JPH0723758Y2 - 帰零スイッチ機構 - Google Patents

帰零スイッチ機構

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JPH0723758Y2
JPH0723758Y2 JP1991113217U JP11321791U JPH0723758Y2 JP H0723758 Y2 JPH0723758 Y2 JP H0723758Y2 JP 1991113217 U JP1991113217 U JP 1991113217U JP 11321791 U JP11321791 U JP 11321791U JP H0723758 Y2 JPH0723758 Y2 JP H0723758Y2
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JP
Japan
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signal
circuit
output
reset
flip
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JP1991113217U
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English (en)
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JPH0557696U (ja
Inventor
充 倉持
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、時計の表示時刻のリセ
ットや帰零時に操作するスイッチのチャタリングを防止
するために生じるタイムディレイを小さくするスイッチ
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の時計においては、帰零あるいは時
刻リセットをするためのスイッチの操作により発生する
リセット信号で、一様に計時信号発生回路をリセットし
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来より、スイッチ操
作時のチャタリングを防ぐため、チャタリング防止回路
が設けられていることが多い。通常、このようなチャタ
リング防止回路を前述した帰零等のスイッチに設ける
と、このチャタリング防止回路から出力される信号に応
答して発生するリセット信号で計時信号発生回路をリセ
ットする構成となる。このため、チャタリング防止に係
るタイムディレイが影響して、実際にスイッチを操作し
た時点から遅れて時刻がリセットされることになり、時
刻ズレが生じていた。
【0004】本考案は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、チャタリング防止に係るタイムディレ
イの影響をできる限り小さくして、著しい時刻ズレの発
生を防ぐことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の帰零スイッチ機
構は、基準信号を出力する基準信号発生回路と、各出力
を次段のクロック入力に印加する複数のフリップフロッ
プFF1〜FFnからなり初段のフリップフロップFF
1が前記基準信号を入力し最終段のフリップフロップF
Fnが計時信号を出力する計時信号発生回路と、前記計
時信号を入力して時刻を計時する計時回路と、該計時回
路が計時する時刻を表示する表示部と、を有する時計に
おいて、帰零スイッチからの信号を入力すると前記計時
信号発生回路内のフリップフロップFFmからの信号に
基づいて一定時間後に操作信号を出力するチャタリング
防止回路と、前記操作信号に応答してリセット信号を発
生して前記計時信号発生回路内のフリップフロップFF
m+1のセット入力とこのフリップフロップFFm+1
とFFm−1及びFFmを除く他のフリップフロップの
リセット入力に印加するリセット信号出力回路と、前記
チャタリング防止回路に帰零スイッチから信号が印加さ
れた時の前記計時信号発生回路内のフリップフロップF
Fmの出力信号の状態を保持するラッチ回路と、該ラッ
チ回路からの信号に応じて前記リセット信号を前記計時
信号発生回路内のフリップフロップFFm−1及びFF
mのセット入力又はフリップフロップFFm−1及びF
Fmのリセット入力に切換出力するゲート回路と、から
なるものである。
【0006】
【作用】本考案のスイッチ機構においては、リセット信
号により計時信号発生回路内のフリップフロップ(以下
省略又は「FF」と略称する)FF1〜FFnを全てリ
セットするのではなく、その中でもチャタリング防止回
路にクロック信号を供給しているFFmと、その前段の
FFm−1へのリセット信号供給を、スイッチ操作時に
おけるFFmの出力状態に応じてそのセット入力又はリ
セット入力への供給に切り換えている。また、FFmの
後段のFFm+1には、常にリセット信号がそのセット
入力に供給されるように構成している。これにより、リ
セット信号発生後、FFm−1、FFm、FFm+1の
出力状態が、スイッチ操作からリセット信号が発生する
までのタイムディレイを補うように設定され、スイッチ
操作時にリセットされたかのように設定される。従っ
て、チャタリング防止に係る遅れを最小限に抑えること
ができる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る帰零スイッチ
機構の構成を示す回路図である。2は基準信号発生回路
であり、発振器4と、その出力信号を分周して信号φ
0、φsを出力する分周器6と、から構成されている。
【0008】8は1Hzの計時信号を出力する計時信号
発生回路であり、本実施例においては7個のFF11〜
FF17からなり、各FFはその出力反転Qから出力す
る信号を次段のFFのクロック入力Cに印加すると共
に、その出力反転Qからの信号を各自のデータ入力Dに
入力するように構成されている。このため、FF11の
クロック入力Cに所定の高周波数を有する信号φsを印
加すと、順次この信号φsは分周されて、FF17の出
力反転Qから1Hzの計時信号が出力される。
【0009】18は計時回路であり、計時信号を入力し
てカウントする秒カウンタ20と、その出力する桁上げ
信号とFF16からの早送り信号とを入力して後述する
チャタリング防止回路からの信号に基づいて切換出力す
る分修正回路22と、その出力信号を入力して時刻の分
桁をカウントする分カウンタ24と、その出力する桁上
げ信号と早送り信号とを入力して後述するチャタリング
防止回路からの信号に基づいて切換出力する時桁修正回
路26と、その出力信号を入力して時刻の時桁をカウン
トする時カウンタ28と、から構成されている。
【0010】29は時刻を表示する表示部であり、秒カ
ウンタ20、分カウンタ24及び時カウンタ28からの
信号を入力してコード信号を出力するデコーダ31と、
その出力するコード信号に基づいて表示信号を出力する
ドライバ33と、その表示信号に基づいて時刻を表示す
る表示装置35と、から構成されている。
【0011】32〜36は、それぞれ秒、分、時桁の各
表示を修正するためのスイッチからの信号を入力して、
そのチャタリングの発生を防止するチャタリング防止回
路である。このチャタリング防止回路32〜36には、
それぞれ2つのFF38・40、42・44、46・4
8と、その間に設けられた各2つのアンドゲート50・
52、54・56、58・60とオアゲート62・6
4、66・68、70・72と、から構成されている。
FF38、42、46のデータ入力Dにはそれぞれスイ
ッチからの信号S、M、Hが印加されており、FF38
〜48のクロック入力にはFF12の出力Qからの信号
が印加されている。また、アンドゲート50、54、5
8とオアゲート62、66、70は共に、それぞれ信号
S、M、HとFF38、42、46の出力Qからの信号
を入力している。アンドゲート52、56、60はその
オアゲート62、66、70の出力信号とFF40、4
4、48の出力Qからの信号を入力し、またオアゲート
64、68、72はアンドゲート50・52、54・5
6、58・60からの信号を入力してそれぞれFF4
0、44、48のデータ入力に出力信号を印加してい
る。
【0012】74はリセット信号出力回路であり、FF
40の出力Qからの信号をクロック入力Cに入力すると
共にリセット入力Rにクロック信号φ0を入力し、更に
データ入力DがHレベルに接続されたFF76と、その
出力信号をクロック入力Cに入力し又データ入力がHレ
ベルに接続され更にリセット入力Rにクロック信号φ0
を入力するFF77と、から構成されている。このFF
76の出力Qから出力されるリセット信号は、後述する
ゲート回路とFF13のセット入力、FF14〜17の
リセット入力に印加され、FF77の出力Qから出力さ
れるリセット信号Aは秒カウンタ20と分カウンタ24
のリセット入力Rに印加される。
【0013】78はラッチ回路であり、FF12の出力
Qからの信号を反転するインバータ80と、その出力信
号とFF38の出力反転Qからの信号を入力するアンド
ゲート82と、その出力信号をクロック入力Cに入力す
ると共にFF38の出力反転Qからの信号をデータ入力
Dに入力するFF84と、から構成されている。
【0014】86、88はゲート回路である。ゲート回
路86はFF84の出力Qからの信号とFF76からの
リセット信号を入力してFF11、12のセット入力S
にそれぞれ出力信号を印加するアンドゲート90、92
から構成されている。また、ゲート回路88はFF84
の出力反転Qからの信号とFF76からのリセット信号
を入力してFF11、12のリセット入力Rにそれぞれ
出力信号を印加するアンドゲート94、96から構成さ
れている。
【0015】尚、98は桁上げ回路であり、分カウンタ
24のカウント値からその内容が30以上であることを
判定する判定回路100と、その出力信号とリセット信
号を入力して時修正回路26を介して時カウンタ28の
カウント値を1進めるアンドゲート102と、から構成
されている。
【0016】次に上記構成からなる帰零スイッチ機構の
動作を図2に示すタイムチャートに基づいて説明する。
今、スイッチが操作されて信号SがHレベルに立ち上が
ると、FF38はFF12の出力Qの立ち上がりに同期
してその出力Q、反転QをそれぞれH、Lレベルにす
る。このFF38の出力QがHレベルになると、この信
号は信号Sにより既に開状態になっているアンドゲート
50とオアゲート64を介してFF40のデータ入力D
に印加される。これによりFF40は、FF12の出力
Qの次の立ち上がりに同期してその出力QをHレベルに
する。このFF40の出力信号がHレベルになると、そ
の立ち上がりに同期してFF76からのリセット信号に
トリガパルスが発生する。
【0017】一方、信号SがHレベルになった時にFF
12の出力Qからの信号がHレベルであると、FF38
がその信号の立ち上がりにより出力状態を切り換える前
に、その信号の立ち下がりに同期してFF84がその出
力Q、反転QをそれぞれH、Lレベルにする。その後、
前述したようにFF38の出力反転QがLレベルになる
と、アンドゲート82が閉状態になり、FF84の出力
状態はFF12からの信号に同期して切り換わることな
く保持される。これによりFF84の出力Qからの信号
によりアンドゲート90、92が開状態になる。更にそ
の後、前述したようにFF76からトリガパルスが出力
されると、このトリガパルスはアンドゲート90、92
の出力に発生してFF11、12をセットすると共に、
FF13のセット入力にも印加されてこれをセットし、
更にFF14〜17のリセット入力に印加されてこれら
をリセットする。この結果、FF11〜FF13の出力
Qはこの時点でHレベルとなり、FF14〜FF17の
出力QはLレベルになる。
【0018】また、信号SがHレベルになった時にFF
12の出力Qからの信号がLレベルであると、今度はF
F84がその信号の立ち下がりにより出力状態を切り換
える前に、その信号の立ち上がりに同期してFF38が
その出力Q、反転QをそれぞれH、Lレベルにする。こ
のため、アンドゲート82は閉状態になり、FF84の
出力Q、反転QはFF12からの信号に同期して切り換
わることなくそれぞれL、Hレベルに保たれる。これに
より、今度はFF84の出力反転Qからの信号によりア
ンドゲート94、96が開状態になる。その後、前述し
たようにFF76からトリガパルスが出力されると、こ
のトリガパルスはアンドゲート94、96の出力に発生
してFF11、12をリセットすると共にFF13をセ
ットし、更にFF14〜17をリセットする。この結
果、FF11、FF12及びFF14〜FF17の出力
Qはこの時点でLレベルとなり、FF13の出力QはH
レベルになる。
【0019】時刻を時報等に合わせて帰零させる際、ス
イッチ操作と同時に計時信号発生回路8をリセットする
ことが理想的である。このように、スイッチ操作によ
り、即ち図1中の信号Sの立ち上がりによりFF11〜
FF17をリセットしたと仮定した場合のFF11〜F
F14の出力Qに発生する信号を図2の下段に示してい
る。この信号と図2の上段及び中段の信号とを比較する
と、従来はFF76の出力Qに発生するトリガパルスで
FF11〜FF17を全てリセットしていたため、信号
Sの立ち上がりからトリガパルス発生までの時間T1、
T3、T5だけ時刻がズレてしまうことになる。これに
対して本実施例の場合、FF76の出力Qにトリガパル
スが発生して時刻がリセットされた直後のFF14の出
力Qに発生する信号を見ると、下段に示す理想的な信号
に比べてわずかに時間T2の遅れが発生するだけであ
る。これは、FF12の出力QがHレベルのときに信号
Sが立ち上がった場合であり、FF12の出力QがLレ
ベルのときに信号Sが立ち上がった場合にも同様にFF
14の出力Qに発生する信号は理想的な信号に比べてわ
ずかに時間T4、T6しか遅れないことになる。
【0020】尚、FF76の出力Qにトリガパルスが発
生すると、その立ち上がりに同期してFF77の出力信
号Aにもトリガパルスが発生し、この信号により秒カウ
ンタ20と分カウンタ24がリセットされ、計時信号発
生回路8からの計時信号に応答して再びカウントを開始
する。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、チャタリング防止に係
る時間を補うように計時信号発生回路内のFFのリセッ
ト後のスタートの状態を設定しているので、チャタリン
グ防止による時刻ズレの発生を最小限に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る帰零スイッチ機構の構
成を示す回路図である。
【図2】図1に示す信号等のタイムチャートである。
【符号の説明】
2 基準信号発生回路 8 計時信号発生回路 18 計時回路 29 表示部 32、34、36 チャタリング防止回路 74 リセット回路 78 ラッチ回路 86、88 ゲート回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号を出力する基準信号発生回路
    と、各出力を次段のクロック入力に印加する複数のフリ
    ップフロップFF1〜FFnからなり初段のフリップフ
    ロップFF1が前記基準信号を入力し最終段のフリップ
    フロップFFnが計時信号を出力する計時信号発生回路
    と、前記計時信号を入力して時刻を計時する計時回路
    と、該計時回路が計時する時刻を表示する表示部と、を
    有する時計において、帰零スイッチからの信号を入力す
    ると前記計時信号発生回路内のフリップフロップFFm
    からの信号に基づいて一定時間後に操作信号を出力する
    チャタリング防止回路と、前記操作信号に応答してリセ
    ット信号を発生して前記計時信号発生回路内のフリップ
    フロップFFm+1のセット入力とこのフリップフロッ
    プFFm+1とFFm−1及びFFmを除く他のフリッ
    プフロップのリセット入力に印加するリセット信号出力
    回路と、前記チャタリング防止回路に帰零スイッチから
    信号が印加された時の前記計時信号発生回路内のフリッ
    プフロップFFmの出力信号の状態を保持するラッチ回
    路と、該ラッチ回路からの信号に応じて前記リセット信
    号を前記計時信号発生回路内のフリップフロップFFm
    −1及びFFmのセット入力又はフリップフロップFF
    m−1及びFFmのリセット入力に切換出力するゲート
    回路と、からなることを特徴とする帰零スイッチ機構。
JP1991113217U 1991-12-28 1991-12-28 帰零スイッチ機構 Expired - Lifetime JPH0723758Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0557696U JPH0557696U (ja) 1993-07-30
JPH0723758Y2 true JPH0723758Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=14606545

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