JPS624476Y2 - - Google Patents

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JPS624476Y2
JPS624476Y2 JP10394282U JP10394282U JPS624476Y2 JP S624476 Y2 JPS624476 Y2 JP S624476Y2 JP 10394282 U JP10394282 U JP 10394282U JP 10394282 U JP10394282 U JP 10394282U JP S624476 Y2 JPS624476 Y2 JP S624476Y2
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JP
Japan
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punching
punch
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die
elastic rubber
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JP10394282U
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JPS598797U (ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラスチツク円板等の打抜用金型に関
するもので、極めて簡単な構造でもつて精度、能
率の良い打抜きを可能にするものである。
本考案は特にフレキシブル磁気デイスク打抜き
のために適するのでその例を用いて説明する。フ
レキシブル磁気デイスクは厚さ0.1mm程度のプラ
スチツクシートの両面に磁性塗料を塗布した後円
型に打抜いたものであり、又必要に応じハブを取
付けることもある。第1図a,bにおいてその一
例を示しており、1はフレキシブル磁気デイス
ク、2はセンターホール、3はインデツクスホー
ル、4はハブ固定用ホールであり、第1図bに示
すようにハブ固定用ホール4にハブ5が取付けら
れる。
従来このようなフレキシブル磁気デイスクを打
抜くために用いられていた金型の一例を第2図に
示す。第2図aは上金型を示し、6は外形打抜用
ダイ、7はセンターホール打抜用ポンチ、8はハ
ブ固定用ホール打抜用ポンチ、9はノツクアウ
ト、10はノツクアウト9を移動させるためのス
プリング、11はポンチプレート、12はバツキ
ングプレート、13はポンチホルダー、14は外
形打抜用ダイ6とポンチホルダー13を固定する
ボルトである。第2図bは下金型を示し、15は
外形打抜用ポンチ、16はセンターホール打抜用
ダイ、17はハブ固定用ホール打抜用ダイ、18
はストリツパ、19はストリツパ18を支え移動
させるためのスプリング、20はダイホルダーで
ある。第2図aに示すようにポンチ7及び8はポ
ンチプレート11により位置決めと固定がなされ
る。この場合ポンチ7及び8がポンチプレート1
1から脱落せぬようにするために、その基部の径
を頭状に拡大する必要がある。又ポンチ7及び8
の先端の径が比較的小さい場合には、その中軸部
を先端より太くしてポンチ自体を補強するととも
にポンチプレート11による固定を確実にする必
要があつた。このように従来の金型の構造ではポ
ンチ先端に比べ、その基部の直径をかなり太くせ
ざるを得ず、ポンチを相互に接近させるのに限界
があつた。このため近接した孔を打抜くための金
型は構成が難しく、2〜3段階に分けて打抜きを
行なう所謂多段打抜を採用せざるを得ないことも
多く、打抜き精度が問題になつていた。更に第2
図aに示す上金型の他の問題点として、ポンチ7
及び8の先端位置とポンチプレート11によるポ
ンチ固定位置との距離が大きいため、ポンチ7,
8先端の位置精度が出しにくいこと、外形打抜用
ダイ6の位置決めがポンチプレート11を貫通す
るボルト14により行なわれるため、ポンチ7及
び8との相対位置精度が出しにくいこと等があげ
られる。従つて打抜かれたフレキシブル磁気デイ
スクは打抜き精度、切断部のかえり等が十分でな
いだけでなく、上下金型の位置合わせの調整も難
しく、金型自体の摩耗が多く、寿命も短かかつ
た。
本考案は極めて洗練された構造を有し、簡単な
構造で以つて前記の諸問題を解決する金型を提供
せんとするもので、下端の最小径円柱部が中心孔
打抜用ポンチとして使われる少くとも3段の異つ
た直径の同心円柱形に作られた基体と、この基体
の軸心と平行で前記基体の中径部を貫通する孔に
嵌合する他のポンチと、前記基体の大径部の側面
と嵌合した状態で固定された外形打抜用ダイと、
このダイに囲まれた領域において前記基体の大径
部と最小径円柱部との間の中径部の側面に摺接し
て設けられたノツクアウトと、前記基体の大径部
とノツクアウトとの間に介在された弾性ゴムブロ
ツクとを主要部品とし、前記弾性ゴムブロツクを
除く主要部品の被加工物に対する面が非加圧時に
おいて同一平面をなすように構成された上金型並
びに、上面に前記最小径円柱部及び他のポンチに
対応した打抜用ダイ孔が設けられ且つ下端に環状
部が設けられた外形打抜用ポンチと、前記環状部
の上に設けられた弾性ゴムブロツクと、この弾性
ゴムブロツク上に接し前記外形打抜用ポンチの側
面に摺接するストリツパとを備え、前記外形打抜
用ポンチとストリツパの被加工物に対する面が非
加圧時において同一平面をなすように構成された
下金型とを有するものである。
以下本考案を実施の一例を示す図面(第3図〜
第5図)に基づいて説明する。第3図は上金型を
示しており、21は複数段階(少くとも3段階)
の異つた直径を持つ同心円柱形に作られた基体、
22はこの基体21の下端の最小径の円柱部であ
つて、フレキシブル磁気デイスクのセンターホー
ル打抜用ポンチとしての役目を持つ。円柱部22
は又上下両金型の位置決めを行なう際にはガイド
としても用いられる。23は基体21の軸心と平
行で最小径の円柱部22以外の中径部27を貫く
孔であり、インデツクスホール、ハブ固定用ホー
ル等センターホール近傍の孔を打抜くための他の
ポンチ24はこの孔23に嵌入するように設けら
れる。即ち基体21はポンチプレートとしての役
割をも兼ねている。基体21の3段目の大きい大
径部25の側面と嵌合する状態で外形打抜用ダイ
26が設けられる。基体21はダイ26の位置決
めの役目を兼ねている。基体21の前記大径部2
5と円柱部22との間の中径部27の側面と摺接
する状態で且つダイ26に囲まれた領域でノツク
アウト28が設けられている。即ち基体21はノ
ツクアウト28の位置決めと移動に際してのガイ
ドの役目も兼ねている。ノツクアウト28は又ダ
イ26下端の折曲部29によつて移動の限界が決
められ、脱落が防止されている。基体21の前記
大径部25とノツクアウト28の間には弾性ゴム
ブロツク30が設けられており、プレスサイクル
に応じノツクアウト28を上下に移動させる。基
体21の上面にはバツキングプレート31が設け
られており、基体21、ダイ26、バツキングプ
レート31はボルト33によりポンチホルダー3
2と一体に結合されている。
第4図は下金型を示しており、34は外形打抜
用ポンチであつて、その上面中央部には上金型の
円柱部23及びポンチ24に対応したセンターホ
ール及びインデツクスホール、ハブ固定用ホール
打抜用ダイ孔35及び36が設けられている。又
外形打抜用ポンチ34の下端には環状部37が形
成されている。この外形打抜用ポンチ34の側面
に摺接する状態でストリツパ38が設けられてい
る。ストリツパ38と環状部37の間には弾性ゴ
ムブロツク39が設けられており、プレスサイク
ルに応じてストリツパ38を上下に移動させる。
外形打抜用ポンチ34は環状部37においてボル
ト40によりダイホルダー41と一体に結合され
ている。
次に第5図により打抜過程を説明する。aは初
期状態を示し、上下金型の間には打抜くべき磁気
シート42が置かれている。このとき上下各金型
の磁気シート42に対向する面が面一状になつて
いる。bは打抜きが行なわれた状態を示し、磁気
シート42はダイ26とストリツパ38の間及び
ノツクアウト28とポンチ34の間にしつかりと
挾まれており、その状態で加圧による弾性ゴムブ
ロツク30,39の収縮とそれに伴なうノツクア
ウト28及びストリツパ38の移動により発生す
る剪断力により打抜きが行なわれる。その結果磁
気シート42はブランク43、抜残シート44、
抜きかす45に分かれる。cは打抜きが終り圧力
が取除かれた状態を示し、収縮していた弾性ゴム
ブロツク30,39が元の状態に戻るため、ノツ
クアウト28及びストリツパ38が初期状態に押
し戻される結果、ブランク43は抜残シート44
の中に再び嵌め込まれる。しかし抜きかす45は
ダイ孔35,36中に留まつたままであり、打抜
継続により堆積し、順次下方に押しやられ排出さ
れる。dは次の打抜きのために磁気シート42が
左方に移動した状態を示す。
以上実施例で述べたように、上金型において特
殊な形状の基体21を設け、その下端の円柱部2
2をセンターホール打抜用ポンチとすることによ
り、第2図の従来例のセンターホール打抜用ポン
チのような頭状基部や太い中軸部が存在しなくな
る結果、他のポンチ24を極めて近接させて設け
ることができるばかりでなく、センターホール打
抜用ポンチを固定するためのポンチプレートが不
要になる。このため、センターホール打抜用ポン
チの位置精度が極めて高くなるので、これを基準
にして他のポンチやダイとの相対位置精度を高め
ることができる。又第3図で示す他のポンチ24
は基体21の孔23に嵌合した状態で設けられる
ので、細いポンチであつても十分な補強効果が付
与される。従つて従来例のポンチのように中軸部
を補強のために太くする必要は全くなく、このこ
ともセンターホール打抜用ポンチとしての円柱部
22に他のポンチ24を極めて近接させうる理由
になつている。又ポンチ24の形状が単純である
ので加工も容易になる。次に基体21の大径部2
5の側面と嵌合するようにして外形打抜用ダイ2
6を設けることにより、ダイ26とセンターホー
ル打抜用ポンチとしての円柱部22及びポンチ2
4との相対位置関係を極めて精度良くすることが
可能である。
フレキシブル磁気デイスクの打抜きに際して、
磁気シート42は前述のように外形打抜用ダイ2
6とストリツパ38の間及び外形打抜用ポンチ3
4とノツクアウト28の間にしつかりと挾み込ま
れた状態で打抜かれるが、この場合ノツクアウト
28とストリツパ38は夫々基体21及び外形打
抜用ポンチ34のような非常にしつかりした部材
の側面を摺接して移動するので高精度を保つこと
が可能であり、単なる円柱状のポンチで以つて高
精度の打抜きを行なうことができる。又各部材の
形状が単純であるために長寿命であり、安価に加
工でき、組立、再研磨とも極めて容易である。
尚加工上の理由により、各部品を分割又は一体
化する場合があることは当然であるし、又ダイセ
ツト等を使用する場合パツキングプレート31等
を省略することがあるが、何れも本考案の意図を
変えるものでないことは明らかである。
ところで前記弾性ゴムブロツク30,39の材
料にはウレタンゴム等強靭で弾性力に富み且つ経
時変化の少ないものが適当である。スプリング等
の使用も考えられるが、弾性ゴムブロツクの方が
優れている。
本考案は以上述べたように、特徴ある形状を持
つ基体の各部分の極めて有効な利用と各部品の形
状の選択により、簡単な構造で以つて切れ味、精
度、耐久性の良いフレキシブル磁気デイスク打抜
用金型を提供するものであり、これにより高品質
且つ歩留り良く、連続高速打抜を可能にするもの
である。尚本考案の金型はフレキシブル磁気デイ
スク以外の類似物の打抜きにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフレキシブル磁気デイスクの平面図で
あり、aはハブ取付前、bはハブ取付時の状態を
示し、第2図aは従来上の上金型の断面図、bは
下金型の断面図、第3図〜第5図は本考案の実施
の一例を示し、第3図aは上金型の断面図、bは
同底面図、第4図aは下金型の断面図、bは同平
面図、第5図a〜dは打抜過程の説明図である。 21……基体、22……円柱部、23……孔、
24……ポンチ、25……大径部、26……外形
打抜用ダイ、27……中径部、28……ノツクア
ウト、29……折曲部、30……弾性ゴムブロツ
ク、31……バツキングプレート、32……ポン
チホルダー、33……ボルト、34……外形打抜
用ポンチ、35,36……ダイ孔、37……環状
部、38……ストリツパ、39……弾性ゴムブロ
ツク、40……ボルト、41……ダイホルダー、
42……磁気シート、43……ブランク、44…
…抜残シート、45……抜きかす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端の最小径円柱部が中心孔打抜用ポンチとし
    て使われる少なくとも3段の異つた直径の同心円
    柱形に作られた基体と、この基体の軸心と平行で
    前記基体の中径部を貫通する孔に嵌合する他のポ
    ンチと、前記基体の大径部の側面と嵌合した状態
    で固定された外形打抜用ダイと、このダイに囲ま
    れた領域において前記基体の大径部と最小径円柱
    部との間の中径部の側面に摺接して設けられたノ
    ツクアウトと、前記基体の大径部とノツクアウト
    との間に介在された弾性ゴムブロツクとを主要部
    品とし、前記弾性ゴムブロツクを除く主要部品の
    被加工物に対する面が非加圧時において同一平面
    をなすように構成された上金型並びに、上面に前
    記最小径円柱部及び他のポンチに対応した打抜用
    ダイ孔が設けられ且つ下端に環状部が設けられた
    外形打抜用ポンチと、前記環状部の上に設けられ
    た弾性ゴムブロツクと、この弾性ゴムブロツク上
    に接し前記外形打抜用ポンチの側面に摺接するス
    トリツパとを備え、前記外形打抜用ポンチとスト
    リツパの被加工物に対する面が非加圧時において
    同一平面をなすように構成された下金型とを有す
    る打抜用金型。
JP10394282U 1982-07-08 1982-07-08 打抜用金型 Granted JPS598797U (ja)

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JP10394282U JPS598797U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 打抜用金型

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JP10394282U JPS598797U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 打抜用金型

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Publication Number Publication Date
JPS598797U JPS598797U (ja) 1984-01-20
JPS624476Y2 true JPS624476Y2 (ja) 1987-01-31

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