JP2023108833A - スリッタ装置 - Google Patents

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浩司 佐藤
Koji Sato
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Abstract

【課題】切断幅が狭い場合でも、より簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができるスリッタ装置を提供する。【解決手段】第1回転軸に刃物ホルダーと、刃物ホルダーに嵌装された第1丸刃と、付勢手段と、必要に応じて第1丸刃と付勢手段を保持する保持リング或はスペーサ設けたスリッタ装置において、刃物ホルダー或いは保持リング或いはスペーサのいずれか一つを第1丸刃を軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体として、丸刃移動保持体は回転ピンと回転ピンを取り付けるための回転ピン取り付け部とを有し、回転ピンは軸部と大径部をからなり、軸部は回転ピン取り付け部に回転可能に取り付けられ、大径部の外周面には凸部と凹部が形成され、回転ピンを回転させることで、凸部または凹部を直接または間接により第1丸刃に当接させることにより第1丸刃を軸線方向に移動させるようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、帯状の被切断部材を第1丸刃 (上刃)と第2丸刃(下刃)とからなる丸刃を用いて長さ方向に沿って(多数条に)切断するためのスリッタ装置に関するものであり、特に、第1丸刃(上刃)と第2丸刃(下刃)との刃先の圧接位置(圧接寸法)を安全且つ容易に設定することができる構造にしたスリッタ装置に関する。
以下、スリッタ装置について、図16及び図17を用いて説明する。図16は第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103との刃先(以下、上下刃先と記載)を圧接させた構造のスリッタ装置100の概要を示した図で、図16(a)の場合は、ホルダーユニット1には、刃物ホルダー3に皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とが備えられ、保持リング4で皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とが外れないように保持リング4を押しネジ24で刃物ホルダー3に固定することで、ホルダーユニット1単体で予め組み立てておくことができるようにしている。また、ホルダーユニット1は、第1回転軸101に装着後、切断幅に応じて第1回転軸101の軸線方向に移動させ、押しネジ23で第1回転軸101に固定している。つまり、この場合、ホルダーユニット1は移動可能に配置できるので、切断幅に応じてホルダーユニット1の間隔を変更して使用するものである。次に、図16(b)の場合はホルダーユニット1が密着して配置されたスリッタ装置で、切断幅を変更することなく使用するもので、図16(a)に記載したフレーム200は省略している。この場合、第1回転軸101にはフランジ101aと雄ねじ101bが形成されていて、ホルダーユニット1は雄ねじ101bに螺入されたナット104によって密着して配置されているので、図16(a)で示した保持リング4を必要としない。
第2回転軸102には、図16(a)、(b)共に、フランジ102aと雄ねじ102bとが形成されていて、第1丸刃(上刃)2の数に応じた第2丸刃(下刃)103とスペーサ105とが嵌装され、雄ねじ102bに螺入されたナット106によって第2丸刃(下刃)103とスペーサ105とは密着して配置されている。第2丸刃(下刃)103とスペーサ105とは精度良く加工されることで、精度の良い切断幅Wを得ることができるようにしている。尚、図16(a)のように切断幅に応じてホルダーユニット1を移動させて使用する場合は、切断幅に応じてスペーサ105を取り換える必要がある。その方法としては、特開2008-044071等に記載のものがある。
図16(a)、(b)のA部で示した上下刃先は、図17に示すように所定のオーバーラップ量Yでオーバーラップさせ、第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させて上下刃先を圧接させている。そして第1回転軸101と第2回転軸102との間に送られた帯状の被切断部材を長さ方向に沿って多数条に切断する。このようなスリッタ装置においては、被切断部材が切断面の品質を保って最適に切断されるように、被切断部材の材質や厚み等に応じて、上下刃先の適切な圧接位置(圧接寸法)を設定しなければならない。
本発明の出願人は、先に、特許文献1及び特許文献2により上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整する新たな手法を提案している。
特許文献1のスリッタ装置は、特許文献1の図1に示すように、刃物ホルダー3は回転軸の周方向に回転可能で軸線方向に凹部18又は凸部19を有する端面カム(回転部)6と、第1丸刃(上刃)2を軸線方向に押圧する押圧ピン(押圧部)13とを備え、凹部18又は凸部19が押圧ピン(押圧部)13に接している。そして、端面カム(回転部)6を回転させることにより、押圧ピン(押圧部)13と接する位置において、凹部18又は凸部19の厚さが軸線方向で変化し、厚さの変化に応じて、第1丸刃(上刃)2を軸線方向に移動させるようにしている。
これにより、ホルダーユニット1単体において、適切な上下刃先の圧接位置(圧接寸法)に予め設定しておくことができるようになる。ホルダーユニット1をスリッタ装置の第1回転軸に装着して、特許文献1の図2に示すように押圧状態で第1丸刃(上刃)2の刃先を第2丸刃(下刃)103の刃先に軽く接触させてホルダーユニット1を第1回転軸に固定した後に、端面カム(回転部)6を回転させて、凹部18が押圧ピン(押圧部)13に接している非押圧状態にすることで、容易に適切な上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を得ることができるとしている。
特許文献2のスリッタ装置は、特許文献2の図1に示すように、刃物ホルダー3の小径段部7の外周面に形成された受け部8が円周方向に対して傾斜し刃物ホルダー3の外周面と同心円上又は略同心円上の深さで伸延する傾斜長溝で形成され、保持リング4の貫通雌ネジ孔11に螺入するボールプランジャー(凸部)12が受け部8に移動可能に突出している。そして、保持リング4を回転させることにより、ボールプランジャー(凸部)12が受け部8を移動して、第1丸刃(上刃)2を非押圧状態(特許文献2では非付勢状態と記載)と押圧状態(特許文献2では付勢状態と記載)とに切り替えることができる。
これにより、特許文献1と同様に、ホルダーユニット1単体において、適切な上下刃先の圧接位置(圧接寸法)に予め設定しておくことができるようにしている。
特許第5978103号公報 特開2020-066088号公報
しかしながら、特許文献1の場合は端面カム(回転部)6を必要とし、その端面カム(回転部)6に形成された凹部18と凸部19で押圧ピン(押圧部)13がスムーズに移動可能にできるようにするために、凹部18と凸部19の間をなだらかな傾斜に加工する必要があるため複雑な形状となり加工に手間を要する。また、刃物ホルダー3には押圧ピン(押圧部)13と端面カム(回転部)6とを装着するための軸線方向のスペースが必要で、切断幅が狭い場合は対応できない場合がある。
特許文献2の場合は刃物ホルダー3の小径段部7の外周面に刃物ホルダー3の外周面と同心円上又は略同心円上の深さで伸延する傾斜長溝を形成することから複雑な形状で加工に手間を要し、また、保持リング4を軸線方向に移動させるための傾斜長溝を設けるスペースが必要で、この場合も切断幅が狭い場合は対応できない場合がある。
以上により、特許文献1及び特許文献2に示すスリッタ装置では、まだ改善の余地が残されている。
本発明は、以上の問題を解決するためになされたもので、切断幅がより狭い場合であっても、スリッタ装置を組み立てる際や被切断部材の切断幅を変更する際に、より簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができるスリッタ装置を提供することを目的とする。
本発明のスリッタ装置は、第1回転軸と第2回転軸とを備え、前記第1回転軸には、刃物ホルダーと、前記刃物ホルダーに嵌装されたリング状の第1丸刃と、前記刃物ホルダーに嵌装され前記第1丸刃を前記第1回転軸の軸線方向に移動可能に付勢する付勢手段と、必要に応じて前記刃物ホルダーに取り付けられ前記第1丸刃と前記付勢手段とを前記軸線方向に保持する保持リングと、必要に応じて複数の前記刃物ホルダー間の前記第1回転軸に取り付けられ前記第1丸刃と前記付勢手段とを前記軸線方向に保持するスペーサと、を備え、前記第2回転軸には複数の剛性を有する円筒状の第2丸刃が嵌装され、前記第1丸刃と前記第2丸刃とをオーバーラップさせ、前記第1回転軸と前記第2回転軸とを互いに反対方向に回転させて、帯状の被切断部材を長さ方向に沿って複数条に切断するスリッタ装置において、前記刃物ホルダー或いは前記保持リング或いは前記スペーサのいずれか一つを前記第1丸刃を前記軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体として、該丸刃移動保持体は回転ピンと該回転ピンを取り付けるための回転ピン取り付け部とを有し、前記回転ピンは軸部と大径部とからなり、前記軸部は前記回転ピン取り付け部に回転可能に取り付けられ、前記大径部の外周面には凸部と凹部が形成され、前記回転ピン取り付け部に取り付けられた前記回転ピンを回転させることで、前記凸部または前記凹部を直接または間接により前記第1丸刃に当接させることにより、前記第1丸刃を前記軸線方向に移動させるようにしたことを特徴とするスリッタ装置とする。
この構成によれば、丸刃移動保持体の回転ピン取り付け部に取り付けられた回転ピンを回転させることにより、第1丸刃を回転ピンの凹部または凸部で押して第1回転軸の軸線方向に移動させ係止させることができる。これにより、切断幅がより狭い場合であっても、スリッタ装置を組み立てる際や、被切断部材の切断幅を変更する際に、より簡易な構造で、安全且つ容易に上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができる。
また、前記回転ピン取り付け部は、前記丸刃移動保持体の外周面、前記丸刃移動保持体の外周面に形成され前記丸刃移動保持体の一方の側面から他方の側面に貫通する或いは貫通しない切り欠き部、前記丸刃移動保持体の側面に形成され前記丸刃移動保持体の一方の側面から他方の側面に貫通する或いは貫通しない側面孔、のいずれか一つと、前記外周面、前記切り欠き部、前記側面孔のいずれか一つに形成された前記回転ピンを取り付けるための回転ピン取り付け孔と、からなるスリッタ装置とする。
この構成によれば、回転ピン取り付け部は、丸刃移動保持体に簡易に形成することができる。これにより、切断幅が狭い場合であっても、スリッタ装置を組み立てる際や、被切断部材の切断幅を変更する際に、より簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができる。
また、前記回転ピン取り付け部は、前記丸刃移動保持体の一方の側面から他方の側面に貫通する或いは貫通しないモジュール取り付け孔と、前記モジュール取り付け孔に装着され前記丸刃移動保持体の側面から取り外し可能で前記回転ピン取り付け孔を有するモジュールと、からなるスリッタ装置とする。
この構成によれば、丸刃移動保持体からモジュールを取り外すことができるので、被切断部材の材質や厚み或いは切断幅等に応じて、外径や厚みが異なったサイズの丸刃移動保持体を有するスリッタ装置に対して、同じサイズのモジュール取り付け孔にしておけばモジュールを共有して使うことができる。
また、前記回転ピン取り付け部は、前記丸刃移動保持体に装着された取り外し可能なブロックに形成されているスリッタ装置とする。
この構成によれば、回転ピン取り付け部を丸刃移動保持体からブロックごと取り外すことができる。これにより、被切断部材の材質や厚み等に応じて、前もって上下刃先の圧接位置(圧接寸法)の異なる回転ピンが取り付けられたブロックを揃えておくことで、容易にブロックを交換することができる。
また、前記回転ピン取り付け部は、前記丸刃移動保持体の周方向に複数備えられているスリッタ装置とする。
回転ピン取り付け部を周方向に複数備えることで、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を容易に設定することができるようになる。
また、前記回転ピンの前記大径部の外周面は円周状に形成され、前記大径部の外周面の少なくとも1個所に略平坦面が形成されることで、前記凸部と前記凹部とが形成されるようにしたスリッタ装置とする。
この構成によれば、回転ピンの円周状の大径部の外周面の少なくとも1個所を切り欠いて略平坦面を形成する加工を行うだけなので、容易な構造で凸部と凹部を形成することができる。
また、前記回転ピンの前記大径部の外周面は矩形あるいは楕円状あるいは偏心円状に形成されることで、前記凸部と前記凹部とが形成されるようにしたスリッタ装置とする。
この構成によれば、回転ピンの大径部の外周面は種々多様な形状によって凸部と凹部が形成されることが可能である。
また、前記回転ピンの前記軸部は円筒状に形成され、前記回転ピン取り付け孔は丸孔或いは前記丸刃移動保持体の少なくとも一方の側面側に貫通する横長孔であるスリッタ装置とする。
この構成によれば、回転ピンは回転ピン取り付け孔に回転可能であり、丸刃移動保持体の一方の側面側に貫通する横長孔の場合は丸刃移動保持体の側面からの取り付けが可能である。
また、前記回転ピンの前記軸部は雄ねじからなり、前記回転ピン取り付け孔は雌ねじ孔であるスリッタ装置とする。
この構成によれば、回転ピンは回転ピン取り付け孔にねじ回転可能である。
本発明は、回転ピンを回転させることにより第1丸刃を第1回転軸の軸線方向に移動または係止させるので、第1回転軸の軸線方向のスペースを抑えることができて切断幅がより狭い場合でも対応が可能であり、切断幅がより狭い場合であっても、スリッタ装置を組み立てる際や、被切断部材の切断幅を変更する際に、より簡易な構造で、安全且つ容易に、
上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができる。
本発明のスリッタ装置の第1の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。 図1の第1の実施例の動作を説明するための(a)非押圧状態図、(b)押圧状態図である。 本発明のスリッタ装置の第2の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。 図3の第2の実施例の動作を説明するための(a)非押圧状態図、(b)押圧状態図ある。 本発明のスリッタ装置の第3の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。 図5の第3の実施例の動作を説明するための(a)非押圧状態図、(b)押圧状態図である。 本発明のスリッタ装置の第4の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。 図7の第4の実施例の動作を説明するための(a)非押圧状態図、(b)押圧状態図である。 本発明のスリッタ装置の第5の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。 図9の第5の実施例の動作を説明するための(a)非押圧状態図、(b)押圧状態図である。 本発明のスリッタ装置の丸刃移動保持体の回転ピン取り付け部の実施例(a)~(h)を示した部分断面図である。 本発明のスリッタ装置の丸刃移動保持体の回転ピン取り付け部の実施例を示した部分断面図である。 本発明のスリッタ装置の丸刃移動保持体の回転ピン取り付け部の実施例(a)~(c)を示した部分斜視面図である。 本発明のスリッタ装置の丸刃移動保持体の回転ピン取り付け部の実施例を示した部分断面図である。 本発明のスリッタ装置の回転ピンの実施例(a)~(e)を示した詳細斜視図である。 スリッタ装置の概要を示した図である。 図16のA部拡大断面図である。
以下、本発明のスリッタ装置の実施例について、図1乃至図17を用いて説明する。
(第1の実施例)
図1は、本発明のスリッタ装置の第1の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。図2は図1で示した第1の実施例の動作を説明するための図で、(a)は非押圧状態図、(b)は押圧状態図ある。動作の説明は後述する。図1(a)に示すように、円筒状のフランジ部6とフランジ部6よりも外径が小さい円筒状の小径段部7とからなる刃物ホルダー3と、皿バネ(付勢手段)5、第1丸刃(上刃)2の順に小径段部7に挿入嵌装されてホルダーユニット1を構成する。図1(b)に示すように、第1丸刃(上刃)2の刃先2aは皿バネ(付勢手段)5が装着される側と反対側とする。皿バネ(付勢手段)5は、皿の小径部(底)5bが刃物ホルダー3のフランジ部6の側面6aに当接し、皿の大径部5aが第1丸刃(上刃)2と円周状に当接する。
図1(b)に示すように、第1回転軸101は一方にフランジ101aが形成され、他方に雄ねじ101bが形成され、その間に皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とが装着されたホルダーユニット1が複数同じ向きで取り付けられる。その後、雄ねじ101bにナット104を螺入して、隣接するホルダーユニット1同士を密着させて固定する。つまり、この場合、ホルダーユニット1に装着された皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とは隣接するホルダーユニット1によって保持されることになる。この状態で、皿バネ(付勢手段)5は第1丸刃(上刃)2を僅かに付勢する状態にしている。
第1回転軸101に取り付けられる第1丸刃(上刃)2と第2回転軸102に取り付けられる第2丸刃(下刃)103とは図17に示すようにオーバーラップ量Yでオーバーラップさせ、第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させて上下刃先を圧接させ、第1回転軸101及び第2回転軸102を回転させることにより、第1回転軸101と第2回転軸102との間に送られた帯状の被切断部材を長さ方向に沿って(多数条に)切断する。ホルダーユニット1は、第1回転軸101に複数個装着される。
本実施例では、刃物ホルダー3が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられる。丸刃移動保持体Tは回転ピン取り付け部Uを有し、回転ピン取り付け部Uは以下のように構成される。刃物ホルダー3のフランジ部6の外周面6bには、第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心に向かう丸孔形状の回転ピン取り付け孔19aが形成され、更にフランジ部6の外周面6bには回転ピン取り付け孔19aの中心線に対して略軸直角方向にガイド孔25bとガイド孔25bに連通して回転ピン取り付け孔19aに貫通する雌ねじ孔25aとが形成され、雌ねじ孔25aにはボールプランジャー25が螺入されている。以上により、本実施例における回転ピン取り付け部Uが構成される。回転ピン19は図15(a)に示すように、大径部20と円筒状の軸部22とを有し、大径部20の外周面21には円周状に形成された凸部21bと円周状の凸部21bの2ヶ所を略平坦に切り欠いた凹部21aとが形成され、軸部22の軸線方向の略中央部には軸部22の軸線方向に所定の幅を有し軸部22より小径の軸小径部22aが形成されている。回転ピン19は軸部22が回転ピン取り付け孔19aに嵌合し、ボールプランジャー25が回転ピン19の軸小径部22aに圧接することで、回転ピン19が回転可能で且つ回転ピン取り付け孔19aから抜けないようにしている。回転ピン19の大径部20の上面には六角孔20aが形成されていて六角レンチを差し込んで回転させることが可能である。
図2は、第1の実施例の動作を説明するためのホルダーユニット1の断面図である。図2(a)は、隣接するホルダーユニット1の第1丸刃(上刃)2と対向する回転ピン19の大径部20の外周面21が凹部21aで、第1丸刃(上刃)2に接触していない非押圧状態である。図2(b)は、隣接するホルダーユニット1の第1丸刃(上刃)2と対向する回転ピン19の大径部20の外周面21が凸部21bで、第1丸刃(上刃)2に圧接して第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させ、その刃先2aの移動量を寸法Sとして、皿バネ(付勢手段)5を弾性変形させて第1丸刃(上刃)2を付勢する押圧状態である。回転ピン19を回転させることで、図2(a)、(b)に示すように、回転ピン19の大径部20の外周面21を凸部21bまたは凹部21aに変化させて、隣接するホルダーユニット1の第1丸刃(上刃)2に当接させることにより、刃先2aを寸法S分移動させるようにしている。これにより、第1丸刃(上刃)2を非押圧状態と押圧状態とに切り替えることができる。
以上のように、本実施例によれば、切断幅が狭い場合であっても、回転ピン19を回転させることにより、簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができる。例えば、ホルダーユニット1を第1回転軸101に固定した後、回転ピン19を図2(b)の押圧状態に回転させておき、第1丸刃(上刃)2を第2回転軸102の第2丸刃(下刃)103と図17に示すようにオーバーラップさせて軽く当接させ、その後、回転ピン19を図2(a)の非押圧状態に回転させることで、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の圧接力で圧接させることができる。また、第1丸刃(上刃)2を第2回転軸102の第2丸刃(下刃)103と図17に示すようにオーバーラップさせる際に、回転ピン19を図2(b)の押圧状態にして、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の隙間をとってオーバーラップさせ、その後、回転ピン19を図2(a)の非押圧状態に回転させて第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の圧接力で圧接させることで、上下刃先同士が当たって欠けてしまうようなことがなく安全にオーバーラップさせることができる。尚、回転ピン19は図15(a)に示すように、大径部20の上面に形成された六角孔20aに六角レンチを差し込んで回転させることができるので、第1丸刃(上刃)2の間のスペースが狭い場合であっても安全に回転ピン19を回転させることができる。
(第2の実施例)
図3は、本発明のスリッタ装置の第2の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。図4は図3で示した第2の実施例の動作を説明するための図で、(a)は非押圧状態図、(b)は押圧状態図ある。動作の説明は後述する。
本実施例では、図3(a)に示すように、刃物ホルダー3が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられ、丸刃移動保持体Tが回転ピン取り付け部U及び回転ピン19を有する点及びそれらの形状は第1の実施例と同じである。また、図3(b)に示す第1回転軸101の形状及び第1回転軸101に複数のホルダーユニット1が密着して取り付けられている点も第1の実施例と同様なので説明を省略する。
第1の実施例と異なる点は、図3(a)に示すように、第1丸刃(上刃)2、皿バネ(付勢手段)5の順に小径段部7に挿入嵌装され、図3(b)に示すように、皿バネ(付勢手段)5が隣り合うホルダーユニット1に接して保持されている点である。第1丸刃(上刃)2の刃先2aは、皿バネ(付勢手段)5が装着される側と反対側として、第1丸刃(上刃)2は刃物ホルダー3のフランジ部6の側面6aに当接する。この状態で、皿バネ(付勢手段)5は第1丸刃(上刃)2を僅かに付勢する状態にしている。また、図17に示す第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とのオーバーラップ量Yは第1の実施例と同様なので説明を省略する。
図4は、第2の実施例の動作を説明するためのホルダーユニット1の断面図である。第1の実施例では、刃物ホルダー3(丸刃移動保持体T)の回転ピン取り付け部Uに取り付けられた回転ピン19が隣接するホルダーユニット1の第1丸刃(上刃)2と対向して非押圧状態または押圧状態にしていたが、第2の実施例では回転ピン19が取り付けられているホルダーユニット1自身に装着されている第1丸刃(上刃)2に対して非押圧状態または押圧状態にしている点が異なる。回転ピン19を回転させることで、図4(a)、(b)に示すように、回転ピン19の大径部20の外周面21を凸部21bまたは凹部21aに変化させて、ホルダーユニット1自身に装着されている第1丸刃(上刃)2に当接させることにより、刃先2aを寸法S分移動させるようにしている。これにより、第1丸刃(上刃)2を非押圧状態と押圧状態とに切り替えることができる。
(第3の実施例)
図5は、本発明のスリッタ装置の第3の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。図6は図5で示した第3の実施例の動作を説明するための図で、(a)は非押圧状態図、(b)は押圧状態図ある。動作の説明は後述する。
本実施例では、図5(a)に示すように、刃物ホルダー3が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられ、丸刃移動保持体Tが回転ピン取り付け部U及び回転ピン19を有する点及びそれらの形状は第1,2の実施例と同じであるので説明を省略する。第1,2の実施例と異なる点は以下に示す。
図5(a)に示すように、刃物ホルダー3は、円筒状のフランジ部6とフランジ部6よりも外径が小さい円筒状の小径段部7とからなり、小径段部7は第1小径段部7aと第1小径段部7aよりも外径が小さい第2小径段部7bとからなり、第1小径段部7aには第1丸刃(上刃)2、皿バネ(付勢手段)5が順番に挿入嵌装され、第2小径段部7bには保持リング4が挿入嵌装されてホルダーユニット1を構成する。第1丸刃(上刃)2の刃先2aは、皿バネ(付勢手段)5が装着される側と反対側として、第1丸刃(上刃)2は刃物ホルダー3のフランジ部6の側面6aに当接する。皿バネ(付勢手段)5は、皿の小径部(底)5bが保持リング4に当接し、皿の大径部5aが第1丸刃(上刃)2と円周状に当接する。尚、本実施例では、第2小径段部7bを設けて保持リング4が位置決めしやすいようにしているが、第2小径段部7bが無く、第1小径段部7aに保持リング4が挿入嵌装されることでもよい。
保持リング4の外周面4aには第1回転軸101の軸中心に向かい内周面4bに貫通する雌ねじ孔24aが形成され、雌ねじ孔24aに螺入された押しネジ24が第2小径段部7bに圧接して保持リング4が刃物ホルダー3に固定される。これにより、皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とは皿バネ(付勢手段)5が第1丸刃(上刃)2を僅かに付勢する状態で刃物ホルダー3に保持され、ホルダーユニット1が単独で組み立てられる。また、刃物ホルダー3のフランジ部6の外周面6bには第1回転軸101の軸中心に向かい内周面3aに貫通する雌ねじ孔23aが形成され、押しネジ23が螺入される。
ホルダーユニット1は被切断部材の切断幅に対応した間隔を空けて第1回転軸101に複数取り付けられ、押しネジ23で第1回転軸101に固定される。第1丸刃(上刃)2と第2回転軸102に取り付けられる第2丸刃(下刃)103とは図17に示すようにオーバーラップ量Yでオーバーラップさせ、第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させて上下刃先を圧接させ、第1回転軸101及び第2回転軸102を回転させることにより、第1回転軸101と第2回転軸102との間に送られた帯状の被切断部材を長さ方向に沿って(多数条に)切断する。
図6は、第3の実施例の動作を説明するためのホルダーユニット1の断面図である。図6(a)は、第1丸刃(上刃)2と対向する回転ピン19の大径部20の外周面21が凹部21aで、第1丸刃(上刃)2に接触していない非押圧状態である。図6(b)は、第1丸刃(上刃)2と対向する回転ピン19の大径部20の外周面21が凸部21bで、第1丸刃(上刃)2に圧接して第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させ、その刃先2aの移動量を寸法Sとして、皿バネ(付勢手段)5を弾性変形させて第1丸刃(上刃)2を付勢する押圧状態である。回転ピン19を回転させることで、図6(a)、(b)に示すように、回転ピン19の大径部20の外周面21を凸部21bまたは凹部21aに変化させて、第1丸刃(上刃)2に当接させることにより、刃先2aを寸法S分移動させるようにしている。これにより、第1丸刃(上刃)2を非押圧状態と押圧状態とに切り替えることができる。
(第4の実施例)
図7は、本発明のスリッタ装置の第4の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。図8は図7で示した第4の実施例の動作を説明するための図で、(a)は非押圧状態図、(b)は押圧状態図ある。
本実施例では、図7(a)に示すように、保持リング4が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられ、保持リング4が回転ピン取り付け部U及び回転ピン19を有する点が第1乃至第3の実施例と異なる点である。動作の説明は後述する。
図7(a)に示すように、刃物ホルダー3は、第3の実施例と同じように、円筒状のフランジ部6とフランジ部6よりも外径が小さい円筒状の小径段部7とからなり、小径段部7は第1小径段部7aと第1小径段部7aよりも外径が小さい第2小径段部7bとからなる。第1小径段部7aには皿バネ(付勢手段)5、第1丸刃(上刃)2が順番に挿入嵌装される。この点は第3の実施例と異なる。第2小径段部7bには保持リング4が挿入嵌装されてホルダーユニット1を構成する。皿バネ(付勢手段)5は、皿の小径部(底)5bが刃物ホルダー3のフランジ部6の側面6aに当接し、皿の大径部5aが第1丸刃(上刃)2と円周状に当接する。第1丸刃(上刃)2の刃先2aは皿バネ(付勢手段)5が装着される側と反対側を向き、第1丸刃(上刃)2は保持リング4に当接する。尚、本実施例でも第3の実施例と同様に第2小径段部7bを設けて保持リング4が位置決めしやすいようにしているが、第2小径段部7bが無く、第1小径段部7aに保持リング4が挿入嵌装されることでもよい。
保持リング4の外周面4aには第1回転軸101の軸中心に向かい内周面4bに貫通する雌ねじ孔24aが形成され、雌ねじ孔24aに螺入された押しネジ24が第2小径段部7bに圧接して保持リング4が刃物ホルダー3に固定される。これにより、皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とは皿バネ(付勢手段)5が第1丸刃(上刃)2を僅かに付勢する状態で刃物ホルダー3に保持され、ホルダーユニット1が単独で組み立てられる。また、刃物ホルダー3のフランジ部6の外周面6bには第1回転軸101の軸中心に向かい刃物ホルダー3の内周面3aに貫通する雌ねじ孔23aが形成され、押しネジ23が螺入される。
ホルダーユニット1は被切断部材の切断幅に対応した間隔を空けて第1回転軸101に複数取り付けられ、押しネジ23で第1回転軸101に固定される。この点は、第1、第2の実施例と異なり、第3の実施例と同じ点である。
第1丸刃(上刃)2と第2回転軸102に取り付けられる第2丸刃(下刃)103とは図17に示すようにオーバーラップ量Yでオーバーラップさせ、第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させて上下刃先を圧接させ、第1回転軸101及び第2回転軸102を回転させることにより、第1回転軸101と第2回転軸102との間に送られた帯状の被切断部材を長さ方向に沿って(多数条に)切断する。
本実施例では、保持リング4が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられる。保持リング4の外周面4aには第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心に向かう丸孔形状の回転ピン取り付け孔19aが形成され、更に保持リング4の外周面4aには回転ピン取り付け孔19aの中心線に対して略軸直角方向にガイド孔25bとガイド孔25bに連通して回転ピン取り付け孔19aに貫通する雌ねじ孔25aとが形成されている。回転ピン19は軸部22が回転ピン取り付け孔19aに嵌合し、雌ねじ孔25aに螺入されたボールプランジャー25が回転ピン19の軸小径部22aに圧接することで、回転ピン19が回転可能で且つ回転ピン取り付け孔19aから抜けないようにしている。回転ピン19の形状は図15(a)に示すように実施例1と同じなので説明を省略する。
図8は、第4の実施例の動作を説明するためのホルダーユニット1の断面図である。図8(a)は、第1丸刃(上刃)2と対向する回転ピン19の大径部20の外周面21が凹部21aで、第1丸刃(上刃)2に接触していない非押圧状態である。図8(b)は、第1丸刃(上刃)2と対向する回転ピン19の大径部20の外周面21が凸部21bで、第1丸刃(上刃)2に圧接して第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させ、その刃先2aの移動量を寸法Sとして、皿バネ(付勢手段)5を弾性変形させて第1丸刃(上刃)2を付勢する押圧状態である。回転ピン19を回転させることで、図8(a)、(b)に示すように、回転ピン19の大径部20の外周面21を凸部21bまたは凹部21aに変化させて、第1丸刃(上刃)2に当接させることにより、刃先2aを寸法S分移動させるようにしている。これにより、第1丸刃(上刃)2を非押圧状態と押圧状態とに切り替えることができる。
以上のように、本実施例によれば、切断幅が狭い場合であっても、回転ピン19を回転させることにより、簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができる。例えば、ホルダーユニット1を第1回転軸101に固定した後、回転ピン19を図8(b)の押圧状態に回転させておき、第1丸刃(上刃)2を第2回転軸102の第2丸刃(下刃)103と図17に示すようにオーバーラップさせて軽く当接させ、その後、回転ピン19を図8(a)の非押圧状態に回転させることで、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の圧接力で圧接させることができる。また、第1丸刃(上刃)2を第2回転軸102の第2丸刃(下刃)103と図17に示すようにオーバーラップさせる際に、回転ピン19を図8(b)の押圧状態にして、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の隙間をとってオーバーラップさせ、その後、回転ピン19を図8(a)の非押圧状態に回転させて第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の圧接力で圧接させることで、上下刃先同士が当たって欠けてしまうようなことがなく安全にオーバーラップさせることができる。
(第5の実施例)
図9は、本発明のスリッタ装置の第5の実施例を説明するための(a)分解斜視図、(b)正面断面図である。図10は図9で示した第5の実施例の動作を説明するための図で、(a)は非押圧状態図、(b)は押圧状態図ある。
本実施例では、図9(a)に示すように、スペーサ12が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられ、スペーサ12が回転ピン取り付け部U及び回転ピン19を有する点が第1乃至4の実施例と異なる点である。動作の説明は後述する。
図9(a)に示すように、円筒状のフランジ部6とフランジ部6よりも外径が小さい円筒状の小径段部7とからなる刃物ホルダー3と、小径段部7に皿バネ(付勢手段)5、第1丸刃(上刃)2が順番に挿入嵌装されてホルダーユニット1を構成する。第1丸刃(上刃)2の刃先2aは皿バネ(付勢手段)5が装着される側と反対側とする。皿バネ(付勢手段)5は、皿の小径部(底)5bが刃物ホルダー3のフランジ部6の側面6aに当接し、皿の大径部5aが第1丸刃(上刃)2と円周状に当接する。これらの構成は第1の実施例と同様である。
図9(b)に示すように、第1回転軸101は一方にフランジ101aが形成され、他方に雄ねじ101bが形成されている。この点も第1の実施例と同様である。第1の実施例と異なる点は、第1回転軸101に、ホルダーユニット1とホルダーユニット1に装着された第1丸刃(上刃)2の刃先2a側にスペーサ12が嵌装され、更にスペーサ12を挟んで対称になったホルダーユニット1が当接して1対の第1丸刃(上刃)2の刃先2aを対向させている点である。その集合体を1組の集合体26として、複数(図9(b)では2組)の集合体26が第1回転軸101に取り付けられている。その後、雄ねじ101bにナット104を螺入して、隣接する複数の集合体26が密着して固定される。この場合、ホルダーユニット1に装着された皿バネ(付勢手段)5と第1丸刃(上刃)2とはスペーサ12によって保持されることになる。この状態で、皿バネ(付勢手段)5は第1丸刃(上刃)2を僅かに付勢する状態にしている。
第1回転軸101に取り付けられる第1丸刃(上刃)2と第2回転軸102に取り付けられる第2丸刃(下刃)103とは図17に示すようにオーバーラップ量Yでオーバーラップさせ、第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させて上下刃先を圧接させ、第1回転軸101及び第2回転軸102を回転させることにより、第1回転軸101と第2回転軸102との間に送られた帯状の被切断部材を長さ方向に沿って(多数条に)切断する。この場合、1組の集合体26において一対の第1丸刃(上刃)2の刃先2aがスペーサ12を挟んで対向していることに特徴を有する。このことにより、被切断部材の両側の切断面は、スペーサ12を挟んで対向している第1丸刃(上刃)2の刃先2a側で切断されることにより、高品質の切断面が得られるので、そのような高品質の被切断部材が要求される場合に用いられる。
本実施例では、図9(a)に示すように、スペーサ12が第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体Tとして用いられる。スペーサ12の外周面12aには、幅方向の中央で第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心に向かう丸孔形状の回転ピン取り付け孔19aが形成され、更にスペーサ12の外周面12aには回転ピン取り付け孔19aの中心線に対して略軸直角方向にガイド孔25bとガイド孔25bに連通して回転ピン取り付け孔19aに貫通する雌ねじ孔25aとが形成されている。回転ピン19の形状は図15(a)に示すように第1の実施例と同様なので説明を省略する。回転ピン19は軸部22が回転ピン取り付け孔19aに嵌合し、雌ねじ孔25aに螺入されたボールプランジャー25が回転ピン19の軸小径部22aに圧接することで、回転ピン19が回転可能で且つ回転ピン取り付け孔19aから抜けないようにしている。
図10は、第5の実施例の動作を説明するための、1組の集合体26の断面図である。図10(a)は、1対の対向する第1丸刃(上刃)2の刃先2aに対して回転ピン19の大径部20の外周面21が凹部21aで、2つの第1丸刃(上刃)2に接触していない非押圧状態である。図10(b)は、1対の対向する第1丸刃(上刃)2の刃先2aに対して回転ピン19の大径部20の外周面21が凸部21bで、1対の対向する第1丸刃(上刃)2に圧接して1対の対向する第1丸刃(上刃)2を第1回転軸101の軸線方向に移動させ、その刃先2aの移動量を寸法Sとして、皿バネ(付勢手段)5を弾性変形させて1対の対向する第1丸刃(上刃)2を付勢する押圧状態である。回転ピン19を回転させることで、図10(a)、(b)に示すように、回転ピン19の大径部20の外周面21を凸部21bまたは凹部21aに変化させて、1対の対向する第1丸刃(上刃)2に当接させることにより、刃先2aを寸法S分移動させるようにしている。これにより、第1丸刃(上刃)2を非押圧状態と押圧状態とに切り替えることができる。
以上のように、本実施例によれば、切断幅が狭い場合であっても、回転ピン19を回転させることにより、簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができる。例えば、複数組の集合体26を第1回転軸101に固定した後、回転ピン19を図10(b)の押圧状態に回転させておき、第1丸刃(上刃)2を第2回転軸の第2丸刃(下刃)103と図17に示すようにオーバーラップさせて軽く当接させ、その後、回転ピン19を図10(a)の非押圧状態に回転させることで、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の圧接力で圧接させることができる。また、第1丸刃(上刃)2を第2回転軸102の第2丸刃(下刃)103と図17に示すようにオーバーラップさせる際に、回転ピン19を図10(b)の押圧状態にして、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の隙間をとってオーバーラップさせ、その後、回転ピン19を図10(a)の非押圧状態に回転させて第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103とを所定の圧接力で圧接させることで、上下刃先同士が当たって欠けることなく安全にオーバーラップさせることができる。
尚、第1乃至第5の実施例においては、図11(a)に示すように、回転ピン取り付け部Uは丸刃移動保持体Tの外周面に形成された回転ピン取り付け孔19aで説明したが、それに限るものではなく、図11(b)乃至図11(d)に示すように、回転ピン取り付け部Uは、丸刃移動保持体Tの外周面を切り欠いた切り欠き部30に形成された回転ピン取り付け孔19a、または、図11(e)及び図11(f)に示すように、丸刃移動保持体Tの側面を貫通して形成された側面孔40に形成された回転ピン取り付け孔19aであってもよい。この場合、回転ピン19は第1乃至第5の実施例と同じように図15(a)として、ボールプランジャー25を螺入して回転ピン19を固定するための雌ねじ孔25a及び必要に応じて雌ねじ孔25aに連通する逃げ孔25bを形成している。また、図11(c)、(e)、(f)は、回転ピン取り付け孔19aを加工するためと、図15(a)に示す回転ピン19の大径部20に設けた六角孔20aに差し込む六角レンチを通すための通し孔50を形成している。
図11(b)の場合、回転ピン取り付け部Uは、第1回転軸101の軸中心方向に平行な側面と第1回転軸101の軸中心方向に直角な底面とを有する切り欠き部30と、切り欠き部30の底面に形成された第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心に向かう回転ピン取り付け孔19aとからなる。図11(c)の場合、回転ピン取り付け部Uは、第1回転軸101の軸中心方向に平行な側面と第1回転軸101の軸中心方向に直角な底面とを有する切り欠き部30と、切り欠き部30の側面に形成された第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心方向に直角な回転ピン取り付け孔19aとからなる。図11(d)の場合、回転ピン取り付け部Uは、V字状に傾斜した切り欠き部30と、切り欠き部30の傾斜面に形成された第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ欠き部30の傾斜面に直角な回転ピン取り付け孔19aとからなる。図11(e)の場合、回転ピン取り付け部Uは、丸刃移動保持体Tの側面を貫通して形成された側面孔40と、側面孔40に形成された第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心に向かう回転ピン取り付け孔19aとからなる。図11(f)の場合、回転ピン取り付け部Uは、丸刃移動保持体Tの側面を貫通して形成された側面孔40と、側面孔40に形成された第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心方向に直角な回転ピン取り付け孔19aとからなる。尚、図11(b)及び図11(f)では、丸刃移動保持体Tの一方の側面から他方の側面に厚み方向に貫通する切り欠き部30及び側面孔40で記載したが、それに限るものではなく、回転ピンが回転可能であれば、丸刃移動保持体Tの一方の側面から他方の側面に厚み方向に貫通しない切り欠き部30或いは側面孔40であってもよい。
また、第1乃至第5の実施例において、図11(g)及び図11(h)に示すように、回転ピン取り付け部Uは、回転ピン取り付け孔19aを有するモジュール70と、丸刃移動保持体Tの側面に形成されてモジュール70が取り外し可能に嵌装されるモジュール取り付け孔71とからなるようにしてもよい。図11(g)の場合は、回転ピン取り付け孔19aは第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心に向かって形成され、図11(h)の場合は、回転ピン取り付け孔19aは第1回転軸101の軸線に対して直角方向で且つ第1回転軸101の軸中心方向に直角に形成されている。また、回転ピンは、図15(b)に回転ピン19-1で示す形状で、軸部22に軸小径部22aを必要とせず、回転ピン取り付け孔19aで回転することができるだけの長さがあればよく、丸刃移動保持体Tには、回転ピン19-1を固定するための雌ねじ孔25aやボールプランジャー25が不要となる。尚、この場合、図15(a)に示す回転ピン19-1の大径部20に設けた六角孔20aに差し込む六角レンチを通すための通し孔50を形成している。
また図12に示すように、回転ピン取り付け部Uの回転ピン取り付け孔19aには、雌ねじ孔が形成され、回転ピンは図15(d)に示すように軸部22に雄ねじ22cが形成されている回転ピン19-4としてもよい。この場合、回転ピン19-4は、六角レンチの外力により回転して、凸部21bで第1丸刃(上刃)2を移動させることができるが、外力が無ければ第1丸刃(上刃)2を移動させるための回転ができないので、回転ピン19-4は回転ピン取り付け孔19aから抜け出ることが無い。よって、この場合、ボールプランジャー25や雌ねじ孔25aは不要になる。尚、図12は代表例で、図11(b)乃至図11(f)で示した切り欠き部30または側面孔40に形成された回転ピン取り付け穴19aに雌ねじ孔を形成して回転ピン19-4を用いてもよい。
また、図13(a)乃至図13(c)に示すように、丸刃移動保持体Tの側面から前記回転ピンを取り付けるようにしてもよい。回転ピン取り付け部Uは、図13(a)に示すように丸刃移動保持体Tの外周面、または図13(b)に示すように丸刃移動保持体Tの外周面に形成された切り欠き部30、または図13(c)に示すように丸刃移動保持体Tの側面を貫通して形成された側面孔40と、丸刃移動保持体Tの側面から丸刃移動保持体Tの厚み方向に貫通しない回転ピン取り付け孔19aとしてもよい。図13(a)及び図13(b)の場合、回転ピン取り付け孔19aは上部横穴19a1と下部横穴19a2とからなり、上部横穴19a1の幅を下部横穴19a2の幅より狭くしている。回転ピンは図15(c)に示すように、軸部22の先端部22bの外径が大きくなっている回転ピン19-2を使用することで、回転ピン取り付け孔19aから抜け出ないようにしている。図13(c)の場合、回転ピン取り付け孔19aは丸刃移動保持体Tの側面から丸刃移動保持体Tの厚み方向に貫通する側面孔40と、側面孔40の両側に丸刃移動保持体Tの厚み方向に貫通しない横穴19a3、横穴19a4からなる。回転ピンは図15(e)に示すように、大径部20の両側に軸部22a、軸部22bがある回転ピン19-3を使用することで回転ピン取り付け孔19aから抜け出ないようにしている。この場合、回転ピン19-3の軸部22aと軸部22bの先端にマイナス状スリット22cを形成し、丸刃移動保持体Tの外周面にスリット22cに差し込むマイナスドライバーを通すための通し孔50を形成している。尚、図13(a)乃至図13(c)では、丸刃移動保持体Tの側面から丸刃移動保持体Tの厚み方向に貫通しない回転ピン取り付け孔19aとしたが、それに限るものではなく、例えば、実施例5のように、一対の第1丸刃(上刃)2の刃先2aがスペーサ12を挟んで対向している場合等では、丸刃移動保持体Tの側面から丸刃移動保持体Tの厚み方向に貫通する回転ピン取り付け孔19aとしてもよい。
また、回転ピン取り付け部Uは、図14に示すように丸刃移動保持体Tに装着された取り外し可能なブロックT1に形成されていることでもよい。図11乃至図13では回転ピン取り付け部Uは丸刃移動保持体Tに一体となっているのに対して、回転ピン取り付け部Uが形成されたブロックT1を丸刃移動保持体Tにネジ80で取り付け取り外し可能にしたものである。図14は代表例で、図11(b)乃至図11(h)や図12及び図13(a)乃至図13(c)に関しても、回転ピン取り付け部Uは、丸刃移動保持体Tに装着された取り外し可能なブロックT1に形成されるようにすることが可能である。
尚、上記実施例において、回転ピン19の大径部20の外周面21は図15(a)乃至図15(d)に示したように円周状の凸部21bとしたが、回転ピン19の軸中心線からの距離が異なる凸部を何か所か設けておくことで、第1丸刃(上刃)2の刃先2aの寸法Sを複数設定することができる。これにより、第1丸刃(上刃)2と第2丸刃(下刃)103との上下刃先の圧接力を異なる凸部により何通りかに調整することができる。また、図15(a)乃至図15(e)に示した回転ピン19、19-1、19-2、19-3、19-4は容易に取出し可能で且つ安価に加工できるので、大径部20の外周面21の凹部21a又は凸部21bの寸法の違うものを前もって複数用意しておくこともできる。これにより、被切断部材の材質や厚みの違いによって第1丸刃(上刃)2の刃先2aの寸法Sを変更して上下刃先の圧接力を容易に変更することができる。
また、図15(a)乃至図15(e)に示すように、回転ピン19、19-1、19-2、19-3、19-4の大径部20の外周面21を円周状に形成して凸部21bとし、円周状の凸部21bの2ヶ所を略平坦に切り欠いた面を凹部21aとしたが、それに限るものではなく、大径部20の外周面21を矩形あるいは楕円状あるいは偏心円状にすることで凸部と凹部を形成するようにしてもよい。
また、図15(a)乃至図15(d)では、回転ピンの上面に六角孔20aを形成し、また、図15(e)では、回転ピンの軸部にマイナス状スリット22cを形成としたが、これに限るものではなく、例えば、プラス溝にしてプラスドライバーで回転させる等、回転ピン19を容易に回転させることができる形状であればよい。
以上、本発明にかかる実施例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
本発明は、切断幅が狭い場合であっても、スリッタ装置を組み立てる際や被切断部材の切断幅を変更する際に、回転ピンを回転させることにより、安価で簡易な構造で、安全且つ容易に、上下刃先の圧接位置(圧接寸法)を調整することができるという効果を有するスリッタ装置として有用である。
1 ホルダーユニット
2 第1丸刃(上刃)
3 刃物ホルダー
4 保持リング
5 皿バネ(付勢手段)
6 フランジ部
7 小径段部
12 スペーサ
19 回転ピン
20 大径部
21 外周面
21a 凹部
21b 凸部
22 軸部
23 押しネジ
24 押しネジ
25 ボールプランジャー
26 集合体
30 切り欠き部
40 側面孔
50 通し孔
70 モジュール
71 モジュール取り付け孔
80 ネジ
100 スリッタ装置
101 第1回転軸
101a フランジ部
101b 雄ネジ
102 第2回転軸
103 第2丸刃(下刃)
104 ナット
105 スペーサ
106 ナット
200 フレーム
S 寸法
T 丸刃移動保持体
U 回転ピン取り付け部
Y オーバーラップ量

Claims (9)

  1. 第1回転軸と第2回転軸とを備え、
    前記第1回転軸には、
    刃物ホルダーと、
    前記刃物ホルダーに嵌装されたリング状の第1丸刃と、
    前記刃物ホルダーに嵌装され前記第1丸刃を前記第1回転軸の軸線方向に移動可能に付勢する付勢手段と、
    必要に応じて前記刃物ホルダーに取り付けられ前記第1丸刃と前記付勢手段とを前記軸線方向に保持する保持リングと、
    必要に応じて複数の前記刃物ホルダー間の前記第1回転軸に取り付けられ前記第1丸刃と前記付勢手段とを前記軸線方向に保持するスペーサと、
    を備え、
    前記第2回転軸には複数の剛性を有する円筒状の第2丸刃が嵌装され、
    前記第1丸刃と前記第2丸刃とをオーバーラップさせ、
    前記第1回転軸と前記第2回転軸とを互いに反対方向に回転させて、
    帯状の被切断部材を長さ方向に沿って複数条に切断するスリッタ装置において、
    前記刃物ホルダー或いは前記保持リング或いは前記スペーサのいずれか一つを前記第1丸刃を前記軸線方向に移動可能に保持する丸刃移動保持体として、
    該丸刃移動保持体は回転ピンと該回転ピンを取り付けるための回転ピン取り付け部とを有し、
    前記回転ピンは軸部と大径部とからなり、
    前記軸部は前記回転ピン取り付け部に回転可能に取り付けられ、
    前記大径部の外周面には凸部と凹部が形成され、
    前記回転ピン取り付け部に取り付けられた前記回転ピンを回転させることで、
    前記凸部または前記凹部を直接または間接により前記第1丸刃に当接させることにより、
    前記第1丸刃を前記軸線方向に移動させるようにしたことを特徴とするスリッタ装置。
  2. 前記回転ピン取り付け部は、
    前記丸刃移動保持体の外周面、
    前記丸刃移動保持体の外周面に形成され前記丸刃移動保持体の一方の側面から他方の側面に貫通する或いは貫通しない切り欠き部、
    前記丸刃移動保持体の側面に形成され前記丸刃移動保持体の一方の側面から他方の側面に貫通する或いは貫通しない側面孔、
    のうちのいずれか一つと、
    前記いずれか一つに形成された前記回転ピンを取り付けるための回転ピン取り付け孔と、
    からなる請求項1に記載のスリッタ装置。
  3. 前記回転ピン取り付け部は、
    前記丸刃移動保持体の一方の側面から他方の側面に貫通する或いは貫通しないモジュール取り付け孔と、
    前記モジュール取り付け孔に装着され前記丸刃移動保持体の側面から取り外し可能で前記回転ピン取り付け孔を有するモジュールと、
    からなる請求項1に記載のスリッタ装置。
  4. 前記回転ピン取り付け部は、
    前記丸刃移動保持体に装着された取り外し可能なブロックに形成されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスリッタ装置
  5. 前記回転ピン取り付け部は、
    前記丸刃移動保持体の周方向に複数備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスリッタ装置。
  6. 前記回転ピンの前記大径部の外周面は円周状に形成され、
    前記大径部の外周面の少なくとも1か所に略平坦面が形成されることで、
    前記凸部と前記凹部とが形成されるようにした請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスリッタ装置。
  7. 前記回転ピンの前記大径部は矩形あるいは楕円状あるいは偏心円状に形成されることで、
    前記凸部と前記凹部とが形成されるようにした請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のスリッタ装置。
  8. 前記回転ピンの前記軸部は円筒状に形成され、
    前記回転ピン取り付け孔は丸孔或いは前記丸刃移動保持体の少なくとも一方の側面側に貫通する長孔である請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のスリッタ装置。
  9. 前記回転ピンの前記軸部は雄ねじからなり、
    前記回転ピン取り付け孔は雌ねじ孔である請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のスリッタ装置。
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