JPH07242973A - 容器成形用アルミニウム合金箔および合成樹脂被覆アルミニウム合金箔 - Google Patents
容器成形用アルミニウム合金箔および合成樹脂被覆アルミニウム合金箔Info
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- JPH07242973A JPH07242973A JP6466894A JP6466894A JPH07242973A JP H07242973 A JPH07242973 A JP H07242973A JP 6466894 A JP6466894 A JP 6466894A JP 6466894 A JP6466894 A JP 6466894A JP H07242973 A JPH07242973 A JP H07242973A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度および成形性に優れた容器成形用アルミ
ニウム合金箔およびこのアルミニウム合金箔の表面に合
成樹脂フィルムをラミネートしてなる容器成形用合成樹
脂被覆アルミニウム合金箔を提供する。 【構成】 重量％で、（１）Ｍｎ：０．５〜１．５％、
Ｓｉ：０．７〜１．５％、Ｃｕ：０．１〜０．５％、Ｆ
ｅ：０．３〜０．６％を含有し、さらに必要に応じて、
Ｔｉ：０．００５〜０．１％を含有し、残りがＡｌおよ
び不可避不純物からなる組成のＡｌ合金からなる容器成
形用アルミニウム合金箔、および（２）前記（１）記載
のアルミニウム合金箔の表面に合成樹脂フィルムをラミ
ネートしてなる容器成形用合成樹脂被覆アルミニウム合
金箔。
ニウム合金箔およびこのアルミニウム合金箔の表面に合
成樹脂フィルムをラミネートしてなる容器成形用合成樹
脂被覆アルミニウム合金箔を提供する。 【構成】 重量％で、（１）Ｍｎ：０．５〜１．５％、
Ｓｉ：０．７〜１．５％、Ｃｕ：０．１〜０．５％、Ｆ
ｅ：０．３〜０．６％を含有し、さらに必要に応じて、
Ｔｉ：０．００５〜０．１％を含有し、残りがＡｌおよ
び不可避不純物からなる組成のＡｌ合金からなる容器成
形用アルミニウム合金箔、および（２）前記（１）記載
のアルミニウム合金箔の表面に合成樹脂フィルムをラミ
ネートしてなる容器成形用合成樹脂被覆アルミニウム合
金箔。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、強度および成形性に
優れた容器成形用アルミニウム合金箔およびこのアルミ
ニウム合金箔の表面に合成樹脂フィルムをラミネートし
てなる容器成形用合成樹脂被覆アルミニウム合金箔に関
するものである。
優れた容器成形用アルミニウム合金箔およびこのアルミ
ニウム合金箔の表面に合成樹脂フィルムをラミネートし
てなる容器成形用合成樹脂被覆アルミニウム合金箔に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、容器成形用アルミニウム合金箔
として、アルミニウム合金箔およびアルミニウム合金箔
の表面に合成樹脂フィルムをラミネートしてなる合成樹
脂被覆アルミニウム合金箔があることは知られている。
アルミニウム合金箔は成形して非密封型食品容器を作製
し、合成樹脂被覆アルミニウム合金箔は接着して袋状の
密封型食品容器を作製することが多い。
として、アルミニウム合金箔およびアルミニウム合金箔
の表面に合成樹脂フィルムをラミネートしてなる合成樹
脂被覆アルミニウム合金箔があることは知られている。
アルミニウム合金箔は成形して非密封型食品容器を作製
し、合成樹脂被覆アルミニウム合金箔は接着して袋状の
密封型食品容器を作製することが多い。
【０００３】前記アルミニウム合金箔は成形して非密封
型食品用容器を作製するが、非密封型食品用容器には容
器側壁部に皺のある容器および皺のない容器があり、一
般に皺のない容器を作製する方が難しい。容器側壁部に
皺のない容器を成形するアルミニウム合金箔は、例え
ば、ＪＩＳ３００３（重量％で、Ｍｎ：１．０〜１．５
％、Ｃｕ：０．０５〜０．２０％、Ｓｉ：０．６％以
下、Ｆｅ：０．７以下％、Ｚｎ：０．１０以下％、残
部：Ａｌおよび不可避不純物）などのＡｌ−Ｍｎ系アル
ミニウム合金箔、あるいはＪＩＳ３１０５（重量％で、
Ｍｎ：０．３〜０．８％、Ｍｇ：０．２０〜０．８％、
Ｓｉ：０．６％以下、Ｆｅ：０．７％以下、Ｃｕ：０．
３０％以下、Ｃｒ：０．２０％以下、Ｚｎ：０．４０％
以下、Ｔｉ：０．１０％以下、残部：Ａｌおよび不可避
不純物）などのＡｌ−Ｍｎ−Ｍｇ系アルミニウム合金箔
が使用される。
型食品用容器を作製するが、非密封型食品用容器には容
器側壁部に皺のある容器および皺のない容器があり、一
般に皺のない容器を作製する方が難しい。容器側壁部に
皺のない容器を成形するアルミニウム合金箔は、例え
ば、ＪＩＳ３００３（重量％で、Ｍｎ：１．０〜１．５
％、Ｃｕ：０．０５〜０．２０％、Ｓｉ：０．６％以
下、Ｆｅ：０．７以下％、Ｚｎ：０．１０以下％、残
部：Ａｌおよび不可避不純物）などのＡｌ−Ｍｎ系アル
ミニウム合金箔、あるいはＪＩＳ３１０５（重量％で、
Ｍｎ：０．３〜０．８％、Ｍｇ：０．２０〜０．８％、
Ｓｉ：０．６％以下、Ｆｅ：０．７％以下、Ｃｕ：０．
３０％以下、Ｃｒ：０．２０％以下、Ｚｎ：０．４０％
以下、Ｔｉ：０．１０％以下、残部：Ａｌおよび不可避
不純物）などのＡｌ−Ｍｎ−Ｍｇ系アルミニウム合金箔
が使用される。
【０００４】また、合成樹脂被覆アルミニウム合金箔は
接着されて袋状の封型食品用容器を作製するが、この合
成樹脂被覆アルミニウム合金箔にはＪＩＳ８０７９など
のＡｌ−Ｆｅ系アルミニウム合金箔（Ｓｉ：０．０５〜
０．３％、Ｆｅ：０．７〜１．３％、Ｃｕ：０．０５
％、残部：Ａｌおよび不可避不純物）またはＪＩＳ３０
０３などのＡｌ−Ｍｎ系アルミニウム合金箔が使用され
ている。
接着されて袋状の封型食品用容器を作製するが、この合
成樹脂被覆アルミニウム合金箔にはＪＩＳ８０７９など
のＡｌ−Ｆｅ系アルミニウム合金箔（Ｓｉ：０．０５〜
０．３％、Ｆｅ：０．７〜１．３％、Ｃｕ：０．０５
％、残部：Ａｌおよび不可避不純物）またはＪＩＳ３０
０３などのＡｌ−Ｍｎ系アルミニウム合金箔が使用され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記ＪＩＳ３００３な
どのＡｌ−Ｍｎ系アルミニウム合金箔は、その成形性が
十分であるものの強度的には問題があったため、その厚
みを厚くする必要があり、アルミニウム合金箔の価格を
上昇させた。一方、ＪＩＳ３１０５などのＡｌ−Ｍｎ−
Ｍｇ系アルミニウム合金箔は、強度的には十分であるも
のの成形性が悪いたため、浅いタイプの容器の製造に限
定されていた。
どのＡｌ−Ｍｎ系アルミニウム合金箔は、その成形性が
十分であるものの強度的には問題があったため、その厚
みを厚くする必要があり、アルミニウム合金箔の価格を
上昇させた。一方、ＪＩＳ３１０５などのＡｌ−Ｍｎ−
Ｍｇ系アルミニウム合金箔は、強度的には十分であるも
のの成形性が悪いたため、浅いタイプの容器の製造に限
定されていた。
【０００６】さらに、合成樹脂被覆アルミニウム合金箔
に使用されるＪＩＳ８０７９などのＡｌ−Ｆｅ系アルミ
ニウム合金箔およびＪＩＳ３００３などのＡｌ−Ｍｎ系
アルミニウム合金箔は、成形性が十分であるものの強度
的には弱いためその厚みを厚くする必要があり、そのた
めにＡｌ−Ｍｎ系アルミニウム合金箔の厚みと合成樹脂
被膜の厚みとが重なって一層厚くなって好ましくない。
一方、ＪＩＳ３１０５などのＡｌ−Ｍｎ−Ｍｇ系アルミ
ニウム合金箔は成形性および強度は十分であるために合
成樹脂被覆アルミニウム合金箔に使用することも考えら
れているが、このＡｌ−Ｍｎ−Ｍｇ系アルミニウム合金
箔は最終焼鈍時に析出したＭｇが合成樹脂フィルムの密
着性を阻害するため、ラミネートを困難にし、通常は使
用されていない。
に使用されるＪＩＳ８０７９などのＡｌ−Ｆｅ系アルミ
ニウム合金箔およびＪＩＳ３００３などのＡｌ−Ｍｎ系
アルミニウム合金箔は、成形性が十分であるものの強度
的には弱いためその厚みを厚くする必要があり、そのた
めにＡｌ−Ｍｎ系アルミニウム合金箔の厚みと合成樹脂
被膜の厚みとが重なって一層厚くなって好ましくない。
一方、ＪＩＳ３１０５などのＡｌ−Ｍｎ−Ｍｇ系アルミ
ニウム合金箔は成形性および強度は十分であるために合
成樹脂被覆アルミニウム合金箔に使用することも考えら
れているが、このＡｌ−Ｍｎ−Ｍｇ系アルミニウム合金
箔は最終焼鈍時に析出したＭｇが合成樹脂フィルムの密
着性を阻害するため、ラミネートを困難にし、通常は使
用されていない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、Ｍ
ｇを含まずにアルミニウム合金箔の強度および成形性を
向上させることができるならば、そのアルミニウム合金
箔は従来のＪＩＳ３００３などのＡｌ−Ｍｎ系アルミニ
ウム合金箔に比べて薄くすることができ、さらにＭｇを
含むことがないところから合成樹脂フィルムに対する密
着性にも優れるはずであるとの予測のもとに研究を行っ
た結果、重量％で、Ｍｎ：０．５〜１．５％、Ｓｉ：
０．７〜１．５％、Ｃｕ：０．１〜０．５％、Ｆｅ：
０．３〜０．６％を含有し、さらに必要に応じて、Ｔ
ｉ：０．００５〜０．１％を含有し、残りがＡｌおよび
不可避不純物からなる組成のＡｌ合金からなるアルミニ
ウム合金箔は、従来のＪＩＳ３００３などのＡｌ−Ｍｎ
系アルミニウム合金箔に比べて強度および成形性にすぐ
れ、さらにＭｇを含有しないために合成樹脂フィルムの
密着性に優れる、という知見を得たのである。
ｇを含まずにアルミニウム合金箔の強度および成形性を
向上させることができるならば、そのアルミニウム合金
箔は従来のＪＩＳ３００３などのＡｌ−Ｍｎ系アルミニ
ウム合金箔に比べて薄くすることができ、さらにＭｇを
含むことがないところから合成樹脂フィルムに対する密
着性にも優れるはずであるとの予測のもとに研究を行っ
た結果、重量％で、Ｍｎ：０．５〜１．５％、Ｓｉ：
０．７〜１．５％、Ｃｕ：０．１〜０．５％、Ｆｅ：
０．３〜０．６％を含有し、さらに必要に応じて、Ｔ
ｉ：０．００５〜０．１％を含有し、残りがＡｌおよび
不可避不純物からなる組成のＡｌ合金からなるアルミニ
ウム合金箔は、従来のＪＩＳ３００３などのＡｌ−Ｍｎ
系アルミニウム合金箔に比べて強度および成形性にすぐ
れ、さらにＭｇを含有しないために合成樹脂フィルムの
密着性に優れる、という知見を得たのである。
【０００８】この発明は、かかる知見に基づいて成され
たものであって、重量％で、（１） Ｍｎ：０．５〜
１．５％、Ｓｉ：０．７〜１．５％、Ｃｕ：０．１〜
０．５％、Ｆｅ：０．３〜０．６％を含有し、さらに必
要に応じて、Ｔｉ：０．００５〜０．１％を含有し、残
りがＡｌおよび不可避不純物からなる組成のＡｌ合金か
らなる容器成形用アルミニウム合金箔、（２） 前記
（１）記載のアルミニウム合金箔の表面に合成樹脂フィ
ルムをラミネートしてなる容器成形用合成樹脂被覆アル
ミニウム合金箔、に特徴を有するものである。この発明
の容器成形用アルミニウム合金箔の厚さは４０〜１５０
μｍの範囲内にあることが好ましい。
たものであって、重量％で、（１） Ｍｎ：０．５〜
１．５％、Ｓｉ：０．７〜１．５％、Ｃｕ：０．１〜
０．５％、Ｆｅ：０．３〜０．６％を含有し、さらに必
要に応じて、Ｔｉ：０．００５〜０．１％を含有し、残
りがＡｌおよび不可避不純物からなる組成のＡｌ合金か
らなる容器成形用アルミニウム合金箔、（２） 前記
（１）記載のアルミニウム合金箔の表面に合成樹脂フィ
ルムをラミネートしてなる容器成形用合成樹脂被覆アル
ミニウム合金箔、に特徴を有するものである。この発明
の容器成形用アルミニウム合金箔の厚さは４０〜１５０
μｍの範囲内にあることが好ましい。
【０００９】まず、この発明の容器成形用アルミニウム
合金箔の成分組成を上述のごとく限定した理由を述べ
る。
合金箔の成分組成を上述のごとく限定した理由を述べ
る。
【００１０】Ｍｎ：Ｍｎは、箔の強度を向上せしめる成
分であるが、その含有量が０．５％未満では所望の効果
が得られず、一方、１．５％を越えて含有すると粗大な
金属間化合物を生成しやすく、箔圧延時にピンホールが
生じたり、成形性を劣化させるので好ましくない。した
がって、Ｍｎの含有量を０．５〜１．５％に定めた。Ｍ
ｎの含有量のいっそう好ましい範囲は０．９〜１．３％
である。
分であるが、その含有量が０．５％未満では所望の効果
が得られず、一方、１．５％を越えて含有すると粗大な
金属間化合物を生成しやすく、箔圧延時にピンホールが
生じたり、成形性を劣化させるので好ましくない。した
がって、Ｍｎの含有量を０．５〜１．５％に定めた。Ｍ
ｎの含有量のいっそう好ましい範囲は０．９〜１．３％
である。
【００１１】Ｓｉ：Ｓｉも、箔の強度を向上せしめる成
分であるが、その含有量が０．７％未満では所望の効果
が得られず、一方、１．５％を越えて含有すると加工硬
化が大きくなり、箔圧延性を低下させると共に成形性を
劣化させるので好ましくない。したがって、Ｓｉの含有
量を０．７〜１．５％に定めた。Ｓｉの含有量のいっそ
う好ましい範囲は０．９〜１．３％である。
分であるが、その含有量が０．７％未満では所望の効果
が得られず、一方、１．５％を越えて含有すると加工硬
化が大きくなり、箔圧延性を低下させると共に成形性を
劣化させるので好ましくない。したがって、Ｓｉの含有
量を０．７〜１．５％に定めた。Ｓｉの含有量のいっそ
う好ましい範囲は０．９〜１．３％である。
【００１２】Ｃｕ：Ｃｕは、箔の強度および延性を向上
させる成分であるが、その含有量が０．１％未満では所
望の効果が得られず、一方、０．５％を越えると耐蝕性
を阻害するので好ましくない。したがって、Ｃｕの含有
量は、０．１〜０．５％に定めた。Ｃｕの含有量のいっ
そう好ましい範囲は０．２〜０．４％である。
させる成分であるが、その含有量が０．１％未満では所
望の効果が得られず、一方、０．５％を越えると耐蝕性
を阻害するので好ましくない。したがって、Ｃｕの含有
量は、０．１〜０．５％に定めた。Ｃｕの含有量のいっ
そう好ましい範囲は０．２〜０．４％である。
【００１３】Ｆｅ：Ｆｅは、再結晶粒を微細化し、成形
性を向上させるさせる成分であるが、その含有量が０．
３％未満では所望の効果が得られず、一方、０．６％を
越えると粗大な金属間化合物を生成しやすく、箔圧延時
にピンホールが発生するので好ましくない。したがっ
て、Ｆｅの含有量は、０．３〜０．６％に定めた。Ｆｅ
の含有量のいっそう好ましい範囲は０．４〜０．５％で
ある。
性を向上させるさせる成分であるが、その含有量が０．
３％未満では所望の効果が得られず、一方、０．６％を
越えると粗大な金属間化合物を生成しやすく、箔圧延時
にピンホールが発生するので好ましくない。したがっ
て、Ｆｅの含有量は、０．３〜０．６％に定めた。Ｆｅ
の含有量のいっそう好ましい範囲は０．４〜０．５％で
ある。
【００１４】Ｔｉ：Ｔｉは、鋳造性を向上し、インゴッ
トの結晶粒の微細化に役立つ成分であるので必要に応じ
て添加するが、その含有量が０．００５％未満では所望
の効果が得られず、一方、０．１％を越えると微細化効
果が飽和するだけでなく、巨大な初晶ＴｉＡｌ3 金属間
化合物を晶出するので好ましくない。したがって、Ｔｉ
の含有量は、０．００５〜０．１％に定めた。
トの結晶粒の微細化に役立つ成分であるので必要に応じ
て添加するが、その含有量が０．００５％未満では所望
の効果が得られず、一方、０．１％を越えると微細化効
果が飽和するだけでなく、巨大な初晶ＴｉＡｌ3 金属間
化合物を晶出するので好ましくない。したがって、Ｔｉ
の含有量は、０．００５〜０．１％に定めた。
【００１５】
【実施例】表１に示す成分組成のＡｌ合金を溶解し、鋳
造してインゴットを製造し、このインゴットを５９０℃
で均質化処理後、５４０℃で熱間圧延を行い、厚さ：６
ｍｍの熱延板を作製した。この熱延板を冷間圧延して厚
さ：０．８ｍｍの冷延板を作製した。この冷延板を３５
０℃の温度に３時間保持してバッチ焼鈍したのち、この
バッチ焼鈍したアルミニウム合金板を冷間圧延して１０
０μｍの厚みのアルミニウム合金冷延箔に仕上げ、つい
でこのアルミニウム合金冷延箔を表１に示す条件の最終
焼鈍を行って、本発明アルミニウム合金箔（以下、本発
明箔という）１〜１０および比較アルミニウム合金箔
（以下、比較箔という）１〜２を製造した。さらに、市
販のＪＩＳ３００３アルミニウム合金で成形した箔（以
下、従来箔１という）および市販のＪＩＳ３１０５アル
ミニウム合金で成形した箔（以下、従来箔２という）を
用意した。
造してインゴットを製造し、このインゴットを５９０℃
で均質化処理後、５４０℃で熱間圧延を行い、厚さ：６
ｍｍの熱延板を作製した。この熱延板を冷間圧延して厚
さ：０．８ｍｍの冷延板を作製した。この冷延板を３５
０℃の温度に３時間保持してバッチ焼鈍したのち、この
バッチ焼鈍したアルミニウム合金板を冷間圧延して１０
０μｍの厚みのアルミニウム合金冷延箔に仕上げ、つい
でこのアルミニウム合金冷延箔を表１に示す条件の最終
焼鈍を行って、本発明アルミニウム合金箔（以下、本発
明箔という）１〜１０および比較アルミニウム合金箔
（以下、比較箔という）１〜２を製造した。さらに、市
販のＪＩＳ３００３アルミニウム合金で成形した箔（以
下、従来箔１という）および市販のＪＩＳ３１０５アル
ミニウム合金で成形した箔（以下、従来箔２という）を
用意した。
【００１６】
【表１】
【００１７】これらアルミニウム合金箔の機械的性質
（引張り強さ、耐力および伸び）、エリクセン値、およ
びプレス成形性を測定し、その結果を表２に示した。な
お、プレス成形性については、絞り加工と張出し加工を
同時に行う複合成形によるもので、所定の皺押さえ圧力
でＪＩＳ３００３アルミニウム合金箔と同じレベルまで
成形できたものには○、できなかったものには×を付し
て評価した。
（引張り強さ、耐力および伸び）、エリクセン値、およ
びプレス成形性を測定し、その結果を表２に示した。な
お、プレス成形性については、絞り加工と張出し加工を
同時に行う複合成形によるもので、所定の皺押さえ圧力
でＪＩＳ３００３アルミニウム合金箔と同じレベルまで
成形できたものには○、できなかったものには×を付し
て評価した。
【００１８】
【表２】
【００１９】表２に示される結果から、本発明箔１〜１
０は、Ｍｇを含まないところから合成樹脂フィルムに対
する密着性に優れ、さらにＪＩＳ３１０５アルミニウム
合金からなる従来箔２とほぼ同等の機械的性質（引張り
強さ、耐力および伸び）を有し、さらにＪＩＳ３００３
アルミニウム合金からなる従来箔１とほぼ同等のエリク
セン値およびプレス成形性を有するところから容器成形
用アルミニウム合金箔として優れた特性を有することが
分かる。
０は、Ｍｇを含まないところから合成樹脂フィルムに対
する密着性に優れ、さらにＪＩＳ３１０５アルミニウム
合金からなる従来箔２とほぼ同等の機械的性質（引張り
強さ、耐力および伸び）を有し、さらにＪＩＳ３００３
アルミニウム合金からなる従来箔１とほぼ同等のエリク
セン値およびプレス成形性を有するところから容器成形
用アルミニウム合金箔として優れた特性を有することが
分かる。
【００２０】
【発明の効果】上述のように、この発明の容器成形用ア
ルミニウム合金箔は、優れた機械的性質（引張り強さ、
耐力および伸び）を有するところから従来よりも薄くす
ることができ、かつ合成樹脂フィルムをラミネートして
優れた密着性を有する容器成形用合成樹脂被覆アルミニ
ウム合金箔を製造することができ、産業上優れた効果を
もたらすものである。
ルミニウム合金箔は、優れた機械的性質（引張り強さ、
耐力および伸び）を有するところから従来よりも薄くす
ることができ、かつ合成樹脂フィルムをラミネートして
優れた密着性を有する容器成形用合成樹脂被覆アルミニ
ウム合金箔を製造することができ、産業上優れた効果を
もたらすものである。
Claims (3)
- 【請求項１】 重量％で、 Ｍｎ：０．５〜１．５％、 Ｓｉ：０．７〜１．５％、 Ｃｕ：０．１〜０．５％、 Ｆｅ：０．３〜０．６％、 を含有し、残りがＡｌおよび不可避不純物からなる組成
のＡｌ合金からなることを特徴とする容器成形用アルミ
ニウム合金箔。 - 【請求項２】 重量％で、 Ｍｎ：０．５〜１．５％、 Ｓｉ：０．７〜１．５％、 Ｃｕ：０．１〜０．５％、 Ｆｅ：０．３〜０．６％、 Ｔｉ：０．００５〜０．１％、 を含有し、残りがＡｌおよび不可避不純物からなる組成
のＡｌ合金からなることを特徴とする容器成形用アルミ
ニウム合金箔。 - 【請求項３】 請求項１または２記載のアルミニウム合
金箔の表面に合成樹脂フィルムをラミネートしてなるこ
とを特徴とする容器成形用合成樹脂被覆アルミニウム合
金箔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6466894A JPH07242973A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 容器成形用アルミニウム合金箔および合成樹脂被覆アルミニウム合金箔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6466894A JPH07242973A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 容器成形用アルミニウム合金箔および合成樹脂被覆アルミニウム合金箔 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07242973A true JPH07242973A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13264808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6466894A Pending JPH07242973A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 容器成形用アルミニウム合金箔および合成樹脂被覆アルミニウム合金箔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07242973A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-03-08 JP JP6466894A patent/JPH07242973A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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