JPH07240145A - Stcプレート溶接方法とstcプレート溶接機 - Google Patents

Stcプレート溶接方法とstcプレート溶接機

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JPH07240145A
JPH07240145A JP5287094A JP5287094A JPH07240145A JP H07240145 A JPH07240145 A JP H07240145A JP 5287094 A JP5287094 A JP 5287094A JP 5287094 A JP5287094 A JP 5287094A JP H07240145 A JPH07240145 A JP H07240145A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパーチャーグリルが溶接されるフレーム5
へのSTCプレートの溶接の省力化、高能率化、品質の
安定化を図る。 【構成】 一対のSTCプレート供給部1、1と、これ
により供給されたSTCプレートを一枚ずつ互いに同時
に搬送する一対の搬送部2、2と、これにより搬送され
た一対のSTCプレートを受け入れ更にSTCプレート
上にフレーム5を受け入れこれ等を位置決めし各Bメン
バー6、6に各STCプレートを溶接する溶接部4から
なるSTCプレート溶接機を用い、各STCプレートを
フレーム5の各Bメンバー6、6まで同時に搬送し、同
時に位置決めし、同時に溶接をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、STCプレート溶接方
法、特にトリニトロン(商標名)型カラー陰極線管に色
選別手段として用いられるアパーチャーグリルが溶接さ
れるフレームの一対のBメンバー(垂直部分)の底面に
STC(Self Thermal Compensator)プレートを溶接す
るSTCプレート溶接方法と、その実施に用いるSTC
プレート溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】トリニトロン管はアパーチャーグリルを
色選別電極として用いるが、このアパーチャーグリルは
フレームに取り付けられた状態で何回かの熱処理を受け
る。熱処理の種類としては黒化処理、フリットシール等
が挙げられる。アパーチャーグリルはグリルテープが振
動や音などにより容易に振動しないようにフレームによ
り強く引張られていなければならないが、しかし、この
ような熱処理を受けるときもアパーチャーグリルが引張
力を受けているとグリルテープが変形、変質、劣化する
という問題がある。
【0003】そこで、熱処理を受けるときはアパーチャ
ーグリルに引張力が加わるようにするために、フレーム
の上下部材(Aメンバー)間を接続する左右両側の側部
材(Bメンバー)にこの部材よりも熱膨張係数の大きな
例えばステンレスからなるプレートを溶接しバイメタル
効果により熱処理時に上下部材間の間隔を狭めるように
している。ところで、従来においてSTCプレートのS
TCプレート溶接方法への溶接は、手作業によって行っ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】STCプレートのST
Cプレート溶接方法への溶接を手作業により行っていた
ので、溶接に時間がかかり、作業者に非常に高い技能が
要求される、STCプレートの位置決めが難しくバイメ
タル効果の強さにバラツキが生じ易い等の問題があっ
た。特に、Bメンバーに対するSTCプレートの幅方向
(即ち、X方向、換言すれば水平走査方向)における位
置関係が狂うとバイメタル効果に強い影響を与える。
【0005】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、STCプレート溶接の省力化、高能
率化、品質の安定化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のSTCプレー
ト溶接方法は、一対のSTCプレートを溶接部に同時に
搬送し、この溶接部にフレームをその一対のBメンバー
が上記一対のSTCプレート上に載るように供給し、S
TCプレートのY方向(垂直走査方向)の位置決めとフ
レームのX方向(水平走査方向)及びY方向の位置決め
が終了した後、上記フレームの各Bメンバーに対する各
STCプレートのX方向の位置決めをし、その後、上記
各STCプレートを上記フレームの各Bメンバーに同時
に溶接することを特徴とする。
【0007】請求項2のSTCプレート溶接機は、一対
のSTCプレート供給部と、このSTCプレート供給部
により供給されたSTCプレートを一枚ずつ互いに同時
に搬送する一対のSTCプレート搬送部と、この一対の
STCプレート搬送部により搬送された一対のSTCプ
レートを受け入れ更に該一対のSTCプレート上にフレ
ームの一対のBメンバーが載るようにフレームを受け入
れこれ等を位置決めすると共に上記各Bメンバーに各S
TCプレートを溶接する溶接部と、からなることを特徴
とする。
【0008】
【作用】請求項1のSTCプレート溶接方法によれば、
一つのフレームに溶接される一対のSTCプレートを、
同時に一対のSTCプレート搬送部に供給し、この一対
のSTCプレート搬送部により同時に溶接部に搬送し、
同時にフレームの一対のBメンバーに溶接するので高能
率化を図ることができる。そして、フレーム及びSTC
プレートを単にそれぞれ独自に位置決めにするのではな
く、STCプレートをそれが直接されるBメンバーに対
してX方向(幅方向)において所定の位置関係になるよ
うに位置決めして溶接するので、フレームの大きさに微
妙なバラツキがあってもBメンバーに対してSTCプレ
ートをその幅方向に位置ずれが生じないように正確に位
置決めして所望のバイメタル効果を得ることができる。
【0009】請求項2のSTCプレート溶接機によれ
ば、一対のSTCプレート供給部にSTCプレート多数
枚をセットしておくことにより、その各STCプレート
供給部から各STCプレート搬送部に一対のSTCプレ
ートが自動的に供給される。そして、一対のSTCプレ
ート搬送部は各STCプレート供給部からSTCプレー
トを受けるとそれを溶接部に自動的に搬送し、溶接部は
一対のSTCプレート搬送部から一対のSTCプレート
を受けるとこれをY方向に位置決めし、また、フレーム
を一対のSTCプレート上に受けてフレームのX方向及
びY方向の位置決めをし、更にフレームのBメンバーに
対するX方向における位置決めを自動的に行い、その後
自動的に溶接を行うことができる。従って、STCプレ
ートを自動的に溶接することができ、自動化、省力化、
高能率化を図ることができる。そして、フレーム及びS
TCプレートを単にそれぞれ独自に位置決めにするので
なく、STCプレートをそれに直接載せれるBメンバー
に対してX方向(幅方向)において所定の位置関係にな
るように位置決めして溶接するので、フレームの大きさ
に微妙なバラツキがあってもBメンバーに対してSTC
プレートを幅方向に位置ずれが生じないように正確に位
置決めして所望のバイメタル効果を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明STCプレート溶接方法とST
Cプレート溶接機を図示実施例に従って詳細に説明す
る。図1は本発明STCプレート溶接方法とSTCプレ
ート溶接機の一つの実施例の全体の概略を示す平面図で
ある。図面において、1、1はSTCプレート供給部
で、左右両側にあり、チェーン上に積層された例えば1
00枚のSTCプレートを矢印a、aに示す方向に搬送
することができる。
【0011】2、2は一対のSTCプレート搬送部で、
STCプレート供給部1、1により搬送されて来た積層
されたSTCプレート(図1には現われない)をそれぞ
れ一枚ずつ矢印b、bに示す方向に搬送する。3、3は
STCプレート搬送部2、2のガイドである。該STC
プレート搬送部2、2は吸着パッド12、12にてST
Cプレートを吸着して溶接部4まで搬送する。5はアパ
ーチャーグリル溶接前のフレーム、6、6はその一対の
Bメンバーである。
【0012】本STCプレート溶接機によりSTCプレ
ートのフレーム5のBメンバー6、6への溶接は次のよ
うにして行われる。STCプレート供給部1、1のチェ
ーン上にSTCプレートが例えば100枚ずつ重ねてセ
ットしておくと、セットされた部分のSTCプレートが
すべてなくなったとき矢印a、aの方向にチェーンを1
ピッチ搬送する。そして、最も先頭の積層STCプレー
トがSTCプレート搬送部1、1下に位置される。ST
Cプレート搬送部1、1は最も先頭の積層されたSTC
プレートのうちの一番上のSTCプレートを吸着して溶
接部4へ搬送し所定位置に置く。置かれたSTCプレー
トはY方向(垂直走査方向、換言すれば長手方向)の位
置決めをされる。
【0013】その後、溶接部4上にフレーム5が自動的
に供給される。その結果、フレーム5のBメンバー6、
6は位置決めされたSTCプレート上に位置する。そこ
で、フレーム5はX方向、Y方向に位置決めされるが、
更にその位置決めの終了後各STCプレートはBメンバ
ー4、4に対してX方向(水平走査方向)において所定
の位置関係になるように位置決めされる。このようにす
るのは、STCプレート自体そしてフレーム自体を位置
決めしても、フレームの寸法には微妙にバラツキが生じ
るのでSTCプレートのBメンバー4、4に対するX方
向(即ち幅方向)の位置を所定どおりにできるとは限ら
ず、そして、所定のバイメタル効果を得るうえで重要な
のはSTCプレートのBメンバー4、4に対するX方向
(幅方向)の位置関係であるからである。
【0014】図2及び図3はSTCプレート供給部とS
TCプレート搬送部を示すものであり、図2は正面図、
図3は側面図である。7はチェーンで、底部が互いに内
側に向けた一対のL字状部材7a、7aと底部が外側を
向いた一対のL字状部材7b、7bとがチェーン7の長
手方向に沿って交互に配置されており、各L字状部材7
a・7a間にSTCプレート8が例えば100枚重ねて
セットされる。L字状部材7b、7bは、隣接STCプ
レート間に存在して各STCプレート8の幅方向におけ
る位置を規定する。
【0015】9、9はチェーン押えで、チェーン7の側
端部を押えてSTCプレート8の高さのバラツキをなく
す役割を果す。10、10はシリンダ11の働きにより
突き上げ動作をする突き上げ部材で、これが突き上げ動
作をすると、チェーン押え9、9は下降してチェーン7
の側端部を押えてSTCプレート8の高さのバラツキを
なくす動作をする。これによりチェーン7の曲り、ねじ
れを防止しこの曲り、ねじれに起因するところのSTC
プレート搬送部2によるSTCプレート吸着ミスを生じ
にくくする。尚、チェーン7の搬送時には押え9、9に
よる押えを行わない。
【0016】11、11はSTCプレート吸着具12、
12と共に昇降板13に取り付けられたストッパで、昇
降板13はそのストッパ11、11が最も上のSTCプ
レート8に当たるまで下降するようになっており、そし
て、そのときSTCプレート吸着具12、12による吸
着が最も良好に行われるようにストッパ11、1とST
Cプレート吸着具12、12の位置関係が調整されてい
る。吸着が終ると昇降板13は自動的に所定高さまで上
昇し、その後、溶接部4まで移動する。
【0017】尚、チェーン7の吸着ポジションにおける
STCプレート8がなくなるとそのことが図示しないセ
ンサーにより検出され、自動的にチェーン7の1ピッチ
分の送りがかけられ、例えば100枚のSTCプレート
8、8、…が積み重ねられた部分が吸着ポジションに来
るようになっている。次に、溶接部4のフレーム5及び
STCプレート8、8の位置決めについて説明する。
【0018】図4は位置決め機構(フレームのX、Y方
向の位置決め及びSTCプレートのY方向の位置決めを
行う位置決め機構)の概略平面図である。STCプレー
ト8、8は図4の斜線を施した部分に前記STCプレー
ト搬送部2、2により搬送される。そして、Y方向の位
置決めが行われる。次に、STCプレート8、8のY方
向の位置決めは、X方向の位置決めの基準となる一対の
基準受け19、19がSTCプレート8、8の一端面を
受けるように、Y方向位置決めシリンダ20、20によ
り駆動される一対の押圧具21、21で上記STCプレ
ート8の他端面をY方向に押すことにより行う。フレー
ム5が自動供給によりそのBメンバー6、6がSTCプ
レート8、8上に乗るように置かれる(図示しないフレ
ーム受けで支えられる。)。
【0019】そこで、フレーム5がX方向及びY方向の
位置決めをされる。X方向の位置決めは、X方向振分機
構14により一対の押圧部材15、15でBメンバー
6、6を内側からX方向に押すことによってX方向のセ
ンタリングすることにより行われる。また、Y方向の位
置決めは、Y方向の位置決めの基準となる一対の基準受
け16、16にて一方のAメンバー5aをうけるように
し、Y方向位置決めシリンダ17により駆動される一対
の押圧具18、18でフレーム5を他方のAメンバー5
aにてY方向に押すことにより行う。
【0020】STCプレート8、8のY方向の位置決め
は、X方向の位置決めの基準となる一対の基準受け1
9、19がSTCプレート8、8の一端面を受けるよう
に、Y方向位置決めシリンダ20、20により駆動され
る一対の押圧具21、21で上記STCプレート8の他
端面をY方向に押すことにより行う。次に、STCプレ
ート8、8のX方向の位置決めを行う。この位置決め
は、ある特定の位置に存在する基準受けがSTCプレー
ト8、8の一方の側面を受けて位置決めをするようにフ
レーム8、8を他方の側面にてX方向に押すというよう
には行わず、あくまでフレーム5、5のBメンバー6、
6に対するSTCプレート8、8のX方向における相対
的位置関係が特定の関係になるように行う。
【0021】このようにするのは、フレーム5、5は同
一の規格であっても寸法に微妙なバラツキがあり、ST
Cプレート8、8のX方向の位置決めをフレーム5のX
方向及びY方向の位置決めと同様に絶対的基準位置に位
置決めするようにしたら、STCプレート8、8のBメ
ンバー6、6に対するX方向の相対的位置関係に微妙な
バラツキが生じ、延いてはバイメタル効果にもバラツキ
が生じ所望のバイメタル効果が得られなくなるおそれが
あるからである。
【0022】図5はSTCプレートのX方向の位置決め
を行うX方向位置決め機構を示す図である。22はベー
ス、23はこのベース22の表面にX方向に延びるよう
に形成されたレール、24はこのレール23に案内され
てX方向に自在に移動する移動部材、25はこの移動部
材24に固定された台で、この台25の外端部にはST
Cプレート8の外側面を押える押え片26が形成され、
内端部には位置決めシリンダ27が固定されている。2
6aは押え片26の内側面で、STCプレート8の外側
面を押える。
【0023】上記位置決めシリンダ27は、ロッドがX
方向に沿って外側を向く向きに台25に取り付けられて
おり、そのロッドの先端には位置決めブロック28が固
定されている。この位置決めブロック28の先端面の略
上半部はフレーム5のBメンバー6の内側面と接する面
28bとされ、その下側にSTCプレート8の内側面と
接する面28aを有する。そして、この位置決めブロッ
ク28の面28bがBメンバー6の内側面にきちんと接
し、面28aがSTCプレート8の内にきちんと接した
ときにBメンバー6に対するSTCプレート8のX方向
における位置決めが為されるようにブロック28の面2
8bと28aが形成されている。
【0024】29はベース22に固定された台、30は
この台29に固定されたシリンダで、ロッドがX方向に
沿って外側を向く向きに取り付けられている。このシリ
ンダ30はそのロッドが前進したとき上記位置決めシリ
ンダ27を押して24〜28の部品からなるX方向位置
決め部全体による位置決め状態をロックする役割を果
す。次にこの図5に示したX方向位置決め機構の動作を
説明する。X方向の位置決めを開始するときには前述の
とおりフレーム5のX方向、Y方向の位置決めが為さ
れ、その位置は固定された状態になっており、またST
Cプレート8はY方向の位置決めのみ為されている。
【0025】X方向の位置決め開始前においてはシリン
ダ27のロッドは後退し位置決めブロック28はBメン
バー6及びSTCプレート8よりも内側に適宜寄り、ま
た、移動部材24は、上記押え片26がSTCプレート
8よりも適宜外側に寄ったところに位置するところに、
位置する。そして、シリンダ27にロッドを前進させる
動作をさせる。すると、すぐにその位置決め部材28の
面28bがBメンバー6にあたる。その後もロッドが前
進をすると移動部材24、台25及びシリンダ27本体
は一体で後退する。
【0026】というのは、位置決めブロック728はそ
の面28bがBメンバーにあたるとそこでBメンバー6
によって前進が阻まれるからであり、それ以後もシリン
ダ27がロッドの前進をさせる動作を続けたとき、反作
用によって上記Bメンバー6により位置決めブロック2
8の前進が阻まれた後のシリンダ27のロッドの前進量
分移動部材24、台25及びシリンダ27本体は一体で
後退することになる。そして、その後退により位置決め
ブロック28の面28aと押え片26の内面26aによ
りSTCプレート8を両側から挟んだ状態になり、そこ
でシリンダ27のロッドの前進が終了する。このとき、
位置決めブロック28の面28bと面28aによりBメ
ンバー6に対してSTCプレート8がX方向に相対的に
位置決めされた状態になる。
【0027】その後、シリンダ30を動作させてそのロ
ッドでシリンダ27をBメンバー側に押して位置決めさ
れた状態をロックする。これによりSTCプレート8の
位置決めが終了し溶接が可能な状態になる。尚、このよ
うなX方向位置決め機構は一対あることはいうまでもな
く、図5に示すのは一方の位置決め機構である。
【0028】図7は溶接ガン機構を示す正面図である。
本溶接ガン機構は、フレーム5をリフターでセットした
り、溶接終了後リフターでフレーム5を上側へ持ち上げ
たりするので、そのセット等をするときに溶接ガンが外
側に揺動して位置決め部から逃げるための逃げ機構を有
しており、31はその揺動支点、32は揺動シリンダ、
cは揺動方向を示す矢印である。33は上側電極、34
は下側電極、35は加圧用シリンダで、上側電極33及
び下側電極34によりBメンバー6及びSTCプレート
8を挟んで加圧する役割を果す。
【0029】具体的には、加圧用シリンダ35により下
側電極34を上側に押し上げる機構と、上側電極33と
は一体的に形成され、これ等が一体でリニアガイド3
6、36により支持部材37に移動可能に取り付けられ
ている。尚、上記矢印cに示す方向の揺動は、この支持
部材37を支点31を中心として上記揺動シリンダ32
により回動することにより行う。
【0030】38は電極33、34からフレーム5を開
始するときに押し上げ部材39にて加圧シリンダ35を
押し上げるシリンダである。尚、40はストッパであ
り、ガン機構が溶接のために揺動するときにBメンバー
6にこのストッパ40があたったときに揺動が停止する
ようになっている。このような機構はフレーム5の左右
両側に3個ずつあり、各STCプレート8、8をそれぞ
れ3点で同時にスポット溶接するようになっている。
【0031】次に、動作を説明する。フレーム5やST
Cプレート8がセットされていないときは、シリンダ3
8によって加圧シリンダ35が押し上げられた(従って
上側電極33も上側に位置した)状態で外側に傾いてい
る。尚、このとき加圧シリンダ35は下側電極34を上
側に押す前進動作は行っておらず、従って、電極33・
34間は充分に開いている。
【0032】STCプレート8、8及びフレーム5のセ
ットが為され、位置決めが為されると、揺動シリンダ3
2により支持部材37が垂直の向きになるように揺動し
ストッパ40がBメンバー6にあたったときに停止す
る。このとき、上側電極33はBメンバー6から上側に
適宜離間したところに位置し、下側電極34はSTCプ
レート8から下側に適宜離間したところに位置してい
る。
【0033】次に、シリンダ38は、ロッドを後退させ
るので押し上げ部材39が下降する。すると、加圧シリ
ンダ35及び上側電極33は一体的に下降し、やがて上
側電極33がBメンバー6にあたり、以後は押し上げ部
材39が下降しても上側電極33は下降を停止する。そ
して、押し上げ部材39は加圧シリンダ35から離れ
る。次に、加圧シリンダ35により下側電極34が押し
上げられやがてこの下側電極34がSTCプレート8下
面にあたり、そして加圧シリンダ35の力により上側電
極33・下側電極34間でSTCプレート8及びBメン
バー6が加圧され、加圧状態で通電されてスポット溶接
が行われる。
【0034】溶接が終ると、加圧シリンダ35が先端に
下側電極34がついたロットを後退(下降)させると共
に、シリンダ38が押し上げ部材39を上昇させてシリ
ンダ35を押し上げることにより上側電極35を上昇さ
せる。これにより、STCプレート8及びBメンバー6
は電極33、34から開放される。次に、揺動シリンダ
32によりガン機構を揺動させてフレーム5を取り出せ
る状態にする。その後、図示しないリフターによりフレ
ームが持ち上げられる。
【0035】
【発明の効果】請求項1のSTCプレート溶接方法、一
対のSTCプレートを溶接部に同時に搬送し、この溶接
部にフレームをその一対のBメンバーが上記一対のST
Cプレート上に載るように供給し、STCプレートのY
方向の位置決めとフレームのX方向及びY方向の位置決
めが終了した後、上記フレームの各Bメンバーに対する
各STCプレートのX方向の位置決めをし、その後、上
記各STCプレートを上記フレームの各Bメンバーに同
時に溶接することを特徴とするものである。従って、請
求項1のSTCプレート溶接方法によれば、一つのフレ
ームに溶接される一対のSTCプレートを、同時に一対
のSTCプレート搬送部に供給し、この一対のSTCプ
レート搬送部により同時に溶接部に搬送し、同時にフレ
ームの一対のBメンバーに溶接するので高能率化を図る
ことができる。
【0036】そして、フレーム及びSTCプレートを単
にそれぞれ独自に位置決めにするだけではなく、STC
プレートをそれが直接されるBメンバーに対してX方向
(幅方向)において所定の位置関係になるように位置決
めして溶接するので、フレームの大きさに微妙なバラツ
キがあってもBメンバーに対してSTCプレートをその
幅方向に位置ずれが生じないように正確に位置決めして
所望のバイメタル効果を得ることができる。
【0037】請求項2のSTCプレート溶接機は、一対
のSTCプレート供給部と、上記STCプレート供給部
により供給されたSTCプレートを一枚ずつ互いに同時
に搬送する一対のSTCプレート搬送部と、この一対の
STCプレート搬送部により搬送された一対のSTCプ
レートを受け入れ更に該一対のSTCプレート上にフレ
ームの一対のBメンバーが載るようにフレームを受け入
れこれ等を位置決めすると共に上記各Bメンバーに各S
TCプレートを溶接する溶接部と、からなることを特徴
とするものである。従って、請求項2のSTCプレート
溶接機によれば、一対のSTCプレート供給部にSTC
プレート多数枚をセットしておくことにより、その各S
TCプレート供給部から各STCプレート搬送部に一対
のSTCプレートが自動的に供給される。
【0038】そして、一対のSTCプレート搬送部は、
各STCプレート供給部からSTCプレートを受けると
それを溶接部に自動的に搬送し、この溶接部は一対のS
TCプレート搬送部から一対のSTCプレートを受ける
とこれをY方向に位置決めし、その後フレームを一対の
STCプレート上に受けてフレームのX方向及びY方向
の位置決めをし、更にフレームのBメンバーに対するX
方向における位置決めを自動的に行い、その後自動的に
溶接を行うことができる。従って、STCプレートを自
動的に溶接することができ、自動化、省力化、高能率化
を図ることができる。
【0039】そして、フレーム及びSTCプレートを単
にそれぞれ独自に位置決めにするのではなく、STCプ
レートをそれに直接載置されるBメンバーに対してX方
向(幅方向)において所定の位置関係になるように位置
決めして溶接するので、フレームの大きさに微妙なバラ
ツキがあってもBメンバーに対してSTCプレートを幅
方向に位置ずれが生じないように正確に位置決めして所
望のバイメタル効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明STCプレート溶接機の一つの実施例の
全体の概略を示す平面図である。
【図2】上記実施例のSTCプレート供給部及びSTC
プレート搬送部を示す正面図である。
【図3】上記実施例のSTCプレート供給部及びSTC
プレート搬送部を示す側面図である。
【図4】上記実施例のフレーム及びSTCプレートの位
置決め機構を示す概略平面図である。
【図5】上記実施例のSTCプレートのX方向の位置決
め機構を示す図である。
【図6】上記実施例の溶接ガン機構部の正面図である。
【符号の説明】
1 STCプレート供給部 2 STCプレート搬送部 4 溶接部 5 フレーム 6 Bメンバー 8 STCプレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のSTCプレートを溶接部に同時に
    搬送し、 該溶接部に、アパーチャーグリルが溶接されるフレーム
    を、その一対のBメンバーが上記一対のSTCプレート
    上に載るように供給し、 各STCプレートのY方向の位置決めと上記フレームの
    X方向及びY方向の位置決めが終了した状態で上記各B
    メンバーに対する各STCプレートのX方向の位置決め
    をし、 しかる後、上記各STCプレートを上記フレームの各B
    メンバーに同時に溶接することを特徴とするSTCプレ
    ート溶接方法
  2. 【請求項2】 一対のSTCプレート供給部と、 上記STCプレート供給部により供給されたSTCプレ
    ートを一枚ずつ互いに同時に搬送する一対のSTCプレ
    ート搬送部と、 上記一対の搬送部により搬送された一対のSTCプレー
    トを受け入れ更に該一対のSTCプレート上にフレーム
    の一対のBメンバーが載るようにフレームを受け入れこ
    れ等を位置決めすると共に上記各Bメンバーに各STC
    プレートを溶接する溶接部と、 からなることを特徴とするSTCプレート溶接機
JP05287094A 1994-02-25 1994-02-25 プレート溶接方法とプレート溶接機 Expired - Fee Related JP3500688B2 (ja)

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