JPH0723825U - ダンパーディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捩じり角範囲が広いダンパーディスクにおい
て、入力側部材の強度を低下させることなく弾性部材を
支持させる。 【構成】 ダンパーディスクは、ハブ１と、２個のコイ
ルスプリング１５と、フロート体１８と、クラッチプレ
ート６及びリテーニングプレート７と、係合プレート１
２，１３とを備えている。ハブ１は、円周方向に延びる
窓孔が形成されたフランジ２を外周側に有している。コ
イルスプリング１５は、窓孔内に円周方向に直列に並べ
て配置されている。フロート体１８は、コイルスプリン
グ１５間に円周方向に移動可能に配置されている。クラ
ッチプレート６及びリテーニングプレート７は、フラン
ジ２の側方に配置されている。係合プレート１２，１３
はクラッチプレート６，リテーニングプレート７に相対
回転不能に係止され、コイルスプリング１５の円周方向
外側端部に当接している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車のクラッチディスク等に使用されるダンパーディスク、特に 、捩じり角範囲を広く設定したダンパーディスクに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ダンパーディスクにおいて、低速走行時のこもり音を減少させるためには、一 般に捩じり剛性を低く抑え、捩じり角範囲を広くとる必要がある。そこで、従来 から、出力側部材側のフランジの１つの窓孔内に、２個のトーションスプリング を円周方向に直列に並べて配置し、そのトーションスプリング間にフロート体を 配置することが行われている。これにより、入力側のプレートと出力側のフラン ジとの捩じり角度が長くなり、したがって低速走行時のこもり音を減少させるこ とができる。この種の従来のダンパーディスクが、実開平１−１４１９３１号公 報に示されている。このダンパーディスクでは、入力側部材であるクラッチプレ ート及びリテーニングプレートには、トーションスプリングの円周方向外側端部 に当接する切り起こし部が形成されている。

【０００３】 また、クラッチプレートとリテーニングプレートとの間に潤滑流体が充填され た潤滑室を形成し、両プレートとトーションスプリングとの当接部分を潤滑した ダンパーディスクがある。このダンパーディスクでは、クラッチプレートとリテ ーニングプレートとに絞りを形成して、トーションスプリングを受けることにな る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来のダンパーディスクでは、クラッチプレート及びリテーニングプレー トに形成された切り起こし部は、加工によって板厚が減少しているために強度が 低下している。そのため、切り起こし部に破損が生じやすい。 また、切り起こし部ではなく絞りをクラッチプレート及びリテーニングプレー トに形成する構造の場合は円周方向にわたって数カ所に深く絞りを形成する必要 があるために、加工が困難でありしかも強度が低下する。

【０００５】 本考案の目的は、捩じり角範囲が広いダンパーディスクにおいて、入力側部材 の強度を低下させることなく弾性部材を支持することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るダンパーディスクは、ハブと、少なくとも２個の弾性部材と、ス プリング支持部材と、入力側円板状プレートと、当接部材とを備えている。 前記ハブは、円周方向に延びる窓孔が形成されたフランジを外周側に有し、出 力側部材に連結される。前記少なくとも２個の弾性部材は、窓孔内に円周方向に 直列に並べて配置されている。前記スプリング支持部材は、弾性部材間に円周方 向に移動可能に配置されている。前記入力側円板状プレートは、フランジの側方 に配置されている。前記当接部材は入力側円板状プレートに相対回転不能に係止 され、弾性部材の円周方向外側端部に当接している。

【０００７】

【作用】

本考案に係るダンパーディスクでは、入力側円板状プレートが回転すると、そ のトルクは当接部材、少なくとも２個の弾性部材を介してフランジに伝達され、 さらにハブを通って出力側部材に伝達される。このダンパーディスクで捩じり振 動が発生すると、入力側円板状プレートとハブとが相対回転する。このとき、フ ランジの窓孔内に配置された複数の弾性部材が伸縮を繰り返す。弾性部材がたと えば２個であれば、入力側円板状プレートがフランジに対して回転する角度に比 べてスプリング支持部材の回転する角度は半分になる。この結果、広い捩じり角 範囲が得られ、捩じり振動を効果的に吸収できる。

【０００８】 このダンパーディスクでは、当接部材が入力側円板状プレートのトルクを弾性 部材に伝達する構造であるために、入力側円板状プレートに切り起こし部あるい は深絞り部を形成する必要がない。そのために、入力側円板状プレートの強度が 向上し、破損が生じにくい。そのため、クラッチプレートとリテーニングプレー トとの間に潤滑流体を充填する潤滑室を形成しやすくなる。

【０００９】

【実施例】

図１〜図３は、本考案の一実施例によるダンパーディスクを示している。図２ 及び図３において、Ｏ−Ｏはダンパーディスクの回転中心線である。また、図１ のＲ₁ がダンパーディスク全体が回転する方向である。 このダンパーディスクの中心には、出力側部材としてのトランスミッションの 軸（図示せず）に連結されるハブ１が配置されている。ハブ１は、その中心部に スプライン孔１ａを有している。またハブ１には、外周側に突出する複数のスプ ライン歯１ｂを円周方向に等間隔で有している。

【００１０】 ハブ１のスプライン歯１ｂの外周にはフランジ２が配置されている。フランジ ２は、図４から明らかなように、円板部２ａと、円板部２ａの外周に設けられた ２つの扇型部２ｂとからなるプレートである。各扇型部の円周方向の端面２ｃ間 は、円周方向に延びる大きな窓孔５１になっている。この窓孔５１は半径方向外 側が開いている。各端面２ｃの外周側には、円周方向に突出するばね受け部２ｅ が形成されている。各扇型部２ｂには、円周方向に延びる小さな窓孔２ｄが形成 されている。各窓孔２ｄは、それぞれの扇型部２ｂにおいて中心位置から円周方 向に偏移している。円板部２ａの中心には、ハブ１の外周に嵌合する中心孔が形 成されている。この中心孔には、ハブ１のスプライン歯１ｂが嵌まる切欠き２ｆ が形成されている。スプライン歯１ｂと切欠き２ｆの端面との間には、円周方向 に所定の間隔長さの隙間が確保されている。これにより、ハブ１とフランジ２と が所定の角度範囲内で相対回転可能になっている。なお、図１及び図４に示す自 由状態の中立位置では、ハブ１はフランジ２に対して回転方向Ｒ₂ 側に捩じれて いる。すなわち、ハブ１のスプライン歯１ｂとフランジ２の切欠き２ｆの円周方 向端面との間には、回転方向Ｒ₁ 側で約８°の大きな角度で捩じり動作が可能な 隙間が形成されており、回転方向Ｒ₂ 側では約２°の小さな角度で捩じり動作が できる隙間が形成されている。

【００１１】 窓孔２ｄ内には、低剛性コイルスプリングからなる小ばね３が配置されている 。小ばね３は、フランジ２の外周部に形成された窓孔２ｄ内に収容されているた めに、円周方向の寸法が従来のものに比べて長くできる。また、より大きなコイ ルスプリングを用いることが可能なために、設計の自由度が広がる。 １対のサブプレート４がフランジ２の両側面に当接して配置されている。サブ プレート４は、図５から明らかなように、円板部４ａと、円板部４ａから半径方 向外側に延びる２つのばね押え部４ｂとから主に構成されている。各ばね押え部 ４ｂには、窓孔４ｃが形成されている。窓孔４ｃは、小ばね３の円周方向両端を 支持するとともに、小ばね３がフランジ２の窓孔２ｄから外れないように軸方向 側も支持している。円板部４ａの中心部分は、ハブ１の外周に嵌合する中心孔を 有している。この中心孔には、ハブ１のスプライン歯１ｂに係合する切欠き４ｄ が形成されている。スプライン歯１ｂと切欠き４ｄの円周方向端面との間には隙 間がないために、サブプレート４はハブ１と一体回転するようになっている。こ の結果、サブプレート４は、小ばね３を介してフランジ２とハブ１とを連結して いる。

【００１２】 入力側部材としてのクラッチプレート６及びリテーニングプレート７は、フラ ンジ２の両側方に配置されかつハブ１に外側から回転自在に嵌合する円板状プレ ートである。クラッチプレート６及びリテーニングプレート７は、その間に、グ リース等の潤滑油が充填された潤滑室を形成している。両プレート６，７は、ハ ブ１の外周に嵌合する中心孔を有している。各中心孔の周りには、軸方向外側に 延びる円筒部６ａ，７ａがそれぞれ形成されており、各円筒部６ａ，７ａはハブ １の外周面に当接している。ハブ１の外周に形成された溝内には、Ｏリング８， ９が配置され、ハブ１の外周面と円筒部６ａ，７ａとの間をシールしている。ま た、両プレート６，７の外周部は互いにリベット１０により固定されている。ま た、リベット１０によって両プレート６，７の外周部にクッショニングプレート ２９の内周部が固定されている。さらに、クラッチプレート６の外周端部とクッ ショニングプレート２９の内周部との間及びリテーニングプレート７の外周部と クッショニングプレート２９の内周部との間には、それぞれ環状のシール部材３ ２が配置されている。クッショニングプレート２９の両面には、フェーシング３ ０，３１が固着されている。フェーシング３０，３１がたとえば図示しないエン ジン側フライホイールに押し付けられると、ダンパーディスクにトルクが入力さ れる。

【００１３】 クラッチプレート６及びリテーニングプレート７の半径方向中間部には、軸方 向外側に円環状に延びる絞り部６ｂ及び７ｂが形成されている。この絞り部６ｂ ，７ｂの外周側に、図６，７，８に示すように、軸方向外側に凹む１対の係合凹 部６ｃ，７ｃが形成されている。１対の係合凹部６ｃ，７ｃは、径方向に対向し てそれぞれ２組形成されている。

【００１４】 係合プレート１２，１３は、それぞれクラッチプレート６とリテーニングプレ ート７の軸方向内側に配置されており、ハブ１の外周に回転自在に嵌合している 。ここでは、図９を用いて係合プレート１３について説明する。 係合プレート１３は、円板部１３ａと、円板部１３ａから半径方向外側に延び る１対の扇型部１３ｂとから主に構成されている。扇型部１３ｂは、円板部１３ ａから軸方向内側に偏移している。扇型部１３ｂの円周方向両端は、当接面１３ ｃとなっている。当接面１３ｃ側には、さらに軸方向内側に偏移したくぼみ１３ ｄが形成されている。扇型部１３ｂの円周方向両端には、半径方向外側に延びる １対の係合部１３ｅが形成されている。この係合部１３ｅが、リテーニングプレ ート７の係合凹部７ｃに係合している。すなわち、係合プレート１３は、リテー ニングプレート７と一体回転するようになっている。なお、係合プレート１２は 、同様な構造及び組み合わせにより、クラッチプレート６と一体回転するように なっている。

【００１５】 フランジ２の各窓孔５１内には、それぞれ２個のコイルスプリング１５が配置 されている。すなわち、合計４個のコイルスプリング１５が配置されている。各 コイルスプリング１５は、図１から明らかなように、大コイルスプリング１５と 、大コイルスプリング１５ａ内に配置された小コイルスプリング１５ｂとから構 成されている。各大コイルスプリング１５ａ及び小コイルスプリング１５ｂの円 周方向外側端面は、フランジ２の端面２ｃに当接している。また、各窓孔内の１ 対のコイルスプリング１５間にはスプリング支持構造１６（後述）が配置されて おり、各コイルスプリング１５の円周方向内側端面はスプリング支持構造１６に 当接している。係合プレート１２，１３は、フランジ２の軸方向外側において、 各コイルスプリング１５の円周方向外側端面に当接している。具体的には、扇型 部１２ｂ，１３ｂの当接面１２ｃ，１３ｃが大コイルスプリング１５ａに当接し 、凹部１２ｃ，１３ｃが小コイルスプリング１５ｂに当接している。このように して、フランジ２とクラッチプレート６及びリテーニングプレート７が、間にコ イルスプリング１５を介して円周方向に弾性的に連結されている。

【００１６】 次に、図１１を用いて、スプリング支持構造１６について説明する。スプリン グ支持構造１６は、主に、１対のフロート体１８と、１対のサポートプレート１ ９，２０と、複数のリベット２１とから主に構成されている。 フロート体１８は、図から明らかなように、ほぼ三角形の形状をしている。フ ロート体１８の円周方向両側面は、各コイルスプリング１５の円周方向内側面に 当接する当接面１８ａとなっている。フロート体１８は、三角形の部分から半径 方向外側に延びさらに円周方向外側に延びるばね押え部１８ｂを有している。こ のばね押え部１８ｂは、フランジ２の端面２ｃに形成されたばね受け部２ｅとと もに、コイルスプリング１５の半径方向外側への移動を規制している。サポート プレート１９，２０は、サブプレート４の軸方向外側にそれぞれ配置されており 、ハブ１の外周に回転自在に嵌合する中心孔を有している。サポートプレート１ ９，２０は、前記中心孔を有する円板部１９ａ，２０ａと、半径方向外側に突出 するように延びる係止部１９ｂ，２０ｂとから構成されている。各フロート体１ ８は、リベット２１により、サポートプレート１９，２０の係止部１９ｂ，２０ ｂに挟まれた状態で固定されている。このようにして、各フロート体１８は円周 方向外側に移動不能となっているために、フランジ２にフロート体１８の移動を 規制するための窓枠を設ける必要がない。

【００１７】 フリクションワッシャ２３は、係合プレート１２の円板部１２ａとサポートプ レート１９の円板部１９ａとの間に配置されている。フリクションワッシャ２４ は、係合プレート１３の円板部１３ａとサポートプレート２０の円板部２０ａと の間に配置されている。フリクションワッシャ２３，２４には、径方向に延びる 潤滑用溝がそれぞれ形成されている。

【００１８】 次に、ダンパーディスクの動作について説明する。 フェーシング３０，３１がエンジン側のフライホイール（図示せず）に押し付 けられると、エンジン側フライホイールのトルクがクラッチプレート６及びリテ ーニングプレート７に入力される。このトルクは、係合プレート１２，１３及び コイルスプリング１５を介してフランジ２に伝達される。このトルクは、さらに 、子ばね３及びサブプレート４を介してハブ１に伝達され、さらに図示しない出 力側の軸に伝達される。

【００１９】 エンジン側のフライホイール（図示せず）からダンパーディスクに捩じり振動 が伝達されると、入力側部材であるクラッチプレート６及びリテーニングプレー ト７が、ハブ１に対して両円周方向に相対回転を繰り返す。このとき、コイルス プリング１５及び小ばね３が伸縮する。コイルスプリング１５及び小ばね３は潤 滑室内に配置されているために、コイルスプリング１５及び小ばね３の両端を支 持する部材が潤滑され、その部分の磨耗が大幅に減少している。

【００２０】 次に、図１２に示す捩じり特性線図を用いて、このダンパーディスクの入力側 部材であるクラッチプレート６及びリテーニングプレート７と出力側部材である ハブ１との相対回転動作について説明する。図１の中立位置からクラッチプレー ト６及びリテーニングプレート７が回転方向Ｒ₁ 側に捩じれたとする。捩じれ角 度の初期の段階では、最も剛性の弱い小ばね３がフランジ２とサブプレート４と の間で圧縮される。フランジ２の切欠き２ｆのＲ₁ 側の端面がハブ１のスプライ ン歯１ｂに当接するまで、フランジとハブ１との相対回転が続く。図１２におい ては、角度が８°の点である。この１段目の領域では、低剛性・低ヒステリシス トルク（Ｈ１）が得られる。

【００２１】 次に、相対回転が進むと、クラッチプレート６及びリテーニングプレート７と フランジ２との間に相対回転が生じる。そして、捩じり角度が大きくなるにつれ て、両プレート６，７に係合する係合プレート１２，１３がフランジ２の端面２ ｃとの間でコイルスプリング１５を圧縮する。このとき、プレート６，７がハブ １及びフランジ２に対してたとえば１６°捩じれたとすると、フロート体１８を 含むスプリング支持構造１６はその半分の８°だけハブ１及びフランジ２に対し て捩じれることになる。コイルスプリング１５が圧縮されて密着すると、プレー ト６，７とハブ１との相対回転は終了する。図１２においては角度が２２°を超 えた点である。

【００２２】 この２段目の領域では、コイルスプリング１５による高剛性・中ヒステリシス トルク（Ｈ２）が得られる。中ヒステリシストルク（Ｈ２）が得られる理由は、 ２段目の領域ではサポートプレート１９，２０は常にクラッチプレート６及びリ テーニングプレート７の捩じれ角度の半分しか捩じれず、両者間に相対回転が生 じるからである。クラッチプレート６とリテーニングプレート７との間ででフリ クションワッシャ２３，２４が滑り、摩擦抵抗を発生する。

【００２３】 クラッチプレート６及びリテーニングプレート７が中立位置から回転方向Ｒ₂ 側に捩じれた場合には、１段目の領域が２°であり、全体の領域が１６°を超え た点になる。 以上に説明したように、コイルスプリング１５にトルクを伝達する部材として 係合プレート１２，１３が設けられている。そのために、クラッチプレート６及 びリテーニングプレート７、コイルスプリング１５の両端を支持するための深絞 り部を形成する必要がない。特に、このダンパーディスクのように大コイルスプ リング１５ａ内に小コイルスプリング１５ｂが配置されている構造では、深絞り 部を形成する構造では深絞り部の深さが小コイルスプリング１５ｂに達するまで 絞らなければならない。そのような場合には、クラッチプレート６及びリテーニ ングプレート７の強度が低下し、損傷及び破損が発生しやすくなることが考えら れる。

【００２４】 〔他の実施例〕 前記実施例では、フロート体１８をサポートプレート１９，２０の係止部１９ ｂ，２０ｂに固定したが、図１３に示すようにフロート体１８をサポートプレー ト１９，２０の係止部１９ｂ，２０ｂにピン２１により回動自在に連結してもよ い。この場合、コイルスプリング１５が圧縮されるときの外周端と内周端との撓 みの差に応じてフロート体１８が回動して内周端を円周方向に拡張し外周端を円 周方向に縮小する。その結果、コイルスプリング１５はほぼ平行に圧縮され、外 周端と内周端の撓み量が等しくなる。このため、コイルスプリング１５に作用す る曲げ応力が小さくなり、耐久性が向上する。

【００２５】

【考案の効果】

本考案に係るダンパーディスクでは、当接部材が入力側円板状プレートのトル クを弾性部材に伝達する構造であるために、入力側円板状プレートに切り起こし 部あるいは深絞り部を形成する必要がない。そのために、入力側円板状プレート の強度が向上し、破損が生じにくい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例としてのダンパーディスクの
一部切欠き平面図。

【図２】図１のII−II断面図。

【図３】図１のIII −III 断面図。

【図４】フランジの平面図。

【図５】サブプレートの平面図。

【図６】クラッチプレートの平面図。

【図７】図６のVII −VII 断面図。

【図８】図６のVIII−VIII断面図。

【図９】係合プレートの平面図。

【図１０】図９のＸ矢視図。

【図１１】スプリング支持構造の平面図。

【図１２】ダンパーディスクの捩じり特性線図。

【図１３】別の実施例の図１１に相当する図。

【符号の説明】

１ ハブ ２ フランジ ６ クラッチプレート ７ リテーニングプレート １２，１３ 係合プレート １８ フロート体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】円周方向に延びる窓孔が形成されたフラン
   ジを外周側に有し、出力側部材に連結されるハブと、 前記窓孔内に円周方向に直列に並べて配置された少なく
   とも２個の弾性部材と、 前記弾性部材間に円周方向に移動可能に配置されたスプ
   リング支持部材と、 前記フランジの側方に配置された入力側円板状プレート
   と、 前記入力側円板状プレートに相対回転不能に係止され、
   前記弾性部材の円周方向外側端部に当接する当接部材
   と、 を備えたダンパーディスク。