JPH07236461A - 食品の殺菌処理方法および装置 - Google Patents
食品の殺菌処理方法および装置Info
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- JPH07236461A JPH07236461A JP5500694A JP5500694A JPH07236461A JP H07236461 A JPH07236461 A JP H07236461A JP 5500694 A JP5500694 A JP 5500694A JP 5500694 A JP5500694 A JP 5500694A JP H07236461 A JPH07236461 A JP H07236461A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オゾンを多量に含んだ処理水を簡易に生成
し、かかる処理水と超微細気泡化されたオゾンによって
食品に付着する細菌を殺菌すると共に、処理水中の固形
物の除去を容易にする。 【構成】 処理水をポンプによって循環使用する方法で
あって、オゾン発生器により発生されたオゾンを含んだ
混合空気と、ポンプによって吸引された処理水との流体
を流体混合装置５によって分散、反転、渦流、剪断によ
る混合を繰り返して混合空気を超微細気泡と成して殺菌
処理槽に返送する。
し、かかる処理水と超微細気泡化されたオゾンによって
食品に付着する細菌を殺菌すると共に、処理水中の固形
物の除去を容易にする。 【構成】 処理水をポンプによって循環使用する方法で
あって、オゾン発生器により発生されたオゾンを含んだ
混合空気と、ポンプによって吸引された処理水との流体
を流体混合装置５によって分散、反転、渦流、剪断によ
る混合を繰り返して混合空気を超微細気泡と成して殺菌
処理槽に返送する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は野菜、果実等の食品を浸
漬処理して殺菌を行う様にした食品の殺菌装置に関する
ものである。
漬処理して殺菌を行う様にした食品の殺菌装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、野菜、果実等の食品に付着する細
菌を殺菌する方法としては、東京都の水道水を使用し、
15分間浸漬した場合でも、キャベツでビタミンＣが14.7
％、米でビタミンＢ１が8.6 ％、牛レバーでビタミンＢ
２が7.4 ％、の割合で損失し、これが次塩素酸ナトリウ
ム等の塩素系化合物が高濃度で含まれる処理水であれば
更に一層、ビタミンＣ、Ｂ１、Ｂ２等のミネラル成分が
破壊されて栄養価値が低減すると共に、ハロメタン系の
発癌性物質が生成され、食品の安全性が害される欠点を
有していた。
菌を殺菌する方法としては、東京都の水道水を使用し、
15分間浸漬した場合でも、キャベツでビタミンＣが14.7
％、米でビタミンＢ１が8.6 ％、牛レバーでビタミンＢ
２が7.4 ％、の割合で損失し、これが次塩素酸ナトリウ
ム等の塩素系化合物が高濃度で含まれる処理水であれば
更に一層、ビタミンＣ、Ｂ１、Ｂ２等のミネラル成分が
破壊されて栄養価値が低減すると共に、ハロメタン系の
発癌性物質が生成され、食品の安全性が害される欠点を
有していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はオゾンを多量
に含んだ処理水を簡易に生成し、かかる処理水と超微細
気泡化されたオゾンによって食品に付着する細菌を殺菌
すると共に、処理水中の固形物の除去を容易にする食品
の殺菌処理方法および装置を提供せんとするものであ
る。
に含んだ処理水を簡易に生成し、かかる処理水と超微細
気泡化されたオゾンによって食品に付着する細菌を殺菌
すると共に、処理水中の固形物の除去を容易にする食品
の殺菌処理方法および装置を提供せんとするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく食品の栄養価値の低減、安全性等の課題に鑑み、
オゾンを含んだ混合空気を超微細気泡と成して処理水と
混合させ、かかる混合流体を処理水に混入し、処理水に
オゾンを高速に溶解させてオゾン飽和状態と成した処理
水を生成し、かかる処理水と超微細気泡化されたオゾン
によって食品に付着する細菌を殺菌することを要旨とす
る食品の殺菌装置を提供して上記欠点を解消せんとした
ものである。
基づく食品の栄養価値の低減、安全性等の課題に鑑み、
オゾンを含んだ混合空気を超微細気泡と成して処理水と
混合させ、かかる混合流体を処理水に混入し、処理水に
オゾンを高速に溶解させてオゾン飽和状態と成した処理
水を生成し、かかる処理水と超微細気泡化されたオゾン
によって食品に付着する細菌を殺菌することを要旨とす
る食品の殺菌装置を提供して上記欠点を解消せんとした
ものである。
【０００５】殺菌処理槽内の一定量の処理水を循環経路
中のポンプによって循環使用する装置であって、循環経
路の戻り経路をポンプの入口側に接続し、該ポンプの出
口側に流体を分散、反転、渦流、剪断によって混合する
流体混合装置を接続し、該流体混合装置に循環経路の送
り経路を接続すると共に、該送り経路と殺菌処理槽の底
部に配設した多数の吐出孔を有する分散器を接続してい
る。
中のポンプによって循環使用する装置であって、循環経
路の戻り経路をポンプの入口側に接続し、該ポンプの出
口側に流体を分散、反転、渦流、剪断によって混合する
流体混合装置を接続し、該流体混合装置に循環経路の送
り経路を接続すると共に、該送り経路と殺菌処理槽の底
部に配設した多数の吐出孔を有する分散器を接続してい
る。
【０００６】オゾン発生器により発生されたオゾンを含
んだ混合空気と、ポンプよって吸引された処理水を流体
混合装置によって分散、反転、渦流、剪断による混合を
繰り返してオゾンを処理水に溶解させ、且つ未溶解残存
オゾンと空気の混合空気は超微細気泡と成して殺菌処理
槽に返送している。
んだ混合空気と、ポンプよって吸引された処理水を流体
混合装置によって分散、反転、渦流、剪断による混合を
繰り返してオゾンを処理水に溶解させ、且つ未溶解残存
オゾンと空気の混合空気は超微細気泡と成して殺菌処理
槽に返送している。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１は本発明に係る食品の殺菌処理装置であり、
該殺菌処理装置１は一定量の水道水、純水、天然水、地
下水等の処理水を循環経路中に介装するポンプ３によっ
て循環使用するものにして、殺菌処理槽２の底部に多数
の吐出孔を有する分散器４を配設し、該分散器４の入口
側と流体混合装置５の出口側とを循環経路の送り経路2a
にて接続すると共に、該流体混合装置５の入口側にポン
プ３の出口側を接続し、該ポンプ３の入口側には循環経
路の戻り経路2bを接続している。
すると、１は本発明に係る食品の殺菌処理装置であり、
該殺菌処理装置１は一定量の水道水、純水、天然水、地
下水等の処理水を循環経路中に介装するポンプ３によっ
て循環使用するものにして、殺菌処理槽２の底部に多数
の吐出孔を有する分散器４を配設し、該分散器４の入口
側と流体混合装置５の出口側とを循環経路の送り経路2a
にて接続すると共に、該流体混合装置５の入口側にポン
プ３の出口側を接続し、該ポンプ３の入口側には循環経
路の戻り経路2bを接続している。
【０００８】又、分散器４にはオゾンによって脆弱化さ
れない塩化ビニール、エアーストーン等の多孔管、ポー
ラススラブ、レオポルドブロック等があり、好ましくは
分散器４を殺菌処理槽２の底部に均一に配設している。
れない塩化ビニール、エアーストーン等の多孔管、ポー
ラススラブ、レオポルドブロック等があり、好ましくは
分散器４を殺菌処理槽２の底部に均一に配設している。
【０００９】６はオゾン発生器であり、該オゾン発生器
６におけるオゾン送出側をポンプ３の入口側に接続して
循環経路中を流動する処理水内にオゾンを含んだ混合空
気を加圧注入したり、又オゾン送出側をエジェクター７
を介してポンプ３の出口側に接続し、循環経路中を流動
する処理水内にオゾンを含んだ混合空気を吸引注入させ
ている。
６におけるオゾン送出側をポンプ３の入口側に接続して
循環経路中を流動する処理水内にオゾンを含んだ混合空
気を加圧注入したり、又オゾン送出側をエジェクター７
を介してポンプ３の出口側に接続し、循環経路中を流動
する処理水内にオゾンを含んだ混合空気を吸引注入させ
ている。
【００１０】流体混合装置５は円筒状のケーシング８の
両端の開口部に夫々外周方向に突出するフランジ９、9a
が形成され、該フランジ９、9aに入口10および出口11を
中央に形成した蓋体12、12a を着脱自在に装着してい
る。
両端の開口部に夫々外周方向に突出するフランジ９、9a
が形成され、該フランジ９、9aに入口10および出口11を
中央に形成した蓋体12、12a を着脱自在に装着してい
る。
【００１１】13はケーシング８の中空内部に複数配列し
た混合エレメントであり、該混合エレメント13は図６、
図７に示す様に、互いに対向する面に前面開放の多角形
状の小室14、14a …をハニカム状に多数配列した大小２
枚の円板15、16を一組みとし、これを同心的に重合させ
ている。
た混合エレメントであり、該混合エレメント13は図６、
図７に示す様に、互いに対向する面に前面開放の多角形
状の小室14、14a …をハニカム状に多数配列した大小２
枚の円板15、16を一組みとし、これを同心的に重合させ
ている。
【００１２】又、前記大径な円板15はケーシング８の内
径に密接する外径にて形成されると共に、中央に流通孔
18が穿設され、一方、小径な円板16の外径はケーシング
８の内周面から離間して該内周面との間に流通路19が形
成される大きさと成している。
径に密接する外径にて形成されると共に、中央に流通孔
18が穿設され、一方、小径な円板16の外径はケーシング
８の内周面から離間して該内周面との間に流通路19が形
成される大きさと成している。
【００１３】尚、小室14、14a …は多角形であれば良
く、例えば菱形と成しても良い。
く、例えば菱形と成しても良い。
【００１４】又、図８に示す様に大径な円板15の小室1
4、14a …と、小径な円板16の小室14、14a …とは互い
の小室14、14a …が対向する他の複数の小室14、14a …
に連通する様に位置を違えて配列されている。
4、14a …と、小径な円板16の小室14、14a …とは互い
の小室14、14a …が対向する他の複数の小室14、14a …
に連通する様に位置を違えて配列されている。
【００１５】そして、これら混合エレメント13は互いに
同径の円板が隣接するように重ね合わせてケーシング８
の中空内部に直列的に配設する。
同径の円板が隣接するように重ね合わせてケーシング８
の中空内部に直列的に配設する。
【００１６】又、ケーシング８の入口10および出口11に
流通孔18が対応するように両側には大径な円板15を配置
している。
流通孔18が対応するように両側には大径な円板15を配置
している。
【００１７】又、他の実施例としては、図10、図11に示
す様に、混合エレメント13を構成する大小２枚の円板1
5、16の中心部を除く夫々の小室14、14a …の底面中央
に、該小室14、14a …の上面の高さより低くした突起20
を設ける。
す様に、混合エレメント13を構成する大小２枚の円板1
5、16の中心部を除く夫々の小室14、14a …の底面中央
に、該小室14、14a …の上面の高さより低くした突起20
を設ける。
【００１８】次に本発明に係る食品の殺菌処理方法につ
いて説明すると、オゾン発生器６により発生されたオゾ
ンを含んだ混合空気と、ポンプ３よって吸引された殺菌
処理槽２内の処理水との２種類の流体を流体混合装置５
によって分散、反転、渦流、剪断作用による混合を繰り
返して流体中の混合空気を超微細気泡と成して殺菌処理
槽２に分散器４を介して返送すると、この超微細気泡を
含んだ流体中のオゾンは気液接触の面積が著しく増大す
ると共に、上昇速度が極めて遅くなるため気液接触時間
が超時間と成ることにより、オゾンの溶存量が飽和する
まで高速に処理水中に溶解されて上記流体混合装置５中
でのオゾン溶解と相俟って高濃度の溶存オゾン量を持つ
殺菌能力の高い処理水が生成され、かかる処理水と超微
細気泡化されたオゾンは、野菜、カット野菜等の食品の
表面の隅々までいきわたり表面に付着している細菌と接
触して殺菌する。
いて説明すると、オゾン発生器６により発生されたオゾ
ンを含んだ混合空気と、ポンプ３よって吸引された殺菌
処理槽２内の処理水との２種類の流体を流体混合装置５
によって分散、反転、渦流、剪断作用による混合を繰り
返して流体中の混合空気を超微細気泡と成して殺菌処理
槽２に分散器４を介して返送すると、この超微細気泡を
含んだ流体中のオゾンは気液接触の面積が著しく増大す
ると共に、上昇速度が極めて遅くなるため気液接触時間
が超時間と成ることにより、オゾンの溶存量が飽和する
まで高速に処理水中に溶解されて上記流体混合装置５中
でのオゾン溶解と相俟って高濃度の溶存オゾン量を持つ
殺菌能力の高い処理水が生成され、かかる処理水と超微
細気泡化されたオゾンは、野菜、カット野菜等の食品の
表面の隅々までいきわたり表面に付着している細菌と接
触して殺菌する。
【００１９】ここで、オゾンの超微細気泡化について説
明すると、オゾン発生器６によって得られたオゾンと酸
素等との混合空気と、処理水の２種類の流体をポンプ
３、エジェクター７を介して流体混合装置５の入口10か
らケーシング８の中空内部に圧送すると、図５に示す矢
印のように上流側の混合エレメント13の流通孔18からそ
の内部に達し、小径な円板16により直進進路を妨げられ
て方向を変え、互いに連通する小室14、14a …を経て中
央部から外側に向かって放射状に分散、蛇行しながら移
動する。
明すると、オゾン発生器６によって得られたオゾンと酸
素等との混合空気と、処理水の２種類の流体をポンプ
３、エジェクター７を介して流体混合装置５の入口10か
らケーシング８の中空内部に圧送すると、図５に示す矢
印のように上流側の混合エレメント13の流通孔18からそ
の内部に達し、小径な円板16により直進進路を妨げられ
て方向を変え、互いに連通する小室14、14a …を経て中
央部から外側に向かって放射状に分散、蛇行しながら移
動する。
【００２０】かかる移動時においては、小室14、14a …
を構成する複数の側壁に衝突して流れは複雑に反転し、
渦流となると共に、流体の小室14、14a …への流入時に
は、該小室14、14a …の鋭角な側壁を通過する際の対流
現象化によって流体に剪断力が働き、流体中の混合空気
は順次超微細球状化される。
を構成する複数の側壁に衝突して流れは複雑に反転し、
渦流となると共に、流体の小室14、14a …への流入時に
は、該小室14、14a …の鋭角な側壁を通過する際の対流
現象化によって流体に剪断力が働き、流体中の混合空気
は順次超微細球状化される。
【００２１】この様に、上流側の混合エレメント13を通
過することによって分散、反転、渦流、剪断作用を繰り
返しながらケーシング８の内周面に到達した流体は、そ
のケーシング８の内周面と小径な円板16とによって形成
された流通路19から下流側の混合エレメント13の各小室
14、14a …に入り、上述の様な分散、反転、渦流、剪断
作用を繰り返しながら中央部に集合され、再び流通孔18
から下流側の混合エレメント13に入り、そして再度各小
室14、14a …を経ながら中央部から外側に向かって放射
状に分散、蛇行を繰り返しつつ順次混合エレメント13の
内部を移動し、最終的に出口11より混合空気の超微細気
泡を含んだ流体として排出されるのである。
過することによって分散、反転、渦流、剪断作用を繰り
返しながらケーシング８の内周面に到達した流体は、そ
のケーシング８の内周面と小径な円板16とによって形成
された流通路19から下流側の混合エレメント13の各小室
14、14a …に入り、上述の様な分散、反転、渦流、剪断
作用を繰り返しながら中央部に集合され、再び流通孔18
から下流側の混合エレメント13に入り、そして再度各小
室14、14a …を経ながら中央部から外側に向かって放射
状に分散、蛇行を繰り返しつつ順次混合エレメント13の
内部を移動し、最終的に出口11より混合空気の超微細気
泡を含んだ流体として排出されるのである。
【００２２】混合空気における超微細気泡の粒径につい
ては、流体の移動距離により比例的に増加する分散、反
転、渦流、剪断作用によって順次細分化されるのであっ
て、本実施例の流体混合装置５では、図６、７に示す大
小２枚の円板15、16の外径を10〜15ｃｍ2 として混合エ
レメント13を５組〜20組を組み合わせ、送気圧力を１〜
８Ｋｇ／ｃｍ2 、送水量13〜22リットル／分、送気量３
〜10リットル／分にて行った処、粒径１〜５ミクロン程
度の大きさと成った。
ては、流体の移動距離により比例的に増加する分散、反
転、渦流、剪断作用によって順次細分化されるのであっ
て、本実施例の流体混合装置５では、図６、７に示す大
小２枚の円板15、16の外径を10〜15ｃｍ2 として混合エ
レメント13を５組〜20組を組み合わせ、送気圧力を１〜
８Ｋｇ／ｃｍ2 、送水量13〜22リットル／分、送気量３
〜10リットル／分にて行った処、粒径１〜５ミクロン程
度の大きさと成った。
【００２３】又、小室14、14a …に突起20を設けること
により、流体の流れに乱れを積極的に生じさせることが
可能となり、一層混合効率を高めることができ、又突起
20を中心部に近づくに従って順次小さくすることによ
り、各小室14、14a …の容積を均一化し、スムーズな流
体の流れを確保できる。
により、流体の流れに乱れを積極的に生じさせることが
可能となり、一層混合効率を高めることができ、又突起
20を中心部に近づくに従って順次小さくすることによ
り、各小室14、14a …の容積を均一化し、スムーズな流
体の流れを確保できる。
【００２４】流体混合装置５は上記の様に全く駆動およ
び可動部を有していないため、構造が簡素となり、コン
パクト化も容易となり、しかも混合効率も極めて高く、
かつ気体の超微細気泡化も簡単に行うことができると共
に、流体が径方向に拡散したり、中心側へ集中し、且つ
屈曲流路であるため狭い容積内で流体の混合に必要な流
動距離を充分に確保できる利点を奏する。
び可動部を有していないため、構造が簡素となり、コン
パクト化も容易となり、しかも混合効率も極めて高く、
かつ気体の超微細気泡化も簡単に行うことができると共
に、流体が径方向に拡散したり、中心側へ集中し、且つ
屈曲流路であるため狭い容積内で流体の混合に必要な流
動距離を充分に確保できる利点を奏する。
【００２５】
【発明の効果】要するに本発明は、殺菌処理槽２内の一
定量の処理水をポンプ３によって循環使用する方法であ
って、ポンプ３の出口側に流体混合装置５を接続すると
共に、ポンプ３の入口側にオゾン発生器６を接続してな
り、該オゾン発生器６により発生されたオゾンを含んだ
混合空気と、ポンプ３によって吸引された処理水を流体
混合装置５によって分散、反転、渦流、剪断による混合
を繰り返して混合空気を超微細気泡と成して殺菌処理槽
２に返送したので、超微細気泡化された流体中のオゾン
は気液接触の面積が著しく増大するため、オゾンが飽和
するまで高速に処理水中に溶解させた処理水と成すこと
ができ、かかる処理水は野菜、カット野菜等の食品の表
面の隅々までいきわたるため、食品表面に付着している
細菌と接触して殺菌できる。
定量の処理水をポンプ３によって循環使用する方法であ
って、ポンプ３の出口側に流体混合装置５を接続すると
共に、ポンプ３の入口側にオゾン発生器６を接続してな
り、該オゾン発生器６により発生されたオゾンを含んだ
混合空気と、ポンプ３によって吸引された処理水を流体
混合装置５によって分散、反転、渦流、剪断による混合
を繰り返して混合空気を超微細気泡と成して殺菌処理槽
２に返送したので、超微細気泡化された流体中のオゾン
は気液接触の面積が著しく増大するため、オゾンが飽和
するまで高速に処理水中に溶解させた処理水と成すこと
ができ、かかる処理水は野菜、カット野菜等の食品の表
面の隅々までいきわたるため、食品表面に付着している
細菌と接触して殺菌できる。
【００２６】又、オゾンは超微細気泡化されていること
により、処理水と同様に食品の表面に付着している細菌
と接触して殺菌することができ、又超微細気泡化された
混合空気は処理水中の固形物に付着しやすいため、かか
る固定物を処理水の表面上に浮動できるために除去し易
くなる。
により、処理水と同様に食品の表面に付着している細菌
と接触して殺菌することができ、又超微細気泡化された
混合空気は処理水中の固形物に付着しやすいため、かか
る固定物を処理水の表面上に浮動できるために除去し易
くなる。
【００２７】又、殺菌処理槽２の底部に多数の吐出孔を
有する分散器４を配設し、該分散器４の入口側を流体混
合装置５の出口側と接続するので、超微細気泡化された
混合空気を処理水中に均一に供給することができる等そ
の実用的効果甚だ大なるものである。
有する分散器４を配設し、該分散器４の入口側を流体混
合装置５の出口側と接続するので、超微細気泡化された
混合空気を処理水中に均一に供給することができる等そ
の実用的効果甚だ大なるものである。
【図１】本発明に係る食品の殺菌装置のシステム図であ
る。
る。
【図２】同上他の実施例のシステム図である。
【図３】同上殺菌装置における殺菌処理槽の平面図であ
る。
る。
【図４】同上殺菌装置における殺菌処理槽の他の実施例
の平面図である。
の平面図である。
【図５】流体混合装置全体の断面図である。
【図６】混合エレメントを構成する大径な円板の斜視図
である。
である。
【図７】混合エレメントを構成する小径な円板の斜視図
である。
である。
【図８】流体混合装置全体の要部を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図９】流体混合装置全体の要部の他の実施例を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図１０】流体混合装置全体の要部の他の実施例を示す
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図１１】流体混合装置全体の要部の他の実施例を示す
拡大断面図である。
拡大断面図である。
２ 殺菌処理槽 ３ ポンプ ４ 分散器 ５ 流体混合装置 ６ オゾン発生器
Claims (3)
- 【請求項１】 殺菌処理槽内の一定量の処理水をポンプ
によって循環使用する方法であって、ポンプの出口側に
流体混合装置を接続すると共に、ポンプの入口側にオゾ
ン発生器を接続してなり、該オゾン発生器により発生さ
れたオゾンを含んだ混合空気と、ポンプよって吸引され
た処理水との流体を流体混合装置によって分散、反転、
渦流、剪断による混合を繰り返してオゾンを処理水に溶
解させ、且つ未溶解残存オゾンと空気の混合空気は超微
細気泡と成して殺菌処理槽に返送したことを特徴とする
食品の殺菌処理方法。 - 【請求項２】 殺菌処理槽内の一定量の処理水を循環経
路中のポンプによって循環使用する装置であって、循環
経路の戻り経路をポンプの入口側に接続し、該ポンプの
出口側に流体を分散、反転、渦流、剪断によって混合す
る流体混合装置を接続し、該流体混合装置に循環経路の
送り経路を接続すると共に、ポンプの入口側若しくは出
口側にオゾン発生器を接続したことを特徴とする食品の
殺菌処理装置。 - 【請求項３】 殺菌処理槽の底部に多数の吐出孔を有す
る分散器を配設し、該分散器の入口側を流体混合装置の
出口側と接続することを特徴とする請求項２記載の食品
の殺菌処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5500694A JPH07236461A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 食品の殺菌処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5500694A JPH07236461A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 食品の殺菌処理方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07236461A true JPH07236461A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12986578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5500694A Pending JPH07236461A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 食品の殺菌処理方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07236461A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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