JPH07237312A - ライン記録ヘッド - Google Patents

ライン記録ヘッド

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JPH07237312A
JPH07237312A JP5493094A JP5493094A JPH07237312A JP H07237312 A JPH07237312 A JP H07237312A JP 5493094 A JP5493094 A JP 5493094A JP 5493094 A JP5493094 A JP 5493094A JP H07237312 A JPH07237312 A JP H07237312A
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data
group
drive circuit
dot
drive
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JP5493094A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
寛 山本
Shoji Nakayama
昌治 中山
Takeshi Toyosawa
武 豊澤
Koichi Takahashi
浩一 高橋
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Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 列状に配列されたドット群をこのドット群の
両脇に沿って配設された駆動回路により駆動する記録ヘ
ッドにおいて、各駆動回路におけるデータのシフト方向
を同一にし、制御を容易にする記録ヘッドを提供する。 【構成】 列状に配列されたドット群をこのドット群の
両脇に沿って配設された第1及び第2の駆動回路により
駆動する記録ヘッドにおいて、第1の駆動回路のデータ
シフト方向と上記第2の駆動回路のデータシフト方向と
を同方向とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばサーマルヘッド
等の列状の記録ドット群を備えたいわゆるライン記録ヘ
ッドに関するもので、特に記録ヘッドに対するデータセ
ット機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術を図4を参照して説明する。図
4はサーマルヘッドを示した図である。図4において、
1はライン記録ヘッドとしてのサーマルヘッド、2はデ
ータ供給手段としてのメモリ部である。
【0003】サーマルヘッド1は、セラミック基板11
と、複数の駆動IC12−1〜12−mからなる駆動回
路12と、プリント基板(以下PCBという)13とか
ら構成されている。
【0004】上記セラミック基板11上には第1の発熱
抵抗体112及び第2の発熱抵抗体113が形成され、
その中間に電源を供給する共通電極111が形成されて
いる。上記第1の発熱抵抗体112は、その一端が上記
共通電極111に接続され他端が上記第1の発熱抵抗体
112に接続された第1の電源リード群114とその一
端が上記第1の発熱抵抗体112に接続された第1の接
地リード群116とが所定ピッチ毎に交互に形成される
ことにより小領域に分割されている。同様に上記第2の
発熱抵抗体113も第2の電源リード群115の一端部
及び第2の接地リード群117の他端部により小領域に
分割されている。この配線パターンでは、上記接地リー
ド線が通電状態になると、この接地リード線と発熱抵抗
体との交差部分d1〜dnが発熱し、記録媒体上に画像
を形成する。この明細書においては、この交差部分d1
〜dnのように画像を形成する領域をドットと定義する
こととする。なお、上記第1の電源リード群114及び
上記第1の接地リード群116と上記第2の電源リード
群115及び上記第2の接地リード群117とは、ドッ
トが半ピッチづつずれるよう、その配設ピッチがずらさ
れている。これにより、上記第1の発熱抵抗体112上
のドットはd2,d4,・・・,dnからなる偶数ドッ
ト群とされ、上記第2の発熱抵抗体113上のドットは
d1,d3,・・・,dn−1からなる奇数ドット群と
されている。
【0005】上記セラミック基板11の長辺に隣接して
一対のPCB13が設けられている。このPCB13上
には、上記駆動回路12に対する信号線として、データ
信号線131、ラッチ信号線132、クロック信号線1
33及びストローブ信号線134が形成されている。
【0006】上記第1の接地リード群116の他端部に
近接して駆動IC12−2,12−4,・・・12−
(m−2),12−mが配設され、同様に上記第2の接
地リード群117の他端部に近接して駆動IC12−
1,12−3,・・・12−(m−3),12−(m−
1)が配設されている。なお、便宜上、上記駆動IC1
2−2〜12−mを総称して第1の駆動回路12aとい
い、上記駆動IC12−1〜12−(m−1)を総称し
て第2の駆動回路12bという。
【0007】ここで図3を参照し、上記駆動回路12に
使用される各IC12−1〜12−mについて説明す
る。図3はこのICの一般的構造を示した図である。こ
のICはシフトレジスタ付きのスイッチング素子で、送
出されてくる記録データを順次セットするとともに所定
のタイミングでデータをラッチし、データの内容に応じ
て制御端子POを通電(オン)/非通電(オフ)の2状
態に切り換えている。このICの一方の長辺側には制御
端子群POが形成されている。この制御端子群POは一
般に64〜128出力分(64〜128bit)形成さ
れているが、図面が煩雑になることを避けるため8出力
のものとして例示している。また他方の長辺側には、デ
ータ入力端子SI、ラッチ信号入力端子LAT、クロッ
ク入力端子CLK、ストローブ信号入力端子STB及び
データ出力端子SOが形成されている。上記データ入力
端子SIと上記データ出力端子SOとはそれぞれ長手方
向端部に形成されている。すなわち、図3においては、
データ入力端子SIが左端部に形成され、データ出力端
子SOが右端部に形成されている。従って、このICは
データが右方向にシフトするICということができる。
【0008】これらのIC12−1〜mを上記セラミッ
ク基板11上に実装する際、図4に示すように、上記第
1の駆動回路12aの制御端子POが上記接地リード群
116の他端に近接配置されて接続され、上記第2の駆
動回路12bの制御端子POが上記接地リード群117
の一端に近接配置されて接続されている。そしてデータ
入力端子SI、ラッチ信号入力端子LAT、クロック入
力端子CLK、ストローブ信号入力端子STB及びデー
タ出力端子SOはそれぞれ上記PCB13側に配置さ
れ、当該PCB13上の対応する信号線に接続されてい
る。この接続はボンディングワイヤ14により行われて
いる。このように接続することにより、サーマルヘッド
1からすれば、矢印Aにて示す上記第1の駆動回路12
aのデータシフト方向と、矢印Bにて示す上記第2の駆
動回路12bのデータシフト方向とが反対向きとなって
いる。
【0009】メモリ部2は、ラスタメモリ21と、分配
器22と、第1のバッファメモリ23と、第2のバッフ
ァメモリ24とから構成されている。上記ラスタメモリ
21には描画コマンドから生成された記録データ(ドッ
トデータ)が各ライン毎に格納されている。すなわち、
各ライン毎にドットd1〜dnのオンオフ情報が格納さ
れている。このラスタメモリ21に格納された記録デー
タは、ライン単位で読み出されて上記分配器22にて奇
数ドットのデータ(ODD)と偶数ドットのデータ(E
VEN)とに分配される。そして偶数ドットの記録デー
タは上記第1のバッファメモリ23に、奇数ドットの記
録データは上記第2のバッファメモリ24に、それぞれ
格納される。そして、上記第1のバッファメモリ23に
格納された偶数ドットの記録データは上記PCB13上
に形成されたデータ信号線131及び131aを介して
上記第1の駆動回路12aの入力端側の駆動IC12m
のデータ入力端子SIから入力され、上記第2のバッフ
ァメモリ24に格納された奇数ドットの記録データも同
様にデータ信号線131及び131bを介して上記第2
の駆動回路12bの入力端側の駆動IC12−1のデー
タ入力端子SIから入力される。入力された記録データ
は、上記クロック信号線133を介して上記クロック入
力端子CLKに入力された転送クロックにより順次出力
端子SOに向けて(矢印A及びB方向)シフトする。そ
して1ライン分の記録データがセットされると、上記ラ
ッチ信号線132を介して上記ラッチ信号入力端子LA
Tに入力されたラッチ信号により、セットされた記録デ
ータをラッチする。続いて上記ストローブ信号線134
を介してストローブ信号入力端子STBに入力されたス
トローブ信号により、記録データに対応した制御端子P
Oを通電状態とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような装置におい
ては、上記ラスタメモリ21に格納された記録データを
読み出す場合、あるいは上記第1のバッファメモリ23
及び上記第2のバッファメモリ24に記録データを書き
込む場合には、所定の書込/読出順序で行なうようにな
っていた。すなわち、上記ラスタメモリ21に格納され
た記録データを読み出す場合には、各ライン毎にドット
番号の小さい方(d1)から大きい方(dn)へと順に
読み出すようになっており、また上記バッファメモリに
書き込む場合にも同様にドット番号の小さい方(d1又
はd2)から大きい方(dn−1又はdn)に書き込む
ようになっていた。
【0011】しかしながら、上記バッファメモリからサ
ーマルヘッドへ記録データを書き込む場合には、上記第
1のバッファメモリ23と上記第2のバッファメモリ2
4とでは、その読出順序を変える必要があった。すなわ
ち、上記第1のバッファメモリ23に格納された偶数ド
ットの記録データを読みだし上記サーマルヘッド1の第
1の駆動回路12aにこの記録データをセットする場合
はドット番号の小さい方(d2)から大きい方(dn)
へと順に読みだせば良いが、上記第2のバッファメモリ
24に格納された奇数ドットの記録データを上記第1の
駆動回路12bにセットする場合には、この記録データ
を駆動IC12−1のデータ入力端子SIから入力する
ことになり、上記第2のバッファメモリ24に格納され
たデータを読み出す場合、ドット番号の大きい方(dn
−1)から小さい方(d1)へと逆順に読み出さなけれ
ばならなかった。これは、互いに向かい合う上記第1の
駆動回路12aのICと上記第2の駆動回路12bのI
Cとが上述したように配設され、上記第1の駆動回路1
2aにおける記録データのシフト方向(矢印A)と上記
第2の駆動回路12bにおける記録データのシフト方向
(矢印B)とが反対方向になったことによるものであ
る。これにより記録データ読み出し時における読出アド
レスを制御する手段、例えばアップダウンカウンタ等を
バッファメモリ毎に設けなければならないといった問題
点があった。すなわち上記第1のバッファメモリ23の
読出アドレスを指定するカウンタにはアップカウンタを
使用して正順に読み出すようにし、上記第2のバッファ
メモリ24の読出アドレスを指定するカウンタにはダウ
ンカウンタを使用して逆順に読みだす必要があった。本
発明はこの問題点に対してなされたものであり、列状に
配列されたドット群をこのドット群の両脇に沿って配設
された駆動回路により駆動する記録ヘッドにおいて、各
駆動回路におけるデータのシフト方向を同一にし、制御
を容易にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため本発明の記録ヘ
ッドは、複数の記録ドットが列状に配列され画像信号に
応じたラインデータに基づき所定のラインの印字を行う
記録ドット群と、この記録ドット群の所定のドット順位
の記録ドットにそれぞれ接続する複数の駆動回路からな
る第1の駆動回路群と、上記所定のドット順位と異なる
ドット順位の記録ドットにそれぞれ接続する複数の駆動
回路からなる第2の駆動回路群と、上記ラインデータか
ら上記第1の駆動回路群が担う複数の記録ドットに対応
する印字データ群を作成する第1群データ作成手段と、
上記ラインデータから上記第2の駆動回路群が担う複数
の記録ドットに対応する印字データ群を作成する第2群
データ作成手段と、上記第1群データ作成手段のデータ
送出口を上記第1の駆動回路群の一端の駆動回路に接続
し上記第1群データを上記第1の駆動回路群の一端の駆
動回路から他端の駆動回路に順次シフトさせながらすべ
ての第1駆動回路群に上記第1群データをセットする第
1のデータセット手段と、上記第2群データ作成手段デ
ータ作成手段のデータ送出口を上記第2の駆動回路群の
一端の駆動回路に接続し上記第2群データを上記第2の
駆動回路群の一端の駆動回路から他端の駆動回路に順次
シフトさせながら全ての第2駆動回路群に上記第2群デ
ータをセットする第2のデータセット手段とを有し、該
それぞれのデータがセットされた後それぞれの駆動回路
群による駆動を行わせて所定のラインの印字を行うよう
構成したライン記録ヘッドにおいて、上記第1の駆動回
路群に関する第1群データのシフト方向と上記第2の駆
動回路群に関する第2群データのシフト方向とが上記記
録ドット群のドット順位の配列方向に一致するように上
記各駆動回路群を設置し、上記ラインデータを上記記録
ドット群のドット順位の配列に一致したデータ順位で配
列された一連の印字データ群とし、上記第1群データ作
成手段は順次導入される上記ラインデータのデータ順位
を監視しながら上記第1の駆動回路群が担う記録ドット
のドット順位に一致したデータ順位で配列された一連の
印字データ群とし、上記第1群データ作成手段は順次導
入される上記ラインデータのデータ順位を監視しながら
上記第1の駆動回路群が担う記録ドットのドット順位に
一致したデータ順位の印字データを取りだし、上記第2
群データ作成手段は順次導入される上記ラインデータの
データ順位を監視しながら上記第2の駆動回路群が担う
記録ドットのドット順位に一致したデータ順位の印字デ
ータを取りだし、該取りだしたそれぞれの印字データ群
をそれぞれの駆動回路群の一端の駆動回路に送出するよ
うにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】第1の駆動回路のデータシフト方向と上記第2
の駆動回路のデータシフト方向を同方向にすることによ
り、上記第1の駆動回路にセットする記録データの送り
順序と、上記第2の駆動回路にセットする記録データの
送り順序とを同順序にすることができる。これによりバ
ッファメモリから記録データを読み出す際における読出
アドレスを制御する手段を簡略化することができる。ま
た、上記送り順序を同順序にする手段は配線構造(リー
ド群)により構成しているので、従来の記録ヘッドに僅
かな変更を加えるだけで実現することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。図
1及び図2は本発明の一実施例装置であり、本発明をサ
ーマルヘッドに適用した場合を示す図である。これらの
図において、先に説明したものと同一部には同一符号を
もって示し、その説明を省略する。
【0015】図1を参照する。この実施例において従来
装置と違う点は、第2の駆動回路12bのIC12−1
〜12−(m−1)の配設方向にある。すなわち、これ
らのICは、その一端部に配された制御端子群POがP
CB13側に、他端部に配された入力端子SI〜出力端
子SOが第2の発熱抵抗体113(記録ドットd1〜d
n−1)側に向くように配設され、第2の駆動回路12
bと同じ配設方向となっている。これに伴い、第2の駆
動回路12bに対応する接地リード117の一端部はこ
れらのICを越えて制御端子PO側にまで延設され、そ
してこのICの各接続端子と上記接地リード117ある
いはPCB13上の各信号線とはボンディングワイヤ1
4により接続されている。すなわち、図2に示すよう
に、第2の駆動回路12b側のICにおいては、制御端
子群POと接地リードの他端部117aの間をボンディ
ングワイヤ141で、データ入出力端子SI及びSOと
データ信号線の接続部131bの間をボンディングワイ
ヤ142で、ラッチ端子LTCとラッチ信号線の接続部
132bの間をボンディングワイヤ143で、クロック
入力端子CLKとクロック信号線の接続部133bの間
をボンディングワイヤ144で、ストローブ入力端子S
TBとストローブ信号線の接続部134bの間をボンデ
ィングワイヤ145でそれぞれ結線している。このとき
上記ボンディングワイヤ142〜145は上記ボンディ
ングワイヤ141を跨ぐように配線されている。なお、
上記第2の駆動回路12bの各駆動IC12−1、12
−2・・・12−(n−1)は上記接地リード群117
上に配置されている。この場合、上記接地リード群11
7の表面にはガラス等による保護層118が形成され、
上記第2の駆動回路12bの駆動ICはこの保護層11
8上に設置されている。これにより上記駆動ICが絶縁
されている。なお、上記保護層118は発熱抵抗体用の
保護層を兼用しても良い。このようにすると駆動IC専
用の保護層118を省略することができる。また、図2
において、第1の駆動回路12aの配線構造は従来と同
じであるのでその説明を省略する。
【0016】このような構成をとることにより、上記第
1の駆動回路12aにおけるデータのシフト方向と上記
第2の駆動回路12bにおけるデータのシフト方向を同
一に揃えることができる。図1の装置についていえば、
上記第1の駆動回路12aのデータシフト方向はドット
dnからd2へ向かう方向(図1中矢印A方向)であ
り、上記第2の駆動回路12bのデータシフト方向はド
ットdn−1からd1へ向かう方向(同矢印A’方向)
となる。
【0017】次いでこの構成における動作について説明
する。まず、上位装置から送出されてきたコマンドデー
タ解釈し記録データとして上記ラスタメモリ21に格納
する。この動作は図示省略したラスタプロセッサにより
行われるもので、このラスタプロセッサは所定ライン分
の領域(例えば図1における符号L1〜L8の領域と符
号L9〜L16で示す領域)に関わるコマンドデータに
基づいて当該領域内のドットデータを生成する。すなわ
ち、コマンドデータに基づいて各ライン毎にドットのオ
ンオフ情報からなる記録データを生成する。
【0018】そして上記所定領域に対するコマンドデー
タを処理すると、次いでこのラスタメモリ21に格納さ
れた記録データを読みだし、第1のバッファメモリ2
3、第2のバッファメモリ24に格納する。具体的に
は、上記ラスタメモリ21に格納された記録データを1
ライン毎にそのドット順位の小さいドット(d1)から
順次大きいドット(dn)まで読みだす。そしてこの読
みだした記録データは順次分配器22に送出され、ここ
で奇数ドットデータ(ODD)と偶数ドットデータ(E
VEN)とに振り分けられる。そして奇数ドットデータ
(ODD)は上記第2のバッファメモリ24に、偶数ド
ットデータ(ODD)は上記第1のバッファメモリ23
にそれぞれ格納される。この格納動作は先の読みだし動
作と一連の動作であるので、この時においてもドット順
位の小さい順にデータの格納が行われる。従って、上記
第1のバッファメモリ23にはドットd2、d4、・・
・dnの順で記録データが格納され、上記第2のバッフ
ァメモリ24にはドットd1、d3、・・・dn−1の
順で交互に記録データが格納される。
【0019】次いで第1のバッファメモリ23に格納さ
れた偶数ドットの記録データ及び第2のバッファメモリ
24に格納された奇数ドットの記録データを読みだし、
それぞれ上記第1の駆動回路12aと上記第2の駆動回
路12bにセットする。この際、上述したように上記第
1の駆動回路12aのデータシフト方向Aと上記第2の
駆動回路12bのデータシフト方向A’とは同方向にな
っている。これにより、第1のバッファメモリ23に格
納された上記偶数ドット(d2、d4・・・dn)の記
録データと第2のバッファメモリ24に格納された奇数
ドット(d1、d3・・・dn−1)の記録データを読
みだす場合において、それぞれの記録データはドット番
号の小さい順に読みだしている。従って、上記第1のバ
ッファメモリ23の読出アドレスを管理するカウンタと
上記第2のバッファメモリ24の読出アドレスを管理す
るカウンタをアップカウンタのみで構成することができ
る。
【0020】さらに、この構成においては上記奇数ドッ
ト(d2、d4・・・dn)と上記偶数ドット(d1、
d3・・・dn−1)の数は同数(n/2)であるの
で、互いに対応するドットを対にすることにより、上記
アップカウンタを1つにすることができる。これは、第
1の駆動回路12aにおけるドットd2と第2の駆動回
路12bにおけるドットd1とを、ドットd4とドット
d3とを・・・ドットdnとドットdn−1とをといっ
たように対応するドット同士を対にし、このドット同士
を同じタイミングでバッファメモリから取りだし駆動回
路にセットすることにより達成できる。この場合におい
て、上記第1の発熱抵抗体112と上記第2の発熱抵抗
体113は間隔をあけて配置されているので、この配設
間隔を補間するため読みだし対象となるラインを異なら
せる必要がある。図1に例示した装置において、図示省
略した記録媒体は上記第1の駆動回路12a側から上記
第2の駆動回路12b側に向けて移送され、そして両発
熱抵抗体は3ドットライン分の間隔を隔てて配設されて
いるとする。この場合、上記第1の駆動回路12aには
ラインL5の記録データをセットし、同時に上記第2の
駆動回路12bにラインL1の記録データをセットする
構成となる。
【0021】なお、以上はライン記録ヘッドとしてサー
マルヘッドを例示したが、本発明は他のライン記録ヘッ
ド、例えばLEDヘッドや静電ヘッドにも適用すること
ができる。本発明をLEDヘッドに適用する場合には、
各駆動ICの制御端子POに記録ドットを構成するLE
Dを接続し、駆動IC(駆動回路)にセットされた記録
データに応じてLEDに対する通電/非通電を選択する
ように構成し、本発明を静電記録ヘッドに適用する場合
には、上記記録ドットを構成する素子として電極素子を
用い、そしてこの電極素子に高電圧印加回路を接続する
とともに駆動ICをこの高電圧印加回路に対するスイッ
チング回路として使用し、この駆動IC(駆動回路)に
セットされた記録データに応じて上記高電圧印加回路を
駆動し記録データによって選択された電極素子を所定の
電位とするように構成する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録ヘッド
においては、列状に配列されたドット群をこのドット群
の両脇に沿って配設された駆動回路により駆動する記録
ヘッドにおいて、各駆動回路におけるデータのシフト方
向を同一にしているので、記録データに関わる制御が容
易になる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を説明する構成図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例装置の配線構造を示す側面
図である。
【図3】駆動回路に使用するICの構成を示す図であ
る。
【図4】従来装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 12a 第1の駆動回路 12b 第2の駆動回路 2 メモリ部 A,B データシフト方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 浩一 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録ドットが列状に配列され画像信
    号に応じたラインデータに基づき所定のラインの印字を
    行う記録ドット群と、この記録ドット群の所定のドット
    順位の記録ドットにそれぞれ接続する複数の駆動回路か
    らなる第1の駆動回路群と、上記所定のドット順位と異
    なるドット順位の記録ドットにそれぞれ接続する複数の
    駆動回路からなる第2の駆動回路群と、上記ラインデー
    タから上記第1の駆動回路群が担う複数の記録ドットに
    対応する印字データ群を作成する第1群データ作成手段
    と、上記ラインデータから上記第2の駆動回路群が担う
    複数の記録ドットに対応する印字データ群を作成する第
    2群データ作成手段と、上記第1群データ作成手段のデ
    ータ送出口を上記第1の駆動回路群の一端の駆動回路に
    接続し上記第1群データを上記第1の駆動回路群の一端
    の駆動回路から他端の駆動回路に順次シフトさせながら
    すべての第1駆動回路群に上記第1群データをセットす
    る第1のデータセット手段と、上記第2群データ作成手
    段データ作成手段のデータ送出口を上記第2の駆動回路
    群の一端の駆動回路に接続し上記第2群データを上記第
    2の駆動回路群の一端の駆動回路から他端の駆動回路に
    順次シフトさせながら全ての第2駆動回路群に上記第2
    群データをセットする第2のデータセット手段とを有
    し、該それぞれのデータがセットされた後それぞれの駆
    動回路群による駆動を行わせて所定のラインの印字を行
    うよう構成したライン記録ヘッドにおいて、 上記第1の駆動回路群に関する第1群データのシフト方
    向と上記第2の駆動回路群に関する第2群データのシフ
    ト方向とが上記記録ドット群のドット順位の配列方向に
    一致するように上記各駆動回路群を設置し、 上記ラインデータを上記記録ドット群のドット順位の配
    列に一致したデータ順位で配列された一連の印字データ
    群とし、 上記第1群データ作成手段は順次導入される上記ライン
    データのデータ順位を監視しながら上記第1の駆動回路
    群が担う記録ドットのドット順位に一致したデータ順位
    で配列された一連の印字データ群とし、 上記第1群データ作成手段は順次導入される上記ライン
    データのデータ順位を監視しながら上記第1の駆動回路
    群が担う記録ドットのドット順位に一致したデータ順位
    の印字データを取りだし、上記第2群データ作成手段は
    順次導入される上記ラインデータのデータ順位を監視し
    ながら上記第2の駆動回路群が担う記録ドットのドット
    順位に一致したデータ順位の印字データを取りだし、該
    取りだしたそれぞれの印字データ群をそれぞれの駆動回
    路群の一端の駆動回路に送出するようにしたことを特徴
    とするライン記録ヘッド。
  2. 【請求項2】複数の記録ドットが列状に配列され画像信
    号に応じたラインデータに基づき所定のラインの印字を
    行う記録ドット群と、この記録ドット群に沿って配置さ
    れ該記録ドット群の所定のドット順位の記録ドットにそ
    れぞれ接続する複数の駆動回路からなる第1の駆動回路
    群と、上記記録ドット群を挟んで上記第1の駆動回路群
    と反対側に該記録ドット群に沿って配置され上記所定の
    ドット順位と異なるドット順位の記録ドットにそれぞれ
    接続する複数の駆動回路からなる第2の駆動回路群と、
    上記ラインデータから上記第1の駆動回路群が担う複数
    の記録ドットに対応する印字データ群を作成する第1群
    データ作成手段と、上記ラインデータから上記第2の駆
    動回路群が担う複数の記録ドットに対応する印字データ
    群を作成する第2群データ作成手段と、上記第1群デー
    タ作成手段のデータ送出口を上記第1の駆動回路群の一
    端の駆動回路に接続し上記第1群データを上記第1の駆
    動回路群の一端の駆動回路から他端の駆動回路に順次シ
    フトさせながらすべての第1の駆動回路群に上記第1群
    データをセットする第1のデータセット手段と、上記第
    2群データ作成手段のデータ送出口を上記第2の駆動回
    路群の一端の駆動回路に接続し上記第2群データを上記
    第2の駆動回路群の一端の駆動回路から他端の駆動回路
    に順次シフトさせながらすべての第2駆動回路群に上記
    第2群データをセットする第2のデータセット手段とを
    有し、該それぞれのデータがセットされた後それぞれの
    駆動回路群による駆動を行わせて所定のラインの印字を
    行うように構成したライン記録ヘッドにおいて、 上記第1の駆動回路群と第2の駆動回路群を同一の駆動
    IC(12−1〜12−m)からなる1個以上の第1駆
    動IC(12−2〜12−m)と1個以上の第2駆動I
    C(12−1〜12(m−1))として構成するととも
    に該第2駆動ICについては上記記録ドット群(11
    2、113)を挟んで反対側に該第1駆動ICとは逆向
    きに設置し、さらにこれら第1、第2駆動ICにそれぞ
    れの印字データ群を供給する送出口となる第1、第2の
    送出口導体(131、131a、131b)を設け、 上記記録ドット群の各記録ドット(d1〜dn)にはそ
    れぞれ対応する駆動ICに向けてリード導体(116、
    117)を延設して、第1、第2のリード導体群を形成
    し、 上記第1駆動ICは該第1駆動ICに対応する第1の送
    出口導体(131,131a)と第1のリード導体群
    (116)との間に設置されて第1駆動ICのデータ入
    力端子部(SI)及びデータ出力端子部(PO)がそれ
    ぞれ第1の送出口導体(131,131a)、第1のリ
    ード導体群(116)にそれぞれ近接した状態とされて
    接続され、 上記第2駆動ICは第2のリード導体群(117)に保
    護膜(118)を介して積層設置されて第2駆動ICの
    データ出力端子部(PO)と第2のリード導体群(11
    7)が近接した状態に、第2駆動ICのデータ入力端子
    部(SI)と第2の送出口導体(131、131b)が
    離隔した状態になされてそれぞれ接続されて、上記第1
    の駆動回路群に関する第1群のデータシフト方向と上記
    第2群の駆動回路群に関する第2群のデータシフト方向
    とが上記記録ドット群のドット順位の配列方向に一致す
    るようになし、 上記ラインデータを上記記録ドット群のドット順位の配
    列に一致したデータ順位で配列された一連の印字データ
    群とし、 上記第1群データ作成手段は順次導入される上記ライン
    データのデータ順位を監視しながら上記第1の駆動回路
    群が担う記録ドットのドット順位に一致したデータ順位
    の印字データを取りだし、上記第2群データ作成手段は
    順次導入される上記ラインデータのデータ順位を監視し
    ながら上記第2の駆動回路群が担う記録ドットのドット
    順位に一致したデータ順位の印字データを取りだし、該
    取りだしたそれぞれの印字データ群をそれぞれの駆動回
    路に送出するようにしたことを特徴とするライン記録ヘ
    ッド。
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