JPH07242445A - 光ファイバの被覆方法及び装置 - Google Patents
光ファイバの被覆方法及び装置Info
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- JPH07242445A JPH07242445A JP6054772A JP5477294A JPH07242445A JP H07242445 A JPH07242445 A JP H07242445A JP 6054772 A JP6054772 A JP 6054772A JP 5477294 A JP5477294 A JP 5477294A JP H07242445 A JPH07242445 A JP H07242445A
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- Japan
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- inert gas
- optical fiber
- glass tube
- resin
- coating
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
- C03C25/10—Coating
- C03C25/12—General methods of coating; Devices therefor
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 光ファイバにUV樹脂を塗布し、内部に
不活性ガスをパージしたガラス管の中に光ファイバを通
過させ、ガラス管の外周より照射してUV樹脂を硬化さ
せる被覆光ファイバの製造に際し、不活性ガス導入口の
両側にガラス管と紫外線光源を配した、光ファイバの被
覆方法及び装置。 ガラス管と紫外線光源が不活性ガ
ス導入口を中心に対称に構成される。 不活性ガス導
入口の付近の構造が不活性ガスパージ用ユニットの両側
にガラス管を接続したもの。 不活性ガス導入口の両
側の紫外線光源がそれぞれ1つずつあること。 【効果】 ガラス管内にパージする不活性ガスを外部よ
りリークさせることなく利用でき、ガラス管内の曇りを
低減することができる。
不活性ガスをパージしたガラス管の中に光ファイバを通
過させ、ガラス管の外周より照射してUV樹脂を硬化さ
せる被覆光ファイバの製造に際し、不活性ガス導入口の
両側にガラス管と紫外線光源を配した、光ファイバの被
覆方法及び装置。 ガラス管と紫外線光源が不活性ガ
ス導入口を中心に対称に構成される。 不活性ガス導
入口の付近の構造が不活性ガスパージ用ユニットの両側
にガラス管を接続したもの。 不活性ガス導入口の両
側の紫外線光源がそれぞれ1つずつあること。 【効果】 ガラス管内にパージする不活性ガスを外部よ
りリークさせることなく利用でき、ガラス管内の曇りを
低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送用光ファイバの
製造方法及び光ファイバに被覆されたUV樹脂の効果的
な紫外線硬化装置の改良に関する。
製造方法及び光ファイバに被覆されたUV樹脂の効果的
な紫外線硬化装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来法の光ファイバ被覆装置の
構成を示す概略図である。すなわち、プリフォーム1は
溶融炉2で加熱溶融し、線引されて光ファイバ3とな
る。該線引きされた光ファイバ3はUV樹脂を貯えた塗
布ダイス4に送給され、UV樹脂が塗布される。塗布ダ
イス4を通過した光ファイバ3は、その外周に紫外線光
源5を備えたガラス管6内部を通過する間に、光ファイ
バ3上のUV樹脂が硬化される。
構成を示す概略図である。すなわち、プリフォーム1は
溶融炉2で加熱溶融し、線引されて光ファイバ3とな
る。該線引きされた光ファイバ3はUV樹脂を貯えた塗
布ダイス4に送給され、UV樹脂が塗布される。塗布ダ
イス4を通過した光ファイバ3は、その外周に紫外線光
源5を備えたガラス管6内部を通過する間に、光ファイ
バ3上のUV樹脂が硬化される。
【0003】該UV樹脂は一般に酸素存在下で硬化させ
ると、酸素と反応して硬化不充分になる。これを防ぐた
めに、ガラス管6中にN2 等の不活性ガスをパージし、
酸素のない状態で紫外線を照射してUV樹脂を硬化す
る。従来、図5に示されるように、1つの紫外線光源で
照射するガラス管は1本であり、該ガラス管1本につき
不活性ガスをパージするための導入口はガラス管のどち
らか一方の端にユニットとして接続されていた。
ると、酸素と反応して硬化不充分になる。これを防ぐた
めに、ガラス管6中にN2 等の不活性ガスをパージし、
酸素のない状態で紫外線を照射してUV樹脂を硬化す
る。従来、図5に示されるように、1つの紫外線光源で
照射するガラス管は1本であり、該ガラス管1本につき
不活性ガスをパージするための導入口はガラス管のどち
らか一方の端にユニットとして接続されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバの被
覆方法では、未硬化のUV樹脂に紫外線を照射し硬化さ
せる際に、未硬化樹脂中の揮発成分が飛散し、ガラス管
内壁に付着してガラス管が曇り、このために光ファイバ
に照射される紫外線照射光量が低下するという課題があ
った。また、この課題を解決するために、例えば特開平
5−306148号公報に記載されているような構造が
提案されている。
覆方法では、未硬化のUV樹脂に紫外線を照射し硬化さ
せる際に、未硬化樹脂中の揮発成分が飛散し、ガラス管
内壁に付着してガラス管が曇り、このために光ファイバ
に照射される紫外線照射光量が低下するという課題があ
った。また、この課題を解決するために、例えば特開平
5−306148号公報に記載されているような構造が
提案されている。
【0005】さらに、上記のガラス管の曇りを低減する
ためには、ガラス管内の不活性ガス流量を増やすことが
効果があるのは既知である。しかしながら、従来の方法
では、不活性ガス流量を非常に多くしないとその効果が
得られず、そのため多量のガスを消費すると言う課題が
あった。
ためには、ガラス管内の不活性ガス流量を増やすことが
効果があるのは既知である。しかしながら、従来の方法
では、不活性ガス流量を非常に多くしないとその効果が
得られず、そのため多量のガスを消費すると言う課題が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について種々検討した結果、従来では、不活性ガス導入
口がガラス管端部にあったため、光ファイバが走行する
にはガス導入用ユニットに穴が必要であり、この穴より
不活性ガスがガラス管内にパージされずに外部に排出さ
れるために、必要以上のガス流量が必要であることを見
出した。該特開平5−306148号公報にに示されて
いる方法によってもやはりガス導入用ユニットには、フ
ァイバ走行用の穴が必要であり、この問題を解決するに
至っていない。そこで、本発明者らは該不活性ガス導入
口の両側に該ガラス管及び該紫外線光源を配することに
より、不活性ガスを外部にリークさせることなく使用す
ることができ、そのためにガラス管内の不活性ガス流量
を実質的に増やすことが可能で、その結果としてガラス
管内部の曇りを低減できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
について種々検討した結果、従来では、不活性ガス導入
口がガラス管端部にあったため、光ファイバが走行する
にはガス導入用ユニットに穴が必要であり、この穴より
不活性ガスがガラス管内にパージされずに外部に排出さ
れるために、必要以上のガス流量が必要であることを見
出した。該特開平5−306148号公報にに示されて
いる方法によってもやはりガス導入用ユニットには、フ
ァイバ走行用の穴が必要であり、この問題を解決するに
至っていない。そこで、本発明者らは該不活性ガス導入
口の両側に該ガラス管及び該紫外線光源を配することに
より、不活性ガスを外部にリークさせることなく使用す
ることができ、そのためにガラス管内の不活性ガス流量
を実質的に増やすことが可能で、その結果としてガラス
管内部の曇りを低減できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち、本発明は; 光ファイバにUV樹脂を塗布し、内部に不活性ガス
をパージしたガラス管の中に該光ファイバを通過させ、
該筒状体の外周より紫外線を照射して該UV樹脂を硬化
させて被覆を形成する光ファイバの被覆方法において、
不活性ガス導入口の両側に該ガラス管と紫外線光源を配
した、光ファイバの被覆方法を提供する。更に、 溶融線引きされた光ファイバの表面にUV樹脂を塗
布する、UV樹脂貯蔵の塗布ダイスと、樹脂被覆された
光ファイバが通される内部に、不活性ガス導入口により
不活性ガスをパージしたガラス管と、光ファイバに被覆
されたUV樹脂を硬化する、該ガラス管の外周に設けら
れた紫外線光源とからなる光ファイバの被覆装置におい
て、ガラス管と紫外線光源が不活性ガス導入口の両側に
設けられた、光ファイバの被覆装置を提供する。また、
をパージしたガラス管の中に該光ファイバを通過させ、
該筒状体の外周より紫外線を照射して該UV樹脂を硬化
させて被覆を形成する光ファイバの被覆方法において、
不活性ガス導入口の両側に該ガラス管と紫外線光源を配
した、光ファイバの被覆方法を提供する。更に、 溶融線引きされた光ファイバの表面にUV樹脂を塗
布する、UV樹脂貯蔵の塗布ダイスと、樹脂被覆された
光ファイバが通される内部に、不活性ガス導入口により
不活性ガスをパージしたガラス管と、光ファイバに被覆
されたUV樹脂を硬化する、該ガラス管の外周に設けら
れた紫外線光源とからなる光ファイバの被覆装置におい
て、ガラス管と紫外線光源が不活性ガス導入口の両側に
設けられた、光ファイバの被覆装置を提供する。また、
【0008】 ガラス管と紫外線光源が不活性ガス導
入口を中心に対称に構成されている点にも特徴を有す
る。また、 不活性ガス導入口の付近の構造が不活性ガスパージ
用ユニットの両側にガラス管を接続した構造である点に
も特徴を有する。また、 不活性ガス導入口の両側の紫外線光源がそれぞれ1
つずつある点にも特徴を有する。
入口を中心に対称に構成されている点にも特徴を有す
る。また、 不活性ガス導入口の付近の構造が不活性ガスパージ
用ユニットの両側にガラス管を接続した構造である点に
も特徴を有する。また、 不活性ガス導入口の両側の紫外線光源がそれぞれ1
つずつある点にも特徴を有する。
【0009】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は、不活性ガス導入口の両側にガラス管と紫
外線光源が設けられた、本発明の光ファイバの被覆装置
の代表例を示す模式図である。図1において、3は線引
された光ファイバ、6はガラス管、7は不活性ガス導入
口、8は不活性ガス排気口である。
する。図1は、不活性ガス導入口の両側にガラス管と紫
外線光源が設けられた、本発明の光ファイバの被覆装置
の代表例を示す模式図である。図1において、3は線引
された光ファイバ、6はガラス管、7は不活性ガス導入
口、8は不活性ガス排気口である。
【0010】図1(クレーム2)に示された被覆装置を
用いて光ファイバ3にUV樹脂で被覆すると、不活性ガ
ス導入口7の両側のガラス管6内には光ファイバ通過用
の穴からN2 等の不活性ガスがリークすることがなく、
常にパージした不活性ガス流量が流れることになる。こ
のために、パージした不活性ガス流量が同じ場合、本発
明の被覆装置によるものの方が従来法によるものよりも
実質的にガラス管内の不活性ガス流量が大きくなり、従
って、ガラス管の曇りを従来法より低減することができ
る。
用いて光ファイバ3にUV樹脂で被覆すると、不活性ガ
ス導入口7の両側のガラス管6内には光ファイバ通過用
の穴からN2 等の不活性ガスがリークすることがなく、
常にパージした不活性ガス流量が流れることになる。こ
のために、パージした不活性ガス流量が同じ場合、本発
明の被覆装置によるものの方が従来法によるものよりも
実質的にガラス管内の不活性ガス流量が大きくなり、従
って、ガラス管の曇りを従来法より低減することができ
る。
【0011】図2(クレーム3)は、ガラス管と紫外線
光源が不活性ガス導入口を中心に対称に構成されてい
る、本発明の光ファイバの被覆装置の他の例を示す模式
図である。図2に示された被覆装置を用いて光ファイバ
3にUV樹脂で被覆すると、中心の不活性ガス導入口7
よりパージされた不活性ガスは両側のガラス管6にパー
ジした流量の1/2ずつ流れる。導入口を中心にその両
側はパージ量、ガラス管、紫外線光源とも同じ条件とな
り、従って、ガラス管の曇りもほぼ同じ状態となる。こ
のため、ガラス管交換等の装置の管理を効果的に行うこ
とができる。
光源が不活性ガス導入口を中心に対称に構成されてい
る、本発明の光ファイバの被覆装置の他の例を示す模式
図である。図2に示された被覆装置を用いて光ファイバ
3にUV樹脂で被覆すると、中心の不活性ガス導入口7
よりパージされた不活性ガスは両側のガラス管6にパー
ジした流量の1/2ずつ流れる。導入口を中心にその両
側はパージ量、ガラス管、紫外線光源とも同じ条件とな
り、従って、ガラス管の曇りもほぼ同じ状態となる。こ
のため、ガラス管交換等の装置の管理を効果的に行うこ
とができる。
【0012】図3(クレーム4)は、不活性ガス導入口
の付近が不活性ガスパージ用ユニットの両側にガラス管
を接続した構造を示す、本発明の光ファイバの被覆装置
の他の例を示す模式図である。図3に示された被覆装置
を用いて光ファイバ3にUV樹脂で被覆すると、該不活
性ガス導入口7を含むユニット9の両側のガラス管6を
容易に脱着することが可能となり、このために曇ったガ
ラス管の交換を容易に行うことができる。
の付近が不活性ガスパージ用ユニットの両側にガラス管
を接続した構造を示す、本発明の光ファイバの被覆装置
の他の例を示す模式図である。図3に示された被覆装置
を用いて光ファイバ3にUV樹脂で被覆すると、該不活
性ガス導入口7を含むユニット9の両側のガラス管6を
容易に脱着することが可能となり、このために曇ったガ
ラス管の交換を容易に行うことができる。
【0013】図4(クレーム5)は、不活性ガス導入口
の両側の紫外線光源がそれぞれ2つずつある、本発明の
光ファイバの被覆装置を説明する図1の他の例を示し、
実施例4を説明する模式図である。図4に示された被覆
装置を用いて光ファイバ3にUV樹脂で被覆すると、該
不活性ガス導入口7よりパージされた不活性ガスは両側
のガラス管6に分かれて流れる。不活性ガスがガラス管
のB(C)を通過した際には、不活性ガス中に既に多量
の揮発成分が含まれており、このためガラス管のA
(D)の曇りはB(C)より多くなる。
の両側の紫外線光源がそれぞれ2つずつある、本発明の
光ファイバの被覆装置を説明する図1の他の例を示し、
実施例4を説明する模式図である。図4に示された被覆
装置を用いて光ファイバ3にUV樹脂で被覆すると、該
不活性ガス導入口7よりパージされた不活性ガスは両側
のガラス管6に分かれて流れる。不活性ガスがガラス管
のB(C)を通過した際には、不活性ガス中に既に多量
の揮発成分が含まれており、このためガラス管のA
(D)の曇りはB(C)より多くなる。
【0014】しかし、図1に示した被覆装置を用いる
と、揮発成分を含んだ不活性ガスは排気口8よりそのま
ま排気されるので、これによるガラス管の曇りを抑える
ことができる。
と、揮発成分を含んだ不活性ガスは排気口8よりそのま
ま排気されるので、これによるガラス管の曇りを抑える
ことができる。
【0015】さらに、本発明の被覆装置を構成する各種
部品等について説明する。ガラス管6を構成する素材と
しては、紫外線などの照射光の透過に支障のない透明な
素材、例えば石英などが好ましく使用される。
部品等について説明する。ガラス管6を構成する素材と
しては、紫外線などの照射光の透過に支障のない透明な
素材、例えば石英などが好ましく使用される。
【0016】光ファイバ3を被覆するのに用いるUV樹
脂としては特に制限されないが、紫外線などの光で容易
に硬化する、例えばウレタン(メタ)アクリレート、エ
ポキシ(メタ)アクリレート、エステル(メタ)アクリ
レートなどを挙げることができる。更に、光ファイバ3
上に被覆されるUV樹脂は単層でも複層でも良い。
脂としては特に制限されないが、紫外線などの光で容易
に硬化する、例えばウレタン(メタ)アクリレート、エ
ポキシ(メタ)アクリレート、エステル(メタ)アクリ
レートなどを挙げることができる。更に、光ファイバ3
上に被覆されるUV樹脂は単層でも複層でも良い。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を下記に説明するが、これら
は本発明の範囲を制限しない。 (実施例1)図1の被覆装置を用いて不活性ガス導入口
7より、N2 100L/分をパージして、約200km
にわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行った場合のガ
ラス管6の上部Aと下部Bの曇りの程度は、いずれも図
5に示した従来の被覆装置のN2 50L/分の場合のガ
ラス管の曇りよりも少なかった。また、1灯当たりのU
Vパワーが着色開始時の80%になった。
は本発明の範囲を制限しない。 (実施例1)図1の被覆装置を用いて不活性ガス導入口
7より、N2 100L/分をパージして、約200km
にわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行った場合のガ
ラス管6の上部Aと下部Bの曇りの程度は、いずれも図
5に示した従来の被覆装置のN2 50L/分の場合のガ
ラス管の曇りよりも少なかった。また、1灯当たりのU
Vパワーが着色開始時の80%になった。
【0018】(実施例2)図2の被覆装置を用いて不活
性ガス導入口7より、N2 100L/分をパージして、
約200kmにわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行
った場合、ガラス管の導入口7より上部Aと下部Bは、
ほぼ曇りの程度は同じであった。また、1灯当たりのU
Vパワーが着色開始時の80%になった。
性ガス導入口7より、N2 100L/分をパージして、
約200kmにわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行
った場合、ガラス管の導入口7より上部Aと下部Bは、
ほぼ曇りの程度は同じであった。また、1灯当たりのU
Vパワーが着色開始時の80%になった。
【0019】(実施例3)図3の被覆装置を用いて不活
性ガス導入口7より、N2 100L/分をパージして、
約200kmにわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行
った場合、ガラス管6、6’の曇りはそれぞれ実施例1
の場合のガラス管6のA部分、B部分の曇りとそれぞれ
ほぼ同じレベルであった。1灯当たりのUVパワーが着
色開始時の80%になった。また、本実験の前後にガラ
ス管6、6’を容易に他のガラス管と交換することがで
きた。
性ガス導入口7より、N2 100L/分をパージして、
約200kmにわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行
った場合、ガラス管6、6’の曇りはそれぞれ実施例1
の場合のガラス管6のA部分、B部分の曇りとそれぞれ
ほぼ同じレベルであった。1灯当たりのUVパワーが着
色開始時の80%になった。また、本実験の前後にガラ
ス管6、6’を容易に他のガラス管と交換することがで
きた。
【0020】(実施例4)実施例1の実験との比較のた
めに、図4の被覆装置を用いて実験を行った。約200
kmにわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行った場
合、ガラス管6についてA部の曇りはB部の曇りより多
く、またD部の曇りはC部の曇りよりも多かった。ガラ
ス管のA、D部で測定した1灯当たりのUVパワーが着
色開始時の70%になった。この結果より、不活性ガス
導入口の両側の紫外線光源を1つずつにすることが、ガ
ラス管1本当たりの曇りの量を低減するのに効果がある
ことが分かった。
めに、図4の被覆装置を用いて実験を行った。約200
kmにわたって樹脂被覆光ファイバの硬化を行った場
合、ガラス管6についてA部の曇りはB部の曇りより多
く、またD部の曇りはC部の曇りよりも多かった。ガラ
ス管のA、D部で測定した1灯当たりのUVパワーが着
色開始時の70%になった。この結果より、不活性ガス
導入口の両側の紫外線光源を1つずつにすることが、ガ
ラス管1本当たりの曇りの量を低減するのに効果がある
ことが分かった。
【0021】(比較例1)実施例1〜4との比較のた
め、図5に示す従来の被覆装置を用いて実験を行なっ
た。1灯当たりのUVパワーが着色開始時の60%にな
った。
め、図5に示す従来の被覆装置を用いて実験を行なっ
た。1灯当たりのUVパワーが着色開始時の60%にな
った。
【0022】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、光ファイバに
塗布された未硬化のUV樹脂を硬化させる工程におい
て、ガラス管内にパージする不活性ガスを外部よりリー
クさせることなく利用でき、ガラス管内において実質的
なガス流量増となってガラス管内の曇りを低減すること
ができる。このため、線引時の光ファイバ被覆に照射さ
れる紫外線光量の低下を少なくすることができる。
塗布された未硬化のUV樹脂を硬化させる工程におい
て、ガラス管内にパージする不活性ガスを外部よりリー
クさせることなく利用でき、ガラス管内において実質的
なガス流量増となってガラス管内の曇りを低減すること
ができる。このため、線引時の光ファイバ被覆に照射さ
れる紫外線光量の低下を少なくすることができる。
【図1】不活性ガス導入口の両側にガラス管と紫外線光
源が設けられた、本発明の光ファイバの被覆装置の代表
例を示す模式図である。
源が設けられた、本発明の光ファイバの被覆装置の代表
例を示す模式図である。
【図2】ガラス管と紫外線光源が不活性ガス導入口を中
心に対称に構成されている、本発明の光ファイバの被覆
装置の他の例を示す模式図である。
心に対称に構成されている、本発明の光ファイバの被覆
装置の他の例を示す模式図である。
【図3】不活性ガス導入口の付近が不活性ガスパージ用
ユニットの両側にガラス管を接続した構造を示す、本発
明の光ファイバの被覆装置の他の例を示す模式図であ
る。
ユニットの両側にガラス管を接続した構造を示す、本発
明の光ファイバの被覆装置の他の例を示す模式図であ
る。
【図4】不活性ガス導入口の両側の紫外線光源がそれぞ
れ1つずつある、本発明の光ファイバの被覆装置の他の
例を示す模式図である。
れ1つずつある、本発明の光ファイバの被覆装置の他の
例を示す模式図である。
【図5】従来法の光ファイバ被覆装置の構成を示す概略
図である。
図である。
1 プリフォーム 2 溶融炉 3 光ファイバ 4 塗布ダイス 5 紫外線光源 6 ガラス管 7 不活性ガス導入口 8 不活性ガス排気口 9 ガスパージ用ユニット
Claims (5)
- 【請求項1】 光ファイバに紫外線硬化型樹脂(以下、
UV樹脂と称する)を塗布し、内部に不活性ガスをパー
ジしたガラス管の中に該光ファイバを通過させ、該ガラ
ス管の外周より紫外線を照射して該UV樹脂を硬化させ
て被覆を形成する光ファイバの被覆方法において、不活
性ガス導入口の両側に該ガラス管と紫外線光源を配した
ことを特徴とする、光ファイバの被覆方法。 - 【請求項2】 溶融線引きされた光ファイバの表面にU
V樹脂を塗布する、UV樹脂貯蔵の塗布ダイスと、樹脂
被覆された光ファイバが通される内部に、不活性ガス導
入口により不活性ガスをパージしたガラス管と、光ファ
イバに被覆されたUV樹脂を硬化する、該ガラス管の外
周に設けられた紫外線光源とからなる光ファイバの被覆
装置において、ガラス管と紫外線光源が不活性ガス導入
口の両側に設けられたことを特徴とする、光ファイバの
被覆装置。 - 【請求項3】 ガラス管と紫外線光源が不活性ガス導入
口を中心に対称に構成されていることを特徴とする、請
求項2記載の光ファイバの被覆装置。 - 【請求項4】 不活性ガス導入口の付近の構造が不活性
ガスパージ用ユニットの両側にガラス管を接続した構造
であることを特徴とする、請求項2記載の光ファイバの
被覆装置。 - 【請求項5】 不活性ガス導入口の両側の紫外線光源が
それぞれ1つずつあることを特徴とする、請求項2記載
の光ファイバの被覆装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054772A JPH07242445A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 光ファイバの被覆方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054772A JPH07242445A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 光ファイバの被覆方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242445A true JPH07242445A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12980069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6054772A Pending JPH07242445A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 光ファイバの被覆方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07242445A (ja) |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP6054772A patent/JPH07242445A/ja active Pending
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