JPH0724225Y2 - スリッター - Google Patents

スリッター

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JPH0724225Y2
JPH0724225Y2 JP1988097156U JP9715688U JPH0724225Y2 JP H0724225 Y2 JPH0724225 Y2 JP H0724225Y2 JP 1988097156 U JP1988097156 U JP 1988097156U JP 9715688 U JP9715688 U JP 9715688U JP H0724225 Y2 JPH0724225 Y2 JP H0724225Y2
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Kawamura Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属箔などの薄板材料を切断するスリッターに
関する。
〔従来の技術〕
金属箔などの薄板材料を複数条に切断するスリッター
は、従来は第6図乃至第9図に示すような構造になって
いた。すなわち第6図に示すように、互いに平行に配置
された第1の回転軸1及び第2の回転軸2のうち、第1
の回転軸1には等しい外径で一定の厚さに形成された複
数個の環状の下刃3が密接して装着固定されており、こ
の下刃3の片側の外周縁部には刃部3aが形成されてい
る。
一方、前記第2の回転軸2には下刃3と等しい厚さの複
数個の環状の上刃ホルダ4が密接して接着固定してお
り、この上刃ホルダ4の片側の外周縁部に形成された溝
部4aには円環状の上刃5が軸方向に移動可能に装着され
ている。そして上刃5の外側の端面と隣接する上刃ホル
ダ4の端面との間に皿ばね6が嵌挿されており、上刃5
の外周が下刃3の刃部3aに対接したときに、上刃5が下
刃3に密接するように付勢されている。
また、第7図に示す構造は、第1の回転軸1に装着され
た下刃3の間にスペーサ7を挿入し、第2の回転軸2に
装着された上刃ホルダ4を下刃3に整合する位置に固定
したものである。そして上刃ホルダ4の溝部4aに環状の
ホルダキャップ8を固定し、このホルダキャップ8と溝
部4aの側面との間に上刃5及びコイルスプリング9を嵌
装して、上刃5を下刃3に密接するように付勢してい
る。
上記第6図及び第7図に示す構造はそれぞれシヤーカッ
ト方式のものであるが、第8図に示す構造はガングスリ
ット方式のものであり、第1及び第2の回転軸1,2にそ
れぞれ下刃3及び上刃10をスペーサ7,11を介して交互に
装着固定している。
さらに、第9図に示す構造は、第1の回転軸1に装着さ
れた隣接する下刃3の刃部3aを間隔を介して対向形成
し、第2の回転軸2に装着された上刃ホルダ4に2枚の
上刃5を皿ばね12を挟持して装着し、さらにこれらの上
刃5をロックナット13によって固定したものである。そ
して2枚の上刃5の外周部が皿ばね12の付勢力によっ
て、それぞれ2個の下刃3の刃部3aに当接している。
なお、この種のスリッターに関する提案としては、実公
昭38-7299号公報に記載されたように2枚の上刃間に挾
持された円ばねの周辺を歯車状に形成したもの、または
特公昭61-4636号公報に記載されたように上刃及び下刃
をそれぞれ厚刃と薄刃で形成し、薄刃を皿ばねによって
歪めて厚刃に当接させるようにしたもの、また特公昭61
-61959号公報に記載されたように上刃及び下刃のそれぞ
れの間に設けられたスペーサの外周を凸状または凹状と
し、隣接する上刃または下刃を逆に凹状または凸状とし
て、切断される部材の破断を防止したもの、さらに実開
昭61-85313号公報に記載されたように、上刃を下刃に当
接させるための付勢手段として、板状の弾性材料を用い
たものなどが公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち、第6図及び第7図に示すシヤーカ
ット方式のものは、被切断物であるシートの上刃5によ
って押し込められた側に波状の歪が発生しやすい。また
一条のシートを切断するとき、左右の切断応力のかかる
方向が非対称であるため、シートにねじれや曲がりが発
生しやすい。
また、第9図に示す構造の場合はシートの切断は左右対
称に行なわれるため前記の問題は解決されるが、対向す
る一対の上刃5間のシートを廃棄しなければならず、材
料のロスが多い。さらに第8図に示すガングスリット方
式の構造の場合には、切断されるシートの条数が多い
程、上刃10及び下刃3とスペーサ7,11の厚さの寸法を精
密に管理しなければならず、上下刃10,3間の間隙を零に
保つことは困難である。この結果一条のシート切断に対
し、左右の切断応力の差が発生し、切断部に波状の歪が
生じたりシートにねじれや曲がりが生じたりするという
問題があった。また上下刃10,3の間隙が不均一になるた
め、刃にチッピングが生じやすく、上下刃10,3の寿命が
短かくなる欠点もあった。
なお、前記各公報に記載された提案はそれぞれ上刃、下
刃、付勢手段などのそれぞれの単体の構造に関するもの
であり、それぞれの回転軸に対する取付手段については
配慮されていなかった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、銅箔などの
金属箔からなる被切断部材に歪、よじれ、曲がりなどを
発生させることなく、精度よく切断を行なうことがで
き、しかも刃物の耐久性を向上させることのできるスリ
ッタを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、互いに平行に配置
された第1及び第3の回転軸を備え、該第1の回転軸に
外周側縁に刃部が形成された下刃をスペーサによりスリ
ット幅の間隔で固定し、前記第2の回転軸には上刃ホル
ダをスペーサによりスリット幅の間隔で固定したガング
スリット方式のスリッターにおいて、外周側に円環状リ
ブが突設された上刃支持部材を前記上刃ホルダに対称的
に取り付け、該上刃支持部材に形成された円環状リブ外
周面の段差部方向に上刃の側面を皿ばねによって押圧付
勢させ、該上刃支持部材の段差部方向に押圧付勢された
上刃の外周部が前記下刃の外周側縁の刃部に密着当接さ
れるように構成したものである。
〔作用〕
上記の構成によると、金属箔からなる被切断部材を複数
条のシートに切断するときに、左右の切断応力が対称の
方向に等しい強さで発生するので、切断されたシートの
切口に歪が発生したり、シート全体にねじれや曲りが発
生したりすることを防止できる。また上下刃の間隙を上
刃支持部材に形成された円環状リブ外周面の段差部方向
に上刃を皿ばねによって押圧付勢することによって常に
零に保ち、側圧を一定に保つことができるので、切断寸
法の精度及び刃物の耐久性を向上することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るスリッターの一実施例を図面を参照
して説明する。
第1図に本考案の一実施例を示す。図において、第6図
及び第8図に示す従来例と同一または同等部分には同一
符号を付して示す。
第1の回転軸1には円環状の下刃3及び下刃スペーサ7
が交互に密着して装着固定されており、これらの下刃3
及び下刃スペーサ7の幅はいずれもスリット幅に設定さ
れている。また下刃スペーサ7の外径は下刃3の外径よ
り小さく構成されており、下刃3の外周側縁には刃部3a
が形成されている。
一方、第2の回転軸2には円環状の上刃ホルダ4及び上
刃スペーサ11が交互に密着して装着固定されており、こ
れらの上刃ホルダ4及び上刃スペーサ11の幅はいずれも
スリット幅に設定されている。前記上刃ホルダ4の内周
側の両側面には溝部4bが形成されており、この溝部4bに
はそれぞれ円環状の上刃支持部材14が嵌合され、ボルト
15により上刃ホルダ4に固定されている。
この上刃支持部材14の外周側には円環状リブ16が突出し
て設けられており、このリブ16の外周面には段差部16a
が形成されている。そしてこのリブ16の外周には環状の
上刃5と皿ばね6とが装着されており、皿ばね6は上刃
ホルダ4の端面を支点として上刃5を段差部16a方向に
押圧付勢している。この状態で上刃5の外周部が下刃3
の外周部に密着当接されている。また上刃5と上刃ホル
ダ4とのそれぞれの外径は等しく形成されている。
次に、本実施例の作用及び効果を説明する。上下刃3,5
の間に銅箔などの金属箔からなる被切断物を送給し、上
下の回転軸2,1を回転して被切断物をシヤーカット方式
により小幅の帯状のシートに切断するとき、上刃外周側
縁が下刃外周側縁に接して上刃内周部が皿ばねに抗して
極く僅かに移動でき、そのため下刃外周側縁の刃部に当
接する上刃外周部の当接圧力が常に一定となり、シート
の切断に対して左右の切断応力は対称的に発生する。こ
の結果シートの切口における波状の歪の発生を防止する
ことができる。また一条のシートの切断に対して左右の
切断応力の強さが等しいので、シートのねじれや曲りの
発生も防止できる。その上に上刃5は皿ばね6により下
刃3に弾性的に当接しており、間隙は零であり側圧を一
定に保つことができるので、切断寸法精度を向上すると
ともに、上刃5及び下刃3の耐久性も向上することがで
きる。
なお、上刃ホルダ4は第2図に示すように軸方向に2分
割して左右対称に密着して第2の回転軸に装着してもよ
い。また第3図に示すように2分割された上刃ホルダ4
の間に円環状のスペーサ17を挾持するか、また第4図に
示すように2分割された上刃ホルダ4を所定の間隙を介
して分離して第2の回転軸2に固定してもよい。さらに
第5図に示すように上刃5と上刃スペーサ4とで刃物を
構成しても同様である。
なお、上記各実施例において用いられた皿ばね6は、コ
イルばねまたはゴや合成樹脂などで形成された弾性体で
あってもよく、また第1,第2の回転軸1,2の上下関係は
図面に示したものと逆であってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、一対の回転軸にそれぞれ上刃及び
下刃を装着したガングスリット方式のスリッターにおい
て、上刃ホルダに一対の上刃支持部材を対称的に固定
し、その上刃支持部材に形成された円環状リブ外周面の
段差部方向に上刃の側面を皿ばねによって押圧付勢した
ので、上刃外周側縁が下刃外周側縁に接して上刃内周部
が皿ばねに抗して極く僅かに移動でき、そのため下刃外
周側縁の刃部に当接する上刃外周部の当接圧力が常に一
定となり、その結果金属箔などのシート切断の際、左右
の切断応力が均一となるため切断条の切口における波形
の歪の発生と、被切断物のねじれや曲りの発生とを防止
し、その上に、上下の刃をそれぞれスペーサによりスリ
ット幅の間隔で固定してスリットするガング方式のスリ
ッターの切断方法の精度と刃物の耐久性との向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスリッターの一実施例を示す縦断
面図、第2図、第3図、第4図及び第5図はそれぞれ本
考案の他の実施例を示す縦断面図、第6図、第7図、第
8図及び第9図はそれぞれ従来のスリッタを示す縦断面
図である。 1……第1の回転軸、2……第2の回転軸、3……下
刃、4……上刃ホルダ、5……上刃、6……皿ばね(付
勢手段)、14……上刃支持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に配置された第1及び第2の回
    転軸を備え、該第1の回転軸に外周側縁に刃部が形成さ
    れた下刃をスペーサによりスリット幅の間隔で固定し、
    前記第2の回転軸には上刃ホルダをスペーサによりスリ
    ット幅の間隔で固定したガングスリット方式のスリッタ
    ーにおいて、外周側に円環状リブが突設された上刃支持
    部材を前記上刃ホルダに対称的に取り付け、該上刃支持
    部材に形成された円環状リブ外周面の段差部方向に上刃
    の側面を皿ばねによって押圧付勢させ、該上刃支持部材
    の段差部方向に押圧付勢された上刃の外周部が前記下刃
    の外周側縁の刃部に密着当接されるように構成したこと
    を特徴とするスリッター。
JP1988097156U 1988-07-22 1988-07-22 スリッター Expired - Fee Related JPH0724225Y2 (ja)

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