JPH07241531A - 小物品の外観検査装置における振り分け装置 - Google Patents

小物品の外観検査装置における振り分け装置

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JPH07241531A
JPH07241531A JP3729594A JP3729594A JPH07241531A JP H07241531 A JPH07241531 A JP H07241531A JP 3729594 A JP3729594 A JP 3729594A JP 3729594 A JP3729594 A JP 3729594A JP H07241531 A JPH07241531 A JP H07241531A
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進 前鶴
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小物品外観検査装置の検査速度を向上する。 【構成】図示しない上流側のラインから4列ずつ落下し
てくる錠剤に対し、スピードコントロールモーター29で
駆動されるカム31とローラ28を介して係合するシャフト
23が所定時間毎に往復移動し、該シャフト23と一体に連
結された振り分けバー25が、左側の位置にあるときは錠
剤は振り分けバー25の右側面に当り、振り分けバー25が
右側にあるときは振り分けバー25の左側面に当たって、
その直下の分離壁37,ガイドレーン38で挟まれる2つず
つの搬送路に均等に振り分けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送中の錠剤等の小物
品の外観検査する装置において、複数列の搬送ラインに
小物品を均等に振り分け、外観を検査するためなどに使
用される技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、錠剤等小物品の表面の汚れ,疵、
印刷の良否等の外観検査をカメラを使用して自動検査す
ることが実施されるようになってきた。このような自動
検査を行う装置としては、例えば本願出願人が実願平2
−54047号に開示したようなネットベルト搬送方式
のものなどが挙げられる。このものでは、複数列の搬送
路上を略一定の間隔を保って搬送される錠剤の表面の外
観を検査する上搬送部と、その裏面の外観を検査する下
搬送部を経た後、錠剤は密になり、捩じられて形成され
た搬送路に沿って姿勢を立つ方向に変更しつつ移動し、
側面が上向きに変更され側面の外観検査部に移送され側
面の外観検査が行われ、良品と不良品とに区分け分類さ
れ、収納部に収納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記側面の
検査部では、錠剤の下方に接して移動するベルトにより
錠剤に回転が与えられるが、この時、回転速度を上げす
ぎると回転ローラとの転がり時の衝撃により脆い錠剤に
割れや欠けが発生しやすくなるために、検査スピードは
1列当り約7個/秒程度に抑えられていた。その結果、
衝撃が発生せず割れや欠けの発生の懸念のない表裏面検
査部の錠剤の検査個数をアップすると側面の検査が遅れ
る傾向となり、側面検査前で錠剤の蓄積が増加し、側面
の検査が行えなくなる。したがって、該側面検査のスピ
ードに合わせて表裏面検査部からの搬送速度を遅くせざ
るを得ない状況であった。
【0004】そこで、側面検査部の搬送列数を増やすこ
とが考えられるが、側面検査部の搬送列数に合わせて表
裏面検査部のライン数まで増やすと、表裏面検査部では
錠剤を平に寝かせて搬送することなどのため、1列当り
の搬送路幅が側面検査部に比較して大きくとる必要があ
り、全体として大型化されてしまい、また、撮像エリア
が拡大するため検査精度上も問題がある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、小物品の外観検査装置において、小物
品の搬送ライン数を途中で倍増させ、その際に倍増され
たラインに均等な個数に振り分けることができ、以て、
検査精度を落とすことなく、検査個数を上げることがで
きるようにした小物品の振り分け装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明の小物品の外観検査装置における振り分け装置
は、小物品を順次複数のライン上に載せて搬送させつつ
夫々異なる部分の外観を撮像して検査する外観検査装置
において、上流側のラインに対し、該ラインから搬送さ
れる小物品が受け渡される下流側のラインの搬送列数を
複数倍に設定すると共に、これら上流側ラインと下流側
ラインとの間にあって小物品が受け渡される部位に、小
物品の搬送方向と直交する方向に往復移動しつつ小物品
と当り、小物品を下流側の複数倍の搬送列に振り分ける
振り分け部材を設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る発明では、前記振り
分け部材は、所定の時間の間隔を置いて往復移動するこ
とにより上流側ラインの各搬送列から搬送されてくる小
物品を、夫々該搬送列の両側にある下流側ラインの2つ
の搬送列に振り分けることを特徴とする。また、請求項
3に係る発明では、前記振り分け部材は、下流側ライン
の上方に位置して小物品の搬送方向と直交する方向に配
設された軸部材に、上流側ラインの搬送列方向に沿って
等間隔毎に連結され、該軸部材を搬送方向と直交する方
向に往復移動させる駆動部により軸部材と一体に往復移
動する構成としたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に係る発明では、前記振り
分け部材は、断面が円状の部材であることを特徴とす
る。また、請求項5に係る発明では、上流側ラインの各
搬送列の中央に位置し、かつ、下流側ラインの各搬送列
境界部に位置する部位に分離用の薄板壁を設置したこと
を特徴とする。
【0009】また、請求項6に係る発明では、小物品が
円形状物品であり、上流側ラインは該円形状物品の表裏
面を検査するラインであり、下流側ラインは円形状物品
の周側面を検査するラインであることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に係る発明では、上流側ラインから搬
送されてきた小物品は、隣接する下流側ラインへの受け
渡し部位において、搬送方向と直交する方向に往復移動
する振り分け部材に当り、下流側ラインの各搬送列に均
等に振り分けて受け渡される。
【0011】請求項2に係る発明では、振り分け部材
は、所定時間の間隔を置いて左右に往復移動することに
より、上流側ラインの各搬送列から搬送されてくる小物
品は、前記振り分け部材に当たるときに、小物品の中心
に対して振り分け部材が左右いずれの側に存在するかに
応じて下流側ラインの両側の搬送列に振り分けられ、か
つ、一定の時間での間欠動作であるため、均等な個数で
振り分けが行われる。
【0012】請求項3に係る発明では、駆動部に駆動さ
れて、軸部材が小物品の搬送方向と直交する方向に往復
移動し、該前記軸部材に連結された振り分け部材も一体
に往復移動することにより、小物品の振り分けが行われ
る。請求項4に係る発明では、前記振り分け部材は、断
面が円状の部材であるため、小物品が当たっても、当り
面が尖鋭でないため、小物品の割れ,欠け等の破損を防
止できる。
【0013】請求項5に係る発明では、前記振り分け部
材で振り分けられた小物品が、薄板壁によってその両側
に確実に分離されて下流側のラインの搬送列に導かれ
る。請求項6に係る発明では、錠剤等の円形状物品の表
裏面を上流側ラインで検査した後、下流側ラインで円形
状物品の周側面が検査される。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、搬送装置を複数台使用して円形状の錠剤
(小物品) の表面の印刷や損傷状態の外観を検査するシ
ステムの概要を示す図で、100 は被検体の供給整列部、
200 は表裏面検査部、300 は側面検査部である。表裏面
検査部200 と側面検査部300 との間の姿勢変換部310 の
入口部分に、本発明にかかる錠剤 (小物品) の振り分け
装置360 が設けられる。
【0015】かかる検査システムの概要を説明する。ホ
ッパ110 に貯蔵されている円形状の錠剤はホッパ排出口
111 を介して供給部120 の搬送用フィーダ121 に一定時
間当り一定の供給量にて落下させ、まず、整列部130 に
供給され、振動搬送作用を用いた整列手段等により複数
列例えば4列に整列される。振動搬送速度より若干速い
速度の搬送用ベルト141 に乗り移る時に、略一定間隔に
なった錠剤は第1の錠剤搬送装置140 の第1の搬送用ベ
ルト141 上を上向きの姿勢で表裏面検査部200 に搬送さ
れる。
【0016】第1搬送用ベルト141 によって上向きの姿
勢で供給された錠剤はベルトの端において吸引エアーを
遮断する機構によって第1の搬送用ベルト141 の吸着力
が失われると共に、第2の錠剤搬送装置210 の第2の搬
送用ベルト211 によってその位置で上方に吸着しなおさ
れ、下向きの姿勢で吸着搬送されつつ一次元撮像装置22
0 によって裏面が撮像される。第2の搬送用ベルト211
によって吸着搬送された錠剤は第3の錠剤搬送装置230
の第3の搬送用ベルト231 へ同様にして乗り移り、上向
きの姿勢で搬送されつつ一次元撮像装置240 によって表
面が撮像される。ここで検出された不良品は排出装置25
0 によって選択排出される。
【0017】表裏の検査をした錠剤は、本発明に係る振
り分け装置360 によって表裏面の搬送列 (実施例では4
列) に対して2倍 (実施例では8列) の搬送列を有する
側面検査部300 に振り分けられると同時に、姿勢変換部
310 において錠剤を平らな姿勢から立った姿勢に変換さ
れ、一次元撮像装置320 によって全側面の検査を行い、
不良品は排出装置330 によって選択排出され、良品は良
品排出ダクト340 によって排出される。また、側面検査
部300 には錠剤の粉の吸引排出装置350 を設けてある。
【0018】かかる検査システムにおいて、供給部120
及び整列部130 については、例えば本出願人による特願
昭63−259499号に開示された供給部13, 整列部20の技術
をそのまま使用できる。ここで、前記表裏面検査部200
における第2の錠剤搬送装置210 の具体的な構成を図2
〜図4に基づいて説明する。尚、第1の錠剤搬送装置14
0 も第2の錠剤搬送装置210 と同様の構成のものを上下
反転して設置したものである。
【0019】図2〜図4において、 (第3の) 搬送用ベ
ルト231 は 、ガラス繊維等の細線材を網状に織ったベ
ルト芯体11を有し、その表面に錠剤搬送方向に沿って複
数本のシール帯12が一体に列設され、錠剤TAB が隣接す
るシール帯12に間隙13を跨いで着座するように供給され
る。前記ベルト芯体11の内外表面間は、細線材の網目を
介して連通しており、搬送用ベルト231 を、その下側部
分が内部空間を通すように装着した吸引ボックス3から
の負圧を前記ベルト芯体11の網目を介して前記間隙13に
導くことにより錠剤TAB を吸引し、安定した姿勢で搬送
するようになっている。尚、搬送用ベルト231 は、その
両側縁部14に列設した孔14aをスプロケット2に係合さ
せて駆動させることにより一定速度で搬送駆動されるよ
うになっている。
【0020】次に、本発明に係る振り分け装置の具体的
な構成,機能を図5〜図9に基づいて説明する。姿勢変
換部310 の両側壁21,22入口部分の上部にシャフト23が
軸方向に摺動自由に貫通支持されている。該シャフト23
の前記両側壁21,22で挟まれる部分には、角柱状部材24
が嵌挿して固定され、その搬送方向の後端面に前記上流
側の搬送用ベルト231 における錠剤の4列の搬送列に対
応して4本の振り分けバー25が、等間隔毎に前端部を固
定して連結されている。
【0021】該振り分けバー25は、例えば硬度約90°の
ウレタンゴム等で形成され、断面が円状である円柱状あ
るいは丸棒状に形成されている。前記シャフト23は、一
方の側壁 (図では右側) 22の外側に突出する端部に連結
された縦長の部材23aを、側壁22に固定されたガイド体
26に形成された縦長の溝26aと係合させることにより、
軸方向のみ移動自由で軸回りには回り止めされている。
また、シャフト23の他方の側壁 (図では左側) の外側に
突出する端部には、平面コ字形状を有した支持部材27を
介してローラ28が回転自由に支持されている。
【0022】一方、図で左側の側壁21の外側には、スピ
ードコントロールモーター29と、該モーター29の出力軸
に継手30を介して連結されて回転駆動される小径部と大
径部との段差のあるカム31が配設されている。また、前
記支持部材27の側壁にはピン32が固定され、該ピン32に
溝33aを介して係合しつつ支軸34回りに揺動自由なレバ
ー35と、該レバー35を前記カム31方向に付勢する引張ス
プリング36からなる機構により、前記ローラ28が前記カ
ム31に押し付けられて摺接するようになっている。
【0023】そして、前記カム31が回転駆動されると、
該カム31の前記小径部と大径部との段差の部分でローラ
28を介してシャフト23が搬送方向と直交する方向 (左右
方向) に間欠的に所定量 (例えば4mm) 往復移動する。
ここで、該シャフト23の往復移動の中心位置で、前記各
振り分けバー25の円柱状あるいは丸棒状の中心位置が、
上流側の搬送用ベルト231 の各搬送列の中心位置と一致
するようにセットされている。換言すれば、各振り分け
バー25は、上流側の搬送列の中心を中心として左右に等
量ずつ往復移動する。図9は、シャフト23のストローク
特性を示し、シャフト23の左右方向への移動は前記ロー
ラ28がカム31の段差部分に係合しているときに短時間で
速やかに行われ、ローラ28がカム31の小径部と係合して
いるときは往復の中心位置に対して図で左側に位置し、
カム31の大径部と係合しているときは図で右側に位置し
て停止するようになっている。
【0024】かかる、振り分け装置360 の下方に、該振
り分けられた錠剤TAB を対応する各搬送列に分離して導
くための複数の薄板からなる分離板37が等間隔毎に列設
され、更に錠剤TAB の姿勢を変換するため、これら各分
離板の下部側面に沿って厚肉のガイドレーン38が一体に
固定されている。なお、各分離板37は両端が金具39を介
して前記両側壁21, 22と連結され、前記各振り分けバー
25の往復移動の中心位置 (従って上流側搬送列の中心位
置) に沿って設けられる4個と、それらの両側に等間隔
で設けられる5個とで、上流側ラインの搬送列の2倍
(8列) の搬送列を形成するようになっている。また、
ガイドレーン38は、上端部が錠剤TAB との接触時に錠剤
TAB の損傷を防ぐため丸みを持たせて形成され、各分離
板37間の対向するガイドレーン38の間隔を錠剤TAB の径
より小さく、厚さよりやや広い程度に狭めることで、錠
剤TAB を厚さ方向が搬送方向と直交する方向とし、立て
た姿勢に変換するようになっている。
【0025】前記分離板37及びガイドレーン38の下方に
は、錠剤TAB の粉を排出できるように隙間をあけてベル
ト40を配置してあり、ガイドレーン38間に導かれた錠剤
TABは、下面をベルト40に支持されつつ前方に搬送され
る。更に入口近くの下部には振動装置41が取り付けられ
ており、出力端近くの支点42を中心として上下に振動を
与え、姿勢変換を容易にしている。
【0026】次に、前記振り分け装置360 による振り分
け機能について説明する。上流側の搬送用ベルト231 に
のって4列をなして搬送されてきた錠剤TAB は、振り分
け装置360 の上方で搬送用ベルト231 から吸着力を解除
されて落下し、振り分けバー25の周面に当たる。ここ
で、図7に示すように、錠剤TAB は上流側の搬送列の中
心つまり振り分けバー25の往復移動の略中心位置に落下
し、一方、振り分けバー25は、該落下位置に対して図で
左側か右側に位置している。そして、左側に位置してい
るときは、錠剤TAB は振り分けバー25の右側面に当り、
その当接時に与えられる右方向への力により、下方に位
置する姿勢変換部310 の錠剤TAB の落下方向の直下に位
置する分離板37とその右側に位置する分離板37との間に
形成される右側の搬送列に導かれ、また、振り分けバー
25が右側に位置しているときには錠剤TAB は振り分けバ
ー25の左側面に当り、直下の分離壁37とその左側の分離
壁37との間の左側の搬送列に導かれる。そして、振り分
けバー25が左側に位置する期間と右側に位置する期間と
は、同一であるから、錠剤TAB は下流側ラインの左右の
搬送列に略均等な個数として振り分けられることとな
る。
【0027】このようにして姿勢変換された錠剤TAB
は、8列の搬送列に振り分けられて撮像部300 に搬送さ
れる。撮像部300 は、複数のローラ301 で構成したロー
ラループ302 を回転させ、隣接するローラ301 の間の凹
みに錠剤TAB を立てて載置して搬送し、撮像位置303の
部分には、前記ローラ301 と接触して前記ローラループ
302 と同方向にそれより所定の値だけ早い周速度で回転
する摩擦ベルト304 を設け、該摩擦ベルト304によって
ローラ301 を反時計周りに回転させ、撮像点305 を照明
装置306 ,307によって照明し、一次元撮像装置320 に
よって撮像する。なお、錠剤TAB の搬送列はガイド壁30
8 によって前記姿勢変換部310 の搬送列の後方に連なる
ように8列に区切られている。撮像装置320 の主走査は
厚みの方向 (搬送方向と直角) に対して行い、錠剤TAB
の回転によって副走査が行われ、錠剤TAB の1回転によ
って全側面の検査が完了する。
【0028】このように、本発明に係る振り分け装置を
用いて、側面検査部の搬送列数を倍増できることによ
り、側面検査時の錠剤の破損防止のため制約される搬送
速度を上げることなく側面検査速度を2倍に高めること
ができ、それに合わせて従来制約されていた、表裏面検
査部での搬送速度を倍増させることができる。その結
果、全体として検査個数を倍増できるのである。また、
本方式により表裏面検査部の搬送列数は、増大させなく
てすむため、スペースの増大を抑制でき、撮像エリアも
増大しないためカメラを大型化することなく撮像精度を
確保できる。
【0029】また、本実施例では、振り分けバー25とし
て円柱状あるいは丸棒状のものを使用したため、錠剤TA
B の当り面に尖鋭部分は無く、錠剤TAB の破損を効果的
に防止でき、加工も容易で製造コストも低減できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に係る
発明によれば、上流側ラインから搬送されてきた小物品
を、隣接する下流側ラインの複数倍の搬送列に均等に振
り分けて受け渡すことができ、それによって外観検査装
置において、搬送速度を上げられない検査部のみ列数を
増やし、設置スペースの増大を抑制しつつ、全体として
の検査個数を大幅に高めることができる。
【0031】また、請求項に2に係る発明によれば、振
り分け部材は、所定時間間隔で間欠的に往復移動するこ
とにより、各移動位置において静止した安定状態で対応
する片側搬送列に確実に導いて振り分けることができる
ため、より、均等な振り分けが行われる。また、請求項
3に係る発明によれば、1つの駆動部で軸部材と一体に
複数の振り分け部材を一体に往復移動させるという、シ
ンプルな構成で信頼性の高い振り分けを行うことができ
る。
【0032】また、請求項4に係る発明によれば、前記
振り分け部材を断面円状の部材としたため、小物品が当
たっても当り面が尖鋭でないため、破損防止の点でも優
れている。また、請求項5に係る発明によれば、前記振
り分け部材で振り分けられた小物品を、薄板壁によって
その両側に確実に分離することができるため、均等な振
り分けの精度をより高めることができる。
【0033】また、請求項6に係る発明によれば、搬送
速度を上げられる錠剤等の円形状物品の表裏面を上流側
ラインで検査した後、搬送速度を上げることが難しい下
流側ラインで搬送列数を増やして円形状物品の周側面を
検査することにより、全体としての検査個数を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る振り分け装置を含む錠
剤の外観検査装置の全体システムを示す側面図。
【図2】同上システムの表裏面検査部の要部を示す斜視
図。
【図3】同上の表裏面検査部の横断面図。
【図4】同じく概略側面図。
【図5】同上実施例に係る振り分け装置を示す後方斜視
図。
【図6】同上振り分け装置を示す側方斜視図。
【図7】同上の振り分け装置による振り分け機能を示す
正面図。
【図8】同上システムの側面検査部の構成を示す側面
図。
【図9】同上の振り分け装置の往復移動特性を示すタイ
ムチャート。
【符号の説明】
23 シャフト 24 角柱状部材 25 振り分けバー 28 ローラ 29 モーター 31 カム 35 レバー 36 引張スプリング 37 分離板 38 ガイドレーン 200 表裏面検査部 231 搬送用ベルト 300 側面検査部 360 振り分け装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】かかる検査システムの概要を説明する。ホ
ッパ110 に貯蔵されている円形状の錠剤はホッパ排出口
111 を介して供給部120 の搬送用フィーダ121 に一定時
間当り一定の供給量にて落下させ、まず、整列部130 に
供給され、振動フィーダー原動機122 による振動搬送作
用を用いた整列手段等により複数列例えば4列に整列さ
れる。振動搬送速度より若干速い速度の搬送用ベルト14
1 に乗り移る時に、略一定間隔になった錠剤は第1の錠
剤搬送装置140 の第1の搬送用ベルト141 上を上向きの
姿勢で表裏面検査部200 に搬送される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小物品を順次複数のライン上に載せて搬送
    させつつ夫々異なる部分の外観を撮像して検査する外観
    検査装置において、 上流側のラインに対し、該ラインから搬送される小物品
    が受け渡される下流側のラインの搬送列数を複数倍に設
    定すると共に、 これら上流側ラインと下流側ラインとの間にあって小物
    品が受け渡される部位に、小物品の搬送方向と直交する
    方向に往復移動しつつ小物品と当り、小物品を下流側の
    複数倍の搬送列に振り分ける振り分け部材を設けたこと
    を特徴とする小物品の外観検査装置における振り分け装
    置。
  2. 【請求項2】前記振り分け部材は、所定の時間の間隔を
    置いて往復移動することにより上流側ラインの各搬送列
    から搬送されてくる小物品を、夫々該搬送列の両側にあ
    る下流側ラインの2つの搬送列に振り分けることを特徴
    とする請求項1に記載の小物品の外観検査装置における
    振り分け装置。
  3. 【請求項3】前記振り分け部材は、下流側ラインの上方
    に位置して小物品の搬送方向と直交する方向に配設され
    た軸部材に、上流側ラインの搬送列方向に沿って等間隔
    毎に連結され、該軸部材を搬送方向と直交する方向に往
    復移動させる駆動部により軸部材と一体に往復移動する
    構成としたことを特徴とする請求項2に記載の小物品の
    外観検査装置における振り分け装置。
  4. 【請求項4】前記振り分け部材は、断面が円状の部材で
    あることを特徴とする請求項3に記載の小物品の外観検
    査装置における振り分け装置。
  5. 【請求項5】上流側ラインの各搬送列の中央に位置し、
    かつ、下流側ラインの各搬送列境界部に位置する部位に
    分離用の薄板壁を設置したことを特徴とする請求項2〜
    請求項4のいずれか1つにに記載の小物品の外観検査装
    置における振り分け装置。
  6. 【請求項6】小物品が円形状物品であり、上流側ライン
    は該円形状物品の表裏面を検査するラインであり、下流
    側ラインは円形状物品の周側面を検査するラインである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに
    記載の小物品の外観検査装置における振り分け装置。
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