JPH0723948U - 過電流保護装置 - Google Patents

過電流保護装置

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JPH0723948U
JPH0723948U JP5321493U JP5321493U JPH0723948U JP H0723948 U JPH0723948 U JP H0723948U JP 5321493 U JP5321493 U JP 5321493U JP 5321493 U JP5321493 U JP 5321493U JP H0723948 U JPH0723948 U JP H0723948U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】負荷3の電源をオン、オフするトランジスタT
1と、負荷に流れる電流が正常電流のとき一方の入力
側端子(+)の基準電圧が他方の入力側端子(−)の電
圧より大となり出力側をLレベルとし、負荷に流れる電
流が異常電流のとき一方の入力側端子(+)の基準電圧
が他方の入力側端子(−)の電圧より小となり出力側を
Hレベルとなるコンパレータ1と、コンパレータの出力
側がLレベルのときトランジスタをオン制御し、出力側
がHレベルのときはオフ制御するCPU2と、負荷に異
常電流が流れトランジスタがオフ制御されたとき、一方
の入力側端子の電圧を設定する電流経路R4、R3と、他
方の入力側端子の電圧を一方の入力側端子電の電圧より
小と設定する電流経路R5、ZD1を備えている。 【効果】過電流保護回路の動作を確認する確認用回路設
置に伴うコスト及び部品点数が削減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は過電流保護装置に関し、特に過電流保護回路の動作を確認する確認用 回路設置に伴うコスト及び部品点数が削減できる過電流保護装置に係わる。
【0002】
【従来技術】
従来の過電流保護装置EQ2は図2に示すように、電流制御トランジスタTR1 1とTR12、過電流スイッチ用トランジスタTR13及び過電流検出用抵抗R11と で構成され、電源供給端子T11とT12に接続された継電器13等の負荷に電源を 供給する。
【0003】 ダーリントン接続された電流制御トランジスタTR11とTR12のコレクタは共 に電源+VCCと接続され、電流制御トランジスタTR11のエミッタは過電流検出 用抵抗R11を介して電源供給端子T11と接続されている。 また、電流制御トランジスタTR11のベースは電流制御トランジスタTR12の エミッタに接続され、このエミッタは直列接続された抵抗R13及びR14を介して 基準電位点と接続されている。
【0004】 更に、抵抗R13及びR14の接続点は過電流スイッチ用トランジスタTR13のベ ースに接続され、エミッタは電源供給端子T11と接続されている。また、コレク タは電流制御トランジスタTR12のベースに接続され、電流制御トランジスタT R12のベースは、一端が電源+VCCに接続された抵抗R12の他端と接続されてい る。
【0005】 この抵抗R12の他端はコンデンサC3を介して基準電位点と接続され、一端が 基準電位点に接続されたコンデンサC4の他端は電源供給端子T11と接続されて いる。 更に、アノードが電源供給端子T11に接続されているダイオードD5のカソー ドは過電流スイッチ用トランジスタTR13のコレクタと接続され、電源供給端子 T12は基準電位点と接続されている。
【0006】 このように構成された過電流保護装置EQ2において、電源供給端子T11とT1 2が事故により短絡されると、過電流検出用抵抗R11の両端の電圧降下により過 電流スイッチ用トランジスタTR13の利得が高くなる。過電流スイッチ用トラン ジスタTR13の利得が高くなると、電流制御トランジスタTR11のベースバイア スが低くなり電流制御トランジスタTR11に流れる電流は減少する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このような過電流保護装置EQ2では、電流制御トランジスタTR11とTR12 、過電流スイッチ用トランジスタTR13及び過電流検出用抵抗R11で構成されて おり、過電流保護のみで、過電流保護回路の動作が確認できない。 また、過電流保護回路の動作が確認する場合は、確認の為の回路を増設する必 要があり、コストが増加し、部品点数が削減できないという難点がある。
【0008】
【考案の目的】
本考案は、このような難点を解消するためになされたもので、過電流保護回路 の動作を確認する確認用回路設置に伴うコスト及び部品点数が削減できる過電流 保護装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案の過電流保護装置は、負荷の電源をオン、オ フするトランジスタと、負荷に流れる電流が正常電流のとき一方の入力側端子( +)の基準電圧が他方の入力側端子(−)の電圧より大となり出力側をLレベル とし、負荷に流れる電流が異常電流のとき一方の入力側端子(+)の基準電圧が 他方の入力側端子(−)の電圧より小となり出力側をHレベルとなるコンパレー タと、コンパレータの出力側がLレベルのときトランジスタをオン制御し、出力 側がHレベルのときはオフ制御するCPUと、負荷に異常電流が流れトランジス タがオフ制御されたとき、一方の入力側端子の電圧を設定する電流経路と、他方 の入力側端子の電圧を一方の入力側端子電の電圧より小と設定する電流経路とを 備えた構成である。
【0010】
【作用】
この過電流保護装置において、負荷に正常電流が流れているとコンパレータの 一方の入力側端子(+)の基準電圧が他方の入力側端子(−)の電圧より大とな り出力側をLレベルとする。 また、負荷に異常電流が流れると、コンパレータの一方の入力側端子(+)の 基準電圧が他方の入力側端子(−)の電圧より小となり、出力側をHレベルとす る。
【0011】 CPUはコンパレータの出力側がLレベルのときトランジスタをオン制御し、 出力側がHレベルのときはオフ制御するようになっている。 ここで、負荷に異常電流が流れトランジスタがオフ制御されると電流経路で一 方の入力側端子の電圧を設定され、他の電流経路で入力側端子の電圧を一方の入 力側端子の電圧より小と設定する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案による過電流保護装置の好ましい一実施例を図1に従って詳述す る。 図1において、本考案による過電流保護装置は、負荷3の電源をオン、オフす るトランジスタTR1と、負荷に流れる電流が正常電流のとき一方の入力側端子 (+)の基準電圧が他方の入力側端子(−)の電圧より大となり出力側をLレベ ルとし、負荷に流れる電流が異常電流のとき一方の入力側端子(+)の基準電圧 が他方の入力側端子(−)の電圧より小となり出力側をHレベルとなるコンパレ ータ1と、コンパレータの出力側がLレベルのときトランジスタをオン制御し、 出力側がHレベルのときはオフ制御するCPU2と、負荷に異常電流が流れトラ ンジスタがオフ制御されたとき一方の入力側端子の電圧を設定する電流経路R4 、R3と、他方の入力側端子の電圧を一方の入力側端子電の電圧より小と設定す る電流経路R5、ZD1と備えている。
【0013】 過電流保護装置は、トランジスタTR1、コンパレータ1、電流経路R4、R3 、他の電流経路R5、ZD1で構成され、CPU2の制御出力側が接続されている 制御出力端子T3はトランジスタTR1のゲートに、制御入力端子T4はコンパレ ータ1の出力側にそれぞれ接続されている。 また、ドレインが基準電位点に接続されているトランジスタTR1のソースは 抵抗R1を介して電源供給端子T2と接続され、電源供給端子T2は抵抗R5を介し てコンパレータ1の(−)入力側端子とアノードが基準電位点に接続されている ツェナーダイオードZD1と共に接続され、抵抗R5とツェナーダイオードZD1 が他の電流経路となっている。
【0014】 コンパレータ1の(+)入力側端子には一端が基準電位点に接続されている抵 抗R3の他端が接続され、この抵抗R3の他端はダイオードD2のカソード、アノ ドを介して抵抗R4と接続され、更に、電源供給端子T2と接続されている。この 抵抗R3とR4が一方の電流経路となっている また、電源+VCCは抵抗R2、ダイオードD1のアノード、カソードを経由して コンパレータ1の(+)入力側端子と接続されている。
【0015】 電源供給端子T1には電源+VDDが接続され、電源供給端子T1とT2には継電 器3が接続されている。 このように構成された過電流保護装置において、負荷に正常電流が流れている とコンパレータ1の一方の入力側端子(+)の基準電圧が他方の入力側端子(− )の電圧より大となり出力側をLレベルとなる。
【0016】 また、電源供給端子T1とT2に接続されている負荷3に過電流が流れると、一 方の入力側端子(+)の基準電圧が他方の入力側端子(−)の電圧より小となり 、コンパレータ1の出力側がHレベルとなるので、CPU2等の制御回路で負荷 に異常があったことを判断しトランジスタTR1はオフ制御される。 なお、この動作経路は一方の電流経路は抵抗R4、R3で一方の入力側端子(+ )の電圧が設定され、他の電流経路はツェナーダイオードZD1と抵抗R5で他方 側端子(−)の電圧が設定され、一方の入力側端子(+)の電圧が他方側端子( −)より小となることでおこなわれる。
【0017】 このような負荷に正常電流又は異常電流が流れているかをCPU2で判断する ことになるが、短絡による過電流でツェナーダイオードZD1にツェナー電流が 流れコンパレータ1の出力側がHレベルからLレベルになったことで、CPUは 過電流保護回路が動作したことを確認する。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の過電流保護装置によれば、過電流保 護回路の動作を確認する確認用回路設置に伴うコスト及び部品点数が削減できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による過電流保護装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】従来の過電流保護装置のブロック図。
【符号の説明】
1・・・・・・コンパレータ TR1・・・・・・トランジスタ ZD1・・・・・・ツェナーダイオード(電流経路) R5・・・・・・抵抗(電流経路) R3、R4・・・・・・抵抗(電流経路)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷(3)の電源をオン、オフするトラン
    ジスタ(TR1)と、前記負荷に流れる電流が正常電流
    のとき一方の入力側端子(+)の基準電圧が他方の入力
    側端子(−)の電圧より大となり出力側をLレベルと
    し、前記負荷に流れる電流が異常電流のとき一方の入力
    側端子(+)の基準電圧が他方の入力側端子(−)の電
    圧より小となり出力側をHレベルとなるコンパレータ
    (1)と、前記コンパレータの出力側がLレベルのとき
    前記トランジスタをオン制御し、出力側がHレベルのと
    きはオフ制御するCPU(2)と、前記負荷に前記異常
    電流が流れ前記トランジスタがオフ制御されたとき、前
    記一方の入力側端子の電圧を設定する電流経路(R4
    3)と、前記他方の入力側端子の電圧を前記一方の入
    力側端子電の電圧より小と設定する電流経路(R5、Z
    1)とを備えたことを特徴とする過電流保護装置。
JP1993053214U 1993-09-30 1993-09-30 過電流保護装置 Expired - Lifetime JP2607013Y2 (ja)

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