JP2840328B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2840328B2
JP2840328B2 JP27424889A JP27424889A JP2840328B2 JP 2840328 B2 JP2840328 B2 JP 2840328B2 JP 27424889 A JP27424889 A JP 27424889A JP 27424889 A JP27424889 A JP 27424889A JP 2840328 B2 JP2840328 B2 JP 2840328B2
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【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫本体の内部に複数の冷凍室を形成して
なる冷蔵庫に関する。
(ロ) 従来の技術 本発明に先行する特開平1−200176号公報に記載され
た従来の冷蔵庫では冷蔵庫本体の内部に、−18℃程度の
一般的設定温度の第2冷凍庫と−30℃程度の低温設定温
度の第1冷凍庫とを設けると共に前記低温設定温度を得
るために冷凍庫用専用冷凍サイクルを設けている。
しかしながらこの種従来の冷蔵庫では、前記冷凍用専
用冷凍サイクルの他に冷蔵庫用専用冷凍サイクルを設け
ているため、構造が大型化してコストアップする等の欠
点がある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は前述の欠点を解消し、設定温度の低いものを
含む複数の冷凍室と冷蔵室とを一個の冷凍サイクルだけ
で効率的に冷却するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、冷凍サイクルを備えた冷蔵庫本体の内部
に、冷蔵室、第1冷凍室及び第2冷凍室を形成すると共
に、前記冷凍サイクルの冷却器の冷気をそれぞれ第1フ
ァン及び第2ファンにより前記第1冷凍室及び前記第2
冷凍室に供給すると共に、前記第1冷凍室の設定温度を
前記第2冷凍室の設定温度より低くなるように前記第1
ファンの運転率を前記第2ファンよりも高く設定してな
る冷蔵庫であって、 前記冷蔵室の冷却空気は、前記第1ファンの吐出側空
間から導入されたものである。
(ホ) 作用 本発明によれば、設定温度は第1冷凍室の方が第2冷
凍室よりも低いので、ファンも第1ファンの方が第2フ
ァンより運転率が高くなり、この高運転率の第1ファン
から頻繁に冷却空気が冷蔵室に供給されるようになり、
従って冷蔵室は冷却機能がアップし冷蔵室扉の開閉後の
温度回復の速いものになる。
(ヘ) 実施例 次に本発明の一実施例について説明する。
第1図において、(1)は冷蔵庫本体で、外箱(2)
の内側に断熱材(3)を介して内箱(4)を配設してい
る。(5)は内箱(4)の内部に配設した仕切断熱壁
で、その上部及び下部にそれぞれ第1冷凍室(6)及び
冷蔵室(7)を区画形成する。第1冷凍室(6)は、そ
の左側に仕切壁(8)を介して第2冷凍室(9)(後記
する)が隣接されると共にこの第1冷凍室(6)の内部
に区画室(10)(その詳細は後述する)を形成してい
る。冷蔵室(7)は、その上部に複数の支持棚(11)
(11)(11)を装設すると共にその下部に仕切固定板
(12)及び野菜容器(13)を配設している。(14)は前
記第1冷凍室(6)の開閉扉、(15)は前記冷蔵室
(7)の開閉扉である。開閉扉(14)(15)はそれぞれ
冷蔵庫本体(1)の前面開口縁の一側部に回動自在に枢
支されている。(16)は前記野菜容器(13)と一体化し
て引き出される引き出し扉、(17)は支持脚である。
(18)は冷蔵庫本体(1)の機械室(19)に配設したコ
ンプレッサーで、冷凍サイクル(20)の一部を構成して
いる。冷凍サイクル(20)は、その冷媒流路に、順次、
前記コンプレッサー(18)、前記機械室(19)等に配設
したコンデンサー(図示しない)、減圧手段(図示しな
い)及び主冷却器(21)等を介設している。(22)は第
1ファンで、前記主冷却器(21)で冷却された冷気を吹
出口(23)から第1冷凍室(6)に供給する。第1ファ
ン(22)の吐出側の冷気は、吹出口(24)から前記区画
室(10)にも直接供給されその後前記仕切断熱壁(5)
の内部を通って帰還する。(25)はダンパーサーモスタ
ットで、その開閉により冷蔵庫(7)の吹出口(26)の
吹出し冷気を調節する。冷蔵庫(7)の空気は、前記仕
切断熱壁(5)の内部に吸込まれて前記第1冷凍室
(6)及び前記区画室(10)からの帰還空気と合流して
前記主冷却器(21)に帰還する。
第2図において、(27)は前記第2冷凍室(9)に収
納した製氷皿、(28)は第2冷凍室(9)の背面壁に形
成した冷気吹出口である。
第3図において、(29)は前記冷気吹出口(28)の背
面側に配設した第2ファンで、第2冷凍室(9)に設け
た専用センサー(図示しない)の温度検出信号に基いて
オン、オフすることでこの第2冷凍室(9)を−20℃程
度の温度に維持する。(30)は前記主冷却器(21)の仕
切板で、主冷却器(21)の収容室を2室に区画すること
で、各収容室(31)(32)の冷気をそれぞれ前記第1フ
ァン(22)及び前記第2ファン(29)により前記第1冷
凍室(6)及び前記第2冷凍室(9)に独立して供給す
べく機能する。
第4図において、(33)は前記区画室(10)の囲繞壁
で、上壁部(33a)、前壁部(33b)及び側壁部(図示し
ない)を合成樹脂等の断熱材で形成している。(34)は
区画室(10)の底部に配設した補助冷却器である。補助
冷却器(34)は、直冷プレート(35)の下面に蛇行状の
冷却パイプ(36)を添設してある。この補助冷却器(3
4)についてはロールボンドタイプのものも実施され
る。また補助冷却器(34)は第5図及び第6図に示すよ
うに、前記主冷却器(21)に対して並列の状態で前記冷
凍サイクル(20)に接続してある。前記冷凍サイクル
(20)は急速凍結運転時にこの冷凍サイクル(20)の冷
媒を切替え弁(37)により主冷却器(21)から補助冷却
器(34)へ切替え供給すべく構成してある。この急速凍
結運転は使用者の急速冷凍スイッチ(図示しない)の操
作により開始される。急速冷凍スイッチが操作される
と、前記冷凍サイクル(20)では、そのスイッチ操作に
対応して直ちに切替え弁(37)が動作して補助冷却器
(34)に冷媒を供給して区画室(10)を急速冷却しこの
急速凍結運転を所定のタイマー時間だけ継続する。この
急速凍結運転の終了後においては、区画室(10)内の冷
凍済み食品等は、この区画室(10)内の深温ルーム専用
センサー(図示しない)の温度検出結果に基いて前記コ
ンプレッサ(18)及び前記第1ファン(22)がオン、オ
フすることで−30℃程度の深温で長期保存されるように
なる。
而して前記主冷却器(21)の収容室(31)は、第3図
及び第4図に示すように前記冷蔵室(7)に連通してあ
る。具体的に収容室(31)はダクト(38)を通して冷蔵
室(7)に連通することで、この収容室(31)の冷気空
気を第1ファン(22)の吐出側空間(31a)からダクト
(38)に押し込みこのダクト(38)の吹出口(26)から
ダンパーサーモスタット(25)の開成時に冷蔵室(7)
に供給する。更にもう一方の収容室(32)も前記収容室
(31)と同様にダクト(39)を通して吹出口(26)に連
通してある。また、吹出口(26)は、縦方向リブ(40)
にて、ダクト(38)側とダクト(39)側とに仕切ってあ
る。縦方向リブ(40)は、ダンパーサーモスタット(2
5)が閉じた状態において第1ファン(22)がオン、第
2ファン(29)がオフした場合に、収容室(31)の冷却
空気がダクト(38)(39)を通して第2冷凍室(9)に
不所望に供給されるのを防止すべく機能する。
前記冷蔵庫では、第1冷蔵室(6)においては、深温
ルーム専用センサーの温度検出結果に基いてコンプレッ
サー(18)及び第1ファン(22)がオン、オフすること
で、30℃程度の深温に維持される。また第2冷凍室
(9)においては専用センサーの温度検出結果に基いて
第2ファン(29)がオン、オフすることで−20℃程度に
維持され氷等が保存される。
また前記冷蔵庫では、使用者が急速冷凍スイッチを操
作した場合には冷凍サイクル(20)の切替え弁(37)が
動作して補助冷却器(34)に冷媒が切替え供給され急速
凍結運転が開始され区画室(10)内の食品等は−30℃以
下の温度で急速に凍結するようになる。この区画室(1
0)内の食品等は急速凍結運転の終了後も前記深温ルー
ム専用センサーの温度検出結果に基いて−30℃程度の深
温に維持されるようになる。区画室(10)にて−30℃以
下の温度で急速凍結した食品等は、従来の−18℃のフリ
ーザーで凍結したものとは異なり、短時間で−30℃に到
達することにより細胞も破壊されずその後も継続して−
30℃程度の深温で保存されることにより従来の−18℃の
プリーザーで保存したものと異なり、細胞膜が氷の再結
晶によって破壊されることもこれにより解凍時に多量の
ドリップが流出してしまうことも防止されるようにな
る。具体的にマグロを用いて実験したところ、本発明の
急速凍結運転及び深温保存を行なった冷蔵庫では、マグ
ロに含まれる酵素が不活性化しその鮮度の指標とされる
K値も、脂肪の酸化度合いを示すPOV値も減少し、−18
℃程度の従来フリーザーに比較し鮮度維持機能が大きく
アップすることが確認されている。
また前記冷蔵庫では、設定温度は第1冷凍室(6)の
方が第2冷凍室(9)よりも低いので、ファンも第1フ
ァン(22)の方が第2ファン(29)より運転率が高くな
り、この高運転率の第1ファン(22)から頻繁に冷却空
気が冷蔵室(7)に供給されるようになり、従って冷蔵
室(7)は冷却機能がアップし開閉扉(15)の開閉後の
温度回復の速いものになる。また、一方の収容室(32)
も冷蔵室(7)に連通しているので、冷蔵庫を据え付け
後に初めて電源を入れる場合等においては第2ファン
(29)も第1ファン(22)と同時に回転開始するためこ
の収容室(32)からも冷蔵室(7)に冷気が合流供給さ
れるようになり、従って冷蔵室(7)の冷却速度は更に
アップする。
(ト) 発明の効果 本発明は以上のように構成したから、設定温度は第1
冷凍室の方が第2冷凍室より低いので、ファンも第1フ
ァンの方が第2ファンよりも運転率が高くなり、この高
運転率の第1ファンから頻繁に冷却空気が冷蔵室に供給
されるようになり、従って、1個の冷凍サイクルだけで
深温冷凍室の他に冷蔵室も効率的に冷却して冷蔵室の冷
却速度をアップできる冷蔵庫を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示し、第1図は
縦断面図、第2図は扉を省略した状態の正面図、第3図
は冷蔵庫本体の冷気通路の説明図、第4図は第2図にお
けるA−A′線断面図、第5図は冷却器の斜視図、第6
図は冷凍サイクルの一部の構成図である。 (1)……冷蔵庫本体、(6)……第1冷凍室、(7)
……冷蔵室、(9)……第2冷凍室、(18)……コンプ
レッサー、(20)……冷凍サイクル、(22)……第1フ
ァン、(29)……第2ファン、(31)(32)……区画
室、(31a)……吐出側空間、(38)(39)……ダク
ト。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクルを備えた冷蔵庫本体の内部
    に、冷蔵室、第1冷凍室及び第2冷凍室を形成すると共
    に、前記冷凍サイクルの冷却器の冷気をそれぞれ第1フ
    ァン及び第2ファンにより前記第1冷凍室及び前記第2
    冷凍室に供給すると共に、前記第1冷凍室の設定温度を
    前記第2冷凍室の設定温度より低くなるように前記第1
    ファンの運転率を前記第2ファンよりも高く設定してな
    る冷蔵庫であって、 前記冷蔵室の冷却空気は、前記第1ファンの吐出側空間
    から導入されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記冷蔵室の冷却空気は、前記第2ファン
    の吐出側空間からも導入されたことを特徴とする請求項
    1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記冷蔵室の冷却空気は、ダクトを通して
    導入されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の冷蔵庫。
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