通った後、冷蔵室３への冷気の流れ
Ｒは冷気溜り１３を経て、冷気トラップ１１を越えた
後、２分割されて一方は冷気通路１７を通って冷蔵室３
の上部への流れＲとなり、他はマルチダクト１２を通
って冷蔵室３の中下部への流れＲとなる。
ダンパー上部カバー、７ｂはモーターダンパー、７ｃは
ダンパー下部カバー、８はバッフル９を開閉するモータ
ー、１１は冷気トラップである。矢印は冷凍室２の背方
に形成した冷却器Ｆ1 および送風機Ｆ2 により強制的に
作られた冷気の流れを示す。冷気の流れＦをダンパー７
で分割することにより冷蔵室３への冷気の流れＲと、氷
温室４への冷気の流れＨとする。冷気はバッフル９（開
いた状態を示す）を通った後、冷蔵室３への冷気の流れ
Ｒは冷気溜り１３を経て、冷気トラップ１１を越えた
後、２分割されて一方は冷気通路１７を通って冷蔵室３
の上部への流れＲとなり、他はマルチダクト１２を通
って冷蔵室３の中下部への流れＲとなる。
【００１４】図３はダンパー７の平面図である。図４は
ダンパー７のＡ−Ａ断面図であり、図５はダンパー７の
Ｂ−Ｂ断面図である。矢印は冷気の流れを示す。冷凍室
２からの冷気の流れはバッフル９が開くと（図５に示し
たバッフル９は開けられた状態を示す）、バッフル９を
通って冷気溜り１３に入る。バッフル９は冷気溜り１３
中に位置するように設けられる。冷気通路１５を遮るよ
うに冷気トラップ１１を設けることにより冷気溜り１３
が作られる。冷気は冷気トラップ１１を越えた後、２分
割されて一方は冷気通路１７を通って冷蔵室３の上部へ
の流れＲとなり、他は冷気通路１６を通り、マルチダ
クト１２を通って冷蔵室３の中下部への流れＲとな
る。バッフル９が閉じられて強制的な冷気の流れが停止
したとき、冷気通路１６、１７を通り冷蔵室３から上昇
する湿度の高い空気は冷気トラップ１１により遮られ
て、冷気溜り１３に侵入しにくくなり、湿度の高い空気
がバッフル９に実質的に接触しないので、バッフル９へ
の着霜が発生しないか、若しくは発生しにくくなり、着
霜防止用のヒータおよびその制御装置などが不要とな
る。
ダンパー７のＡ−Ａ断面図であり、図５はダンパー７の
Ｂ−Ｂ断面図である。矢印は冷気の流れを示す。冷凍室
２からの冷気の流れはバッフル９が開くと（図５に示し
たバッフル９は開けられた状態を示す）、バッフル９を
通って冷気溜り１３に入る。バッフル９は冷気溜り１３
中に位置するように設けられる。冷気通路１５を遮るよ
うに冷気トラップ１１を設けることにより冷気溜り１３
が作られる。冷気は冷気トラップ１１を越えた後、２分
割されて一方は冷気通路１７を通って冷蔵室３の上部へ
の流れＲとなり、他は冷気通路１６を通り、マルチダ
クト１２を通って冷蔵室３の中下部への流れＲとな
る。バッフル９が閉じられて強制的な冷気の流れが停止
したとき、冷気通路１６、１７を通り冷蔵室３から上昇
する湿度の高い空気は冷気トラップ１１により遮られ
て、冷気溜り１３に侵入しにくくなり、湿度の高い空気
がバッフル９に実質的に接触しないので、バッフル９へ
の着霜が発生しないか、若しくは発生しにくくなり、着
霜防止用のヒータおよびその制御装置などが不要とな
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明はそれぞれ適温に制御された冷凍
室、冷蔵室、氷温室、野菜室などを有する冷蔵庫に関す
るものであり、冷却器で冷却された冷気を各室に分割し
て送るダンパーを冷蔵室天井部奥に水平に配設すること
により、冷蔵室を広く使いやすくすることができ、ま
た、ダンパー内の冷気の通路に冷気溜めを設けることに
より、ダンパーにヒーターを敷設することなくバッフル
面への着霜を容易に防ぐことができ、さらに冷蔵室内を
むらなく均一に冷却できるようになるので産業上の利用
価値が高い。
室、冷蔵室、氷温室、野菜室などを有する冷蔵庫に関す
るものであり、冷却器で冷却された冷気を各室に分割し
て送るダンパーを冷蔵室天井部奥に水平に配設すること
により、冷蔵室を広く使いやすくすることができ、ま
た、ダンパー内の冷気の通路に冷気溜めを設けることに
より、ダンパーにヒーターを敷設することなくバッフル
面への着霜を容易に防ぐことができ、さらに冷蔵室内を
むらなく均一に冷却できるようになるので産業上の利用
価値が高い。
【図１】 本発明の冷蔵庫の断面を示した説明図であ
る。
る。
【図２】 ダンパーの説明図である。
【図３】 ダンパーの平面図である。
【図４】 ダンパーのＡ−Ａ断面図である。
【図５】 ダンパーのＢ−Ｂ断面図である。
１ 冷蔵庫 ２ 冷凍室 ３ 冷蔵室 ４ 氷温室 ５ 野菜室 ２ａ、３ａ、４ａ 開閉扉 Ｆ1 冷却器 Ｆ2 送風機 ６ 断熱箱体 ６ａ 断熱仕切 ７ ダンパー ７ａ ダンパー上部カバー ７ｂ モーターダンパー ７ｃ ダンパー下部カバー ８ モーター ９ バッフル １０ 圧縮機 １１ 冷気トラップ １２ マルチダクト １３ 冷気溜り １４ 仕切 １５、１６、１７ 冷気通路 Ｆ 冷却器で冷却された冷気の流れ Ｒ 冷蔵室への冷気の流れ Ｈ 氷温室への冷気の流れ Ｒ 冷蔵室中下部への冷気の流れ Ｒ 冷蔵室上部への冷気の流れ
フロントページの続き (72)発明者 柿沼 裕 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 齋 博之 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 茂木 秀文 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石崎 吉高 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 冷凍室と冷蔵室が断熱仕切で仕切られ、
冷蔵室の下部に少なくとも氷温室および／または野菜室
が区画されてあり、冷却器で冷却された冷気を開閉可能
な複数のバッフルを有するダンパーを通して分割して冷
蔵室と氷温室および／または野菜室に送ってそれぞれの
温度を制御する冷蔵庫において、該ダンパーを冷蔵室天
井部奥に水平に配設したことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項２】 該バッフルを通過した冷気を、冷蔵室と
氷温室および／または野菜室に送る該ダンパー内の通路
に冷気溜めを設け、該バッフルがその中に位置するよう
にしたことを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。 - 【請求項３】 該バッフルおよび該冷気溜めを通過した
冷気を２分割して一方は冷蔵室の上部に出す通路と、他
方は冷蔵室の他の部分に出すダクトに通じる通路を該ダ
ンパー内に設けたことを特徴とする請求項２記載の冷蔵
庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5474594A JP3397876B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5474594A JP3397876B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243745A true JPH07243745A (ja) | 1995-09-19 |
| JP3397876B2 JP3397876B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=12979319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5474594A Expired - Fee Related JP3397876B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3397876B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011149680A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-08-04 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
| JP2015152276A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
| JP2018066497A (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6183857A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-28 | 株式会社日立製作所 | 冷蔵庫の冷気通路 |
| JPS61168769A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-30 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
| JPS6435385U (ja) * | 1987-08-25 | 1989-03-03 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP5474594A patent/JP3397876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6183857A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-28 | 株式会社日立製作所 | 冷蔵庫の冷気通路 |
| JPS61168769A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-30 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
| JPS6435385U (ja) * | 1987-08-25 | 1989-03-03 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011149680A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-08-04 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
| JP2015152276A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
| JP2018066497A (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3397876B2 (ja) | 2003-04-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0117183Y1 (ko) | 김치실용 냉기순환구조를 구비한 냉장고 | |
| EP1642070B1 (en) | Refrigerator | |
| JP2003269830A (ja) | 冷蔵庫 | |
| US2145892A (en) | Refrigerator | |
| JPH1163785A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH07243745A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPS62288468A (ja) | ５温度式冷蔵庫 | |
| KR960001194Y1 (ko) | 김치실이 구비된 냉장고 | |
| CN215412683U (zh) | 一种冰箱 | |
| JPH0247426Y2 (ja) | ||
| JP2002107033A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH08105679A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH0434384Y2 (ja) | ||
| JP2000186883A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH04281173A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH0537183Y2 (ja) | ||
| JPH024387Y2 (ja) | ||
| JPH08233429A (ja) | 冷蔵庫 | |
| SU1717912A1 (ru) | Холодильник | |
| JPH023101Y2 (ja) | ||
| JPH023099Y2 (ja) | ||
| JP6709348B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2840328B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH023100Y2 (ja) | ||
| JPH0448462Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |