JPH0619282Y2 - プレス型 - Google Patents
プレス型Info
- Publication number
- JPH0619282Y2 JPH0619282Y2 JP1987105352U JP10535287U JPH0619282Y2 JP H0619282 Y2 JPH0619282 Y2 JP H0619282Y2 JP 1987105352 U JP1987105352 U JP 1987105352U JP 10535287 U JP10535287 U JP 10535287U JP H0619282 Y2 JPH0619282 Y2 JP H0619282Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- slot
- punching
- shearing
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は回転電機用鉄心のスロット部を打抜くためのプ
レス型に関する。
レス型に関する。
(従来の技術) 第3図及び第4図に従来のプレス型のスロットポンチの
構成を示す。第3図はプレス型のスロットポンチ部を示
す平面図、第4図はその断面図である。図に示すように
スロットポンチ1はスロット数だけの切欠溝2が、外周
に設けられた内周ポンチプレート3の切欠溝2に夫々嵌
合され、その外周にリング状の外周ポンチプレート4を
嵌合して締着する。そして、抜け止めとしてスロットポ
ンチ1に溝5を設け、これに円板状のキーパリング6を
嵌合させ、キーパリング6を内周ポンチプレート3にボ
ルト7を締着して固定する。これによって、スロットポ
ンチ1は放射状に且つ等配に高い位置精度をもって固定
される。
構成を示す。第3図はプレス型のスロットポンチ部を示
す平面図、第4図はその断面図である。図に示すように
スロットポンチ1はスロット数だけの切欠溝2が、外周
に設けられた内周ポンチプレート3の切欠溝2に夫々嵌
合され、その外周にリング状の外周ポンチプレート4を
嵌合して締着する。そして、抜け止めとしてスロットポ
ンチ1に溝5を設け、これに円板状のキーパリング6を
嵌合させ、キーパリング6を内周ポンチプレート3にボ
ルト7を締着して固定する。これによって、スロットポ
ンチ1は放射状に且つ等配に高い位置精度をもって固定
される。
(考案が解決しようとする問題点) このようなプレス型のスロットポンチ1では同一形状の
スロットポンチ1をスロット数だけ正確に研削加工によ
り製作する必要がある。また、スロットポンチ1を正確
な位置に放射状で等配に配置するために、内周ポンチプ
レート3の切欠溝2の加工は高精度が必要であり、この
ためその加工に多くの時間を費やしている。またスロッ
トポンチ1の固定方法としてキーパリング6の部品が必
要となる。これらの各部品を組合せて下型刃物としての
プレス型を製作するのに高度な組立技術が必要であっ
た。
スロットポンチ1をスロット数だけ正確に研削加工によ
り製作する必要がある。また、スロットポンチ1を正確
な位置に放射状で等配に配置するために、内周ポンチプ
レート3の切欠溝2の加工は高精度が必要であり、この
ためその加工に多くの時間を費やしている。またスロッ
トポンチ1の固定方法としてキーパリング6の部品が必
要となる。これらの各部品を組合せて下型刃物としての
プレス型を製作するのに高度な組立技術が必要であっ
た。
本考案は、上記問題を解決したもので、高精度な部品を
できるだけ少なくすると共に高度な組立技術を不要にし
たプレス型を提供することを目的とする。
できるだけ少なくすると共に高度な組立技術を不要にし
たプレス型を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のプレス型は、回転電機用鉄心のスロット部を打
抜くものであって、上型刃物で、刃物の基材となる胴
と、ワイヤカット放電加工により前記胴の外周部に前記
スロット部の開口部を打抜く刃部を連結して周方向放射
状に複数個配設させ胴と一体になった胴付剪断刃部を備
え、この胴付剪断刃部の一端で前記刃部と連結する胴を
刃先から刃裏に向って所定寸法研削して形成した剪断刃
部を有することを特徴とする。
抜くものであって、上型刃物で、刃物の基材となる胴
と、ワイヤカット放電加工により前記胴の外周部に前記
スロット部の開口部を打抜く刃部を連結して周方向放射
状に複数個配設させ胴と一体になった胴付剪断刃部を備
え、この胴付剪断刃部の一端で前記刃部と連結する胴を
刃先から刃裏に向って所定寸法研削して形成した剪断刃
部を有することを特徴とする。
(作用) スロット打抜刃の基材である胴付剪断刃部は胴と一体に
なっているので剛性が大である。このため、隣接するス
ロット打抜刃間の刃先でのピッチが変わることがなく、
打抜かれた鉄心抜板は高精度のスロットピッチのものが
製作される。
なっているので剛性が大である。このため、隣接するス
ロット打抜刃間の刃先でのピッチが変わることがなく、
打抜かれた鉄心抜板は高精度のスロットピッチのものが
製作される。
又、スロット部の開口部を除く刃先輪郭をワイヤカット
放電加工機で1回の加工で製作するので、スロット打抜
刃の輪郭が変形することもなく所定通りの形状のものが
でき、打抜かれたスロット部形状は所定通りのものが形
成される。
放電加工機で1回の加工で製作するので、スロット打抜
刃の輪郭が変形することもなく所定通りの形状のものが
でき、打抜かれたスロット部形状は所定通りのものが形
成される。
この結果、高精度を必要とする個々のスロット刃物やそ
れらを保持するポンチプレート,キーパリング等、従来
の刃物及び組立部品は不要となる。更に、これらを組立
てるための高度な技術も不要となる。
れらを保持するポンチプレート,キーパリング等、従来
の刃物及び組立部品は不要となる。更に、これらを組立
てるための高度な技術も不要となる。
(実施例) 以下本考案の一実施例について、第1図及び第2図を参
照して説明する。第1図はプレス型の上型刃物の平面
図、第2図は第1図のII−II矢視断面図である。
照して説明する。第1図はプレス型の上型刃物の平面
図、第2図は第1図のII−II矢視断面図である。
第1図に示すように、回転電機用鉄心のスロット部8を
打抜く剪断刃部であるスロット打抜刃9は放射状に複数
個配設されている。このスロット打抜刃9の形成方法に
ついて説明する。まず図示しない所定外径寸法の円形状
の素材外周部で、スロット部6の周囲と、互いに隣接す
るスロット部8の開口部10間を連結する円弧11を、
高精度のワイヤカット放電加工機でエンドレスに刃先輪
郭を加工する。
打抜く剪断刃部であるスロット打抜刃9は放射状に複数
個配設されている。このスロット打抜刃9の形成方法に
ついて説明する。まず図示しない所定外径寸法の円形状
の素材外周部で、スロット部6の周囲と、互いに隣接す
るスロット部8の開口部10間を連結する円弧11を、
高精度のワイヤカット放電加工機でエンドレスに刃先輪
郭を加工する。
すると胴12の外周には、この胴12と連結状態にある
スロット部8の開口部10を打抜く刃部10aと、スロ
ット部8の周囲を打抜く刃部8aとが一体になって胴付
剪断刃部19(第2図に示す)が放射状に複数個形成さ
れる。続いて、この胴付剪断刃部19の長さ方向一端を
所定形状の剪断刃部とするために、刃部10aと連結し
た前記胴12部を刃先9aから刃裏9b方向に所定長さ
Lだけ円筒研削盤でもって高精度な真円加工で削り取
る。すると、胴付剪断刃部19の刃先9a側端から所定
長さL分だけには、所定形状のスロット部8を打抜くた
めの剪断刃部であるスロット打抜刃9が形成される。
スロット部8の開口部10を打抜く刃部10aと、スロ
ット部8の周囲を打抜く刃部8aとが一体になって胴付
剪断刃部19(第2図に示す)が放射状に複数個形成さ
れる。続いて、この胴付剪断刃部19の長さ方向一端を
所定形状の剪断刃部とするために、刃部10aと連結し
た前記胴12部を刃先9aから刃裏9b方向に所定長さ
Lだけ円筒研削盤でもって高精度な真円加工で削り取
る。すると、胴付剪断刃部19の刃先9a側端から所定
長さL分だけには、所定形状のスロット部8を打抜くた
めの剪断刃部であるスロット打抜刃9が形成される。
以上のようにスロット打抜刃9は胴付剪断刃部19を基
材としている。
材としている。
次に、この胴付剪断刃部19の一端に所定形状の剪断刃
部をプレス型に使用した時の作用効果を説明する。
部をプレス型に使用した時の作用効果を説明する。
スロット打抜刃9は胴付剪断刃部19を基材としてい
る。そして、胴付剪断刃部19は胴12と一体になって
いるので剛性が大であって、この胴付剪断刃部19の先
端にスロット打抜刃9がありしかも刃長さが最長でもL
と短いのでその剛性も大である。このため、隣接するス
ロット打抜刃9間の刃先でのピッチが変わることがな
く、打抜かれた鉄心抜板は高精度のスロットピッチのも
のが製作される。
る。そして、胴付剪断刃部19は胴12と一体になって
いるので剛性が大であって、この胴付剪断刃部19の先
端にスロット打抜刃9がありしかも刃長さが最長でもL
と短いのでその剛性も大である。このため、隣接するス
ロット打抜刃9間の刃先でのピッチが変わることがな
く、打抜かれた鉄心抜板は高精度のスロットピッチのも
のが製作される。
又、スロット打抜き回数増加により摩耗したスロット打
抜刃9を修正するために刃先の研磨をする。この研磨回
数が増加するとスロット打抜刃9の長さ(第2図に示す
L寸法)が短くなるので、ある長さ以下になった時に刃
部10aと連結する胴12部分を更に削り込み加工する
ことにより、常にスロット打抜刃9の剛性大を維持する
ことができる。
抜刃9を修正するために刃先の研磨をする。この研磨回
数が増加するとスロット打抜刃9の長さ(第2図に示す
L寸法)が短くなるので、ある長さ以下になった時に刃
部10aと連結する胴12部分を更に削り込み加工する
ことにより、常にスロット打抜刃9の剛性大を維持する
ことができる。
更に、スロット部8の開口部10を除く刃先輪郭をワイ
ヤカット放電加工機で1回の加工で製作するので、スロ
ット打抜刃9の輪郭が変形することもなく所定通りの形
状のものができ、打抜かれたスロット部8形状は所定通
りのものが形成される。
ヤカット放電加工機で1回の加工で製作するので、スロ
ット打抜刃9の輪郭が変形することもなく所定通りの形
状のものができ、打抜かれたスロット部8形状は所定通
りのものが形成される。
これらの結果、胴12に一体となった胴付剪断刃部19
を基材とするスロット打抜刃9としたので、高精度を必
要とする個々のスロット刃物やそれらを保持するポンチ
プレート,キーパリング等、従来の刃物及び組立部品は
不要となる。更に、これらを組立てるための高度な技術
も不要となる。
を基材とするスロット打抜刃9としたので、高精度を必
要とする個々のスロット刃物やそれらを保持するポンチ
プレート,キーパリング等、従来の刃物及び組立部品は
不要となる。更に、これらを組立てるための高度な技術
も不要となる。
[考案の効果] 以上のように本考案のプレス型によれば、胴に一体とな
った胴付剪断刃部を基材とするスロット打抜刃としたの
で、スロット形状の変形やスロット・ピッチの不揃いの
ない所定通りの鉄心抜板が高精度で形成される。又、高
精度を必要とする従来の刃物及び組立部品は不要とな
る。更に、高度な組立技術も必要としないプレス型を得
ることができる。
った胴付剪断刃部を基材とするスロット打抜刃としたの
で、スロット形状の変形やスロット・ピッチの不揃いの
ない所定通りの鉄心抜板が高精度で形成される。又、高
精度を必要とする従来の刃物及び組立部品は不要とな
る。更に、高度な組立技術も必要としないプレス型を得
ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示すプレス型の上型刃物の
正面図、第2図は第1図のII−矢視断面図、第3図は従
来のプレス型の上型刃物の正面図、第4図は第3図の断
面図である。 8……スロット部、 9……剪断刃部(スロット打抜刃)、 9a……刃先、9b……刃裏、 10……開口部、 10a……開口部を打抜く刃部、 12……胴、 19……胴付剪断刃部。
正面図、第2図は第1図のII−矢視断面図、第3図は従
来のプレス型の上型刃物の正面図、第4図は第3図の断
面図である。 8……スロット部、 9……剪断刃部(スロット打抜刃)、 9a……刃先、9b……刃裏、 10……開口部、 10a……開口部を打抜く刃部、 12……胴、 19……胴付剪断刃部。
Claims (1)
- 【請求項1】上型刃物と下型刃物とからなり回転電機用
鉄心のスロット部を打抜くプレス型において、前記上型
刃物で、刃物の基材となる胴と、ワイヤカット放電加工
により前記胴の外周部に前記スロット部の開口部を打抜
く刃部を連結して周方向放射状に複数個配設させ胴と一
体になった胴付剪断刃部を備え、この胴付剪断刃部の一
端で前記刃部と連結する胴を刃先から刃裏に向って所定
寸法研削して形成した剪断刃部を有することを特徴とす
るプレス型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987105352U JPH0619282Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | プレス型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987105352U JPH0619282Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | プレス型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6412475U JPS6412475U (ja) | 1989-01-23 |
JPH0619282Y2 true JPH0619282Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31337890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987105352U Expired - Lifetime JPH0619282Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | プレス型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619282Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5994728U (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-27 | 株式会社東芝 | 鉄芯抜型 |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP1987105352U patent/JPH0619282Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6412475U (ja) | 1989-01-23 |
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