JPH0724240Y2 - 合成樹脂ボードの切断装置 - Google Patents

合成樹脂ボードの切断装置

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JPH0724240Y2
JPH0724240Y2 JP603290U JP603290U JPH0724240Y2 JP H0724240 Y2 JPH0724240 Y2 JP H0724240Y2 JP 603290 U JP603290 U JP 603290U JP 603290 U JP603290 U JP 603290U JP H0724240 Y2 JPH0724240 Y2 JP H0724240Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
cutting
resin board
cutting blade
cushion material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP603290U
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English (en)
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JPH0396200U (ja
Inventor
宏 下村
一雅 森岡
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、発泡体又は非発泡体の合成樹脂ボードから
所定の形状に型抜きを行なう合成樹脂ボードの切断装置
に関する。
〈従来の技術及び考案が解決しようとする課題〉 従来より、ビーズ成形によってポリエチレン発泡体、ポ
リスチレン発泡体、ダイラーク等よりなる合成樹脂ボー
ドを成形し、このボードから型抜きして得たものが、装
飾用等に使用されている。
上記合成樹脂ボードから型抜きする場合、一般に、糸ノ
コやヒーター等が使用されていた。ところが、糸ノコの
場合では能率が低く、また、ヒーター等の場合では、火
災の危険性があると共に、切断面がきれいにならないと
いう欠点があった。
この欠点を解消する切断装置として、打抜刃と受け台と
によって構成された切断装置が提供され(実開昭51-461
93号公報参照)、この切断装置が、油圧式等のプレスの
定盤に装着されて使用されている。
この切断装置は、下方側の基台にクッション材が設けら
れ、このクッション材に設けられた溝内に鋸刃状の打抜
刃が嵌挿埋没され、上方側の可動台に打抜刃に対する受
け板が設けられている。上記クッション材は、復元性の
良好なポリエチレンフォーム等によって形成されてお
り、合成樹脂ボードを打ち抜く際、合成樹脂ボードを圧
接して押圧する。
しかしながら、上記切断装置で型抜きを行なうと、ポリ
スチレン発泡体やダイラーク等の合成樹脂ボードは、剛
性があるため型抜きが比較的容易であるが、ポリエチレ
ン発泡体よりなる合成樹脂ボードの場合には、柔軟性が
あって弾性が強いので、切断刃が当たると材料が変形し
て逃げてしまう。また、合成樹脂ボードの切断部分の内
側からもクッション材が押圧するので、内側の合成樹脂
ボードが外側にずれしまうことになる。したがって、打
ち抜いた合成樹脂ボードYは、第5図に示すように、切
断面が湾曲してしまうという欠点があった。
そこで、この考案は、上記の欠点に鑑み、切断面を略平
面状に打ち抜くことができる合成樹脂ボードの切断装置
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案の合成樹脂ボードの
切断装置は、切断刃の両側に、それぞれ弾性変形可能な
第1及び第2のクッション材が設けられていると共に、
外側の第1のクッション材の高さは、切断刃の刃の高さ
と略同じに設けられ、内側の第2のクッション材は、切
断刃から離反した位置に、上記第1のクッション材より
低く設けられており、さらに、切断刃の受け部材には、
切断刃の刃幅より広い受け溝が設けられていることを特
徴としている。
〈作用〉 上記構成によれば、切断刃によって合成樹脂ボードの切
断を始めると、切断刃がボードに食い込むと共に、切断
刃の外側の第1のクッション材が当接して当該合成樹脂
ボードを押圧することができる。このとき、切断刃の内
側の第2のクッション材は、合成樹脂ボードを押圧して
いないので、合成樹脂ボードを圧縮させて外方に押し出
すことはなく、切断面が曲面になる虞はない。
さらに、合成樹脂ボードの切断がある程度進むと、切断
刃の内側の第2のクッション材が合成樹脂ボードに当接
するので、切断された型抜き品がはねたり脱落すること
がなくなる。
また、受け板に設けた受け溝によって、切断刃が合成樹
脂ボードを突き抜けることができ、確実に切断を行なう
ことができる。
〈実施例〉 次いで、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
図面は、この実施例の切断装置を示していると共に、合
成樹脂ボードを切断する前と切断した後の状態を示す断
面図であり、切断装置1は、油圧式等のプレスに装備さ
れた下定盤Aと上定盤Bとに、切断刃2と受け板3とが
それぞれ設けられている。
上記切断刃2は、所定の型に合致させて配置され、鋸刃
状の刃先を具備している。この切断刃2の形状は、例え
ば、第3図に示すような正方形等の所定の型に配置され
ており、切断刃2で合成樹脂ボードXを打ち抜くことに
よって所定形状の型抜き品を作成することができる。
また、下定盤A上には、切断刃2の外側にほぼ接触する
位置に、合成樹脂ボードXを押圧するめの第1のクッシ
ョン材4が設けられ、切断刃2の内方で、切断刃2から
離れた状態に、第2のクッション材5が設けられてい
る。
上記第1のクッション材4は、切断刃2とほぼ同じ高さ
に設けられ、切断刃2による切断が開始されるとほぼ同
時に合成樹脂ボードXの押圧を開始することができる。
また、上記第2のクッション材5は、切断刃2から内方
へ離れた位置に、第1のクッション材4より低く形成さ
れ、合成樹脂ボードXの切断が2分の1程度進むと合成
樹脂ボードXに当接することができるように設けられて
いる。
また、上定盤Bに設けられた受け板3は、切断刃2の刃
先の形状に合わせた受け溝30が設けられている。この受
け溝30の幅は、切断刃2の刃先よりやや広く形成されて
おり、合成樹脂ボードXを切断した切断刃2の刃先が入
り込むことができる。これにより、切断刃2の刃先の全
体が、確実に合成樹脂ボードXを通過することができ
る。
なお、下定盤Aには、第2図に示すように、平面視L字
状に形成された位置合わせ板6が、下定盤Aに立設状に
設けられており、合成樹脂ボードXの供給位置を簡単に
決めることができる。
上記切断装置1で合成樹脂ボードXを所定の形状に型抜
きを行うには、材料の合成樹脂ボードXを切断刃2上に
供給し、次いで油圧シリンダ等を駆動して下定盤Aを上
昇させる。すると、合成樹脂ボードXが上定盤Bに当接
して、切断刃2による型抜き(切断)が開始される。ほ
ぼ同時に、第1のクッション材4が合成樹脂ボードXに
当接して固定する。第1のクッション材4は、切断刃2
の外側において合成樹脂ボードXを上定盤B側に押圧す
ることができる。
切断刃2による切断が、合成樹脂ボードXの2分の1程
度になると、続いて、切断刃2の内方に設けられた第2
のクッション材5が合成樹脂ボードXに当接して、切断
刃2の内側の合成樹脂ボードXを固定する。
そして、切断刃2の刃先が、合成樹脂ボードXを通過し
て受け板3の受け溝30に達すると、合成樹脂ボードXの
型抜きが完了する。
このように、合成樹脂ボードXを押圧して固定する第1
のクッション材4および第2のクッション材5が、上記
構成となっているため、合成樹脂ボードXの切断開始当
初には、合成樹脂ボードXを確実に固定することができ
ると共に、切断が進行するとき、合成樹脂ボードXが切
断刃2の外側にずれるのを確実に防止することができ
る。
上記第2のクッション材5は、切断工程が終了するまで
には合成樹脂ボードXを押圧することができるので、分
離された瞬間に跳ねたり移動したりする合成樹脂ボード
Xを確実に固定することができる。また、この第2のク
ッション材5によって、型抜きされた合成樹脂ボードX
が脱落しないように支持することができる。
したがって、この切断装置1で、合成樹脂ボードXの型
抜きを行うと、切断がある程度進むまで、切断刃2の外
側の第1のクッション材4が合成樹脂ボードXの押圧を
行なうだけで、切断刃2の内側をクッション材が押圧す
ることはない。したがって、合成樹脂ボードXに対する
無駄な押圧に起因する横方向へのずれ防止することがで
きる。これにより、この切断装置で製造した合成樹脂ボ
ードXの型抜き品は、切断面が真っ直ぐになっており、
これを装飾等に使用する場合、体裁が悪くなる虞を解消
することができる。
なお、クッション材4,5は、復元性の大きい材料で形成
するのが好ましく、例えば発泡倍率10〜15倍程度のポリ
エチレン発泡体、塩化ビニル発泡体等の合成樹脂材料が
良い。
また、切断刃2の外側の第1のクッション材4は、切断
刃2の高さとほぼ同じ高さかもしくはそれよりやや低い
程度に設定されている。これにより、第1のクッション
材4が合成樹脂ボードXを押圧して生ずる切断刃2方向
への変形部分が、切断刃2によって削られるのを防止す
ることができる。したがって、第1のクッション材4
は、確実に合成樹脂ボードXを固定することができる。
さらに、切断刃2の内側の第2のクッション材5は、少
なくとも型抜きが終了する時点に、合成樹脂ボードXを
押圧しておくことができる高さに形成されていれば良い
が、合成樹脂ボードXの固定も併せて行なう場合には、
合成樹脂ボードXの切断が2分の1程度進んだときに当
接するように設定すると、好ましい結果が得られる。
〈考案の効果〉 以上のように、この考案の合成樹脂ボードの切断装置に
よれば、切断刃の外側に、高さの高い第1のクッション
材が設けられ、切断刃の内側に上記第1のクッション材
より薄い第2のクッション材が設けられているので、合
成樹脂ボードを不用に圧縮させることがなくなるため、
合成樹脂材料が横方向へずれるのを防止して、切断刃に
沿った切断面をほぼ直線状とすることができ、型抜きさ
れた合成樹脂ボードの体裁が悪くなる虞を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例としての切断装置を示し、
切断開始前と切断終了直後の状態をそれぞれ示す断面
図、 第2図(a)及び(b)は切断装置の切断刃側の正面図
及び平面図、 第3図(a)及び(b)は切断刃側の平面図及び部分正
面部、 第4図(a)及び(b)は受け板側の底面図及び部分正
面部、 第5図は従来の切断装置で型抜きを行なった合成樹脂ボ
ードの斜視図である。 1……切断装置、2……切断刃、3……受け板、30……
受け溝、4……第1のクッション材、5……第2のクッ
ション材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂ボードから所定の形状に型抜きを
    行なう切断装置であって、切断刃の両側に、それぞれ弾
    性変形可能な第1及び第2のクッション材が設けられて
    いると共に、外側の第1のクッション材の高さは、切断
    刃の刃の高さと略同じに設けられ、内側の第2のクッシ
    ョン材は、切断刃から離反した位置に、上記第1のクッ
    ション材より低く設けられており、さらに、切断刃の受
    け部材には、切断刃の刃幅より広い受け溝が設けられて
    いることを特徴とする合成樹脂ボードの切断装置。
JP603290U 1990-01-24 1990-01-24 合成樹脂ボードの切断装置 Expired - Lifetime JPH0724240Y2 (ja)

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JPH0396200U JPH0396200U (ja) 1991-10-01
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TWI611890B (zh) * 2014-09-19 2018-01-21 Ihi股份有限公司 切模裝置

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