JPH07241863A - 金型装置、金型板およびプレス装置 - Google Patents
金型装置、金型板およびプレス装置Info
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- JPH07241863A JPH07241863A JP3510694A JP3510694A JPH07241863A JP H07241863 A JPH07241863 A JP H07241863A JP 3510694 A JP3510694 A JP 3510694A JP 3510694 A JP3510694 A JP 3510694A JP H07241863 A JPH07241863 A JP H07241863A
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Abstract
うことのできるプレス装置に好適に装着することのでき
る金型装置、その金型装置を使用したプレス装置、及び
その金型装置に使用される金型板を提供することであ
る。 【構成】 この発明の金型装置は、リンク機構を利用し
て上下のラム間で上部押さえ板と金型板と下部押さえ板
とを重ね合わせるようにしてなる構成を有し、このよう
な金型装置を利用してプレス装置が構成される。また、
この金型装置に組み込まれる金型板は、成形用素材を充
填する開口部に隣接する溝が上面に形成されている。
Description
よびプレス装置に関し、更に詳しくは、加圧成形品を自
動製造するプレス装置に装填するのに好適で、操作者に
危険のない金型装置、加圧成形品を製造するに際してバ
リ発生を少なくすることのできると共に前記金型装置に
好適に装填することのできる金型板および、厚みが均一
になっており、しかも加熱班のない加圧成形品を自動製
造することのできるプレス装置に関する。
成樹脂の加圧成形加工には、ホットプレス装置が用いら
れる。このホットプレス装置は、相対向して上下に配置
された上部熱板および下部熱板を有し、この一対の上下
熱板は加熱手段により所定の温度に加熱され、加圧成形
に際しては下部熱板が上部熱板に向かって上昇する構
成、あるいは上部熱板が下部熱板に向かって下降する構
成を有している。
押さえ板に金型板を載置する。この金型板には所定形状
たとえば長方形の開口部が設けられているので、下部押
さえ板の上に金型板を載置すると、長方形の凹陥部が形
成される。この凹陥部に、たとえば熱可塑性樹脂粉末を
充満する。多くの場合、嵩比重の大きな熱可塑性樹脂粉
末を溶融すると熱可塑性樹脂の溶融容積が小さくなるの
で、前記凹陥部には、金型板の表面よりも高くなるよう
に、幾分山盛りになるように熱可塑性樹脂粉末を充満さ
せる。次いで、この金型板に上部押さえ板を重ねる。こ
のようにして、下部押さえ板と上部押さえ板とに金型板
が挟まれ、金型板における開口部には熱可塑性樹脂粉末
を充填してなる金型積層体が得られる。
端面に前記金型積層体を載置すると共に、下部熱板の下
部に付設されているラムを作動することにより下部熱板
を上昇させて、金型積層体をプレスする。上下の熱板は
所定温度に加熱されているので、この上下熱板間での加
熱および加圧によって、金型板の開口部内に充填された
熱可塑性樹脂粉末は溶融する。また、熱可塑性樹脂粉末
の溶融の際に、熱可塑性樹脂粉末間に存在した気体によ
り溶融熱可塑性樹脂中に気泡が発生するので、初期加圧
の段階で加圧されている上下熱板間の加圧力をわずかに
低減することにより前記気泡を抜く。そして、更に上下
熱板間の加圧力を所定の値に上昇させ、その加圧力の下
で所定時間かけて前記金型積層体を上下熱板で加熱加圧
する。所定時間の経過後、上下熱板による加圧を解き、
下部熱板を下降させ、また上下熱板による加熱を停止す
る。
の金型積層体から上部押さえ板および下部押さえ板を金
型板から剥離し、金型板における開口部で固化した熱可
塑性樹脂板をこの開口部から取り外す。分離された熱可
塑性樹脂板を例えば各種の検査に供する。
の製造においては以下のような問題点がある。
金型積層体を載置する際に、操作者が上下の熱板に接触
することにより、火傷を負う危険がある。火傷の危険
は、加圧成形後に下部熱板から金型積層体を取り外す際
にも発生する。つまり、加圧成形後に所定時間の冷却時
間を設けて、下部熱板の上端にある金型積層体を取り出
さねばならないところ、作業を急ぐ余り、あるいは見か
け上加熱された金型積層体と冷却された金型積層体とは
区別がつかないから、操作者は高温度の金型積層体に接
触することがあるのである。
操作者の手作業によっているので、非常に手間暇、時間
がかかり、能率が悪いという問題もある。熱可塑性樹脂
板の作成は、上述したような、下部押さえ板に載置され
た金型板における開口部内に熱可塑性樹脂粉末を充填す
る作業、金型積層体を下部熱板の上端面に載置する作業
等に止まらず、加圧成形後における下部押さえ板、上部
押さえ板および金型板の清掃等があり、作業が極めて煩
雑である。
においては、熱可塑性樹脂粉末を製造ラインから定期的
に抜き取り、その熱可塑性樹脂の品質につき定期的に検
査する必要上、自動検査装置を導入することが多い。そ
の場合、自動検査装置に装填するサンプルとしての熱可
塑性樹脂板を前述の手作業により作成しているのでは、
この手作業による熱可塑性樹脂板の作成が律速段階にな
り、非常に検査効率が悪くなるという問題もある。
とのできるような、サンプル自動作成装置としてのプレ
ス装置が望まれている。
の熱可塑性樹脂板には、その検査に応じて定められた一
定の厚みを有し、しかも加熱斑のないことが要求され
る。
下部押さえ板、上部押さえ板および金型板を使用して熱
可塑性樹脂板を作成すると、往々にして、熱可塑性樹脂
板の厚みが不揃いになるという問題点があり、この点に
おいても、前記下部押さえ板、上部押さえ板および金型
板を使用した人手作業による熱可塑性樹脂板の作成には
問題があると言える。しかも、作成された熱可塑性樹脂
板は、その厚みが不揃いになるという問題のみならず、
熱可塑性樹脂板にはバリが生じ、そのバリを切削して除
去しなければならないので、これまた大変な手間暇がか
かるという問題点がある。
のである。この発明の目的は前述した問題点を初めとし
て従来のホットプレス装置が有する問題を解消すること
にある。
どの危険な目に遭うことなく、簡単な操作で加圧成形体
を製造することのできる金型装置を提供することにあ
る。
がなく、一定の厚みを有する加圧成形体を簡単な操作で
製造することができ、前記金型装置に使用される金型板
を提供することにある。
うなどの危険な目に遭うことなく、簡単な操作で加圧成
形体を製造することのできるプレス装置を提供すること
にある。
ができ、しかも加熱斑のない熱可塑性樹脂板もしくは熱
可塑性樹脂シートを短時間に製造することのできるプレ
ス装置を提供することにある。
れた熱可塑性樹脂板もしくは熱可塑性樹脂シートを初め
とする成形体の温度を急速に低下させることのできる冷
却機能を備えたプレス装置を提供することにある。
ための請求項1に記載の発明は、下部押さえ板、成形用
素材を充填する開口部を有する金型板、及び上部押さえ
板を間隔を設けてこの順に上下に配置すると共に、下部
押さえ板が上部押さえ板から離反するように下部押さえ
板が上部押さえ板に第1保持部材により保持され、金型
板が上部押さえ板から離反するように金型板が上部押さ
え板に第2保持部材により保持されてなることを特徴と
する金型装置であり、請求項2に記載の発明は、下部押
さえ板、成形用素材を充填する開口部を有する金型板、
及び上部押さえ板を間隔を設けてこの順に上下に保持す
る保持手段と、前記下部押さえ板の上面と金型板の下面
とをを強制的に密着させる押圧手段と、プレス終了後に
は、金型板から上部押さえ板および/または下部押さえ
板を強制剥離させる剥離手段とを有することを特徴とす
る金型装置であり、請求項3に記載の発明は、下部押さ
え板と、成形用素材を充填する開口部を有する金型板
と、上部押さえ板と、前記下部押さえ板を保持すると共
にこの下部押さえ板を上下の熱板間と上下の熱板間から
退避した位置とに移動させる第1保持機構と、前記金型
板を保持すると共にこの金型板を上下の熱板間と上下の
熱板間から退避した位置とに移動させる第2保持機構
と、前記上部押さえ板を保持すると共にこの上部押さえ
板を上下の熱板間と上下の熱板間から退避した位置とに
移動させる第3保持機構とを有し、上下の熱板間で、第
1保持機構を駆動することにより上下の熱板間に配置さ
れた下部押さえ板に、第2保持機構を駆動することによ
り前記下部押さえ板に金型板を重ね合わせ、第3保持機
構を駆動することにより前記金型板の上面に上部押さえ
板を重ね合わせ可能にしてなることを特徴とする金型装
置であり、請求項4に記載の発明は、前記第1保持機構
は、前記上下の熱板間から退避した位置に設けられた回
動可能な第1回動支持部材とこの第1回動支持部材に回
動可能に支持されると共に下部押さえ板を保持する第1
回動保持部材を備え、第2保持機構は前記上下の熱板間
から退避した位置に設けられた回動可能な第2回動支持
部材とこの第2回動支持部材に回動可能に支持されると
共に前記金型板を着脱自在に装着する第2回動保持部材
とを備え、第3保持機構は、前記前記上下の熱板間から
退避した位置に設けられた回動可能な第3回動支持部材
とこの第3回動支持部材に回動可能に支持されると共に
上部押さえ板を保持する第3回動保持部材とを備えてな
る前記請求項3に記載の金型装置であり、請求項5に記
載の発明は、前記第2保持機構は、上下の熱板間とこの
上下の熱板間から退避した位置に金型板を移動可能に、
かつ着脱自在に保持する移動保持部材を備え、前記第1
保持機構は、前記移動保持部材に回動可能に装着された
第1回動支持体とこの第1回動支持体に回動可能に支持
されると共に下部押さえ板を保持する第1回動保持体と
を備え、前記第3保持機構は、前記移動保持部材に回動
可能に装着された第3回動支持体とこの第3回動支持体
に回動可能に支持されると共に上部押さえ板を保持する
第3回動保持体とを備えてなる前記請求項3に記載の金
型装置であり、請求項6に記載の発明は、上下の熱板間
を通って巡回する下部押さえ板と、上下の熱板間より退
避した位置から上下の熱板間であって前記下部押さえ板
の上方へ移動し、プレス後には上下の熱板間から退避し
た位置に移動する金型板と、上下の熱板間を通って巡回
する上部押さえ板とを有することを特徴とする金型装置
であり、請求項7に記載の発明は、成形用素材を充填す
る開口部を有する金型板を保持すると共に上下の熱板間
とこの上下の熱板間から退避した位置に移動可能な金型
板保持部材とこの金型板保持部材の一端に回動可能に装
着されると共に前記金型板に重ね合わされた上部押さえ
板及び下部押さえ板と、金型板保持部材を上下の熱板間
から退避する方向に移動する過程で、金型板に重ねた上
部押さえ板及び下部押さえ板を順次に解放するようにし
てなることを特徴とする金型装置であり、請求項8に記
載の発明は、前記熱板は、前記金型板に向かう面を加熱
する加熱手段および前記金型板に向かう面を冷却する冷
却手段を備えてなる前記請求項3〜7のいずれかに記載
の金型装置であり、請求項9に記載の発明は、成形用樹
脂粉末を充填する開口部を備えた金型板と、この金型板
を装着可能で、金型板の上面と面一になる上面および金
型板の下面と面一になる下面を備えた金型板保持体と、
金型板を装着した金型板保持体をその一端で回動可能に
保持し、前記金型板および金型板保持体の下面に密着可
能な上面を有する下部押さえ板と、金型板を装着した金
型板保持体および前記下部押さえ板をその一端で回動可
能に保持し、前記金型板および金型板保持体の上面に密
着可能な下面を有する上部押さえ板とを有してなること
を特徴とする金型装置であり、請求項10に記載の発明
は、成形用素材を充填する開口部と、この開口部を囲繞
するように形成された溝とを有することを特徴とする金
型板であり、請求項11に記載の発明は、前記開口部と
前記溝とに挟まれた水平面部が全体表面よりもわずかに
高く形成されてなる前記請求項10に記載の金型板であ
り、請求項12に記載の発明は、上下に配置された一対
の熱板と、上下の前記熱板間で、下部押さえ板上に金型
板および上部押さえ板を重ね合わせるように配置された
前記請求項1〜8のいずれかに記載の金型装置と、成形
用素材を供給する成形用素材供給装置と、上部押さえ板
および下部押さえ板の表面を清掃する清掃装置とを有す
ることを特徴とするプレス装置であり、請求項13に記
載の発明は、前記請求項1、2または9に記載の金型装
置と、この金型装置を加圧可能な一対の熱板を有する加
熱加圧装置と、加熱加圧装置により加熱加圧処理された
前記金型装置を冷却する冷却部を有する冷却装置と、前
記加熱加圧装置における一対の熱板間および前記冷却装
置における冷却部に前記金型装置を送り込み、また取り
出す金型装置移送装置とを有してなることを特徴とする
プレス装置であり、請求項14に記載の発明は、前記請
求項1、2または9に記載の金型装置と、この金型装置
を加圧可能な一対の熱板を有する加熱加圧装置と、加熱
加圧装置により加熱加圧処理された前記金型装置を冷却
する冷却部を有する冷却装置と、前記加熱加圧装置にお
ける一対の熱板間および前記冷却装置における冷却部に
前記金型装置を送り込み、また取り出す金型装置移送装
置と、金型装置移送装置により搬送される金型装置に成
形用素材を供給する成形用素材供給装置とを有してなる
ことを特徴とするプレス装置であり、請求項15に記載
の発明は、前記請求項1、2または9に記載の金型装置
と、この金型装置を加圧可能な一対の熱板を有する加熱
加圧装置と、加熱加圧装置により加熱加圧処理された前
記金型装置を冷却する冷却部を有する冷却装置と、前記
加熱加圧装置における一対の熱板間および前記冷却装置
における冷却部に前記金型装置を送り込み、また取り出
す金型装置移送装置と、金型装置移送装置により搬送さ
れる金型装置に成形用素材を供給する成形用素材供給装
置と、金型装置における上部押さえ板および下部押さえ
板の表面を清掃する清掃装置とを有してなることを特徴
とするプレス装置であり、請求項16に記載の発明は、
前記一対の熱板は、金型装置の上面に密着可能な平面を
有する下面を有し、かつ加熱手段を内蔵する上部熱板
と、金型装置の下面に密着可能な平面を有する上面を有
し、かつ加熱手段を内蔵する下部熱板とを有してなる前
記請求項13〜15のいずれかに記載のプレス装置であ
り、請求項17に記載の発明は、前記冷却部は、金型装
置の上面に密着可能な平面を有する下面を有し、かつ冷
却手段を内蔵する上部冷却部と、金型装置の下面に密着
可能な平面を有する上面を有し、かつ冷却手段を内蔵す
る下部冷却部とを有してなる前記請求項12〜15のい
ずれかに記載のプレス装置である。
形用素材を充填する開口部を有する金型板と、この金型
板の下面に装着される下部押さえ板と、この金型板の上
面に装着される上部押さえ板とを要する。
部押さえ板が上部押さえ板を第1保持部材により保持
し、しかもこの第1保持部材は下部押さえ板が上部押さ
え板から離反するように下部押さえ板を保持する。ま
た、金型板は、第2保持部材によって、金型板が上部押
さえ板から離反するように上部押さえ板に保持されてい
る。別の見方をすると、下部押さえ板と上部押さえ板と
は互いに離反するように第1保持部材に保持されている
と言え、また、上部押さえ板と金型板とは互いに離反す
るように金型板が上部押さえ板に第2保持部材に保持さ
れている。
部押さえ板から離反するようにするには、たとえば付勢
部材を使用するのが良い。また第2保持部材において金
型板が上部押さえ板から離反するようにするには、たと
えば付勢部材を使用するのが良い。
成形品を製造する場合、たとえば、上下一対の熱板間に
この金型装置が配置され、下方の熱板が上昇することに
より下部押さえ板を押し上げて下部押さえ板を金型板の
下面に密着させる。この段階で、下部押さえ板を下面に
密着する金型板の開口部に、成形用素材を供給しても良
いし、また、下方の熱板が上昇する以前に、下部押さえ
板の、金型板の開口部に対応する表面に成形用素材を供
給しておいても良い。
あるいは上方の熱板を下降させることにより、金型板の
上面に上部押さえ板を密着させる。金型板の開口部にす
でに装填されている成形用素材たとえば樹脂粉末あるい
は樹脂シートの積層物が上部押さえ板および下部押さえ
板を介して上下の熱板により加圧される。
たとえば加熱ヒータにより所定温度に加熱されているの
で、金型板内の成形用素材は上下の熱板により加熱され
て溶融する。場合によっては、成形用素材中に存在して
いた空気などの気体によって発生する気泡を溶融状態の
成形用素材から抜き取るために、上下の熱板による加圧
を緩めることもあり、脱泡の後に再度上下の熱板による
加圧を継続する。
上下の熱板による加圧を解除すると、たとえば下部押さ
え板が金型板から離反すると共に金型板が上部押さえ板
から離反する。このとき、この熱板に冷却装置が備えら
れているときにはその冷却装置を稼動して熱板を強制的
に冷却すると、加熱されていた熱板が強制的にしかも急
速に冷却されるので、熱板間から金型板を取り出す時間
が短縮され、しかも金型板が冷却されているので作業者
は火傷を負うなどの危険な目に遭うことも防止される。
金型板を取り外してその金型板を、加圧成形品付きの試
料として、たとえば加圧成形品の自動検査装置に装填し
ても良く、また、金型板から板状の加圧成形品を取り外
してその板状加圧成形品を前記自動検査装置に装填して
も良い。
加圧成形して得られた板状もしくはシート状の成形体を
用いてその成形体の表面特性たとえば平滑性、摩擦係数
等を測定し、あるいはその成形体の外観や加熱斑やフィ
ッシュアイ等の有無などを検査あるいは測定する装置を
挙げることができる。
的に配置されていても良く、また、上下一対の熱板間と
その熱板間から退避した位置との間を往復移動すること
ができるように構成されていても良い。なお、前記「固
定的」と言う意味は、上下一対の熱板間とその熱板間か
ら退避した位置との間を往復移動することがないという
意味に理解されるべきである。
持手段により下部押さえ板、金型板および上部押さえ板
がこの順に上下に保持されている。この保持手段は上下
一対の熱板の間に予め固定的に配置されていても良い
し、また上下の熱板の間と上下の熱板から退避した位置
との間を往復動することができるようになっていても良
い。
によって下部押さえ板の上面と金型板の下面とを密着さ
せる。この場合、密着させる前に、成形用素材が下部押
さえ板の、金型の開口部に対応する位置に、成形用素材
が存在していても良いし、また、下部押さえ板の上面に
金型板の下面を密着させてから、金型板の開口部に成形
用素材を供給するようにしてもよい。下部押さえ板の上
面と金型板の下面とが押圧手段によって密着しているの
で、後述する加熱加圧成形時に溶融した成形用素材が、
下部押さえ板と金型板との間に溶融流出することによる
バリの発生がない。
着する金型板の開口部に成形用素材が供給された状態
で、金型板の上面に上部押さえ板が載置され、下部押さ
え板、金型板および上部押さえ板の積層物が上下の熱板
間で加圧される。
の金型装置における加圧操作と同様である。
成形用素材によって金型板と下部押さえ板と上部押さえ
板とが密着しているときには、剥離手段によって金型板
と上部押さえ板とを、また金型板と下部押さえ板とを剥
離する。この剥離手段は、金型板と上部押さえ板とを剥
離し、また金型板と下部押さえ板とを剥離する機能を有
する限り様々の構成を採用することができ、たとえば、
密着している金型板と下部押さえ板との間に挿入される
第1剥離刃および密着している金型板と上部押さえ板と
の間に挿入される第2剥離刃とを有して形成することが
できる。また、この剥離手段として、金型板と下部押さ
え板とを弾発的に分離する第1付勢手段と金型板と上部
押さえ板とを弾発的に分離する第2付勢手段とを有して
形成することもできる。
とを分離した後においては、請求項1に記載の金型装置
におけるのと同様にして、固化した成形用素材を開口部
に有する金型板を試料として、あるいは金型板から取り
はずした加圧成形品を試料として、たとえば自動検査装
置に装填することができる。
構によって下部押さえ板が保持され、第2保持機構によ
って金型板が保持され、第3保持機構によって上部押さ
え板が保持されている。そして、第1保持機構により、
上下の熱板から退避した位置にある下部押さえ板が上下
の熱板間に移送される。第2保持機構により、上下の熱
板から退避した位置にある金型板が上下の熱板間に移送
される。第3保持機構により、上下の熱板から退避した
位置にある丈夫押さえ板が上下の熱板間に移送される。
持機構の構造を適宜に設計することにより、移送された
下部押さえ板が下方の熱板の端面に位置するように第1
保持機構を構成し、下方の熱板の端面に位置する下部押
さえ板の上面に金型板が位置するように第2保持機構を
設計することもできる。このように設計された第1保持
機構および第2保持機構に対しては、上下熱板間におけ
る金型板の上面に密着するように上部押さえ板を熱板よ
り退避した位置から移送されるように第3保持機構を設
計しても良いし、また、上下の熱板間で、下部押さえ板
の上面に密着載置された金型板の上面に上部押さえ板が
配置されるように第保持機構を設計しても良い。
第1保持機構に保持された下部押さえ板の上面に第2保
持機構によりこれに保持された金型板を載置し、下部押
さえ板の上面に金型板を載置した状態で、第1保持機構
および第2保持機構を共働的に動作させることにより、
上下の熱板間に下部押さえ板およびその上面に載置した
金型板を移動させ、次いで、第3保持機構により、上下
の熱板間より退避した位置にある上部押さえ板を上下の
熱板間に移送するようにしても良い。
板が配置される以前に、下部押さえ板の金型板の開口部
に対応する位置に供給されていても良いし、下部押さえ
板の上面に金型板を載置してから、金型板の開口部に、
成形用素材を供給するようにしても良い。
を駆動することにより下部押さえ板、金型板および上部
押さえ板の積層物が上下の熱板により加熱加圧される。
これによって成形用素材の加熱加圧成形が行われる。
の金型装置における加圧操作と同様である。
2保持機構および第3保持機構の駆動により、上下の熱
板間に位置する下部押さえ板、金型板および上部押さえ
板が、上下の熱板間より退避した位置に移動する。この
移動によって、金型板から上部押さえ板および下部押さ
え板が剥離するように設計するのが好ましい。
た金型板は、第2保持機構から脱着され、たとえば自動
検査装置に装填される。あるいは、第2保持機構から脱
着された金型板から固化した加圧成形物を取り出してこ
れを試料としてたとえば自動検査装置に装填するように
しても良い。
うに、前記第1保持機構を、上下の熱板より退避した位
置に設けられた回動可能な第1回動支持部材とこの第1
回動支持部材に回動可能に支持されると共に下部押さえ
板を保持する第1回動保持部材とで形成することができ
る。この場合の第1回動支持部材と第1回動保持部材と
はリンク機構を形成する。
は、第2保持機構が、上下の熱板より退避した位置に設
けられた回動可能な第2回動支持部材とこの第2回動支
持部材に回動可能に支持されると共に金型板を保持する
第2回動保持部材とで形成することができる。この場合
の第2回動支持部材と第2回動保持部材とはリンク機構
を形成する。第3保持機構は、上下の熱板より退避した
位置に設けられた回動可能な第3回動支持部材とこの第
回動支持部材に回動可能に支持されると共に金型板を保
持する第3回動保持部材とで形成することができる。こ
の場合の第3回動支持部材と第3回動保持部材とはリン
ク機構を形成する。
って、下方の熱板の上方に、あるいは下方の熱板の上端
面に下部押さえ板が配置され、下部押さえ板の上面に、
あるいは下部押さえ板の上方に金型板が配置され、金型
板の上面に、あるいは金型板の上方に上部押さえ板が配
置される。そして、上下の熱板によって、下部押さえ
板、金型板及び上部押さえ板が加熱加圧される。
記載の金型装置におけるように、上下の熱板より退避し
た位置にある下部押さえ板の上面であって、金型板の開
口部に対応する位置に予め供給されても良いし、上下熱
板より退避した位置にある下部押さえ板の上面に密着配
置された金型板の開口部内に、予め供給されていても良
いし、熱板の上方または熱板の上端面に配置された下部
押さえ板の上面であって、金型板の開口部に対応する位
置に供給されても良いし、また、熱板の上方または熱板
の上端面に配置された下部押さえ板の上面に密着配置さ
れた金型板の開口部内に供給されるようにしても良い。
は、下部押さえ板、金型板及び上部押さえ板の積層物
(当然のことながら、金型板の開口部には成形用素材が
充填されている。)を上下の熱板で加圧する操作は、前
記請求項1に記載の金型装置における加圧処理操作と同
様である。
けるのと同様の動作にて金型板が取り外され、あるいは
金型板から加圧成形物が取り出され、試料としてたとえ
ば自動検査装置に供される。
間とこの上下の熱板間から退避した位置に金型板を移動
可能に、かつ着脱自在に保持する移動保持部材を備え、
下部押さえ板を保持する第1保持機構は、この移動保持
部材に対して、第1回動支持体と第1回動保持体とでリ
ンク機構を形成する。同様に上部押さえ板を保持する第
3保持機構は、この移動保持部材に対して、第3回動支
持体と第3回動保持体とでリンク機構を形成する。
持すると共に第1回動保持体の他端で回動可能に第1回
動体に結合することにより、下部押さえ板を片持ちする
ような形式であっても、また、移動保持部材の2か所に
おいて回動可能に結合された一対の平行な第1回動支持
体と、一対の回動支持体に回動可能に掛け渡された第1
回動保持体とで第1保持機構を形成しても良い。この場
合は、第1回動保持体は2基の第1回動支持体により両
持ち状態で支持されることになる。
熱板間より完全に退避しない状態で、しかも上下の熱板
間で水平移動の可能な状態で配置されていても良いし、
上下の熱板間と上下の熱板間より退避した位置との間を
水平移動可能に配置されていても良い。
金型装置においては、第1回動支持体と第1回動保持体
とのリンク機構により移動保持部材に保持されている金
型板の下面に下部押さえ板の上面を密着させる。なお、
密着前に、下部押さえ板の上面であって金型板の開口部
に相当する位置に成形用素材を供給していても良く、ま
た、密着後に、金型板の開口部に成形用素材を供給する
ようにしても良い。そして、下部押さえ板の上面に金型
板を密着載置した状態のまま、第1回動支持体及び第1
回動保持体のリンク機構、第3回動支持体及び第3回動
保持体のリンク機構により、また移動保持部材を水平移
動することにより、上下の熱板間で下部押さえ板、金型
板及び上部押さえ板を積層した状態にする。この積層状
態の下部押さえ板、金型板及び上部押さえ板を上下の熱
板で加熱加圧処理をする。
載の金型装置におけるのと同様である。
による加圧を解除して、移動保持部材を水平移動するこ
とにより、下部押さえ板及び上部押さえ板を金型板から
剥離する。
り外し、あるいは、金型板から加圧成形物を取り外し、
前記請求項3におけるのと同様にして金型板もしくは加
圧成形物をたとえば自動検査装置に供する。
板が、上下熱板間を通って巡回すると共に上部押さえ板
も上下熱板間を、前記下部押さえ板の上方を通るように
して巡回する。そして、金型板は、上下の熱板の間から
退避した位置から、上下の熱板間に移動し、そして上下
の熱板の間から退避するように移動する。
に搬送される以前に、下部押さえ板の上面であって金型
板の開口部に相当する位置に成形用素材が供給され、あ
るいは上下の熱板の間に搬送される以前に、下部押さえ
板の上面に金型板が密着載置され、その金型の開口部に
成形用素材が供給される。いずれにしても上下の熱板間
では、下部押さえ板と金型板とが密着し、次いで金型板
の上面に上部押さえ板が密着する。そして、上下の熱板
間で形成された下部押さえ板と金型板と上部押さえ板と
の積層物を上下の熱板が加熱加圧することになる。
の金型装置におけるのと同様である。
から、下部押さえ板、金型板及び上部押さえ板が退避す
る。退避によって、金型板の表面から下部押さえ板及び
上部押さえ板が剥離する。
試料として、あるいは金型板の開口部から加圧成形物を
分離してこれを試料として、たとえば自動検査装置にこ
れを供する。
を充填する開口部を有する金型板を保持する金型板保持
部材の一端に回動可能に下部押さえ板及び上部押さえ板
が装着される。そして、この金型板保持部材自体は、上
下の熱板間と上下の熱板間より退避した位置との間を移
動可能になっており、上下の熱板間では、金型板と下部
押さえ板と上部押さえ板とが積層された状態になり、金
型装置が上下の熱板間より退避すると、金型板保持部材
から上部押さえ板が開き、次いで金型板保持部材から下
部押さえ板が開くようになっている。
金型装置が上下の熱板間よりも退避した位置にあり、こ
の位置では、下部押さえ板が金型板保持部材の一端で回
動して金型板の下面が露出し、上部押さえ板が金型板保
持部材の一端で回動して金型板の上面が露出した状態に
なっているとする。
って移動するにつれて下部押さえ板が回動して金型板の
下面に密着する。金型板の下面に下部押さえ板が密着し
た状態で、金型板の開口部に成形用素材が供給される。
保持する金型板保持部材が更に上下の熱板に向かって移
動すると、上部押さえ板が回動して金型板の上面に上部
押さえ板が密着覆蓋する。そして下部押さえ板、金型板
及び上部押さえ板の積層物が上下の熱板間に向かって移
送され、上下熱板間に配置される。
下の熱板により加熱加圧される。
載の金型装置におけるのと同様である。
下熱板間から退避する。退避する途中で、金型板保持部
材の一端で上部押さえ板が回動して金型板の上面が露出
状態になり、更に金型装置が退避するように移動する
と、金型保持部材の一端で下部押さえ板が回動して金型
板の下面が露出状態になる。
ところで、金型保持部材から金型板を取り外し、開口部
に加圧成形物を有する金型板そのものを試料として、あ
るいは金型板から加圧成形物を取り外してその加圧成形
物を試料として、たとえば自動検査装置にこれを供給す
る。
は、加熱装置および冷却装置が設けられるのが望まし
い。加熱装置および冷却装置が熱板に設けられていると
加熱装置により熱板が迅速に加熱され、上下熱板による
加圧の終了後には、冷却装置により熱板が迅速に冷却さ
れる。したがって、多数の樹脂板あるいは樹脂シートを
次から次に製造する場合にはこの加熱装置及び冷却装置
が加熱板に設けられることにより、成形サイクルの短縮
化を図って迅速に大量の樹脂板もしくは樹脂シートを効
率的に製造することができる。
保持体、上部押さえ板および下部押さえ板はそれぞれそ
れらの一端部で互いに回動可能に結合されているので、
金型板保持体を中心にして、金型板保持体から上部押さ
え板を開き、また下部押さえ板を開くことにより、その
金型板保持体に金型板を容易に装着することができる。
そして金型板保持体に金型板を装着してから上部押さえ
板および下部押さえ板を金型板保持体の表面に密着する
ことにより、上部押さえ板および下部押さえ板で金型板
がサンドイッチされた状態、換言すると、下部押さえ
板、金型板および上部押さえ板が積層された状態になる
ので、非常にコンパクトになる。このコンパクトな状態
になっている、金型板を装着した金型装置がこの発明の
プレス装置に供されることになる。コンパクトな状態に
なっているので、金型装置をプレス装置に装着する操作
が非常に簡易になる。
板は、通常板状であり、その表面に少なくとも一個の開
口部が設けられている。
は、下部押さえ板及び上部押さえ板を介して上下の熱板
により加熱加圧されることにより溶融状態になる。そし
て、上下の熱板を金型装置から分離してあるいは分離せ
ずして金型装置を冷却することにより溶融状態の成形用
素材は固化して加圧成形物が形成される。
いては、下部押さえ板と金型板とを強力に密着させるこ
とにより、加熱加圧処理時に、下部押さえ板と金型板と
の隙間に溶融状態の成形用素材が漏れ出ることが防止さ
れる。同様に、上部押さえ板と金型板とを強力に密着さ
せることによっても、加熱加圧処理時に、上部押さえ板
と金型板との隙間に溶融状態の成形用素材が漏れ出るこ
とが防止される。この上部押さえ板と金型板との隙間か
ら溶融状態の成形用素材が流出するのをより一層確実に
防止するには、請求項10に記載の金型板のように、成
形用素材を充填する開口部を囲繞するように形成された
溝を設けるのが望ましい。溝を設けておくと、金型の上
面と上部押さえ板との隙間から流溢した溶融状態の成形
用素材が溝に貯留する。上部押さえ板と金型板とが強力
に押圧されていると、溝と開口部との間の金型板面と上
部押さえ板の下面とで溶融状態の成形用素材が絞り出さ
れてしまい、開口部から流溢した溶融状態の成形用素材
は溝に貯留されることになる。
との間の金型面が、溝より外側の金型面よりもわずかに
高く設計されているので、上部押さえ板と金型板とが強
力に押圧されていると、溝と開口部との間の金型板面と
上部押さえ板の下面とで溶融状態の成形用素材がより一
層良く絞り出されてしまい、溝と開口部との間の金型板
面と上部押さえ板の下面との間に成形用素材の残渣が生
じなくなる。すなわち、加圧成形物に金型板と上部押さ
え板とに由来するバリの発生を防止することができる。
装置によって下部押さえ板の上面及び上部押さえ板の下
面を清掃し、清掃された下部押さえ板の表面であって、
金型板の開口部に相当する位置に成形用素材を供給す
る、あるいは下部押さえ板の上面に密着載置した金型板
の開口部に成形用素材供給装置で成形用素材を供給し、
下部押さえ板の上面に金型板を重ね、金型板の上面に上
部押さえ板を重ねて上下の熱板で加熱加圧処理をする。
加熱加圧処理の後に、金型装置から金型板を取り外し、
加圧成形物を開口部に装填したままの金型板を試料とし
て、あるいは金型板の開口部から加圧成形物を取り外し
てこれを試料として、たとえば自動検査装置に供する。
するべき点は、加熱加圧装置と冷却装置とを有すること
である。
体を製造する場合、請求項1、2また9に記載された金
型装置が使用される。いずれの金型装置が使用されるに
しても、上部押さえ板の上面を加熱加圧装置における上
部の熱板が押圧し、下部押さえ板の下面が加熱加圧装置
における下部の熱板が押圧する。熱板による加熱と押圧
とで、上部押さえ板と下部押さえ板との間に挟まれた金
型板が加熱加圧される。金型板の開口部内の成形用素材
が溶融する。所定時間の加熱加圧の後に、加熱された状
態の金型板を冷却装置で冷却する。冷却装置での冷却
は、冷却部で行われる。加熱加圧装置から冷却装置への
金型装置の移送は、金型装置移送装置により自動的に行
われる。したがって、加熱加圧装置内で高温度になって
いる金型装置を操作者が手作業で加熱加圧装置内から引
っ張り出すなどの危険な作業が省略され、したがって手
作業による諸々の危険を防止することができる。
装置がさらに付加された構成の、請求項14に記載のプ
レス装置であると、金型板の開口部内への成形用素材の
供給を、作業者の手を経ることなく、自動的に行うこと
ができる。
付加された構成の、請求項15に記載のプレス装置であ
ると、金型装置における上部押さえ板および下部押さえ
板の表面を清掃することができ、これによって、成形用
素材をプレス成形する際に、上部押さえ板および下部押
さえ板の表面に付着する前回のプレス残渣により成形体
の表面が汚染されるのが防止される。
熱板が、金型装置の上面に密着可能な平面を有する下面
を有し、加熱手段を内蔵する上部熱板と、金型装置の下
面に密着可能な平面を有する上面を有し、かつ加熱手段
を内蔵する下部熱板とを有していると、上部熱板および
下部熱板から金型装置への熱伝達効率が向上し、加熱加
圧操作を効率的に行うことができる。
金型装置を迅速にあるいは急速に冷却する機能を有して
いる限りどのような構成であっても良いのであるが、た
とえば請求項17に記載されたように、金型装置の上面
に密着する下面を有し、かつ冷却手段を内蔵する上部冷
却部と金型装置の下面に密着する上面を有し、かつ冷却
手段を内蔵する下部冷却部とを有する構成であると、加
熱された金型装置は、冷却部により急速に冷却される。
冷却後、冷却装置から金型装置を取り出し、更に金型装
置から金型板を取り出す。
ら説明する。
説明図である。
下の熱板1a,1b間に金型装置2が配置される。下部
の熱板1a(下部熱板とも称される。)は、その内部に
加熱ヒータ(図示せず。)と冷却通水管(図示せず。)
とが設けられ、かつその上面が平らに形成されてなり、
下部基台1c上に設置される。この下部基台1cは、図
示しない駆動装置たとえば油圧シリンダーにより上下動
するラム1eのその上下動により上下に移動すること
が、換言すると昇降することができるようになってい
る。この意味でこの下部基台1cを可動板と称すること
もある。上部の熱板1b(上部熱板と称することもあ
る。)は、金型装置2を中にして前記下部熱板1aの上
方に配置される。この上部熱板1bは、下部熱板1aと
同様に、その内部に加熱ヒータ(図示せず。)と冷却通
水管(図示せず。)とが設けられ、しかもその下面が平
らに形成されてなる。この上部熱板1bは、上部基台1
dの下面に固定されている。この上部基台1dはプレス
装置に固定されていてその位置を変えることがない。な
お、ラム1eは、その機能面からすると、下部熱板1a
および下部基台1cを押し上げることもあるから、押し
棒と称されることもある。
部フレーム4と、第1保持部材5と、下部フレーム6
と、下部押さえ板7と、第2保持部材8と、中央フレー
ム9と、金型板10とを有する。
方形をなす枠体であり、上方の熱板1b、上部基台1d
あるいはプレス装置本体の適宜の強固な部材に装着部材
(図示せず。)により取り付けられ、上部フレーム4内
に上部押さえ板3を装着する。第1保持部材5は、上部
フレーム4に開設された貫通孔(図示せず。)に挿通す
ると共に先端部に下部フレーム6を結合する第1支持竿
11とこの第1支持竿11に倦回された付勢部材例えば
スプリングコイル12とを有する。この第1保持部材5
は、下部フレーム6を安定して保持することができるよ
うに、上部フレーム4の4か所たとえば、長方形枠体の
四隅に取り付けられている。
様の長方形の枠体であり、枠体内に下部押さえ板7を保
持している。この下部押さえ板7は、金型板10の下面
に密着するに十分な面積の上面を有する。
に設けられた貫通穴(図示せず。)に挿通すると共に先
端部に中央フレーム9を先端部に結合する第2支持竿1
3とこの第2支持竿に倦回された付勢部材例えばスプリ
ングコイル14とを有する。この第2保持部材8は、中
央フレーム9を安定して保持することができるように、
上部フレーム4の4か所たとえば、長方形の四隅に取り
付けられている。
在に装着されている。
開口部15を有すると共にその開口部の周囲を囲繞する
ように溝16を有する。また、この図2に示す金型板1
0では、開口部15と溝16とに挟まれた上面はその他
の上面と面一なっている。
装置においては、まず上下の熱板1a,1bを、その内
部に設けられている加熱ヒータを動作させることにより
所定の温度に加熱されている。
3に示すように、図示しない成形用素材供給装置によっ
て、下部押さえ板7の上面であって金型板10の開口部
15に相当する位置に所定量の成形用素材たとえば樹脂
粉を供給する。この場合、上下の熱板間に配置された金
型装置2において、金型板10と下部押さえ板7との間
隔が小さい場合には、成形用素材供給装置におけるノズ
ルなどを利用して下部押さえ板7の上面に樹脂粉を供給
するのが良い。また、供給する樹脂粉の量は、開口部1
5に充填されるであろう樹脂の量を勘案して適宜に決定
するのが良い。なお、樹脂粉として各種の熱可塑性樹脂
粉末たとえばポリ塩化ビニル樹脂粉末、ポリエチレン樹
脂粉末等を挙げることができる。また、この明細書にお
いて「樹脂」と言う用語は、熱可塑性樹脂のみならず、
熱可塑性樹脂と種々の添加剤とを含んでなる樹脂組成物
をも含む広い概念である。
に、下方のラム1eを上昇させることにより下部熱板1
aを下部押さえ板7の下面に密着させ、更に下部押さえ
板7の上面を金型板10の下面に密着させることにより
下部押さえ板7と金型板10の開口部15により形成さ
れる凹陥部に、成形用素材供給装置(図示せず。)で、
樹脂粉を供給するようにしても良い。
樹脂粉を供給した場合、樹脂粉の供給後に、ラム1eを
上昇させて下部熱板1aを下部押さえ板7の下面に密着
させてそのまま下部押さえ板7を上昇させる。このと
き、第1保持部材5の上端においては、付勢部材の付勢
力に抗して第1支持竿11が上部フレーム4に設けた貫
通孔中を上昇していく。
さえ板7の上面が金型板10の下面に密着する。この場
合、第2保持部材8においては付勢部材14たとえばコ
イルバネが第2支持竿13に倦回しているので、このコ
イルバネによって金型板10が下部押さえ板7に押圧さ
れることになる。また下部熱板1aが下部押さえ板7を
上方に押圧している。これらの押圧によって下部押さえ
板7の上面に金型板10の下面が密着する。
10の上面が上部押さえ板3の下面に密着し、更に上部
押さえ板3の上面が上部熱板1bの下面に密着すること
になる。すなわち、下部押さえ板7、金型板10及び上
部押さえ板3からなる積層物が上下の熱板1a,1bの
間で加圧されることになる。この上下の熱板1a,1b
は所定の高温度に加熱されているので、金型板10の開
口部15内の樹脂粉が溶融する。
型板10および上部押さえ板3からなる積層物を所定時
間かけて押圧し続けた後に、ラム1eをわずかに下降さ
せることによって加圧をわずかに緩める。加圧を緩める
ことにより、溶融した樹脂中に生じた気泡が除かれる。
ラム1eを再度上昇させて上下の熱板1a,1bで下部
押さえ板7、金型板10および上部押さえ板3を所定時
間加圧する。また、このような加圧および徐圧を適宜の
回数繰り返して、金型板10の開口部15内で溶融した
樹脂に生じた気泡の除去すなわち脱気を行う。
かけて加圧を継続する。
の溶融樹脂の量が多いときには、開口部15から溝16
に溶融樹脂が溢流する。金型板10の上面と上部押さえ
板3とは、上下の熱板1a,1bによって強力に押圧さ
れているので、開口部15と溝16とに挟まれた金型板
10の表面と上部押さえ板3の下面とでこの間隙に存在
する溶融樹脂は絞り出されて溝16に溢流する。
熱を停止し、上下の熱板1a,1b内の冷却通水管中に
冷水を通じて上下の熱板1a,1bを冷却するか、ある
いは、図示しない係止部材によって下部押さえ板7、金
型板10及び上部押さえ板3を積層状態にしたままでラ
ム1eを下降させて上下の熱板1a,1bを上方及び下
方に退避させて、加熱加圧を停止して積層物を冷却す
る。
の熱板1a,1bを冷却した後に、ラム1eを下降させ
ると、上部押さえ板3の下面と金型板10の上面とが剥
離し、次いで金型板10の下面と下部押さえ板7の上面
とが剥離する。また、ラム1eが既に下降していること
により、下部押さえ板7、金型板10および上部押さえ
板3の積層物が上下の熱板1a,1bから分離し、しか
も上下の熱板1a,1bの間にあるときには、図示しな
い係止部材による係止を解除すると、第1支持竿11及
び第2支持竿13に倦回しているコイルスプリング1
2,14によって、金型板10の上面から上部押さえ板
3が剥離すると共に金型板10の下面から下部押さえ板
7が剥離する。
後に、金型板10を中央フレーム9から除去し、固化し
た樹脂成形体を開口部15に有する金型板10をそのま
ま試料として、あるいは、金型板10から取り外した樹
脂成形体を試料として、樹脂成形体の自動検査装置に装
填する。
定的に装着されているが、金型装置は、上下の熱板間と
この上部基台間より退避した位置に水平移動可能に形成
されていても良い。
動装置により上部フレーム4を水平移動する金型装置2
を挙げることができる。この図5に示す金型装置2にあ
っては、下部フレーム6を押し上げるために、下部フレ
ーム6の下端を突き上げる押圧手段17が設けられてい
る。この押圧手段17は、先端部に押圧部を有するプラ
ンジャー17aとこのプランジャー17aを上下動させ
る油圧シリンダー17bとで形成することができる。
使用することもできる。図6に示す金型板10は、開口
部15と溝16との間の表面部10aの高さが溝16よ
りも外側の表面の高さよりもわずかに高く設定されてい
る。このように、前記表面部10aの高さが他の表面の
高さよりもわずかに高く設定すると、上下の熱板1a,
1bで加圧する際に、加圧力によって表面部10aと上
部押さえ板3の下面とに存在する溶融樹脂が強力に絞り
出されて、溝16内に溢流する。したがって、加圧成形
により樹脂成形体には、バリの発生がなくなる。
ける下部熱板1aおよび上部熱板1bには、図1に示さ
れるプレス装置における下部熱板1aおよび上部熱板1
bにおけるのと同様に、加熱装置たとえば加熱ヒータお
よび冷却装置たとえば冷却通水管が設けられている。こ
の加熱ヒータおよび冷却通水管の作用については前述し
た通りである。
を組み込んだこの発明の一実施例であるプレス装置を示
す。
は、プレス装置本体に固定された上部基台21cの下面
に装着された上方の熱板21a(上部熱板と称されるこ
ともある。)と、前記上部熱板21aの下方に配置さ
れ、しかも図示しない駆動手段により上昇及び下降の可
能なラム21eの上端に固定された下部基台の上面に装
着された下方の熱板21b(下部熱板と称されることも
ある。)と、この上下の熱板21a,21bの間に配置
されると共に熱板21aに結合された金型装置22と、
上下の熱板21a,21bの間隙に臨むように配置され
た清掃装置23と、上下の熱板21a,21bの間隙に
臨むように、しかも前記清掃装置23とは反対側に配置
された金型脱着装置24と、この金型脱着装置24の配
置された側と同じ側に配置された成形用樹脂供給装置2
5とを有する。
第1保持機構と第2保持機構と第3保持機構とを有す
る。この第3保持機構は、一対の相対向する第3水平支
持体26と、この第3水平支持体26の一端寄りにおい
て、この一対の第3水平支持体26間に掛け渡された一
対の第3保持体27と、この第3保持体27に固定され
た上部押さえ板28とを有する。そしてこの上部押さえ
板28は、上部の熱板21a(上部熱板とも称すること
がある。)の下端面に固定されている。なお、このプレ
ス装置20にあっては、上部熱板21aに向かった下方
の熱板21b(下部熱板とも称することがある。)がラ
ム21eの上昇運動により上昇し、上部熱板21aに対
して下部熱板21bが押圧する方式によってプレスが行
われる。
る上部基台、ならびに下部熱板21bを上面に有する下
部基台およびこの下部基台を昇降させるラムが、作図上
の便宜から図示されていない。上部熱板21aを固定す
る上部基台21c、ならびに下部熱板21bを上面に有
する下部基台21dおよびこの下部基台21dを昇降さ
せるラム21eについては、図7に模式的に図示されて
いる。
水平断面が円形であるように描かれているが、上部押さ
え板28の形状に合わせてその水平断面が四角形あるい
は長方形であっても良い。上部熱板21aは、上部押さ
え板28を介して金型板33に均一な熱を加えるため
に、上部押さえ板28の形状に合わせた水平断面が方形
あるいは長方形などの形状を有することが望ましい。
には、第3縦支持体29が、回動可能に結合されてい
る。この一対の第3縦支持体29の下端には、第2水平
支持体30が回動可能に結合されている。他方の第3水
平支持体26の端部それぞれにも、他方の第3縦支持体
29が、回動可能に結合されている。この一対の他方の
第3縦支持体29の下端にも、他方の第2水平支持体3
0が回動可能に結合されている。
一方の一対の第3縦支持体29と一方の第2水平支持体
30とで四辺形が形成される。もちろん、他方の第3水
平支持体26と他方の一対の第3縦支持体29と他方の
第2水平支持体30とでも四辺形が形成される。
トン31aにより回動される。したがって、第1ピスト
ン31aにより第3縦支持体29が図中の矢印方向に回
動することにより前記四辺形が平行四辺形になることが
できる。
の向かい合う面には、案内溝32が形成されている。こ
の一対の案内溝32に金型板33の端部を挿入すること
により、この第2水平支持体30間に金型板33を装着
することができる。金型板33の装着位置は、たとえ
ば、第3水平支持体26に装着される上部押さえ板28
が前記第3水平支持体26に装着位置とは反対側、つま
り上部押さえ板28が第3水平支持体26一方の端寄り
であると、金型板33は第3水平支持体26の他方寄り
になるように第2水平支持体30に装着される。第2保
持機構はこの第2水平支持体30を有して構成される。
される金型板10を使用することができる。図2または
図6に示す金型板10を使用すると、前述したように、
樹脂成形体におけるバリ発生を防止することができる。
前記第3縦支持体29の二か所の結合点には、第1縦支
持体34が回動可能に結合されている。この一対の第1
縦支持体34それぞれの下端には、第1水平支持体35
が回動可能に結合されている。他方の第2水平支持体3
0における、前記第3縦支持体29の二か所の結合点に
も、他の第1縦支持体34が回動可能に結合されてい
る。この他方の一対の第1縦支持体34それぞれの下端
にも、他方の第1水平支持体35が回動可能に結合され
ている。
により回動可能になっている。したがって、この第2ピ
ストン31bの駆動により第1縦支持体34を回動する
ことにより、第2水平支持体30と一対の第1縦支持体
34と第1水平支持体35とで形成された四辺形が平行
四辺形になることができる。
水平支持体35には一対の第1保持体36が掛け渡され
ており、この一対の第1保持体36に下部押さえ板37
が固定して装着される。
トン31b、第1縦支持体34、第1水平支持体35、
第1保持体36とを有して構成される。なお、以上の説
明において、「第1縦支持体」および「第3縦支持体」
と称したが、この表現における「第1」およ「第3」は
説明の便宜上使用されただけであり、「第2縦支持体」
はこの金型装置に存在しない。
22の初期状態では、上部押さえ板28が上部熱板21
aの下端面に固定され、下部押さえ板37は下部熱板2
1bに向かう合う位置に、したがって、下部押さえ板3
7と上部押さえ板28とが上下に向かい合う位置関係を
以て配置され、金型板33は上下の上部熱板21a,2
1b間よりは退避した位置に待機している。
の上部熱板21a,21bに臨む適宜の位置に配置され
ると共に、伸縮自在の腕部材の先端に装着された清掃ロ
ーラ38を有している。この清掃装置23は、前記初期
状態にある金型装置22における上部押さえ板28に向
かって前記腕部材を伸張させ、上方押さえ板28の下面
を前記清掃ローラ38を転動させることにより、また、
下部押さえ板37に向かって前記腕部材を伸張させ、下
部押さえ板37の上面を前記清掃ローラ38を転動させ
ることにより、上部押さえ板28の下面及び下部押さえ
板37の上面を清掃することができるようになってい
る。
5は、上下の熱板21a,21bに対して前記清掃装置
23とは反対側の、しかも上下の熱板21a,21b間
から移動してきた金型板33に臨むように適宜に設定さ
れた位置に配置され、その先端部から樹脂粉を落下させ
ることができるホッパ39を有する。
30の前進方向に配置されており、前進してきた第2水
平支持体30に装着されている金型板33の端部を把持
するチャック40を有する。また、このチャックは前後
進可能に形成されている。
る。
31a及び第2ピストン31bを共働的に駆動すること
により図9に示すように、上下の熱板21a,21b間
よりも退避した位置で金型板33の下面に下部押さえ板
37の上面が接触するようにする。なお、第2ピストン
31bと第1ピストン31aとによる駆動力を適宜に調
整することにより、下部押さえ板37の上面と金型板3
3の下面とが十分に密着するようにするのが良い。下部
押さえ板37の上面と金型板33の下面とが十分に密着
していると、下部押さえ板37の上面と金型板33の下
面との間に隙間を生じることがなくなるからである。隙
間がなくなると、後述するように、溶融した樹脂が金型
板33の下面と下部押さえ板37の上面との間に入り込
むことがなくなり、樹脂成形物にバリが発生するのを防
止することができる。
の上面に金型板33の下面が密着している状態におい
て、成形用樹脂供給装置25により金型板33の開口部
41に所定量の樹脂粉を供給する。
a及び第2ピストン31bを共動して駆動することによ
り第1縦支持体34と第3縦支持体29とを回動させ
て、上部押さえ板28の下面に金型板33の上面が密着
するようにする。金型板33が移動する間、終始、第1
ピストン31a及び第2ピストン31bを共動的に駆動
することにより、金型板33の下面に下部押さえ板37
の上面が密着しているようにする。
え板28の下面に密着した状態では、図10に示すよう
に、金型板33の下面には下部押さえ板37の上面が密
着していることになる。
より下部熱板21bをこれを上昇させ、上下の熱板21
a,21bにて、金型板33、下部押さえ板37及び上
部押さえ板28を加熱加圧する。
が溶融したところで、上下の熱板21a,21bによる
加圧を緩和する。この加圧を緩めることにより、溶融し
た樹脂中に存在する気泡を除くことができる。
の熱板21a,21bによる加圧を開始し、そして所定
時間の加熱加圧処理を継続する。
し、下部熱板21bを下降させると共に第1ピストン3
1a及び第2ピストン31bを共働して駆動することに
より、図11に示すように金型装置22を初期状態に戻
す。
掃装置23により上部押さえ板28の下面を清掃ローラ
38で清掃し、また下部押さえ板37の上面を清掃ロー
ラ38で清掃する。
bを共働的に駆動することにより、第2水平支持体30
を金型脱着装置24に向けて移動させる。金型脱着装置
24により第2水平支持体30に装着されている金型板
33を金型装置22から取り出し、この金型脱着装置2
4により、樹脂成形物を有する金型板33そのままをた
とえば自動検査装置に装填する。
を使用すると、人手を労することなく、樹脂成形物を作
成することができる。また、このプレス装置は、樹脂成
形物の自動検査装置と組み合わせることもできる。
た上方の熱板60(上部熱板と称することがある。)
と、この上部熱板60に対向して下方に配置された下方
の熱板63(下部熱板と称することがある。)と、支持
部材51に装着された金型装置53と、図13に示すよ
うに、上下の熱板60,63の間隙に臨むように配置さ
れた清掃装置54と、上下の熱板60,63の間隙に臨
むように、しかも前記清掃装置54とは反対側に配置さ
れた金型板脱着装置54Aと、この金型板脱着装置54
Aの配置された側と同じ側に配置された成形用樹脂供給
装置55とを有する。
に装着された方形の上方基台56と、この方形の上方基
台56の四隅に設けられた貫通孔にそれぞれ挿通された
支持棒57と、この支持棒57の先端部に装着された金
型装着用フレーム58と、前記支持棒57に倦回された
付勢部材たとえばコイルスプリング59と、前記上方基
台56の下面に設けられた上部熱板60の下面に装着さ
れた上部押さえ板61と、図示しない駆動装置により上
下動可能なラム52の先端に設けられ、上面に下部熱板
63を備えた方形の下方基台62と、その下方基台62
の上面に設けられた下部熱板の上面に設けられた下部押
さえ板64とを有する。
加熱装置たとえばスチーム配管または加熱ヒータが組み
込まれ、また、冷却装置たとえば冷却通水管が配設され
ている。この上部熱板60および下部熱板63はその加
熱装置により迅速に加熱されることができ、また一端加
熱された後においても前記冷却装置により迅速に冷却さ
れることができる。
用フレーム58を前記上方基台56から離反するように
付勢している。金型装着用フレーム58は、その平面形
状としてコ字状をなし、また、そのコ字状の一部をなす
相対向している辺には案内溝65が形成されている。そ
して、このコ字状をなす金型装着用フレーム58の解放
部分から金型板66が前記案内溝65にその端辺を挿入
するようにして装着される。
いては、図示しない駆動装置、その駆動装置により上下
動可能なラム52およびその先端に設けられた下部基台
62が、下部押さえ板64の上面と金型板66の下面と
を強制的に密着させる押圧手段になっている。また、上
部基台56、支持棒57およびコイルスプリング59に
より、プレス終了後に金型板66と上部押さえ板61と
を強制的に剥離する剥離手段になっている。
臨む適宜の位置に配置されると共に、伸縮自在の腕部材
の先端に装着された清掃ローラ67を有している。この
清掃装置54は、前記金型装置53における上部押さえ
板61に向かって前記腕部材を伸張させ、上部押さえ板
61の下面を前記清掃ローラ67を転動させることによ
り、また、下部押さえ板64に向かって前記腕部材を伸
張させ、下部押さえ板64の上面を前記清掃ローラ67
を転動させることにより、上部押さえ板61の下面及び
下部押さえ板64の上面を清掃することができるように
なっている。
ズルを有していてそのノズルによって下部押さえ板64
の上面に樹脂粉を供給することができるようになってい
る。
型装着用フレーム58に臨んで配置されると共に、金型
板66の端部を把持するチャック68を有する。また、
このチャック68は前後進可能に形成されている。
説明する。
いノズルを図中の矢印に示すような軌跡を以て上下の熱
板60,63間に挿入することにより、下部押さえ板6
4の上面であって金型板66の開口部69に相当する位
置に所定量の樹脂粉を供給する。次いでそのノズルを上
下の熱板60,63間から退避させる。金型装着用フレ
ーム58に、金型板脱着装置54Aにより金型板66を
挿入する。
ンジャー等を駆動することによりラム52を上昇させ
る。ラム52の上昇により、その上端に設けられた下部
基板62及び上部熱板63も上昇する。そして、下部押
さえ板64が金型板66に接触する。更にラム52を上
昇させると、下部押さえ板64の上昇力によりコイルス
プリング59の付勢力に抗した金型板66が上方に押し
上げられる。ラム52を更に上昇させると、金型板66
の上面が下部押さえ板61に当接する。ラム52を上昇
させることにより、金型板66は、固定された上部押さ
え板61と上昇しようとする下部押さえ板64とによ
り、強固に挟まれる。
度に加熱されているので、金型板66の開口部69内に
装填された樹脂粉末が溶融し、加圧成形される。
板66と上部押さえ板61とが強固に圧着されているの
で、この金型板66の下面と下部押さえ板64の上面と
の強固な密着により、樹脂粉が溶融状態になっても、溶
融樹脂が、金型板66の下面にしみ込むことがなくな
り、したがって樹脂成形物にバリの発生することが防止
される。
図6に示される金型板10を使用することができる。図
2または図6に示す金型板10を使用すると、前述した
ように、樹脂成形物におけるバリ発生を防止することが
できる。
は、図7に示すプレス装置50におけるのと同様であ
る。すなわち、樹脂粉の溶融、溶融した樹脂からの脱
泡、再度の加熱加圧を行う。
び下部熱板63に設けられている加熱装置の作動を停止
し、冷却装置を駆動することにより、加熱された上部熱
板60および下部熱板63を迅速に冷却する。
部熱板63が冷却された後に、ラム52を下降させる
と、先ず、上部押さえ板61が金型板66の上面から剥
離し、更にラム52を下降させると、金型板66の下面
から下部押さえ板64の上面が剥離する。
金型板脱着装置54Aにより取り外す。金型板脱着装置
54Aにおけるチャック68で把持されている金型板6
6をたとえば自動検査装置に装填する。
板61の表面及び下部押さえ板64の表面を清掃する。
能な上方の熱板81(上部熱板と称することもある。)
と、この上方の熱板81に対向して下方に配置された下
方の熱板82(下部熱板と称することもある。)と、上
下の熱板81,82間と上下の熱板81,82間より退
避した位置に移動可能な金型装置83と、上下の熱板8
1,82の間隙に臨むように配置された清掃装置84
と、上下の熱板81,82の間隙に臨むように、しかも
前記清掃装置84とは同じ側に配置された金型板脱着装
置85と、この金型板脱着装置85の配置された側と同
じ側に配置された成形用樹脂供給装置86とを有する。
により昇降および下降するラム81aの下端部に装着さ
れた上部基台81bの下面に装着される。下部熱板82
は下部基台82aの上面に固定される。この実施例にお
いては、上部熱板81が下部熱板82に向かって下降
し、上昇するようになっている。また、上部熱板81と
下部熱板82には、図示しない加熱装置たとえばスチー
ム配管や加熱ヒータが装着され、また図示しない冷却装
置たとえば冷却通水管が設けられている。したがって、
加熱装置を動作させることにより、上部熱板81および
下部熱板82は迅速に加熱され、またこの加熱装置の動
作を停止した後に冷却装置を動作させると、加熱された
上部熱板81および下部熱板82が迅速に冷却されるこ
とになる。
は、図15に示すように、樹脂粉を充填するための開口
部を有する金型板(たとえば図2および図7に示すよう
な金型板)を保持するところの、金型板保持部材として
の金型板保持体87と、この金型板保持体87の一端部
において回動可能に結合され、金型板の上面に重ね合わ
せることのできる上部押さえ板88と、この金型板保持
体87の、前記上部押さえ板88が結合されているのと
同じ一端部において、回動可能に結合され、金型板の下
面に重ね合わせることのできる下部押さえ板89とを有
し、前記金型板保持体87の両側部の前後にはそれぞれ
第1ガイド輪91が回転可能に装着され、前記上部押さ
え板88の両側部の前方にはそれぞれ第2ガイド輪が回
転可能に装着され、また、前記下部押さえ板89の両側
部の前方にはそれぞれ第3ガイド輪が回転可能に装着さ
れる。そして、上部押さえ板88は第2ガイド輪92の
設けられていない端部において、金型板保持体87の端
部で回動することにより、金型板保持体87に対して上
部押さえ板88が開き(比喩として言うと、「口を開け
る」状態になる。)、下部押さえ板89が第3ガイド輪
93の設けられていない端部において金型板保持体87
の端部で回動することにより、金型板保持体87に対し
て下部押さえ板89が開く(比喩として言うと、「口を
開ける」状態になる。)。
例として、金型板を保持する金型板保持体と、上部押さ
え板を保持する上部押さえ板保持体とを互いに一端部で
結合すると共に同じ結合端部位置で、金型板保持体と、
下部押さえ板を保持する下部押さえ板保持体とを回動可
能に結合し、下部押さえ板保持体と金型板保持体と上部
押さえ板とを重ねると、金型板の下面に下部押さえ板の
上面が密着すると共に金型板の上面に上部押さえ板の下
面が密着するような構造を有する金型装置を挙げること
ができる。
14に示すように、モータなどの駆動装置により前後進
するロッド90Aを有する金型板駆動装置90により、
上下の熱板81,82間から上下の熱板81,82の間
の位置より退避した位置に移動することができるように
なっている。そしてこの金型装置83は、前記金型板駆
動装置90により一定の軌跡を以て進行するようにこの
金型装置83の移動を案内する一対の第1ガイド輪91
を備え、他方、上部押さえ板88にも、この上部押さえ
板88を所定の軌跡に従って運動することができるよう
に、第2ガイド輪92を備え、また、下部押さえ板89
にもこの下部押さえ板89を所定の軌跡に従って運動す
ることができるように、第3ガイド輪93を備える。
装置85に向かって、あるいはこの逆に金型装置83が
水平直線移動することができるように、第1ガイド輪9
1が走行する直線状の第1ガイドレールが、上下の熱板
81,82の間の所定位置から金型板脱着装置85に向
かって延在している(特に図示せず。)。
輪92が走行する第2ガイドレール(図示せず。)は、
金型装置83が次のような運動をするように、上下の熱
板81、82の間の所定の位置から金型板脱着装置85
に向かって延在している。金型装置83の運動は、金型
装置83が上下の熱板81,82間から退避すると金型
板保持体87の上面から上部押さえ板88がその一端を
回動中心にして上側に回動し、金型装置83が更に進行
すると上部押さえ板88が回動可能な結合点を中心にし
てたとえば大きく後ろ側に反り返るように、上部押さえ
板88が金型板保持体87から開く運動である。
ール(図示せず。)は、金型装置83が次のような運動
をするように、上下の熱板81、82の間の所定の位置
から金型板脱着装置85に向かって延在している。金型
装置83の運動は、金型装置83が上下の熱板81,8
2間から退避すると金型板保持体87の下面から下部押
さえ板89がその一端を回動中心にして下側に回動し、
金型装置83が更に進行すると下部押さえ板89が回動
可能な結合点を中心にして金型板保持板87に対して直
角になるように下部押さえ板89が金型板保持体87か
ら開く運動である。
するための上部清掃装置84aと、下部押さえ板89を
清掃するための下部清掃装置84bとの二組が設けられ
ている。いずれも伸縮自在の腕部材の先端部に清掃ロー
ラ94を備えている。そして、上部清掃装置84は、金
型装置83の進行方向において上方に配置され、下部清
掃装置84は金型装置83の進行方向において下方に配
置されている。
行方向先端に配置され、金型板の端部を把持するチャッ
ク95を有する。また、このチャック95は前後進可能
に形成されている。
の進行方向において上部押さえ板88が金型板の上面か
ら開いた状態になる位置に臨んで配置され、金型板の開
口部に所定量の樹脂粉を供給することができるようにな
っている。
下の熱板81,82間に金型装置83が配置された場合
であっても良く、また、金型板脱着装置85に金型装置
83が臨む位置に配置された場合であってもよいのであ
るが、説明の便宜上、初期位置として、上下の熱板8
1,82間に金型装置83が配置されているときを初期
状態とする。
置83においては、前述したように、金型板の上面に上
部押さえ板88が重ねられ、金型板の下面には下部押さ
え板89の上面が密着している。
上下の熱板81,82間から退避するように水平移動し
ていくと、第2ガイド輪92が転動する第2ガイドレー
ルに案内されて、金型板保持体87の上面から上部押さ
え板88が回動し、遂にはこの上部押さえ板88がほぼ
垂直な状態にまで回動する。更にこの金型装置83が水
平移動すると、第3ガイド輪93が転動する第3ガイド
レールに案内されて、金型板保持体87の下面から下部
押さえ板89が回動し始める。また、上部押さえ板88
が更に回動する。最終的に、金型装置83が金型板脱着
装置85に臨む位置に達すると、上部押さえ板88が反
対側に反り返った状態にまで回動すると共に、下部押さ
え板89が金型板の下面に対しほぼ垂直になる位まで回
動している。
ている金型板を金型板脱着装置85により交換し、金型
板保持体87に金型板が未装着であるならば、金型板脱
着装置85により新たに金型板を金型板保持体87に装
着する。
板88の表面を清掃すると共に下部清掃装置84により
下部押さえ板89の表面を清掃する。
び下面は、上部押さえ板88及び下部押さえ板89が回
動していることにより解放状態であるから、金型板保持
体87に金型板を容易に装着することができる。
り、この金型装置83を上下の熱板81,82間に向か
って引き込む。
間に向かって移動する過程において、先ず、下部押さえ
板89が金型板の下面に重ねられ、下部押さえ板89の
上面と金型板の下面とを密着させる。この状態のままで
更に金型板駆動装置90で金型装置83を上下の熱板8
1,82間に向かって引き込む。
って、上部押さえ板88を解放すると共に下部押さえ板
89と金型板とが密着した状態で金型装置83が成形用
樹脂供給装置86の下方に到着すると、金型板駆動装置
90は金型装置83の移動を一端停止する。
口部に成形用樹脂供給装置86から所定量の樹脂粉が供
給される。
置90により金型装置83が上下熱板81,82の間に
向かって移動する。その移動に伴って、上部押さえ板8
8が金型板の上面に重ねられていく。金型装置83が上
下熱板81,82の間に到着したときには、すでに金型
板の上面に上部押さえ板88の下面が重ね合わされ、金
型板の下面には下部押さえ板89の上面が重ね合わされ
ている。
と上部押さえ板88と下部押さえ板89とを積層した状
態で、これらの三者を上下の熱板81,82で加熱加圧
する。
理については今までにおいて説明した通りである。
施例では、ラム81aが下部熱板82の上方に配置され
ていることである。ラム81aが下降すると上部熱板8
1も下降し、更にラム81aが下降を続けると遂には下
部熱板82の上面と上部熱板81との間に金型装置83
が挟み付けられ、ラム81aの下降による押圧力によ
り、金型装置83における金型板が上部押さえ板88お
よび下部押さえ板89により強固に押圧される。また上
部熱板81および下部熱板82の加熱により金型板の開
口部に充填された樹脂粉末が溶融する。
今までに説明した例と同様である。
よび下部熱板82における冷却装置を動作させることに
より、加熱された上部熱板81および下部熱板82を迅
速に冷却する。この冷却によって、金型装置83も迅速
に冷却される。そして、金型装置83は、逆の手順を辿
って上下の熱板81,82間から金型板脱着装置85に
向かって移動し、その移動の過程において、金型板の上
面から上部押さえ板88が開き、金型板の下面から下部
押さえ板89が開いていく。金型装置83が金型板脱着
装置85に臨む最終位置に到達したときには、金型板保
持体87の上面及び下面は完全に開放されているので、
金型板脱着装置85により容易に金型板を金型板保持体
87から取り外すことができる。
87と下部押さえ板89とは付勢部材などで結合してお
き、金型板の下面に下部押さえ板89の上面が強固に密
着するようにしておくのが良い。
可能な上方の熱板101(上部熱板と称することがあ
る。)と、この上部熱板101の下端面に相対向して下
方に配置された下方の熱板102(下部熱板と称するこ
とがある。)と、この上下の熱板101,102間を通
って巡回する下部押さえ板巡回手段103と、上下の熱
板101,102間より退避した位置から金型板104
を上下の熱板101,102間に移送し、上下の熱板1
01,102間より退避した位置へと金型板104を移
送する金型板搬送手段(図示せず。)と、上下の熱板1
01,102間を通って巡回する上部押さえ板巡回手段
105と、成形用樹脂供給装置106と、複数の金型板
104を収容した金型板供給箱107と、この金型板供
給箱107から一枚づつ金型板104を送り出す金型板
送り出し装置108と、上部押さえ板巡回手段105の
一部をなす下部巡回ベルト109の表面を清掃する第1
清掃装置114と、下部押さえ板巡回手段103の一部
をなす下部巡回ベルト111の表面を清掃する第2清掃
装置115と、加熱加圧処理の終了した金型板104を
収容する収容箱112と、収容箱112にまで金型板1
04を搬送する搬送装置116とを有する。
である。
けられた図示しない駆動装置により昇降および下降の可
能なラム101aの下端部に固着された上部基台101
bの下面に設けられ、また下部熱板102はこのプレス
装置本体に固定された下部基台102bの上面に固定さ
れる。また、上部熱板101と下部熱板102には、図
示しない加熱装置たとえばスチーム配管や加熱ヒータが
装着され、また図示しない冷却装置たとえば冷却通水管
が設けられている。したがって、加熱装置を動作させる
ことにより、上部熱板101および下部熱板102は迅
速に加熱され、またこの加熱装置の動作を停止した後に
冷却装置を動作させると、加熱された上部熱板101お
よび下部熱板102が迅速に冷却されることになる。
輪と、駆動輪と、この駆動輪を回転駆動する駆動手段
と、従動輪および駆動輪に倦回された無端状の耐熱部材
製たとえば金属製のベルトすなわち下部巡回ベルト11
1とを有して構成される。この下部巡回ベルト111は
上部熱板101と下部熱板102との間を通るように配
設される。
輪と、駆動輪と、この駆動輪を回転駆動する駆動手段
と、従動輪および駆動輪に倦回された無端状の耐熱部材
製たとえば金属製のベルトすなわち上部巡回ベルト10
9とを有して構成される。この上部巡回ベルト105は
上部熱板101と下部熱板102との間を通るように配
設される。
に作用する。金型送り出し装置108によって、金型板
供給箱107内の一枚の金型板104が、下部押さえ板
巡回手段103に向かって送り出される。送り出された
金型板104が下部巡回ベルト111上に載置される
と、下部巡回ベルト111が巡回を開始し、金型板10
4が成形用樹脂供給装置106の直下に到着すると、下
部巡回ベルト111の巡回が停止する。そして、成形用
樹脂供給装置106から金型板104における開口部内
に所定量の成形用素材が投下される。
が開始され、金型板104を上部熱板101と下部熱板
102との間に向かって搬送して行く。
の上部に到着すると、下部巡回ベルト111の巡回移動
が停止する。張力調節機構113が駆動することによ
り、下部巡回ベルト111と上部巡回ベルト109の張
力が緩んで、下部巡回ベルト111が下部熱板102の
上面に接する。このとき、金型板104は、下部熱板1
02上に、下部巡回ベルト111を介して、換言すると
下部巡回ベルト111を敷いた状態で載置されている。
ラム101aが下降して下部熱板101が、上部巡回ベ
ルト109を押し下げ、遂には下部熱板101が上部巡
回ベルト109を介して金型板104を上方から加熱加
圧する。所定時間をかけて上部熱板101と下部熱板1
02とで金型板104を加熱加圧する。加熱加圧により
金型板104における開口部内の樹脂粉末が溶融する。
1の加圧を緩めたり、加圧したりすることを繰り返すこ
とにより、金型板104の開口部内に生じる気泡を脱気
する。この脱気操作は、基本的にはこれまでに説明して
きたプレス装置におけるのと同様である。この実施例の
場合、上部巡回ベルト109が上部押さえ板の機能を担
い、下部巡回ベルト111が下部押さえ板の機能を担
う。
行った後に、この上下の熱板101、102に冷却装置
が備わっているときには、その冷却装置を駆動して金型
板104を冷却する。
01aを上昇させると共に、張力調整機構113を駆動
して上部巡回ベルト109に所定のテンションをかけ
る。テンションがかかると上部巡回ベルト109は金型
板104の上面から離脱する。したがって、この張力調
節機構113およびラム101aを含む機構は、金型板
から上部押さえ板を強制剥離する剥離手段に相当する。
ルト111に所定のテンションをかけると、下部巡回ベ
ルト111が下部熱板103の上面から離脱し、下部熱
板103の上面の上方に張り渡った状態になる。
により、下部巡回ベルト111上の金型板104が、搬
送装置116に向かって搬送されていく。下部巡回ベル
ト111の搬送方向が水平方向から下方に方向転換する
部位において、下部巡回ベルト111上の金型板104
は通常、自動的に下部巡回ベルト111の表面から金型
板104が剥離する。
搬送水平面上の金型板104が搬送装置116上に移り
変わるときに、下部巡回ベルト111における搬送水平
面と金型板104との間に挿入される剥離刃が、その剥
離刃の先端が下部巡回ベルト111の表面を摺擦するよ
うに配設されていると、下部巡回ベルト111から金型
板104を更に容易に剥離することができる。
104は搬送装置116に搬送されて、収納箱112に
収納される。
され、第1清掃装置114によりその表面が清掃され
る。下部巡回ベルト111が巡回することにより、第2
清掃装置115によりその表面が清掃される。
は、上部熱板101および下部熱板102に加熱装置お
よび冷却装置が備えられているが、この上部熱板101
および下部熱板102には加熱装置が設けられていて冷
却装置が設けられていない構成であっても良い。
熱板および上部熱板が冷却装置を設けていない場合に
は、加熱装置を有する上部熱板および下部熱板に隣接し
て冷却装置を設けるのが良い。上下の熱板に隣接して設
けられる冷却装置としては、上下の熱板で加熱された金
型装置を上下に挟み込む上部冷却部及び下部冷却部から
なる冷却装置、あるいは加熱された金型装置に冷却ガス
を吹きつける冷却気体噴射ノズルを有する構成の冷却装
置等を挙げることができる。
ス装置を示す概略説明図である。
120、下部熱板121、下部押さえ板128と、上部
押さえ板129と、第1回動保持部材124と、第1回
動支持部材と、金型板保持部材121と、駆動手段12
2と、第3回動保持部材126と、第3回動支持部材1
27とを有する。
されたところの図示されていない上部基台の下部に装着
される。下部熱板121は、プレス装置本体に設置され
たところの、図示しない上下動可能なラムと、そのラム
の上部に固定された下部基台と、その下部基台の上部に
設けられた下部熱板121とを有する。この上部熱板1
20および下部熱板121は、少なくとも上部熱板12
0の下面および下部熱板121の上面を加熱する加熱装
置たとえば加熱ヒータおよび少なくとも上部熱板120
の下面および下部熱板121の上面を冷却する冷却装置
たとえば冷却通水管を備え、上部熱板120の下面と下
部熱板121の上面とが所定の間隔を有して上部熱板1
20と下部熱板121とが相対向するように上下に配置
されている。
図2あるいは図6に示すような形態を有する金型板を保
持する構造を有し、この金型板保持部材121は、駆動
手段122により、上部熱板120と下部熱板121と
の間の位置とそこを退避した位置とに金型板123を移
動することができるようになっている。
部材126を回動可能に支持する限りその構造に特に制
限はない。この第1回動支持部材127に回動可能に支
持された第1回動保持部材126は、上部押さえ板12
9を保持する。第1回動支持部材127の回動運動によ
り、上部熱板120と配置された金型板123との間か
ら、上部熱板120と下部熱板121との間から退避し
た位置まで、あるいはこの逆となるように、上部押さえ
板129を移送する。上部熱板120と下部熱板121
との間で上部押さえ板129の下面が金型板123の上
面に接するような位置で第1回動支持部材の回動運動が
停止する。
材124と同様の機能および構成を有する。第3回動保
持部材124は、下部押さえ板128を保持する外に前
記第1回動保持部材126と同様の構成を有する。第1
回動保持部材126と異なるのは、上部熱板120と下
部熱板121との間で、第1回動保持部材126の最終
停止位置は、金型板123の下面に下部押さえ板128
の上面が接する位置である。
金型装置は、金型板123、上部押さえ板129、下部
押さえ板128、第1回動保持部材126、第1回動支
持部材127、第3回動保持部材124、第3回動支持
部材を有して構成されている。
部押さえ板128および金型板123が上部熱板120
と下部熱板121との間から退避した位置にある。
0と下部熱板121との間から退避していた金型板12
3を、上部熱板120と下部熱板121との間に挿入
し、所定の位置にこれを配置する。
押さえ板128の上面に所定量の樹脂粉末を供給する。
このとき下部押さえ板128の上面が水平になっている
ことが望ましい。下部押さえ板128の上面における樹
脂粉末が供給される位置は、金型板123の下面に下部
押さえ板128が接したときに、金型板123における
開口部に対応する部位である。
動保持部材を上部熱板120と下部熱板121との間に
挿入し、所定の位置に下部押さえ板128を配置する。
配置し終わった段階で、金型板123の下面と下部押さ
え板128の上面とが重ね合わされた状態になってお
り、金型板123における開口部内に樹脂粉末が存在す
る。
1回動保持部材126を駆動して、上部押さえ板129
の下面を金型板123の上面に重ねる。
板123および上部押さえ板129が下から上にこの順
に積層されてなる状態が得られてから、ラムを上昇させ
て下部押さえ板128、金型板123および上部押さえ
板129を上部熱板120に対して下部熱板121で加
熱加圧する。
様にして、金型板123における開口部内の溶融樹脂の
脱泡を行う。
下の熱板120、121における加熱装置の動作を停止
して冷却装置の動作を開始する。これによって金型板が
冷却される。冷却後、ラムを下降させて上部熱板120
と下部熱板121とを初期の位置に戻す。第1回動支持
部材127および第3回動保持部材を回動して加熱板1
23の上面と上部押さえ板129の下面を引き離し、ま
た金型板123の下面と下部押さえ板128の上面とを
引き離す。その後に、駆動装置122を駆動して金型板
123を退避させる。
ス装置によって、操作者に危険を及ぼすことなく、バリ
の少ない、しかも厚みの一定の加圧成形体を製造するこ
とができる。
冷却装置とをそれぞれ備えた一対の熱板を有するプレス
装置に限定されることはなく、加熱装置を備えた一対の
熱板を有する加熱加圧装置と、一対の冷却板を有する冷
却装置とを有する構成を含む。
置に組み込まれた一対の熱板は、前述したように加熱装
置と冷却装置たとえば冷却通水管等とを備えてなり、一
対の熱板で金型内の樹脂粉末を加熱溶融し、溶融した樹
脂を加圧した後に、前記冷却装置で急速に冷却すること
により、樹脂粉末から成形体を製造するサイクルを従来
装置に比べて大幅に短縮することができる。この意味で
図1〜17を用いて説明されたプレス装置は有意義であ
る。しかしながら、熱板に加熱装置と冷却装置とをたと
えば隣り合わせに配置する構成などは、場合により故障
の原因になることもあろう。また多数の成形体をより一
層迅速に製造するには、短縮される時間にも限度があろ
う。
造することができ、また、発熱源である加熱装置と熱吸
収源である冷却装置とを一体化することによる種々の不
都合を解消するには、成形用素材を充填する開口部を有
する金型板を保持する金型板保持部材、この金型板保持
部材の一端に回動可能に装着されると共に前記金型板に
重ね合わせ可能な上部押さえ板及び下部押さえ板よりな
る金型装置と、この金型装置を加圧可能な一対の熱板を
有する加熱加圧装置と、加熱加圧装置により加熱加圧処
理された前記金型装置を冷却する一対の冷却板を有する
冷却装置と、前記加熱加圧装置における一対の熱板間お
よび前記冷却装置における一対の冷却板間に前記金型装
置を送り込み、又取り出す金型装置移送装置とを有して
なることを特徴とするプレス装置が有利である。
圧装置151と冷却装置152とを有する。さらに言う
と、図18に示すプレス装置150は、加熱加圧装置1
51と冷却装置152と、清掃装置84と、金型板脱着
装置85と、成形用樹脂供給装置86と、金型装置移送
装置163とを有する。
装置本体に固定された図示しない駆動装置たとえばプラ
ンジャーなどにより上昇動作および下降動作の可能なラ
ム153と、このラム153の下部に設けられた上部基
台154と、この上部基台の下部に設けられた上部熱板
155と、この上部熱板155の真下であって、所定の
間隔を設けて配置された下部熱板156と、この下部熱
板156を固定し、またプレス装置本体に固定的に装着
された下部基台157とを有する。
型装置の上面に直接に当接し、また下部熱板156の上
面が金型装置の下面に直接に当接し、この上部熱板15
5と下部熱板156とで金型装置を加熱加圧するのであ
るから、上部熱板155の下面は、金型装置の上面に接
触するに十分な面積と平面とを有し、また下部熱板15
6の上面は金型装置の上面に接触するに十分な面積と平
面とを有する。
と下部熱板156と下部基台157とで金型装置を高い
圧力で押圧するのであるから、そのような高圧力に耐え
る材質で構成され、また高圧力に耐える構造を有する。
加熱手段たとえば加熱ヒータ、スチーム流通加熱管等を
備え、冷却装置を備えていない。
は、後述する金型装置搬送路が形成される。換言する
と、上部熱板155と下部熱板156とは、隣接する冷
却装置に金型装置を移送するに十分な間隔をもって配置
されている。
に固定された図示しない駆動装置たとえばプランジャー
などにより上昇動作および下降動作の可能なラム158
と、このラム158の下部に設けられた上部基台159
と、この上部基台の下部に設けられた上部冷却部160
と、この上部冷却部160の真下であって、所定の間隔
を設けて配置された下部冷却部161と、この下部冷却
部161を固定し、また冷却装置本体に固定的に装着さ
れた下部基台162とを有する。
装置を急速に冷却する機能を有する。加熱された金型装
置を冷却するために、この上部冷却部160は、その下
面が、後述する金型装置の上面に直接に当接し、上部冷
却部160の下面を通じて金型装置の熱を吸収する冷却
手段たとえば冷却通水管を内蔵する。したがって、この
上部冷却部160の下面は金型装置の上面に接触するに
十分な面積と平面とを有する。
れた金型装置を急速に冷却する機能を有する。加熱され
た金型装置を冷却するためにこの下部冷却部161は、
その上面が、後述する金型装置の下面に直接に当接し、
下部冷却部161の上面を通じて金型装置の熱を吸収す
る冷却手段たとえば冷却通水管を内蔵する。したがっ
て、この下部冷却部161の上面は金型装置の下面に接
触するに十分な面積と平面とを有する。
61は、金型装置の上面および下面に接触、あるいは密
着して、加熱された金型装置の熱を吸収してこれを冷却
する機能を少なくとも備えていれば良いので、換言する
と、上部冷却部160と下部冷却部161とで金型装置
を加圧する必要は特にないと言える。このような考えの
下で、冷却装置における冷却部については種々の設計変
更例あるいは変形例が考えられる。設計変更例あるいは
変形例については後述する。
61は、冷却機能を増進するために、熱伝導性の良好な
材質、たとえばアルミニウムなどの金属で形成されてい
るのが望ましい。
間には、後述する金型装置搬送路が形成される。換言す
ると、上部冷却部160と下部冷却部161とは、隣接
する加熱加圧装置に金型装置を移送するに十分な間隔を
もって配置されている。
図15に示す金型装置をそのまま使用することができ
る。
ると、樹脂粉を充填するための開口部を有する金型板
(たとえば図2および図7に示すような金型板)を保持
するところの、金型板保持部材としての金型板保持体8
7と、この金型板保持体87の一端部において回動可能
に結合され、金型板の上面に重ね合わせることのできる
上部押さえ板88と、この金型板保持体87の、前記上
部押さえ板88が結合されているのと同じ一端部におい
て、回動可能に結合され、金型板の下面に重ね合わせる
ことのできる下部押さえ板89とを有する。
は、金型板10を嵌め込むのに十分な開口部87aを備
える。この金型保持体87の厚みは、前記金型板10を
前記開口部87aに嵌め込んだときに金型板10の上面
と金型保持体87の上面とが同じ平面になり、また金型
板10の下面と金型保持体87の下面とが同一平面にな
るように、設計され、決定されている。もっとも、下部
押さえ板89の上面がこの金型板10の下面を押圧する
に足るに十分な大きさであり、しかも下部押さえ板89
の上面が金型保持体87の開口部87aよりも小さな大
きさであるときには、金型板10の下面と金持保持体8
7の上面とが同じ平面になる必要はない。図19および
図20に示すように、その開口部87aの内側縁には開
口部87aの内側に張り出すフランジ部87bを備え、
このフランジ部87bに金型板10の端部が載置され、
あるいは係止されることにより、この金型保持体87の
開口部98aに金型板10を嵌め込んでも開口部87a
を通り抜けて下に抜け落ちることがないようになってい
る。前記フランジ部87bに金型板10の端部が係止さ
れ、しかも、開口部87aに嵌め込んだ金型板10と金
型保持体87の上面とが同一平面になるようにするに
は、金型板10の下面縁部分に切欠部10aを設けてお
くのが良い。なお、図20においては、金型板10には
作図の都合上溝16を描いていないが、実際上の金型板
には開口部の周囲にこれを囲繞するように溝が形成され
ている。
置し、上部押さえ板88と共に前記金型板10を挟み込
む機能を有する。したがって、この下部押さえ板89
は、金型板10を載置するに十分な面積の、しかも金型
板10の下面と密着するに十分平らな上表面を有する。
同様に、上部押さえ板88は、前記金型板10を、前記
下部押さえ板89と共に挟み込む機能を有する。したが
って、この上部押さえ板88は、金型板10の上面を覆
蓋するに十分な面積の、しかも金型板10の上面と密着
するに十分平らな上表面を有する。
とは、その一端部において互いに回動可能に結合されて
いる。回動可能に結合する手段としては、特に制限がな
く、それ自体公知の手段を採用することができる。
3は、この金型装置83全体を所定軌跡にしたがって運
動することができるように配設された第1ガイドレール
に案内されて移動する第1ガイド輪91を両側面に備え
る。上部押さえ板88は、この上部押さえ板88を所定
の軌跡に従って運動することができるように配設された
第2ガイドレールに案内されて移動する第2ガイド輪9
2を上部押さえ板88の側面に備え、また、下部押さえ
板89は、下部押さえ板89を所定の軌跡に従って運動
することができるように配設された第3ガイドレールに
案内されて移動する第3ガイド輪93を備える。
例として、金型板を保持する金型板保持体と、上部押さ
え板を保持する上部押さえ板保持体とを互いに一端部で
結合すると共に同じ結合端部位置で、金型板保持体と、
下部押さえ板を保持する下部押さえ板保持体とを回動可
能に結合し、下部押さえ板保持体と金型板保持体と上部
押さえ板とを重ねると、金型板の下面に下部押さえ板の
上面が密着すると共に金型板の上面に上部押さえ板の下
面が密着するような構造を有する金型装置を挙げること
ができる。
を第1ガイドレールに沿って移動させる機能および構造
を有する。金型装置移送装置163の具体的構造として
は、たとえば、金型装置83を一端に結合するロッド
と、そのロッドを伸長し、あるいは短縮させるロッド駆
動手段とで構成することができる。
における一対の熱板155,156の間、冷却装置15
2における一対の冷却部160,161の間、およびこ
の冷却装置152の加熱加圧装置151とは反対側に配
置された金型板脱着装置85の近傍まで延在し、金型装
置83における第1ガイド輪91がこの第1ガイドレー
ル上を走行することにより、加熱加圧装置151におけ
る下部熱板156上に配置されていた金型装置83が冷
却装置152の一対の冷却部160,161間に向かっ
て移動して下部冷却部161上に移動し、下部冷却部1
61上に配置された金型装置83が金型脱着装置85に
向かって移動し、またこのような移動とは逆の移動、す
なわち、金型脱着装置85に臨む位置から冷却装置15
2における一対の冷却部160,161間に移動して下
部冷却部161上に金型装置38が配置され、下部冷却
部161上の金型装置38が加熱加圧装置151におけ
る一対の熱板155,156間に移動し、下部熱板15
6上に金型装置38が配置されるようになっている。
を第1ガイド輪が走行することにより、金型装置83が
以下に説明するような運動をするように、敷設される。
すなわち、前記第1ガイドレール上を第1ガイド輪が走
行することにより金型装置83が下部熱板156から下
部冷却部161に移動するまでは、金型装置83におけ
る上部押さえ板88の下面が金型板10の上面に密着し
た状態を継続する。金型装置83が下部冷却部161上
から冷却装置152を脱するにつれて、金型板保持体8
7との回動可能な結合部分を中心にして、上部押さえ板
88が回動し、上部押さえ板88と金型保持体87との
先端部が互いに開いて行き、更に金型板保持体87が金
型脱着装置85に向かって進行すると、上部押さえ板8
8が、金型板保持板87に対して90℃以上の、しかも
成形用樹脂供給装置86により樹脂粉末を金型板10の
開口部15内に樹脂を落下させることができるに足る開
き角度をもって開く。そして更に金型板保持体87が金
型脱着装置85に向かって進行すると、上部押さえ板8
8の金型板10に接触していた面が、清掃ローラ94で
十分に清掃することができるような十分な開き角度をも
って開く。
を第1ガイド輪が走行することにより、金型装置83が
以下に説明するような運動をするように、敷設される。
すなわち、前記第1ガイドレール上を第1ガイド輪が走
行することにより金型装置83が下部熱板156から下
部冷却部161に移動するまでは、金型装置83におけ
る下部押さえ板89の上面が金型板10の下面に密着し
た状態を継続する。金型装置83が下部冷却部161上
から冷却装置152を脱して成形用樹脂供給装置86の
直下に至っても、金型装置83における下部押さえ板8
9の上面が金型板10の下面に密着した状態を継続す
る。成形用樹脂供給装置86の直下から金型脱着装置8
5に向かうにつれて、金型板保持体87との回動可能な
結合部分を中心にして、下部押さえ板89が下側に回動
し、下部押さえ板89と金型保持体87との先端部が互
いに開いて行き、更に金型板保持体87が金型脱着装置
85に向かって進行すると、下部押さえ板89が、金型
板保持板87に対して90℃もしくはそれ以上の角度
で、しかも下部押さえ板88の金型板10に接触してい
た面が、清掃ローラ94で十分に清掃することができる
ような十分な開き角度をもって開く。
におけるのと基本的に同じ構成を有する。繰り返して言
うと、清掃装置84は、上部押さえ板88を清掃するた
めの上部清掃装置84aと、下部押さえ板89を清掃す
るための下部清掃装置84bとの二組が設けられてい
る。いずれも伸縮自在の腕部材の先端部に清掃ローラ9
4を備えている。そして、上部清掃装置84は、金型装
置83の進行方向において上方に配置され、下部清掃装
置84は金型装置83の進行方向において下方に配置さ
れている。
プレス装置におけるのと基本的に同じ構成を有する。繰
り返して言うと、成形用樹脂供給装置86は、金型装置
83の進行方向において上部押さえ板88が金型板の上
面から開いた状態になる位置に臨んで配置され、金型板
の開口部に所定量の樹脂粉を供給することができるよう
になっている。
て説明する。
下の熱板155,156間に金型装置83が配置された
場合であっても良く、また、金型板脱着装置85に金型
装置83が臨む位置に配置された場合であってもよいの
であるが、説明の便宜上、初期位置として、上下の熱板
155,156間に金型装置83が配置されているとき
を初期状態とする。
型装置83においては、前述したように、金型板の上面
に上部押さえ板88が重ねられ、金型板の下面には下部
押さえ板89の上面が密着している。
下の熱板155,156間から退避するように水平移動
していくと、冷却装置152を通り、更に進行すると、
第2ガイド輪92が転動する第2ガイドレールに案内さ
れて、金型板保持体87の上面から上部押さえ板88が
回動し、遂にはこの上部押さえ板88がほぼ垂直な状態
にまで回動する。更にこの金型装置83が水平移動する
と、第3ガイド輪93が転動する第3ガイドレールに案
内されて、金型板保持体87の下面から下部押さえ板8
9が回動し始める。また、上部押さえ板88が更に回動
する。最終的に、金型装置83が金型板脱着装置85に
臨む位置に達すると、上部押さえ板88が反対側に反り
返った状態にまで回動すると共に、下部押さえ板89が
金型板の下面に対しほぼ垂直になる位まで回動してい
る。
金型板87を金型板脱着装置85により交換し、金型保
持体に金型板が未装着であるならば、金型板脱着装置8
5により新たに金型板10を金型板保持体87に装着す
る。
板88の表面を清掃すると共に下部清掃装置84により
下部押さえ板89の表面を清掃する。
び下面は、上部押さえ板88及び下部押さえ板89が回
動していることにより解放状態であるから、金型板保持
体87に金型板を容易に装着することができる。
この金型装置83を上下の熱板155,156間に向か
って引き込む。
56間に向かって移動する過程において、先ず、下部押
さえ板89が金型板の下面に重ねられ、下部押さえ板8
9の上面と金型板の下面とを密着させる。この状態のま
まで更に金型駆動手段90で金型装置83を上下の熱板
155,156間に向かって引き込む。
さえ板88を解放すると共に下部押さえ板89と金型板
とが密着した状態で金型装置83が成形用樹脂供給装置
86の下方に到着すると、金型駆動装置90は金型装置
83の移動を一端停止する。
の開口部15に成形用樹脂供給装置86から所定量の樹
脂粉末が供給される。
置90により金型装置83が上下熱板81,82の間に
向かって移動する。その移動に伴って、上部押さえ板8
8が金型板の上面に重ねられていく。冷却装置152に
おける上部冷却部160および下部冷却部161の間を
通って金型装置83が上下熱板81,82の間に到着し
たときには、すでに金型板の上面に上部押さえ板88の
下面が重ね合わされ、金型板の下面には下部押さえ板8
9の上面が重ね合わされている。
板と上部押さえ板88と下部押さえ板89とを積層した
状態で、これらの三者を上下の熱板155,156で加
熱加圧する。
の処理については今までにおいて説明した通りである。
56の上方に配置されていることである。ラム153が
下降すると上部熱板155も下降し、更にラム153が
下降を続けると遂には下部熱板156の上面と上部熱板
155との間に金型装置83が挟み付けられ、ラム15
3の下降による押圧力により、金型装置83における金
型板が上部押さえ板88および下部押さえ板89により
強固に押圧される。また上部熱板155および下部熱板
156の加熱により金型板の開口部に充填された樹脂粉
末末が溶融する。
今までに説明した例と同様である。
置163を駆動することにより金型装置83を加熱加圧
装置151から冷却装置152に移送する。冷却装置1
52における下部冷却部161上に金型装置83が配置
されると、ラム158を下降させ、これによって上部基
台159も下降させて、上部冷却部160を金型装置8
3における上部押さえ板88の上面に密着させる。その
結果、上部冷却部160と下部冷却部161とで、金型
装置83が挟み付けられた状態になる。この状態を所定
時間継続することにより、加熱された板金型装置83を
冷却する。
した後に、金型装置移送装置163を駆動することによ
り、金型装置83は、冷却装置152から金型板脱着装
置85に向かって移動し、その移動の過程において、金
型板の上面から上部押さえ板88が開き、金型板の下面
から下部押さえ板89が開いていく。金型装置83が金
型板脱着装置85に臨む最終位置に到達したときには、
金型板保持体87の上面及び下面は完全に開放されてい
るので、金型脱着装置により容易に金型板を金型板保持
体87から取り外すことができる。
87と下部押さえ板89とは付勢部材などで結合してお
き、金型板の下面に下部押さえ板89の上面が強固に密
着するようにしておくのが良い。
は、上部冷却部および下部冷却部を有する構成が採用さ
れた。この発明においては、冷却装置は、加熱された金
型装置を冷却するという機能を有する限りどのような構
成であっても良い。
ある。すなわち、図18に示すような構成の加熱加圧装
置に隣接して配置された冷却装置であり、加熱加圧装置
で加熱加圧された金型装置を受け入れてこれに冷却気体
を噴射するノズルを有してなる冷却装置を挙げることが
できる。
熱加圧装置における一対の熱板でプレスされた金型装置
に、冷却気体を噴射するノズルを有する構成を挙げるこ
ともできる。このプレス装置の場合、加熱加圧装置内に
ノズルが組み込まれていても良いし、また加熱加圧装置
とは別の箇所にノズルが配置されていて、加熱加圧装置
内の金型装置を冷却するときには、そのノズルが加熱加
圧装置内に引き込まれる構成であっても良い。
取り扱うことがなく、したがって、作業者に危険を及ぼ
すことのない、またバリの発生のない加圧成形体を製造
することのできる金型装置及びこの金型装置を使用する
ことにより、全自動のプレス加工を行うことができ、バ
リ発生のない加圧成形体を製造することのできるプレス
装置を提供することができる。更にこの発明の金型板を
使用すると、バリ発生が少なく、一定の厚みを有する加
圧成形体を繰り返し製造することのできる金型板を提供
することができる。
す概略説明図である。
説明図である。
めの概略説明図である。
めの概略説明図である。
示す概略説明図である。
す概略断面説明図である。
示す概略説明図である。
装置を示す概略斜視図である。
説明図である。
概略説明図である。
概略説明図である。
装置を示す概略斜視図である。
装置を示す概略説明図である。
装置を示す概略斜視図である。
される金型装置を示す概略側面図である。
装置を示す概略説明図である。
装置を示す概略説明図である。
装置を示す概略説明図である。
る金型装置を示す一部切欠斜視図である。
図示してなる斜視図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 下部押さえ板、成形用素材を充填する開
口部を有する金型板、及び上部押さえ板を間隔を設けて
この順に上下に配置すると共に、下部押さえ板が上部押
さえ板から離反するように下部押さえ板が上部押さえ板
に第1保持部材により保持され、金型板が上部押さえ板
から離反するように金型板が上部押さえ板に第2保持部
材により保持されてなることを特徴とする金型装置。 - 【請求項2】 下部押さえ板、成形用素材を充填する開
口部を有する金型板、及び上部押さえ板を間隔を設けて
この順に上下に保持する保持手段と、前記下部押さえ板
の上面と金型板の下面とをを強制的に密着させる押圧手
段と、プレス終了後には、金型板から上部押さえ板およ
び/または下部押さえ板を強制剥離させる剥離手段とを
有することを特徴とする金型装置。 - 【請求項3】 下部押さえ板と、成形用素材を充填する
開口部を有する金型板と、上部押さえ板と、前記下部押
さえ板を保持すると共にこの下部押さえ板を上下の熱板
間と上下の熱板間から退避した位置とに移動させる第1
保持機構と、前記金型板を保持すると共にこの金型板を
上下の熱板間と上下の熱板間から退避した位置とに移動
させる第2保持機構と、前記上部押さえ板を保持すると
共にこの上部押さえ板を上下の熱板間と上下の熱板間か
ら退避した位置とに移動させる第3保持機構とを有し、
上下の熱板間で、第1保持機構を駆動することにより上
下の熱板間に配置された下部押さえ板に、第2保持機構
を駆動することにより前記下部押さえ板に金型板を重ね
合わせ、第3保持機構を駆動することにより前記金型板
の上面に上部押さえ板を重ね合わせ可能にしてなること
を特徴とする金型装置。 - 【請求項4】 前記第1保持機構は、前記上下の熱板間
から退避した位置に設けられた回動可能な第1回動支持
部材とこの第1回動支持部材に回動可能に支持されると
共に下部押さえ板を保持する第1回動保持部材を備え、
第2保持機構は前記上下の熱板間から退避した位置に設
けられた回動可能な第2回動支持部材とこの第2回動支
持部材に回動可能に支持されると共に前記金型板を着脱
自在に装着する第2回動保持部材とを備え、第3保持機
構は、前記前記上下の熱板間から退避した位置に設けら
れた回動可能な第3回動支持部材とこの第3回動支持部
材に回動可能に支持されると共に上部押さえ板を保持す
る第3回動保持部材とを備えてなる前記請求項3に記載
の金型装置。 - 【請求項5】 前記第2保持機構は、上下の熱板間とこ
の上下の熱板間から退避した位置に金型板を移動可能
に、かつ着脱自在に保持する移動保持部材を備え、前記
第1保持機構は、前記移動保持部材に回動可能に装着さ
れた第1回動支持体とこの第1回動支持体に回動可能に
支持されると共に下部押さえ板を保持する第1回動保持
体とを備え、前記第3保持機構は、前記移動保持部材に
回動可能に装着された第3回動支持体とこの第3回動支
持体に回動可能に支持されると共に上部押さえ板を保持
する第3回動保持体とを備えてなる前記請求項3に記載
の金型装置。 - 【請求項6】 上下の熱板間を通って巡回する下部押さ
え板と、上下の熱板間より退避した位置から上下の熱板
間であって前記下部押さえ板の上方へ移動し、プレス後
には上下の熱板間から退避した位置に移動する金型板
と、上下の熱板間を通って巡回する上部押さえ板とを有
することを特徴とする金型装置。 - 【請求項7】 成形用素材を充填する開口部を有する金
型板を保持すると共に上下の熱板間とこの上下の熱板間
から退避した位置に移動可能な金型板保持部材とこの金
型板保持部材の一端に回動可能に装着されると共に前記
金型板に重ね合わされた上部押さえ板及び下部押さえ板
と、金型板保持部材を上下の熱板間から退避する方向に
移動する過程で、金型板に重ねた上部押さえ板及び下部
押さえ板を順次に解放するようにしてなることを特徴と
する金型装置。 - 【請求項8】 前記熱板は、前記金型板に向かう面を加
熱する加熱手段および前記金型板に向かう面を冷却する
冷却手段を備えてなる前記請求項3〜7のいずれかに記
載の金型装置。 - 【請求項9】 成形用樹脂粉末を充填する開口部を備え
た金型板と、この金型板を装着可能で、金型板の上面と
面一になる上面および金型板の下面と面一になる下面を
備えた金型板保持体と、金型板を装着した金型板保持体
をその一端で回動可能に保持し、前記金型板および金型
板保持体の下面に密着可能な上面を有する下部押さえ板
と、金型板を装着した金型板保持体および前記下部押さ
え板をその一端で回動可能に保持し、前記金型板および
金型板保持体の上面に密着可能な下面を有する上部押さ
え板とを有してなることを特徴とする金型装置。 - 【請求項10】 成形用素材を充填する開口部と、この
開口部を囲繞するように形成された溝とを有することを
特徴とする金型板。 - 【請求項11】 前記開口部と前記溝とに挟まれた水平
面部が全体表面よりもわずかに高く形成されてなる前記
請求項10に記載の金型板。 - 【請求項12】 上下に配置された一対の熱板と、上下
の前記熱板間で、下部押さえ板上に金型板および上部押
さえ板を重ね合わせるように配置された前記請求項1〜
8のいずれかに記載の金型装置と、成形用素材を供給す
る成形用素材供給装置と、上部押さえ板および下部押さ
え板の表面を清掃する清掃装置とを有することを特徴と
するプレス装置。 - 【請求項13】 前記請求項1、2または9に記載の金
型装置と、この金型装置を加圧可能な一対の熱板を有す
る加熱加圧装置と、加熱加圧装置により加熱加圧処理さ
れた前記金型装置を冷却する冷却部を有する冷却装置
と、前記加熱加圧装置における一対の熱板間および前記
冷却装置における冷却部に前記金型装置を送り込み、ま
た取り出す金型装置移送装置とを有してなることを特徴
とするプレス装置。 - 【請求項14】 前記請求項1、2または9に記載の金
型装置と、この金型装置を加圧可能な一対の熱板を有す
る加熱加圧装置と、加熱加圧装置により加熱加圧処理さ
れた前記金型装置を冷却する冷却部を有する冷却装置
と、前記加熱加圧装置における一対の熱板間および前記
冷却装置における冷却部に前記金型装置を送り込み、ま
た取り出す金型装置移送装置と、金型装置移送装置によ
り搬送される金型装置に成形用素材を供給する成形用素
材供給装置とを有してなることを特徴とするプレス装
置。 - 【請求項15】 前記請求項1、2または9に記載の金
型装置と、この金型装置を加圧可能な一対の熱板を有す
る加熱加圧装置と、加熱加圧装置により加熱加圧処理さ
れた前記金型装置を冷却する冷却部を有する冷却装置
と、前記加熱加圧装置における一対の熱板間および前記
冷却装置における冷却部に前記金型装置を送り込み、ま
た取り出す金型装置移送装置と、金型装置移送装置によ
り搬送される金型装置に成形用素材を供給する成形用素
材供給装置と、金型装置における上部押さえ板および下
部押さえ板の表面を清掃する清掃装置とを有してなるこ
とを特徴とするプレス装置。 - 【請求項16】 前記一対の熱板は、金型装置の上面に
密着可能な平面を有する下面を有し、かつ加熱手段を内
蔵する上部熱板と、金型装置の下面に密着可能な平面を
有する上面を有し、かつ加熱手段を内蔵する下部熱板と
を有してなる前記請求項13〜15のいずれかに記載の
プレス装置。 - 【請求項17】 前記冷却部は、金型装置の上面に密着
可能な平面を有する下面を有し、かつ冷却手段を内蔵す
る上部冷却部と、金型装置の下面に密着可能な平面を有
する上面を有し、かつ冷却手段を内蔵する下部冷却部と
を有してなる前記請求項12〜15のいずれかに記載の
プレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03510694A JP3832866B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 金型装置およびプレス装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1994-03-04 JP JP03510694A patent/JP3832866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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