JPH07240847A - Fax文書受信装置 - Google Patents

Fax文書受信装置

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JPH07240847A
JPH07240847A JP6028410A JP2841094A JPH07240847A JP H07240847 A JPH07240847 A JP H07240847A JP 6028410 A JP6028410 A JP 6028410A JP 2841094 A JP2841094 A JP 2841094A JP H07240847 A JPH07240847 A JP H07240847A
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JP
Japan
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confidential
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JP6028410A
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English (en)
Inventor
Chu Iida
宙 飯田
Shigeo Tatsugami
重夫 龍神
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 FAX文書受信装置は、FAX文書の送信装
置のFAX番号や電話番号等と、受信側の特定の人間の
みが内容を知ることができる親展文書の送信装置かどう
かの情報と、出力することなく消去すべき破棄文書の送
信装置かどうかの情報とからなるアドレスを記憶する。
親展文書が送られてきたときは、アドレスの一覧表中の
該当する行が表示画面に点滅表示される。親展文書を出
力するには、パスワードを入力する。破棄文書を受信す
ると、自動的に消去される。 【効果】 FAX文書の送信装置に、特定の人間に送る
ことを示す情報や親展文書であることを示す情報を送信
する機能がなくても、親展文書を受信することができ
る。また、受信側の操作者が、受信したFAX文書が破
棄文書かどうかをひとつひとつ調べて消去する手間と苦
痛とから解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FAX文書受信機能が
設けられた、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、コ
ンピュータ、電子手帳などの、FAX文書受信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FAX文書受信装置としては、図
10に示すようなファクシミリ装置がある。これは、電
話回線21を利用して、文章や図面等からなるFAX文
書の送信及び受信ができる情報端末のひとつである。送
信時には、用紙挿入ガイド22に原稿を入れ、操作部2
3(ダイヤルボタン)で送信先のFAX番号を入力して
送信する。原稿は、用紙受けガイド24に排出される。
受信時には、受信したFAX文書が、用紙に印刷されて
用紙受けガイド24に排出される。また、受話器25が
設けられ、電話機としても使用できるようになってい
る。
【0003】このようなファクシミリ装置には、特定の
送信者からのFAX文書のみを受信する手段として、フ
ァクシミリ装置内にあらかじめ登録してある相手からの
FAX文書のみを受信する機能を有するものがある。
【0004】しかし、FAX文書が受信されると、即座
に紙に印刷するなどの出力が行われるため、上記のファ
クシミリ装置を共有する人間のうちの特定の人間に対し
て、外部からFAX文書を送信することができない。
【0005】そのため、特開平2−79559号のファ
クシミリ端末装置には、受信したFAX文書を記憶する
ための複数の記憶装置が設けられており、上記記憶装置
のそれぞれに、固有のサブアドレスが付加されている。
そして、送信者が、送信側の上記ファクシミリ端末装置
によって、FAX番号のあとに続いて上記のサブアドレ
スのひとつを選び、それを送信する。すると、受信側の
上記ファクシミリ端末装置がそのサブアドレスを読み取
り、上記複数の記憶装置のうち、対応する記憶装置にF
AX文書を送る。そして、その記憶装置がFAX文書の
内容を記憶するようになっている。その後、受信側の各
個人が、自分のサブアドレスに対応する記憶装置からF
AX文書を読みだす操作を行う。このようにして、上記
ファクシミリ端末装置を共有する人間のうちの特定の個
人に対して、外部からFAX文書を送ることができる。
【0006】しかし、上記サブアドレスは、受信者を指
名することによって、受信側でFAX文書を仕分け・整
理するためのものであって、受信側の特定の人間のみが
読みだし可能にするためのものではない。そのため、受
信側の各個人は、他人あてに送られてきたFAX文書を
読みだすことができ、個人毎の秘密が守られないという
問題がある。
【0007】そのため、一部のファクシミリ装置には、
送信する際に、サブアドレスとともに、個人毎の秘密の
文書(以下親展文書と称する)であることを示す、親展
情報を送信するようになっており、受信側では、親展情
報が付加されたFAX文書に対しては、個人毎、すなわ
ちサブアドレス毎にあらかじめ定められたパスワードを
入力しなければ読みだすことができないようになってい
る。
【0008】しかし、送信するファクシミリ装置に、上
記親展情報を送る機能が必要である。
【0009】そこで、特開平2−298135号の通信
端末装置及び親展通信方式では、送信側からサブアドレ
スを送信する機能が設けられ、受信側として、あらかじ
め、上記各サブアドレスと親展文書扱いの可否との対応
を記憶するための記憶装置が設けられている。
【0010】そこでは、まず送信者がサブアドレスを送
る。すると、受信側で、そのサブアドレスが上記記憶装
置内のサブアドレスと照合され、親展文書扱いするかど
うかが決定される。そして、親展文書については、その
後、受信側の各個人が、前記同様、個人毎、すなわちサ
ブアドレス毎にあらかじめ定められたパスワードを入力
して、自分あてのFAX文書を読みだすようになってい
る。したがって、送信側には、親展情報を送る機能が不
要である。
【0011】また、特開平4−372265号のメール
ボックスを有したファクシミリ装置では、前記同様、サ
ブアドレスが付加されたFAX文書を受信した場合、サ
ブアドレスごとに区分けして記憶しておくための複数の
メールボックスが設けられている。一方、このファクシ
ミリ装置には、FAX文書を送信する時刻を設定してお
き、その時刻になると自動的に送信させるための、時刻
指定送信機能が設けられている。上記メールボックス
は、この場合の送信するFAX文書の一時記憶にも用い
られている。ここで、一般的には、上記のようなサブア
ドレスごとの受信や時刻指定送信を繰り返し行っている
と、どのメールボックスにどんなFAX文書が記憶され
ているのかが、操作者には把握できなくなっていた。そ
こで、このメールボックスは、上記メールボックスを操
作するときには、自動的にメールボックスの使用状況が
表示されるようになっている。
【0012】また、従来の親展文書の送受信では、送受
信装置間で回線が接続されても、受信側の装置が、既に
受信したFAX文書の印字処理や送信するための原稿の
読み込み処理などを行っているために、記憶容量等の都
合で、受信処理を行う能力の余地がない状態(ビジー状
態)のときは、その装置に対してはFAX文書の送信が
開始できない。そのため、送信側の装置によってFAX
文書送信開始のための発呼(受信処理準備の要求)が数
回繰り返される。しかし、それでもFAX文書の送信が
開始できない場合は、発呼が終了してしまう。したがっ
て、送信者が、もう一度親展情報を入力しなおさなけれ
ばならない。さらに、親展文書の送受信は、重要な文書
の送受信方法として使われることが多いが、受信側で、
FAX文書の内容を記憶する装置の容量が満杯になって
いるときは、その受信装置に対しては、通常のFAX文
書のみならず親展文書すら送れなくなってしまうという
問題がある。
【0013】そこで、特開平5−130435号のファ
クシミリ装置では、受信したFAX文書を記憶するメモ
リの一部に、親展文書のみを記憶するための記憶空間が
設けられている。また、送受信装置間で回線が接続され
ると、受信側から送信側へ、親展情報の送信要求が行わ
れる。そして、送信側から親展情報が送信された場合
は、そのFAX文書の受信動作が優先して行われ、上記
記憶空間に、そのFAX文書が親展文書として記憶され
るようになっている。したがって、このファクシミリ装
置は、ビジー状態であっても親展文書を受信することが
できる。また、親展文書でないFAX文書を記憶するメ
モリが満杯になった場合でも、確実に親展文書を受信す
ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のFAX
文書受信機能を持った装置はいずれも、受信側の特定の
人間がFAX文書を受け取るためには、送信側で、受信
者を指定するためのサブアドレスを入力・送信する必要
がある。そのため、送信側の装置に、サブアドレスを送
る機能が必要である。また、それゆえ、送信側に対し
て、正しいサブアドレスを選択するように受信側から説
明する手間がかかるという問題や、送信側にとって、操
作が複雑で間違えやすいという問題がある。
【0015】また、広告やいたずらなど、受信側にとっ
て無用の情報がFAX文書として送られてくると、サブ
アドレスの指定がなければ、即座に紙などの出力媒体に
出力される。そのため、出力媒体の無駄が生じる。これ
は、たとえその送信者が無用の情報の送り手であること
があらかじめ分かっている場合でも、防ぐことができな
い。また、サブアドレスが指定されていれば、即座に出
力はされないものの、装置内には記憶されたままであ
る。このため、受信側の人間が、記憶された上記FAX
文書の内容をひとつひとつチェックして消去しなければ
ならず、受信側の人間が、時間的無駄、精神的苦痛を強
いられるという問題がある。
【0016】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、その目的は、送信側の装置にサブ
アドレスや親展情報を送信する機能がなくても、受信側
の特定の人間だけが内容を知ることができる親展文書を
送受信することができ、また、無用のFAX文書の送り
手があらかじめ分かっている場合は、その送り手からの
FAX文書は記憶も出力もせずにすぐに消去することが
でき、さらに、上記親展文書を受信した際には、親展文
書を受信したことを受信側の人間に警告表示できるFA
X文書受信装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載のFAX文書受信装置は、受信したF
AX文書の内容を記憶するための主記憶手段と、FAX
文書の送信装置を特定するための送信装置特定情報と、
その送信装置から受信したFAX文書を、パスワードが
入力された場合にのみ上記主記憶手段から出力できる親
展文書とすべきか否かを示す親展情報との対応を記憶す
るための補助記憶手段と、上記パスワードを入力するた
めの入力手段と、FAX文書を受信すると、上記送信装
置特定情報および上記親展情報を検索し、受信したFA
X文書を親展文書とすべきであることが上記親展情報に
示されている場合は、上記パスワードが入力された場合
にのみそのFAX文書が上記主記憶手段から出力される
ように制御する制御手段とが設けられている構成であ
る。
【0018】請求項2記載のFAX文書受信装置は、請
求項1記載のFAX文書受信装置において、上記送信装
置特定情報と、その送信装置から受信したFAX文書を
上記主記憶手段から消去する必要がある破棄文書とすべ
きか否かを示す破棄情報との対応が上記補助記憶手段に
記憶され、FAX文書を受信すると、上記送信装置特定
情報および上記破棄情報を検索し、受信したFAX文書
を破棄文書とすべきであることが上記破棄情報に示され
ている場合は、そのFAX文書が上記主記憶手段から消
去されるように上記制御手段によって制御される構成で
ある。
【0019】請求項3記載のFAX文書受信装置は、請
求項1または2記載のFAX文書受信装置において、上
記親展文書とすべきFAX文書を受信したときに、親展
文書を受信したことを警告表示するように制御される構
成である。
【0020】
【作用】上記の構成により、請求項1記載のFAX文書
受信装置は、FAX文書を受信すると、受信したFAX
文書に含まれている、FAX番号のような、送信装置を
特定できる上記送信装置特定情報と、あらかじめFAX
文書受信装置内に記憶された上記親展情報とが参照され
る。そして、受信したFAX文書の上記主記憶手段から
の出力に上記パスワードの入力が必要であることが上記
親展情報に示されている場合は、パスワードを受信側の
人間が入力した場合に限ってそのFAX文書の出力が可
能なように設定される。
【0021】それゆえ、上記パスワードを知らない人間
にFAX文書を読みだされることがないように設定する
ことが受信側の操作だけででき、送信装置の側には、本
FAX文書受信装置を共有する人間のうちから送信先の
相手を指定するための機能、すなわちサブアドレスを送
信する機能がなくても、親展文書の送信が可能になる。
【0022】請求項2記載のFAX文書受信装置は、F
AX文書を受信すると、上記送信装置特定情報と、受信
したFAX文書を上記主記憶手段から消去するか否かを
上記送信装置ごとに示す破棄情報が参照される。そし
て、受信したFAX文書の上記主記憶手段からの消去が
必要であることが破棄情報に示されている場合は、その
FAX文書が自動的に上記主記憶手段から消去される。
【0023】それゆえ、破棄文書の、用紙等の出力媒体
への出力による、出力媒体の浪費が防がれるとともに、
受信側の人間が、上記破棄文書をひとつひとつ指定して
は消去する時間的無駄および精神的苦痛から解放され
る。
【0024】請求項3記載のFAX文書受信装置は、親
展文書が受信されたときには、受信側の操作者に対し
て、親展文書を受信したことを示す警告表示が行われ
る。
【0025】それゆえ、FAX文書の受信や読みだし操
作を行っている時以外でも、本FAX文書受信装置の電
源さえ入っていれば、親展文書が受信されたことを受信
側の操作者がすぐに知ることができる。よって、受信側
で、親展文書が届いていないかを確認するための特段の
操作を行う必要がなく、その手間が省けるとともに、親
展文書受信の確認作業を定期的に行うことを受信側の操
作者が常に頭に入れておく義務から解放される。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図9に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0027】図2に、本実施例のFAX文書受信装置が
設けられたコンピュータの内部の概略を示す。各種プロ
グラムを実行するCPU(Central Processing Unit 、
中央処理装置)1に、各種装置のマッピングや電源のコ
ントロールを行うゲートアレー2の一端が接続されてい
る。ここで、受信したFAX文書が、受信側の特定の人
間だけがその内容を知ることができるFAX文書(以
下、親展文書と称する)か否かを示す情報を親展情報と
称し、一方、受信したFAX文書が、用紙等へ出力され
ず、後述するように記憶された後にRAM(Random Acc
ess Memory)3から消去されるべきFAX文書(以下、
破棄文書と称する)か否かを示す情報を破棄情報と称す
る。さらに、送信者の会社名、氏名、電話番号、および
FAX番号からなる送信装置特定情報と、上記親展情報
と、上記破棄情報との3つの情報を総称して、アドレス
と称する。上記ゲートアレー2の他端には、全アドレス
および受信したFAX文書の内容を格納する、主記憶手
段および補助記憶手段としてのRAM3が接続されてい
る。
【0028】また、同じくゲートアレー2には、制御プ
ログラムとコンピュータグラフィクス(CG)とを記憶
するROM(Read Only Memory)4、表示装置5をコン
トロールする表示コントローラ6、キーボード7からの
入力に対するキーインターフェース8、各種文書を印刷
するプリンタ9、および、電話回線10を通じてFAX
文書を送受信するために、信号を変調および復調するF
AXモデム11が接続されている。また、電源部12か
ら、ロジック用電源VCCおよび表示駆動用電源VLC
Dが出力され、本コンピュータに電力が供給されてい
る。そして、表示コントローラ6には表示装置5が、キ
ーインターフェース8にはキーボード7(入力手段)が
それぞれ接続されている。上記CPU1、ゲートアレー
2、RAM3、ROM4、表示コントローラ6およびキ
ーインターフェース8によって制御手段が構成されてい
る。
【0029】上記アドレスと、各送信者から受信した件
数を示す着信件数カウンタの値とが、図7に示すよう
に、RAM3のアドレス格納領域3aの番地addより
順に格納されている。親展情報と破棄情報とは、図中、
条件フラグ(1バイト)中に格納されている。
【0030】受信したFAX文書(以下、受信データと
称する)は、送信者の名称(会社名や氏名など)、送信
者のFAX番号、送信側の性能(モデムの通信スピード
など)からなるヘッダデータと、文章や図面などからな
る、受信側に伝えたい内容(以下、内容データと称す
る)からなっている。RAM3の受信データ格納領域3
bには、番地faxbufから、上記ヘッダデータがま
ず格納され、次いで、内容データが格納されるようにな
っている。次のFAX文書を受信すると、上記の内容デ
ータを格納したメモリの最後尾の番地の次の番地から、
上記同様、ヘッダデータと内容データとが格納されてい
く。ここで、各受信データのヘッダデータが格納される
メモリの先頭番地をスタート番地と称する。
【0031】RAM3のワーク領域3cには、後述する
パスワードと、親展文書を受信したかどうかを表す親展
文書受信フラグと、さらに、親展文書を受信した場合
は、以下の受信データ情報とが格納されるようになって
いる。すなわち、上記受信データ情報は、そのFAX文
書の送信側のFAX番号と、該当するスタート番地と、
その受信データのデータサイズとからなっている。
【0032】図1に示すように、上記表示装置5の表示
画面にアドレスが表示されたとき(以下、アドレス表示
画面と称する)は、画面全体にアドレスの一覧表が表示
される。ここで、シークレット要/否と受信破棄要/否
とは、それぞれ親展情報、破棄情報に対応している。シ
ークレット「要」・「否」は、それぞれ親展文書とする
必要の有り・無しを表し、受信破棄「要」・「否」は、
それぞれ破棄文書とする必要の有り・無しを表す。会社
名、氏名、電話番号、およびFAX番号の変更は、この
画面で行う。また、各アドレスに対して、前記着信件数
カウンタの値、すなわち着信件数が表示されている。
【0033】アドレス表示画面の下部には、各種FAX
機能(FAX文書送受信、FAX文書内容の表示確認な
ど)とそれを実行するためのファンクションキーの名前
(F1、F2など)との対応が表示されている。ここに
表示されるファンクションキー名は、キーボード7にあ
るそれぞれのファンクションキーを表しており、各ファ
ンクションキーを押すことによって、各種FAX機能を
選択することができるようになっている。たとえば、F
1を押すとFAX文書の送信ができ、F2を押すと、F
AX文書の内容を表示させて確認できる。F3を押すと
FAX文書の印刷ができ、F10を押すと、後述するパ
スワードを入力することによって、後述するシークレッ
トの一時的有効・無効の変更ができ、F9を押すと、こ
れらすべての機能を終了して別のコンピュータ作業に移
ることができる。
【0034】シークレットが「要」であるアドレスに対
して、F10を押して、対応するパスワードを入力し、
シークレットを「無効」に設定すると、アドレス表示画
面の右上部に「シークレット無効」の文字が表示される
(図6参照)。シークレットを「有効」に設定すると、
同じく「シークレット有効」の文字が表示されるように
なっている。
【0035】次に、上記FAX受信装置にFAX文書が
送られてきたときの受信処理動作を、図8に示すフロー
チャートを用いて説明する。FAX文書が送られてくる
と、FAX文書受信装置が自動的にその受信を開始し
(S1)、受信データをRAM3の受信データ格納領域
3bに格納する(S2)。その際、前記したように、ま
ず図7に示す受信データ格納領域3bの番地faxbu
fから、ヘッダデータがまず格納され、次いで内容デー
タが格納される。
【0036】受信データの受信が終了するまで上記格納
作業を繰り返す(S3)。それが終了すると、受信デー
タ(ヘッダデータ)から送信装置のFAX番号(Aと称
する)が抽出され(S4)、アドレス格納領域3aに格
納されているFAX番号の中から上記Aが検索される
(S5)。もしAと一致するFAX番号があった場合、
そのアドレスの着信件数が更新され(S6)、次に、受
信破棄要か否かがチェックされる(S7)。
【0037】受信破棄が要であった場合、受信データ格
納領域3bに格納した上記受信データがクリア(消去)
(S9)され、受信処理が完了する。このとき、操作者
がアドレス表示画面を表示装置5に呼び出すと、図3に
示すように、該当するアドレスの着信件数欄の数値が1
増えている。
【0038】受信破棄が否であった場合は、さらに、シ
ークレットが要か否かがチェックされる(S8)。シー
クレットが要であった場合、前記したワーク領域3c
(図7参照)内の親展文書受信フラグがONになる(S
10)。そして、ワーク領域3cに、前記受信データ情
報(送信者FAX番号、スタート番地、およびデータサ
イズ)が格納される(S11)。これで受信処理が完了
する。このとき、操作者がアドレス表示画面を表示装置
5に呼び出すと、図4に示すように、該当するアドレス
の着信件数欄の数値が1増えると同時に、該当するアド
レスの行全体が点滅表示される。
【0039】受信破棄が否であり、シークレットが否で
あった場合は、その受信データのプリントアウトが行わ
れ(S12)、受信処理が完了する。
【0040】上記S5において、アドレス格納領域3a
に格納されているFAX番号の中に、前記Aと一致する
FAX番号がなかった場合、その受信データのプリント
アウトが行われ(S12)、受信処理が完了する。
【0041】次に、上記シークレットを要に設定してい
るアドレスからFAX文書を受信したときの、本実施例
のFAX文書受信装置から操作者への通知処理動作およ
び受信データの読みだし処理動作について、図9に示す
フローチャートを用いて説明する。なおここで、本実施
例のFAX文書受信装置の機能に則った、FAX文書の
送受信、画面表示、印刷等を行うことができるコンピュ
ータ用ソフトを、FAXソフトと称する。
【0042】まず、本コンピュータ上では、ワードプロ
セッサソフトや、表計算ソフトや、あるいは上記FAX
ソフトといった、コンピュータ用のソフト(以下、アプ
リケーションと総称する)が実行されている(S2
1)。このとき、前記したFAX文書受信処理が、並行
して行われている。そして、前記S10で、親展文書受
信フラグがONになった場合(S22)、前記FAX文
書受信処理が引き続き行われると同時に、図5に示すよ
うに、表示装置5の画面の右下部に、「[?FAX]」
という文字が点滅表示され(S23)、親展文書を受信
したことが操作者に通知される。
【0043】ここで、今動作させているアプリケーショ
ンが、上記FAXソフトかどうかが調べられ(S2
4)、FAXソフトでない場合は、そのアプリケーショ
ンを終了するキー入力があったかどうかがチェックされ
る(S25)。そのキー入力がない場合はそのままの状
態であり、上記の点滅状態が続く(S23)。しかし、
今動作させているアプリケーションがFAXソフトの場
合や、今のアプリケーションを終了するキーの入力後に
S21でFAXソフトが実行された場合は、図4に示す
ように、表示装置5の画面にアドレス表示画面が呼び出
され、アドレス一覧表が表示される(S26)。その
際、前記したように、該当するアドレスの着信件数欄の
数値が1増えるとともに、該当するアドレスを示す行全
体が点滅表示される(S27)。
【0044】親展文書を読みだすには、操作者が、キー
ボード7上のファンクションキー10を押してパスワー
ド入力操作を選択し、該当するパスワードを入力する
(S28)。入力したパスワードが、あらかじめRAM
3のワーク領域3cに格納されたパスワードと一致した
場合は、シークレットの一時的な有効・無効の変更が行
えるようになる。したがって、操作者が、シークレット
を一時的に無効に変更する(S29)。
【0045】次に、操作者が、ファンクションキー2を
押してFAX文書の画面表示を選択するか、ファンクシ
ョンキー3を押して親展文書をプリントアウトするかを
選択する(S30)。すると、シークレットの有効・無
効がチェックされ(S31)、無効に設定されている場
合は、ワーク領域3c内に格納されたスタート番地に従
って、受信データ格納領域3bから、該当する親展文書
の内容が読みだされる。その結果、該当する親展文書の
内容の表示あるいはプリントアウトが行われる(S3
2)。
【0046】先ほどシークレットを一時的に無効にした
ので、FAXソフトを終了する(S33)前に、S28
に戻り、操作者がもう一度パスワードを入力して、シー
クレットを有効に戻しておく(S29)。そして、FA
Xソフトを終了するキーを入力し(S33)、各種アプ
リケーションの実行操作に戻る(S21)。
【0047】上記のように、本実施例では、上記パスワ
ードを知らない人間にFAX文書を読みだされることが
ないように設定することが受信側の操作だけででき、送
信装置の側には、本FAX文書受信装置を共有する人間
のうちから送信先の相手を指定するための機能、すなわ
ちサブアドレスを送信する機能がなくても、親展文書の
送信が可能になる。
【0048】また、いたずらなどの無用のFAX文書を
送信する送信装置のFAX番号を上記アドレスに登録
し、その受信破棄欄を要にしておけば、その後そのよう
なFAX文書を受信して記憶しても、用紙にプリントア
ウトすることなく、自動的に記憶装置から消去すること
ができる。それゆえ、プリントアウトに使われる用紙を
節約できるとともに、受信側の操作者が、受信した無用
のFAX文書をひとつひとつRAM3から選択しては消
去していく作業が不要になり、時間的無駄および精神的
苦痛から解放される。
【0049】また、上記のように、コンピュータのロジ
ック用電源VCCおよび表示駆動用電源VLCDが入っ
ている限り、どんなアプリケーションを実行していると
きにも、表示装置5の右下部に、親展文書を受信した旨
が点滅表示される。したがって、FAX文書の送受信に
無関係のアプリケーションを実行しているときでも、親
展文書が送られてきたことを操作者が容易に分かるよう
になっている。なお、画面の隅に表示されるので、今実
行しているアプリケーションの実行が妨げられることは
ない。それゆえ、受信側で、親展文書が届いていないか
を確認するために今実行しているアプリケーションを終
了させる手間が省けるとともに、上記確認作業を定期的
に行うことを受信側の操作者が常に頭に入れておく義務
から解放される。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のFAX文
書受信装置は、受信したFAX文書の内容を記憶するた
めの主記憶手段と、FAX文書の送信装置を特定するた
めの送信装置特定情報と、その送信装置から受信したF
AX文書を、パスワードが入力された場合にのみ上記主
記憶手段から出力できる親展文書とすべきか否かを示す
親展情報との対応を記憶するための補助記憶手段と、上
記パスワードを入力するための入力手段と、FAX文書
を受信すると、上記送信装置特定情報および上記親展情
報を検索し、受信したFAX文書を親展文書とすべきで
あることが上記親展情報に示されている場合は、上記パ
スワードが入力された場合にのみそのFAX文書が上記
主記憶手段から出力されるように制御する制御手段とが
設けられている構成である。
【0051】それゆえ、上記パスワードを知らない人間
にFAX文書を読みだされることがないように設定する
ことが受信側の操作だけででき、送信装置の側には、本
FAX文書受信装置を共有する人間のうちから送信先の
相手を指定するための機能、すなわちサブアドレスを送
信する機能がなくても、親展文書の送信が可能になる。
【0052】請求項2記載のFAX文書受信装置は、請
求項1記載のFAX文書受信装置において、上記送信装
置特定情報と、その送信装置から受信したFAX文書を
上記主記憶手段から消去する必要がある破棄文書とすべ
きか否かを示す破棄情報との対応が上記補助記憶手段に
記憶され、FAX文書を受信すると、上記送信装置特定
情報および上記破棄情報を検索し、受信したFAX文書
を破棄文書とすべきであることが上記破棄情報に示され
ている場合は、そのFAX文書が上記主記憶手段から消
去されるように上記制御手段によって制御されることを
特徴とする構成である。
【0053】それゆえ、破棄文書の用紙等の出力媒体へ
の出力による、出力媒体の浪費が防がれるとともに、受
信側の人間が、上記破棄文書をひとつひとつ指定しては
消去する時間的無駄および精神的苦痛から解放される。
【0054】請求項3記載のFAX文書受信装置は、請
求項1または2記載のFAX文書受信装置において、上
記親展文書とすべきFAX文書を受信したときに、親展
文書を受信したことを警告表示するように制御される構
成である。
【0055】それゆえ、FAX文書の受信や読みだし操
作を行っている時以外でも、本FAX文書受信装置の電
源さえ入っていれば、親展文書が受信されたことを受信
側の操作者がすぐに知ることができる。よって、受信側
で、親展文書が届いていないかを確認するための特段の
操作を行う必要がなく、その手間が省けるとともに、親
展文書受信の確認作業を定期的に行うことを受信側の操
作者が常に頭に入れておく義務から解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のFAX文書受信装置の表示
画面を示す概念図である。
【図2】図1のFAX文書受信装置が設けられたコンピ
ュータの全体の概略を示すブロック図である。
【図3】破棄文書を受信したときのFAX文書受信装置
の表示画面を示す概念図である。
【図4】親展文書を受信したときのFAX文書受信装置
の表示画面を示す概念図である。
【図5】図4において、FAX文書受信装置以外の表示
画面を示す概念図である。
【図6】図4において、シークレットを無効にしたとき
のFAX文書受信装置の表示画面を示す概念図である。
【図7】RAM内にFAX文書に関する各種データが格
納された様子を示す概念図である。
【図8】FAX文書の受信処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】親展文書であるFAX文書を受信したときの操
作者への通知処理および読みだし処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】FAX文書の送受信に用いられる従来のファ
クシミリ装置の全体の概略を示す平面図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ゲートアレー 3 RAM(主記憶手段および補助記憶手段) 4 ROM 5 表示装置 6 表示コントローラ 7 キーボード(入力手段) 8 キーインターフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信したFAX文書の内容を記憶するため
    の主記憶手段と、 FAX文書の送信装置を特定するための送信装置特定情
    報と、その送信装置から受信したFAX文書を、パスワ
    ードが入力された場合にのみ上記主記憶手段から出力で
    きる親展文書とすべきか否かを示す親展情報との対応を
    記憶するための補助記憶手段と、 上記パスワードを入力するための入力手段と、 FAX文書を受信すると、上記送信装置特定情報および
    上記親展情報を検索し、受信したFAX文書を親展文書
    とすべきであることが上記親展情報に示されている場合
    は、上記パスワードが入力された場合にのみそのFAX
    文書が上記主記憶手段から出力されるように制御する制
    御手段とが設けられていることを特徴とするFAX文書
    受信装置。
  2. 【請求項2】上記送信装置特定情報と、その送信装置か
    ら受信したFAX文書を上記主記憶手段から消去する必
    要がある破棄文書とすべきか否かを示す破棄情報との対
    応が上記補助記憶手段に記憶され、 FAX文書を受信すると、上記送信装置特定情報および
    上記破棄情報を検索し、受信したFAX文書を破棄文書
    とすべきであることが上記破棄情報に示されている場合
    は、そのFAX文書が上記主記憶手段から消去されるよ
    うに上記制御手段によって制御されることを特徴とする
    請求項1記載のFAX文書受信装置。
  3. 【請求項3】上記親展文書とすべきFAX文書を受信し
    たときに、親展文書を受信したことを警告表示するよう
    に制御されることを特徴とする請求項1または2記載の
    FAX文書受信装置。
JP6028410A 1994-02-25 1994-02-25 Fax文書受信装置 Pending JPH07240847A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287612A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Sharp Corp データ処理装置
US7271922B2 (en) 2000-03-03 2007-09-18 Sharp Kabushiki Kaisha Printing apparatus for controllably printing documents outputted from a distribution terminal to a distribution receiver as well as printing systems and methods related thereto

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7271922B2 (en) 2000-03-03 2007-09-18 Sharp Kabushiki Kaisha Printing apparatus for controllably printing documents outputted from a distribution terminal to a distribution receiver as well as printing systems and methods related thereto
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