JPH0730298Y2 - 丸刃装置 - Google Patents

丸刃装置

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JPH0730298Y2
JPH0730298Y2 JP7143689U JP7143689U JPH0730298Y2 JP H0730298 Y2 JPH0730298 Y2 JP H0730298Y2 JP 7143689 U JP7143689 U JP 7143689U JP 7143689 U JP7143689 U JP 7143689U JP H0730298 Y2 JPH0730298 Y2 JP H0730298Y2
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JP
Japan
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blade
disc spring
holes
ring
spring
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JP7143689U
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JPH0311589U (ja
Inventor
彰 田嶋
Original Assignee
東洋刃物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は丸刃装置に係り、特に磁気テープ等のシート材
料、或いは金属泊等の原反を多数条に切断するのに好適
な丸刃装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の丸刃装置としては、例えば特開昭54−18
4670号公報や実公昭63−39030号公報に開示されたもの
が知られている。すなわち、第8図および第9図に示す
ように、平行に架設された上下一対の回転軸のうち、一
方の回転軸1には、一側面の外周部に刃先2Aが形成され
た丸刃2が刃先2Aを同一方向にむけて連続して嵌装さ
れ、他方の回転軸3には、フランジ部4と円筒段部5と
からなる複数の刃物ホルダー6が、その円筒段部5に超
硬合金製のリング状薄刃7と該リング状薄刃7を軸線方
向に押圧する皿ばね8とを装着して嵌装されている。ま
た両回転軸1,3は、少なくともどちらか一方が軸線方向
に微調整移動可能に構成されている。そして、丸刃2の
刃先2Aの側面と、リング状薄刃7の刃先7Aの側面とを接
触させ、更に軸線方向に押し込むことによりリング状薄
刃7は隣接する刃物ホルダー6の側面より離れ、リング
状薄刃7と刃物ホルダー6との間に若干の隙間が生じ
る。この状態において、皿ばね8が丸刃2の刃先2Aとリ
ング状薄刃7の刃先7Aとを押し付けているので、両者間
には側圧が付与される。このように両者間に側圧が付与
された状態で、上下の両回転軸1,3の間に磁気テープ等
の薄膜体を通してから両回転軸1,3を回転させると、薄
膜体を多数条に切断することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、磁気テープ等の薄膜体を切断する場合に
は、丸刃の刃先とリング状薄刃の刃先との間に600〜100
0gの範囲の側圧が付与されるのが一般的である。
ところが、丸刃の厚み寸法が磁気テープ等に製品寸法と
なることにより、丸刃単体の厚み精度は±1.0μm以下
に管理されている。そして、組立ての累積ピッチ誤差は
例えば30条切断で20〜30μmとなることもあり、全体の
刃先同士が確実に接触し、かつ切断に必要な側圧を確保
するために、各皿ばねの撓み量が50〜70μm程度になる
まで一方の回転軸を他方の回転軸に対して軸線方向に押
込むことが必要となる。50〜70μm撓ませて600〜1000g
程度の側圧となる皿ばねを得るには、材質や熱処理等の
条件にもよるが、皿ばねの板厚をかなり薄くしなければ
ならない。例えば、外径が140mmで、内径が100mmの場合
では、皿ばねの板厚は0.2mm程度にする必要がある。こ
のように、皿ばねの板厚を薄くすると、皿ばねは耐久性
が低くなり、短期間でへたり現象を起し、その結果、側
圧不足から切断不能となるという問題がある。
本考案の目的は、皿ばねの板厚を適正に確保することに
より、皿ばねの耐久性を向上させ、長期間使用してもへ
たり現象を起すことのない丸刃装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一側面の外周部
に刃先が形成された複数の丸刃が、その刃先を同一方向
に向け連続して嵌装された第1の回転軸と、フランジ部
と円筒段部とからなる複数の刃物ホルダーが、その円筒
段部に超硬合金製のリング状薄刃と該リング状薄刃を軸
線方向に押圧する皿ばねとを装着して嵌装された第2の
回転軸とを備え、前記ディスク型刃物の刃先に前記リン
グ状薄刃の刃先を圧接して、前記両回転軸を互いに反対
方向へ回転させることにより、該両回転軸の間に通され
た薄膜体を多数条に切断する丸刃装置において、前記皿
ばねの傾斜面に同一径の孔を円周方向に沿って等間隔に
複数個穿設するとともに、前記孔の径と孔の数を前記皿
ばねのばね圧を30〜50%低減させる大きさと個数にそれ
ぞれ設定したものである。
〔作用〕
上記構成によれば、皿ばねの傾斜面に穿設された複数個
の孔の作用により、皿ばねのばね圧を30〜50%低減させ
ることができるため、皿ばねの板厚を薄くすることな
く、側圧を600〜1000g程度にすることが可能である。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本考案の丸刃装置に装着される皿ばねの正面
図、第2図はその断面図である。図に示すように、皿ば
ね8の傾斜面8Aには同一径の孔8Bが複数個穿設され、こ
の複数個の孔8Bは円周方向に沿って等間隔に配置されて
いる。このように、複数個の孔8Bを設けることにより、
皿ばね8のばね圧を低減させることが可能となる。実際
に、孔8Bの径と孔8Bの数は皿ばね8のばね圧を30〜50%
低減させる大きさに設定されている。
次に本実施例の皿ばねにより、側圧が低減されることを
示す実験結果について説明する。
まず実験は、外径134mm、内径110mmで板厚0.75mmの皿ば
ねを丸刃装置に組込んで、第3図に示すように、リング
状薄刃7の刃先7Aの側面に側圧Pを加えて行った。その
結果を第4図に示す。ここでは、刃物ホルダーの円筒段
部の厚みを3.5mmとして孔ナシの場合と、内径5mmの孔を
10個,15個,30個それぞれ穿設した場合と、内径10mmの孔
を10個,15個,20個,30個それぞれ穿設した場合とについ
て示してある。そして、括弧内の数字は、内径10mmの孔
が30個のときの、孔ナシのときに対するばね圧の低下率
を示している。図から判るように、撓み量50〜70μmで
500〜600gのばね圧を得ることが可能である。
また第5図は、刃物ホルダー円筒段部の厚みを2.8mmと
し、孔ナシの場合と、内径5mmの孔を10個,15個,30個そ
れぞれ穿設した場合と、内径8mmの孔を10個,15個,30個
それぞれ穿設した場合とについて行った実験結果を示
す。この図から、撓み量20〜30μmで800〜1000gのばね
圧が得られることが判る。なお、括弧内の数字は第4図
の場合と同じである。
また、第6図に示すように、皿ばね8に直接に荷重Pを
加えたとき、皿ばね8の撓み量とばね圧との関係は第7
図に示す結果となった。
〔考案の結果〕
以上詳説したように、本考案によれば、皿ばねに複数個
の孔を設けることにより、皿ばねの板厚を薄くすること
なく、皿ばねのばね圧を30〜50%低減させることが可能
となる。その結果、皿ばねを長期間使用しても、皿ばね
のへたり現象の発生を防止でき、皿ばねの交換作業が不
要となるので、生産性向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る皿ばねの正面図、第2図は第1図
のII−II線に沿った断面図、第3図は皿ばねのばね圧を
測定するための実験の様子を示す説明図、第4図と第5
図は第3図による実験の結果を示す線図、第6図は皿ば
ねのばね圧を測定するための他の実験の様子を示す説明
図、第7図は第6図による実験の結果を示す線図、第8
図は丸刃装置の全体概略構成図、第9図は刃物ホルダー
部の詳細断面図である。 1,3…回転軸、2…丸刃、6…刃物ホルダー、7…リン
グ状薄刃、8…皿ばね、8A…傾斜面、8B…孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面の外周部に刃先が形成された複数の
    丸刃が、その刃先を同一方向に向け連続して嵌装された
    第1の回転軸と、フランジ部と円筒段部とからなる複数
    の刃物ホルダーが、その円筒段部に超硬合金製のリング
    状薄刃と、該リング状薄刃を軸線方向に押圧する皿ばね
    とを装着して嵌装された第2の回転軸とを備え、前記デ
    ィスク型刃物の刃先に前記リング状薄刃の刃先を圧接し
    て、前記両回転軸を互いに反対方向へ回転させることに
    より、該両回転軸の間に通された薄膜体を多数条に切断
    する丸刃装置において、 前記皿ばねの傾斜面に同一径の孔を円周方向に沿って等
    間隔に複数個穿設するとともに、前記孔の径と孔の数を
    前記皿ばねのばね圧を30〜50%低減させる大きさと個数
    にそれぞれ設定したことを特徴とする丸刃装置。
JP7143689U 1989-06-19 1989-06-19 丸刃装置 Expired - Lifetime JPH0730298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7143689U JPH0730298Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 丸刃装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7143689U JPH0730298Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 丸刃装置

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Publication Number Publication Date
JPH0311589U JPH0311589U (ja) 1991-02-05
JPH0730298Y2 true JPH0730298Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31608465

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JP7143689U Expired - Lifetime JPH0730298Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 丸刃装置

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KR100729914B1 (ko) * 2006-07-24 2007-06-18 이상헌 붙임머리용 자동 매듭 장치
JP5102000B2 (ja) * 2007-12-04 2012-12-19 東洋刃物株式会社 スリッタ装置
KR101736154B1 (ko) 2015-07-06 2017-05-17 (주)하이모 매듭시스템, 매듭방법 및 그를 이용한 가발 제조방법

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