JPH07242373A - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents
油圧エレベータの制御装置Info
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- JPH07242373A JPH07242373A JP6035922A JP3592294A JPH07242373A JP H07242373 A JPH07242373 A JP H07242373A JP 6035922 A JP6035922 A JP 6035922A JP 3592294 A JP3592294 A JP 3592294A JP H07242373 A JPH07242373 A JP H07242373A
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- elevator
- oil
- control device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータの保護装置の誤認識により昇降サ
ービスに支障を来すことを防止して、エレベータの信頼
性を一層向上することにある。 【構成】 停電時間にエレベータかごが沈下したかご沈
下量が推定され、このかご沈下量の推定値がかご沈下量
許容範囲内であるか否かが判別され、このかご沈下量の
推定値がかご沈下量許容範囲内である場合には、保護装
置の検出が一時的に中止されると共に、その他の制御指
令が出力されている。また、かごの沈下量の実際値が算
出され、このかご沈下量の実際値がかご沈下量許容範囲
内であるか否かが判別されている。
ービスに支障を来すことを防止して、エレベータの信頼
性を一層向上することにある。 【構成】 停電時間にエレベータかごが沈下したかご沈
下量が推定され、このかご沈下量の推定値がかご沈下量
許容範囲内であるか否かが判別され、このかご沈下量の
推定値がかご沈下量許容範囲内である場合には、保護装
置の検出が一時的に中止されると共に、その他の制御指
令が出力されている。また、かごの沈下量の実際値が算
出され、このかご沈下量の実際値がかご沈下量許容範囲
内であるか否かが判別されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの保護装置
の誤認識により昇降サービスに支障を来すことを防止し
て、エレベータの信頼性を一層向上する油圧エレベータ
の制御装置に関する。
の誤認識により昇降サービスに支障を来すことを防止し
て、エレベータの信頼性を一層向上する油圧エレベータ
の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧エレベータは、駆動機構に油の圧力
を利用しているため、機械室の設置場所が建物の上方に
制限されないことから、日照権の問題を回避することが
できるため、例えば、マンション等で8階以下の中規模
の建物を中心に需要が高まっている。
を利用しているため、機械室の設置場所が建物の上方に
制限されないことから、日照権の問題を回避することが
できるため、例えば、マンション等で8階以下の中規模
の建物を中心に需要が高まっている。
【0003】このような油圧エレベータの駆動機構を図
5に模式的に示す。この駆動機構は、一般的には、流量
制御弁5を用いた流量制御方式を採用している。この駆
動機構では、機械室1内に油タンク2が設置されてお
り、油圧をかけるためのポンプ3が設けられており、こ
のポンプ3を駆動するためのモータ4が設けられてい
る。さらに、油の流量等を制御するための流量制御弁5
が設けられており、これらを制御するためのエレベータ
制御装置6が設けられている。この駆動機構により制御
された油を、配管13を経由して昇降路7内の油圧ジャ
ッキ8に送り、この油圧によってプランジャー9を上下
して、エレベータかご10を昇降している。
5に模式的に示す。この駆動機構は、一般的には、流量
制御弁5を用いた流量制御方式を採用している。この駆
動機構では、機械室1内に油タンク2が設置されてお
り、油圧をかけるためのポンプ3が設けられており、こ
のポンプ3を駆動するためのモータ4が設けられてい
る。さらに、油の流量等を制御するための流量制御弁5
が設けられており、これらを制御するためのエレベータ
制御装置6が設けられている。この駆動機構により制御
された油を、配管13を経由して昇降路7内の油圧ジャ
ッキ8に送り、この油圧によってプランジャー9を上下
して、エレベータかご10を昇降している。
【0004】従って、エレベータかご10を上昇する場
合には、モータ4を駆動してポンプ3を回転させ流量制
御弁5によって圧油の吐出量を調整し、配管13を介し
て昇降路7内のジャッキ8に圧油を送り、プランジャー
9を上昇させ、これにより、エレベータかご10を一定
速度で上昇させている。一方、エレベータかご10を下
降する場合には、エレベータかご10の自重と利用者の
重量とによる位置エネルギによってプランジャー9を押
し下げ、流量制御弁5により圧油の流量を制御しながら
ジャッキ8内の圧油を配管13を介して油タンク2内に
還流し、これにより、エレベータかご10を一定速度で
下降させている。
合には、モータ4を駆動してポンプ3を回転させ流量制
御弁5によって圧油の吐出量を調整し、配管13を介し
て昇降路7内のジャッキ8に圧油を送り、プランジャー
9を上昇させ、これにより、エレベータかご10を一定
速度で上昇させている。一方、エレベータかご10を下
降する場合には、エレベータかご10の自重と利用者の
重量とによる位置エネルギによってプランジャー9を押
し下げ、流量制御弁5により圧油の流量を制御しながら
ジャッキ8内の圧油を配管13を介して油タンク2内に
還流し、これにより、エレベータかご10を一定速度で
下降させている。
【0005】ところで、油圧エレベータは駆動機構に油
の圧力を利用しているため、油の温度変化による影響が
大きいという欠点がある。すなわち、油は、その性質上
温度変化に伴う粘度及び体積の変化が著しく、10℃か
ら60℃の範囲内でないと、油圧の制御が困難である。
そのため、温度センサー15,16により各部位の油温
を監視し、走行時の流量制御には、流量制御弁5からの
油吐出量、及び圧力センサーにより測定される流量制御
弁5にかかる圧力等をフィードバック制御し、その粘度
に対応した速度制御を行っている。また、待機中は、油
温低下による油収縮によりエレベータかご10は正規停
止位置11より下がった位置に自然に沈下する。そのた
め、エレベータかご10を正規位置11へ補正する位置
補正運転を行っている。さらに、何らかの原因によりエ
レベータかごが所定値を越えて沈下した場合には、エレ
ベータかごの昇降のサービスを中止する保護装置が設け
られている。
の圧力を利用しているため、油の温度変化による影響が
大きいという欠点がある。すなわち、油は、その性質上
温度変化に伴う粘度及び体積の変化が著しく、10℃か
ら60℃の範囲内でないと、油圧の制御が困難である。
そのため、温度センサー15,16により各部位の油温
を監視し、走行時の流量制御には、流量制御弁5からの
油吐出量、及び圧力センサーにより測定される流量制御
弁5にかかる圧力等をフィードバック制御し、その粘度
に対応した速度制御を行っている。また、待機中は、油
温低下による油収縮によりエレベータかご10は正規停
止位置11より下がった位置に自然に沈下する。そのた
め、エレベータかご10を正規位置11へ補正する位置
補正運転を行っている。さらに、何らかの原因によりエ
レベータかごが所定値を越えて沈下した場合には、エレ
ベータかごの昇降のサービスを中止する保護装置が設け
られている。
【0006】このような油温を加味した一連の制御は、
エレベータ制御装置6によって細かく管理されており、
エレベータ制御装置6の電源が入っていることが前提と
なっている。
エレベータ制御装置6によって細かく管理されており、
エレベータ制御装置6の電源が入っていることが前提と
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エレベ
ータの据付時及び長期休暇等により、エレベータ制御装
置6の主電源が切られていた場合、エレベータかご待機
中の位置補正運転が行われておらず、油温低下による油
の収縮が進み、エレベータかご10は、正規停止位置1
1よりも下方に沈下したままの状態となっている。
ータの据付時及び長期休暇等により、エレベータ制御装
置6の主電源が切られていた場合、エレベータかご待機
中の位置補正運転が行われておらず、油温低下による油
の収縮が進み、エレベータかご10は、正規停止位置1
1よりも下方に沈下したままの状態となっている。
【0008】従って、新たに主電源を投入しようとする
際には、制御装置6によるかご位置パルスにより認識さ
れているエレベータかご10の位置は、主電源が切れた
時にエレベータかご10が停止していた正規停止位置1
1であるが、エレベータかご10の実際の位置は、この
正規停止位置11よりも下方に沈下した位置になってい
る。そのため、このような状態で主電源を投入すると、
エレベータかご10に取付けられている絶対位置検出器
12により検出されたかご位置と、制御装置6によるか
ご位置パルスにより認識されたエレベータかご位置との
整合性が取れないことがある。
際には、制御装置6によるかご位置パルスにより認識さ
れているエレベータかご10の位置は、主電源が切れた
時にエレベータかご10が停止していた正規停止位置1
1であるが、エレベータかご10の実際の位置は、この
正規停止位置11よりも下方に沈下した位置になってい
る。そのため、このような状態で主電源を投入すると、
エレベータかご10に取付けられている絶対位置検出器
12により検出されたかご位置と、制御装置6によるか
ご位置パルスにより認識されたエレベータかご位置との
整合性が取れないことがある。
【0009】その結果、この両者の位置ずれが保護装置
の所定値を越えて沈下している場合には、何ら故障でな
く沈下による単なる位置ずれにすぎないにも拘らず、保
護装置が誤って作動してしまうといったことがあり、エ
レベータの昇降サービスに支障が来すことがある。
の所定値を越えて沈下している場合には、何ら故障でな
く沈下による単なる位置ずれにすぎないにも拘らず、保
護装置が誤って作動してしまうといったことがあり、エ
レベータの昇降サービスに支障が来すことがある。
【0010】本発明の目的は、上述したような事情に鑑
みてなされたものであって、エレベータの保護装置の誤
認識により昇降サービスに支障を来すことを防止して、
エレベータの信頼性を一層向上する油圧エレベータの制
御装置を提供することにある。
みてなされたものであって、エレベータの保護装置の誤
認識により昇降サービスに支障を来すことを防止して、
エレベータの信頼性を一層向上する油圧エレベータの制
御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る油圧エレベータの制御装置
は、油圧エレベータに設けた油タンク内の油を油圧ジャ
ッキ内に送排油してエレベータかごを昇降させる油圧エ
レベータの制御装置において、制御電源を停止してから
再投入するまでの停電時間を演算する演算手段と、油の
経過時間と収縮率との関係から、上記停電時間にエレベ
ータかごが沈下したかご沈下量を推定する推定手段と、
このかご沈下量の推定値がかご沈下量許容範囲内である
か否かを判別する判別手段と、かご沈下量の推定値がか
ご沈下量許容範囲内である場合には、保護装置の検出を
一時的に中止し、油を油圧ジャッキから油タンクに戻し
てエレベータかごを降下させ、エレベータかご位置補正
手段を作動させてかご位置を正規停止位置に補正させる
制御指令を出力する制御手段と、を具備することを特徴
としている。
め、本発明の請求項1に係る油圧エレベータの制御装置
は、油圧エレベータに設けた油タンク内の油を油圧ジャ
ッキ内に送排油してエレベータかごを昇降させる油圧エ
レベータの制御装置において、制御電源を停止してから
再投入するまでの停電時間を演算する演算手段と、油の
経過時間と収縮率との関係から、上記停電時間にエレベ
ータかごが沈下したかご沈下量を推定する推定手段と、
このかご沈下量の推定値がかご沈下量許容範囲内である
か否かを判別する判別手段と、かご沈下量の推定値がか
ご沈下量許容範囲内である場合には、保護装置の検出を
一時的に中止し、油を油圧ジャッキから油タンクに戻し
てエレベータかごを降下させ、エレベータかご位置補正
手段を作動させてかご位置を正規停止位置に補正させる
制御指令を出力する制御手段と、を具備することを特徴
としている。
【0012】また、請求項3に係る油圧エレベータの制
御装置は、油圧エレベータに設けた油タンク内の油を油
圧ジャッキ内に送排油してエレベータかごを昇降させる
油圧エレベータの制御装置において、制御電源を停止し
てから再投入するまでの停電時間を演算する演算手段
と、かご位置パルスをカウントしてかご位置を認識する
かご位置認識手段と、かごの正規停止位置と実際の停止
位置とのずれを検出して絶対的な正規停止位置を検出す
る絶対位置検出手段と、この絶対位置検出手段によって
実際の停止位置が正規停止位置からずれている場合に、
その位置を補正する補正手段と、油の経過時間と収縮率
との関係から、上記停電時間にエレベータかごが沈下し
たかご沈下量を推定し、これに基いてかご沈下量許容範
囲を算出する算出手段と、上記かご位置認識手段のかご
位置パルスにより認識されたかごの位置と、上記絶対位
置検出手段により検出されたかごの絶対位置との差を求
めて、かごの沈下量の実際値を算出し、このかご沈下量
の実際値がかご沈下量許容範囲内であるか否かを判別す
る判別手段と、かご沈下量の実際値がかご沈下量許容範
囲内である場合には、保護装置の検出を一時的に中止
し、油を油圧ジャッキから油タンクに戻してエレベータ
かごを降下させ、エレベータかご位置補正手段を作動さ
せてかご位置を正規停止位置に補正させる一方、かご沈
下量の実際値がかご沈下量許容範囲外である場合には、
異常があると判断して、保護装置を作動させる制御指令
を出力する制御手段と、を具備することを特徴としてい
る。
御装置は、油圧エレベータに設けた油タンク内の油を油
圧ジャッキ内に送排油してエレベータかごを昇降させる
油圧エレベータの制御装置において、制御電源を停止し
てから再投入するまでの停電時間を演算する演算手段
と、かご位置パルスをカウントしてかご位置を認識する
かご位置認識手段と、かごの正規停止位置と実際の停止
位置とのずれを検出して絶対的な正規停止位置を検出す
る絶対位置検出手段と、この絶対位置検出手段によって
実際の停止位置が正規停止位置からずれている場合に、
その位置を補正する補正手段と、油の経過時間と収縮率
との関係から、上記停電時間にエレベータかごが沈下し
たかご沈下量を推定し、これに基いてかご沈下量許容範
囲を算出する算出手段と、上記かご位置認識手段のかご
位置パルスにより認識されたかごの位置と、上記絶対位
置検出手段により検出されたかごの絶対位置との差を求
めて、かごの沈下量の実際値を算出し、このかご沈下量
の実際値がかご沈下量許容範囲内であるか否かを判別す
る判別手段と、かご沈下量の実際値がかご沈下量許容範
囲内である場合には、保護装置の検出を一時的に中止
し、油を油圧ジャッキから油タンクに戻してエレベータ
かごを降下させ、エレベータかご位置補正手段を作動さ
せてかご位置を正規停止位置に補正させる一方、かご沈
下量の実際値がかご沈下量許容範囲外である場合には、
異常があると判断して、保護装置を作動させる制御指令
を出力する制御手段と、を具備することを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1では、上記のように、停電時間にエレ
ベータかごが沈下したかご沈下量が推定され、このかご
沈下量の推定値がかご沈下量許容範囲内であるか否かが
判別され、このかご沈下量の推定値がかご沈下量許容範
囲内である場合には、保護装置の検出が一時的に中止さ
れると共に、その他の制御指令が出力されている。
ベータかごが沈下したかご沈下量が推定され、このかご
沈下量の推定値がかご沈下量許容範囲内であるか否かが
判別され、このかご沈下量の推定値がかご沈下量許容範
囲内である場合には、保護装置の検出が一時的に中止さ
れると共に、その他の制御指令が出力されている。
【0014】そのため、停電後に電源を復帰したとき
に、絶対位置検出手段により検出されたかご位置と、か
ご位置パルスにより認識されたエレベータかご位置との
位置がずれており、何ら故障でなく沈下による単なる位
置ずれにすぎないにも拘らず、かご位置のずれが保護装
置の所定値を越えて沈下している場合であっても、保護
装置が誤って作動することがなく、この誤作動に伴って
レベータかごの昇降サービスに支障を来すことがなく、
信頼性を向上することができる。その結果、電源再投入
時に誤作動した保護装置の復帰のためにサービスマンを
必要とすることなく、保守の簡素化を図ることができ、
経済性、信頼性を向上できる。
に、絶対位置検出手段により検出されたかご位置と、か
ご位置パルスにより認識されたエレベータかご位置との
位置がずれており、何ら故障でなく沈下による単なる位
置ずれにすぎないにも拘らず、かご位置のずれが保護装
置の所定値を越えて沈下している場合であっても、保護
装置が誤って作動することがなく、この誤作動に伴って
レベータかごの昇降サービスに支障を来すことがなく、
信頼性を向上することができる。その結果、電源再投入
時に誤作動した保護装置の復帰のためにサービスマンを
必要とすることなく、保守の簡素化を図ることができ、
経済性、信頼性を向上できる。
【0015】請求項4では、かごの沈下量の実際値が算
出され、このかご沈下量の実際値がかご沈下量許容範囲
内であるか否かが判別されてかご沈下量許容範囲内であ
る場合には、保護装置の検出が一時的に中止され、その
他の制御指令が出力されている一方、かご沈下量許容範
囲外である場合には、異常があると判断されて保護装置
が作動されている。このように、請求項4においては、
かごの沈下量の実際値が算出され、停電後に電源を復帰
したときに、絶対位置検出手段により検出されたかご位
置と、かご位置パルスにより認識されたエレベータかご
位置との位置がずれており、このエレベータかご位置の
ずれが保護装置の所定値を越えて沈下している場合であ
っても、保護装置が誤って作動することがなく、この誤
作動によりエレベータかごの昇降サービスに支障を来す
ことがなく、信頼性、経済性を向上することができる。
出され、このかご沈下量の実際値がかご沈下量許容範囲
内であるか否かが判別されてかご沈下量許容範囲内であ
る場合には、保護装置の検出が一時的に中止され、その
他の制御指令が出力されている一方、かご沈下量許容範
囲外である場合には、異常があると判断されて保護装置
が作動されている。このように、請求項4においては、
かごの沈下量の実際値が算出され、停電後に電源を復帰
したときに、絶対位置検出手段により検出されたかご位
置と、かご位置パルスにより認識されたエレベータかご
位置との位置がずれており、このエレベータかご位置の
ずれが保護装置の所定値を越えて沈下している場合であ
っても、保護装置が誤って作動することがなく、この誤
作動によりエレベータかごの昇降サービスに支障を来す
ことがなく、信頼性、経済性を向上することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例にかかる油圧エレベ
ータの制御装置を図面を参照しつつ説明する。
ータの制御装置を図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例にかかる油圧エ
レベータの制御装置のブロック図である。呼び登録装置
21では、エレベータ利用者の呼びが登録され、運行制
御装置25によって進行方向が決定され、速度制御装置
26に運転指令が出力される。油タンク内に設けられた
油温検出装置29により油タンク内の油温が検出され、
エレベータかごの自重及び乗客の重量により流量制御バ
ルブにかかる圧力が、流量制御バルブの1次側に設けら
れた圧力検出装置31により検出される。これら検出さ
れた油タンク内の油温及び流量制御バルブにかかる圧力
が速度制御装置26に取込まれる。これら油温及び圧力
に応じて予め設定されている電流指令が速度制御装置2
6から流量バルブ制御装置30に送られる。流量バルブ
制御装置30では、電流指令により流量制御バルブの開
閉が制御され、エレベータかごの移動速度が決定され、
エレベータかごが走行させられる。
レベータの制御装置のブロック図である。呼び登録装置
21では、エレベータ利用者の呼びが登録され、運行制
御装置25によって進行方向が決定され、速度制御装置
26に運転指令が出力される。油タンク内に設けられた
油温検出装置29により油タンク内の油温が検出され、
エレベータかごの自重及び乗客の重量により流量制御バ
ルブにかかる圧力が、流量制御バルブの1次側に設けら
れた圧力検出装置31により検出される。これら検出さ
れた油タンク内の油温及び流量制御バルブにかかる圧力
が速度制御装置26に取込まれる。これら油温及び圧力
に応じて予め設定されている電流指令が速度制御装置2
6から流量バルブ制御装置30に送られる。流量バルブ
制御装置30では、電流指令により流量制御バルブの開
閉が制御され、エレベータかごの移動速度が決定され、
エレベータかごが走行させられる。
【0018】エレベータかごに取付けられたかご位置パ
ルス検出装置23では、エレベータかごの走行距離が運
行制御装置25に伝送され、運行制御に利用されてい
る。かご位置パルス検出装置は、約1mm単位でエレベ
ータかご位置を検出できるが、エレベータかごの相対距
離を測定しているため、かごの走行中にその値がずれる
ことがある。
ルス検出装置23では、エレベータかごの走行距離が運
行制御装置25に伝送され、運行制御に利用されてい
る。かご位置パルス検出装置は、約1mm単位でエレベ
ータかご位置を検出できるが、エレベータかごの相対距
離を測定しているため、かごの走行中にその値がずれる
ことがある。
【0019】そのため、エレベータかご位置パルスを補
正するため、油圧エレベータには、位置合せ機能が設け
られている。これは、正規停止位置から15mm,75
mm,200mmなどの位置に設けられている機械的な
かご絶対位置検出装置24であり、正規位置からずれた
ことを検出して出力される信号で、エレベータかごを正
規停止位置に戻す処理行っている。この際、エレベータ
かご位置パルスずれの所定値を越えて、かご位置がずれ
ている場合は、異常だと判断し保護装置27が動作して
故障状態となる。また、その他、エレベータシステムに
おける様々な現象で異常があると判断された場合も、保
護装置27が同様に動作し、運行制御装置25に対して
異常状態のエラーコードを伝送し、故障として昇降のサ
ービスを中止している。扉制御装置28については公知
の装置であるため、その説明を省略する。
正するため、油圧エレベータには、位置合せ機能が設け
られている。これは、正規停止位置から15mm,75
mm,200mmなどの位置に設けられている機械的な
かご絶対位置検出装置24であり、正規位置からずれた
ことを検出して出力される信号で、エレベータかごを正
規停止位置に戻す処理行っている。この際、エレベータ
かご位置パルスずれの所定値を越えて、かご位置がずれ
ている場合は、異常だと判断し保護装置27が動作して
故障状態となる。また、その他、エレベータシステムに
おける様々な現象で異常があると判断された場合も、保
護装置27が同様に動作し、運行制御装置25に対して
異常状態のエラーコードを伝送し、故障として昇降のサ
ービスを中止している。扉制御装置28については公知
の装置であるため、その説明を省略する。
【0020】さらに、制御電源を停止してから再投入す
るまでの停電時間を演算する演算手段が設けられてい
る。具体的には、エレベータの制御電源が停電している
時間を求めるため、無停電タイマー装置22から運行制
御装置25内部の、保守データ等を保存するために設け
られている蓄電池にて保護されたRAMへ現在時刻が変
化する都度その時刻が書き込まれる。従って、制御電源
がオフした時点で、時刻書込みが行われなくなり、電源
オフ直前の時刻が確保される。再び制御電源を投入した
時点で、時刻書込み動作が行われる前に、無停電タイマ
ー装置からの現在時刻と電源オフ直前の時刻との差分を
算出することにより、制御電源の停電時間を求めること
ができる。
るまでの停電時間を演算する演算手段が設けられてい
る。具体的には、エレベータの制御電源が停電している
時間を求めるため、無停電タイマー装置22から運行制
御装置25内部の、保守データ等を保存するために設け
られている蓄電池にて保護されたRAMへ現在時刻が変
化する都度その時刻が書き込まれる。従って、制御電源
がオフした時点で、時刻書込みが行われなくなり、電源
オフ直前の時刻が確保される。再び制御電源を投入した
時点で、時刻書込み動作が行われる前に、無停電タイマ
ー装置からの現在時刻と電源オフ直前の時刻との差分を
算出することにより、制御電源の停電時間を求めること
ができる。
【0021】次に、上記のように構成された油圧エレベ
ータの制御装置のフローについて図2乃至図4を参照し
つつ説明する。
ータの制御装置のフローについて図2乃至図4を参照し
つつ説明する。
【0022】図2は、エレベータ制御電源が停電してい
る時間とエレベータかご沈下量とによりかご位置パルス
補正運転を行うか否かを判定するフローチャートであ
る。ステップ1では、制御電源を投入した瞬間であるか
否かが判定され、投入直後でない場合(NOの場合)に
は、本実施例の処理を行う意味がないため、処理は終了
される。これは、電源投入後各部位の制御電源が確立し
てしまうと、保護装置27も起動し、上記のように、エ
レベータかご位置パルスずれが発生し、昇降サービスの
中止を招来する可能性があるからである。そのため、本
処理は、各装置の起動前に実施する必要がある。
る時間とエレベータかご沈下量とによりかご位置パルス
補正運転を行うか否かを判定するフローチャートであ
る。ステップ1では、制御電源を投入した瞬間であるか
否かが判定され、投入直後でない場合(NOの場合)に
は、本実施例の処理を行う意味がないため、処理は終了
される。これは、電源投入後各部位の制御電源が確立し
てしまうと、保護装置27も起動し、上記のように、エ
レベータかご位置パルスずれが発生し、昇降サービスの
中止を招来する可能性があるからである。そのため、本
処理は、各装置の起動前に実施する必要がある。
【0023】ステップ2では、制御電源の停電時間を求
める処理であり、この時間差分計算は、上述の方法で行
われ、差分データは分単位までの計算ができるものとす
る。
める処理であり、この時間差分計算は、上述の方法で行
われ、差分データは分単位までの計算ができるものとす
る。
【0024】ステップ3では、油の経過時間と収縮率と
の関係から、上記停電時間にエレベータかごが沈下した
かご沈下量を推定したグラフ(図4)をもとに、停電時
間におけるエレベータかご沈下量許容範囲が求められて
いる。図4のグラフの勾配は、電源オフ時の油温と外気
の温度差とによって異なるが、最悪の場合(例えば、油
温と外気の温度差を60℃とする)を想定して設定され
ていればよい。また、ここで無停電タイマー装置22内
のカレンダーデータ(年月日データ)を用いて、夏季、
冬季の判断が行われ、この季節判断によって外気との温
度差の設定が可変にされてもよい。また、実際に外気温
を温度計により取込むことによりもっと信頼性を向上す
ることもできる。なお、予測沈下量は、図4に示すよう
に、時間経過と共に収束していることから、エレベータ
かご沈下量の許容範囲は、かご沈下量の収束値でもよ
い。
の関係から、上記停電時間にエレベータかごが沈下した
かご沈下量を推定したグラフ(図4)をもとに、停電時
間におけるエレベータかご沈下量許容範囲が求められて
いる。図4のグラフの勾配は、電源オフ時の油温と外気
の温度差とによって異なるが、最悪の場合(例えば、油
温と外気の温度差を60℃とする)を想定して設定され
ていればよい。また、ここで無停電タイマー装置22内
のカレンダーデータ(年月日データ)を用いて、夏季、
冬季の判断が行われ、この季節判断によって外気との温
度差の設定が可変にされてもよい。また、実際に外気温
を温度計により取込むことによりもっと信頼性を向上す
ることもできる。なお、予測沈下量は、図4に示すよう
に、時間経過と共に収束していることから、エレベータ
かご沈下量の許容範囲は、かご沈下量の収束値でもよ
い。
【0025】ステップ4では、実際のエレベータかご沈
下量は、エレベータかご位置パルス検出装置23と絶対
位置検出装置24との差分により求められる。
下量は、エレベータかご位置パルス検出装置23と絶対
位置検出装置24との差分により求められる。
【0026】ステップ5では、実際のエレベータかご沈
下量が保護装置27の所定値内か否かが判別される。こ
の所定値内であれば、本処理は行なう必要はなく、通常
運転が行われる。
下量が保護装置27の所定値内か否かが判別される。こ
の所定値内であれば、本処理は行なう必要はなく、通常
運転が行われる。
【0027】ステップ6では、実際のかご沈下量が、ス
テップ3で求めたかご沈下許容範囲内であるか否か判別
される。このかご沈下量許容範囲内である場合には、ス
テップ7において、補正運転指令が出力される。上記算
出沈下量の範囲外である場合には、異常だと判断され
て、保護装置27が動作し、運行制御装置25に対して
かご位置パルスずれのエラーコードが出力され、運行制
御装置2により故障として昇降のサービスが中止され
る。
テップ3で求めたかご沈下許容範囲内であるか否か判別
される。このかご沈下量許容範囲内である場合には、ス
テップ7において、補正運転指令が出力される。上記算
出沈下量の範囲外である場合には、異常だと判断され
て、保護装置27が動作し、運行制御装置25に対して
かご位置パルスずれのエラーコードが出力され、運行制
御装置2により故障として昇降のサービスが中止され
る。
【0028】図3は、エレベータかご位置パルス補正運
転を行うフローチャートである。ステップ11では、上
記のエレベータかご位置補正運転指令が出力されている
か否かが判断され、エレベータかご位置パルス補正運転
指令が出力されている場合(YESの場合)には、ステ
ップ12において、エレベータかご位置が最下階である
か否かが判断される。かご位置が最下階でない場合(N
Oの場合)には、ステップ13において、エレベータ利
用者へのサービスが全面的に禁止され、ステップ14に
おいて、かごは、定格速度の1/10程度の低速走行で
最下階に強制的に引戻される。これにより、本処理が終
了する。
転を行うフローチャートである。ステップ11では、上
記のエレベータかご位置補正運転指令が出力されている
か否かが判断され、エレベータかご位置パルス補正運転
指令が出力されている場合(YESの場合)には、ステ
ップ12において、エレベータかご位置が最下階である
か否かが判断される。かご位置が最下階でない場合(N
Oの場合)には、ステップ13において、エレベータ利
用者へのサービスが全面的に禁止され、ステップ14に
おいて、かごは、定格速度の1/10程度の低速走行で
最下階に強制的に引戻される。これにより、本処理が終
了する。
【0029】本処理終了後、かご絶対位置検出装置24
により得られた信号がかご位置パルス検出装置23に対
して書き込まれ、公知のエレベータかご位置パルス補正
運転処理が行われ、通常運転状態に復帰される。なお、
ステップ12において、かご位置が最下階である場合
(YESの場合)には、ステップ15において、エレベ
ータかご位置パルス補正運転が行われ、通常運転に復帰
される。
により得られた信号がかご位置パルス検出装置23に対
して書き込まれ、公知のエレベータかご位置パルス補正
運転処理が行われ、通常運転状態に復帰される。なお、
ステップ12において、かご位置が最下階である場合
(YESの場合)には、ステップ15において、エレベ
ータかご位置パルス補正運転が行われ、通常運転に復帰
される。
【0030】このように、本実施例では、停電後に電源
を復帰したときに、絶対位置検出装置24により検出さ
れたかご位置と、かご位置パルスにより認識されたエレ
ベータかご位置との位置がずれており、何ら故障でなく
沈下による単なる位置ずれにすぎないにも拘らず、かご
位置のずれが保護装置27の所定値を越えて沈下してい
る場合であっても、保護装置が誤って作動することがな
く、この誤作動に伴ってエレベータかごの昇降サービス
に支障を来すことがなく、信頼性、経済性を向上するこ
とができる。
を復帰したときに、絶対位置検出装置24により検出さ
れたかご位置と、かご位置パルスにより認識されたエレ
ベータかご位置との位置がずれており、何ら故障でなく
沈下による単なる位置ずれにすぎないにも拘らず、かご
位置のずれが保護装置27の所定値を越えて沈下してい
る場合であっても、保護装置が誤って作動することがな
く、この誤作動に伴ってエレベータかごの昇降サービス
に支障を来すことがなく、信頼性、経済性を向上するこ
とができる。
【0031】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能であることは勿論である。
れず、種々変形可能であることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、停電後
に電源を復帰したときに、絶対位置検出手段により検出
されたかご位置と、かご位置パルスにより認識されたエ
レベータかご位置との位置がずれており、何ら故障でな
く沈下による単なる位置ずれにすぎないにも拘らず、か
ご位置のずれが保護装置の所定値を越えて沈下している
場合であっても、保護装置が誤って作動することがな
く、この誤作動に伴ってエレベータかごの昇降サービス
に支障を来すことがなく、信頼性を向上することができ
る。その結果、電源再投入時に誤作動した保護装置の復
帰のためにサービスマンを必要とすることなく、保守の
簡素化を図ることができ、経済性、信頼性を向上でき
る。
に電源を復帰したときに、絶対位置検出手段により検出
されたかご位置と、かご位置パルスにより認識されたエ
レベータかご位置との位置がずれており、何ら故障でな
く沈下による単なる位置ずれにすぎないにも拘らず、か
ご位置のずれが保護装置の所定値を越えて沈下している
場合であっても、保護装置が誤って作動することがな
く、この誤作動に伴ってエレベータかごの昇降サービス
に支障を来すことがなく、信頼性を向上することができ
る。その結果、電源再投入時に誤作動した保護装置の復
帰のためにサービスマンを必要とすることなく、保守の
簡素化を図ることができ、経済性、信頼性を向上でき
る。
【図1】本発明の一実施例にかかる油圧エレベータの制
御装置のブロック図。
御装置のブロック図。
【図2】エレベータ制御電源が停電している時間とエレ
ベータかご沈下量とによりかご位置パルス補正運転を行
うか否かを判定するフローチャート。
ベータかご沈下量とによりかご位置パルス補正運転を行
うか否かを判定するフローチャート。
【図3】エレベータかご位置パルス補正運転を行うフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図4】停電時間にエレベータかごが沈下したかご沈下
量を推定したグラフ。
量を推定したグラフ。
【図5】油圧エレベータの構成図。
2 油タンク 8 油圧ジャッキ 10 エレベータかご 22 無停電タイマー装置(演算手段) 23 かご位置認識手段(かご位置パルス検出装置) 24 かご絶対位置検出手段(かご絶対位置検出装置) 27 保護装置
Claims (4)
- 【請求項1】油圧エレベータに設けた油タンク内の油を
油圧ジャッキ内に送排油してエレベータかごを昇降させ
る油圧エレベータの制御装置において、 制御電源を停止してから再投入するまでの停電時間を演
算する演算手段と、 油の経過時間と収縮率との関係から、上記停電時間にエ
レベータかごが沈下したかご沈下量を推定する推定手段
と、 このかご沈下量の推定値がかご沈下量許容範囲内である
か否かを判別する判別手段と、 かご沈下量の推定値がかご沈下量許容範囲内である場合
には、保護装置の検出を一時的に中止し、油を油圧ジャ
ッキから油タンクに戻してエレベータかごを降下させ、
エレベータかご位置補正手段を作動させてかご位置を正
規停止位置に補正させる制御指令を出力する制御手段
と、を具備することを特徴とする油圧エレベータの制御
装置。 - 【請求項2】上記かご沈下量許容範囲は、油圧ジャッキ
の容量、この油圧ジャッキに接続された配管の径に応じ
て規定していることを特徴とする請求項1に記載の油圧
エレベータの制御装置。 - 【請求項3】油圧エレベータに設けた油タンク内の油を
油圧ジャッキ内に送排油してエレベータかごを昇降させ
る油圧エレベータの制御装置において、 制御電源を停止してから再投入するまでの停電時間を演
算する演算手段と、 かご位置パルスをカウントしてかご位置を認識するかご
位置認識手段と、 かごの正規停止位置と実際の停止位置とのずれを検出し
て絶対的な正規停止位置を検出する絶対位置検出手段
と、 この絶対位置検出手段によって実際の停止位置が正規停
止位置からずれている場合に、その位置を補正する補正
手段と、 油の経過時間と収縮率との関係から、上記停電時間にエ
レベータかごが沈下したかご沈下量を推定し、これに基
いてかご沈下量許容範囲を算出する算出手段と、 上記かご位置認識手段のかご位置パルスにより認識され
たかごの位置と、上記絶対位置検出手段により検出され
たかごの絶対位置との差を求めて、かごの沈下量の実際
値を算出し、このかご沈下量の実際値がかご沈下量許容
範囲内であるか否かを判別する判別手段と、 かご沈下量の実際値がかご沈下量許容範囲内である場合
には、保護装置の検出を一時的に中止し、油を油圧ジャ
ッキから油タンクに戻してエレベータかごを降下させ、
エレベータかご位置補正手段を作動させてかご位置を正
規停止位置に補正させる一方、かご沈下量の実際値がか
ご沈下量許容範囲外である場合には、異常があると判断
して、保護装置を作動させる制御指令を出力する制御手
段と、を具備することを特徴とする油圧エレベータの制
御装置。 - 【請求項4】上記制御手段は、上記かご沈下量の実際値
がかご沈下量許容範囲内であり、且つ、保護装置の所定
値内である場合には、上記制御指令を出力しないことを
特徴とする請求項3に記載の油圧エレベータの制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035922A JPH07242373A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 油圧エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035922A JPH07242373A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 油圧エレベータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242373A true JPH07242373A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12455533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6035922A Pending JPH07242373A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 油圧エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07242373A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970020931A (ko) * | 1995-10-09 | 1997-05-28 | 이종수 | 유압 엘리베이터의 운전제어 방법 |
CN109850705A (zh) * | 2017-11-30 | 2019-06-07 | 株式会社日立制作所 | 电梯用控制装置 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP6035922A patent/JPH07242373A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970020931A (ko) * | 1995-10-09 | 1997-05-28 | 이종수 | 유압 엘리베이터의 운전제어 방법 |
CN109850705A (zh) * | 2017-11-30 | 2019-06-07 | 株式会社日立制作所 | 电梯用控制装置 |
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