JPH0724146B2 - 信号再生方法 - Google Patents

信号再生方法

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JPH0724146B2
JPH0724146B2 JP13864886A JP13864886A JPH0724146B2 JP H0724146 B2 JPH0724146 B2 JP H0724146B2 JP 13864886 A JP13864886 A JP 13864886A JP 13864886 A JP13864886 A JP 13864886A JP H0724146 B2 JPH0724146 B2 JP H0724146B2
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JP
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unit
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bits
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error detection
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曜一郎 佐古
保 山上
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、光ディスクや光カード等の記録媒体に多重書
きされて記録されたアドレス等のデータ信号を再生する
ための方法に関する。
B.発明の概要 本発明は、光ディスクの各セクタの識別部のように、誤
り検出あるいは訂正符号がアドレス等のデータに付加さ
れた1ユニット(mビット、mは整数)の記録単位がn
重書き(nは2以上の整数)されて記録媒体に記録され
たものを再生する際に、n重書きされたnユニットの再
生信号の先頭のkビット(1≦k<m)と末尾のm−k
ビットとを結合して新たな1ユニットと成し、この結合
された1ユニットに対して誤り検出あるいは訂正処理を
施してデータを読み取ることにより、バーストエラーに
対してより強力な対処が可能で、データの有効読取可能
性を高めた信号再生を実現するものである。
C.従来の技術 近年において、光ディスクや光カード等の光学式記録媒
体のように、極めて高い記録密度を有する記録媒体が実
用化されてきているが、このような超高記録密度の記録
媒体においては、バーストエラーやランダムエラーの発
生頻度も高くなっているため、特に重要なデータ、例え
ば光ディスクの各セクタのアドレスデータや、光カード
のユーザ登録番号あるいは暗証番号等のデータについて
は、同じデータを重複して多重書きすることが行われて
いる。
すなわち、例えば光ディスク、光磁気ディスク等のディ
スク状光学記録媒体には、同心円状あるいは渦巻状(ス
パイラル状)のトラックが形成され、1つのトラックは
複数のセクタに分割されており、これらの各セクタのそ
れぞれ所定位置、例えば各先頭位置には、新たなディス
クの使用開始に先立つ所謂フォーマッティング処理や、
ディスクの供給者側での所謂プリフォーマッティング処
理等により、アドレス及び誤り検出あるいは誤り訂正符
号の組(記録単位となるユニット)が例えば3重書きさ
れて記録されている。
D.発明が解決しようとする問題点 ところで、このような記録媒体にn重書き(nは2以上
の整数)されて記録された上記ユニット(データ及び誤
り検出あるいは訂正符号の組)を再生して読み取る場合
には、n重書きされた各ユニットの再生信号毎に誤り検
出や誤り訂正のようなデコード(復号化)処理を行って
おり、これらの各ユニットにつきそれぞれ所定数以上の
エラーが存在した場合には、データ読取エラーと判断
し、再送要求を出す等の処理に移行しているのが通常で
ある。
このため、誤り率の悪い系においては、データ読取エラ
ーが多発し、データ読取効率が低下するという悪影響が
ある。特に、バーストエラーが例えば先頭ユニットの後
半部分から最終ユニットの前半部分にかけて発生した場
合には、正しいデータであるはずの先頭ユニットの前半
及び最終ユニットの後半の部分もエラーと判断されてし
まい、データの有効読取可能性が低下する。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、データ再生の信頼性を下げずにデータの読取可能範
囲を拡大し、特にバーストエラーに対してさらに強くし
得るような信号再生方法の提供を目的とする。
E.問題点を解決するための手段 本発明に係る信号再生方法は、上述の問題点を解決する
ために、記録媒体に対しmビット(mは整数)のデータ
及び誤り検出あるいは訂正符号より成るユニットがn重
書き(nは2以上の整数)されて記録されたものを再生
する信号再生方法において、上記n重書きされたユニッ
トを再生して得られたnユニット分の再生信号の各ユニ
ットに対して誤り検出あるいは訂正処理を施しても有効
なデータ読取が行えない場合にこれらのnユニット分の
再生信号の内の先頭のkビット(1≦k<m)と末尾の
m−kビットとを結合して新たな1ユニットを構成し、
この結合された1ユニットに対して誤り検出あるいは訂
正処理を施してデータを読み取ることを特徴とする。
F.作 用 バーストエラーが上記nユニットの内の先頭ユニットの
後半部分から末尾ユニットの前半部分にかけて発生した
場合でも、このバーストエラーに侵されない先頭ユニッ
トのkビット(1≦k<m)と末尾のm−kビットとを
結合して新たな1ユニットを構成することにより、エラ
ー個数の極めて少ないユニットを得ることができるか
ら、エラー検出あるいはエラー訂正によって有効なデー
タ読取が可能となり、データの読取可能範囲を拡大し得
る。
G.実施例 次に、本発明の実施例の信号再生方法の再生動作の基本
原理について、第1図を参照しながら説明する。
一般に、n重書き(nは2以上の整数)される記録単位
としての1つのユニットは、一般にlビットのデータ
と、m−lビット(l、mは整数)の誤り検出あるいは
誤り訂正符号より成っている。この第1図の例において
は、例えばn=3(3重書き)で、1ユニットのデータ
及び符号をそれぞれいずれも等しくm/2ビットとしてい
る。すなわち、第1のユニットUT1はm/2ビットのデータ
D1及びm/2ビットの誤り検出あるいは訂正符号E1より成
り、以下同様に、UT2はD2及びE2より成り、UT3はD3及び
E3より成っている。このような3重書きされたものを再
生して、順次各ユニットUT1、UT2、UT3に対して所定の
誤り検出あるいは訂正処理を施した際に、いずれのユニ
ットについても有効なデータ読取が行えなかった場合に
は、最初のユニットUT1の再生信号の先頭からkビッ
ト、例えばデータD1に相当するm/2ビットと、最後のユ
ニットUT3の信号の末尾のm−kビット、例えば誤り検
出あるいは訂正符号E3に相当するm/2ビットとを結合し
て、mビットの新たな1ユニットを構成し、この結合さ
れた1ユニットに対して誤り検出あるいは訂正処理を施
してデータを読み取る。
このような再生動作により、例えば第1図に示すよう
に、バーストエラーERRが最初のユニットUT1の後半部分
(符号E1の部分)から最終のユニットUT3の前半部分
(データD3の部分)にかかるように発生しても、ユニッ
トUT1の前半のデータD1及びユニットUT3の後半の符号E3
についてのエラー量は極めて少なく、誤り検出あるいは
誤り訂正処理により、有効なデータとして読み取ること
が可能となる。
ここで、上記多重書きデータの具体例として、光ディス
クの各セクタのアドレスデータについて第2図とともに
説明する。
すなわち第2図は、光学式記録媒体の一例としての光デ
ィスク上の信号記録フォーマットの具体例を説明するた
めの図である。この第2図においては、光ディスク上の
1トラックを直線的に引き伸ばすとともに、1セクタの
識別部(所謂ID部)を拡大して模式的に示している。1
トラックは複数のセクタから成り、1セクタは、例えば
プリフォーマットされた識別部IDRと、一般のセクタデ
ータが記録される領域としてのデータ部DTRとから成っ
ている。識別部IDRの先頭位置には、データ読み取り時
にクロック発生用PLL回路等の動作を安定化するための
同期信号(PLOシンク)PLOSの記録部が先頭に配置さ
れ、この同期信号PLOSの記録部に連続して、セクタ識別
アドレス情報の1つの記録単位となるユニットUTが3重
書き(n=3)されて配置されている。すなわち、セク
タ識別アドレス情報の記録単位となる同じ内容の3つの
ユニットUT1、UT2、UT3が同期信号PLOSに続いて順次配
設されており、各記録単位あるいはユニットUTは、先頭
にシンクパターンのアドレスマークSPAが配され、トラ
ックアドレスTA及びセクタアドレスSAより成るアドレス
ADが配され、次にCRC誤り検出符号あるいは例えばBCH符
号よりなる誤り訂正符号ECCが配されて成っている。こ
こで、各部のビット数の例としては、トラックアドレス
TAの16ビットとセクタアドレスSAの8ビットとで合計24
ビットのアドレスADとなっており、誤り検出あるいは訂
正符号ECCの長さは、アドレスADに等しく24ビットとな
っている。
いま、上記符号ECCとして誤り訂正符号を用いるものと
し、24ビットのアドレスADに対して(48,24)の拡張BCH
符号で符号化されている場合には、5ビットまでの誤り
訂正が可能である。従って、上述した第1図の例と同様
に、先頭ユニットUT1の前半部分のアドレスAD1と、最終
ユニットUT3の後半部分の誤り訂正符号ECC3とを結合し
て新たな48ビットのユニットを構成した場合に、この新
たなユニット内で5ビットまでのエラーが生じていて
も、エラー訂正が行えることになる。
ここで、従来におけるデータ読み取りが不可能となる条
件と、本発明実施例のデータ読取不可能条件とを比較す
るために、上記第1図における符号E1〜E3としてそれぞ
れ24ビットのCRC誤り検出符号を用いる場合の例につい
て、第3図を参照しながら説明する。なお、データも24
ビットで、1ユニットUTは48ビットで構成されている。
この第3図の具体例において、データ読み取りが不可能
となる最短のバーストエラー長を考慮すると、従来にお
いては、3重書きされた3つのユニットUT1〜UT3のうち
の中央のユニットUT2の領域より前後それぞれ1ビット
ずつ広がった部分、すなわち第3図のERRaのような50ビ
ットの長さのバーストエラーが生ずると、各ユニットUT
1、UT2、UT3のいずれもがエラー有りと判断されて、デ
ータ読み取りが不可能となってしまう。これに対して、
本発明実施例においては、データD1とCRC符号E3との結
合ユニットを使用することにより、上記50ビットバース
トエラーERRaが生じても有効なデータ読み取りが可能で
り、さらにユニットUT1のCRC符号E1(あるいはユニット
UT3のデータD3)がエラーとなっても、データ読み取り
が可能である。従って、データ読み取りが不可能となる
最短のバーストエラー長は、第3図のエラーERRbに示す
ような74ビットとなり、従来のエラー長50ビットに比
べ、約50%程度バーストエラー長が長くなっても有効読
み取りを可能化している。
なお、本発明は、上記実施例のみに限定されるものでは
なく、一般の多重書きデータの再生にも適用することが
できる。すなわち、例えば第4図に示すように、3重書
きされたそれぞれmビットのデータD1〜D3の再生信号の
内の先頭のkビット(1≦k<m)の部分D1kと末尾の
m−kビット部分D3m−kとを結合して新たな1ユニッ
トのmビットのデータを構成し、この結合された1ユニ
ットのデータと、基準となるデータあるいは参照データ
とを比較するような処理により、有効データか否かの判
別を行うようにして、データ信号の再生を実行すればよ
い。この他、ディスク状記録媒体以外に光カード等のカ
ード状記録媒体にも適用できる。
H.発明の効果 本発明の信号再生方法によれば、従来において長いバー
ストエラー発生時に読み取りが不可能とされていたもの
を読取可能とし、長いバーストエラーに対するデータの
読取可能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のデータ信号再生動作原理を
説明するための図、第2図は本発明に用いられる光ディ
スク上の信号記録フォーマットの一例を示す図、第3図
はバーストエラー発生時のデータ読み取りが不可能とな
る条件の具体例を示す図、第4図は多重書きデータ再生
の一般例を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に対しmビット(mは整数)のデ
    ータ及び誤り検出あるいは訂正符号より成るユニットが
    n重書き(nは2以上の整数)されて記録されたものを
    再生する信号再生方法において、 上記n重書きされたユニットを再生して得られた各ユニ
    ットに対して誤り検出あるいは訂正処理を施しても有効
    なデータ読取が行えない場合にこれらのnユニット分の
    再生信号の内の先頭のkビット(1≦k≦m)と末尾の
    m−kビットとを結合して新たな1ユニットを構成し、
    この結合された1ユニットに対して誤り検出あるいは訂
    正を施してデータを読み取ることを特徴とする信号再生
    方法。
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JPS62295275A JPS62295275A (ja) 1987-12-22
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