JP2587362Y2 - ウエハキャリア位置決め機構 - Google Patents

ウエハキャリア位置決め機構

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JP2587362Y2
JP2587362Y2 JP1993042728U JP4272893U JP2587362Y2 JP 2587362 Y2 JP2587362 Y2 JP 2587362Y2 JP 1993042728 U JP1993042728 U JP 1993042728U JP 4272893 U JP4272893 U JP 4272893U JP 2587362 Y2 JP2587362 Y2 JP 2587362Y2
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JP
Japan
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wafer carrier
carrier
wafer
positioning mechanism
leaf springs
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JP1993042728U
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JPH0710943U (ja
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茂 水川
健夫 山中
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ウエハを収納するウエ
ハキャリアの洗浄装置等に使用されるウエハキャリア位
置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハキャリアを自動洗浄するキャリア
洗浄装置では、洗浄槽内の所定位置にウエハキャリアを
位置決めする必要がある。従来の位置決め機構として
は、図1に示すように、洗浄槽の槽底面に載置されたウ
エハキャリア10の四隅部を、槽底面に設けた4つの位
置決めブロック11により包囲して係止するものが多用
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなウエハキャ
リア位置決め機構は、ウエハキャリアを簡単に着脱でき
る利点がある。また、キャリア材質が、洗浄槽に収容さ
れる洗浄液より比重が大きい石英、テフロン等の場合
は、ウエハキャリアが浮上するおそれもない。しかし、
ウエハキャリアがポリプロピレンのような洗浄液より比
重が小さい材質で形成されている場合は、ウエハキャリ
アの浮き上がりを防止できないという問題がある。
【0004】本考案の目的は、ウエハキャリアの着脱が
容易で、しかも、その浮上を確実に防止できるウエハキ
ャリア位置決め機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のウエハキャリア
位置決め機構は、ウエハキャリアが載置されるキャリア
載置面上にウエハキャリアを位置決めする位置決め機構
において、キャリア載置面上に位置決めされたウエハキ
ャリアをウエハ並列方向両端から挟んで対向する一対
板バネをキャリア載置面に立設し、各板バネの上端部
に、ウエハキャリアのウエハ並列方向両端に設けられた
端板の上縁部に係合する押さえブロックを取り付けると
共に、対向する板バネの間にウエハキャリアを挿入する
ときに押さえブロックが互いに離反するように押さえブ
ロックの上面を傾斜させ、また、対向する板バネの間か
らウエハキャリアを引き上げるときに押さえブロック
互いに離反するように押さえブロックの下面を傾斜させ
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】一対の板バネの上端部に連結した押さえブロッ
クがウエハキャリアの上縁部に係合することにより、
エハキャリアがポリプロピレンのような洗浄液より比重
が小さい材質で形成されている場合も、そのウエハキャ
リアの浮き上がりが確実に防止される。また、ウエハキ
ャリアに凹部を設ける必要がなく、改造や設計変が不
要である。ウエハキャリアをセットするとき、即ち一対
の板バネの間にウエハキャリアを挿入するときも、ウエ
ハキャリアを取り外すとき、即ち一対の板バネの間から
ウエハキャリアを引き上げるときも、一対の板バネが外
側に撓んで押さえブロックの間隔が広がるので、押さえ
ブロックはウエハキャリアの着脱の妨げにならない。
バネがウエハ並列方向の両端側に設けられ、押さえブロ
ックがウエハキャリアの端板に係合するので、ロボット
によるチャッキング、ウエハキャリアの側板に設けられ
ているウエハ嵌合溝(スリット)を通した液流通、及び
スリットのブラシ洗浄等が阻害されない。ちなみに、ロ
ボットによるチャッキングはウエハキャリアの両側の側
板上縁部に対して行われる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本考案のウエハキャリア位置決め機構の一
例を示す斜視図、図3はそのウエハキャリア位置決め機
構を用いた洗浄槽の縦断面図である。
【0008】洗浄槽20は、槽本体21の中に堰22を
設け、堰22の内側の槽底上にウエハキャリア10を位
置決めする構成となっている。ウエハキャリア10は、
一対の側板11,11の内面に多数の縦溝(スリット)
を設け、その縦溝により、一対の端板12,12の間に
多数枚のウエハを並列させて支持するようになってい
る。端板12,12の上部は半円形あるいは台形状に切
り欠かれている。
【0009】洗浄液は、槽底に接続した供給管23から
堰22の内側に供給され、ウエハキャリア10の洗浄に
用いられた後、堰22の外側にオバーフローする。オバ
ーフロー液は槽底に接続した廃液管24から逐次排出さ
れる。洗浄後には堰22より内側の洗浄液が、槽底に接
続した廃液管25から槽外へ排出される。
【0010】ウエハキャリア位置決め機構30は、槽底
面の4箇所に突設された位置決めブロック31を有す
る。4つの位置決めブロック31は、上方から見てL状
に屈曲し、槽底面に載置されたウエハキャリア10の四
隅部を係止して、ウエハキャリア10を水平方向に位置
決めする。
【0011】両側の位置決めブロック31,31間およ
び31,31間には、槽底面から上方に延びる板バネ3
2,32がそれぞれ配設されている。板バネ32,32
は槽底上に位置決めされたウエハキャリア10の端板1
2,12に若干の隙間をあけてそれぞれ対向し、上端部
は外側に若干折れ曲がっている。板バネ32,32の上
端には、ウエハキャリア10の端板12,12の上縁部
に係合する押さえブロック33,33がそれぞれ取り付
けられている。
【0012】ウエハキャリア10は、板バネ32,32
の間に上方から挿入されて、位置決めブロック31によ
り所定位置に固定される。ウエハキャリア10を取り出
すときは、そのウエハキャリア10を板バネ32,32
の間から上方へ引き抜く。
【0013】押さえブロック33,33の上面33a,
33aは、板バネ32,32の間にウエハキャリア10
を挿入するときに、板バネ32,32が外側へ撓んで押
さえブロック33,33が相反する方向へ移動するよう
に、内側へ向かって下方へ急傾斜したガイド面になって
いる。
【0014】押さえブロック33,33の下面33b,
33bは、位置決め箇所にセットされたウエハキャリア
10の浮上を阻止し、且つ、そのウエハキャリア10を
板バネ32,32の間から上方へ強制的に引き抜くとき
には、押さえブロック33,33が外側へ容易に移動す
るように、内側へ向かって上方へ緩傾斜したガイド面に
なっている。
【0015】板バネ32,32の材質としては、弾性を
有し、腐食しにくいステンレスや樹脂等を用いるのが良
い。また、押さえブロック33,33の材質としては、
ウエハキャリア10を疵付けないように、樹脂等の軟質
材を用いるのが良い。
【0016】このようなウエハキャリア位置決め機構3
0によると、位置決めブロック31により所定位置に固
定されたウエハキャリア10が、押さえブロック33,
33によって上方から保持されるので、ウエハキャリア
10の材質が、洗浄槽20内に導入される洗浄液より小
さい比重の場合も、ウエハキャリア10の浮き上がりが
防止される。
【0017】また、位置決め箇所にウエハキャリア10
をセットするときには、ウエハキャリア10の側板1
1,11の上端部をロボットハンドでチャックして、そ
のウエハキャリア10を板バネ32,32間に押し込
む。その操作に伴って板バネ32,32が外側へ撓んで
押さえブロック33,33の間が広がり、ウエハキャリ
ア10を取り出すときにも、その操作に伴って板バネ3
2,32が外側へ撓んで押さえブロック33,33の間
が広がる。そのため、押さえブロック33,33は、ウ
エハキャリア10の着脱の妨げにならない。従って、従
来どおりの簡単な操作性を維持したまま、ウエハキャリ
ア10の浮き上がりが防止される。
【0018】また、ウエハキャリア10において押さえ
ブロック33,33が接触する端板12,12の上縁部
は、ウエハが接触しない部分であるので、押さえブロッ
ク33,33の接触によってここに若干の汚れが残った
としても、ウエハを汚染する原因にはならない。端板1
2,12の上縁部は又、ロボットハンドによってチャッ
クされない部分であるので、ロボットハンドとの干渉が
回避される。更に、端板12,12の側に板バネ32,
32があることにより、側板11,11の縦溝(スリッ
ト)を通した液流通や、縦溝(スリット)内のブラシ洗
浄も阻害されない。
【0019】なお、板バネ32,32及び押さえブロッ
ク33,33は、ウエハキャリア10の端板12,12
の上縁部を押さえるものであれば、2組以上設けること
が可能である。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のウエハキャリア位置決め機構は、キャリア載置面上に
位置決めされたウエハキャリアを押さえブロックにより
上方から保持するので、ウエハキャリアの浮き上がりを
防止することができる。また、押さえブロックを板バネ
に取り付け、且つその上下面を傾斜させたことにより、
ウエハキャリアのセットおよび取り外しに伴って押さえ
ブロックがウエハキャリアから自然に外れるので、ウエ
ハキャリアの着脱が容易である。押さえブロックによる
保持位置を端板の上縁部としたので、ウエハキャリアの
改造や設計変更を要しないだけでなく、ロボットによる
チャッキング、ウエハ嵌合溝を通した液流通、及び嵌合
溝のブラシ洗浄等を阻害しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のウエハキャリア位置決め機構を示す斜視
図である。
【図2】本考案のウエハキャリア位置決め機構の一例を
示す斜視図である。
【図3】本考案のウエハキャリア位置決め機構の使用例
を示す洗浄槽の縦断面図である。
【符号の説明】
10 ウエハキャリア 20 洗浄槽 30 ウエハキャリア位置決め機構 31 位置決めブロック 32 板バネ 33 押さえブロック 33a 押さえブロック33の上面 33b 押さえブロック33の下面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハキャリアが載置されるキャリア載
    置面上にウエハキャリアを位置決めする位置決め機構に
    おいて、 キャリア載置面上に位置決めされたウエハキャリアを
    エハ並列方向両端から挟んで対向する一対の板バネをキ
    ャリア載置面に立設し、各板バネの上端部に、ウエハキ
    ャリアのウエハ並列方向両端に設けられた端板の上縁部
    に係合する押さえブロックを取り付けると共に、対向す
    る板バネの間にウエハキャリアを挿入するときに押さえ
    ブロックが互いに離反するように押さえブロックの上面
    を傾斜させ、また、対向する板バネの間からウエハキャ
    リアを引き上げるときに押さえブロック互いに離反す
    るように押さえブロックの下面を傾斜させたことを特徴
    とするウエハキャリア位置決め機構。
JP1993042728U 1993-07-07 1993-07-07 ウエハキャリア位置決め機構 Expired - Lifetime JP2587362Y2 (ja)

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JPH0710943U JPH0710943U (ja) 1995-02-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61189025U (ja) * 1985-05-20 1986-11-25
JP2771645B2 (ja) * 1989-11-15 1998-07-02 株式会社荏原製作所 ウエハキャリヤの洗浄槽に設けられる位置決め装置
JP3191338B2 (ja) * 1991-09-18 2001-07-23 セイコーエプソン株式会社 ウェハ保持器の保持装置

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