JPH07236866A - 防護膜 - Google Patents
防護膜Info
- Publication number
- JPH07236866A JPH07236866A JP6068904A JP6890494A JPH07236866A JP H07236866 A JPH07236866 A JP H07236866A JP 6068904 A JP6068904 A JP 6068904A JP 6890494 A JP6890494 A JP 6890494A JP H07236866 A JPH07236866 A JP H07236866A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- pipe
- protective film
- dust
- frames
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Prevention Of Fouling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】管内の粉塵の回収率を高め、かつ飛散物が作業
者に衝突することを防止する防護膜を提供することを目
的とする。 【構成】貫通孔の設けられた取付け部2から放射状に延
びる複数本のフレーム3を有し、その先端にそれぞれ膨
張材注入孔を有するホース取付け具6を配し、これらを
ホース4で連結するとともに、フレーム3、ホース4及
び取付け部2によって仕切られたそれぞれの空間にスク
リーン5を張るように構成されている。 【効果】スクリーンによって管内を2つの空間に分離で
きるため、管内の清掃作業による粉塵等を遮断でき、吸
引機構を用いて一気に粉塵の回収を行い、粉塵の管内面
への再付着を防止することが可能である。また、同様に
清掃時に錆、貝等が飛散する雰囲気においても、本防護
膜で空間を遮断することによって清掃作業者と点検作業
者との分離がはかれ、点検作業者の安全を確保できる。
者に衝突することを防止する防護膜を提供することを目
的とする。 【構成】貫通孔の設けられた取付け部2から放射状に延
びる複数本のフレーム3を有し、その先端にそれぞれ膨
張材注入孔を有するホース取付け具6を配し、これらを
ホース4で連結するとともに、フレーム3、ホース4及
び取付け部2によって仕切られたそれぞれの空間にスク
リーン5を張るように構成されている。 【効果】スクリーンによって管内を2つの空間に分離で
きるため、管内の清掃作業による粉塵等を遮断でき、吸
引機構を用いて一気に粉塵の回収を行い、粉塵の管内面
への再付着を防止することが可能である。また、同様に
清掃時に錆、貝等が飛散する雰囲気においても、本防護
膜で空間を遮断することによって清掃作業者と点検作業
者との分離がはかれ、点検作業者の安全を確保できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉塵や飛散物が多く発
生する場所、例えば各種管内を清掃するような作業時に
使用され、粉塵であるとか飛散物を所定の位置で遮断
し、そこを越える空間に飛散しないように防護する防護
膜に関する。
生する場所、例えば各種管内を清掃するような作業時に
使用され、粉塵であるとか飛散物を所定の位置で遮断
し、そこを越える空間に飛散しないように防護する防護
膜に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば排気管、配水管に代表される各種
管内の清掃時には排気管であれば塵等の粉塵が管内中に
飛散するため、吸引装置から延びるダストホースを管内
に導入し、内部に飛散する粉塵等の飛散物をエア吸引し
て回収している。また、配水管においては清掃作業を行
うその直後から管内の清掃状況あるいは管内壁の保守点
検が行われることが多い。
管内の清掃時には排気管であれば塵等の粉塵が管内中に
飛散するため、吸引装置から延びるダストホースを管内
に導入し、内部に飛散する粉塵等の飛散物をエア吸引し
て回収している。また、配水管においては清掃作業を行
うその直後から管内の清掃状況あるいは管内壁の保守点
検が行われることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、排気管にお
いて上述のように管内にダストホースを導入するだけで
は完全に飛散物の回収を行うことができず、回収量は管
内に飛散する飛散物の内の半分程度に留まっており、実
際管内にはかなり多くの飛散物が残存する結果となる。
従って、管内面の清掃状況あるいは管内面の保守点検作
業を行う際には、飛散物が沈静してから行わなければ衛
生上の問題が生じる恐れがあり、一方で飛散物は沈静し
て後再び管内壁面に付着するため、管内が清掃直後に汚
れてしまう等の問題が発生している。また、上述の配水
管の例については、清掃作業によって剥離された管内壁
の錆、貝等が剥離されるときに飛散し、実際に清掃作業
を行っている作業者もしくは清掃状況確認、保守点検の
ために共同で作業を行っている作業者に衝突し、衝突箇
所によっては思わぬ怪我をしてしまう等の問題が発生し
ている。
いて上述のように管内にダストホースを導入するだけで
は完全に飛散物の回収を行うことができず、回収量は管
内に飛散する飛散物の内の半分程度に留まっており、実
際管内にはかなり多くの飛散物が残存する結果となる。
従って、管内面の清掃状況あるいは管内面の保守点検作
業を行う際には、飛散物が沈静してから行わなければ衛
生上の問題が生じる恐れがあり、一方で飛散物は沈静し
て後再び管内壁面に付着するため、管内が清掃直後に汚
れてしまう等の問題が発生している。また、上述の配水
管の例については、清掃作業によって剥離された管内壁
の錆、貝等が剥離されるときに飛散し、実際に清掃作業
を行っている作業者もしくは清掃状況確認、保守点検の
ために共同で作業を行っている作業者に衝突し、衝突箇
所によっては思わぬ怪我をしてしまう等の問題が発生し
ている。
【0004】本発明は上記課題の提起によりて創成され
たものであり、管内の粉塵の回収率を高め、かつ飛散物
が作業者に衝突することを防止する防護膜を提供するこ
とを目的とする。
たものであり、管内の粉塵の回収率を高め、かつ飛散物
が作業者に衝突することを防止する防護膜を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防護膜は、複数本のフレームを放射状に連
結し、これらフレーム先端を結ぶように膨張材を注入す
ることによって拡張する管状部材を連結する一方、前記
フレーム及び管状部材によって仕切られたそれぞれの空
間にスクリーンを張るように構成されている。
に、本発明の防護膜は、複数本のフレームを放射状に連
結し、これらフレーム先端を結ぶように膨張材を注入す
ることによって拡張する管状部材を連結する一方、前記
フレーム及び管状部材によって仕切られたそれぞれの空
間にスクリーンを張るように構成されている。
【0006】
【作用】本防護膜を例えば配水管等の管内に搬入し、管
状部材に膨張材を供給すると管状部材内には膨張材が封
入され、管状部材は萎んだ状態から徐々にフレームを起
こしながら膨らみ、管内壁に圧着する。その結果、管状
部材とフレームとの間に張られたスクリーンも管の直径
を塞ぐように張られ、管内の空間を分離する。分離され
た空間の一方で、清掃作業が行われる結果発生する粉塵
は他方の空間には移動できず、沈静化する前に吸引装置
等によって確実に吸引回収される。また、粉塵のみなら
ず錆、貝等の飛散物に対しても、他方の空間への飛散を
確実に防止するため、一方の空間で管内壁に付着する
錆、貝等の除去を行い、防護膜を挟んだ他方の空間では
検査作業を行うことができる。
状部材に膨張材を供給すると管状部材内には膨張材が封
入され、管状部材は萎んだ状態から徐々にフレームを起
こしながら膨らみ、管内壁に圧着する。その結果、管状
部材とフレームとの間に張られたスクリーンも管の直径
を塞ぐように張られ、管内の空間を分離する。分離され
た空間の一方で、清掃作業が行われる結果発生する粉塵
は他方の空間には移動できず、沈静化する前に吸引装置
等によって確実に吸引回収される。また、粉塵のみなら
ず錆、貝等の飛散物に対しても、他方の空間への飛散を
確実に防止するため、一方の空間で管内壁に付着する
錆、貝等の除去を行い、防護膜を挟んだ他方の空間では
検査作業を行うことができる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づき本発明の一実施例を説明す
る。図1において1は防護膜であり、その形状は略円形
をなしている。この防護膜1は中心に位置する取付け部
2と、この取付け部2外縁部で回動自在に連結され、取
付け部2から放射状に延びる3本のフレーム3と、この
3本のフレーム3の先端部に扇形状に連結される管状部
材であるホース4と、前記フレーム3間に張られるスク
リーン5とを備えてなる。
る。図1において1は防護膜であり、その形状は略円形
をなしている。この防護膜1は中心に位置する取付け部
2と、この取付け部2外縁部で回動自在に連結され、取
付け部2から放射状に延びる3本のフレーム3と、この
3本のフレーム3の先端部に扇形状に連結される管状部
材であるホース4と、前記フレーム3間に張られるスク
リーン5とを備えてなる。
【0008】前記取付け部2は円形状をなし、その中心
位置にはその軸線方向に渡って貫通する貫通孔2aが形
成されている。この貫通孔2aの同心円上には図示しな
い外部機器への取付けの際に使用される取付け穴2bが
穿設される。また、この取付け部2の外縁部には取付け
部2を3等分する位置にそれぞれ継ぎ手を介して棒状の
フレーム3が回動自在に連結され、このフレーム3の中
間位置付近には、スクリーン5を取り付けるための固定
具3aが設けられる。この固定具3aは棒状のフレーム
3を挟み込むとともに、スクリーン5も挾持するように
構成される。
位置にはその軸線方向に渡って貫通する貫通孔2aが形
成されている。この貫通孔2aの同心円上には図示しな
い外部機器への取付けの際に使用される取付け穴2bが
穿設される。また、この取付け部2の外縁部には取付け
部2を3等分する位置にそれぞれ継ぎ手を介して棒状の
フレーム3が回動自在に連結され、このフレーム3の中
間位置付近には、スクリーン5を取り付けるための固定
具3aが設けられる。この固定具3aは棒状のフレーム
3を挟み込むとともに、スクリーン5も挾持するように
構成される。
【0009】前記フレーム3は先端にホース取付け具6
をそれぞれ具備している。このホース取付け具6はそれ
ぞれ円筒状の長パイプ6aと短パイプ6bとを直交して
組み合せたT字状を成し、内部は一体の空洞となってい
る。ただし、3本のフレーム3の内の2本に取り付けら
れるホース取付け具6は図3に示すように短パイプ6b
の一端面が封鎖された形状であり、その封鎖面6cは2
本のフレーム3で円周上において互いに対向する。しか
も、この封鎖面6cを有するホース取付け具の長パイプ
6aには膨張材となるエアを供給する図示しないエア供
給機構を連結するための膨張材注入孔であるエア孔6d
が形成されて、ホース取付け具6を介して連結される後
記ホース4にエア供給可能な構成となっている。
をそれぞれ具備している。このホース取付け具6はそれ
ぞれ円筒状の長パイプ6aと短パイプ6bとを直交して
組み合せたT字状を成し、内部は一体の空洞となってい
る。ただし、3本のフレーム3の内の2本に取り付けら
れるホース取付け具6は図3に示すように短パイプ6b
の一端面が封鎖された形状であり、その封鎖面6cは2
本のフレーム3で円周上において互いに対向する。しか
も、この封鎖面6cを有するホース取付け具の長パイプ
6aには膨張材となるエアを供給する図示しないエア供
給機構を連結するための膨張材注入孔であるエア孔6d
が形成されて、ホース取付け具6を介して連結される後
記ホース4にエア供給可能な構成となっている。
【0010】前記ホース取付け具6の短パイプ6bにお
ける開口端側には、隣接するフレーム3を互いに結ぶ管
状部材の一例であるホース4が連結されている。このホ
ース4にはその使用上、ホース4の肉厚がホース4断面
積に対して充分に小さく、かつホース4に注入される圧
縮空気の圧力が作用しても、ホース4自体が伸びて長く
なったり、径が大きくならないものであって、しかも曲
げに対して柔軟に対応するものであることが要求され
る。本実施例においては例としてポリエチレン繊維ホー
スにゴムライニングしたホース4を用いているが、これ
についても、前述の条件を満たすものでなくてはならな
い。
ける開口端側には、隣接するフレーム3を互いに結ぶ管
状部材の一例であるホース4が連結されている。このホ
ース4にはその使用上、ホース4の肉厚がホース4断面
積に対して充分に小さく、かつホース4に注入される圧
縮空気の圧力が作用しても、ホース4自体が伸びて長く
なったり、径が大きくならないものであって、しかも曲
げに対して柔軟に対応するものであることが要求され
る。本実施例においては例としてポリエチレン繊維ホー
スにゴムライニングしたホース4を用いているが、これ
についても、前述の条件を満たすものでなくてはならな
い。
【0011】前記フレーム3のそれぞれの間には、前記
固定具3aに挾持される薄いシート状のスクリーン5が
張られている。即ちこのスクリーン5は、フレーム3で
仕切られた3空間を塞がんとするものであり、外周部に
ホース4が位置する2空間ではフレーム3の固定具3a
による挾持以外にも、図4に示すようにホース4に巻き
付けられる状態で支持され、外周部にホース4のない残
りの1空間においてはフレーム3間に張られるのみで、
本来ホース4が位置するべき外周端はスクリーン5の自
重によって垂下するように構成される。これは本防護膜
1の軽量化と、防護膜1によって仕切られた空間相互の
往来を可能とすることとを両立するためのものである。
固定具3aに挾持される薄いシート状のスクリーン5が
張られている。即ちこのスクリーン5は、フレーム3で
仕切られた3空間を塞がんとするものであり、外周部に
ホース4が位置する2空間ではフレーム3の固定具3a
による挾持以外にも、図4に示すようにホース4に巻き
付けられる状態で支持され、外周部にホース4のない残
りの1空間においてはフレーム3間に張られるのみで、
本来ホース4が位置するべき外周端はスクリーン5の自
重によって垂下するように構成される。これは本防護膜
1の軽量化と、防護膜1によって仕切られた空間相互の
往来を可能とすることとを両立するためのものである。
【0012】以上構成を述べた防護膜1は使用しないと
き、ホース4内のエア圧を解除してフレーム3を取付け
部2との連結点において折曲げ、格納保管される。ま
た、使用する際には取付け部2を例えば図2に示すよう
に粉塵等を空気圧によって吸引する吸引機構7に必要で
あればスペーサ7a等を介して連結し、一方でホース取
付け具6のエア孔6dに図示を省略する圧縮空気供給源
から延びるエア供給管を連結する。このとき、管内での
使用に際しては、取付け部2が管の中心に位置すること
が条件であり、防護膜1が連結される吸引機構7等の装
置類は高さ調整可能なものが便利である。
き、ホース4内のエア圧を解除してフレーム3を取付け
部2との連結点において折曲げ、格納保管される。ま
た、使用する際には取付け部2を例えば図2に示すよう
に粉塵等を空気圧によって吸引する吸引機構7に必要で
あればスペーサ7a等を介して連結し、一方でホース取
付け具6のエア孔6dに図示を省略する圧縮空気供給源
から延びるエア供給管を連結する。このとき、管内での
使用に際しては、取付け部2が管の中心に位置すること
が条件であり、防護膜1が連結される吸引機構7等の装
置類は高さ調整可能なものが便利である。
【0013】防護膜1を吸引機構7等に取付け、作業準
備が完了して後、エア供給源からホース4にエア圧力が
かけられると、ホース4にはエアによるホース4軸線方
向の伸び力及びホース4軸線に対して垂直方向の膨張力
が作用する。しかしこのとき、ホース4は一定以上の周
方向への膨張及び軸方向への伸びを生じないため、フレ
ーム3を起こすとともに、固定具3aによって挟持され
るスクリーン5を拡開しつつ徐々に張力を持つ扇形状に
拡がる。そして、ホース4外周が管内面に当接すると、
その状態でホース4の拡がりは停止するが、ホース4内
にはエアが飽和状態となるまで供給されるため、ホース
4外周は管内面に当接した状態から徐々に管内面に圧着
される。ホース4外周が管内面に当接した時点でエアの
供給を遮断すると、ホース4は管内面に圧着せずに接触
した状態で保持され、管内を移動するような際には便利
である。
備が完了して後、エア供給源からホース4にエア圧力が
かけられると、ホース4にはエアによるホース4軸線方
向の伸び力及びホース4軸線に対して垂直方向の膨張力
が作用する。しかしこのとき、ホース4は一定以上の周
方向への膨張及び軸方向への伸びを生じないため、フレ
ーム3を起こすとともに、固定具3aによって挟持され
るスクリーン5を拡開しつつ徐々に張力を持つ扇形状に
拡がる。そして、ホース4外周が管内面に当接すると、
その状態でホース4の拡がりは停止するが、ホース4内
にはエアが飽和状態となるまで供給されるため、ホース
4外周は管内面に当接した状態から徐々に管内面に圧着
される。ホース4外周が管内面に当接した時点でエアの
供給を遮断すると、ホース4は管内面に圧着せずに接触
した状態で保持され、管内を移動するような際には便利
である。
【0014】尚、本防護膜1は実施例において管内に使
用することを重点に説明したが、管のみならず例えば掘
削機等によって掘削される掘削穴の内部に持ち込んで拡
げ、掘削機から飛び散る土砂の防護にも適用することが
でき、また自重によって垂下するスクリーン5外縁部分
にもホース4を配し、空間の遮断率を上げることも可能
である。さらに、ホース4を設けずにスクリーン5の外
周端を筒状に形成し、これを直接ホース取付け具に連結
して空気圧をかけることも可能である。また、膨張材と
してエアを使用することは単なる一例に過ぎず、エア以
外の例えばヘリウム等の気体であるとか、水に代表され
る液体であっても得られる効果は同様である。
用することを重点に説明したが、管のみならず例えば掘
削機等によって掘削される掘削穴の内部に持ち込んで拡
げ、掘削機から飛び散る土砂の防護にも適用することが
でき、また自重によって垂下するスクリーン5外縁部分
にもホース4を配し、空間の遮断率を上げることも可能
である。さらに、ホース4を設けずにスクリーン5の外
周端を筒状に形成し、これを直接ホース取付け具に連結
して空気圧をかけることも可能である。また、膨張材と
してエアを使用することは単なる一例に過ぎず、エア以
外の例えばヘリウム等の気体であるとか、水に代表され
る液体であっても得られる効果は同様である。
【0015】
【発明の効果】以上実施例によりその構成及び作用特性
を詳述した本発明の防護膜は、放射状に延びる複数本の
フレームを有し、その先端にそれぞれエア孔を有するホ
ース取付け具を配し、これにフレーム先端を結ぶように
ホースを連結するとともに、フレーム及びホースによっ
て仕切られたそれぞれの空間にスクリーンを張る構成で
あり、ホースを空気圧力によって管内壁に圧着し、スク
リーンによって管内を2つの空間に分離できるため、管
内の清掃作業による粉塵等を本防護膜を境に遮断でき、
吸引機構を用いて一気に粉塵の回収を行い、粉塵の管内
面への再付着を防止することが可能であるとともに、ホ
ースにかかる空気圧を調節して防護膜が管内を移動可能
とできるため、清掃を行った直後から点検作業者が衛生
上問題のない空間で清掃点検を行うことができる。ま
た、同様に清掃時に錆、貝等が飛散する雰囲気において
も、本防護膜で空間を遮断することによって清掃作業者
と点検作業者との分離がはかれ、点検作業者の安全を確
保できる。以上詳述のとおり本発明の防護膜はその構成
によって優れた特有の効果を有するものである。
を詳述した本発明の防護膜は、放射状に延びる複数本の
フレームを有し、その先端にそれぞれエア孔を有するホ
ース取付け具を配し、これにフレーム先端を結ぶように
ホースを連結するとともに、フレーム及びホースによっ
て仕切られたそれぞれの空間にスクリーンを張る構成で
あり、ホースを空気圧力によって管内壁に圧着し、スク
リーンによって管内を2つの空間に分離できるため、管
内の清掃作業による粉塵等を本防護膜を境に遮断でき、
吸引機構を用いて一気に粉塵の回収を行い、粉塵の管内
面への再付着を防止することが可能であるとともに、ホ
ースにかかる空気圧を調節して防護膜が管内を移動可能
とできるため、清掃を行った直後から点検作業者が衛生
上問題のない空間で清掃点検を行うことができる。ま
た、同様に清掃時に錆、貝等が飛散する雰囲気において
も、本防護膜で空間を遮断することによって清掃作業者
と点検作業者との分離がはかれ、点検作業者の安全を確
保できる。以上詳述のとおり本発明の防護膜はその構成
によって優れた特有の効果を有するものである。
【図1】 本発明に係る防護膜の正面図である。
【図2】 本発明に係る防護膜の使用状態を示す一部断
面側面図である。
面側面図である。
【図3】 本発明に係る防護膜におけるホース取付け具
の要部拡大断面図である。
の要部拡大断面図である。
【図4】 図1のA−A線要部拡大端面図であり、スク
リーンのホースへの取付け状態を示すものである。
リーンのホースへの取付け状態を示すものである。
1 防護膜 2 取付け部 2a 貫通孔 2b 取付け穴 3 フレーム 3a 固定具 4 ホース 5 スクリーン 6 ホース取付け具 6a 長パイプ 6b 短パイプ 6c 封鎖面 6d エア孔 7 吸引機構 7a スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】複数本のフレームを放射状に連結し、これ
らフレーム先端を結ぶように膨張材を注入することによ
って拡張する管状部材を連結する一方、前記フレーム及
び管状部材によって仕切られたそれぞれの空間にスクリ
ーンを張ったことを特徴とする防護膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068904A JPH07236866A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 防護膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068904A JPH07236866A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 防護膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07236866A true JPH07236866A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=13387111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6068904A Pending JPH07236866A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 防護膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07236866A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114135327A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-03-04 | 重庆中环建设有限公司 | 适用于软弱地层的小尺径顶管开挖施工端部维稳支撑 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6068904A patent/JPH07236866A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114135327A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-03-04 | 重庆中环建设有限公司 | 适用于软弱地层的小尺径顶管开挖施工端部维稳支撑 |
CN114135327B (zh) * | 2021-12-01 | 2023-09-19 | 重庆中环建设有限公司 | 适用于软弱地层的小尺径顶管开挖施工端部维稳支撑 |
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