JPH07243525A - 作業車輌のノークラッチ変速装置 - Google Patents

作業車輌のノークラッチ変速装置

Info

Publication number
JPH07243525A
JPH07243525A JP6202694A JP6202694A JPH07243525A JP H07243525 A JPH07243525 A JP H07243525A JP 6202694 A JP6202694 A JP 6202694A JP 6202694 A JP6202694 A JP 6202694A JP H07243525 A JPH07243525 A JP H07243525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
transmission
emergency
shuttle
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6202694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Takagi
朋範 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP6202694A priority Critical patent/JPH07243525A/ja
Publication of JPH07243525A publication Critical patent/JPH07243525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャトルスイッチ、ノークラッチ変速用リレ
ーおよびその周辺回路からなる電気作動手段が故障して
も作業車輌の走行移動を可能とする。 【構成】 シャトルレバー11をニュートラル状態から
前進または後退位置に操作することにより、電気作動手
段に基づいてノークラッチ変速用バルブ20を切替えて
油圧クラッチ6を接続し、また前記シャトルレバーをニ
ュートラル状態に戻すことにより電気作動手段に基づい
て前記ノークラッチ変速用バルブ20を切替え復帰させ
て油圧クラッチ6を切断する。また、前記ノークラッチ
変速用バルブ20とを接続可能とする緊急用クラッチ接
続手段21を設け、前記電気作動手段が故障した際に、
前記緊急用クラッチ接続手段を接続して前記ノークラッ
チ変速用バルブ20を、油圧クラッチ6が接続するよう
に切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタなどの作業
車輌におけるノークラッチ変速装置に係り、詳しくは緊
急時直接ノークラッチ変速用バルブを切替えて油圧クラ
ッチを接続し、作業車輌の走行を可能にしたクラッチ接
続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作業車輌のノークラッチ変速装置は、シ
ャトルレバーをニュートラル状態から前進または後退位
置に操作することによりシャトルスイッチがシフトレー
ルの前進または後退位置の凹溝に落ち込んでオフとな
る。そして、ノークラッチ変速用バルブ(以下ソレノイ
ドバルブという)のコイルへ通電してソレノイドバルブ
を切替え、ロータリバルブを介して油圧クラッチへ圧油
を流すことで油圧クラッチを接続し、作業車輌を走行さ
せる。
【0003】また、前記シャトルレバーをニュートラル
位置に戻すことによりシャトルスイッチがオンとなり、
ノークラッチ変速用リレーにより前記シャトルスイッチ
の動きを反転させて前記ソレノイドバルブのコイルへの
通電を断つことでソレノイドバルブを切替え、ロータリ
バルブを介して油圧クラッチへ圧油が流れないようにし
て作業車輌を走行不能とする構成のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の作業
車輌のノークラッチ変速装置において、例えばシャトル
レバーがニュートラル状態にあってシャトルスイッチ、
ノークラッチ変速用リレーおよびその周辺回路からなる
電気作動手段が故障した場合、ソレノイドバルブが切替
わらないために、作業車輌を走行移動させることができ
ず、作業車輌を修理場所まで移動させることが非常に面
倒であるという問題がある。
【0005】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、シャトルスイッチ、ノークラッ
チ変速用リレーおよびその周辺回路からなる電気作動手
段が故障しても作業車輌を走行できるようにした作業車
輌のノークラッチ変速装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この発明に係る作業車輌のノークラッチ変速
装置では、エンジン(E)からの動力を変速装置を介し
て車輪に伝達する動力伝達装置(7)に介在する油圧ク
ラッチ(6)と、この油圧クラッチを接続または切断に
切替操作する切替バルブ(20)と、この切替バルブ
(20)を、変速操作手段の操作に基づき切替制御する
電気作動手段と、を備え、前記変速操作手段のニュート
ラル位置への操作に基づき、前記電気作動手段を介して
前記切替バルブ(20)を前記油圧クラッチ(6)が切
断状態になるように保持し、かつ前記変速操作手段の前
進または後退への操作に基づき、前記切替バルブ(2
0)を前記油圧クラッチ(6)が接続するように切替え
てなるものであって、電源と前記切替バルブ(20)を
接続可能とする緊急用クラッチ接続手段を設け、前記電
気作動手段が故障した際、前記緊急用クラッチ接続手段
を接続して、前記切替バルブ(20)を、前記油圧クラ
ッチ(6)が接続するように切替えてなる、ことを特徴
とする。
【0007】また、一例として前記変速操作手段が、車
輌(1)の進行方向を前進または後退に切り替えるシャ
トルレバー(11)である。
【0008】さらに、前記緊急用クラッチ接続手段は、
ケース(23)内に収納されている、ことが望ましい。
【0009】また、一例として前記緊急用クラッチ接続
手段は、雌雄のコンタクトが嵌合接続するコネクタ(2
1)により構成されている。
【0010】また他の例として、前記緊急用クラッチ接
続手段は、電路開閉式スイッチにより構成されている。
【0011】
【作用】以上の構成に基づき、変速操作手段(11)を
ニュートラル状態から前進または後退位置に操作する場
合は、電気作動手段を介して切替バルブ(20)を切替
えて油圧クラッチ(6)を接続する。また、前記変速操
作手段(11)をニュートラル状態に戻す場合は、前記
電気作動手段を介して切替バルブ(20)を切替え復帰
させて油圧クラッチ(6)を切断する。そして、前記電
気作動手段が故障したような緊急時は、ノークラッチ変
速用バルブ(20)に、緊急用クラッチ接続手段を接続
し、電源からの電力を直接供給するようにする。
【0012】また、緊急用クラッチ接続手段をケース
(23)内に収納して不用意に緊急用クラッチ接続手段
を操作できないようにする。
【0013】さらに、緊急用クラッチ接続手段は、コネ
クタ(21)を挿脱させて切替バルブ(20)を電源に
直接接離させることができるようにする。
【0014】さらに、コネクタに替えて電路開閉式スイ
ッチを接続することにより緊急時に素早く操作が行え
る。
【0015】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対象
するためのものであるが、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0017】図1乃至図5は、この発明の一実施例を示
す図である。作業車輌としてのトラクタ1は、図3およ
び図4に示すように前輪2a,2bおよび後輪3a,3
bにより支持された走行機体5を備え、この走行機体5
の下部には、油圧クラッチ6を備えた動力伝達手段とし
てのトランスミッション7が配設されている。
【0018】また、走行機体5のほぼ中央部にはステア
リング9および運転席10が配設されている。このステ
アリング9の側方には図2に示すように走行機体5を前
進または後退操作させる変速操作手段としてのシャトル
レバー11が配設され、また運転席10の側方には変速
操作手段となる主変速レバー12が配設されている。そ
して、これらシャトルレバー11または主変速レバー1
2を操作することによりトランスミッション7の変速比
を切替えられるように構成されている。すなわち、前記
油圧クラッチ6は、エンジンE側の変速装置である主変
速機構Mと駆動輪側(前輪2a,2bおよびまたは後輪
3a,3b)の変速装置である副変速機構Sとの間に設
けられ、主変速レバー12を操作すると、リンクにより
連結されたシャフト、ギヤによりロータリバルブ13
(図4参照)を回動させ、油圧クラッチ6を遮断すると
共に、主変速レバー12の操作に連動していずれかの油
圧シリンダ14a,14b,14cを介していずれかの
シフタ31a,31b,31cを応動させて変速を行
い、変速完了後に再び油圧クラッチ6を接続してエンジ
ンEの駆動力を主変速機構Mから副変速機構Sに伝達す
る。
【0019】また、前記シャトルレバー11には、これ
の前進または後退操作に連動してシャトルワイヤー15
を介して移動する凹溝16aを有するシフトレール16
が図4に示すように装着されており、シフトレール16
の摺動によりシャトルスイッチ17をオン・オフさせて
後述するノークラッチ変速用リレー19によりノークラ
ッチ変速用バルブ20を切替える。そして、ロータリバ
ルブ13を介して油圧クラッチ6をシャトルレバー11
の操作時に遮断し、副変速機構Sのギヤを切替えるよう
にしている。
【0020】また、直流電源の両極間には、ヒューズ1
8、前記シャトルスイッチ17およびノークラッチ変速
用リレー(以下リレーと略記する)19のソレノイドコ
イル19aの直列回路が接続されている。そして、直流
電源の一方極側のヒューズ18と他方極側のノークラッ
チ変速用バルブ(以下バルブと略記する)20との間に
は、前記リレー19の切替接触片19bと、この接触片
19bが接続する第1接点19cとの直列回路が接続さ
れると共に、この直列回路に並列に緊急用クラッチ接続
手段としてのコネクタ21が接続されている。このコネ
クタ21は雌雄のコンタクトを嵌合接続する構造で、シ
ャトルスイッチ17、シャトルワイヤー15、リレー1
9およびバルブ20と共にハーネス22に接続されてい
る。そして、前記コネクタ21はシャトルワイヤー15
やリレー19やハーネス22などと共にケース23に収
納されている。このケース23は操作パネル24の前側
下部に位置し、リアカバーをケース23に螺子止め閉蓋
することによってコネクタ21を簡単に接離できないよ
うにしている。
【0021】なお、リレー19には、開放接続されてい
る第2接点19bが設けられ、ソレノイドコイル19a
が励磁されることにより切替接触片19bは第2接点1
9dに切替接続される。また、シャトルスイッチ17、
ノークラッチ変速用リレー19およびその周辺回路によ
って電気作動手段が構成されている。
【0022】ところで、前記シャトルレバー11には、
安全のために、図5に示すようにそのシャフト11aに
孔11bを穿設すると共に、その把手11cにソレノイ
ド25を励磁するプッシュスイッチ26を装着してオペ
レータが単にシャトルレバー11に接触しただけではニ
ュートラル位置から前後進いずれかの位置への切替操作
ができないようになっている。前記ソレノイド25のプ
ランジャー25aは前記孔11bに対して進退可能に配
設され、前記プッシュスイッチ26をオン状態とさせて
ソレノイド25を励磁することによりプランジャー25
aがシャトルレバー11の孔11bより退行し、ニュー
トラル位置にあるシャトルレバー11を前進位置または
後退位置に操作できることになる。したがって、プッシ
ュスイッチ26がオフ状態であれば、プランジャー25
aがシャトルレバー11の孔11aより退行しないの
で、ニュートラル位置から前進位置または後退位置にシ
ャトルレバー11を操作することができないこととな
る。上述のプッシュスイッチ26をオン・オフさせるこ
とによってソレノイド25を励磁・非励磁させる回路構
成は、図6に示されるように直流電源27にプッシュス
イッチ26およびソレノイド25を直列接続したもので
ある。
【0023】また、上述したように図5,図6のシャト
ルレバー11はニュートラル状態から前進位置または後
退位置に操作させる時に、プッシュスイッチ26をオン
させてプランジャー25aをシャトルレバー11の孔1
1bより退行させるようにしているが、前進位置または
後退位置にあるシャトルレバー11をニュートラル位置
に戻す際にも、プッシュスイッチ26をオン状態として
プランジャー25aをシャトルレバー11の揺動範囲か
ら退行させる必要があり、シャトルレバー11を操作さ
せる毎にプッシュスイッチ26をオン操作させなければ
ならず、その操作が煩雑である。
【0024】そこで、前進位置または後退位置にあるシ
ャトルレバー11をニュートラル位置に戻す際に、プッ
シュスイッチ26を操作させなくともシャトルレバー1
1の復帰操作を可能とする図7および図8に示すシャト
ルレバー機構を採用する。すなわち、シャトルレバー1
1の前進位置または後退位置の揺動範囲両端には、図7
に示すようにシャフト11aの幅方向端部に当接するよ
うに位置検出スイッチ28a,28bを配設し、シャト
ルレバー11が揺動範囲両端に位置する時に位置検出ス
イッチ28a,28bをオンさせる。そして、この位置
検出スイッチ28a,28bのオン状態では、直流電源
27からソレノイド25に通電してプランジャー25a
をシャトルレバー11の揺動範囲から退行させる。この
ための回路構成は、図8に示すようにプッシュスイッチ
26と位置検出スイッチ28a,28bとを並列接続
し、前記直流電源27に、並列接続されたスイッチ2
6,28a,28bの回路およびソレノイド25を直列
接続したものである。
【0025】上述の位置検出スイッチ28a,28b
は、シャトルレバー11の揺動範囲両端においてシャフ
ト11aの幅方向端部に当接するように配設されている
ために、前進位置または後退位置にあるシャトルレバー
11をニュートラル位置に復帰させる場合の位置検出ス
イッチ28a,28bがオンである範囲がスイッチのス
トローク分しかなく、よってシャトルレバー11の可動
範囲が狭く、厳しい組立精度が要求されることになる。
【0026】そこで、シャトルレバー11の可動範囲を
広げてシャトルレバー11を確実にニュートラル位置へ
復帰できるようにしたシャトルレバー機構を採用する。
すなわち、図9に示すように位置検出スイッチ28a,
28bをシャトルレバー11の揺動方向に対して直交す
るシャフト11aの側面に配設し、シャトルレバー11
の前進位置または後退位置における位置検出スイッチ2
8a,28bのオン範囲を広くした構成で、回路構成は
前述した図8と同様となる。
【0027】さらに、図9に示す位置検出スイッチ28
a,28bの作動ロッドはシャトルレバー11の揺動経
路中に突出し、またシャフト11aは断面矩形状に形成
されているために、シャトルレバー11を揺動させる際
にシャフト11aと位置検出スイッチ28a,28bと
が衝接し、シャトルレバー11をスムーズに揺動操作さ
せることができない恐れがある。
【0028】このため、図10に示すようにシャトルレ
バー11のシャフト11aを断面台形状に形成し、位置
検出スイッチ28a,28bをシャトルレバー11の揺
動方向に対して直交するシャフト11aの側面で、かつ
シャトルレバー11の揺動範囲両端に配設することによ
りニュートラル位置から前進位置または後退位置にシャ
トルレバー11を揺動させる時、あるいは前進位置また
は後退位置からニュートラル位置にシャトルレバー11
を揺動させる時に、位置検出スイッチ28a,28bの
作動ロッドが図11(a)(b)(c)に示すようにシ
ャフト11aの斜面に沿って徐々に押され、位置検出ス
イッチ28a,28bをスムーズにオン・オフさせるこ
とができるようにしたものである。また、シャフト11
aの台形の上辺の長さlを変えることにより位置検出ス
イッチ28a,28bがオン状態である範囲を任意に調
節できる。
【0029】なお、運転席10の後部にはメインスイッ
チ29およびブレーキスイッチ30が配設されており、
これらのスイッチ29,30がオンした場合にクイック
ターン装置が作動するように構成されている。
【0030】次に、作用について説明する。
【0031】シャトルレバー11をニュートラル状態か
ら前進または後退位置に操作することによりシフトレー
ル16が移動して副変速機構Sのギヤを切替え接続す
る。また、シャトルスイッチ17が凹溝16aに嵌挿し
てオフ状態となるために、リレー19のソレノイドコイ
ル19aへの通電が遮断され、切替接触片19bが第1
接点19cに復帰接続するので、直流電源がバルブ20
に供給されてこのバルブ20が切替わり、ロータリバル
ブ13を介して油圧クラッチ6に圧油が供給され、それ
まで遮断状態にあった油圧クラッチ6を接続し、トラク
タ1の走行を可能とする。
【0032】また、シャトルレバー11をニュートラル
状態に戻すことによりシフトレール16が移動し、シャ
トルスイッチ17が凹溝16aから抜け出てオン状態と
なるために、リレー19のソレノイドコイル19aは励
磁されて切替接触片19bが第2接点19dに接続され
るので、バルブ20への直流電源の供給が遮断され、バ
ルブ20を切替える。このため、ロータリバブル13を
介して油圧クラッチ6への圧油の供給が遮断され、油圧
クラッチ6が切断されてトラクタ1の走行を行えないよ
うにする。
【0033】ところで、シャトルスイッチ17やリレー
19が故障した場合およびこれらの周辺回路が断線した
場合、トラクタ1を修理工場まで移送させる必要がある
が、このような場合は、ケース23内に収納されている
コネクタ21をリアカバーを外して接続し、直流電源か
らの電力をコネクタ21を介して直接バルブ20に供給
させるようにする。そして、バルブ20を切替えてロー
タリバルブ13を介して油圧クラッチ6に圧油を供給す
るようにし、油圧クラッチ6を接続させてトラクタ1の
走行を可能とする。
【0034】このようにコネクタ21はケース23内に
収納されているので、シャトルスイッチ17やリレー1
9が故障したような場合およびこれらの周辺回路が断線
した場合には、ケース23のリアカバーの螺子止めを外
す必要があるために、緊急時以外に不用意にコネクタ2
1を接続させてしまって短絡事故を起こすようなことが
未然に防げる。
【0035】なお、作業車輌を所定位置まで移動させた
のちは、緊急用クラッチ接続手段の接続を外し、故障箇
所を修理するようにする。
【0036】なお、上記実施例では、緊急用クラッチ接
続手段として雌雄のコンタクトを嵌合接続するコネクタ
を例示したが、これに限定されるものでなく、例えば電
路開閉式スイッチを接続しても良く、この電路開閉式ス
イッチを接続することによりその操作が容易となるとい
う効果を奏する。
【0037】また、上記実施例では、シャトルレバー1
1がニュートラル位置にあるときにシャトルスイッチ1
7をオンさせてノークラッチ変速用リレー19の切替接
触片19bを第2接点19dに切替え、ノークラッチ変
速用バルブ20への通電を断つようにしているが、シャ
トルレバー11が前進または後退位置に切替わったとき
にシャトルスイッチ17をオンさせて前記リレー19の
ソレノイドコイル19aを励磁し、前記切替接触片19
bを切替えてノークラッチ変速用バルブ20へ通電させ
るようにしても良い。この場合、図1に示す回路の第1
接点19cはオープン接続となり、第2接点19dがノ
ークラッチ変速用バルブ20へ接続されることになる。
【0038】さらに、上記実施例では、電気作動手段が
故障した際に電源と接続可能な緊急用クラッチ接続手段
をシャトルレバー側に設けた例を示したが、この緊急用
クラッチ接続手段は主変速レバー側に設けても同様に適
用できる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、緊急時、緊急用クラッチ接続手段を接続して
電源からの電力を直接ノークラッチ変速用バルブに供給
できるようにしたので、ノークラッチ変速用リレーやシ
ャトルスイッチやその周辺回路が故障しても作業車輌を
走行させることができる。
【0040】また、緊急用クラッチ接続手段をケース内
に設けたので、不用意に緊急用クラッチ接続手段を接続
させて短絡事故を起こさないようにした。
【0041】さらに、緊急用クラッチ接続手段としてコ
ネクタを用いたので、安価にできることになると共に、
コネクタに替えて電路開閉式スイッチを接続することに
より緊急時に素早く操作できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る作業車輌のノークラッチ変速装
置の一実施例を示す回路図である。
【図2】同上のノークラッチ変速装置を示す側面図であ
る。
【図3】この発明の作業車輌を示す平面図である。
【図4】同上のノークラッチ変速装置の概略を示す構成
図である。
【図5】シャトルレバーのニュートラル状態から前進位
置または後退位置への操作を規制する機構を示す概略斜
視図である。
【図6】図5の回路図である。
【図7】シャトルレバーを前進位置または後退位置から
ニュートラル位置への操作を規制する概略斜視図であ
る。
【図8】図7の回路図である
【図9】図7の他の例を示す概略斜視図である。
【図10】シャトルレバーのシャフト形状を示す側面図
である。
【図11】図10のシャトルレバーの動作状態を示し、
同図aは後退位置とニュートラル位置との間の移行状態
を示す説明図、同図bは前進位置または後退位置にある
説明図、同図cは前進位置とニュートラル位置との間の
移行状態を示す説明図である。
【符号の説明】
6 油圧クラッチ 11 シャトルレバー 19 ノークラッチ変速用リレー 20 ノークラッチ変速用バルブ 21 緊急用クラッチ接続手段 23 ケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの動力を変速装置を介して
    車輪に伝達する動力伝達装置に介在する油圧クラッチ
    と、 この油圧クラッチを接続または切断に切替操作する切替
    バルブと、 この切替バルブを、変速操作手段の操作に基づき切替制
    御する電気作動手段と、を備え、 前記変速操作手段のニュートラル位置への操作に基づ
    き、前記電気作動手段を介して前記切替バルブを前記油
    圧クラッチが切断状態になるように保持し、かつ前記変
    速操作手段の前進または後退への操作に基づき、前記切
    替バルブを前記油圧クラッチが接続するように切替えて
    なる、作業車輌のノークラッチ変速装置において、 電源と前記切替バルブを接続可能とする緊急用クラッチ
    接続手段を設け、 前記電気作動手段が故障した際、この緊急用クラッチ接
    続手段を接続して、前記切替バルブを、前記油圧クラッ
    チが接続するように切替えてなる、 ことを特徴とする作業車輌のノークラッチ変速装置。
  2. 【請求項2】 前記変速操作手段が、車輌の進行方向を
    前進または後退に切り替えるシャトルレバーである、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車輌のノークラッ
    チ変速装置。
  3. 【請求項3】 前記緊急用クラッチ接続手段は、ケース
    内に収納されている、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車輌のノークラッ
    チ変速装置。
  4. 【請求項4】 前記緊急用クラッチ接続手段は、雌雄の
    コンタクトが嵌合接続するコネクタにより構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車輌のノークラッ
    チ変速装置。
  5. 【請求項5】 前記緊急用クラッチ接続手段は、電路開
    閉式スイッチにより構成されている、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車輌のノークラッ
    チ変速装置。
JP6202694A 1994-03-07 1994-03-07 作業車輌のノークラッチ変速装置 Pending JPH07243525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6202694A JPH07243525A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 作業車輌のノークラッチ変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6202694A JPH07243525A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 作業車輌のノークラッチ変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07243525A true JPH07243525A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13188256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6202694A Pending JPH07243525A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 作業車輌のノークラッチ変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07243525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102203468A (zh) * 2008-10-30 2011-09-28 卡特彼勒公司 变速器方向控制系统的继电器控制

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102203468A (zh) * 2008-10-30 2011-09-28 卡特彼勒公司 变速器方向控制系统的继电器控制

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100215701B1 (ko) 자동차변속기
US5827149A (en) Electrically operated park lock for automatic transmission
JP4917602B2 (ja) シフトロックを備えた操作装置
JP4787417B2 (ja) シフトロック装置
JP3582498B2 (ja) 自動変速装置の制御装置
JP6612187B2 (ja) 作業機におけるpto軸の駆動装置
JP3671602B2 (ja) コンバインの操作装置
JPH07243525A (ja) 作業車輌のノークラッチ変速装置
US20210402874A1 (en) Pto shaft driving device in working machine
JPH093820A (ja) 舗装車両
JP3610920B2 (ja) 自動変速装置
JP6599288B2 (ja) 作業機におけるpto軸の駆動装置
JPH052347Y2 (ja)
JP4132613B2 (ja) 作業車両におけるエンジンの作動規制装置
JP3911050B2 (ja) トランスミッションの変速操作装置
JP2000355272A (ja) トラクタのブレーキ装置
JP2588519Y2 (ja) コンバインの操向制御装置
JPH10217783A (ja) トラクタのpto伝動装置
JPS6333686Y2 (ja)
KR100351120B1 (ko) 차량의 비상용 수동구동장치
JPH0645735Y2 (ja) アクチュエータ制御装置
JPH0726905Y2 (ja) 作業車輌における制御装置
JP3568719B2 (ja) 移動農機の操向装置
JP2577189Y2 (ja) トラクタの変速装置
JP3700189B2 (ja) トラクタの走行伝動装置