JPH07239125A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH07239125A
JPH07239125A JP3058594A JP3058594A JPH07239125A JP H07239125 A JPH07239125 A JP H07239125A JP 3058594 A JP3058594 A JP 3058594A JP 3058594 A JP3058594 A JP 3058594A JP H07239125 A JPH07239125 A JP H07239125A
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JP
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cooking
heating
weight
value
correction
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JP3058594A
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Tomoyuki Kondo
智之 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱調理の繰返しにかかわらず、重量に基づ
いて調理物の個数を判断して適切に加熱調理を実行す
る。 【構成】 制御回路は、トースト調理が設定されたとき
に(ステップS2)、そのトースト調理が繰返し調理で
あったときは(ステップS4,S6)、重量センサによ
り調理物の重量を測定すると共に(ステップS8)、ト
ースト調理の繰返し回数に応じて測定重量を補正する
(ステップS10)。そして、補正済重量に基づいて食
パンの枚数を判断し(ステップS11)、その判断枚数
に応じた加熱調理時間を設定する(ステップS14)。
従って、トースト調理の繰返しに伴う熱により重量セン
サによる測定重量に所定傾向の誤差が生じるにしても、
その誤差を無効化して確実に食パンの枚数を判断して適
切に加熱調理を実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量センサによる測定
重量に基づいて所定単位重量の調理物を加熱する加熱調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動トースタ機能を備
えた電子レンジが供されている。このものは、回転皿に
載置された食品の重量を測定するための重量センサを備
えており、その重量センサにより回転皿に載置された食
パン全体の重量を測定すると共に、食パン全体の重量に
基づいて食パンの枚数を判断し、その枚数に応じて加熱
時間を設定するようにしている。この場合、食パンの枚
数が増加する程加熱時間が長くなるように設定されてい
るので、食パンの枚数にかかわらず適切に焼くことがで
きる。
【0003】上記重量センサは、調理物の重量に応じて
下方に変位する回転皿の変移量を電気信号に変換して検
出するようにしている。従って、回転皿に載置された食
パンの重量に応じて重量センサからの電気信号が変化す
るので、その変化量に基づいて食パン全体の重量を測定
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トースト調
理を繰返して実行したときは、加熱調理の終了にかかわ
らず加熱室の温度の高い状態が継続し、加熱室の近傍に
配設された重量センサの温度が上昇するようになる。こ
のため、重量センサを構成する電気回路の時定数が変動
して重量センサによる測定精度が悪化し、重量センサに
よる測定重量が正規の重量から変動するようになるの
で、食パンの枚数を誤判断して食パンを適切に焼くこと
ができないという欠点がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、加熱室内に収納された所定単位重量の
調理物の個数に応じて加熱調理する構成において、加熱
調理の繰返しにかかわらず適切に加熱調理を実行するこ
とができる加熱調理器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
所定単位重量の複数の調理物を収納可能に加熱室を設
け、前記調理物を加熱する加熱手段を設け、調理物の重
量を測定する重量測定手段を設け、この重量測定手段に
よる測定値と比較判定値とに基づいて前記調理物の個数
を判断すると共に、その個数に応じて前記加熱手段を駆
動して加熱調理を実行する制御手段を設け、この制御手
段が加熱調理を繰返して実行するときは前記重量測定手
段による測定値若しくは前記制御手段の比較判定値を補
正値に基づいて補正すると共に、その補正値を繰返し回
数が増加するに従って増大する補正手段を設けたもので
ある。
【0007】この場合、補正手段を、制御手段が前回の
加熱調理実行時から所定時間以内に加熱調理を実行した
ときに重量測定手段による測定値若しくは制御手段の比
較判定値を補正するようにしてもよい。
【0008】また、補正手段を、加熱調理の繰返し実行
回数が増加するに従って補正値の差分値を減少させるよ
うにしてもよい。
【0009】また、補正手段を、加熱調理の繰返し実行
回数が所定回数を上回ったときは、補正値を一定値に設
定するようにしてもよい。
【0010】また、室温を検出する室温検出手段を設け
ると共に、補正手段を、加熱調理の繰返し実行回数及び
前記室温検出手段による検出値に基づいて補正値を決定
するようにしてもよい。
【0011】また、制御手段を、加熱調理の繰返し実行
回数に応じて加熱手段に対する駆動時間を短く設定する
ようにしてもよい。
【0012】さらに、重量測定手段を、静電容量方式の
重量センサから構成してもよい。
【0013】
【作用】請求項1記載の加熱調理器の場合、制御手段
は、加熱調理を実行するときは、重量測定手段による測
定値と比較判定値とに基づいて調理物の個数を判断する
と共に、その個数に応じて加熱手段を駆動することによ
り加熱調理を実行する。
【0014】そして、補正手段は、制御手段が加熱調理
を繰返して実行するときは、重量測定手段による測定値
若しくは比較判定値を補正値に基づいて補正すると共
に、その補正値を加熱調理繰返し回数が増加するに従っ
て増大する。
【0015】従って、重量測定手段による調理物の測定
重量の誤差が加熱調理の繰返しによる熱により徐々に増
大する特性を示すにしても、その誤差の増大を無効化し
て適切に加熱調理を実行することができる。
【0016】請求項2記載の加熱調理器の場合、補正手
段は、制御手段が前回の加熱調理実行時から所定時間以
内に加熱調理を実行したときに重量測定手段による測定
値若しくは制御手段の比較判定値を補正するので、加熱
調理の繰返しによる熱の影響が大きい場合であっても、
適切に加熱調理を実行することができる。
【0017】請求項3記載の加熱調理器の場合、補正手
段は、加熱調理の繰返し実行回数が増加するに従って補
正値の差分値を減少させるので、加熱調理の繰返しに伴
う重量測定手段による測定重量の誤差が減少するという
特性に対処して適切に加熱調理を実行することができ
る。
【0018】請求項4記載の加熱調理器の場合、補正手
段は、加熱調理の実行回数が所定回数を上回ったとき
は、補正値を一定値に設定するので、加熱調理の繰返し
に伴う重量測定手段による測定重量の誤差が定常化する
という特性に対処して適切に加熱調理を実行することが
できる。
【0019】請求項5記載の加熱調理器の場合、補正手
段は、加熱調理の繰返し実行回数及び室温検出手段によ
る検出値に基づいて補正値を決定するので、室温の上昇
に伴う重量測定手段による測定重量への影響に対処して
より適切に加熱調理を実行することができる。
【0020】請求項6記載の加熱調理器の場合、制御手
段は、加熱調理の繰返し実行回数に応じて加熱手段に対
する駆動時間を短く設定するので、加熱調理の繰返しに
伴う加熱室内の温度上昇に対処してより適切に加熱調理
することができる。
【0021】請求項7記載の加熱調理器の場合、重量測
定手段は、静電容量方式の重量センサから構成されてい
るので、この種の重量センサが有する温度上昇に伴う測
定重量への影響に対して確実に対処して適切に加熱調理
を実行することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を自動トースタ機能付きの電子
レンジに適用した第1実施例を図1乃至図6を参照して
説明する。
【0023】図2は電子レンジを斜視して示している。
この図2において、本体1には扉2により開閉される加
熱室3が設けられており、その加熱室3の底部にはRT
モータ4(図3参照)により回転される回転皿5が配設
されている。この回転皿5は、調理物としての食パンを
2枚横並びに配設可能な大きさに設定されている。ま
た、RTモータ4には回転皿5に載置された調理物の重
量を測定する静電容量方式の重量測定手段としての重量
センサ6(図3参照)が一体に設けられている。この重
量センサ6は、対向配置された一対の電極の一方で回転
皿5の軸を支持すると共に、対向配置された電極から形
成されるコンデンサを主体として発振回路を形成して構
成されている。従って、回転皿に載置された調理物の重
量に応じて電極間の間隙寸法、ひいてはコンデンサの静
電容量が変化すると共に、それに伴って発振周波数が変
化するので、その発振周波数の変化に基づいて回転皿に
載置された調理物の重量を測定することができる。
【0024】加熱室3の天井には加熱手段としてのグリ
ルヒータ7(図3参照)が配設されていると共に、加熱
室3からの排気通路には調理物から発せられた気体を検
出するためのガスセンサ8(図3参照)が設けられてい
る。
【0025】また、加熱室3の側方に設けられた機械室
9内にはマグネトロン10(図3参照)が配設されてお
り、そのマグネトロン10からの高周波が加熱室3内に
照射されるようになっている。
【0026】機械室9の前面に設けられた操作パネル1
1には、調理メニューを選択したり、調理開始を指令す
るための操作入力スイッチ12が設けられていると共
に、調理時間或いは調理の進捗状況を示すインジケータ
等から成る表示器13が配設されている。
【0027】図3は全体の電気的構成を概略的に示して
いる。この図3において、制御手段及び補正手段として
の機能を有する制御回路14は、CPU14a、ROM
14b、RAM14c等を含んで構成されている。この
制御回路14の入力端子には重量センサ6、ガスセンサ
8、扉2の開閉に応じてオンオフする扉スイッチ15、
操作入力スイッチ12が接続され、出力端子には表示器
13が接続されていると共に、駆動回路16を介してR
Tモータ4、マグネトロン10、グリルヒータ7が接続
されている。
【0028】そして、制御回路14は、操作入力スイッ
チ12により調理コースが設定されたときは、調理コー
スに応じて重量センサ6により回転皿5に載置された調
理物の重量を測定すると共に、調理コースに応じてRT
モータ4、マグネトロン10、グリルヒータ7に適宜通
電する。そして、制御回路14は、ガスセンサ8の検出
状態に基づいて加熱調理を終了すると共に、加熱調理時
間の進捗状況を表示器13に表示する。
【0029】ここで、制御回路14は、後述するように
調理コースに設定されている加熱調理としてのトースト
調理を繰返して実行するときは、トースト調理の繰返し
回数に応じて重量センサ6による測定重量を補正するよ
うになっており、その補正値を補正テーブルとしてRO
M14bに記憶している。つまり、補正値は、図4に示
すようにトースト調理の繰返し回数に従って増大すると
共に、その補正値の差分値は減少するように設定されて
いる。また、制御回路14は、後述するようにトースト
調理を繰返して実行するときは、繰返し回数及び食パン
の枚数に応じて加熱調理時間を設定するようになってお
り、その設定値を加熱調理時間テーブルとしてROM1
4bに記憶している。つまり、加熱調理時間は、図5に
示すようにトースト調理の繰返し回数の増加に従って短
縮するように設定されている。
【0030】次に上記構成の作用について説明する。図
1は制御回路14の動作を概略的に示している。この図
1において、制御回路14は、電源が投入されると、ま
ず、調理コースが設定されたか否かを判定する(ステッ
プS1)。そして、設定された調理コースがトースト調
理以外であったときは(ステップS2)、設定された調
理コースを実行する(ステップS3)。
【0031】また、設定された調理コースがトースト調
理であったときは、前回の調理コースがトースト調理か
否かを判定する(ステップS4)。このとき、電源投入
直後においては、前回の調理コースは記憶されていない
ので、カウンタAを1に設定する(ステップS5)。こ
のカウンタAはトースト調理の繰返し回数を記憶するも
ので、カウンタAが1ということは1回目のトースト調
理であることを意味している。
【0032】続いて、制御回路14は、重量センサ6に
より回転皿5に載置された食パンの重量Wを測定すると
共に(ステップS8)、カウンタAに基づいて図4に示
すROM14bに記憶された補正テーブルから補正値を
選択する(ステップS9)。このとき、カウンタAが1
である1回目のトースト調理では、重量センサ6による
測定重量Wは正確であり、補正値Kは零が設定されてい
るので、制御回路14は、重量センサ6による測定重量
Wを補正することなくそのまま使用する(ステップS1
0)。
【0033】そして、制御回路14は、測定重量Wが比
較判定値としての食パンの単位重量である130グラム
以上か否かに基づいて食パンが1枚か2枚かを判定し
(ステップS11)、その判定結果に基づいて1枚コー
ス若しくは2枚コースを設定する(ステップS12,S
13)。
【0034】このとき、図5に示すROM14bに記憶
されている加熱調理時間テーブルに基づいて加熱調理時
間を設定し(ステップS14)、その加熱調理時間だけ
グリルヒータ7に通電することにより1回目のトースト
調理を実行する(ステップS15,S16)。つまり、
1回目のトースト調理において食パンが1枚であるとき
は、グリルヒータ7に4分10秒通電され、2枚のとき
は4分30秒通電される。
【0035】そして、上述したように1回目のトースト
調理を実行した制御回路14は、次の調理コースが設定
されるまで待機し、設定された調理コースがトースト調
理でないときは(ステップS2)、設定された調理コー
スを実行する(ステップS3)。また、設定された調理
コースがトースト調理であっても、1回目のトースト調
理から30分以上経過しているときは(ステップS
6)、トースト調理が繰返されていないと判断してカウ
ンタAに1を設定してから、1回目のトースト調理を実
行する。
【0036】さて、1回目のトースト調理から2回目の
トースト調理が30分以内に行われる場合には、1回目
のトースト調理により加熱された加熱室3からの熱によ
り重量センサ6が影響を受けて重量センサ6による測定
重量が変動する。これは、加熱室3からの熱により重量
センサ6を構成する発振回路の発振周波数が変動し、そ
れに伴って発振周波数と対応する測定重量が変動するか
らである。このため、トースト調理を繰返して実行する
際に、重量センサ6による測定重量に基づいて食パンの
枚数を判断した場合には、食パンの枚数を誤判断してト
ースト調理を適切に実行できない虞がある。
【0037】ここで、図6は、繰返しトーストを実行し
たときの繰返し回数に応じた重量センサ6による測定重
量の誤差を示している。つまり、重量センサ6は、トー
スト調理の繰返し回数の増加に従って同一調理物の重量
に対して少な目に誤測定するようになると共に、その誤
差重量が繰返し回数の増加に従って増大するようにな
る。また、測定重量の誤差重量の差分値(例えば1回目
のトースト調理と2回目のトースト調理の測定重量の
差)は、トースト調理の繰返し回数の増加に従って徐々
に減少するようになる。
【0038】さて、制御回路14は、前回のトースト調
理から30分以内に今回のトースト調理を実行するとき
は(ステップS6)、カウンタAに1を加算することに
より2となることから(ステップS7)、今回のトース
ト調理が2回目のトースト調理であると判断する。そし
て、1回目のトースト調理と同様に、重量センサ6によ
り食パンの重量を測定すると共に、その測定重量を図4
に示す補正テーブルに基づいて補正する。このとき、補
正テーブルには2回目のトースト調理に対応した補正値
Kとして17グラムが記憶されているので、制御回路1
4は、重量センサ6による測定重量Wに補正値K(=1
7)を加算した補正済重量W´を求め(ステップS1
0)、その補正済重量W´に基づいて食パンが1枚か2
枚かを判定すると共に(ステップS11)、その判定結
果及び図5に示す加熱調理時間テーブルに基づいて最終
的に加熱時間を設定してから(ステップS14)、加熱
調理を実行する。
【0039】ここで、制御回路14は、繰返しトースト
回数が4以上となったときは、重量センサ6による測定
重量の補正値Kを30グラムに設定する。これは、図6
に示したようにトースト調理の繰返し回数が4以上とな
ったときは、重量センサ6による測定重量の誤差が定常
化して略一定となるからである。
【0040】また、今回の調理コースがトースト調理で
あっても、前回の調理コースが例えば電子レンジの通常
の調理コースである高周波加熱調理であったときは(ス
テップS4)、加熱室3内ひいては重量センサ6の温度
上昇は低いので、重量センサ6に対する熱の影響は少な
い。従って、このような場合は、制御回路14は、カウ
ンタAに1を設定することにより(ステップS5)、1
回目のトースト調理と見なして加熱調理を実行する。
【0041】上記構成のものによれば、トースト調理を
繰返して実行するときは、重量センサ6による測定重量
を補正値に基づいて補正すると共に、その補正値をトー
スト調理の繰返し回数の増加に従って増大するようにし
たので、トースト調理により重量センサ6による測定重
量の誤差重量が増大する特性を示すにしても、その誤差
は無効化することができる。従って、重量センサによる
測定重量に基づいて食パンの枚数を判断する従来例のも
のと違って、重量センサ6による測定重量に基づいて確
実に食パンの枚数を判断して適切にトースト調理を実行
することができる。
【0042】しかも、食パンの枚数に対応した加熱調理
時間をトースト回数の増加に従って短縮するように設定
したので、上述のように重量センサ6の温度上昇による
測定重量への影響を無効化しながら、さらに加熱室3内
の温度上昇によるトースト調理への影響も無効化して、
トースト調理の繰返し回数にかかわらず食パンに均一に
焦げ目をつけることができる。
【0043】図7乃至図10は本発明の第2実施例を示
している。この第2実施例が第1実施例と異なる点は、
室温を検出する室温センサ17を設けると共に、制御回
路14は、トースト調理の繰返し回数及び室温センサ1
7による検出値に基づいて重量センサ6による測定重量
を補正するように構成されている。つまり、図9に示す
ように、重量センサ6による測定重量の誤差重量は室温
の影響を受け、室温が高い程誤差重量が小さくなる特性
を示す。これは、室温が高い程加熱調理開始時の加熱室
3内の温度が高くなっており、これにより重量センサ6
の測定重量が熱の影響を受けて誤差を既に生じているか
らで、この結果、トースト調理の繰返しによる熱の影響
を大きく受けなくなるからである。
【0044】そして、制御回路14は、図8に示す制御
を実行することにより、図10に示すROM14bに記
憶された補正テーブルから繰返しトースト回数及び室温
に基づいて補正値を選択し、その補正値により重量セン
サ6による測定重量を補正する。
【0045】この第2実施例によれば、室温による重量
センサ6の測定重量への影響も無効化することができる
ので、第1実施例に比べて、室温にかかわらず確実に食
パンの枚数を判断して適切に加熱調理を実行することが
できる。
【0046】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、次のように変形または拡張できる。加熱調理器
は、電子レンジに限定されることがないと共に、トース
タ機能のみを備えていてもよい。調理物は、食パンに限
定されるものではない。温度による補正対象としては、
食パンの枚数を判定するための比較判定値を補正するよ
うにしてもよい。繰返し回数に応じた加熱調理時間の設
定は、例えば繰返し回数が1,2回と3回以上に大きく
区分するようにしてもよい。重量検出手段は、静電容量
方式に限定されるものではなく、各種方式のものを採用
してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、以下の効果を奏する。
【0048】請求項1記載の加熱調理器によれば、加熱
調理を繰返して実行するときは、重量測定手段による測
定値若しくは比較判定値を補正値に基づいて補正すると
共に、その補正値を加熱調理繰返し回数が増加するに従
って増大するようにしたので、重量測定手段による調理
物の測定重量の誤差が加熱調理の繰返しによる熱により
徐々に増大する特性を示すにしても、その誤差の増大を
無効化して適切に加熱調理を実行することができる。
【0049】請求項2記載の加熱調理器によれば、前回
の加熱調理実行時から所定時間以内に加熱調理を実行し
たときに重量測定手段による測定値若しくは制御手段の
比較判定値を補正するようにしたので、加熱調理の繰返
しにより熱の影響が大きい場合であっても、適切に加熱
調理を実行することができる。
【0050】請求項3記載の加熱調理器によれば、加熱
調理の繰返し実行回数が増加するに従って補正値の差分
値を減少させるようにしたので、加熱調理の繰返しに伴
う重量測定手段による測定重量の誤差が減少するという
特性に対処して適切に加熱調理を実行することができ
る。
【0051】請求項4記載の加熱調理器によれば、加熱
調理の実行回数が所定回数を上回ったときは、補正値を
一定値に設定するようにしたので、加熱調理の繰返しに
伴う重量測定手段による測定重量の誤差が定常化すると
いう特性に対処して適切に加熱調理を実行することがで
きる。
【0052】請求項5記載の加熱調理器によれば、加熱
調理の繰返し実行回数及び室温検出手段による検出値に
基づいて補正値を決定するようにしたので、室温の上昇
に伴う重量測定手段による測定重量への影響に対処して
より適切に加熱調理を実行することができる。
【0053】請求項6記載の加熱調理器によれば、加熱
調理の繰返し実行回数に応じて加熱手段に対する駆動時
間を短く設定するようにしたので、加熱調理の繰返しに
伴う加熱室内の温度上昇に対処してより適切に加熱調理
することができる。
【0054】請求項7記載の加熱調理器によれば、重量
測定手段を、静電容量方式の重量センサから構成したの
で、この種の重量センサが有する温度上昇に伴う測定重
量への影響に対して確実に対処して適切に加熱調理を実
行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における制御回路の動作を
示すフローチャート
【図2】電子レンジの斜視図
【図3】電気的構成を示す概略図
【図4】補正テーブルを示す模式図
【図5】加熱調理時間テーブルを示す模式図
【図6】加熱調理の繰返しに伴う誤差重量を示す特性図
【図7】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図8】図1相当図
【図9】図6相当図
【図10】図4相当図
【符号の説明】
3は加熱室、6は重量センサ(重量測定手段)、7はグ
リルヒータ(加熱手段)、14は制御回路(制御手段、
補正手段)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定単位重量の複数の調理物を収納可能
    に設けられた加熱室と、 前記調理物を加熱する加熱手段と、 調理物の重量を測定する重量測定手段と、 この重量測定手段による測定値と比較判定値とに基づい
    て前記調理物の個数を判断すると共に、その個数に応じ
    て前記加熱手段を駆動して加熱調理を実行する制御手段
    と、 この制御手段が加熱調理を繰返して実行するときは前記
    重量測定手段による測定値若しくは前記制御手段の比較
    判定値を補正値に基づいて補正するように設けられ、そ
    の補正値を繰返し回数が増加するに従って増大する補正
    手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 補正手段は、制御手段が前回の加熱調理
    実行時から所定時間以内に加熱調理を実行したときに重
    量測定手段による測定値若しくは制御手段の比較判定値
    を補正することを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 補正手段は、加熱調理の繰返し実行回数
    が増加するに従って補正値の差分値を減少させることを
    特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 補正手段は、加熱調理の繰返し実行回数
    が所定回数を上回ったときは、補正値を一定値に設定す
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加
    熱調理器。
  5. 【請求項5】 室温を検出する室温検出手段を設け、補
    正手段は、加熱調理の繰返し実行回数及び前記室温検出
    手段による検出値に基づいて補正値を決定することを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 制御手段は、加熱調理の繰返し実行回数
    に応じて加熱手段に対する駆動時間を短く設定すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調理
    器。
  7. 【請求項7】 重量測定手段は、静電容量方式の重量セ
    ンサから構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    6の何れかに記載の加熱調理器。
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WO2004023847A1 (en) * 2002-09-03 2004-03-18 Lg Electronics Inc. Combined toaster and microwave oven and control method thereof
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