JPH07240456A - ウェハキャリア固定装置 - Google Patents

ウェハキャリア固定装置

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Publication number
JPH07240456A
JPH07240456A JP6889394A JP6889394A JPH07240456A JP H07240456 A JPH07240456 A JP H07240456A JP 6889394 A JP6889394 A JP 6889394A JP 6889394 A JP6889394 A JP 6889394A JP H07240456 A JPH07240456 A JP H07240456A
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JP
Japan
Prior art keywords
carrier
wafer carrier
wafer
plate
bottom plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6889394A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Seiyama
俊宏 清山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU KOMATSU DENSHI KK
Sumco Techxiv Corp
Original Assignee
KYUSHU KOMATSU DENSHI KK
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU KOMATSU DENSHI KK, Komatsu Electronic Metals Co Ltd filed Critical KYUSHU KOMATSU DENSHI KK
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェハキャリアを水中で固定することによ
り、ビーカーからキャリアへのウェハの移し替えを確実
かつ効率的に行うことができる。 【構成】 ウェハキャリアを載置する底板3の一端側
に、上部に爪11を有するキャリア係止部1を立設す
る。この底板3の他端側に傾動可能に設けた略逆U字形
の可動係合板21を有する可動係合部2を設け、この可
動係合部2にその重心がキャリア係止部1側に偏心した
錘22a、22bを設ける。キャリア係止部1と可動係
合板21によりウェハキャリアを挟持し固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハを製造す
る工程において使用されるウェハキャリアを固定する装
置、特に水中において固定する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハはIC用と個別半導体素子
用に大別されるが、個別半導体用に使用されるウェハは
スライスドウェハ、ラップドウェハ、エッチドウェハ等
がある。このうちラップドウェハはラッピング加工後、
ラッピングにより汚れたウェハ面を洗浄、乾燥して完成
されるが、上記洗浄はウェハをキャリアに装填してある
程度エッチングして行う方法と、水が入ったビーカーの
中に重ね合わせて装填し、超音波の振動によりウェハ面
から汚れをたたき落とす方法とがある。このうち、ウェ
ハキャリアに装填して洗浄する方法においては、洗浄後
のウェハを移し替えることなく、そのままの状態で乾燥
機にかけられるが、ピーカーに装填して洗浄する方法に
おいては、乾燥機にかけるために洗浄が終わったウェハ
をキャリアに移し替える必要がある。このウェハを移し
替える作業において、濡れたウェハを空気中にあるキャ
リアに1枚ずつ装填していくと、乾燥機に掛ける前に部
分的に自然乾燥していき、ウェハの表面にシミ不良が発
生する。このため、キャリアを水中に浸漬したままでウ
ェハをビーカーからキャリアへ移し替える作業が行われ
ている。上述の工程の中で使用されるキャリアの材質と
しては、ポリプロピレンが使用されている。これは成形
性がよく、硬質で、耐磨耗性に優れ、この材質特有のヒ
ンジ効果が大きく、しかも廉価であるという理由からで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記キャリアの材質で
あるポリプロピレンの比重は0.9〜0.92程度と非
常に軽く、水中で浮遊してしまうため不安定な状態とな
り、作業中にキャリアを人手で押さえながら安定させて
行う必要があった。しかしながら、人手によりキャリア
を十分に固定することは困難であり、ウェハをキャリア
のスリットに挿入する際に、他のウェハと接触したり、
斜めに挿入してしまうおそれがあり、ウェハエッジが欠
けたり、表面に傷が発生するおそれがあった。本発明は
上記の問題に鑑みなされたものであり、ウェハキャリア
を水中で確実に固定することができ、移し替えの作業を
確実かつ効率的に行うことができるウェハキャリア固定
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、ウ
ェハキャリアを載置する底板と、該底板の一端側に設け
られ、ウェハキャリアの端面に設けられた溝と係合する
係合爪を持つキャリア係止部と、前記底板の他端側に設
けられ、ウェハキャリアの他端面に設けられた溝に傾動
して係合する可動係合板と、該可動係合板をキャリア係
止部側に押圧する付勢手段とからなるようにしたもので
ある。
【0005】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。図1は本
発明に係る実施例1のウェハキャリア固定装置の斜視
図、図2は図1の正面図、図3はウェハキャリアがウェ
ハキャリア固定装置に挿入されて固定される順序を示す
図1のA−A断面図、図4は本発明に係る可動係合板の
他の実施例を示す斜視図である。
【0006】図1および図2に示すように、本実施例の
ウェハキャリア固定装置は、底板3と、その底板3の一
端側に立設されたキャリア係止部1と、底板3の他端側
に設けられ、可動係合板21を有する可動係合部2と、
ウェハキャリアの横方向の移動を制限するように底板3
上に立設された側板4、5により構成されている。
【0007】キャリア係止部1の上部には、ウェハキャ
リア6の溝61に係合する爪11が設けられている。ま
た、キャリア係止部1の外側と底板3の上面の間には、
キャリア係止部1の立設を頑丈にするための補強板12
が設けられている。一方、可動係合部2には略逆U字形
の可動係合板21が設けられ、この可動係合板21のそ
れぞれの端部21aおよび21bの内側には錘22aお
よび22bがそれぞれ付設され、この錘22aおよび2
2bの内側下部には、底板3に固定されたブロック23
aおよび23bが設けられ、このブロック23aおよび
23bにはピン24が挿着されている。このピン24の
両端は錘22aおよび22bに貫装され、これら錘22
aおよび22bを傾動可能に軸支している。このピン2
4により錘22aおよび22bのそれぞれの底面は、可
動係合板21を底板3に対して直立させた状態のとき、
底板3から若干浮いた状態になるように取り付けられて
いる(図2参照)。
【0008】錘22aおよび22bの上部には回動自在
に設けられたガイドローラー26を軸着するピン25が
挿着されている。このピン25にはガイドローラー26
の横方向の移動を制限するカラー27aおよび27bが
錘22aおよび22bとガイドローラー26の間隙に巻
回されている。
【0009】底板3の可動係合部2が取り付けられた端
部にはストッパー31が設けられ、このストッパー31
に錘22aおよび22bの側面が当たることにより、可
動係合板21の外側への傾倒角度を制限している。
【0010】底板3には、このウェハキャリア固定装置
を水槽に浸漬し易くするための水抜き穴3aが多数穿設
されている。また、この底板3の底面には底板3を水槽
の底から僅かに浮いた状態で安定させるための角棒32
が複数取り付けられている。
【0011】ウェハキャリアの固定装置全体の材質は、
洗浄後のウェハへの汚染を防止し、かつ装置全体が水槽
の水中に浸漬するためにその比重が1以上である塩化ビ
ニールなどの合成樹脂が望ましい。
【0012】次に、実施例1の作用について説明する。
まず、ウェハキャリアの固定装置を水槽の水中に浸漬す
る。この際、水槽内の水が底板3の底面から多数の水抜
き穴3aを通り底板3の上面へと抜けることによりこの
固定装置はスムーズに浸漬され、底板3に取り付けられ
た角棒32が水槽の底に着き安定される。次に、図3
(a)に示すように、キャリア6を片手に持ち、その端
面63を可動係合部2の可動係合板21の上面21cに
押し当てることにより、錘22aおよび22bがストッ
パー31に当たるところまで可動係合部2が外側に開
く。この状態でキャリア6を下に降ろしていくと、回動
自在に設けられたガイドローラー26によりキャリア6
の底が底板3に着く。図3(b)に示すように、キャリ
ア6が底板3に着いたら、キャリア6をキャリア係止部
1の方向へ移動させることにより、キャリア係止部1の
爪11がキャリア6の溝61に係合する。図3(c)に
示すように、可動係合部2は錘22aおよび22bの作
用により、ピン24を支点として内側へ傾倒し、可動係
合板21の上面21cが自動的にキャリア6のもう一方
の溝62に係合する。これにより、ウェハキャリアは挟
持され水中にしっかりと固定される。
【0014】この状態で、ウェハをビーカーからキャリ
ア6に移し替え、作業が完了すると、ウェハが装填され
たキャリア6を可動係合部2の方向に移動させることに
より、キャリア係止部1の爪11がキャリア6の溝61
からはずれる。次に、キャリア6の端面63にガイドロ
ーラー26が押されることにより、可動係合板21の上
面21cがキャリア6の溝62からはずれる。これによ
り、ウェハキャリアの固定は解除され、ウェハキャリア
6を水槽の水中から引き上げることができる。尚、これ
らのウェハキャリア6の固定、固定の解除並びに水中か
らの引き上げといった一連の作業を片手で容易に行うこ
とができる。さらに、本実施例の使用方法を水中での作
業で説明したが、大気中で使用できることは勿論であ
る。
【0015】尚、上記実施例では可動係合板を略逆U字
形にしているが、これに限定されず、図4のように逆L
字形のものを2個用いたものや、単に上部に係合爪が設
けられたものでもよい。
【0016】実施例2 本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。図5は本
発明に係る実施例2のウェハキャリア固定装置の正面図
である。実施例2のウェハキャリア固定装置において
は、可動係合部7の可動係合板71の端部71aおよび
71b(図示せず。)と側板81および側板81(図示
せず。)の間には、実施例1の錘22a、22bに代わ
ってばね72aおよび72b(図示せず。)が取り付け
られている。図5(a)に示すように、ウェハキャリア
6を挿入するとウェハキャリア6の端面63によって可
動係合部7が押し広げられる。図5(b)に示すよう
に、キャリア6が底板8に着きキャリア係止部9方向に
移動されると、キャリア6の溝61がキャリア係上部9
と係合し、ばね72aおよび71bの作用によって可動
係合部7の可動係合板71がキャリア6の溝62と係合
して、キャリア6を挟持することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のウェハキャリア固定装置を用い
て、水中でウェハキャリアへ移し替える作業を行えば次
のような効果がある。 (a)ウェハキャリアが浮遊しないので、作業が効率よ
く楽にできる。 (b)正確なウェハの装填作業ができるので、ウェハ同
士の接触やウェハのキャリアへの接触が防止でき、カケ
やチッピングの発生が防止できる。 (c)キャリアの固定装置への取りつけ、取り外しが片
手で動力を使わずにできる。 尚、上記は水中での移し替え作業においての効果を挙げ
たが、大気中での作業においても上記(b)項および
(c)項の効果がある。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1のウェハキャリア固定装
置の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】ウェハキャリアが挿入されて固定される順序を
示す図1のA−A断面である。
【図4】本発明に係る可動係合板の他の実施例を示す斜
視図である。
【図5】本発明に係る実施例2のウェハキャリア固定装
置の正面図である。
【符号の説明】
1 キャリア係止部 11 爪 12 補強板 2 可動係合部 21 可動係合板 21a 端部 21b 端部 21c 上面 22a 錘 22b 錘 23a ブロック 23b ブロック 24 ピン 25 ピン 26 ガイドローラー 27a カラー 27b カラー 3 底板 3a 水抜き穴 31 ストッパー 32 角棒 4 側板 5 側板 6 キャリア 61 溝 62 溝 63 端面 7 可動係合部 71 可動係合板 71a 端部 71b 端部 72a ばね 72b ばね 8 底板 81 側板 82 側板 9 キャリア係止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハキャリアを載置する底板と、該底
    板の一端側に設けられ、ウェハキャリアの端面に設けら
    れた溝と係合する係合爪を持つキャリア係止部と、前記
    底板の他端側に設けられ、ウェハキャリアの他端面に設
    けられた溝に傾動して係合する可動係合板と、該可動係
    合板をキャリア係止部側に押圧する付勢手段とからなる
    ことを特徴とするウェハキャリア固定装置。
  2. 【請求項2】 前記可動係合板が略逆U字形に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のウェハキャリア
    固定装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段が、前記可動係合板の重心
    をキャリア係止部側に偏心した位置に設けた錘であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のウェハキャリア固定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段が、ばねであることを特徴
    とする請求項1記載のウェハキャリア固定装置。
  5. 【請求項5】 前記可動係合板の内側に、ウェハキャリ
    アの下端に当接して回転するガイドローラーを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のウェハキャリア固定装
    置。
JP6889394A 1994-02-28 1994-02-28 ウェハキャリア固定装置 Pending JPH07240456A (ja)

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JP6889394A JPH07240456A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ウェハキャリア固定装置

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JP (1) JPH07240456A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077880A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Sumitomo Electric Ind Ltd ウエハの洗浄搬送方法とウエハ洗浄搬送用治具
JP2016200821A (ja) * 2016-05-27 2016-12-01 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置
JP2019042888A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 株式会社ディスコ 研磨装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016200821A (ja) * 2016-05-27 2016-12-01 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置
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