JP2003002699A - 線条体の被覆装置および被覆方法 - Google Patents

線条体の被覆装置および被覆方法

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JP2003002699A
JP2003002699A JP2001183289A JP2001183289A JP2003002699A JP 2003002699 A JP2003002699 A JP 2003002699A JP 2001183289 A JP2001183289 A JP 2001183289A JP 2001183289 A JP2001183289 A JP 2001183289A JP 2003002699 A JP2003002699 A JP 2003002699A
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curable resin
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Hiroshi Kato
浩 加藤
Kazuaki Hamada
和明 浜田
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ心線等の線条体に、紫外線硬化型
樹脂からなる被覆を施す際に、石英管内を流す不活性ガ
スの流量を上げても、その中を通過する線条体に線ぶれ
がおこらず、良好な外観の線条体が得られ、石英管の内
壁に、紫外線硬化型樹脂の硬化の際に発生する揮発成分
の付着によるくもりが生ず、したがって、洗浄等の手間
があまりかからない被覆装置および被覆方法を提供す
る。 【解決手段】 光ファイバ心線等の線条体1に紫外線硬
化型樹脂からなる被覆を施す被覆装置において、紫外線
硬化部における石英管2の端部に取り付けられた不活性
ガスの吹き出し口15から不活性ガスが吹き出す方向
と、石英管2の内部を通過する線条体1の走行方向が、
ほぼ平行になっており、吹き出し口15から流れ込む不
活性ガスが、直接線条体1に当たらないようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバなどの
線条体の外周に、紫外線硬化型樹脂からなる被覆を施す
ための被覆装置および、その被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】細径のガラスからなる光ファイバの機械
的強度を保持するため、その外周には樹脂による被覆が
施される。被覆材料としては、生産性の点から硬化速度
の速い紫外線硬化型樹脂がよく用いられる。また、多心
の光ファイバケーブル内に収納される多心光ファイバ心
線は、高密度化をはかるため、複数の光ファイバ心線を
並列に並べ、被覆樹脂によって一体化したテープ型光フ
ァイバ心線が用いられる。一体化するための被覆樹脂と
しては、紫外線硬化型樹脂が用いられるのが一般的であ
る。
【0003】このように、線条体に紫外線硬化型樹脂か
らなる被覆を施す際には、光ファイバや、並列に並べら
れた光ファイバ心線などの線条体の外周に、硬化前の液
状の紫外線硬化型樹脂を塗布、被覆したのち、紫外線ラ
ンプを配した硬化装置の中を通して、樹脂を硬化させ
る。
【0004】図7は、従来の線条体の被覆装置を示す模
式図である。線条体1は、塗布部4で外周に紫外線硬化
型樹脂を塗布され、線条体入口53より紫外線ランプ3
からの紫外線照射によって樹脂を硬化するため石英管2
の中に導かれる。石英管2の中に酸素が存在すると、紫
外線硬化型樹脂の硬化反応を阻害するため、窒素ガスな
どの不活性ガスを、石英管2の一端に設けた線条体入口
53近傍における該石英管2の壁に設けた吹き出し口5
1から流し、石英管2の他端側にある線条体出口54の
近傍における該石英管2の壁に設けた吸引口52から吸
引して、不活性ガス雰囲気中で樹脂を硬化させる。被覆
が硬化した線条体は、線条体出口54から石英管2の外
に出され、ボビンに巻き取られる。
【0005】長尺の光ファイバに被覆を施す場合や、テ
ープ型光ファイバ心線の外周に被覆を施す場合のよう
に、多量の紫外線硬化型樹脂を硬化させる場合には、紫
外線硬化型樹脂が硬化する際に発生する揮発成分が、石
英管の内壁に付着し、石英管にくもりが生じる。このよ
うな場合には、石英管内部への紫外線の照射が遮られる
ため、紫外線硬化型樹脂の硬化が不十分になってしま
う。石英管にくもりが生じた場合には、その都度石英管
をはずし、洗浄する必要がある。
【0006】この石英管のくもりを防止するために、特
開平4−175245号公報では、樹脂を硬化させる際
に石英管を超音波振動させて、石英管の付着物を取る方
法が開示されている。また、特開平4−224140号
公報では、石英管内に高温の不活性ガスを流すことによ
り、石英管のくもりを取る方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波振動によ
り石英管の付着物を取る方法や、石英管内に高温の不活
性ガスを流す方法では、超音波振動装置や不活性ガスの
加熱装置といった設備を新たに付加する必要がある。新
たな設備を付加すること無く容易にできる方法として、
石英管に流す不活性ガスの流量を増やすことにより、石
英管のくもりを防止する方法がある。しかしながら、不
活性ガスの流量を増やすと、石英管の内部を線条体が通
過する際に、不活性ガスが吹き付けられ、線条体の線ぶ
れがおこりやすくなる。線ぶれによって、線条体の表面
が波打ち、外観が著しく損なわれる。また、光ファイバ
に被覆を施す場合には、光伝送損失が悪化する場合があ
る。
【0008】本発明は、光ファイバ心線等の線条体に、
紫外線硬化型樹脂からなる被覆を施す際に、石英管内を
流す不活性ガスの流量を上げても、その中を通過する線
条体に線ぶれがおこらず、良好な外観の線条体が得ら
れ、石英管にくもりの生じない被覆装置および被覆方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、線条体の外周に紫外線硬化型樹脂を
塗布し、石英管内を通過させ、石英管の外側から紫外線
を照射して、紫外線硬化型樹脂を硬化させる線条体の被
覆装置において、石英管の端部に取り付けられた不活性
ガスの吹き出し口から不活性ガスが吹き出す方向と、石
英管の内部を通過する線条体の走行方向が、ほぼ平行に
なっている。
【0010】石英管の上部一端には、線条体を石英管内
部に導入するための線条体入口と、これとほぼ平行に設
けられた不活性ガスの吹き出し口の穴を有する入口部材
が取り付けられている。また、吹き出し口は、細径の穴
が周方向に均一に複数設けられていることが好ましい。
特に穴の数が4個以上40個以下であり、かつ穴の直径
が2mm以上20mm以下であることが好ましい。
【0011】石英管の下部他端には、不活性ガスを吸引
するための吸引口が設けられている。不活性ガスの吸引
口は、吹き出し口から流れ込む不活性ガスが停滞するこ
となく流れるように、吹き出し口に対応して同じ数で同
じ直径のものが設けられていることが好ましい。
【0012】本発明は、紫外線硬化型樹脂の塗布量が多
い線条体に対して有効である。長尺の光ファイバの外周
に被覆を施す際や、複数本の光ファイバ心線を並列に並
べ、紫外線硬化型樹脂からなる被覆で一体化したテープ
型光ファイバ心線の製造に有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図面を
基に説明する。図1は、本発明の線条体の被覆装置の一
実施例を示す模式図である。石英管2の片端には、線条
体入口11と、不活性ガスを流し込むための吹き出し口
15が備えられた入口部材13が装着されている。ま
た、石英管2の逆側の端末には、線条体出口12と、不
活性ガスを吸引するための吸引口16が備えられた出口
部材14が装着されている。石英管2の外側に配された
紫外線ランプ3によって、石英管2の内部を通過する線
条体1の外周に施された紫外線硬化型樹脂に紫外線を照
射し、樹脂を硬化させる。
【0014】入口部材13には、線条体入口11と吹き
出し口15が別に設けられており、吹き出し口15から
出る不活性ガスの吹き出す方向と、線条体入口11から
出る線条体11の走行方向は、ほぼ平行になるように設
定されている。吹き出し口15から出る不活性ガスは、
直接線条体11に当たらないので、不活性ガスの流量を
増やしても線状体の線ぶれが生じない。
【0015】入口部材13における吹き出し口15の穴
と線条体入口11の穴は、ほぼ平行になるように取り付
けられていることが好ましい。この吹き出し口15の穴
と線条体入口11の穴のなす角度は、平行に対して±1
0°以下に調整されていることが好ましい。これによ
り、吹き出し口15からでる不活性ガスの吹き出し方向
と、線条体入口11から出る線条体1の走行方向は、ほ
ぼ平行になる。
【0016】図2は、入口部材13の一実施例を示す斜
視図である。中央部には線条体を石英管内部に導入する
ための線条体入口11が設けられており、そのまわり
に、複数の吹き出し口15が配されている。複数の吹き
出し口15を設けることによって、線条体の周囲の各方
向から不活性ガスが供給されるので、石英管内の不活性
ガスが十分に置換され、酸素が混入しにくい。
【0017】入口部材13の外周には、ガス供給管19
を備えたカバー部材20が設けられている。不活性ガス
は、ガス供給管19より入口部材13のガス溜り部17
に導入され、吹き出し口15の貫通穴より石英管内に吹
き出される。
【0018】吹き出し口15の数は、4個以上40個以
下が好ましい。4個以上にすることによって、石英管内
部の不活性ガスが十分に置換され、酸素の混入を防ぐこ
とができる。また、40個以上では、吹き出し口4の直
径を十分にとることがスペース上難しくなる。また、吹
き出し口15の直径は、2mm以上20mm以下が好ま
しい。2mm以下では、石英管の内部を不活性ガスで十
分に置換することが難しく、石英管のくもりも十分に除
去することが難しい。また、20mm以上では、石英管
の中を通過する線条体に、不活性ガスがあたり線ぶれを
起こす恐れがある。この吹き出し口15の数と穴の直径
の最適範囲を同時に満足することによって、石英管内部
が不活性ガスで十分に置換され、線ぶれがおこらず、石
英管のくもりが生じない条件で被覆を施すことができ
る。
【0019】図3は、出口部材14の一実施例を示す斜
視図である。中央部には、石英管内で被覆の硬化した線
状体が矢印方向に挿通し出てくる線状体出口12が、貫
通するよう設けられている。出口部材14の外周には、
ガス排出管21を備えたカバー部材22が取り付けられ
ており、石英管内を通過した不活性ガスは、線条体出口
12の内壁面から出口部材14の側面に向けて設けられ
た吸引口16から、出口部材14の上部と下部よりも外
径が小さくなっている出口部材14の中間部の外周面
と、カバー部材22の内壁面とから形成されるガス溜り
部23を経て、ガス排出口21から吸引される。
【0020】図4は、本発明の線条体の被覆装置の、別
の態様を示す模式図である。入口部材13は、図2と同
じ構造のものが用いられており、10個の直径3.5mm
の穴が設けられている。図4の線条体の被覆装置で用い
る出口部材31を図5に示す。図5は、出口部材31の
一実施例を示す斜視図である。中央には石英管内で被覆
が硬化した線条体が図中矢印の方向に出てくる線条体出
口32が設けられ、その同軸状に10個の直径3.5mm
の吸引口33が、出口部材31の他の部分より外径の小
さい中間部に連結するように設けられている。出口部材
31の外周には、ガス排出管21を備えたカバー部材2
2が設けられ、吸引口33を通過した不活性ガスは、出
口部材31の中間部とカバー部材22の内壁面から形成
されたガス溜り部34を経てガス排出管21から吸引さ
れる。このように、出口部材31を入口部材13と対応
して、吹き出し口15の数と穴の直径が同じ吸引口33
を設けることによって、不活性ガスの流れが乱れること
がなく、線条体の線ぶれが起こりにくい。
【0021】不活性ガスとしては、窒素ガス、ヘリウム
ガスが好適である。不活性ガスの流量は、従来は線条体
の線ぶれを防止するために0.10m/min.以下に抑えて
いたが、本発明により、0.12〜0.15m/min.に上げる
ことができ、石英管のくもりを取ることが可能となる。
【0022】本発明の線条体の被覆装置は、長尺の線条
体を被覆する場合や、塗布量の多い線条体に被覆を施す
場合の様に、紫外線硬化型樹脂から比較的多量の揮発成
分が発生する場合に有効である。また、線条体が光ファ
イバの場合には、被覆時に線ぶれを起こすと、外観上の
影響だけではなく、光伝送特性にも影響を及ぼすので、
線ぶれを起こしにくい本発明の効果は大きい。特に、光
ファイバ心線を並列に並べ、その外周に紫外線硬化型樹
脂からなる被覆を施したテープ型光ファイバ心線を製造
する際には有効である。被覆の塗布量が多く、比較的多
量の揮発成分が発生するが、不活性ガスの流量を増やす
ことによって石英管のくもりが発生せず、かつ線ぶれの
発生も無いため、外観および光伝送特性の良好なテープ
型光ファイバ心線を得ることができる。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を、図面を基に説明する。図
6は、テープ型光ファイバ心線を製造するための被覆装
置の実施例を示す模式図である。図1と同じ符号は同じ
物を表し、説明を省略する。直径0.25mmの紫外線硬化
型樹脂からなる被覆を施したシングルモード型の光ファ
イバ心線41を4本並列に並べ、塗布部4において、紫
外線硬化型樹脂を塗布し、被覆を形成した。このテープ
型光ファイバ心線42を、線状体入口11から石英管2
の中を通し、紫外線ランプ3によって被覆に紫外線照射
を行い被覆を硬化させた後、線状体出口12から石英管
2の外部に出し、一定の張力でボビンに巻き取った。
【0024】外径22mm、長さ250mmの石英管2
の上部一端には、図2に示した構造のアルミ製の入口部
材13を装着した。入口部材13には、中央に直径8m
mの線状体入口11を設け、その周囲に10個の直径3.
5mmの吹き出し口15を設けた。ガス供給管19から
窒素ガスを0.13m/min.の流量で流し、10個の吹き
出し口15より、石英管2の中に流した。
【0025】石英管2の下部他端には、図3に示した構
造のアルミ製の出口部材14を装着した。出口部材14
には、中央に直径8mmの線状体出口12を設け、出口
部材14の側面に2個の直径7mmの吸引口16を設け
た。石英管内を流れた窒素ガスは、ガス排出管21か
ら、窒素ガスの流量に対応するように吸引力を調整し吸
引した。
【0026】このようにして得られたテープ型光ファイ
バ心線は、被覆工程中に線ぶれが見られず、良好な外観
を示した。また、このテープ型光ファイバ心線中の各光
ファイバの波長1.55μmにおける光伝送損失は、0.19〜
0.21dB/kmと良好な値を示した。
【0027】比較例として、図7の線状体の被覆装置
に、直径0.25mmの紫外線硬化型樹脂からなる被覆を施
したシングルモード型の光ファイバ心線4本を並列に並
べ、コーティング部6において、紫外線硬化型樹脂を塗
布し、被覆を形成した。このテープ型光ファイバ心線
を、線状体入口53から石英管2の中を通し、紫外線ラ
ンプ3によって被覆に紫外線照射を行い、線状体出口5
4から出た被覆の硬化したテープ型光ファイバ心線を、
一定の張力でボビンに巻き取った。
【0028】石英管2の中には、吹き出し口51から流
量0.13m/minで窒素ガスを流し、吸引口52から吸引
した。
【0029】このようにして得られたテープ型光ファイ
バ心線は、被覆工程中に線ぶれが見られ、外観には、目
視でわかる程度の波打ちが見られた。また、このテープ
型光ファイバ心線中の各光ファイバの波長1.55μmにお
ける光伝送損失は、0.25〜0.28dB/kmであった。
【0030】
【発明の効果】本発明の線条体の被覆装置およびその被
覆方法は、光ファイバ心線等の線条体に紫外線硬化型樹
脂からなる被覆を施す被覆装置において、石英管の端部
に取り付けられた不活性ガスの吹き出し口から不活性ガ
スが吹き出す方向と、石英管の内部を通過する線条体の
走行方向が、ほぼ平行になっているので、吹き出し口か
ら流れ込む不活性ガスが、直接線条体に当たらず、石英
管内に流す不活性ガスの流量を上げて石英管がくもらな
いようにしても、その中を通過する線条体に線ぶれがお
こらない。石英管にくもりの生じない本発明の被覆装置
および被覆方法によって、高品質の線条体を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線条体の被覆装置の一実施例を示す模
式図である。
【図2】本発明の線条体の被覆装置を構成する入口部材
の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の線条体の被覆装置を構成する出口部材
の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の線条体の被覆装置の別の態様を示す模
式図である。
【図5】本発明の線条体の被覆装置を構成する出口部材
の、別の態様の実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の線条体の被覆装置の一実施例を示す模
式図である。
【図7】従来の線条体の被覆装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 石英管 3 紫外線ランプ 4 塗布部 11 線条体入口 12 線条体出口 13 入口部材 14 出口部材 15 吹き出し口 16 吸引口 17 ガス溜り部 19 ガス供給管 20 カバー部材 21 ガス排出管 22 カバー部材 23 ガス溜り部 31 出口部材 32 線条体出口 33 吸引口 34 ガス溜り部 41 光ファイバ心線 42 テープ型光ファイバ心線 51 吹き出し口 52 吸引口 53 線条体入口 54 線条体出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H050 BA03 BA11 BA25 BA32 BB02Q BB33Q 4G060 AA01 AA03 AA20 AD22 AD43 AD58

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体の外周に紫外線硬化型樹脂を塗布
    し、石英管内を通過させ、該石英管の外側から紫外線を
    照射して、前記紫外線硬化型樹脂を硬化させる線条体の
    被覆装置において、前記石英管の端部に取り付けられた
    不活性ガスの吹き出し口から不活性ガスが吹き出す方向
    と、前記石英管の内部を通過する前記線条体の走行方向
    が、ほぼ平行になっていることを特徴とする線条体の被
    覆装置。
  2. 【請求項2】 前記石英管の上部一端に、前記線条体を
    前記石英管内部に導入するための線条体入口と、これと
    ほぼ平行に設けられた不活性ガスの吹き出し口の穴を有
    する入口部材が取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載の線条体の被覆装置。
  3. 【請求項3】 前記吹き出し口の穴が複数あることを特
    徴とする請求項2記載の線条体の被覆装置。
  4. 【請求項4】 前記吹き出し口の穴の数が4個以上40個
    以下であり、かつ穴の直径が2mm以上20mm以下で
    あることを特徴とする請求項3記載の線条体の被覆装
    置。
  5. 【請求項5】 前記石英管の下部他端に、前記線条体を
    前記石英管より外部に出すための貫通穴と前記不活性ガ
    スを吸引するための吸引口を有する出口部材が設けられ
    ており、該吸引口の穴の数と穴の直径が前記吹き出し口
    と同じであることを特徴とする請求項4記載の線条体の
    被覆装置。
  6. 【請求項6】 光ファイバからなる線条体の外周に、請
    求項1から5のいずれかの線条体の被覆装置を用い、紫
    外線硬化型樹脂からなる被覆を施すことを特徴とする線
    条体の被覆方法。
  7. 【請求項7】 複数の光ファイバ心線を並列に並べ、そ
    の外周に、請求項1から5のいずれかの線条体の被覆装
    置を用い、紫外線硬化型樹脂からなる被覆を施すことを
    特徴とする線条体の被覆方法。
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