JPH07243544A - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JPH07243544A
JPH07243544A JP6015894A JP6015894A JPH07243544A JP H07243544 A JPH07243544 A JP H07243544A JP 6015894 A JP6015894 A JP 6015894A JP 6015894 A JP6015894 A JP 6015894A JP H07243544 A JPH07243544 A JP H07243544A
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Katsuto Sakai
克人 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上流側での圧力変動の流量計等に対する影響
を低減できるようにする。 【構成】 フルイディック流量計の上流側における圧力
変動の大きさが所定値を越えている場合には、遮断弁5
0の主弁51によって、気体が通過する開口部16を覆
うと共に、副弁56を第2の孔55から離し、第2の孔
55を開放する。この状態で、気体は、第1の孔54か
ら気体収容室53に入り、この気体収容室53を経て、
第2の孔55、開口部16を通過する。圧力変動のある
気体が第1の孔54、気体収容室53および第2の孔5
5を通過すると、圧力変動の脈動成分が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等の流体の流通を
遮断する遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータでは、ガスメータの下流側に
接続された機器によって発生するガス圧力の変動(脈
動)がガスメータの計量部やガスメータの上流側へ伝わ
らないように、ガスメータの出口部に、絞りや、パンチ
ングメタル(多数の孔を形成した金属板)、焼結金属等
の多孔質板や、ゴムチューブ等の緩衝流路を設けたもの
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスメ
ータでは、近隣のガスメータの状態や近隣のガスの使用
状況等によって、ガスメータの上流側でも圧力変動が発
生するが、従来はガスメータの上流側での圧力変動につ
いては考慮されていなかった。そのため、ガスメータと
して例えばフルイディック流量計を用いた場合、上流側
での圧力変動によって、後述するような問題が生じてい
た。なお、フルイディック流量計は、噴流を発生させる
ノズルの下流側に、一対の側壁によって流路拡大部を形
成すると共に、側壁の外側に設けられたリターンガイド
によって、ノズルを通過した流体を各側壁の外側に沿っ
てノズルの噴出口側へ導く一対のフィードバック流路を
形成し、ノズルを通過した流体が一対のフィードバック
流路を交互に流れる現象を利用し、ノズルを通過した流
体の流れる方向の切り替わりの周波数(以下、発振周波
数という。)に基づいて流体の流量を計量するものであ
る。
【0004】このフルイディック流量計を用いた場合、
上流側での圧力変動によってフルイディック流量計の発
振周波数が乱れ、例えば、フルイディック流量計の発振
周波数が上流側での圧力変動の周波数またはその1/2
の周波数に変化する場合がある。そのため、計量した流
量の誤差が大きくなったり、流量を計量できなくなった
りするという問題点があった。
【0005】ここで、図8を参照して、ガスメータとし
て利用されるフルイディック流量計の一例について説明
する。このフルイディック流量計は、気体(ガス)を受
け入れる入口部11と気体を排出する出口部12とを有
する本体10を備えている。本体10内には隔壁13が
設けられ、この隔壁13と入口部11との間に第1の気
体流路14が形成され、隔壁13と出口部12との間に
第2の気体流路15が形成されている。隔壁13には開
口部16が設けられ、第1の気体流路14内には、開口
部16を閉塞可能な遮断弁17が設けられている。ま
た、本体10の外側にはソレノイド18が固定され、こ
のソレノイド18のプランジャ19が、本体10の側壁
を貫通して遮断弁17に接合されている。また、遮断弁
17と本体10との間におけるプランジャ19の周囲に
は、ばね20が設けられ、このばね20が遮断弁17を
開口部16側へ付勢している。そして、ソレノイド18
が消磁状態のときはプランジャ19が突出して遮断弁1
7が開口部16を閉塞し、ソレノイド18が励磁状態の
ときは遮断弁17が開口部16から離れ、開口部16が
開放された状態となるようになっている。
【0006】第2の気体流路15内には、入口部11か
ら受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノズル
21が設けられている。このノズル21の上流側には気
体の流れを整える整流部材22が設けられている。ノズ
ル21の下流側には、拡大された流路を形成する一対の
側壁23、24が設けられている。この側壁23、24
の間には、所定の間隔を開けて、上流側に第1ターゲッ
ト25、下流側に第2ターゲット26がそれぞれ配設さ
れている。また、側壁23、24の外側には、ノズル2
1を通過した気体を各側壁23、24の外周部に沿って
ノズル21の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバッ
ク流路27、28を形成するリターンガイド29が配設
されている。また、フィードバック流路27、28の各
出口部分と出口部12との間には、リターンガイド29
の背面と本体10とによって、一対の排出路31、32
が形成されている。また、ノズル21の噴出口の近傍に
は、ノズル21を通過した気体の流れる方向の切り替わ
りを検出するための圧力センサ33、34が配設されて
いる。
【0007】図8に示す例のように、ガスメータには、
ガス漏れ等の緊急時にガスの流通を遮断する遮断弁17
を有するものがある。しかしながら、この遮断弁17で
は、ガスの流通を遮断することができても、圧力変動の
影響を低減することはできない。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、上流側での圧力変動の流量計等に対
する影響を低減できるようにした遮断弁を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の遮断弁は、流体
流路中において流体が通過する開口部を覆うための主弁
と、流体流路中に配設されると共に主弁に結合され、内
部に流体収容室を形成する容器と、容器に設けられ、こ
の容器の外側と流体収容室とを連通させる第1の孔と、
主弁に設けられ、開口部と流体収容室とを連通させる第
2の孔と、第2の孔を閉塞可能な副弁と、主弁および副
弁を移動し、開口部を開放した第1の状態と、主弁によ
って開口部を覆うと共に第2の孔を開放した第2の状態
と、主弁によって開口部を覆うと共に副弁によって第2
の孔を閉塞した第3の状態とを選択する状態選択手段と
を備えたものである。
【0010】この遮断弁では、状態選択手段によって主
弁および副弁が移動され、3つの状態が選択される。開
口部を開放した第1の状態では、流体は開口部を通過す
る。主弁によって開口部を覆うと共に第2の孔を開放し
た第2の状態では、流体は第1の孔、流体収容室および
第2の孔を通過し、その際、流体の圧力変動が低減され
る。また、主弁によって開口部を覆うと共に副弁によっ
て第2の孔を閉塞した第3の状態では、流体の流通が遮
断される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の遮断弁を用いた
フルイディック流量計の構成を示す断面図である。な
お、本実施例の遮断弁は、ガスメータとして使用するフ
ルイディック流量計において、ガスの流通を遮断する遮
断弁の例である。図1に示すように、フルイディック流
量計は、気体(ガス)を受け入れる入口部11と気体を
排出する出口部12とを有する本体10を備えている。
本体10内には隔壁13が設けられ、この隔壁13と入
口部11との間に第1の気体流路14が形成され、隔壁
13と出口部12との間に第2の気体流路15が形成さ
れている。隔壁13には気体が通過する開口部16が設
けられ、この開口部16の近傍に、本実施例の遮断弁5
0が設けられている。
【0013】図2は、図1における遮断弁50を拡大し
て示す断面図である。この遮断弁50は、第1の気体流
路14内に配設され、開口部16を覆うための主弁51
と、第1の気体流路14内に配設されると共に主弁51
に結合され、内部に気体収容室53を形成する容器52
と、この容器52に設けられ、この容器52の外側と気
体収容室53とを連通させる第1の孔54と、主弁51
に設けられ、開口部16と気体収容室53とを連通させ
る第2の孔55と、気体収容室53内に配設され、第2
の孔55を閉塞可能な副弁56と、主弁51および副弁
56を移動する状態選択手段としてのアクチュエータ6
0とを備えている。第2の孔55は開口部16よりも小
径であり、第1の孔54は第2の孔55と略同径であ
る。
【0014】アクチュエータ60は、第1の孔54内に
挿通され、一端が副弁56に接続され、他端側が本体1
0の側壁を貫通して本体10の外部に導出されたロッド
61と、本体10の外側に固定され、ロッド61の他端
側を保持すると共にロッド61を軸方向に移動させるア
クチュエータ本体62と、容器52の背面と本体10の
側壁との間におけるロッド61の周囲に設けられ、容器
52を開口部16側に付勢する第1のばね63と、副弁
56と容器52の内壁面との間におけるロッド61の周
囲に設けられ、副弁56を開口部16側に付勢する第2
のばね64とを備えている。アクチュエータ本体62
は、比例ソレノイドやリニアモータ等、ロッド61の軸
方向の位置を少なくとも3段階に切り換え可能な駆動手
段である。
【0015】本実施例の遮断弁50では、アクチュエー
タ60によって主弁51および副弁56を移動し、開口
部16を開放した第1の状態と、主弁51によって開口
部16を覆うと共に第2の孔55を開放した第2の状態
と、主弁51によって開口部16を覆うと共に副弁56
によって第2の孔55を閉塞した第3の状態とを選択可
能になっている。
【0016】第2の気体流路15内には、入口部11か
ら受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノズル
21が設けられている。このノズル21の上流側には気
体の流れを整える整流部材22が設けられている。ノズ
ル21の下流側には、拡大された流路を形成する一対の
側壁23、24が設けられている。この側壁23、24
の間には、所定の間隔を開けて、上流側に第1ターゲッ
ト25、下流側に第2ターゲット26がそれぞれ配設さ
れている。また、側壁23、24の外側には、ノズル2
1を通過した気体を各側壁23、24の外周部に沿って
ノズル21の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバッ
ク流路27、28を形成するリターンガイド29が配設
されている。また、フィードバック流路27、28の各
出口部分と出口部12との間には、リターンガイド29
の背面と本体10とによって、一対の排出路31、32
が形成されている。また、ノズル21の噴出口の近傍に
は、ノズル21を通過した気体の流れる方向の切り替わ
りを検出するための圧力センサ33、34が配設されて
いる。
【0017】図3は図1に示すフルイディック流量計に
おける流量演算および本実施例の遮断弁50の制御のた
めの回路の構成を示すブロック図である。この回路は、
各圧力センサ33、34の出力を入力し、流量を演算す
る流量演算部41と、この流量演算部41によって演算
された流量を表示する表示部42と、入口部11に接続
される配管の途中に設けられ、フルイディック流量計の
上流側における気体の圧力を検出する圧力センサ71
と、この圧力センサ71の出力に基づいて、圧力変動の
大きさが所定値を越えたか否かを判定する圧力変動判定
部72と、流量演算部41および圧力変動判定部72に
よって制御され、アクチュエータ本体62を駆動するア
クチュエータ駆動回路73とを備えている。流量演算部
41は、例えば各圧力センサ33、34の出力を2値化
してパルス化し、単位時間当たりのパルス数をカウント
して、ノズル21を通過した気体の流れる方向の切り替
わりの周波数を求め、この周波数を流量に換算する。ま
た、流量演算部41は、例えば所定量以上の流量を検出
した場合や所定の流量を所定時間以上検出した場合等
に、アクチュエータ駆動回路73を制御してアクチュエ
ータ本体62を駆動し、遮断弁50を第3の状態にし
て、開口部16を閉塞してガスを遮断するようになって
いる。
【0018】また、圧力変動判定部72は、例えば、所
定時間内における圧力センサ71の出力の最大値と最小
値との差を圧力変動の大きさとして求め、これが所定値
を越えたか否かを判定する。そして、圧力変動判定部7
2は、圧力変動の大きさが所定値を越えていないときに
は、遮断弁50を第1の状態にして、開口部16を開放
し、圧力変動の大きさが所定値を越えているときには、
遮断弁50を第2の状態にして、主弁51によって開口
部16を覆うと共に第2の孔55を開放するようになっ
ている。
【0019】なお、流量演算部41および圧力変動判定
部72は、例えばマイクロコンピュータによって実現さ
れる。
【0020】次に、以上のように構成されたフルイディ
ック流量計の作用について説明する。
【0021】通常時、フルイディック流量計の入口部1
1から受け入れられた気体は、第1の気体流路14、開
口部16を通過して、第2の気体流路15に入る。第2
の気体流路15に入った気体は、整流部材22を経て、
ノズル21を通過し、噴流となってノズル21より噴出
される。ノズル21より噴出された気体は、コアンダ効
果により一方の側壁に沿って流れる。ここでは、まず側
壁23に沿って流れるものとする。側壁23に沿って流
れた気体は、更にフィードバック流路27を経て、ノズ
ル21の噴出口側へ帰還され、排出路31を経て出口部
12より排出される。このとき、ノズル21より噴出さ
れた気体は、フィードバック流路27を流れてきた気体
によって方向が変えられ、今度は他方の側壁24に沿っ
て流れるようになる。この気体は、更にフィードバック
流路28を経て、ノズル21の噴出口側へ帰還され、排
出路32を経て出口部12より排出される。すると、ノ
ズル21より噴出された気体は、今度は、フィードバッ
ク流路28を流れてきた気体によって方向が変えられ、
再び側壁23、フィードバック流路27に沿って流れる
ようになる。以上の動作を繰り返すことにより、ノズル
21を通過した気体は一対のフィードバック流路27、
28を交互に流れる。この気体の流れる方向の切り替わ
りの周波数は流量と対応関係がある。ノズル21を通過
した気体の流れる方向の切り替わりの周波数は、圧力セ
ンサ33、34の出力に基づいて流量演算部41によっ
て求められる。流量演算部41は、求めた周波数より流
量を演算し、表示部42に表示する。
【0022】次に、図4ないし図7を参照して、本実施
例の遮断弁50の動作について説明する。
【0023】まず、圧力変動判定部72によってフルイ
ディック流量計の上流側における圧力変動の大きさが所
定値を越えていないと判定されたときには、アクチュエ
ータ駆動回路73によってアクチュエータ本体62が駆
動され、図5に示すように、遮断弁50は第1の状態に
される。すなわち、ロッド61が最も引き込まれた状態
にされ、主弁51が開口部16から離れ、開口部16が
開放される。この状態では、気体は、開口部16を通過
して、第1の気体流路14から第2の気体流路15に入
る。
【0024】一方、圧力変動判定部72によってフルイ
ディック流量計の上流側における圧力変動の大きさが所
定値を越えていると判定されたときには、アクチュエー
タ駆動回路73によってアクチュエータ本体62が駆動
され、図6に示すように、遮断弁50は第2の状態にさ
れる。すなわち、ロッド61の引き込み量が中間の状態
にされ、主弁51によって開口部16が覆われると共
に、副弁56が第2の孔55から離れ、第2の孔55が
開放される。この状態では、気体は、第1の孔54から
気体収容室53に入り、この気体収容室53を経て、第
2の孔55、開口部16を通過して、第1の気体流路1
4から第2の気体流路15に入る。この場合、第1の孔
54および第2の孔55は絞りとして作用する。圧力変
動のある気体が第1の孔54、気体収容室53および第
2の孔55を通過する際には、まず、前段の絞りとして
作用する第1の孔54において圧力変動の脈動成分が減
少される。次に、多くの場合は第1の孔54を通過した
圧力変動波が第2の孔55に到達する時間が圧力変動波
(脈動成分)の周期の1/2の整数倍とは異なるため、
第2の孔55において脈動成分を相互に打ち消す作用が
発生し、脈動成分が減少される。
【0025】図4は、第1の孔54、気体収容室53お
よび第2の孔55による構造の電気的等価回路を示すも
のである。この図において、第1の孔54は抵抗器81
に対応し、第2の孔55は抵抗器82に対応し、気体収
容室53はコンデンサ83に対応し、直列に接続された
抵抗器81、82と、これら抵抗器81、82の中間点
をコンデンサ83を介して接地側に接続した回路によっ
て高周波成分除去フィルタが構成される。このように、
第1の孔54、気体収容室53および第2の孔55によ
る構造は、圧力変動の脈動成分を減少させる高周波成分
除去フィルタとして作用する。
【0026】また、流量演算部41が所定量以上の流量
を検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出した場
合等には、アクチュエータ駆動回路73によってアクチ
ュエータ本体62が駆動され、図7に示すように、遮断
弁50は第3の状態にされる。すなわち、ロッド61が
最も突出した状態にされ、主弁51によって開口部16
が覆われると共に副弁56によって第2の孔55が閉塞
され、開口部16が閉塞され、フルイディック流量計の
下流側への気体(ガス)の供給が停止される。
【0027】以上説明したように、本実施例の遮断弁5
0によれば、主弁51によって開口部16を覆うと共に
第2の孔55を開放した第2の状態において、気体が第
1の孔54、気体収容室53および第2の孔55を通過
する際に気体の圧力変動が低減されるので、フルイディ
ック流量計の発振周波数が安定する。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば、遮断弁50を第2の気体流路15内に設け、下
流側より開口部16を閉塞するようにしても良い。この
場合には、第2の状態において、気体は第2の孔55、
気体収容室53、第1の孔54の順に通過する。
【0029】また、上記実施例では、フルイディック流
量計に用いた遮断弁について説明したが、本発明の遮断
弁は、フルイディック流量計以外の流量計にも用いるこ
とができ、また、気体のみならず液体の流通を遮断する
遮断弁としても利用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遮断弁によ
れば、主弁によって開口部を覆うと共に第2の孔を開放
した第2の状態において、流体が第1の孔、流体収容室
および第2の孔を通過する際に流体の圧力変動が低減さ
れるので、上流側での圧力変動の流量計等に対する影響
を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の遮断弁を用いたフルイディ
ック流量計の構成を示す断面図である。
【図2】図1における遮断弁を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図1に示すフルイディック流量計における流量
演算および本発明の一実施例の遮断弁の制御のための回
路の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の遮断弁における第1の孔、
気体収容室および第2の孔による構造の電気的等価回路
を示す回路図である。
【図5】本発明の一実施例の遮断弁の第1の状態を示す
断面図である。
【図6】本発明の一実施例の遮断弁の第2の状態を示す
断面図である。
【図7】本発明の一実施例の遮断弁の第3の状態を示す
断面図である。
【図8】フルイディック流量計の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 入口部 12 出口部 14 第1の気体流路 15 第2の気体流路 16 開口部 50 遮断弁 51 主弁 52 容器 53 気体収容室 54 第1の孔 55 第2の孔 56 副弁 60 アクチュエータ 61 ロッド 62 アクチュエータ本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流路中において流体が通過する開口
    部を覆うための主弁と、 前記流体流路中に配設されると共に前記主弁に結合さ
    れ、内部に流体収容室を形成する容器と、 前記容器に設けられ、この容器の外側と流体収容室とを
    連通させる第1の孔と、 前記主弁に設けられ、前記開口部と流体収容室とを連通
    させる第2の孔と、 この第2の孔を閉塞可能な副弁と、 前記主弁および副弁を移動し、前記開口部を開放した第
    1の状態と、前記主弁によって前記開口部を覆うと共に
    前記第2の孔を開放した第2の状態と、前記主弁によっ
    て前記開口部を覆うと共に前記副弁によって前記第2の
    孔を閉塞した第3の状態とを選択する状態選択手段とを
    具備することを特徴とする遮断弁。
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