JPH07239332A - リムルス試薬およびリムルス試薬反応性物質の測定法 - Google Patents

リムルス試薬およびリムルス試薬反応性物質の測定法

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JPH07239332A
JPH07239332A JP5272694A JP5272694A JPH07239332A JP H07239332 A JPH07239332 A JP H07239332A JP 5272694 A JP5272694 A JP 5272694A JP 5272694 A JP5272694 A JP 5272694A JP H07239332 A JPH07239332 A JP H07239332A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リムルス試薬を用いて検体中のリムルス試薬反
応性物質を測定するに際し、いったん溶解したリムルス
試薬溶液の安定性を高め、長時間経ても一定の反応値が
得られるようなリムルス試薬及びそのリムルス試薬を使
用するリムルス試薬反応性物質の測定方法を提供するこ
と。 【構成】カブトガニ・アメボサイト・ライセ−トと緩
衝作用を有する特定構造の化合物を有効成分として含有
し、溶液としたときのpHが6.1〜6.5となるよう
に調整され、溶液状態において室温で少なくとも3時間
安定であるライセート試薬からなるリムルス試薬。リ
ムルス試薬を用いて検体中のリムルス試薬反応性物質を
測定するに際し、前記記載のリムルス試薬を用い、リ
ムルス反応時の検体のpHがリムルス反応を惹起する範
囲のpHとなるように調整することを特徴とするリムル
ス試薬反応性物質の測定法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンドトキシン(以
下、Etということもある)、(1→3)−β−D−グ
ルカン(以下、β−グルカンということもある)などの
リムルス試薬反応性物質を測定するに際して、リムルス
試薬を溶液状態で長時間安定に保持することができるリ
ムルス試薬、およびそれを用いてリムルス試薬反応性物
質を測定する測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カブトガニ・アメボサイト・ライセート
(以下単にライセートともいう)を使用して、Etを測
定する方法(この測定法は一般的に「リムルステスト」
と呼ばれ、この測定に関与するライセートの反応は「リ
ムルス反応」と呼ばれている)が従来から知られてお
り、検出感度が非常に高いため、医薬品、水などの汚染
試験、臨床検査など多方面に汎用されている。この方法
は、微量のEtによりライセートが凝固することに基づ
いているが、その後の生化学的解明により、該反応はい
くつかの凝固因子の段階的活性化より成ることが明らか
にされている(J. Protein Chem., 5, 255-268(1986))
【0003】この反応を、例えば日本産カブトガニ(Ta
chypleus tridentatus)から得られるライセートによ
り、図1を用いて説明すると、ライセートにEtが加わ
ると、ライセート中に存在するC因子(Et感受性因
子、分子量123,000)が活性化され、生成した活
性型C因子がB因子(分子量64,000)の特定箇所
を限定水解して活性型B因子を生成し、活性型B因子は
プロクロッティングエンザイム(分子量54,000)
を活性化してクロッティングエンザイムに変換し、クロ
ッティングエンザイムはコアギュローゲン(凝固タンパ
ク、分子量19,723)のジスルフィド結合で架橋さ
れたループ内の特定箇所を、すなわち…Arg18−Th
19…の間および…Arg46−Gly47…の間を限定水
解してH−Thr19…Arg46−OHで表されるペプチ
ドC(アミノ酸28残基)を遊離しつつ残余の部分がコ
アギュリンゲルに変換される、という一連の反応(カス
ケード反応とも呼ばれる;以下Etによる活性化に起因
するカスケード反応をC因子系反応という)である。
【0004】一方、ライセートはEtだけでなくβ−グ
ルカンが加わっても反応することが明らかになった。す
なわち、図1におけるG因子(β−グルカン感受性因
子)が活性化され、生成する活性型G因子がプロクロッ
ティングエンザイムをクロッティングエンザイムに活性
化し、コアギュリンゲルを生成するというカスケード反
応が起こる(以下β−グルカンによる活性化に起因する
カスケード反応をG因子系反応という)。
【0005】また、上記の各カスケード反応により生成
するクロッティングエンザイムは、反応系に別に添加さ
れる合成基質、例えばt−ブトキシカルボニル−ロイシ
ル−グリシル−アルギニン−パラニトロアニリド(Bo
c−Leu−Gly−Arg−pNA)のアミド結合を
水解してパラニトロアニリンを遊離させる。したがっ
て、生成した発色物質(パラニトロアニリン)の吸光度
を測定することによりEtまたはβ−グルカンの定量が
行われている。
【0006】さらに、EtによるC因子の活性化及びβ
−グルカンによるG因子の活性化に際しては、カルシウ
ムやマグネシウムのような2価金属イオンの適当量が必
須であることも知られている。
【0007】これらの反応原理に基づいて調製され市販
されているリムルス試薬は、通常、ライセ−トと2価金
属塩あるいはこれらにさらに合成基質を添加して凍結乾
燥したものである。測定に際しては、これら凍結乾燥物
を水、検体溶液または緩衝液で溶解して用いている。
【0008】しかし、このようなリムルス試薬は、その
溶解時に最適な反応条件(pH7.0〜8.5)に近い
状態となっているため、いったん溶解したリムルス試薬
を保存すると、溶液状態ではきわめて安定性が悪い。つ
まり、リムルス試薬調製時にごく微量混入したリムルス
試薬反応性物質のために、低温に保存しておいても時間
の経過とともに前記の各因子が活性化され、ブランク値
が高まり、検体測定時に一定の反応値が得られなくな
る。また、pH6.0以下で保存すると(特開平2−1
87663)、逆に失活して、反応性が低下する場合も
あり、同様に一定の反応値が得られなくなる。したがっ
て、リムルス試薬は溶解後は直ちに使用し残りは捨てる
のが一般的である。そのため、検体数が少ない場合は非
常に高価な測定法であり、また、人工透析におけるEt
値の経時変化のモニタリングのような長時間にわたって
何度もEt量を測定する場合、特に自動的に測定する場
合には、よい方法がなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リム
ルス試薬を用いて検体中のリムルス試薬反応性物質を測
定するに際し、いったん溶解したリムルス試薬溶液の安
定性を高め、長時間経ても一定の反応値が得られるよう
なリムルス試薬及びそのリムルス試薬を使用するリムル
ス試薬反応性物質の測定方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために、ライセート中の各凝固因子を失活
も活性化もさせることなく特に溶液状態で長時間安定に
保つことのできるリムルス試薬及びその試薬を用いてリ
ムルス試薬反応性物質を測定する方法について検討し
た。その結果、ライセ−トを特定の化合物と共存させ、
溶液状態の時、特定のpHを示すように調整されれば、
リムルス試薬溶液を長時間安定に保持できること、さら
にそのリムルス試薬溶液に適当な緩衝液、2価金属塩、
ペプチド合成基質等を添加するのみで通常のリムルス反
応を惹起させ、リムルス試薬反応性物質を、リムルス試
薬溶解後長時間経ても正確に測定する方法を見出し、本
発明に至った。
【0011】本発明は、 カブトガニ・アメボサイト・ライセ−トと下記一般
式(1)で表される化合物を含有し、溶液としたときの
pHが6.1〜6.5となるように調整され、溶液状態
において室温で少なくとも3時間安定であるカブトガニ
・アメボサイト・ライセ−ト組成物からなることを特徴
とするリムルス試薬、 A−(R1 n −X (1) (式中、Aは、H(水素原子)または下記式Bで表され
る有機基であり、nは0または1で、R1 は、−CH2
−、−(CH2 2 −、または−CH(OH)−CH2
−を表し、Xは、−SO3 H、−COOH、または−O
Hを表す。
【0012】 B:R2 −C(R3 2 −N(R4 )−CH2 − 式B中、R2 は、−CO−NH2 または−CH2 OHを
表し、R3 は単独でHまたは−CH2 OHを表し、R4
は単独でH、−CH2 COOH、または−CH2 CH2
OHを表すか、あるいはR3 およびR4 が一緒になって
6員環を形成するための−CH2 −O−CH2 CH2
または−CH2 −N(CH2 CH2 SO3 H)−CH2
CH2 −で表される2価の基を形成する。) 一般式(1)で表される化合物が、酢酸、2−モル
ホリノエタンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(N−
モルホリノ)プロパンスルホン酸、N−(2−アセトア
ミド)−2−アミノエタンスルホン酸、N−(2−アセ
トアミド)イミノ二酢酸、ピペラジン−1,4−ビス
(2−エタンスルホン酸)、および2−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3
−プロパンジオ−ルからなる群から選択されることを特
徴とする前記に記載のリムルス試薬、 カブトガニ・アメボサイト・ライセ−ト組成物が溶
液または凍結乾燥物であることを特徴とする前記また
はに記載のリムルス試薬、 測定用pH調整剤、ペプチド合成基質および2価金
属塩からなる群から選ばれた1種または2種以上と前記
〜のいずれか1項に記載のリムルス試薬からなるこ
とを特徴とするリムルス試薬キット、 リムルス試薬を用いて検体中のリムルス試薬反応性
物質を測定するに際し、前記記載のリムルス試薬を用
い、リムルス反応時の反応混液のpHがリムルス反応を
惹起する範囲のpHとなるように調整することを特徴と
するリムルス試薬反応性物質の測定法、 リムルス反応を惹起する範囲のpHが7.0〜8.
5である前記に記載のリムルス試薬反応性物質の測定
法、 pHをリムルス反応を惹起する範囲のpHに調整す
る際または調整前、リムルス反応を惹起することができ
る2価金属イオン濃度になるように2価金属塩を添加す
る前記に記載のリムルス試薬反応性物質の測定法、お
よび pHをリムルス反応を惹起する範囲のpHに調整す
る際、調整前または調整後、カブトガニ・アメボサイト
・ライセ−トに含まれるクロッティングエンザイムのア
ミダ−ゼ活性を測定するためのペプチド合成基質を添加
してリムルス反応を起こさせる前記に記載のリムルス
試薬反応性物質の測定法であり、これにより上記課題を
解決できる。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
リムルス試薬は、基本的にはライセートと一般式(1)
で表される化合物を含むカブトガニ・アメボサイト・ラ
イセ−ト組成物(以下、単にライセート組成物ともい
う)からなり、このライセート組成物を溶液とした時に
pHが6.1〜6.5を示すものであれば、その保存形
態は制限されず固体、好ましくは凍結乾燥物でも溶液で
もかまわない。リムルス試薬が固体の場合、リムルス試
薬を溶液とする時に使用する溶媒は、測定対象物を含ま
ない水自体が最も好ましいが、上記pHに影響を与えな
い範囲の緩衝液等でもよい。
【0014】また、一般式(1)で表される化合物は、
緩衝作用を有する化合物であり、本発明においては1種
以上を使用し得る。また、一般式(1)において、X
が、−SO3 Hまたは−COOHの時は塩の形態であっ
てもよい。該塩としては、ナトリウム塩などのアルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げられる。本発明の
リムルス試薬に含まれる一般式(1)の化合物として、
好ましいのは、酢酸、2−モルホリノエタンスルホン酸
(MES)、2−ヒドロキシ−3−(N−モルホリノ)
プロパンスルホン酸(MOPSO)、N−(2−アセト
アミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、
N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、ピ
ペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(P
IPES)、および2−ビス(2−ヒドロキシエチル)
アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオ
−ル(Bis−Tris)等が挙げられる。
【0015】本発明のリムルス試薬のライセート組成物
に使用されるライセートとしては、上記条件を満足すれ
ば、特に制限はない。該ライセートとしては、リムルス
・ポリフェムス(Limulus polyphemus)、タキプレウ
ス・トリデンタツス(Tachypleus tridentatus)、タ
キプレウス・ギガス(T. gigas)、カルシノスコルピウ
ス・ロツンディカウダ(Carcinoscorpius rotundicaud
a)等のカブトガニ血リンパ液から、通常の方法(例え
ば、J. Biochem., 80, 1011-1021(1976)参照)により調
製した血球抽出物またはその加工物を挙げることができ
る。
【0016】また、本発明のリムルス試薬の主体である
ライセート組成物は、種々の化学物質を包含し得る。具
体的には、ライセート組成物は、前記血球抽出物または
その加工物にC因子及びG因子の活性化に有効な2価金
属塩[例えば、マグネシウム、カルシウム、ストロンチ
ウムなどのアルカリ土類金属のハロゲン化水素酸塩(塩
化物など)、硫酸塩等〕、クロッティングエンザイムの
基質(例えば、前記のBoc−Leu−Gly−Arg
−pNAのようなペプチド合成基質)を必要に応じて添
加したものであってもよい。好ましくは、これら2価金
属塩やペプチド合成基質を添加せず、別途、使用時に使
えるようにキット化したものが挙げられる。また、リム
ルス試薬反応性物質の測定に際し、リムルス反応を惹起
させるためのpHに調整するためのpH調整剤(以下、
測定用pH調整剤という。)は、例えば、トリス−塩酸
緩衝液、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピ
ペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)緩衝液な
どの緩衝剤等が挙げられ、本発明のキットに添付され
る。
【0017】上記加工物とは、例えば、ライセ−トをク
ロロホルム等の有機溶媒で抽出処理したり、界面活性剤
を添加してEtに対する感受性を向上させたものが挙げ
られる。また、ライセ−トには、通常、Et感受性因子
(C因子)およびβ−グルカン感受性因子(G因子)の
両方が含まれるが、上記加工物としては、デキストラン
硫酸、スルホプロピル基等を結合した担体または特異的
な吸着担体等を用いてライセ−トを処理し、上記C因子
またはG因子の何れか一方の因子を分画もしくは除去し
てEtまたはβ−グルカンの一方のみに特異的に反応す
るように加工されたものが挙げられる。
【0018】さらに、ライセ−トに、例えば(1→3)
−β−D−グルコシド構造単位が特定個数結合したポリ
グルコシドを共存させることによって、G因子の活性化
を阻害し、Etにのみ反応するように加工したものも上
記加工物に包含される。尚、ライセートとしては、市販
のものも使用することができる。本発明のリムルス試薬
を使用してリムルス試薬反応性物質を測定するには、一
般式(1)の化合物によりpH6.1〜6.5に調整さ
れたライセート組成物をリムルス反応を惹起するpH、
通常、7.0〜8.5に測定用pH調整剤により調整す
る。
【0019】また、本発明のリムルス試薬は上記pH範
囲に調整され、2価金属が共存すると検体に含まれるE
tまたはβ−グルカンによりリムルス反応が起こる。こ
のリムルス反応は、従来公知の手段により基質の変化か
ら測定される。本発明で使用されるペプチド合成基質は
クロッティングエンザイムの基質になるようなものであ
れば、特に限定されない。すなわち、クロッティングエ
ンザイムのアミダーゼ活性の測定には、基質として、例
えば前記のp−ニトロアニリンのような発色性残基を有
するペプチド合成基質(Boc−Leu−Gly−Ar
g−pNA)もしくは発色性残基を有するこれと類似の
配列(例えば、Ac−Ile−Glu−Ala−Ar
g、Boc−Val−Pro−Arg、Boc−Val
−Ser−Gly−Arg等)のペプチド合成基質、ま
たはこれと同一もしくは類似の配列のペプチドであっ
て、C末端のアミノ酸のカルボキシル基に前記発色性残
基の代わりに公知の発蛍光性残基、発光性残基、アンモ
ニアなどがアミド結合により置換したペプチド合成基質
を使用することができる(特公昭59−19532、特
公昭61−54400、特公昭63−26871)。ク
ロッティングエンザイムがこれらの合成基質に作用して
生成する反応生成物を測定することによって、アミダー
ゼ活性の測定を行うことができる。具体的には、反応
(カスケード反応および必要に応じて生成物の他色素等
への変換反応)によって生成する色素、蛍光物質または
アンモニアをそれぞれ分光光度計、蛍光光度計、化学発
光測定装置、アンモニア検出用電極(特開昭62−14
8860)等によって測定する方法を例示することがで
きる。
【0020】また、クロッティングエンザイムのプロテ
アーゼ活性の測定には、ライセ−ト中に含まれる(もし
くは別途添加した)コアギュローゲン(基質)にクロッ
ティングエンザイムが作用してコアギュリンゲルが生成
する際のゲル形成反応を、例えば適当な機器(例えば、
濁度測定装置、粘度測定装置等)で測定するか、または
肉眼で判定する方法を採用することができる。
【0021】本発明のリムルス試薬反応性物質測定法に
おいては、上記リムルス反応を惹起する範囲のpHに調
整する際または調整前に、リムルス反応を惹起すること
ができる2価金属イオン濃度になるように2価金属塩が
ライセート組成物溶液に添加されることが好ましい。
尚、ライセート組成物が2価金属塩を既に含む場合はそ
の必要はない。
【0022】また、本発明のリムルス試薬反応性物質測
定法においては、上記リムルス反応を惹起する範囲のp
Hに調整する際、調整前または調整後、カブトガニ・ア
メボサイト・ライセ−トに含まれるクロッティングエン
ザイムのアミダ−ゼ活性を測定するための基質、好まし
くはペプチド合成基質がライセート組成物溶液に添加さ
れることが好ましい。尚、ライセート組成物が基質を既
に含む場合はその必要はない。
【0023】ここで、ライセート組成物溶液は、リムル
ス反応に必要な所要量が分取されるような機構を有し
て、その分取量と上記測定用pH調整剤、2価金属塩、
基質等とが混和されリムルス試薬反応性物質(Et、β
−グルカンなど)との接触によりリムルス試薬が活性化
されるようにすることが好ましい。この混和の態様は、
目的に応じて種々選定でき、2価金属塩および基質を混
和して一緒に使用しても、あるいはそれらの少なくとも
一方を測定用pH調整剤と混和して一緒にして使用して
もよい。測定用検体とリムルス試薬との混合の時期は、
特に制限はないがリムルス試薬を活性化させるときに添
加されることが好ましい。
【0024】本発明のライセート組成物は、溶液状態で
室温(20〜25℃)において少なくとも3時間、4℃
では8時間以上は安定であるから、各種検体に含まれる
Et、β−グルカン等の経時変化を長時間にわたってモ
ニタリングする上で非常に有用である。なお、本発明に
おいて、リムルス試薬が「安定である」とは、溶液状態
において室温(20〜25℃)で保存したときに3時間
以上、検体添加によらない前記各因子の非特異的な活性
化または失活が実質的にないことである。具体的には
「活性化」によってブランク値が異常に高くなり、「失
活」によって検体の反応値が異常に低くなる。すなわ
ち、換言すれば、そのリムルス試薬を使用してEt、β
−グルカン等のリムルス試薬反応性物質を測定する際
に、ブランク値が十分に低く、検体の反応値が一定であ
る場合、「安定である」といえる。
【0025】本発明で使用される測定用pH調整剤は中
性〜アルカリ性のものならば特に限定はされないが、ト
リス−塩酸緩衝液およびグッド緩衝液(例えば、HEP
ES緩衝液等)が好ましい。pHは7.0〜8.5が好
ましい。本発明によりEtまたはβ−グルカンが測定さ
れる検体としては、基本的には特に制限なく、Etまた
はβ−グルカンの定量の必要があるものあるいはその存
否を確認する必要があるものであればよい。例えば、生
体試料、医薬品、医療分野で使用する水等を挙げること
ができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 実施例1 1)日本産カブトガニ(T.tridentatus) 血リンパ液1.
0Lを4℃、1,500rpm で10分間遠心し、その沈
殿部分(アメボサイト)約21g に0.02Mトリス−
塩酸緩衝液(pH8.0)210mLを加え、ホモゲナ
イザー(ポリトロンR PT10(商品名)、Kinemati
ca社製造)にて均一に破砕および抽出し、10,000
×Gで30分間冷却遠心し、上澄液(ライセート)19
0mLを得た。
【0027】A)このライセート0.04mLに0.4
M Bis−Tris緩衝液(pH6.5)0.01m
Lと0.8M硫酸マグネシウム0.02mLを加え、p
H6.5の条件で室温(25℃)に3時間放置した(2
系列放置)。 B)別のライセート0.04mLに0.5Mトリス−塩
酸緩衝液−0.4M硫酸マグネシウム(pH8.0)
0.04mLと4.0mM Boc−Leu−Gly−
Arg−pNA0.02mLを加え(通常の発色合成基
質法リムルス試薬溶液;比較例)、pH8.0の条件で
同様に放置した。
【0028】Aの一方には4.0mM Boc−Leu
−Gly−Arg−pNA0.02mL及び2Mトリス
−塩酸緩衝液(pH8.0)0.01mLを加え(A−
1)、もう一方には、上記の発色合成基質溶液0.02
mLおよび蒸留水(以下、DWと略す)0.01mLを
加えた(A−2)後、A、Bに検体として、DW(これ
をブランクとして用いる)または大腸菌(Escher
ichia coli)0111:B4株由来のEt
(シグマ社販売のWestphal type;50p
g/mL)を0.1mL加え、A−1 とBはpH8.0
とし、A−2はpH6.5のままとした。それらを37
℃、30分間加温して反応させ、生じたパラニトロアニ
リンを0.04%亜硝酸ナトリウム(0.48M塩酸溶
液)、0.3%スルファミン酸アンモニウム、0.07
%N−1−ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩を各々
0.5mLずつ順次加えてジアゾカップリングさせ、5
45nmで吸光度を測定した。それらの結果とA、Bと
も室温に放置せず調製後直ちに測定した結果と合わせて
表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、比較例である
B、即ち、放置時のpH値が本発明のリムルス試薬溶液
のpH範囲より高い通常の発色合成基質法リムルス試薬
溶液を室温に3時間放置するとブランクが非常に高ま
り、Et検体溶液の反応値(Et検体の吸光度とブラン
クの吸光度との差)が低下し、一定の測定値が得られな
いので濃度未知のEtを正確に定量できない。一方、本
発明の実施例A−1では、ブランク値もほとんど上昇せ
ず、Et検体の反応値も放置しないときの値とほぼ同一
で、3時間後でも一定の測定値が得られることがわか
る。
【0031】また、リムルス反応を惹起するpHにせ
ず、放置pHの6.5のままで測定したA−2では、E
t検体反応値はブランク値より少し高い程度で、非常に
反応性が低く、やはり一定の測定値が得られない。 実施例2 A)実施例1で調製したライセ−ト0.04mLに0.
3M酢酸ナトリウム緩衝液(pH6.1)0.01mL
を加え、pH6.1の条件で室温(25℃)に4時間放
置した(2系列放置)。
【0032】B)実施例1で調製した別のライセ−ト
0.04mLに0.5M HEPES緩衝液−0.4M
塩化マグネシウム(pH7.6)0.04mLと4.0
mMBoc−Leu−Gly−Arg−pNA0.02
mLを加え(通常の発色合成基質法リムルス試薬溶液;
比較例)、pH7.6の条件で同様に放置した。Aの一
方には0.8M塩化マグネシウム0.02mL、2M
HEPES緩衝液(pH7.6)0.01mL及び4.
0mM Boc−Leu−Gly−Arg−pNA0.
02mLを加え(A−1)、もう一方には、0.8M塩
化マグネシウム0.02mL、DW0.01mLおよび
上記の発色合成基質溶液0.02mLを加えた(A−
2)後、A、Bに検体としてDW(ブランク)または後
述により調製したβ−グルカン(100pg/mL)を
0.1mL加え、A−1 とBは、pH7.6とし、A−
2はpH6.1のままとした。以下、それらを実施例1
と同様にして反応させた。A、Bとも室温に放置せず調
製後直ちに測定した結果と合わせて表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、比較例B、即
ち、放置時のpH値が本発明のリムルス試薬溶液のpH
範囲より高い通常の発色合成基質法リムルス試薬溶液を
室温に4時間放置するとブランクが非常に高まり、β−
グルカン検体溶液の反応値が低下し、一定の測定値が得
られない。一方、本発明の実施例A−1では、ブランク
値もほとんど上昇せず、β−グルカン検体の反応値も放
置しないときの値とほぼ同一で、4時間後でも一定の測
定値が得られることがわかる。
【0035】また、pH6.1のままで測定したA−2
では、β−グルカン検体反応値はブランク値よりやや高
い程度で、ほとんど反応しておらず、やはり一定の測定
値が得られない。
【0036】(β−グルカンの調製法)PCT国際公開
W090/02951に記載の方法に準じ、カードラン
(和光純薬工業(株)販売)の1gを約100mLの5
mM NaOH水溶液に懸濁し、氷冷下で音波発生機、
ソニケーターTM(大岳製作所、形式5202PZT、東
京)により20KHZ、80Wで12分間音波処理によ
る低分子化を行った。処理液を5M NaOH水溶液を
用い、最終0.3M水溶液とし、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー(GPCカラム:TSK gel
G3000PWXL2本、G2500PWXL 1本、移動
相:0.3M NaOH水溶液、流速0.5mL/mi
n)により分画採取し、再クロマトグラフィーにより分
子量216,000画分を分画採取し、GPC分画精製
標品(β−グルカン標品)を得た。
【0037】尚、以下の実施例に使用されたβ−グルカ
ンも、上記と同様に調製されたものである。
【0038】実施例3 A)実施例1で調製したライセート0.04mLに0.
3M MES緩衝液(pH6.1)0.01mLを加
え、pH6.1の条件で4℃に8時間放置した(2系列
放置)。 B)実施例1で調製した別のライセート0.04mLに
0.5Mトリス−塩酸緩衝液−0.4M硫酸マグネシウ
ム(pH8.0)0.04mLと4.0mMBoc−L
eu−Gly−Arg−pNA0.02mLを加え(通
常の発色合成基質法リムルス試薬溶液;比較例)、pH
8.0の条件で同様に放置した。
【0039】Aの一方には2Mトリス−塩酸緩衝液(p
H8.0)0.01mL、4.0mM Boc−Leu
−Gly−Arg−pNA0.02mL及び0.8M硫
酸マグネシウム0.02mLを加え(A−1)、もう一
方には、DW0.01mL、上記の発色合成基質溶液
0.02mLおよび0.8M硫酸マグネシウム0.02
mLを加えた(A−2)後、A、Bに検体として、DW
(ブランク)またはEt(50pg/mL)を0.1m
L加え、A−1とBはpH8.0とし、A−2はpH
6.1のままとした。以下、それらを実施例1と同様に
して反応させた。A、Bとも4℃に放置せず調製後直ち
に測定した結果と合わせて表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】表3から明らかなように、比較例B、即
ち、放置時のpH値が本発明のリムルス試薬溶液のpH
範囲より高い通常の発色合成基質法リムルス試薬溶液を
4℃に8時間放置するとブランクが非常に高まり、Et
検体溶液の反応値が低下し、一定の測定値が得られな
い。一方、本発明の実施例A−1では、ブランク値もほ
とんど上昇せず、Et検体の反応値も放置しないときの
値とほぼ同一で、8時間後でも一定の測定値が得られる
ことがわかる。
【0042】また、pH6.1のままで測定したA−2
では、Et検体反応値はブランク値よりやや高い程度
で、ほとんど反応しておらず、やはり一定の測定値が得
られない。 実施例4 A)実施例1で調製したライセ−ト0.08mLに0.
4M ADA緩衝液(pH6.3)0.01mLを加
え、pH6.3の条件で室温(25℃)に10時間放置
した(2系列放置)。
【0043】B)実施例1で調製した別のライセ−ト
0.08mLに1M トリス−塩酸緩衝液−0.4M硫
酸マグネシウム(pH7.4)0.02mLを加え(通
常のゲル化法リムルス試薬溶液;比較例)、pH7.4
の条件で同様に放置した。Aの一方には2M トリス−
塩酸緩衝液−0.8M硫酸マグネシウム緩衝液(pH
7.4)0.01mLを加え(A−1)、もう一方に
は、0.8M硫酸マグネシウム0.01mLを加えた
(A−2)後、A、Bに検体としてDW(ブランク)ま
たはβ−グルカン(400pg/mL)を0.1mL加
え、A−1 とBはpH7.4とし、A−2はpH6.3
のままとした。比濁時間分析装置「トキシノメ−タ−E
T−201」(和光純薬工業販売)の専用アナリシスモ
ジュ−ルにセットし、37℃、90分加温して反応さ
せ、ゲル化時間(Tg)を測定した。A、Bとも4℃に
放置せず調製後直ちに測定した結果と合わせて表4に示
した。
【0044】
【表4】
【0045】表4から明らかなように、比較例B、即
ち、放置時のpH値が本発明のリムルス試薬溶液のpH
範囲より高い通常のゲル化法リムルス試薬溶液を4℃に
10時間放置すると活性化され、ブランク溶液が反応
し、β−グルカン検体溶液の一定の測定値が得られな
い。一方、本発明の実施例A−1では、ブランク値もβ
−グルカン値も放置しないときの値とほぼ同一で、10
時間後でも一定の測定値が得られることがわかる。
【0046】また、pH6.3のままで測定したA−2
では、β−グルカン検体の反応値はブランク値と同一で
まったく反応していなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明のリムルス試薬は、溶液状態で室
温でも長時間安定であるから、Et及びβ−グルカンを
正確に経時的に測定することができ、例えば透析液中の
Etを経時的にモニタリングできるので有用である。ま
た、本発明のリムルス試薬は凍結乾燥物とした場合も、
長期間安定に保存し得、必要時に水で溶解するだけで所
定の安定な測定用リムルス試薬溶液を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リムルス反応の機構を説明する図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カブトガニ・アメボサイト・ライセ−トと
    下記一般式(1)で表される化合物を含有し、溶液とし
    たときのpHが6.1〜6.5となるように調整され、
    溶液状態において室温で少なくとも3時間安定であるカ
    ブトガニ・アメボサイト・ライセ−ト組成物からなるこ
    とを特徴とするリムルス試薬。 A−(R1 n −X (1) (式中、Aは、H(水素原子)または下記式Bで表され
    る有機基であり、nは0または1で、R1 は、−CH2
    −、−(CH2 2 −、または−CH(OH)−CH2
    −を表し、Xは、−SO3 H、−COOH、または−O
    Hを表す。 B:R2 −C(R3 2 −N(R4 )−CH2 − 式B中、R2 は、−CO−NH2 または−CH2 OHを
    表し、R3 は単独でHまたは−CH2 OHを表し、R4
    は単独でH、−CH2 COOH、または−CH2 CH2
    OHを表すか、あるいはR3 およびR4 が一緒になって
    6員環を形成するための−CH2 −O−CH2 CH2
    または−CH2 −N(CH2 CH2 SO3 H)−CH2
    CH2 −で表される2価の基を形成する。)
  2. 【請求項2】一般式(1)で表される化合物が、酢酸、
    2−モルホリノエタンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3
    −(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸、N−(2−
    アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、N−
    (2−アセトアミド)イミノ二酢酸、ピペラジン−1,
    4−ビス(2−エタンスルホン酸)、および2−ビス
    (2−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ヒドロキシメチ
    ル−1,3−プロパンジオ−ルからなる群から選択され
    ることを特徴とする請求項1に記載のリムルス試薬。
  3. 【請求項3】カブトガニ・アメボサイト・ライセ−ト組
    成物が溶液または凍結乾燥物であることを特徴とする請
    求項1または2に記載のリムルス試薬。
  4. 【請求項4】測定用pH調整剤、ペプチド合成基質およ
    び2価金属塩からなる群から選ばれた1種または2種以
    上と請求項1〜3のいずれか1項に記載のリムルス試薬
    からなることを特徴とするリムルス試薬キット。
  5. 【請求項5】リムルス試薬を用いて検体中のリムルス試
    薬反応性物質を測定するに際し、請求項1記載のリムル
    ス試薬を用い、リムルス反応時の反応混液のpHがリム
    ルス反応を惹起する範囲のpHとなるように調整するこ
    とを特徴とするリムルス試薬反応性物質の測定法。
  6. 【請求項6】リムルス反応を惹起する範囲のpHが7.
    0〜8.5である請求項5に記載のリムルス試薬反応性
    物質の測定法。
  7. 【請求項7】pHをリムルス反応を惹起する範囲のpH
    に調整する際または調整前、リムルス反応を惹起するこ
    とができる2価金属イオン濃度になるように2価金属塩
    を添加する請求項5に記載のリムルス試薬反応性物質の
    測定法。
  8. 【請求項8】pHをリムルス反応を惹起する範囲のpH
    に調整する際、調整前または調整後、カブトガニ・アメ
    ボサイト・ライセ−トに含まれるクロッティングエンザ
    イムのアミダ−ゼ活性を測定するためのペプチド合成基
    質を添加してリムルス反応を起こさせる請求項5に記載
    のリムルス試薬反応性物質の測定法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019073846A1 (ja) * 2017-10-10 2019-04-18 大日本印刷株式会社 薬剤収容容器、閉鎖部材、薬剤収容容器の製造方法、および微生物夾雑物検査方法、ならびに緩衝液調製用固形剤

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