JPH07165443A - 光ファイバの被覆方法及び装置 - Google Patents

光ファイバの被覆方法及び装置

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JPH07165443A
JPH07165443A JP5342104A JP34210493A JPH07165443A JP H07165443 A JPH07165443 A JP H07165443A JP 5342104 A JP5342104 A JP 5342104A JP 34210493 A JP34210493 A JP 34210493A JP H07165443 A JPH07165443 A JP H07165443A
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JP
Japan
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optical fiber
glass tube
coating
inert gas
ultraviolet
Prior art date
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Pending
Application number
JP5342104A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Saito
大輔 斉藤
Akihiko Mizutani
明彦 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07165443A publication Critical patent/JPH07165443A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/12General methods of coating; Devices therefor

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバの被覆方法及び被覆装置の提供。 【構成】 紫外線硬化樹脂を硬化させる光ファイバの
被覆方法及び装置において、ガラス管は外周からの紫外
線が実際に照射される長さより十分に長い長さを有し、
かつ該ガラス管が移動することにより、紫外線照射量を
低下しないように一定量に制御すること。 移動する
ガラス管の両端に、ガラス管の移動に伴って共に移動す
る不活性ガスパージ用ユニットと不活性ガス排気用ユニ
ットとを備えること。 【効果】 常に不活性ガスがパージされたガラス管の曇
りの少ない部分の外周より紫外線を照射できるため、光
ファイバに照射される紫外線量を低下しないように一定
に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ、特に光伝
送用光ファイバの新規な被覆方法及び該光伝送用光ファ
イバ表面に塗布された紫外線硬化樹脂を効率良く硬化さ
せる紫外線硬化装置の改良に関するものである。より詳
細には、本発明は、紫外線硬化樹脂塗布の光伝送用光フ
ァイバを通過させるガラス管がその外周にある紫外線照
射装置より長く、かつ該ガラス管がその外周にある紫外
線照射装置に対して移動することにより、光ファイバに
照射される紫外線照射量の低下を防止することに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来技術の光ファイバの被覆装置
の構成を示す概略図である。すなわち、プリフォーム1
は溶融炉2で加熱融解し、線引されて光ファイバ3とな
る。該線引された光ファイバ3は紫外線硬化型樹脂(以
下、UV樹脂と称す)を貯えた塗布ダイス4に送給さ
れ、UV樹脂が塗布される。塗布ダイス4を通過した光
ファイバは、その外周に紫外線照射装置5を備えたガラ
ス管6内部を通過する間に、光ファイバ3上のUV樹脂
が硬化される。
【0003】該UV樹脂は一般に酸素存在下で硬化させ
ると、酸素と反応して硬化不十分となる。従って、これ
を防ぐためにガラス管6中にN2 等の不活性ガスをパー
ジし、酸素のない状態で紫外線を照射し、UV樹脂を硬
化させている。従来、図3に示されるように、紫外線照
射装置5内の紫外線光源7からの光が、ガラス管6のほ
ぼ全長にわたって照射されるような構造となっていた。
また、従来、この不活性ガスパージ用ガラス管及び紫外
線光源7は、紫外線照射装置内に固定され同装置内で不
活性ガスのパージ、排気を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバの被
覆方法では、未硬化のUV樹脂に紫外線を照射し硬化さ
せる際に、未硬化樹脂中の揮発成分が飛散し、ガラス管
内壁に付着してガラス管が曇り、このためにファイバに
照射される紫外線光量が低下するという課題があった。
本発明では、このような光ファイバ被覆時の紫外線照射
量低下を防ぎ、十分な紫外線照射量が確保できる光ファ
イバの被覆方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題につ
いて種々検討した結果、光ファイバの被覆方法におい
て、該ガラス管は外周からの紫外線が実際に照射される
長さより十分に長い長さを有し、かつ該ガラス管を移動
することにより、実際にファイバに照射される紫外線照
射量を制御できることを見出し、本発明を完成するに至
った。また、該ガラス管移動時にも常にガラス管内を不
活性ガスがパージされた状態に保っておくために、該ガ
ラス管両端に不活性ガスパージ用ユニットと不活性ガス
排気用ユニットを設置する点にも特徴を有する。
【0006】すなわち、本発明は: 光ファイバに紫外線硬化樹脂を塗布し、内部に不活
性ガスをパージしたガラス管の中に該光ファイバを通過
させ、該ガラス管の外周より紫外線を照射して該紫外線
硬化樹脂を硬化させて被覆を形成する光ファイバの被覆
方法において、該ガラス管は外周からの紫外線が実際に
照射される長さより十分に長い長さを有し、かつ該ガラ
ス管が移動することにより、実際に光ファイバに照射さ
れる紫外線照射量を制御する、光ファイバの被覆方法を
提供する。また、 移動する該ガラス管の両端に、該ガラス管の移動に
伴って共に移動する不活性ガスパージ用ユニットと不活
性ガス排気用ユニットとを備える点にも特徴を有する。
さらに、
【0007】 線引きされた光ファイバの表面に所定
量の紫外線硬化樹脂を塗布する塗布装置と、引き続いて
該紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバが通過する内
部に不活性ガスをパージしたガラス管と、しかも該ガラ
ス管の外周に位置しかつ紫外線を照射して該紫外線硬化
樹脂を硬化させて被覆を形成する紫外線照射装置とから
なる光ファイバの被覆装置において、該ガラス管はその
外周に位置する紫外線照射装置から発する紫外線が実際
に照射される長さより十分に長い長さを有し、かつ該ガ
ラス管は移動することにより、実際に光ファイバに照射
される紫外線照射量を制御する、光ファイバ被覆装置を
提供する。また、 移動するガラス管の両端に、該ガラス管の移動に伴
って共に移動する不活性ガスパージ用ユニットと不活性
ガス排気用ユニットが設けられている点にも特徴を有す
る。
【0008】本発明において、線引きされた紫外線硬化
樹脂塗布の光ファイバを通過させるガラス管は、光透過
性筒状体であればガラス管に限定されず、例えば一般的
には石英管が用いられる。また、紫外線照射装置の発光
源としては主として水銀ランプが用いられる。本発明に
おいて、光ファイバ3を被覆するのに用いる紫外線硬化
樹脂としては特に制限されないが、例えばウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、エ
ステル(メタ)アクリレートなどを挙げることができ
る。
【0009】光ファイバ上に被覆される紫外線硬化樹脂
は単層でも複層でも良い。また、窒素、アルゴンなどの
不活性ガスを流す方向は特に制限されないが、光ファイ
バの走行方向と同方向が望ましい。
【0010】
【作用】前記のように構成されたガラス管を有するUV
樹脂の硬化装置を用いて光ファイバの被覆を行うと、ガ
ラス管の外周からの紫外線が直接照射されている部位に
おいては、UV樹脂の揮発成分付着による曇りが激しい
が、該ガラス管の紫外線が直接照射されていない部位は
曇りは比較的少ない。
【0011】この状態で紫外線光源が固定されている場
合に、該ガラス管を移動させ、今度は曇りの少ない部分
に直接紫外線が照射されるようにする。このような方法
によりたとえオンラインであっても常にガラス管の曇り
の少ない部分を用いて紫外線の照射を行うことができ、
実際にファイバに照射される紫外線の照射光量を低下す
ることなく、常に一定に制御することができる。
【0012】また、該ガラス管の両端にガラス管と共に
移動する不活性ガスパージ用ユニットと不活性ガス排気
用ユニットとを設置することにより、ガラス管移動時に
おいても常にガラス管内部に不活性ガスがパージされた
状態に保つことができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明するが、
これらは本発明の範囲を限定しない。図1,2に、本発
明に従う光ファイバの被覆装置の1例を示す。該図に示
された装置を用いて以下の検討を行った。 (比較例)始めに図1に示される状態より光ファイバ3
の被覆を開始した。開始直後はガラス管のいずれにも曇
りはなく、得られた被覆も完全に硬化していた。そのま
ま約800km被覆を行ったところ、ガラス管6の上部
は激しく曇ったが、下部はわずかに曇った程度であっ
た。しかし、被覆の硬化状態は不完全であった。
【0014】(実施例)次に、この状態からガラス管6
を図2に示された状態まで移動させ、曇りの少ない部分
に紫外線が照射されるようにして約2km被覆を行っ
た。得られた被覆はほぼ完全な硬化状態であった。以上
の結果より、実際に紫外線が照射される長さより十分長
い移動可能なガラス管をもつ紫外線照射装置は、ファイ
バに実際に照射される紫外線光量を低下しないように、
一定に制御することが可能であり、そのために長尺にわ
たり十分なファイバ被覆硬度を得ることができることが
確認された。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明は、光ファイバに
塗布された未硬化UV樹脂を硬化させる過程で、常に不
活性ガスがパージされたガラス管の曇りの少ない部分の
外周より紫外線を照射できるために、たとえ被覆工程の
オンラインであっても光ファイバに照射される紫外線量
を低下しないように一定に制御することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1,2】本発明に従う光ファイバの被覆装置の概略
図である。
【図3】従来の光ファイバの被覆装置の概略図である。
【符号の説明】
1 プリフォーム 2 溶融炉 3 光ファイバ 4 塗布ダイス 5 紫外線照射装置 6 ガラス管 7 紫外線光源 8 不活性ガスパージ用ユニット 9 不活性ガス排気用ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバに紫外線硬化樹脂を塗布し、
    内部に不活性ガスをパージしたガラス管の中に該光ファ
    イバを通過させ、該ガラス管の外周より紫外線を照射し
    て該紫外線硬化樹脂を硬化させて被覆を形成する光ファ
    イバの被覆方法において、該ガラス管は外周からの紫外
    線が実際に照射される長さより十分に長い長さを有し、
    かつ該ガラス管が移動することにより、実際に光ファイ
    バに照射される紫外線照射量を制御することを特徴とす
    る、光ファイバの被覆方法。
  2. 【請求項2】 移動する該ガラス管の両端に、該ガラス
    管の移動に伴って共に移動する不活性ガスパージ用ユニ
    ットと不活性ガス排気用ユニットとを備えることを特徴
    とする、請求項1記載の光ファイバの被覆方法。
  3. 【請求項3】 線引きされた光ファイバの表面に所定量
    の紫外線硬化樹脂を塗布する塗布装置と、引き続いて該
    紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバが通過する内部
    に不活性ガスをパージしたガラス管と、しかも該ガラス
    管の外周に位置しかつ紫外線を照射して該紫外線硬化樹
    脂を硬化させて被覆を形成する紫外線照射装置とからな
    る光ファイバの被覆装置において、 該ガラス管はその外周に位置する紫外線照射装置から発
    する紫外線が実際に照射される長さより十分に長い長さ
    を有し、かつ該ガラス管は移動することにより、実際に
    光ファイバに照射される紫外線照射量を制御することを
    特徴とする、光ファイバ被覆装置。
  4. 【請求項4】 移動するガラス管の両端に、該ガラス管
    の移動に伴って共に移動する不活性ガスパージ用ユニッ
    トと不活性ガス排気用ユニットが設けられていることを
    特徴とする、請求項3記載の光ファイバ被覆装置。
JP5342104A 1993-12-14 1993-12-14 光ファイバの被覆方法及び装置 Pending JPH07165443A (ja)

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