JPH07237824A - 人工芝など敷物の設置撤去装置 - Google Patents
人工芝など敷物の設置撤去装置Info
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- JPH07237824A JPH07237824A JP3256994A JP3256994A JPH07237824A JP H07237824 A JPH07237824 A JP H07237824A JP 3256994 A JP3256994 A JP 3256994A JP 3256994 A JP3256994 A JP 3256994A JP H07237824 A JPH07237824 A JP H07237824A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内競技場や多目的ホールなどにおいて、人
工芝など敷物の設置および撤去を短時間で能率的に行う
ため、床面の許容荷重を高めずに敷物の巻き胴を長くで
きるようにする。 【構成】 フレーム3の前後にそれぞれ支持ローラ4
a,4bを回転自由に設けると共に、これらローラ4a
と4bの外側にエンドレスベルト6を掛けて無限軌道を
構成する一方、このベルト6で人工芝など敷物の巻き胴
2をベルト6の進行に伴って外周から繰り出し方向また
は巻き取り方向へ回転させる搭載面30を形成する。
工芝など敷物の設置および撤去を短時間で能率的に行う
ため、床面の許容荷重を高めずに敷物の巻き胴を長くで
きるようにする。 【構成】 フレーム3の前後にそれぞれ支持ローラ4
a,4bを回転自由に設けると共に、これらローラ4a
と4bの外側にエンドレスベルト6を掛けて無限軌道を
構成する一方、このベルト6で人工芝など敷物の巻き胴
2をベルト6の進行に伴って外周から繰り出し方向また
は巻き取り方向へ回転させる搭載面30を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人工芝など敷物の設置
巻取装置に関する。
巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内競技場や体育館および多目的ホール
などにおいては、競技やイベントの内容に応じて、人工
芝など敷物を設置したり撤去したりすることが要求され
る。このような入れ替えが短時間に行え、それに人手も
省略できれば、床面の多目的利用効率は大幅に向上す
る。そのため、若干の装置を投入して人海戦術を機械化
する例も見られる。例えば、人工芝は数m幅の帯状に形
成されるが、これをロールに巻いておき、設置の際にフ
ォークリフトなどで球場内へ搬入し、並べて順々に展開
装置で敷き詰めてゆく。その撤去時には展開装置を逆に
操作することで人工芝をロールに巻いて、フォークリフ
トで収納場所に格納するようにしている。
などにおいては、競技やイベントの内容に応じて、人工
芝など敷物を設置したり撤去したりすることが要求され
る。このような入れ替えが短時間に行え、それに人手も
省略できれば、床面の多目的利用効率は大幅に向上す
る。そのため、若干の装置を投入して人海戦術を機械化
する例も見られる。例えば、人工芝は数m幅の帯状に形
成されるが、これをロールに巻いておき、設置の際にフ
ォークリフトなどで球場内へ搬入し、並べて順々に展開
装置で敷き詰めてゆく。その撤去時には展開装置を逆に
操作することで人工芝をロールに巻いて、フォークリフ
トで収納場所に格納するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例でも人工芝の枚数が嵩むため、その設置およ
び撤去に多くの時間と労力が必要で、イベントなどのス
ケジュールによっては徹夜作業を強いられたり、人件費
も余計に掛かったりするばかりでなく、何よりも作業時
間が長ければ、その分だけ床面の稼働効率が低下すると
いう問題点があった。
うな従来例でも人工芝の枚数が嵩むため、その設置およ
び撤去に多くの時間と労力が必要で、イベントなどのス
ケジュールによっては徹夜作業を強いられたり、人件費
も余計に掛かったりするばかりでなく、何よりも作業時
間が長ければ、その分だけ床面の稼働効率が低下すると
いう問題点があった。
【0004】この発明はこのような問題点を考慮してな
されたもので、人工芝などの設置および撤去を効率よく
短時間で終了できる装置の提供を目的とする。
されたもので、人工芝などの設置および撤去を効率よく
短時間で終了できる装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、フレー
ムの前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると共
に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて無
限軌道を構成する一方、このベルトで人工芝など敷物の
巻き胴をベルトの進行に伴って外周から繰り出し方向ま
たは巻き取り方向へ回転させる搭載面を形成する。
ムの前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると共
に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて無
限軌道を構成する一方、このベルトで人工芝など敷物の
巻き胴をベルトの進行に伴って外周から繰り出し方向ま
たは巻き取り方向へ回転させる搭載面を形成する。
【0006】第2の発明では、走行ローラを持つフレー
ム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると
共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて
人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外周か
ら繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭載面
を構成する一方、エンドレスベルトを進行させるベルト
駆動手段と、フレームの走行ローラを回転させる走行駆
動手段を備える。
ム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると
共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて
人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外周か
ら繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭載面
を構成する一方、エンドレスベルトを進行させるベルト
駆動手段と、フレームの走行ローラを回転させる走行駆
動手段を備える。
【0007】第3の発明では、走行ローラを持つフレー
ム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると
共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて
人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外周か
ら繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭載面
を形成する一方、フレームの走行ローラを回転させる走
行駆動手段と、走行ローラにエンドレスベルトを従動さ
せる回転伝達手段を設ける。
ム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると
共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて
人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外周か
ら繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭載面
を形成する一方、フレームの走行ローラを回転させる走
行駆動手段と、走行ローラにエンドレスベルトを従動さ
せる回転伝達手段を設ける。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、エンドレスベルト上に人
工芝など敷物の巻き胴を搭載してフレームを所定方向へ
移動させることで、エンドレスベルトが支持ローラを回
転させながら進行するので、敷物はエンドレスベルトで
巻き胴の外周が回される。したがって、フレームの牽引
方向に応じて巻き胴が敷物を繰り出しまたは巻き取りる
ことができる。この場合、フレームの移動量が巻き胴の
繰り出し量あるいは巻き取り量と一致するため、巻き胴
の回転速度をその巻き数(外径)に応じてフレームの走
行速度に合わせる制御を行う必要がなくなる。また、敷
物の重量はエンドレスベルトおよび支持ローラで支持さ
れるので、フレームの移動する床面への荷重が巻き胴の
全幅へ平均的に分布され、仮に敷物の幅が増大しても床
面圧を一定に保てる。つまり、敷物の巻き胴を長くでき
るので、敷物の設置または撤去を短時間で効率よく行う
ことが可能になる。
工芝など敷物の巻き胴を搭載してフレームを所定方向へ
移動させることで、エンドレスベルトが支持ローラを回
転させながら進行するので、敷物はエンドレスベルトで
巻き胴の外周が回される。したがって、フレームの牽引
方向に応じて巻き胴が敷物を繰り出しまたは巻き取りる
ことができる。この場合、フレームの移動量が巻き胴の
繰り出し量あるいは巻き取り量と一致するため、巻き胴
の回転速度をその巻き数(外径)に応じてフレームの走
行速度に合わせる制御を行う必要がなくなる。また、敷
物の重量はエンドレスベルトおよび支持ローラで支持さ
れるので、フレームの移動する床面への荷重が巻き胴の
全幅へ平均的に分布され、仮に敷物の幅が増大しても床
面圧を一定に保てる。つまり、敷物の巻き胴を長くでき
るので、敷物の設置または撤去を短時間で効率よく行う
ことが可能になる。
【0009】第2の発明によれば、走行駆動手段および
ベルト駆動手段を作動させると、走行ローラの回転でフ
レームが移動すると共に、エンドレスベルトが支持ロー
ラの回転で進行して搭載する巻き胴の外周を回わすの
で、第1の発明と同じような作用効果が得られる。人工
芝など厚手の敷物は巻き胴がブカブカしそうなため、走
行駆動とベルト駆動との間で走行ローラと支持ローラに
適度の回転差を与えれば、敷物を繰り出したり巻き取っ
たりする際の引っ張り加減をうまく調整することもでき
る。
ベルト駆動手段を作動させると、走行ローラの回転でフ
レームが移動すると共に、エンドレスベルトが支持ロー
ラの回転で進行して搭載する巻き胴の外周を回わすの
で、第1の発明と同じような作用効果が得られる。人工
芝など厚手の敷物は巻き胴がブカブカしそうなため、走
行駆動とベルト駆動との間で走行ローラと支持ローラに
適度の回転差を与えれば、敷物を繰り出したり巻き取っ
たりする際の引っ張り加減をうまく調整することもでき
る。
【0010】第3の発明によれば、走行駆動手段を作動
させると、走行ローラの回転でフレームが移動すると共
に、走行ローラに従動してエンドレスベルトが駆動され
るため、第1の発明と同じような作用効果が得られる。
エンドレスベルトは走行ローラに従動するので、第2の
発明に較べるとフレームの移動量に巻き胴の繰り出し量
あるいは巻き取り量を容易に一致させることができる。
また、ベルト駆動の動力系を省略できる。なお、敷物を
の引っ張り加減を調整しようとすれば、走行ローラと支
持ローラに回転差を与える手段の追加が必要になる。
させると、走行ローラの回転でフレームが移動すると共
に、走行ローラに従動してエンドレスベルトが駆動され
るため、第1の発明と同じような作用効果が得られる。
エンドレスベルトは走行ローラに従動するので、第2の
発明に較べるとフレームの移動量に巻き胴の繰り出し量
あるいは巻き取り量を容易に一致させることができる。
また、ベルト駆動の動力系を省略できる。なお、敷物を
の引っ張り加減を調整しようとすれば、走行ローラと支
持ローラに回転差を与える手段の追加が必要になる。
【0011】
【実施例】図1〜図3において、3は人工芝など敷物の
巻き胴2を載せる台車1のフレームで、巻き胴2の長さ
に相当する車幅に形成される。フレーム3の前後に車幅
方向へ同軸上に数多くの支持ローラ4a,4bがそれぞ
れ軸受5a,5bを介して回転自由に設けられる。これ
らローラ4a,4bを同じ方向へ回転させるのがエンド
レスベルト6で、ローラ4a,4bを車軸としてその外
側に無限軌道を構成する。ベルト6はローラ4aと4b
間に適度な張り具合を持って掛け回され、その上側を搭
載面30として敷物の巻き胴2を支持するようになって
いる。
巻き胴2を載せる台車1のフレームで、巻き胴2の長さ
に相当する車幅に形成される。フレーム3の前後に車幅
方向へ同軸上に数多くの支持ローラ4a,4bがそれぞ
れ軸受5a,5bを介して回転自由に設けられる。これ
らローラ4a,4bを同じ方向へ回転させるのがエンド
レスベルト6で、ローラ4a,4bを車軸としてその外
側に無限軌道を構成する。ベルト6はローラ4aと4b
間に適度な張り具合を持って掛け回され、その上側を搭
載面30として敷物の巻き胴2を支持するようになって
いる。
【0012】エンドレスベルト6は軸受5a,5bとの
関係から所定幅に形成され、ローラ4a,4bと共に必
要な数だけフレーム3の車幅方向へ連ねられるが、基本
的には巻き胴2の長さに相当する幅を持つエンドレスベ
ルト6をフレーム3の前後に長く延びる2つの支持ロー
ラ4a,4bに掛けるようにすれば良い。7は敷物をロ
ールに巻く芯材としてのドラムを示す。
関係から所定幅に形成され、ローラ4a,4bと共に必
要な数だけフレーム3の車幅方向へ連ねられるが、基本
的には巻き胴2の長さに相当する幅を持つエンドレスベ
ルト6をフレーム3の前後に長く延びる2つの支持ロー
ラ4a,4bに掛けるようにすれば良い。7は敷物をロ
ールに巻く芯材としてのドラムを示す。
【0013】敷物の巻き胴2をエンドレスベルト6の上
側に載せてフレーム3を矢印方向へ移動させると、エン
ドレスベルト6が支持ローラ4a,4bを回転させなが
ら床面上を進行するので、エンドレスベルト6で巻き胴
2の外周が回される。したがって、フレーム3の走行方
向に応じて巻き胴2が敷物の繰り出しまたは巻き取りを
行うことになる。
側に載せてフレーム3を矢印方向へ移動させると、エン
ドレスベルト6が支持ローラ4a,4bを回転させなが
ら床面上を進行するので、エンドレスベルト6で巻き胴
2の外周が回される。したがって、フレーム3の走行方
向に応じて巻き胴2が敷物の繰り出しまたは巻き取りを
行うことになる。
【0014】フレーム3の移動量に巻き胴2の繰り出し
量または巻き取り量は一致するため、巻き胴2の芯材7
を軸回転させる場合に較べると、巻き胴2の回転速度を
その巻き数(外径)に応じて台車1の走行速度に合わせ
る面倒な制御を行う必要はない。
量または巻き取り量は一致するため、巻き胴2の芯材7
を軸回転させる場合に較べると、巻き胴2の回転速度を
その巻き数(外径)に応じて台車1の走行速度に合わせ
る面倒な制御を行う必要はない。
【0015】巻き胴2の重量はフレーム3の車幅方向へ
連なる支持ローラ4a,4bで支持されるので、台車1
の移動する床面への荷重が巻き胴2の全幅へ平均的に分
布され、仮に敷物の幅が増大しても、同じ巻き数であれ
ば一定の床面圧に保てる。つまり、巻き胴2を長くでき
るので、従前のように数m幅で帯状の人工芝を数多く使
用しなくて済むため、敷物の設置または撤去を短時間で
効率よく行うことが可能になる。
連なる支持ローラ4a,4bで支持されるので、台車1
の移動する床面への荷重が巻き胴2の全幅へ平均的に分
布され、仮に敷物の幅が増大しても、同じ巻き数であれ
ば一定の床面圧に保てる。つまり、巻き胴2を長くでき
るので、従前のように数m幅で帯状の人工芝を数多く使
用しなくて済むため、敷物の設置または撤去を短時間で
効率よく行うことが可能になる。
【0016】図4,図5は他の実施例を示すもので、3
Aは敷物の巻き胴2を載せる台車1のフレームで、巻き
胴2の長さに相当する車幅に形成される。フレーム3A
の前後に床面を転がる数多くの走行ローラ8a,8bが
車幅方向へ同軸上にそれぞれ2列に配置される。これら
のローラ8a,8bはこの場合、ウレタンゴムローラが
使用され、フレーム3Aの前後に二軸車輪を構成するよ
うに2つを1組としてイコライザ9でその支軸10を介
して揺動自由に支持される。
Aは敷物の巻き胴2を載せる台車1のフレームで、巻き
胴2の長さに相当する車幅に形成される。フレーム3A
の前後に床面を転がる数多くの走行ローラ8a,8bが
車幅方向へ同軸上にそれぞれ2列に配置される。これら
のローラ8a,8bはこの場合、ウレタンゴムローラが
使用され、フレーム3Aの前後に二軸車輪を構成するよ
うに2つを1組としてイコライザ9でその支軸10を介
して揺動自由に支持される。
【0017】フレーム3A上には車幅方向へ所定間隔毎
に起立する軸受板11が設けられ、これら板11間にそ
れぞれ前後の軸受5a,5bで平行に支持ローラ4a,
4bが1組ずつ取り付けられる。各組の支持ローラ4
a,4bを同じ方向へ回転させるのがエンドレスベルト
6で、ベルト6はローラ4aと4b間に掛け回され、そ
の上側を搭載面30として敷物の巻き胴2を支持するよ
うになっている。
に起立する軸受板11が設けられ、これら板11間にそ
れぞれ前後の軸受5a,5bで平行に支持ローラ4a,
4bが1組ずつ取り付けられる。各組の支持ローラ4
a,4bを同じ方向へ回転させるのがエンドレスベルト
6で、ベルト6はローラ4aと4b間に掛け回され、そ
の上側を搭載面30として敷物の巻き胴2を支持するよ
うになっている。
【0018】軸受板11を挟んで隣合う支持ローラ4a
と4aならびに4bと4bは、互いに台車1の車幅方向
へ同軸上に配置される。12は敷物の繰り出しおよび巻
き取りを案内するガイドローラ、13はエンドレスベル
ト6の張り具合を加減するテンション調整ローラで、こ
れらも支持ローラ4a,4bと同じくそれぞれ車幅方向
へ同軸上に並べて軸受板11に取り付けられる。
と4aならびに4bと4bは、互いに台車1の車幅方向
へ同軸上に配置される。12は敷物の繰り出しおよび巻
き取りを案内するガイドローラ、13はエンドレスベル
ト6の張り具合を加減するテンション調整ローラで、こ
れらも支持ローラ4a,4bと同じくそれぞれ車幅方向
へ同軸上に並べて軸受板11に取り付けられる。
【0019】走行ローラ8a,8bを正方向または逆方
向へ回転させる走行駆動装置14と、エンドレスベルト
6を同じく進行させるベルト駆動装置15がフレーム3
A上に搭載される。走行駆動装置14は軸受板11間毎
に配置され、プーリ16,17とタイミングベルト18
でイコライザ9の両端に位置する1組の走行ローラ8a
へ回転力を伝達する。
向へ回転させる走行駆動装置14と、エンドレスベルト
6を同じく進行させるベルト駆動装置15がフレーム3
A上に搭載される。走行駆動装置14は軸受板11間毎
に配置され、プーリ16,17とタイミングベルト18
でイコライザ9の両端に位置する1組の走行ローラ8a
へ回転力を伝達する。
【0020】ベルト駆動装置15については、隣合う支
持ローラの2本ずつをカップリング19で連結すること
で軸受板11間の1つ置きに配置され、プーリ20,2
1とタイミングベルト22でエンドレスベルト6の片側
に位置する支持ローラ4aへ回転力を伝達する。なお、
これらの駆動装置14,15は減速機付きモータで構成
される。23は駆動装置14,15への電源バッテリ、
7は巻き胴2のドラムを示す。
持ローラの2本ずつをカップリング19で連結すること
で軸受板11間の1つ置きに配置され、プーリ20,2
1とタイミングベルト22でエンドレスベルト6の片側
に位置する支持ローラ4aへ回転力を伝達する。なお、
これらの駆動装置14,15は減速機付きモータで構成
される。23は駆動装置14,15への電源バッテリ、
7は巻き胴2のドラムを示す。
【0021】走行駆動装置14およびベルト駆動装置1
5を1つのスイッチ操作で同時に作動させると、走行ロ
ーラ8a,8bの回転で台車1が移動すると共に、エン
ドレスベルト6が支持ローラ4a,4bの回転で搭載す
る巻き胴2の外周を回わすので、巻き胴2がエンドレス
ベルト6の進行方向に応じて敷物の繰り出しまたは巻き
取りを行うため、巻き胴2の回転速度をその巻き数(外
径)に応じて台車1の走行速度に合わせる面倒な制御を
行う必要はない。
5を1つのスイッチ操作で同時に作動させると、走行ロ
ーラ8a,8bの回転で台車1が移動すると共に、エン
ドレスベルト6が支持ローラ4a,4bの回転で搭載す
る巻き胴2の外周を回わすので、巻き胴2がエンドレス
ベルト6の進行方向に応じて敷物の繰り出しまたは巻き
取りを行うため、巻き胴2の回転速度をその巻き数(外
径)に応じて台車1の走行速度に合わせる面倒な制御を
行う必要はない。
【0022】巻き胴2の重量についても、フレーム3A
の車幅方向へ前後2列に連なる走行ローラ8a,8bで
支持されるので、前記の実施例と同じく台車1の移動す
る床面への荷重が巻き胴2の全幅へ平均的に分布され、
敷物の巻き胴を長くできるため、敷物の設置または撤去
を短時間で効率よく行うことが可能になる。
の車幅方向へ前後2列に連なる走行ローラ8a,8bで
支持されるので、前記の実施例と同じく台車1の移動す
る床面への荷重が巻き胴2の全幅へ平均的に分布され、
敷物の巻き胴を長くできるため、敷物の設置または撤去
を短時間で効率よく行うことが可能になる。
【0023】人工芝など厚手の敷物は巻き胴2がブカブ
カしそうなため、走行駆動とベルト駆動との間で走行ロ
ーラ8a,8bと支持ローラ4a,4bに適度の回転差
を与えれば、敷物を繰り出したり巻き取ったりする際の
引っ張り加減を容易にうまく調整できる。
カしそうなため、走行駆動とベルト駆動との間で走行ロ
ーラ8a,8bと支持ローラ4a,4bに適度の回転差
を与えれば、敷物を繰り出したり巻き取ったりする際の
引っ張り加減を容易にうまく調整できる。
【0024】図6はさらに別の実施例を示すもので、フ
レーム3A上に走行駆動装置14を搭載するのでなく、
外部からフレーム3Aを移動させる図外の駆動装置(例
えば、ウインチ)が設けられる。フレーム3Aの走行ロ
ーラ8a,8bとエンドレスベルト6の支持ローラ4
a,4bは互いにプーリ17a,20aとタイミングベ
ルト25で連結され、走行ローラ8aに従動してエンド
レスベルト6が進行するようになっている。巻き取り時
の弛みを防ぐ上から、支持ローラ4aのプーリ径が走行
ローラ8aのプーリ径よりも小さく設定され、巻き取り
方向へのみ回転を伝達するワンウエイクラッチ(図示せ
ず)が支持ローラ4aとプーリ20aの間に介装され
る。
レーム3A上に走行駆動装置14を搭載するのでなく、
外部からフレーム3Aを移動させる図外の駆動装置(例
えば、ウインチ)が設けられる。フレーム3Aの走行ロ
ーラ8a,8bとエンドレスベルト6の支持ローラ4
a,4bは互いにプーリ17a,20aとタイミングベ
ルト25で連結され、走行ローラ8aに従動してエンド
レスベルト6が進行するようになっている。巻き取り時
の弛みを防ぐ上から、支持ローラ4aのプーリ径が走行
ローラ8aのプーリ径よりも小さく設定され、巻き取り
方向へのみ回転を伝達するワンウエイクラッチ(図示せ
ず)が支持ローラ4aとプーリ20aの間に介装され
る。
【0025】ワンウエイクラッチは繰り出し側へフリー
なため、敷物の繰り出し側を固定して台車を走行させる
と、巻き胴2がエンドレスベルト6を進行させながら敷
物を繰り出すが、設置時の引っ張り具合を調整するた
め、反対側の支持ローラ4bには繰り出し方向への回転
にのみ作動するワンウエイブレーキ(図示せず)が設け
られる。なお、フレーム3Aやエンドレスベルト6およ
び走行ローラ8a,8bなどの基本構造は図4と同じた
め、同じ符号をつけて重複説明は省略する。
なため、敷物の繰り出し側を固定して台車を走行させる
と、巻き胴2がエンドレスベルト6を進行させながら敷
物を繰り出すが、設置時の引っ張り具合を調整するた
め、反対側の支持ローラ4bには繰り出し方向への回転
にのみ作動するワンウエイブレーキ(図示せず)が設け
られる。なお、フレーム3Aやエンドレスベルト6およ
び走行ローラ8a,8bなどの基本構造は図4と同じた
め、同じ符号をつけて重複説明は省略する。
【0026】この場合、敷物の引っ張り具合を調整する
のにワンウエイブレーキなどの追加が必要になるが、支
持ローラ4a,4bに回転を与えるベルト駆動装置は省
略できるほか、フレーム3A上に走行駆動装置を搭載し
なくて済むため、図4の実施例に較べると、台車1が軽
量で走行用の駆動力も軽減できる。また、外部の走行駆
動装置にAC電源も使用可能というメリットが得られ
る。
のにワンウエイブレーキなどの追加が必要になるが、支
持ローラ4a,4bに回転を与えるベルト駆動装置は省
略できるほか、フレーム3A上に走行駆動装置を搭載し
なくて済むため、図4の実施例に較べると、台車1が軽
量で走行用の駆動力も軽減できる。また、外部の走行駆
動装置にAC電源も使用可能というメリットが得られ
る。
【0027】
【発明の効果】以上要するに第1の発明によれば、フレ
ームの前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると
共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて
無限軌道を構成する一方、このベルトで人工芝など敷物
の巻き胴をベルトの進行に伴って外周から繰り出し方向
または巻き取り方向へ回転させる搭載面を形成したの
で、人工芝など敷物の巻き胴を長くできるため、室内競
技場や多目的ホールなどにおいて、人工芝など敷物の設
置および撤去を短時間で効率よく行え、人力も殆ど必要
でないという効果が得られる。また、敷物の巻き数に応
じた回転制御も不要で、装置の低コスト化を実現でき
る。
ームの前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設けると
共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛けて
無限軌道を構成する一方、このベルトで人工芝など敷物
の巻き胴をベルトの進行に伴って外周から繰り出し方向
または巻き取り方向へ回転させる搭載面を形成したの
で、人工芝など敷物の巻き胴を長くできるため、室内競
技場や多目的ホールなどにおいて、人工芝など敷物の設
置および撤去を短時間で効率よく行え、人力も殆ど必要
でないという効果が得られる。また、敷物の巻き数に応
じた回転制御も不要で、装置の低コスト化を実現でき
る。
【0028】第2の発明によれば、走行ローラを持つフ
レーム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設け
ると共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛
けて人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外
周から繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭
載面を形成する一方、エンドレスベルトを進行させるベ
ルト駆動手段と、フレームの走行ローラを回転させる走
行駆動手段を備えたので、第1の発明と同じ効果が得ら
れるのに加えて、敷物の設置時または撤去時の引っ張り
具合を走行駆動とベルト駆動との間で容易にうまく調整
できることになる。
レーム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設け
ると共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛
けて人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外
周から繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭
載面を形成する一方、エンドレスベルトを進行させるベ
ルト駆動手段と、フレームの走行ローラを回転させる走
行駆動手段を備えたので、第1の発明と同じ効果が得ら
れるのに加えて、敷物の設置時または撤去時の引っ張り
具合を走行駆動とベルト駆動との間で容易にうまく調整
できることになる。
【0029】第3の発明によれば、走行ローラを持つフ
レーム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設け
ると共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛
けて人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外
周から繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭
載面を形成する一方、フレームの走行ローラを回転させ
る走行駆動手段と、これにエンドレスベルトを従動させ
る回転伝達手段を備えたので、第2の発明に較べるとベ
ルト駆動手段の省略により、低コストで同様の効果が得
られる。
レーム上の前後にそれぞれ支持ローラを回転自由に設け
ると共に、これらローラの外側にエンドレスベルトを掛
けて人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外
周から繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭
載面を形成する一方、フレームの走行ローラを回転させ
る走行駆動手段と、これにエンドレスベルトを従動させ
る回転伝達手段を備えたので、第2の発明に較べるとベ
ルト駆動手段の省略により、低コストで同様の効果が得
られる。
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】同じくその一部斜視図である。
【図3】同じくそのフレームの一部斜視図である。
【図4】第2の実施例を示す側面図である。
【図5】同じくそのA矢視図である。
【図6】第3の実施例を示す側面図である。
1 台車 2 敷物の巻き胴 3,3A フレーム 4a,4b 支持ローラ 6 エンドレスベルト 8a,8b 走行ローラ 14 走行駆動装置 15 ベルト駆動装置 17a,20a プーリ 25 タイミングベルト 30 巻き胴の搭載面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平沢 仁正 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 畑戸 龍夫 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 中条 清海 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 山田 芳 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 村上 浩士 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 柳原 海二 東京都芝大門二丁目11番1号富士ビル 日 本鉱機株式会社内 (72)発明者 石川 忠男 東京都芝大門二丁目11番1号富士ビル 日 本鉱機株式会社内 (72)発明者 松田 恒久 東京都芝大門二丁目11番1号富士ビル 日 本鉱機株式会社内 (72)発明者 中島 喜正 東京都芝大門二丁目11番1号富士ビル 株 式会社カヤバレイステージ内
Claims (3)
- 【請求項1】 フレームの前後にそれぞれ支持ローラを
回転自由に設けると共に、これらローラの外側にエンド
レスベルトを掛けて無限軌道を構成する一方、このベル
トで人工芝など敷物の巻き胴をベルトの進行に伴って外
周から繰り出し方向または巻き取り方向へ回転させる搭
載面を形成したことを特徴とする人工芝など敷物の設置
撤去装置。 - 【請求項2】 走行ローラを持つフレーム上の前後にそ
れぞれ支持ローラを回転自由に設けると共に、これらロ
ーラの外側にエンドレスベルトを掛けて人工芝など敷物
の巻き胴をベルトの進行に伴って外周から繰り出し方向
または巻き取り方向へ回転させる搭載面を形成する一
方、エンドレスベルトを進行させるベルト駆動手段と、
フレームの走行ローラを回転させる走行駆動手段を備え
たことを特徴とする人工芝など敷物の設置撤去装置。 - 【請求項3】 走行ローラを持つフレーム上の前後にそ
れぞれ支持ローラを回転自由に設けると共に、これらロ
ーラの外側にエンドレスベルトを掛けて人工芝など敷物
の巻き胴をベルトの進行に伴って外周から繰り出し方向
または巻き取り方向へ回転させる搭載面を形成する一
方、フレームの走行ローラを回転させる走行駆動手段
と、走行ローラにエンドレスベルトを従動させる回転伝
達手段を備えたことを特徴とする人工芝など敷物の設置
撤去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256994A JPH07237824A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 人工芝など敷物の設置撤去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256994A JPH07237824A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 人工芝など敷物の設置撤去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237824A true JPH07237824A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12362543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3256994A Pending JPH07237824A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 人工芝など敷物の設置撤去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237824A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017007316A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | ケイディケイ株式会社 | フィルムシートの被覆手段及びそれを用いた情報通信体の製造方法 |
US9868605B2 (en) | 2014-02-12 | 2018-01-16 | Andrew L. Bishop | Geotextile rolling apparatus |
JP2019122991A (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 株式会社コクホ | 溶接台車 |
CN110550475A (zh) * | 2019-10-12 | 2019-12-10 | 中央戏剧学院 | 一种舞台地胶卷绕码放装置 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP3256994A patent/JPH07237824A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9868605B2 (en) | 2014-02-12 | 2018-01-16 | Andrew L. Bishop | Geotextile rolling apparatus |
JP2017007316A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | ケイディケイ株式会社 | フィルムシートの被覆手段及びそれを用いた情報通信体の製造方法 |
JP2019122991A (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 株式会社コクホ | 溶接台車 |
CN110550475A (zh) * | 2019-10-12 | 2019-12-10 | 中央戏剧学院 | 一种舞台地胶卷绕码放装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001212 |