JP3290300B2 - フルイディック流量計 - Google Patents
フルイディック流量計Info
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- JP3290300B2 JP3290300B2 JP13630194A JP13630194A JP3290300B2 JP 3290300 B2 JP3290300 B2 JP 3290300B2 JP 13630194 A JP13630194 A JP 13630194A JP 13630194 A JP13630194 A JP 13630194A JP 3290300 B2 JP3290300 B2 JP 3290300B2
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- Japan
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- flow
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスメータ等に利用され
るフルイディック流量計に係り、特に配管中をガス等の
気体と共に流れるダストを除去する手段を有するフルイ
ディック流量計に関する。
るフルイディック流量計に係り、特に配管中をガス等の
気体と共に流れるダストを除去する手段を有するフルイ
ディック流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】フルイディック流量計は、噴流を発生さ
せるノズルの下流側に、一対の側壁によって流路拡大部
を形成すると共に、側壁の外側に設けられたリターンガ
イドによって、ノズルを通過した流体を各側壁の外側に
沿ってノズルの噴出口側へ導く一対のフィードバック流
路を形成し、ノズルを通過した流体が一対のフィードバ
ック流路を交互に流れる現象を利用し、ノズルを通過し
た流体の流れる方向の切り替わりの周波数に基づいて流
体の流量を計量するものである。
せるノズルの下流側に、一対の側壁によって流路拡大部
を形成すると共に、側壁の外側に設けられたリターンガ
イドによって、ノズルを通過した流体を各側壁の外側に
沿ってノズルの噴出口側へ導く一対のフィードバック流
路を形成し、ノズルを通過した流体が一対のフィードバ
ック流路を交互に流れる現象を利用し、ノズルを通過し
た流体の流れる方向の切り替わりの周波数に基づいて流
体の流量を計量するものである。
【0003】ここで、図4を参照して、ガスメータとし
て利用されるフルイディック流量計の一例について説明
する。このフルイディック流量計は、気体(ガス)を受
け入れる入口部111と気体を排出する出口部112と
を有する本体110を備えている。本体110内には隔
壁113が設けられ、この隔壁113と入口部111と
の間に第1の気体流路114が形成され、隔壁113と
出口部112との間に第2の気体流路115が形成され
ている。隔壁113には開口部116が設けられ、第1
の気体流路114内には、開口部116を閉塞可能な遮
断弁117が設けられている。また、本体110の外側
にはソレノイド118が固定され、このソレノイド11
8のプランジャ119が本体110の側壁を貫通して遮
断弁117に接合されている。また、遮断弁117と本
体110との間におけるプランジャ119の周囲にはば
ね120が設けられ、このばね120が遮断弁117を
開口部116側へ付勢している。そして、ソレノイド1
18が消磁状態のときはプランジャ119が突出して遮
断弁117が開口部116を閉塞し、ソレノイド118
が励磁状態のときは遮断弁117が開口部116から離
れ、開口部116が開放された状態となるようになって
いる。
て利用されるフルイディック流量計の一例について説明
する。このフルイディック流量計は、気体(ガス)を受
け入れる入口部111と気体を排出する出口部112と
を有する本体110を備えている。本体110内には隔
壁113が設けられ、この隔壁113と入口部111と
の間に第1の気体流路114が形成され、隔壁113と
出口部112との間に第2の気体流路115が形成され
ている。隔壁113には開口部116が設けられ、第1
の気体流路114内には、開口部116を閉塞可能な遮
断弁117が設けられている。また、本体110の外側
にはソレノイド118が固定され、このソレノイド11
8のプランジャ119が本体110の側壁を貫通して遮
断弁117に接合されている。また、遮断弁117と本
体110との間におけるプランジャ119の周囲にはば
ね120が設けられ、このばね120が遮断弁117を
開口部116側へ付勢している。そして、ソレノイド1
18が消磁状態のときはプランジャ119が突出して遮
断弁117が開口部116を閉塞し、ソレノイド118
が励磁状態のときは遮断弁117が開口部116から離
れ、開口部116が開放された状態となるようになって
いる。
【0004】第2の気体流路115内には、入口部11
1から受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノ
ズル121が設けられている。このノズル121の上流
側には気体の流れを整えるための金網等の整流部材12
2が設けられている。ノズル121の下流側には、拡大
された流路を形成する一対の側壁123、124が設け
られている。この側壁123、124の間には、所定の
間隔を開けて、上流側に第1ターゲット125、下流側
に第2ターゲット126がそれぞれ配設されている。ま
た、側壁123、124の外側には、ノズル121を通
過した気体を各側壁123、124の外周部に沿ってノ
ズル121の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバッ
ク流路127、128を形成するリターンガイド129
が配設されている。また、フィードバック流路127、
128の各出口部分と出口部112との間には、リター
ンガイド129の背面と本体110とによって、一対の
排出路131、132が形成されている。また、ノズル
121の噴出口の近傍には、ノズル121を通過した気
体の流れる方向の切り替わりを検出するための圧力セン
サ133、134が配設されている。
1から受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノ
ズル121が設けられている。このノズル121の上流
側には気体の流れを整えるための金網等の整流部材12
2が設けられている。ノズル121の下流側には、拡大
された流路を形成する一対の側壁123、124が設け
られている。この側壁123、124の間には、所定の
間隔を開けて、上流側に第1ターゲット125、下流側
に第2ターゲット126がそれぞれ配設されている。ま
た、側壁123、124の外側には、ノズル121を通
過した気体を各側壁123、124の外周部に沿ってノ
ズル121の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバッ
ク流路127、128を形成するリターンガイド129
が配設されている。また、フィードバック流路127、
128の各出口部分と出口部112との間には、リター
ンガイド129の背面と本体110とによって、一対の
排出路131、132が形成されている。また、ノズル
121の噴出口の近傍には、ノズル121を通過した気
体の流れる方向の切り替わりを検出するための圧力セン
サ133、134が配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、ガス
メータとして利用されるフルイディック流量計では、配
管中をガスと共に流れるダストが、フルイディック流量
計内に流れ込んでいたため、図4に示すように、フルイ
ディック流量計内の各部にダスト130が付着してい
た。そのため、フルイディック流量計の素子部(ノズル
121から出口部112の前までの部分)に付着したダ
スト130によってフルイディック流量計の器差が悪く
なったり、ダストが圧力センサ133、134に付着す
ることにより、圧力センサ133、134の出力が低下
したり、異常動作を起こすといった問題点があった。
メータとして利用されるフルイディック流量計では、配
管中をガスと共に流れるダストが、フルイディック流量
計内に流れ込んでいたため、図4に示すように、フルイ
ディック流量計内の各部にダスト130が付着してい
た。そのため、フルイディック流量計の素子部(ノズル
121から出口部112の前までの部分)に付着したダ
スト130によってフルイディック流量計の器差が悪く
なったり、ダストが圧力センサ133、134に付着す
ることにより、圧力センサ133、134の出力が低下
したり、異常動作を起こすといった問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、配管中を気体と共に流れるダストが
与える悪影響を低減できるようにしたフルイディック流
量計を提供することにある。
ので、その目的は、配管中を気体と共に流れるダストが
与える悪影響を低減できるようにしたフルイディック流
量計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフルイデ
ィック流量計は、気体を受け入れる入口部と、この入口
部から受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノ
ズルと、このノズルの下流側に設けられ、拡大された流
路を形成する一対の側壁と、この側壁の外側に設けら
れ、ノズルを通過した気体を各側壁の外側に沿ってノズ
ルの噴出口側へ帰還させる一対のフィードバック流路を
形成するリターンガイドと、フィードバック流路を通過
した気体を排出する出口部と、ノズルを通過した気体の
流れる方向の切り替わりを検出する検出手段と、入口部
またはその近傍に設けられ、気体の旋回流を形成させる
ことによって、気体と共に流れるダストを堆積させる旋
回流形成流路とを備えたものである。
ィック流量計は、気体を受け入れる入口部と、この入口
部から受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノ
ズルと、このノズルの下流側に設けられ、拡大された流
路を形成する一対の側壁と、この側壁の外側に設けら
れ、ノズルを通過した気体を各側壁の外側に沿ってノズ
ルの噴出口側へ帰還させる一対のフィードバック流路を
形成するリターンガイドと、フィードバック流路を通過
した気体を排出する出口部と、ノズルを通過した気体の
流れる方向の切り替わりを検出する検出手段と、入口部
またはその近傍に設けられ、気体の旋回流を形成させる
ことによって、気体と共に流れるダストを堆積させる旋
回流形成流路とを備えたものである。
【0008】このフルイディック流量計では、気体が旋
回流形成流路を通過することよって気体の旋回流が形成
され、その際、気体と共に流れるダストが堆積され、下
流側に流れることが阻止される。
回流形成流路を通過することよって気体の旋回流が形成
され、その際、気体と共に流れるダストが堆積され、下
流側に流れることが阻止される。
【0009】請求項2記載のフルイディック流量計は、
請求項1記載のフルイディック流量計において、旋回流
形成流路の下部に設けられ、ダストを入口部の外側に向
けて排出する排出口を更に備えたものである。
請求項1記載のフルイディック流量計において、旋回流
形成流路の下部に設けられ、ダストを入口部の外側に向
けて排出する排出口を更に備えたものである。
【0010】このフルイディック流量計では、旋回流形
成流路によって堆積されるダストは、排出口から入口部
の外側に向けて排出される。
成流路によって堆積されるダストは、排出口から入口部
の外側に向けて排出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例のフルイディッ
ク流量計の構成を示す断面図である。なお、本実施例
は、ガスメータとして使用するフルイディック流量計の
例である。図1に示すように、本実施例のフルイディッ
ク流量計は、気体(ガス)を受け入れる入口部11と気
体を排出する出口部12とを有する本体10を備えてい
る。本体10内には隔壁13が設けられ、この隔壁13
と入口部11との間に第1の気体流路14が形成され、
隔壁13と出口部12との間に第2の気体流路15が形
成されている。隔壁13には開口部16が設けられ、第
1の気体流路14内には、開口部16を閉塞可能な遮断
弁17が設けられている。また、本体10の外側にはソ
レノイド18が固定され、このソレノイド18のプラン
ジャ19が、本体10の側壁を貫通して遮断弁17に接
合されている。また、遮断弁17と本体10との間にお
けるプランジャ19の周囲にはばね20が設けられ、こ
のばね20が遮断弁17を開口部16側へ付勢してい
る。そして、ソレノイド18が消磁状態のときはプラン
ジャ19が突出して遮断弁17が開口部16を閉塞し、
ソレノイド18が励磁状態のときは遮断弁17が開口部
16から離れ、開口部16が開放された状態となるよう
になっている。
ク流量計の構成を示す断面図である。なお、本実施例
は、ガスメータとして使用するフルイディック流量計の
例である。図1に示すように、本実施例のフルイディッ
ク流量計は、気体(ガス)を受け入れる入口部11と気
体を排出する出口部12とを有する本体10を備えてい
る。本体10内には隔壁13が設けられ、この隔壁13
と入口部11との間に第1の気体流路14が形成され、
隔壁13と出口部12との間に第2の気体流路15が形
成されている。隔壁13には開口部16が設けられ、第
1の気体流路14内には、開口部16を閉塞可能な遮断
弁17が設けられている。また、本体10の外側にはソ
レノイド18が固定され、このソレノイド18のプラン
ジャ19が、本体10の側壁を貫通して遮断弁17に接
合されている。また、遮断弁17と本体10との間にお
けるプランジャ19の周囲にはばね20が設けられ、こ
のばね20が遮断弁17を開口部16側へ付勢してい
る。そして、ソレノイド18が消磁状態のときはプラン
ジャ19が突出して遮断弁17が開口部16を閉塞し、
ソレノイド18が励磁状態のときは遮断弁17が開口部
16から離れ、開口部16が開放された状態となるよう
になっている。
【0013】第2の気体流路15内には、入口部11か
ら受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノズル
21が設けられている。このノズル21の上流側には気
体の流れを整えるための金網等の整流部材22が設けら
れている。ノズル21の下流側には、拡大された流路を
形成する一対の側壁23、24が設けられている。この
側壁23、24の間には、所定の間隔を開けて、上流側
に第1ターゲット25、下流側に第2ターゲット26が
それぞれ配設されている。また、側壁23、24の外側
には、ノズル21を通過した気体を各側壁23、24の
外周部に沿ってノズル21の噴出口側へ帰還させる一対
のフィードバック流路27、28を形成するリターンガ
イド29が配設されている。また、フィードバック流路
27、28の各出口部分と出口部12との間には、リタ
ーンガイド29の背面と本体10とによって一対の排出
路31、32が形成されている。ノズル21の噴出口の
近傍には、ノズル21を通過した気体の流れる方向の切
り替わりを検出する検出手段としての圧力センサ33、
34が配設されている。
ら受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノズル
21が設けられている。このノズル21の上流側には気
体の流れを整えるための金網等の整流部材22が設けら
れている。ノズル21の下流側には、拡大された流路を
形成する一対の側壁23、24が設けられている。この
側壁23、24の間には、所定の間隔を開けて、上流側
に第1ターゲット25、下流側に第2ターゲット26が
それぞれ配設されている。また、側壁23、24の外側
には、ノズル21を通過した気体を各側壁23、24の
外周部に沿ってノズル21の噴出口側へ帰還させる一対
のフィードバック流路27、28を形成するリターンガ
イド29が配設されている。また、フィードバック流路
27、28の各出口部分と出口部12との間には、リタ
ーンガイド29の背面と本体10とによって一対の排出
路31、32が形成されている。ノズル21の噴出口の
近傍には、ノズル21を通過した気体の流れる方向の切
り替わりを検出する検出手段としての圧力センサ33、
34が配設されている。
【0014】また、本実施例では、入口部11の直後
に、気体の旋回流を形成させることによって、気体と共
に流れるダストを堆積させる旋回流形成流路50が形成
されている。この旋回流形成流路50は、入口部11の
中心軸に対して直交する軸を中心とし、凹部を下側に向
けて配置された第1の半円筒部材51と、この第1の半
円筒部材51の下側に設けられ、第1の半円筒部材51
の中心軸に対して平行な軸を中心とし、凹部を上側に向
けて第1の半円筒部材51に対して所定の間隔を開けて
配置された第2の半円筒部材52とによって形成されて
いる。そして、入口部11より第1の気体流路14に流
れ込む気体が旋回流形成流路50を通過する際に気体の
旋回流53が形成され、その際、気体と共に流れるダス
トが第2の半円筒部材52の下部に堆積され、下流側に
流れることが阻止されるようになっている。
に、気体の旋回流を形成させることによって、気体と共
に流れるダストを堆積させる旋回流形成流路50が形成
されている。この旋回流形成流路50は、入口部11の
中心軸に対して直交する軸を中心とし、凹部を下側に向
けて配置された第1の半円筒部材51と、この第1の半
円筒部材51の下側に設けられ、第1の半円筒部材51
の中心軸に対して平行な軸を中心とし、凹部を上側に向
けて第1の半円筒部材51に対して所定の間隔を開けて
配置された第2の半円筒部材52とによって形成されて
いる。そして、入口部11より第1の気体流路14に流
れ込む気体が旋回流形成流路50を通過する際に気体の
旋回流53が形成され、その際、気体と共に流れるダス
トが第2の半円筒部材52の下部に堆積され、下流側に
流れることが阻止されるようになっている。
【0015】なお、本実施例のフルイディック流量計
は、図1に示す通りに、入口部11および出口部12が
下側となるように設置されるようになっている。
は、図1に示す通りに、入口部11および出口部12が
下側となるように設置されるようになっている。
【0016】図2は本実施例のフルイディック流量計の
回路部分の構成を示すブロック図である。この図に示す
ように、フルイディック流量計は、各圧力センサ33、
34の出力を入力し、流量を演算する流量演算部41
と、この流量演算部41によって演算された流量を表示
する表示部42と、流量演算部41によって制御され、
ソレノイド18を駆動するソレノイド駆動回路43とを
備えている。流量演算部41は、例えば各圧力センサ3
3、34の出力を2値化してパルス化し、単位時間当た
りのパルス数をカウントして、ノズル21を通過した気
体の流れる方向の切り替わりの周波数を求め、この周波
数を流量に換算する。また、本実施例のフルイディック
流量計は、ガスメータとして使用した場合における安全
機能として、例えば、流量演算部41が所定量以上の流
量を検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出した
場合等に、ソレノイド駆動回路43を動作させてソレノ
イド18を消磁し、弁17によって開口部16を閉塞し
てガスを遮断するようになっている。なお、流量演算部
41は、例えばマイクロコンピュータによって実現され
る。
回路部分の構成を示すブロック図である。この図に示す
ように、フルイディック流量計は、各圧力センサ33、
34の出力を入力し、流量を演算する流量演算部41
と、この流量演算部41によって演算された流量を表示
する表示部42と、流量演算部41によって制御され、
ソレノイド18を駆動するソレノイド駆動回路43とを
備えている。流量演算部41は、例えば各圧力センサ3
3、34の出力を2値化してパルス化し、単位時間当た
りのパルス数をカウントして、ノズル21を通過した気
体の流れる方向の切り替わりの周波数を求め、この周波
数を流量に換算する。また、本実施例のフルイディック
流量計は、ガスメータとして使用した場合における安全
機能として、例えば、流量演算部41が所定量以上の流
量を検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出した
場合等に、ソレノイド駆動回路43を動作させてソレノ
イド18を消磁し、弁17によって開口部16を閉塞し
てガスを遮断するようになっている。なお、流量演算部
41は、例えばマイクロコンピュータによって実現され
る。
【0017】次に、本実施例のフルイディック流量計の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0018】フルイディック流量計の入口部11から受
け入れられた気体が旋回流形成流路50を通過して下流
側に流れる際に、旋回流形成流路50内で気体の旋回流
53が形成される。その際、気体と共に流れるダストは
第2の半円筒部材52の下部に堆積され、下流側に流れ
ることが阻止される。
け入れられた気体が旋回流形成流路50を通過して下流
側に流れる際に、旋回流形成流路50内で気体の旋回流
53が形成される。その際、気体と共に流れるダストは
第2の半円筒部材52の下部に堆積され、下流側に流れ
ることが阻止される。
【0019】一方、旋回流形成流路50を通過した気体
は、第1の気体流路14、開口部16、第2の気体流路
15、整流部材22を順に経て、ノズル21に入る。
は、第1の気体流路14、開口部16、第2の気体流路
15、整流部材22を順に経て、ノズル21に入る。
【0020】ノズル21を通過した気体は、噴流となっ
てノズル21より噴出される。ノズル21より噴出され
た気体は、コアンダ効果により一方の側壁に沿って流れ
る。ここでは、まず側壁23に沿って流れるものとす
る。側壁23に沿って流れた気体は、更にフィードバッ
ク流路27を経て、ノズル21の噴出口側へ帰還され、
排出路31を経て出口部12より排出される。このと
き、ノズル21より噴出された気体は、フィードバック
流路27を流れてきた気体によって方向が変えられ、今
度は他方の側壁24に沿って流れるようになる。この気
体は、更にフィードバック流路28を経て、ノズル21
の噴出口側へ帰還され、排出路32を経て出口部12よ
り排出される。すると、ノズル21より噴出された気体
は、今度は、フィードバック流路28を流れてきた気体
によって方向が変えられ、再び側壁23、フィードバッ
ク流路27に沿って流れるようになる。以上の動作を繰
り返すことにより、ノズル21を通過した気体は一対の
フィードバック流路27、28を交互に流れる。この気
体の流れる方向の切り替わりの周波数は流量と対応関係
がある。ノズル21を通過した気体の流れる方向の切り
替わりの周波数は、圧力センサ33、34の出力に基づ
いて流量演算部41によって求められる。流量演算部4
1は、求めた周波数より流量を演算し、表示部42に表
示する。また、流量演算部41は、所定量以上の流量を
検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出した場合
等に、ソレノイド駆動回路43を動作させてソレノイド
18を消磁し、弁17によって開口部16を閉塞し、フ
ルイディック流量計の下流側への気体(ガス)の供給を
停止する。
てノズル21より噴出される。ノズル21より噴出され
た気体は、コアンダ効果により一方の側壁に沿って流れ
る。ここでは、まず側壁23に沿って流れるものとす
る。側壁23に沿って流れた気体は、更にフィードバッ
ク流路27を経て、ノズル21の噴出口側へ帰還され、
排出路31を経て出口部12より排出される。このと
き、ノズル21より噴出された気体は、フィードバック
流路27を流れてきた気体によって方向が変えられ、今
度は他方の側壁24に沿って流れるようになる。この気
体は、更にフィードバック流路28を経て、ノズル21
の噴出口側へ帰還され、排出路32を経て出口部12よ
り排出される。すると、ノズル21より噴出された気体
は、今度は、フィードバック流路28を流れてきた気体
によって方向が変えられ、再び側壁23、フィードバッ
ク流路27に沿って流れるようになる。以上の動作を繰
り返すことにより、ノズル21を通過した気体は一対の
フィードバック流路27、28を交互に流れる。この気
体の流れる方向の切り替わりの周波数は流量と対応関係
がある。ノズル21を通過した気体の流れる方向の切り
替わりの周波数は、圧力センサ33、34の出力に基づ
いて流量演算部41によって求められる。流量演算部4
1は、求めた周波数より流量を演算し、表示部42に表
示する。また、流量演算部41は、所定量以上の流量を
検出した場合や所定の流量を所定時間以上検出した場合
等に、ソレノイド駆動回路43を動作させてソレノイド
18を消磁し、弁17によって開口部16を閉塞し、フ
ルイディック流量計の下流側への気体(ガス)の供給を
停止する。
【0021】なお、第1ターゲット25および第2ター
ゲット26は、ノズル21を通過した気体の流れる方向
の切り替えを安定に行わせる作用がある。
ゲット26は、ノズル21を通過した気体の流れる方向
の切り替えを安定に行わせる作用がある。
【0022】このように本実施例によれば、入口部11
の直後に旋回流形成流路50を設け、気体の旋回流53
を形成させることによって、気体と共に流れるダストを
堆積させて、入口部11より気体と共に流れ込むダスト
が下流側に流れることを阻止するようにしたので、ダス
トがフルイディック流量計の素子部(ノズル21から出
口部12の前までの部分)に付着することが防止され、
ダストがフルイディック流量計の器差や、圧力センサ3
3、34の動作に与える悪影響が低減される。
の直後に旋回流形成流路50を設け、気体の旋回流53
を形成させることによって、気体と共に流れるダストを
堆積させて、入口部11より気体と共に流れ込むダスト
が下流側に流れることを阻止するようにしたので、ダス
トがフルイディック流量計の素子部(ノズル21から出
口部12の前までの部分)に付着することが防止され、
ダストがフルイディック流量計の器差や、圧力センサ3
3、34の動作に与える悪影響が低減される。
【0023】図3は本発明の第2実施例のフルイディッ
ク流量計の構成を示す断面図である。本実施例は、第1
実施例における第2の半円筒部材52の下部に、ダスト
を入口部11の外側に向けて排出する排出口55を設け
たものである。
ク流量計の構成を示す断面図である。本実施例は、第1
実施例における第2の半円筒部材52の下部に、ダスト
を入口部11の外側に向けて排出する排出口55を設け
たものである。
【0024】本実施例では、第2の半円筒部材52の下
部に堆積されたダストは、旋回流53の力によって排出
口55より押し出され、排出口55より落下して入口部
11の外側に向けて排出される。その他の構成、作用お
よび効果は第1実施例と同様である。
部に堆積されたダストは、旋回流53の力によって排出
口55より押し出され、排出口55より落下して入口部
11の外側に向けて排出される。その他の構成、作用お
よび効果は第1実施例と同様である。
【0025】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、例えば、旋回流形成流路50の形状は、気体の旋回
流を形成させ、且つダストを堆積させることのできる任
意の形状とすることができる。また、旋回流形成流路5
0は、入口部11の直後に限らず、入口部11内や入口
部11の直前に設けても良い。
ず、例えば、旋回流形成流路50の形状は、気体の旋回
流を形成させ、且つダストを堆積させることのできる任
意の形状とすることができる。また、旋回流形成流路5
0は、入口部11の直後に限らず、入口部11内や入口
部11の直前に設けても良い。
【0026】また、圧力センサ33、34の代わりに、
圧力センサ33の位置における圧力と圧力センサ34の
位置における圧力との差圧を求める差圧センサを設けて
も良い。
圧力センサ33の位置における圧力と圧力センサ34の
位置における圧力との差圧を求める差圧センサを設けて
も良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフルイディ
ック流量計によれば、入口部またはその近傍に、気体の
旋回流を形成させることによって気体と共に流れるダス
トを堆積させる旋回流形成流路を設け、入口部より気体
と共に流れ込むダストが下流側に流れることを阻止する
ようにしたので、配管中を気体と共に流れるダストがフ
ルイディック流量計に与える悪影響を低減することがで
きるという効果がある。
ック流量計によれば、入口部またはその近傍に、気体の
旋回流を形成させることによって気体と共に流れるダス
トを堆積させる旋回流形成流路を設け、入口部より気体
と共に流れ込むダストが下流側に流れることを阻止する
ようにしたので、配管中を気体と共に流れるダストがフ
ルイディック流量計に与える悪影響を低減することがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例に係るフルイディック流量
計の構成を示す断面図である。
計の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るフルイディック流量
計の回路部分の構成を示すブロック図である。
計の回路部分の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るフルイディック流量
計の構成を示す断面図である。
計の構成を示す断面図である。
【図4】ガスメータとして利用されるフルイディック流
量計の一例の構成を示す断面図である。
量計の一例の構成を示す断面図である。
11 入口部 12 出口部 21 ノズル 23、24 側壁 27、28 フィードバック流路 29 リターンガイド 33、34 圧力センサ 50 旋回流形成流路 51 第1の半円筒部材 52 第2の半円筒部材 53 旋回流
Claims (2)
- 【請求項1】 気体を受け入れる入口部と、 この入口部から受け入れた気体を通過させて噴流を発生
させるノズルと、 このノズルの下流側に設けられ、拡大された流路を形成
する一対の側壁と、 この側壁の外側に設けられ、前記ノズルを通過した気体
を各側壁の外側に沿って前記ノズルの噴出口側へ帰還さ
せる一対のフィードバック流路を形成するリターンガイ
ドと、 前記フィードバック流路を通過した気体を排出する出口
部と、 前記ノズルを通過した気体の流れる方向の切り替わりを
検出する検出手段と、 前記入口部またはその近傍に設けられ、気体の旋回流を
形成させることによって、気体と共に流れるダストを堆
積させる旋回流形成流路とを具備することを特徴とする
フルイディック流量計。 - 【請求項2】 前記旋回流形成流路の下部に設けられ、
ダストを前記入口部の外側に向けて排出する排出口を更
に具備することを特徴とする請求項1記載のフルイディ
ック流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13630194A JP3290300B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | フルイディック流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13630194A JP3290300B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | フルイディック流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318389A JPH07318389A (ja) | 1995-12-08 |
JP3290300B2 true JP3290300B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=15171992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13630194A Expired - Fee Related JP3290300B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | フルイディック流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3290300B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4499245B2 (ja) * | 2000-04-14 | 2010-07-07 | パナソニック株式会社 | ガス計測装置 |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP13630194A patent/JP3290300B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07318389A (ja) | 1995-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |