JPH0723724U - コンベヤ - Google Patents

コンベヤ

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JPH0723724U
JPH0723724U JP5714593U JP5714593U JPH0723724U JP H0723724 U JPH0723724 U JP H0723724U JP 5714593 U JP5714593 U JP 5714593U JP 5714593 U JP5714593 U JP 5714593U JP H0723724 U JPH0723724 U JP H0723724U
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JP
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conveyor
main belt
auxiliary
belt conveyor
rising portion
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JP5714593U
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Inventor
真一 江本
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Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、主ベルトコンベヤと押出部材を
備えた補助コンベヤとを組み合わせて、急斜面や垂直の
搬送路であっても搬送物を搬送することができるコンベ
ヤに関する。 【構成】 平ベルトからなる主ベルトコンベヤ1の中途
個所で略垂直に変角された立上り部1bに沿って、ヒダ
付のコルゲートサイドベルトコンベヤからなる無端の補
助コンベヤ2が設けられる。補助コンベヤ2には搬送面
20上で側壁22、23間を横架して横桟(掻板)から
なる押出部材3が等間隔に設けられており、主ベルトコ
ンベヤ1と同期して同じ速度で動くよう設定されてい
る。従って、主ベルトコンベヤ1の立上り部1bで補助
コンベヤ2の補助立上り部2bが密着され、押出部材3
で仕切られた室が形成されてそのまま上昇するので、搬
送物を飛散しないように押し上げられる。また主ベルト
コンベヤ1と補助コンベヤ2とは可撓性を有するので立
上り部を捻って搬送出入口を変位したり、搬送出口部に
トリッパを介して排出ポイントを前後に調整することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、搬送路の少なくとも1部において傾斜しまたは垂直に立設された 立上り個所を有するコンベヤの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、石炭、鉄鉱石、石灰、セメント、穀物、化学製品等の各種の粉粒体等を 搬送するコンベヤにおいて、急傾斜や垂直に立上る搬送路を搬送するコンベヤと して下記の構成が知られている。 (1).チェーンコンベヤまたはベルトコンベヤにバケットを等間隔に設け、該バケ ットで搬送物を掬って搬送するバケットコンベヤ。 (2).チェーンコンベヤに掻板を等間隔に固着し、ケース内で掻板により搬送物を 押して搬送させるケースコンベヤ。 (3).ヒダ付きベルトに等間隔に横桟を固設して仕切り、搬送物を横桟で押し上げ て搬送するコルゲートサイドコンベヤ。 (4).二条の平ベルトを上下に取り付けて、搬送物をその平ベルトで前後からサン ドイッチ状に挟圧して搬送する特殊コンベヤ。 しかし、上記構成によるコンベヤでは、搬送物の飛散や付着が避けられず、更 には摩耗防止策、製品寿命、コスト等の点で充分満足できるものが無く、搬送物 の種類や距離(揚程)等の用途に応じて使い分けており、汎用性に乏しかった。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、その主たる課題は、搬送の主 たる手段として平ベルトからなる主ベルトコンベヤを用い、搬送路の急傾斜また は垂直個所では搬送能力を得るために押出部材を備えた補助コンベヤを組み合わ せて使用して低コストで信頼性の高いコンベヤを提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】 上記課題を解決するために、この考案では、 (a).搬送路の少なくとも1部において上向きに傾斜しまたは垂直に立設された立 上り個所を有するコンベヤにおいて、 (b).平ベルトからなって、上記搬送路に沿って搬送物を移送する主ベルトコンベ ヤを設ける、 (c).上記主ベルトコンベヤの立上り個所に接すると共に、上記主ベルトコンベヤ と同期して循環動する無端の補助コンベヤを設ける、 (d).該補助コンベヤに設けられて、主ベルトコンベヤの低位置側から搬送されて きた被搬送物を高位置側まで押し上げ可能な押出部材を設ける、 という技術的手段を講じている。 また、請求項2の考案では、 (e).補助コンベヤが、可撓性を有しており、先端が、主ベルトコンベヤの立上り 部の上方に連設して水平に延出する個所に重なるように配置される、 という技術的手段を講じている。 また、請求項3の考案では、 (f).補助コンベヤが、一面を開口する断面略コ字状からなって、主ベルトコンベ ヤと接触する個所で上記補助コンベヤの開口側が主ベルトコンベヤによって閉塞 されている、 という技術的手段を講じている。 更に、請求項5の考案では、 (g).主ベルトコンベヤと補助コンベヤとが、少なくとも1つを駆動輪とする複数 の誘導輪の組み合わせにより循環動しており、 補助コンベヤの下方に設けられた立上げ用の誘導輪が、補助コンベヤを介して 主ベルトコンベヤの立上り部の下方の変角部分を押圧して連動可能となっている 、 という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】
上記構成からなっているので、搬送路の略水平な個所では主ベルトコンベヤが 搬送物を搬送し、傾斜しまたは垂直に立ち上がる個所では、主ベルトコンベヤが 補助コンベヤの一側を塞いで使用され、補助コンベヤの押出部材によって搬送物 が押し上げられる。 また、補助コンベヤの先端を主ベルトコンベヤの上部に重ねるように配置すれ ば、密着性が高まる。 補助コンベヤが断面略コ字状の場合には、平ベルトからなる主ベルトコンベヤ が補助コンベヤの開口を塞ぎ、搬送物を密閉して搬送することができ、搬送物の 飛散を防ぐことができる。 更に、補助コンベヤの下方の誘導輪を主ベルトコンベヤの変角部の誘導輪とし て共用することもできる。
【0006】
【実施例】
以下にこの考案のコンベヤの好適実施例について図面を参照しながら説明する 。 このコンベヤは粉粒体等を搬送するもので、図1に示すように、主ベルトコン ベヤ1と補助コンベヤ2との組み合わせからなっている。 主ベルトコンベヤ1は、無端に連結されて搬送面10を平面とした平ベルトか らなっており、低所に配置されて水平に延びる搬送入口部1aと、中途個所で略 垂直に変角された立上り部1bと、該立上り部1bの高所から水平に延びる搬送 出口部1cとからなる往路がこのコンベヤの搬送路を形成している。 また、本実施例で主ベルトコンベヤ1は平ベルトからなっているので、往路の 搬送入口部1aや搬送出口部1cが長距離の場合には、その部分のベルトを湾曲 したり、丸めてパイプコンベヤとしての機能を持たせることもできる。
【0007】 そして、前記主ベルトコンベヤ1には、その中途位置で重なって搬送路を形成 する補助コンベヤ2が設けられている。 本実施例で、補助コンベヤ2は、無端に連結されたヒダ付のコルゲートサイド ベルトコンベヤからなっている。 即ち、この補助コンベヤ2は、底面となる搬送面20の左右両側に側壁21、 22を立設して断面横倒コ字状に形成し上面を開口するもので、上記側壁21、 22にヒダHを設けて、該側壁21、22が長手方向に拡縮自在に撓む構成とな っている(図4及び図5参照)。 そして、補助コンベヤ2には搬送物を押し上げる押出部材3が固着されている 。 この押出部材3は、本実施例の場合、上記搬送面20上で側壁21、22間を 横架して固設され搬送面20を仕切る横桟(掻板)であって、長手方向に沿って 等間隔に多数設けられている。
【0008】 この補助コンベヤ2は、図2および図3に示すように、その開口側、即ち側壁 21、22の先端が上記主ベルトコンベヤ1の搬送面10に接して塞がれており 、上記主ベルトコンベヤ1の立上り部1bに沿って起立状に配置されている。 即ち、本実施例で、補助コンベヤ2は、主ベルトコンベヤ1の立上り部1bに 対向する補助立上り部2bと、上部で搬送出口部1cの一部に重なる重合部2c とを往路側に形成している。 この補助コンベヤ2の下部は、図4に示すように、主ベルトコンベヤ1の立上 り部1bの下方で変角するコーナーに沿って隙間無く、且つ直立に配置されてい る。 一方、補助コンベヤ2の上部は、図1に示すように、立上り部1bの上方から 搬送出口部1cにかかるコーナーに沿って湾曲して配置されており、図5で示す ように先端が水平に延びる搬送出口部1c上に重なるように配置されている。
【0009】 上記のように配置された主ベルトコンベヤ1と補助コンベヤ2とは、主ベルト コンベヤ1と同期して補助コンベヤ2が同じ速度で動くように設定されている。 この補助コンベヤ2の循環駆動は、主ベルトコンベヤ1の駆動手段を共用する 構成であっても、あるいは独立して駆動手段を設けるものでもよい。 本実施例では、主ベルトコンベヤ1は、搬送出口部1cの先端にモータMで駆 動する駆動輪11が設けられており、また搬送入口部1aの基端側には反転ロー ラ12が設けられている。
【0010】 更に、搬送入口部1aと立上り部1bとの連接するコーナー部には、下部変角 ローラが設けられる。 本実施例では、主ベルトコンベヤ1の復路側と、補助コンベヤ2の下部とに下 部変角ローラ13、13’が設けられている。 ここで、補助コンベヤ2の下部に設けられた下部変角ローラ13’は、主ベル トコンベヤ1の往路側の下部変角ローラを兼ねるものであり、補助コンベヤ2の 側壁21、22の先端部を主ベルトコンベヤ1に押圧して、両者が密着した状態 で連動して動くように設定してある。 これにより、主ベルトコンベヤ1の立上り部1bと補助コンベヤ2の立上り部 2b、および主ベルトコンベヤ1の搬送出口部1cの一部と補助コンベヤ2の重 合部2cは一体となって搬送物を搬送し、その際に押出部材3によって仕切られ た多数の密閉された室を形成する。
【0011】 前記立上り部1bは、その上方で、上部変角ローラを介して湾曲するコーナー を介して搬送出口部1cと連接されている。 本実施例では、主ベルトコンベヤ1の復路側に1つの上部変角ローラ14が設 けられ、往路側に3つの上部変角ローラ14’が設けられている。 そして、主ベルトコンベヤ1の往路側の前記下部変角ローラ13’と上部変角 ローラ14’の間には、補助コンベヤ2と主ベルトコンベヤ1とを挟圧する一対 の押圧ローラ15が略等間隔に複数設けられている。
【0012】 次に、補助コンベヤ2は、その上部に、補助コンベヤ2を往路から復路に反転 させる上部反転ローラ16が設けられており、前記下部反転ローラ13’と共に 補助コンベヤ2を循環動させている。 なお、図中17は、補助コンベヤ2の復路側に設けられた上部変角ローラであ る。
【0013】 前記上部反転ローラ16は、図5に示すように、主ベルトコンベヤ1の変角部 を越えて水平に配置された搬送出口部1cの上に平行に密着して重なっており、 補助コンベヤ2を主ベルトコンベヤ1に押圧するように設けられている。 従って、本実施例では、上部反転ローラ16は、モータで駆動する駆動輪に限 らず、従動輪でもよく、この場合に主ベルトコンベヤ1の動きが補助コンベヤ2 に伝達されて連動することができる。
【0014】 上記構成からなっているので、主ベルトコンベヤ1の駆動輪11がモータの駆 動によって回転すると、主ベルトコンベヤ1が循環動し、これに伴い各誘導輪が 連動して回転する。 即ち、主ベルトコンベヤ1の復路側の下部変角ローラ13、反転ローラ12、 主ベルトコンベヤ側の押圧ローラ15、上部変角ローラ14’および往路側の上 部変角ローラ14が駆動輪11に連動して回転する。
【0015】 一方、補助コンベヤ2は、上記主ベルトコンベヤ1と同期し同一の早さで、反 転ローラ16、復路側の上部変角ローラ17、下部変角ローラ13’と補助コン ベヤ側の押圧ローラ15が回転する。
【0016】 これにより、上記全てのローラは同期して同一速度で回転するので、主ベルト コンベヤ1と補助コンベヤ2とを一体的に連動させることができる。 また、本実施例のように、各ローラが補助コンベヤ2を主ベルトコンベヤ1に 押圧させる構成が採られている場合には、前記補助コンベヤ2は駆動輪を設けず これに代えて従動輪を設けるだけで、主ベルトコンベヤ1の動きに連動して補助 コンベヤ2を循環動させることができる。
【0017】 このようにして移動するコンベヤにおいて、搬送入口部1aの略水平な個所で は主ベルトコンベヤ1が搬送物を搬送し、変角部では、主ベルトコンベヤ1が補 助コンベヤ2の開口を塞ぎ搬送路を密閉すると共に、横桟からなる押出部材3が 搬送物を押し上げて上部の搬送出口部まで移送する。 上記実施例では補助コンベヤにヒダ付のコルゲートサイドベルトコンベヤを用 いた例を示したが、その他の断面略コ字状のコンベヤを用いれば、平ベルトから なる主ベルトコンベヤが補助コンベヤの開口を塞ぎ、搬送物を密閉して搬送する ことができ、搬送物の飛散を防ぐことができる。
【0018】 次に、図6には、主ベルトコンベヤ1と補助コンベヤ2との組み合わせでコ字 状の搬送路を形成する実施例を示す。 即ち、本実施例では、主ベルトコンベヤ1が、立上り部1bと搬送出口部1c とからなる倒立L状の搬送路を形成している。 一方、補助コンベヤ2は、搬送出口部1cの一部に重なる重合部2cと、立上 り部1bと重なる補助立上り部2bと、立上り部1bの下端と接し搬送出口部1 cと同じ方向に延出された搬送入口部2aとからなる略コ字状の搬送路を形成し ている。
【0019】 これにより、補助コンベヤ2の搬送入口部2aに搬送物が投入され、主ベルト コンベヤ1の立上り部1bと補助コンベヤ2の補助立上り部2bとで密室を形成 して押し上げ、重合部2cを介し主ベルトコンベヤ1の搬送出口部1cを通って 排出される。 このコンベヤではコ字状の搬送路を形成することができるので、スペースの有 効利用を図ることができる。 なお、その他の駆動手段の構成は、前記実施例に準じるもので、主ベルトコン ベヤ1の下端に設けた反転ローラ13aが補助コンベヤ2用の下部変角ローラを 兼ねるものである。 図中、12’は補助コンベヤ2の下側に設けられた反転ローラ、13a’は補 助コンベヤ2の復路側の下部変角ローラである。 その他、前記実施例と同一構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0020】 図7(a)〜(c)は、主ベルトコンベヤの立上り部を捻ることにより、搬送 路の搬送入口部と搬送出口部が一直線状にあったものから角度を持たせて変位し うることを説明する図である。 このコンベヤでは、主ベルトコンベヤ1の往路側の上部変角ローラ14’が1 つ設けられており、押圧ローラは図示省略してあるが、その他の構造は図1の実 施例と同様である。 そして、補助コンベヤ2の反転ローラ(主ベルトコンベヤ1の下部変角ローラ を兼ねる)13’と、上部変角ローラ14’の軸を、一方を基準とし他方を所望 角度に捻り、主ベルトコンベヤ1と補助コンベヤ2の立上り部1b、2b全体を それに沿わせて捻ることによって、搬送入口部1aまたは搬送出口部1cを、図 7(c)に示すように左右に角度を持たせることができる。
【0021】 即ち、搬送出口部1cに角度を持たせるには、反転ローラ13’はそのままと し、上部変角ローラ14’の回転軸の角度を変えて立上り部1b、補助立上り部 2bを捻り、搬送出口部1c及び重合部2cの延出方向を変える。 また、搬送入口部1aに角度を持たせるには、上部変角ローラ14’はそのま まとし、反転ローラ13’の回転軸の角度を変えて立上り部1b、補助立上り部 2bを捻り、搬送入口部1aの延出方向を変える。 なお、押圧ローラの軸は上記捻り角度に合わせて設定すればよい。
【0022】 次に、図8に示すコンベヤは、搬送出口部1cにトリッパ30を組み入れて、 搬送物の排出位置を自由に設定することができるようにした実施例を示す。 コンベヤは、図1を簡略して示した構成(図7(b)と同じ)を例に説明する ので、コンベヤに関する同一構成には同一符号を付して説明を省略する。 ここで、トリッパ30は、台車上に設けられた第1ローラ31と、そのやや後 方で下方位置に設けられた第2ローラ32を有している。 そして、搬送出口部1cの中途位置を第1ローラ31、第2ローラ32に掛け 渡しているので、第1ローラ31の配置された位置の下方にホッパを設ける等し て排出ポイントとすることができる。 そこで、排出ポイントを変更する場合には、トリッパ30を搬送出口部1cに 沿って前後に移動させ、第1ローラ31の位置を変位して排出ポイントの変更を 容易に行うことができる。
【0023】 次に図9に示すコンベヤは、図7と同様にコンベヤの搬送路に角度を持たせる 異なる実施例を示す。 なお、コンベヤの構成は前記実施例と同様であり、同一構成には同一符号を付 して説明を省略する。 このコンベヤでは、旋回機能により角度を持たせるものであって、主ベルトコ ンベヤ1の立上り部1bと補助コンベヤ2の補助立上り部2bの上部に旋回座4 0を設け、搬送出口部1cの先端下部には車輪41を設けている。 旋回座40は、同一円周上に沿って移動する車輪40a、または軸受装置(図 示せず)を下部に有し、主ベルトコンベヤの立上り部1bと補助コンベヤの補助 立上り部2bの外周を固着した環状の台座からなっており、所望の旋回位置で旋 回をロックするロック機能(図示せず)を具備している。
【0024】 従って、搬送出口部1cの先端を、車輪41を介して所望方向に移動すると、 旋回座40が支点となり旋回し、これと連結された前記主ベルトコンベヤ1の立 上り部1bと補助コンベヤ2の補助立上り部2bとが捻れる。 これにより、搬送出口部1cを任意の角度に変位して搬送物を排出することが できる。 また、これとは逆に、搬送入口部1aに車輪を設ければ、搬送入口部1aを任 意の角度に変位して、当該位置からの搬送物の受入れが可能となる。
【0025】 次に、この考案のコンベヤは主ベルトコンベヤに沿って密着するように設けら れるため可撓性を有するリンクチェーンやワイヤロープ等のものを用いてもよい 。 補助コンベヤは、主ベルトコンベヤと一部(例えば押出し部材の先端)が密着 して搬送物を押し上げる構成でもよく、単にブレード等の押出部材が設けられた 構成、またはブレードの左右両端に左右側壁を固設した構造、ブレードに代えて バケットを用いる構造等であってもよい。
【0026】 図10は、補助コンベヤ2’が、無端に連結されたリンクチェーン20’に矩 形板状の押出部材3’を常に垂直に保持するように固設した構成からなっており 、主ベルトコンベヤ1の立上り部1bで搬送面10と押出し部材3’とが組み合 わされて、搬送物を搬送面10に沿わせて押上げて搬送する異なる実施例を示す 。 ここで、押出部材3’の側面には両側を塞ぐサイドプレートを設ければ、搬送 物の側方への落下を防ぐことができる。 なお、補助コンベヤは、チェーンに代えてワイヤーロープその他の可撓性を有 するものでよい。
【0027】 また、コンベヤの搬送路は上記実施例に限定されるものではなく、搬送路とし て形成された急斜面や垂直面の個所で、主ベルトコンベヤに補助コンベヤを組合 せて、搬送物を押し上げる構成であればよい。 その他、この考案は要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論であ る。
【0028】
【考案の効果】
この考案によれば、搬送路の主要部を占める主ベルトコンベヤを平ベルトとし ているので、略Z状やコ状等の搬送路を設計でき、低コストであると共にメンテ ナンスも容易に行える。 また、主ベルトコンベヤの搬送路の上下の水平部分に制約がないため、コンベ ヤのレイアウトに自由度があると共に、コンベヤ数を減らすことができる。 更に、上記搬送路の上下の水平部分が長距離の場合は、平ベルトを用いている ので、ベルトを湾曲したり、ベルトを丸めてパイプコンベヤとして機能を持たせ ることができる。 補助コンベヤは、垂直面や傾斜面でのみ用いられるので、垂直方向への持上げ の荷重負担だけであり、特別の強度を必要としない。 また補助コンベヤに断面略コ字状のベルトコンベヤを用いた場合に、下部の反 転ローラで補助コンベヤを主ベルトコンベヤに押圧すれば、上記ローラを主ベル トコンベヤの下部のコーナーで往路側の下部変角ローラとして共用することがで きるので、構造が簡易化しうる。 更に、傾斜面や垂直面で主ベルトコンベヤと補助コンベヤとを一対の押えロー ラで挟圧すれば、両者間に隙間が生じないので密着性を高めることができる。 主ベルトコンベヤの上方の水平部分に補助コンベヤの上部反転側を重ねるよう に押圧すれば、両者の密着性を一層高めることができ、主ベルトコンベヤの動き に連動して従動により循環させることができる。 更に、このように高められた両者の密着性により粉粒体の搬送物の飛散を有効 に防止することができる。 また、主ベルトコンベヤにはトリッパを設けて排出ポイントを前後に変更し、 また旋回座を設けたりコンベヤの立上り部を捻って搬送出入口を左右に変更する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のコンベヤの好適実施例の概要を示す
側面図である。
【図2】図1の側面の部分拡大図である。
【図3】同横断面図である。
【図4】補助コンベヤの下方側を示す斜視図である。
【図5】補助コンベヤの上方側を示す斜視図である。
【図6】コンベヤの搬送路をコ字状とした場合の概略側
面図である。
【図7】コンベヤの捻りの状態を示す図で(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は捻りを示す線図である。
【図8】トリッパを組み込んだコンベヤを示す側面図で
ある。
【図9】コンベヤに旋回機能を持たせた異なる実施例を
示す側面図である。
【図10】補助コンベヤの異なる実施例を示す要部側面
図である。
【符号の説明】
1 主ベルトコンベヤ 1a 搬送入口部 1b 立上り部 1c 搬送出口部 2 補助コンベヤ 2b 補助立上り部 2c 重合部 2’ 異なる実施例の補助コンベヤ 3 押出部材 3’ 第2実施例の押出部材 10 搬送面 11 駆動輪 13’ 兼用の下部変角ローラ 15 押圧ローラ 16 上部反転ローラ 20 搬送面 21、22 側壁 30 トリッパ 40 旋回座

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路の少なくとも1部において上向き
    に傾斜しまたは垂直に立設された立上り部を有するコン
    ベヤにおいて、 平ベルトからなって、上記搬送路に沿って搬送物を移送
    すべく設けられた主ベルトコンベヤと、 搬送物を高位置へ押し上げ可能な押出部材を有し、上記
    主ベルトコンベヤの立上り部に接する補助立上り部を有
    し、上記主ベルトコンベヤと同期して循環動する無端の
    補助コンベヤとからなっていることを特徴とするコンベ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 補助コンベヤが可撓性を有しており、先
    端が、主ベルトコンベヤの立上り部の上方に連設して水
    平に延出する個所に重なるように配置されてなることを
    特徴とする請求項1に記載のコンベヤ。
  3. 【請求項3】 補助コンベヤが、一面を開口する断面略
    コ字状からなって、主ベルトコンベヤと接触する個所で
    上記補助コンベヤの開口側が主ベルトコンベヤによって
    閉塞されることを特徴とする請求項1に記載のコンベ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 主ベルトコンベヤの補助コンベヤと接し
    ない部分の全部または一部を湾曲し、または丸めてパイ
    プコンベヤとしてなることを特徴とする請求項1に記載
    のコンベヤ。
  5. 【請求項5】 主ベルトコンベヤと補助コンベヤとが、
    少なくとも1つを駆動輪とする複数の誘導輪の組み合わ
    せにより循環動しており、補助コンベヤの下方に設けら
    れた立上げ用の誘導輪が、補助コンベヤを介して主ベル
    トコンベヤの立上り部の下方の変角部分を押圧して連動
    可能となることを特徴とする請求項1に記載のコンベ
    ヤ。
  6. 【請求項6】 補助コンベヤが、誘導輪によって主ベル
    トコンベヤに押圧されており、主ベルトコンベヤの動き
    に連動して循環動することを特徴とする請求項1に記載
    のコンベヤ。
  7. 【請求項7】 主ベルトコンベヤの立上り部と補助コン
    ベヤの補助立上り部とを捻って搬送路の搬送出口部また
    は搬送入口部を左右に変位可能としたことを特徴とする
    請求項1に記載のコンベヤ。
  8. 【請求項8】 主ベルトコンベヤの搬送出口部の中途位
    置に、第1ローラとその下方で後方位置に設けられた第
    2ローラを有するトリッパを組み入れて排出ポイントを
    前後に調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載
    のコンベヤ。
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