JP2851285B2 - コンクリート吹付装置における粉じん除去装置 - Google Patents

コンクリート吹付装置における粉じん除去装置

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JP2851285B2
JP2851285B2 JP63281436A JP28143688A JP2851285B2 JP 2851285 B2 JP2851285 B2 JP 2851285B2 JP 63281436 A JP63281436 A JP 63281436A JP 28143688 A JP28143688 A JP 28143688A JP 2851285 B2 JP2851285 B2 JP 2851285B2
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hood
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air
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喬 岡田
忠信 柏
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Kumagai Gumi Co Ltd
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トンネルの壁面等の吹付け面にコンクリー
トを吹付け、その際、発生する粉じんを除去するコンク
リート吹付装置における粉じん除去装置に関する。
従来技術 現在、トンネルのライニング工法は、NATMが標準工法
になっている。この工法は、トンネルの壁面に直接コン
クリートを吹付けるので、施工が簡単で施工時間も短い
等の種々の利点がある。
ところが、吹付けコンクリート工法は高圧の圧縮空気
を用いて急結剤を混入したコンクリートを吹付けるた
め、粉じんの発生が避けられなかった。そして、この粉
じんは作業者の健康を害するため、大きな問題となって
いた。
このような問題を解決するため、コンクリートを流し
込む等によりコンクリート吹付装置を用いない種々の工
法が提案されている。
しかしながら、何れの工法も施工時間が大幅に延び、
またその設備が大がかりであったりする問題があった。
また、コンクリート吹付装置を用いて、吹付け時に発
生する粉じんを回収することも提案されている。この場
合、ノズルの横に吸じん装置の吸じん口を配置し、吸じ
ん口を含むノズル部分を大きなフードで覆うように構成
している。
かく構成のの粉じん装置では、フードの先端を吹付け
面に押し当ててフード内をほぼ密閉空間にすれば、吸じ
ん作用が働き、粉じんの回収率が高く有効である。
ところが、フードの先端を吹付け面に押し当てると、
コンクリート吹付け部分が見えず、吹付け状態が判らな
いだけでなく、良好なコンクリート吹付けを得るにはノ
ズルから吹付け面までの距離が1m〜1.5mあり、大きなフ
ードが必要という問題が生じた。しかも、吹付け面は凹
凸が激しいことが多くので、密閉空間が作りにくいとい
う問題もあった。
そこで、フードの先端を吹付け面から離すことが考え
られるが、フードの先端を吹付け面から離すと作業能率
は良くなるが、吸じん装置の吸じん作用が大幅に低下
し、粉じんの回収率が悪くなるという問題があった。
発明が解決しようとする課題 本発明は、上述した従来の問題を解消し、作業性を悪
くすることなく、しかもコンクリート吹付け時に発生す
る粉じんの回収性のよいコンクリート吹付装置における
粉じん除去装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、壁面等の吹付け
面にコンクリート吹き付け、その際に発生する粉じんを
除去するコンクリート吹付装置における粉じん除去装置
において、前記コンクリート吹付装置の吹付けノズルの
先端に取り付けられ、コンクリート吹付け方向下流側に
向かうにしたがって漸次大径に形成されているノズルフ
ードと、該ノズルフードの外側全周を、隙間を持って覆
い、先端が前記ノズルフードよりもコンクリート吹付け
側に延びて形成されている第2フードと、前記ノズルフ
ードと該第2フードとの隙間が第1空気流路として構成
され、該第1空気流路にコンクリート吹付け方向と反対
方向の吸引空気流を形成する吸引部と、該吸引部により
吸引された空気中に含まれた粉じんを除去する集じん部
とを有し、前記吸引部が前記ノズルフード先端部の空気
を吸引することを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するため、本発明は、壁面等
の吹付け面にコンクリートを吹き付け、その際に発生す
る粉じんを除去するコンクリート吹付装置における粉じ
ん除去装置において、前記コンクリート吹付装置の吹付
けノズルの先端に取り付けられ、コンクリート吹付け方
向下流側に向かうにしたがって漸次大径に形成されてい
るノズルフードと、該ノズルフードの外側全周を、隙間
を持って覆い、先端が前記ノズルフードよりもコンクリ
ート吹付け側に延びて形成されている第2フードと、前
記ノズルフードと該第2フードとの隙間が第1空気流路
として構成され、該第1空気流路にコンクリート吹付け
方向と反対方向の吸引空気流を形成する吸引部と、該吸
引部により吸引された空気中に含まれた粉じんを除去す
る集じん部と、前記第2フードの外側全周を、隙間を持
って覆う第3フードと、前記第2フードと該第3フード
との隙間が第2空気流路として構成され、該第2空気流
路にコンクリート吹付け方向と同方向の空気流を形成す
る送風部とを有し、前記吸引部が前記ノズルフード先端
部の空気を吸引し、前記送風部が前記第2フード先端部
から空気を送風することを特徴としている。
なお、本発明は、前記吸引部と前記送風部とが1つの
ファンを兼用しており、前記第1空気流路が該ファンの
吸引側に接続され、前記第2空気流路が該ファンの送風
側に接続されていると、効果的である。
作用 請求項1の構成によれば、吹付けノズルの先端にノズ
ルフードを取り付け、そのノズルフードの吹付け面側の
径が吹付けノズル側の径よりも大きくしているので、粉
じんの発生するノズルフード先端部分での吸じん力が低
下せず、回収性がよくなる。
請求項2の構成によれば、外周側の第2空気流路が環
状なので、排出する空気がエアーカーテンの役目をし
て、第3フードが吹付け面から離れていても、粉じんが
外部へ飛散しにくい。しかも、エアーカーテン内では第
1空気流路から空気を吸引しており、第2空気流路から
吹き出した空気が第1空気流路へ吸入される空気の流れ
が形成され、この空気流に粉じんが乗るので、粉じんの
殆どは吸引されて除去される。
請求項3の構成によれば、1つのファンで吸引部と送
風部とを兼用できすることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図及び第2図において、符号1はコンクリート吹
付装置、2はそのノズルであり、本例のコンクリート吹
付装置1は乾式吹付装置である。すなわち、急結剤を混
入した乾式のコンクリート材料を圧搾空気で搬送し、ノ
ズル2の近くで水を供給して吹付ける吹付装置である。
ノズル2には、ノズルフード3が取り付けられ、その
外周側には間隔を持って覆う第2フードとしての中間フ
ード4が配設され、ノズル2及びノズルフード3と中間
フード4の間に第1空気流路として構成された吸引路5
が設けられている。中間フード4の外周側には、第3フ
ードとしての外フード6が配設され、中間フード4と外
フード6が配設され、中間フード4と外フード6の間に
第2空気流路として構成された吹出し路7が設けられて
いる。なお、外フード6は中間フード4に、中間フード
4はノズル2に夫々支持され、ノズル2は図示していな
いロボットアームに装着されている。
上記吸引路5には、吸引ファン8と集じん器9とで構
成された集じん装置が接続されている。また、吹出し路
7には送風ファン10として構成された送風手段が接続さ
れ、送風ファン10は本実施例の場合、上記集じん器9に
接続されている。
上記吹出し路7は、送風がエアーカーテン状になるよ
うに、吹出し口7aの幅が比較的幅の狭く更に第2図に示
すように環状に形成されている。そして、更にその送風
が内側へ向くように吹出し路7の送風口が内側に湾曲さ
れ、送風の吹出し口7aの径よりも吹付け面に当る部分の
径が小さくなるように設定されている。また、吸引路5
は後述する粉じん発生部分の吸引力を得るため、ノズル
フード3の吹付け面側の径が吹付けノズル側の径よりも
大きくしている。これにより、ノズル2先端の吸引口部
の開口面積とノズルフード3の先端部の開口断面積とが
ほぼ差がなくなり、粉じん発生部分に強力な吸引力が得
られる。
かく構成された粉じん除去装置は、コンクリートを吹
付け面に吹付けると、点線で囲った部分に粉じんが発生
する。この粉じんは、吹出し路7から吸引路5へ吸入さ
れる空気の流れに乗り、集じん器9へ送られる。すなわ
ち、吹出し路7からの送風は内側へ向けられ、吹付け面
11に当って反射する送風の多くは内側と向い、しかも吸
引路5の吸引力が点線で囲った部分でも強力なので、粉
じんは集じん器9へ送られる。そして、粉じんは集じん
器9を通過するとことにより除去され、クリーンな空気
は送風ファン10の作用で再び吹出し路7へ送られる。ま
た、粉じんは吹出し路7から吸引路5へ吸入される空気
の流れにより回収するので、吹付け時に3個のフード中
最長の外フード6が吹付け面11から離しても十分回収で
きる。
かくして、本発明では外側から内側へ入り込む空気流
を形成することで、粉じんを外部へ飛散させることなく
除去できる。
効果 上記構成によれば、本発明はコンクリート吹付装置を
使用しても、その利点を損なうことなく粉じんを除去で
きた。しかも、コンクリート吹付け施工が容易で、構造
も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第
1図のII−II線に従う断面図である。 1……コンクリート吹付装置 2……ノズル 3……ノズルフード 4……中間フード 5……吸引路 6……外フード 7……吹出し路 8……吸引ファン 9……集じん器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−192160(JP,A) 特開 昭61−176800(JP,A) 特開 昭62−23465(JP,A) 実開 昭60−49951(JP,U) 特公 昭48−23169(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/02 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面等の吹付け面にコンクリートを吹き付
    け、その際に発生する粉じんを除去するコンクリート吹
    付装置における粉じん除去装置において、 前記コンクリート吹付装置の吹付けノズルの先端に取り
    付けられ、コンクリート吹付け方向下流側に向かうにし
    たがって漸次大径に形成されているノズルフードと、該
    ノズルフードの外側全周を、隙間を持って覆い、先端が
    前記ノズルフードよりもコンクリート吹付け側に延びて
    形成されている第2フードと、前記ノズルフードと該第
    2フードとの隙間が第1空気流路として構成され、該第
    1空気流路にコンクリート吹付け方向と反対方向の吸引
    空気流を形成する吸引部と、該吸引部により吸引された
    空気中に含まれた粉じんを除去する集じん部とを有し、
    前記吸引部が前記ノズルフード先端部の空気を吸引する
    ことを特徴とする粉じん除去装置。
  2. 【請求項2】壁面等の吹付け面にコンクリートを吹き付
    け、その際に発生する粉じんを除去するコンクリート吹
    付装置における粉じん除去装置において、 前記コンクリート吹付装置の吹付けノズルの先端に取り
    付けられ、コンクリート吹付け方向下流側に向かうにし
    たがって漸次大径に形成されているノズルフードと、該
    ノズルフードの外側全周を、隙間を持って覆い、先端が
    前記ノズルフードよりもコンクリート吹付け側に延びて
    形成されている第2フードと、前記ノズルフードと該第
    2フードとの隙間が第1空気流路として構成され、該第
    1空気流路にコンクリート吹付け方向と反対方向の吸引
    空気流を形成する吸引部と、該吸引部により吸引された
    空気中に含まれた粉じんを除去する集じん部と、前記第
    2フードの外側全周を、隙間を持って覆う第3フード
    と、前記第2フードと該第3フードとの隙間が第2空気
    流路として構成され、該第2空気流路コンクリート吹付
    け方向と同方向の空気流を形成する送風部とを有し、前
    記吸引部が前記ノズルフード先端部の空気を吸引し、前
    記送風部が前記第2フード先端部から空気を送風するこ
    とを特徴とする粉じん除去装置。
  3. 【請求項3】前記吸引部と前記送風部とが1つのファン
    を兼用しており、前記第1空気流路が該ファンの吸引側
    に接続され、前記第2空気流路が該ファンの送風側に接
    続されていることを特徴とする、請求項2に記載の粉じ
    ん除去装置。
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