JPH06144884A - 光ファイバ被覆用紫外線照射装置 - Google Patents
光ファイバ被覆用紫外線照射装置Info
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- JPH06144884A JPH06144884A JP4294639A JP29463992A JPH06144884A JP H06144884 A JPH06144884 A JP H06144884A JP 4294639 A JP4294639 A JP 4294639A JP 29463992 A JP29463992 A JP 29463992A JP H06144884 A JPH06144884 A JP H06144884A
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Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバの被覆を高品位にする。
【構成】 石英管12内に導入された光ファイバ6の外
周に塗布された未硬化樹脂に紫外線ランプ16の紫外線
を照射して硬化させる。石英管12、紫外線ランプ16
を包囲する筐体19と吸引装置21を排気管20で連結
し排気管20内に設置した温度センサ23で排気温度を
検知する。検知温度により排気管20内に設けられた調
整弁24の回転角度を調整し吸引装置21の吸引量を制
御する。 【効果】 筐体19内は常に一定温度に保持することが
でき紫外線ランプ16からの発熱により石英管12が過
昇温されない。このため紫外線照射が一定温度で行わ
れ、光ファイバ被覆が一定の架橋度で製造される。しか
も紫外線ランプ16が高温にならず寿命を延長させるこ
とができる。
周に塗布された未硬化樹脂に紫外線ランプ16の紫外線
を照射して硬化させる。石英管12、紫外線ランプ16
を包囲する筐体19と吸引装置21を排気管20で連結
し排気管20内に設置した温度センサ23で排気温度を
検知する。検知温度により排気管20内に設けられた調
整弁24の回転角度を調整し吸引装置21の吸引量を制
御する。 【効果】 筐体19内は常に一定温度に保持することが
でき紫外線ランプ16からの発熱により石英管12が過
昇温されない。このため紫外線照射が一定温度で行わ
れ、光ファイバ被覆が一定の架橋度で製造される。しか
も紫外線ランプ16が高温にならず寿命を延長させるこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバに樹脂被覆
を行う光ファイバ被覆用紫外線照射装置であって、未硬
化の紫外線硬化樹脂を一定に硬化でき、均一被覆を形成
する光ファイバ被覆用紫外線照射装置に係わる。
を行う光ファイバ被覆用紫外線照射装置であって、未硬
化の紫外線硬化樹脂を一定に硬化でき、均一被覆を形成
する光ファイバ被覆用紫外線照射装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガラスのコアとクラッドから
なる光ファイバ裸線は、表面に傷がつきやすく、樹脂被
覆して保護している。光ファイバ裸線に被覆を設けるに
は、樹脂の固化速度が製造速度を律則してしまうため、
固化の速い樹脂が採用されている。そのため、紫外線硬
化樹脂を用い、光ファイバ裸線を未硬化紫外線硬化樹脂
に浸漬し、紫外線照射して即時に固化させ、1〜2m/
秒、速いもので6〜10m/秒の速度で紫外線硬化樹脂
被覆が行われている。このような紫外線硬化樹脂は酸素
の存在下で硬化即ち架橋が阻害されるため、不活性ガス
雰囲気中で硬化を行う必要がある。光ファイバ被覆用紫
外線照射装置は、図3に示すように、未硬化の紫外線硬
化樹脂を硬化する紫外線ランプ1からの紫外線を透過
し、しかも紫外線ランプ1の高温に耐え得る石英管2を
備える。石英管2には、内部を不活性ガス雰囲気にする
ため図示しない不活性ガス供給装置に接続された不活性
ガス導入口3が設けられる。このような石英管2には、
光ファイバ導入口4及び光ファイバ送出口5が設けら
れ、石英管2内を所定の速度で通過する間に光ファイバ
6外周に塗布された紫外線硬化樹脂が硬化されるように
なっている。
なる光ファイバ裸線は、表面に傷がつきやすく、樹脂被
覆して保護している。光ファイバ裸線に被覆を設けるに
は、樹脂の固化速度が製造速度を律則してしまうため、
固化の速い樹脂が採用されている。そのため、紫外線硬
化樹脂を用い、光ファイバ裸線を未硬化紫外線硬化樹脂
に浸漬し、紫外線照射して即時に固化させ、1〜2m/
秒、速いもので6〜10m/秒の速度で紫外線硬化樹脂
被覆が行われている。このような紫外線硬化樹脂は酸素
の存在下で硬化即ち架橋が阻害されるため、不活性ガス
雰囲気中で硬化を行う必要がある。光ファイバ被覆用紫
外線照射装置は、図3に示すように、未硬化の紫外線硬
化樹脂を硬化する紫外線ランプ1からの紫外線を透過
し、しかも紫外線ランプ1の高温に耐え得る石英管2を
備える。石英管2には、内部を不活性ガス雰囲気にする
ため図示しない不活性ガス供給装置に接続された不活性
ガス導入口3が設けられる。このような石英管2には、
光ファイバ導入口4及び光ファイバ送出口5が設けら
れ、石英管2内を所定の速度で通過する間に光ファイバ
6外周に塗布された紫外線硬化樹脂が硬化されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、未硬化の紫外線硬
化樹脂の硬化は、紫外線の照射線量によって架橋度が変
化して異なるため、光ファイバ被覆特性に影響を及ぼ
す。照射線量は紫外線ランプ1の照射線量率と、光ファ
イバ6の線速により変化する。更に未硬化紫外線硬化樹
脂の架橋度は、照射線量に加えて雰囲気温度及び未硬化
樹脂温度によっても、樹脂中の揮発成分の飛散量が変化
し、架橋状態が異なってくる。そのため、従来の光ファ
イバ被覆用紫外線照射装置では、石英管2及び紫外線ラ
ンプ1を包囲した筐体7を設け、筐体7を排気ファン8
に接続して空冷を行っていた。
化樹脂の硬化は、紫外線の照射線量によって架橋度が変
化して異なるため、光ファイバ被覆特性に影響を及ぼ
す。照射線量は紫外線ランプ1の照射線量率と、光ファ
イバ6の線速により変化する。更に未硬化紫外線硬化樹
脂の架橋度は、照射線量に加えて雰囲気温度及び未硬化
樹脂温度によっても、樹脂中の揮発成分の飛散量が変化
し、架橋状態が異なってくる。そのため、従来の光ファ
イバ被覆用紫外線照射装置では、石英管2及び紫外線ラ
ンプ1を包囲した筐体7を設け、筐体7を排気ファン8
に接続して空冷を行っていた。
【0004】しかし、排気ファン8は、ある範囲で選択
された一定の性能で行われるため、吸気温度の変化や紫
外線ランプ1の出力の劣化、紫外線ランプ1のロットの
バラツキ等には配慮がなされず、これらの変化に追従し
て一定温度に冷却することはできなかった。そのため、
架橋雰囲気温度はこれらの変化に伴い変化してしまうこ
ともあり、そのような場合、被覆の一定の架橋がなされ
ず光ファイバの被覆特性が変化してしまうおそれもあっ
た。
された一定の性能で行われるため、吸気温度の変化や紫
外線ランプ1の出力の劣化、紫外線ランプ1のロットの
バラツキ等には配慮がなされず、これらの変化に追従し
て一定温度に冷却することはできなかった。そのため、
架橋雰囲気温度はこれらの変化に伴い変化してしまうこ
ともあり、そのような場合、被覆の一定の架橋がなされ
ず光ファイバの被覆特性が変化してしまうおそれもあっ
た。
【0005】本発明は、上記欠点を解消するためになさ
れたものであって、光ファイバの被覆の硬化を一定雰囲
気温度で行うことができ、一定の硬化度が維持され、均
一な被覆がなされ高品位な光ファイバ被覆を行うことが
できる光ファイバ被覆用紫外線照射装置を提供すること
を目的とする。
れたものであって、光ファイバの被覆の硬化を一定雰囲
気温度で行うことができ、一定の硬化度が維持され、均
一な被覆がなされ高品位な光ファイバ被覆を行うことが
できる光ファイバ被覆用紫外線照射装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ファイバ被覆用紫外線照射装置は、外周
に未硬化の紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバが導
入される石英管と、前記石英管の外側に設けられる前記
紫外線硬化樹脂を照射する紫外線ランプと、前記紫外線
ランプ及び前記石英管を包囲する筐体と、前記筐体内の
空気を吸引する吸引装置とを備えた光ファイバ被覆用紫
外線照射装置において、前記筐体は、温度センサを備
え、前記温度センサの検知温度に従って前記吸引装置の
吸引量を制御する制御手段を設けたものである。
め、本発明の光ファイバ被覆用紫外線照射装置は、外周
に未硬化の紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバが導
入される石英管と、前記石英管の外側に設けられる前記
紫外線硬化樹脂を照射する紫外線ランプと、前記紫外線
ランプ及び前記石英管を包囲する筐体と、前記筐体内の
空気を吸引する吸引装置とを備えた光ファイバ被覆用紫
外線照射装置において、前記筐体は、温度センサを備
え、前記温度センサの検知温度に従って前記吸引装置の
吸引量を制御する制御手段を設けたものである。
【0007】
【作用】未硬化樹脂が塗布された光ファイバが導入され
る石英管と、石英管の外側から未硬化樹脂を即時に硬化
させるための紫外線照射する紫外線ランプとを包囲する
筐体を設け、吸引装置と連結し筐体内に空気流を形式し
内部を冷却する。筐体と吸引装置間に温度センサを設
け、温度センサの検知温度により吸引される空気量の調
整を行う制御手段を設ける。このため紫外線照射は制御
された一定温度雰囲気で行われるため、架橋度は一定と
なり被覆特性の一定な高品位な光ファイバ被覆を得るこ
とができる。
る石英管と、石英管の外側から未硬化樹脂を即時に硬化
させるための紫外線照射する紫外線ランプとを包囲する
筐体を設け、吸引装置と連結し筐体内に空気流を形式し
内部を冷却する。筐体と吸引装置間に温度センサを設
け、温度センサの検知温度により吸引される空気量の調
整を行う制御手段を設ける。このため紫外線照射は制御
された一定温度雰囲気で行われるため、架橋度は一定と
なり被覆特性の一定な高品位な光ファイバ被覆を得るこ
とができる。
【0008】
【実施例】本発明の光ファイバ被覆用紫外線照射装置を
適用した一実施例を図面を参照して説明する。図1の側
面図及びAA’における断面を示す図2に示すように光
ファイバ被覆用紫外線照射装置S1は光ファイバ6が水
平方向に移動して被覆される横型の装置であり、ダイス
10を通過した光ファイバの未硬化の紫外線硬化樹脂9
を硬化、架橋するものである。
適用した一実施例を図面を参照して説明する。図1の側
面図及びAA’における断面を示す図2に示すように光
ファイバ被覆用紫外線照射装置S1は光ファイバ6が水
平方向に移動して被覆される横型の装置であり、ダイス
10を通過した光ファイバの未硬化の紫外線硬化樹脂9
を硬化、架橋するものである。
【0009】ダイス10は収納される未硬化の紫外線硬
化樹脂9中を通過することにより、光ファイバ6の周囲
に未硬化の紫外線硬化樹脂9を塗布させるために光ファ
イバ6の挿入口であるニップル10a及び送出口である
ダイス口10bを備える。ニップル10a及びダイス口
10bはそれぞれ収納された未硬化樹脂が漏洩しないよ
うになっている。
化樹脂9中を通過することにより、光ファイバ6の周囲
に未硬化の紫外線硬化樹脂9を塗布させるために光ファ
イバ6の挿入口であるニップル10a及び送出口である
ダイス口10bを備える。ニップル10a及びダイス口
10bはそれぞれ収納された未硬化樹脂が漏洩しないよ
うになっている。
【0010】ダイス10を通過した光ファイバ6の外周
に塗布された未硬化紫外線硬化樹脂を硬化させるS1は
光ファイバ6の導入口14及び送出口15を備えた石英
管12を備えている。石英管12には紫外線ランプ16
から照射される紫外線を透過し、紫外線ランプ16によ
る加熱に耐え得るものである。石英管12には未硬化紫
外線硬化樹脂を酸素が存在しない不活性ガス中で行い架
橋速度が低下するのを防止するために、石英管12内に
不活性ガスを供給する不活性ガス導入口13が設けられ
る。
に塗布された未硬化紫外線硬化樹脂を硬化させるS1は
光ファイバ6の導入口14及び送出口15を備えた石英
管12を備えている。石英管12には紫外線ランプ16
から照射される紫外線を透過し、紫外線ランプ16によ
る加熱に耐え得るものである。石英管12には未硬化紫
外線硬化樹脂を酸素が存在しない不活性ガス中で行い架
橋速度が低下するのを防止するために、石英管12内に
不活性ガスを供給する不活性ガス導入口13が設けられ
る。
【0011】このような石英管12に紫外線ランプ16
から発光される紫外線が均一に照射されるように石英管
12及び紫外線ランプ16を包囲する反射板17が設け
られる。反射板17は紫外線ランプ16からの紫外線を
拡散させて石英管12を均一に照射するよう紫外線ラン
プ16側は鏡面17aを有すると共に、裏面は紫外線ラ
ンプ16からの発熱を放射させるよう冷却フィン17b
を備えている。
から発光される紫外線が均一に照射されるように石英管
12及び紫外線ランプ16を包囲する反射板17が設け
られる。反射板17は紫外線ランプ16からの紫外線を
拡散させて石英管12を均一に照射するよう紫外線ラン
プ16側は鏡面17aを有すると共に、裏面は紫外線ラ
ンプ16からの発熱を放射させるよう冷却フィン17b
を備えている。
【0012】更に反射板17の外側には冷却装置18が
設けられる。冷却装置18は反射板17を被うように設
けられる筐体19と筐体19と排気管20を介して接続
される吸引装置21とを備えている。筐体19の下部は
吸気口22が設けられるか、あるいは開放されていても
よく、外気を吸引できるようになっている。排気管20
の筐体19近傍には温度センサ23が設けられ、温度セ
ンサ23の下流には温度センサ23からの検知温度によ
り図示しないモータを駆動させて調整弁24の回転角度
を制御する制御手段である制御装置25が設けられる。
調整弁24は吸引装置21の吸引量を調整し、フィード
バック制御されるようになっている。このような調整弁
24は制御装置25により制御されず温度センサ23の
目視により手動で操作するものであってもよい。何れに
してもダンパー24の角度により、吸引装置21の吸引
量を調整することにより筐体19内に生じる空気流の流
量を調整しての温度を一定に保持することができる。
設けられる。冷却装置18は反射板17を被うように設
けられる筐体19と筐体19と排気管20を介して接続
される吸引装置21とを備えている。筐体19の下部は
吸気口22が設けられるか、あるいは開放されていても
よく、外気を吸引できるようになっている。排気管20
の筐体19近傍には温度センサ23が設けられ、温度セ
ンサ23の下流には温度センサ23からの検知温度によ
り図示しないモータを駆動させて調整弁24の回転角度
を制御する制御手段である制御装置25が設けられる。
調整弁24は吸引装置21の吸引量を調整し、フィード
バック制御されるようになっている。このような調整弁
24は制御装置25により制御されず温度センサ23の
目視により手動で操作するものであってもよい。何れに
してもダンパー24の角度により、吸引装置21の吸引
量を調整することにより筐体19内に生じる空気流の流
量を調整しての温度を一定に保持することができる。
【0013】このような光ファイバ被覆用紫外線照射装
置S1を用いて光ファイバに樹脂被覆を行うには、ダイ
ス10を通過して外周に未硬化紫外線硬化樹脂9が塗布
された光ファイバ6がS1に導入される。石英管12内
に導入された光ファイバ6に紫外線ランプ16から発光
され反射板17で拡散された紫外線が均一に照射され
る。石英管12内には不活性ガス導入口13からN2等
の不活性ガスが供給され光フィバ導入口14及び光ファ
イバ送出口15から排気されて、石英管12内は不活生
ガス雰囲気となり酸素不存在下で未硬化樹脂の硬化が即
時に行われる。この時紫外線ランプ16の発熱により石
英管12が加熱されるが、吸引装置21を駆動させ吸気
口22から筐体19内に筐体19内の空気を吸引する。
吸引される空気の温度を排気管20内の温度センサ23
で検知し、適温範囲から外れていた場合調整弁24を回
転させ吸引される空気量を調整する。このため筐体19
内は常に一定の温度に保持されるため、一定の硬化がな
される。また、温度センサ23による検知温度から紫外
線ランプ16の故障等も検知することができ、異常紫外
線照射を検知することができる。
置S1を用いて光ファイバに樹脂被覆を行うには、ダイ
ス10を通過して外周に未硬化紫外線硬化樹脂9が塗布
された光ファイバ6がS1に導入される。石英管12内
に導入された光ファイバ6に紫外線ランプ16から発光
され反射板17で拡散された紫外線が均一に照射され
る。石英管12内には不活性ガス導入口13からN2等
の不活性ガスが供給され光フィバ導入口14及び光ファ
イバ送出口15から排気されて、石英管12内は不活生
ガス雰囲気となり酸素不存在下で未硬化樹脂の硬化が即
時に行われる。この時紫外線ランプ16の発熱により石
英管12が加熱されるが、吸引装置21を駆動させ吸気
口22から筐体19内に筐体19内の空気を吸引する。
吸引される空気の温度を排気管20内の温度センサ23
で検知し、適温範囲から外れていた場合調整弁24を回
転させ吸引される空気量を調整する。このため筐体19
内は常に一定の温度に保持されるため、一定の硬化がな
される。また、温度センサ23による検知温度から紫外
線ランプ16の故障等も検知することができ、異常紫外
線照射を検知することができる。
【0014】このような温度制御を行った場合、架橋度
の異常発生率は温度制御を行わなかった場合に比べ、1
0分の1に低下した。またランプの寿命も過昇温を防止
できるため1.5倍程度アップすることができた。以上
の説明は本発明の一実施例の説明であって、本発明はこ
れに限定されない。即ち調整弁も回転機構のものに限ら
ず流量を調整できるものならば開口径を変化させたり、
上下等の直線運動により変化させるもの等何れのもので
あってもよい。また温度センサも排気管のみでなく筐体
内に設けたものであってもよく、必要ならば複数設置し
てもよい。
の異常発生率は温度制御を行わなかった場合に比べ、1
0分の1に低下した。またランプの寿命も過昇温を防止
できるため1.5倍程度アップすることができた。以上
の説明は本発明の一実施例の説明であって、本発明はこ
れに限定されない。即ち調整弁も回転機構のものに限ら
ず流量を調整できるものならば開口径を変化させたり、
上下等の直線運動により変化させるもの等何れのもので
あってもよい。また温度センサも排気管のみでなく筐体
内に設けたものであってもよく、必要ならば複数設置し
てもよい。
【0015】以上の説明は本発明の一実施例であって、
本発明はこれに限定されない。即ち制御手段も調整弁を
設けて排気管内の空気の流量を調整するものに限らず、
吸引装置を直接制御するものであってもよい。
本発明はこれに限定されない。即ち制御手段も調整弁を
設けて排気管内の空気の流量を調整するものに限らず、
吸引装置を直接制御するものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の光ファイバ被覆装置によれば紫外線照射を行う際の
雰囲気温度を一定に保持することができるため、架橋度
が一定の光ファイバ被覆が得られ、高品位な製品を製造
することができる。また紫外線ランプの寿命も延長する
ことができ経済的でもある。
明の光ファイバ被覆装置によれば紫外線照射を行う際の
雰囲気温度を一定に保持することができるため、架橋度
が一定の光ファイバ被覆が得られ、高品位な製品を製造
することができる。また紫外線ランプの寿命も延長する
ことができ経済的でもある。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】図1に示す一実施例を示す断面図。
【図3】従来例を示す構成図。
6‥‥‥光ファイバ 12‥‥‥石英管 16‥‥‥紫外線ランプ 18‥‥‥冷却装置 19‥‥‥筐体 20‥‥‥排気管 21‥‥‥吸引装置 23‥‥‥温度センサ 24‥‥‥調整弁 25‥‥‥制御装置(制御手段) S1‥‥‥光ファイバ被覆用紫外線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野 武男 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 千葉 実 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 井上 直哉 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】外周に未硬化の紫外線硬化樹脂が付着され
た光ファイバが導入される石英管と、前記石英管の外側
に設けられる前記紫外線硬化樹脂を照射する紫外線ラン
プと、前記紫外線ランプ及び前記石英管を包囲する筐体
と、前記筐体内の空気を吸引する吸引装置とを備えた光
ファイバ被覆用紫外線照射装置において、前記筐体は、
温度センサを備え、前記温度センサの検知温度に従って
前記吸引装置の吸引量を制御する制御手段を設けたこと
を特徴とする光ファイバ被覆用紫外線照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294639A JPH06144884A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 光ファイバ被覆用紫外線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294639A JPH06144884A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 光ファイバ被覆用紫外線照射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144884A true JPH06144884A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17810373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4294639A Pending JPH06144884A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 光ファイバ被覆用紫外線照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06144884A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001077730A1 (fr) * | 2000-04-06 | 2001-10-18 | The Furukawa Electric Co.,Ltd. | Appareil de revetement de fibre optique |
US6688870B2 (en) * | 2000-08-23 | 2004-02-10 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical fiber coating device |
CN107108275A (zh) * | 2015-01-16 | 2017-08-29 | 木质部知识产权管理有限责任公司 | 测定水的uv透射率的方法 |
CN107108272A (zh) * | 2014-11-21 | 2017-08-29 | 木质部知识产权管理有限责任公司 | Uv传感器 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4294639A patent/JPH06144884A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001077730A1 (fr) * | 2000-04-06 | 2001-10-18 | The Furukawa Electric Co.,Ltd. | Appareil de revetement de fibre optique |
US6709518B2 (en) | 2000-04-06 | 2004-03-23 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Coating forming device of optical fiber |
US6688870B2 (en) * | 2000-08-23 | 2004-02-10 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical fiber coating device |
CN107108272A (zh) * | 2014-11-21 | 2017-08-29 | 木质部知识产权管理有限责任公司 | Uv传感器 |
CN107108272B (zh) * | 2014-11-21 | 2021-01-12 | 木质部知识产权管理有限责任公司 | Uv传感器 |
CN107108275A (zh) * | 2015-01-16 | 2017-08-29 | 木质部知识产权管理有限责任公司 | 测定水的uv透射率的方法 |
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A02 | Decision of refusal |
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