JPH07236189A - 遠隔監視制御システムの操作用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの操作用端末器

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JPH07236189A
JPH07236189A JP2573094A JP2573094A JPH07236189A JP H07236189 A JPH07236189 A JP H07236189A JP 2573094 A JP2573094 A JP 2573094A JP 2573094 A JP2573094 A JP 2573094A JP H07236189 A JPH07236189 A JP H07236189A
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Susumu Nakano
進 中埜
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄型の遠隔監視制御システムの操作用端末器を
提供する。 【構成】スイッチSWは押釦スイッチであって、前面が
開口したボディ10に納装される。ボディ10の前面に
はハンドルユニット20が覆着され、ボディ10とハン
ドルユニット20とによりケース1が構成される。ハン
ドルユニット20は、ボディ10の一側縁に沿って固定
される固定バー21を備える。また、スイッチSWに押
力を作用させるハンドル体23が、ヒンジ部22を介し
て固定バー21に対して揺動自在に枢着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送処理装置に時分割
多重接続方式で接続された端末器を備え、負荷を接続し
た端末器を操作するための操作データを発生させるスイ
ッチを備えた遠隔監視制御システムの操作用端末器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で2線式の信号
線を介して伝送処理装置に接続した遠隔監視制御システ
ムが考えられている。操作用端末器および制御用端末器
には各別にアドレスが設定されており、伝送処理装置は
アドレスによって各操作用端末器および各制御用端末器
を個別に認識する。操作用端末器はスイッチを備え、こ
のスイッチの操作により発生した割り込み信号を伝送処
理装置に伝送する。伝送処理装置は割り込み信号を受信
すると割り込みを要求している操作用端末器を検索し、
さらに検索した操作用端末器とアドレスによって対応関
係があらかじめ設定されている制御用端末器に対して制
御データを伝送する。制御データを受け取った制御用端
末器では、接続されている負荷をスイッチの操作に対応
させて制御する。
【0003】さらに詳しく説明すると、遠隔監視制御シ
ステムは、たとえば図45に示す構成を有する。伝送処
理装置81には、スイッチSWの操作状態を監視する複
数個の操作用端末器82、負荷Lを制御する複数個の制
御用端末器83が2線式の信号線Lsを介して接続され
る。操作用端末器82、制御用端末器83には、それぞ
れ個別のアドレスが設定され、このアドレスを用いて伝
送処理装置81が操作用端末器82、制御用端末器83
を個別に認識する。
【0004】伝送処理装置81は信号線Lsに対して、
図46(a)(b)のようなフォーマットの伝送信号V
sを送出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開
始を示すスタートパルスST、信号モードを示すモード
データ信号MD、操作用端末器82や制御用端末器83
を各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送するアド
レスデータ信号AD、負荷Lを制御する制御データを伝
送する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するため
のチェックサムデータ信号CS、操作用端末器82や制
御用端末器83からの返送データ信号を受信するタイム
スロットである信号返送期間WTよりなる複極(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている。
【0005】各操作用端末器82および各制御用端末器
83では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡す
ることにより送出される信号)として返送する。
【0006】また、伝送処理装置81には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとしたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り
込み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器82でス
イッチSWの操作に伴って発生した図46(c)のよう
な割り込み信号Viを受信したときに、割り込み信号V
iを発生した操作用端末器82を検索し、その操作用端
末器82に設定されているアドレスデータを返信データ
として返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信手
段によってダミー伝送信号を信号線Lsに送出し、スイ
ッチSWの操作に伴って操作用端末器82から発生した
割り込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信
号STに同期して検出すると、伝送処理装置81からは
割り込み処理手段によってモードデータ信号MDをアド
レス確認モードとした伝送信号Vsを信号線Lsに送出
する。各操作用端末器82では、割り込み信号Viを発
生すると割り込みの要求を行う割り込みフラグを設定
し、割り込みフラグが設定されている操作用端末器82
ではモードデータ信号MDがアドレス確認モードの伝送
信号Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号返送期
間WTに同期して操作用端末器82に設定されているア
ドレスデータを返信データとして返送する。このように
して伝送処理装置81では割り込み信号Viを発生した
操作用端末器82のアドレスを獲得することができる。
【0007】伝送処理装置81では、割り込み信号Vi
を発生した操作用端末器82のアドレスを獲得すると、
スイッチSWに対する対応関係があらかじめ設定されて
いる負荷Lを接続した制御用端末器83に伝送する制御
データを生成するとともに、その制御データを含む伝送
信号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御用端末器
83に制御データを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】操作用端末器82や制御用端末器83で
は、それぞれ信号線Lsを伝送されている伝送信号Vs
を全波整流し安定化することによって内部回路の動作用
の電源を得るようになっている。制御用端末器83に接
続される負荷Lについては別途に電源を設けている。と
ころで、この種の遠隔監視制御システムに用いる操作用
端末器82として、図47、図48あるいは図49、図
50に示すようなものが提供されている。図47、図4
8に示すものは、負荷Lのオン・オフを指示するスイッ
チSWを4個設けたものであって、図49、図50に示
すものは、照明負荷を負荷Lとする場合に照明負荷の光
量増加、光量減少、点灯・消灯をそれぞれ指示する3個
のスイッチSW1 〜SW3 を設け、かつ負荷Lの調光レ
ベルを表示するレベル表示部Lbを備えている。これら
の操作用端末器82のケース1には、取付枠60の後方
に後部が突出する形のものが採用されており、壁面等の
被取付面に対して後部を埋入させた形で被取付面に取着
されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、複数台
の操作用端末器82を連設しようとすれば、操作用端末
器82の台数分の大きさの取付孔を被取付面に形成する
ことが必要であり、施工作業に手間がかかるという問題
がある。また、スイッチSW,SW1 〜SW3 の操作を
容易にするために、大形の操作ハンドル100を設けて
いるが、この操作ハンドル100はケース1とは別体に
設けられてケース1に装着されているから、奥行寸法が
大きくなるという問題もある。
【0010】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、ケースの後面が被取付面よりも前方に位置す
るように取り付けることによって、被取付面への取付孔
を形成作業をほとんど必要とせず簡単な施工作業で取り
付けることができるようにし、かつ薄形に形成すること
ができるようにした遠隔監視制御システムの操作用端末
器を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、各別
にアドレスを有する複数個の端末器を2線式の信号線を
介して伝送処理装置に時分割多重接続方式で接続し、伝
送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信号を信号線
に送出することによって端末器を個別にアクセスし、伝
送信号に同期して設定した信号返送期間に端末器からの
操作データを受信すると操作データに基づいて制御デー
タを生成し、操作データを発生した端末器とアドレスに
よる対応関係があらかじめ設定されている他の端末器に
対して制御データを伝送してその端末器に接続された負
荷を制御する遠隔監視制御システムに用いられ、スイッ
チの操作により操作データを発生する端末処理部を備え
た操作用端末器において、前面が開口し押釦スイッチよ
りなるスイッチが納装されたボディと、ボディの開口側
に覆着されスイッチに押力を伝達するハンドルユニット
とによりケースを構成し、ハンドルユニットは、ボディ
の一側縁に沿って固定される固定バーと、スイッチの操
作部に対向し固定バーに薄肉のヒンジ部を介して前後方
向に揺動自在となるように枢着されたハンドル体とを備
え、被取付面に固定された取付枠にケースを取着したと
きにケースの後面が被取付面よりも前方に位置する形状
にケースを形成して成ることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、負荷は照明負荷であって、ボディには照明負荷の光
量増加と光量減少と消灯とをそれぞれ指示する3個のス
イッチが設けられ、端末処理部は、光量増加および光量
減少のスイッチに押力を作用させると光量の増加ないし
減少を開始し、押力の解除で光量変化を停止するように
押力の始点と終点とで操作データを発生することを特徴
とする。
【0013】請求項3の発明は、各別にアドレスを有す
る複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装
置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、ア
ドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出することに
よって端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して
設定した信号返送期間に端末器からの操作データを受信
すると操作データに基づいて制御データを生成し、操作
データを発生した端末器とアドレスによる対応関係があ
らかじめ設定されている他の端末器に対して制御データ
を伝送してその端末器に接続された負荷を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、スイッチの操作により操
作データを発生する端末処理部を備えた操作用端末器に
おいて、伝送処理装置との間の伝送に用いるアドレスデ
ータおよび端末処理部の機能を設定する機能データを格
納するEEPROMよりなるデータメモリと、外部に設
けた設定器からのワイヤレス信号を受信してワイヤレス
信号に含まれるアドレスデータや機能データをデータメ
モリに登録するワイヤレス伝送部とを備え、ケースは被
取付面に固定される取付枠に取着され後面が被取付面よ
りも前方に位置する形状に形成されて成ることを特徴と
する。
【0014】請求項4の発明は、各別にアドレスを有す
る複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装
置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、ア
ドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出することに
よって端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して
設定した信号返送期間に端末器からの操作データを受信
すると操作データに基づいて制御データを生成し、操作
データを発生した端末器とアドレスによる対応関係があ
らかじめ設定されている他の端末器に対して制御データ
を伝送してその端末器に接続された負荷を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、スイッチの操作により操
作データを発生する端末処理部を備えた操作用端末器に
おいて、被取付面に固定される取付枠に取着され後面が
被取付面よりも前方に位置する形状に形成されたケース
と、前面がケースの前面に揃うように取付枠の前面に取
着される化粧プレートとを備え、取付枠と化粧プレート
との間に挟持される浮き防止リブがケースの両側面に突
設されて成ることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、各別にアドレスを有す
る複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装
置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、ア
ドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出することに
よって端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して
設定した信号返送期間に端末器からの操作データを受信
すると操作データに基づいて制御データを生成し、操作
データを発生した端末器とアドレスによる対応関係があ
らかじめ設定されている他の端末器に対して制御データ
を伝送してその端末器に接続された負荷を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、スイッチの操作により操
作データを発生する端末処理部を備えた操作用端末器に
おいて、被取付面に固定される取付枠の取付窓内に取着
され後面が被取付面よりも前方に位置する形状に形成さ
れたケースを備え、ケースの一方の側面には取付枠の取
付窓の一方の側縁に設けた引掛突起に係合する取付爪が
突設され、取付枠の他方の側縁に設けた引掛突起に係脱
自在であって引掛突起に係合する向きにばね付勢された
引掛爪がケースの他方の側面に突設され、引掛爪には取
付枠よりも前方に露出して引掛突起との係合を解除させ
る向きの押力を作用させることができる外しレバーが一
体に設けられて成ることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、各別にアドレスを有す
る複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装
置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、ア
ドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出することに
よって端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して
設定した信号返送期間に端末器からの操作データを受信
すると操作データに基づいて制御データを生成し、操作
データを発生した端末器とアドレスによる対応関係があ
らかじめ設定されている他の端末器に対して制御データ
を伝送してその端末器に接続された負荷を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、スイッチの操作により操
作データを発生する端末処理部を備えた操作用端末器に
おいて、被取付面に固定される取付枠に取着され後面が
被取付面よりも前方に位置する形状に形成されたケース
を備え、信号線に接続したコネクタが着脱自在に結合さ
れる端子部をケースの後面側に備え、端子部を覆う形で
ケースの後面に取外し自在に覆着された銘板片を備える
ことを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、各別にアドレスを有す
る複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装
置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、ア
ドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出することに
よって端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して
設定した信号返送期間に端末器からの操作データを受信
すると操作データに基づいて制御データを生成し、操作
データを発生した端末器とアドレスによる対応関係があ
らかじめ設定されている他の端末器に対して制御データ
を伝送してその端末器に接続された負荷を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、スイッチの操作により操
作データを発生する端末処理部を備えた操作用端末器に
おいて、被取付面に固定される取付枠に取着され後面が
被取付面よりも前方に位置する形状に形成されたケース
を備え、信号線に接続したコネクタが着脱自在に結合さ
れる端子部をケースの後面側に備え、コネクタは、端子
部に設けた接続孔に挿入されるピン状の接触子と、互い
に離れる向きにばね付勢されるとともに互いに離れる向
きに突出する抜止片を先端部に備え接続孔とは別に端子
部に設けた固定孔に抜止片が係合する一対の引掛脚と、
引掛脚に互いに近づける向きの押力を作用させて抜止片
の係合を解除することができる押し部とを備えることを
特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、前面が開口し
押釦スイッチよりなるスイッチが納装されたボディと、
ボディの開口側に覆着されスイッチに押力を伝達するハ
ンドルユニットとによりケースを構成し、被取付面に固
定された取付枠にケースを取着したときにケースの後面
が被取付面よりも前方に位置する形状にケースを形成し
ていることによって、被取付面に対して取付孔を形成す
ることなくケースを被取付面に固定することができるの
である。したがって、ケースを被取付面に取り付ける施
工作業が容易になるのである。しかも、ボディの一側縁
に沿って固定される固定バーと、スイッチの操作部に対
向し固定バーに薄肉のヒンジ部を介して前後方向に揺動
自在となるように枢着されたハンドル体とを備えたハン
ドルユニットとボディとによってケースを構成している
から、ハンドル体を比較的大形に形成してスイッチの操
作を容易にしながらも、ケースの一部がハンドルユニッ
トで構成されていることによってケースを薄形に形成す
ることができるのである。すなわち、被取付面に後部を
埋入していないにもかかわらず、ケースの前方への突出
寸法を小さくして見栄えよく取り付けることができるの
である。
【0019】請求項2の発明の構成によれば、負荷が照
明負荷であって、照明負荷の光量増加と光量減少と消灯
とをそれぞれ指示する3個のスイッチを設け、かつ光量
増加および光量減少のスイッチに押力を作用させると光
量の増加ないし減少を開始し、押力の解除で光量変化を
停止するように押力の始点と終点とで操作データを発生
するようにしているから、スイッチを3個用いるだけで
照明負荷の調光操作が可能になり、小型のケースを用い
ることができるのである。しかも、光量変化は変化開始
点と変化終了点を指示するだけであって、調光操作中に
信号線を占有してしまうことがないから、時分割多重接
続方式を用いながらも調光操作中に他の操作が可能にな
るのである。
【0020】請求項3の発明の構成によれば、アドレス
データや機能データを格納するデータメモリを備え、外
部の設定器からのワイヤレス信号に含まれるアドレスデ
ータや機能データをワイヤレス伝送部を通してデータメ
モリに登録するから、アドレスの設定が容易になるとと
もに、機能の変更も容易に行なえるのである。したがっ
て、製品品種を少なくしながらも多機能化が可能にな
る。
【0021】請求項4の発明の構成によれば、ケースの
両側面に突設した浮き防止リブを取付枠と化粧プレート
との間で挟持するから、化粧プレートを取付枠に取り付
けた状態ではケースの浮き上がりが防止されるのであ
る。請求項5の発明の構成によれば、ケースの一方の側
面に取付爪を突設し他方の側面に引掛爪を突設し、取付
枠の取付窓の側縁に設けた引掛突起に取付爪と引掛爪と
を係合させてケースを取付枠に固定するのであって、他
の部材を用いることなくケースを取付枠に固定すること
ができる。しかも、引掛爪は引掛突起に係合する向きに
ばね付勢されていて、引掛突起との係合を解除する向き
の押力を作用させることができる外しレバーが引掛爪に
一体に設けられているから、外しレバーを指などで押せ
ばケースを取付枠から簡単に外すことができる。
【0022】請求項6の発明の構成によれば、信号線に
接続されたコネクタが着脱自在に結合される端子部を覆
う形でケースの後面に取外し自在に覆着された銘板片を
備えていることによって、コネクタを接続する必要のな
いケースについては端子部が銘板片で覆われることによ
って端子部への異物の付着などを防止することができ
る。また、コネクタを接続する必要があれば銘板片を除
去して端子部を露出させればよいのである。
【0023】請求項7の発明の構成によれば、ケースに
設けた端子部に着脱自在に結合されるコネクタとして、
端子部に設けた接続孔に挿入されるピン状の接触子と、
互いに離れる向きにばね付勢されるとともに互いに離れ
る向きに突出する抜止片を先端部に備え接続孔とは別に
端子部に設けた固定孔の抜止片が係合する一対の引掛脚
と、引掛脚に互いに近づける向きの押力を作用させて抜
止片の係合を解除することができる押し部とを備えるも
のを用いることによって、コネクタの端子部への着脱に
際しては押し部を操作するだけで簡単に作業することが
できる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)操作用端末器82の内部回路は、図2に示
すように構成される。すなわち、マイクロプロセッサを
内蔵した専用の集積回路よりなる端末処理部91を備
え、端末処理部91は多重信号送受信回路部92を通し
て信号線Lsに接続される。端末処理部91はEEPR
OMよりなるデータメモリとしての記憶回路部93に格
納された機能データおよびアドレスデータに基づいて動
作する。アドレスデータは、操作用端末器82や制御用
端末器83に固有なアドレスを定める。機能データは、
各スイッチSWの操作によって各負荷Lを個別に制御す
るようにスイッチSWと負荷Lとを一対一対応させる個
別制御か、各スイッチSWの操作によって複数個の負荷
Lを一括して制御するようにスイッチSWと負荷Lとを
一対多対応させるパターン制御ないしグループ制御か、
照明負荷である負荷Lを調光する調光制御かの種別デー
タと、スイッチSWの操作後に一定時間だけ負荷Lを動
作させたり、スイッチSWの操作後に一定時間だけ遅延
して負荷Lの動作を停止させたりするようなタイマ動作
の種類および時間についてのタイマデータとを含む。こ
こに、パターン制御は複数の負荷Lをあらかじめ個別に
設定した動作状態になるように一括して制御することを
意味し、グループ制御は複数の負荷Lを同じ状態に一括
して制御することを意味する。また、種別データによっ
てアドレスデータの設定範囲やタイマデータの設定範囲
が規定されるようになっている。一例を示すと表1のよ
うな関係になる。ただし、表1は負荷Lとして照明負荷
を用いる場合を示し、「遅れ消灯」はスイッチSWの操
作後に設定時間が経過すると照明負荷が消灯すること、
「一時点灯」はスイッチSWを操作すると設定時間だけ
照明負荷が点灯することをそれぞれ意味する。また、個
別制御においてアドレスがハイフンで結ばれた形になっ
ているのは、ハイフンの前の数値が端末器のアドレスで
あり、ハイフンの後の数値が端末器に接続されたスイッ
チSWないし負荷Lを識別する負荷番号であることを示
す。すなわち、1台の端末器にスイッチSWないし負荷
Lを4個まで設けることができ、各スイッチSWや負荷
Lを負荷番号で個別に識別するのである。
【0025】
【表1】
【0026】記憶回路部93に格納された機能データお
よびアドレスデータは、受光素子LRおよび発光素子L
E(図3参照)を備える光信号送受信回路部94により
授受される設定器85(図45参照)からのワイヤレス
信号や信号線Lsを伝送される設定モードの伝送信号V
sにより書換可能になっている。操作用端末器82の内
部回路の電源は信号線Ls上の伝送信号Vsを多重信号
送受信回路部92に設けた電源回路部によって全波整流
し安定化することによって得られる。
【0027】設定器85は、赤外線によるワイヤレス信
号を送出するのであって、記憶回路部93に格納する機
能データおよびアドレスデータの設定、確認、修正を行
う。すなわち、ワイヤレス伝送部としての光信号送受信
回路部94で設定器85からのワイヤレス信号を受信す
ると、ワイヤレス信号の要求する動作に従って端末処理
部91では記憶回路部93のデータを操作する。データ
の設定が要求されたときには、ワイヤレス信号の内容に
従って記憶回路部93のデータを書換え、また、ワイヤ
レス信号を正常に受信したことを示す受信確認信号を光
信号送受信回路部94を通して設定器85に返す。デー
タの確認が要求されると、記憶回路部93のデータを読
み出して設定器85に伝送し、データの修正が要求され
ると、設定の場合と同様に所要のデータを書き込み、書
き込んだデータを設定器85に返送する。
【0028】操作用端末器82は、スイッチSWを備え
るスイッチ入力回路部95、およびスイッチSWの操作
に伴う負荷Lの制御状態に対応して点灯・消灯する発光
ダイオードよりなる赤色発光のオン表示灯LD1 と緑色
発光のオフ表示灯LD2 とを有する表示回路部96とを
備え、オン表示灯LD1 は対応する負荷Lの動作時に点
灯し、オフ表示灯LD2 は負荷Lの非動作時に点灯す
る。また、端末処理部91にはクロック信号を発生させ
るための発振回路部97や、動作開始時にリセットする
リセット回路部98も接続される。
【0029】図3に示すように、上記回路は印刷配線基
板である回路基板2に実装され、この回路基板2はケー
ス1に納装される。ケース1は、図3ないし図7に示す
ように、前面が開口した前後の厚みの小さい直方体状の
ボディ10と、ボディ10の前面に覆着されるハンドル
ユニット20とにより構成される。ハンドルユニット2
0は、図1に示すように、ボディ10の一側縁に沿った
固定バー21と、固定バー21に対して薄肉かつ断面略
U字形に形成されたヒンジ部22を介して前後方向に揺
動自在となるように枢着されたハンドル体23とを備え
る形状に合成樹脂によって一体に形成されている。この
ハンドルユニット20は、ボディ10の一側縁に対して
固定バー21を溶着ないし接着することによって結合さ
れる。また、ハンドル体23にはヒンジ部22に結合し
た端部とは反対側の端部にボディ10に向かって移動規
制爪23aが突設され、移動規制爪23aの先端部がボ
ディ10の他側縁に設けた係止爪11に噛合することに
よって、ハンドル体23の前方への移動範囲が規制され
るようになっている。また、ハンドル体23には後面側
に突出するばね片23bが一体に形成されており、ばね
片23bの先端部がボディ10に設けた突台12に当接
することによって、ハンドル体23が前方に付勢されて
いる。ハンドル体23の後面には回路基板2に実装され
たタクトスイッチ(ストロークの小さい小型の押釦スイ
ッチ)よりなるスイッチSWを押すための押突起23c
も突設されている。ここにおいて、スイッチSWは4個
設けられており、したがってハンドル体23も4個設け
られている。
【0030】ハンドル体23の前面には、図3に示すよ
うに、凹陥部24が形成され、スイッチSWの機能名や
負荷Lの場所名などを記入するためのネームカード31
と、透明な合成樹脂の成形品であるネームカバー32と
が凹陥部24に挿着される。ネームカバー32は周面に
小突起32aを有し、小突起32aが凹陥部24の内側
面に圧接することでハンドル体22に保持されるように
なっている。固定バー21には長手方向の全長に亙って
走る凹段部25が形成され、凹段部25の底にはオン表
示灯LD1 とオフ表示灯LD2 とを対にして挿入する表
示孔26が形成されるとともに、ワイヤレス信号を授受
する受光素子LRおよび発光素子LEを露出させる送受
孔27が形成される。この凹段部25には透明な合成樹
脂の成形品である表示カバー34がハンドル体23の揺
動を妨げないように固着され、オン表示灯LD1 、オフ
表示灯LD2 、受光素子LR、発光素子LEが保護され
るようになっている。
【0031】ところで、図5に示すようにボディ10の
右側面には取付爪13が突設され、図6に示すようにボ
ディ10の左側面にはハンドルユニット20の固定バー
21に連続一体に形成された取付ばね片14が対向し、
取付ばね片14の先端部には、ケース1の前後方向にお
ける取付爪13と同じ位置でボディ10の左側方に突出
する引掛爪15が形成されている。取付ばね片14は引
掛爪15をボディ10の左側面に近づける向きに撓ませ
ると復帰力を作用させるようになっている。
【0032】回路基板2はボディ10とハンドルユニッ
ト20との間に形成される空間内に収納され、回路基板
2において信号線Lsに電気的に接続される導電パター
ンには導電性材料により形成されボディ10の両側壁を
貫通する一対の信号伝送板3が接続される。信号伝送板
3は、帯板により形成されていて一端部には略U形に曲
成された第1端子部3aが設けられ、他端部には眼鏡状
の中空部を有する断面形状とした第2端子部3bが設け
られている。ボディ10の内周面には各信号伝送板3に
おける第1端子部3aと第2端子部3bとの間の部位に
係合する一対の保持溝16が形成される。
【0033】ボディ10の中央部には、後述するコネク
タ40(図23参照)が機械的に結合される固定孔1
7、およびコネクタ40の導電部である接触子41をケ
ース1の中に導入する接続孔18が穿孔されている。固
定孔17および接続孔18は各一対設けられ弧状に形成
される。コネクタ40は、図23に示すように、固定孔
17の周縁に係合する略L形の引掛爪42を有し、引掛
爪42を固定孔17に挿入してコネクタ40を回転させ
ると、コネクタ40がケース1に結合され、かつ接触子
41が回路基板2の導電パターンに弾接するようになっ
ている。コネクタ40の接触子41には信号線Lsが接
続され、コネクタ40を介して信号線Lsが回路基板2
の導電パターンに接続されるのである。すなわち、回路
基板2の導電パターンと固定孔17および接続孔18と
によってコネクタ40が電気的かつ機械的に接続される
端子部が構成されるのである。
【0034】上述のように形成されたケース1は、図2
3に示すように金属製の取付枠50に取着される。取付
枠50は2個の取付窓51を有している。各取付窓51
の右側部にはケース1に設けた取付爪13が係合可能な
2個の引掛突起52が形成され、取付窓51の左側部に
は引掛爪15が係合可能な1個の引掛突起53が形成さ
れる。各引掛突起52,53はそれぞれ取付枠50の一
部を厚み方向の前方に打ち出して形成されている。しか
るに、引掛突起52に取付爪13を挿入し、かつ引掛突
起53に引掛爪15を挿入すれば、ボディ10の後面が
壁面のような被取付面に当接し、かつ取付爪13および
引掛爪15が引掛突起52,53によって前方への移動
を規制されることによって、ケース1を取付枠50に固
定することができるのである。また、取付状態で、マイ
ナスドライバの先端部などを用いて取付ばね片14を撓
ませるようにすれば、引掛爪15と引掛突起53との係
合状態を解除してケース1を取付枠50から外すことが
できる。図8および図9に示すように、取付枠50の前
面側には化粧プレート5が覆着され、ケース1の周囲が
装飾されることになる。取付枠50の詳細および施工方
法については別の実施例で後述する。
【0035】(実施例2)本実施例では、負荷Lが照明
負荷である場合に用いられ、負荷Lの調光制御を可能と
する操作用端末器82を示す。すなわち、図10ないし
図16に示すように、光量増加と光量減少と点灯・消灯
とをそれぞれ指示する3個のスイッチSW 1 〜SW3
備えるのであって、端末処理部91は、光量増加および
光量減少のスイッチSW1 ,SW2 のオン時点で光量の
増加ないし減少を開始し、オフ時点で光量変化を停止す
るように記憶回路部93の機能データによって機能が設
定されている。すなわち、スイッチSW1 ,SW2 への
押力の作用開始時点と作用終了時点とを検出して、それ
ぞれ割り込み信号Viを発生することで、光量変化の開
始と停止とを指示するのである。また、点灯・消灯を指
示するスイッチSW3は1回の押操作ごとに点灯・消灯
が反転し、照明負荷の調光レベルを保ったままで点灯・
消灯させるようになっている。
【0036】回路基板2には、6個の発光ダイオードを
一直線上に配列したレベル表示部Lbが設けられる。す
なわち、発光ダイオードは配列の一端側から順に点灯
し、発光ダイオードの点灯数に応じて調光レベルを表示
するようになっている。また、ハンドルユニット20の
凹段部25の底面にはレベル表示部Lbの各発光ダイオ
ードが挿入される6個のレベル表示孔28が形成されて
いる。スイッチSW3 は実施例1におけるスイッチSW
と同様に負荷Lのオン・オフを指示するものであるか
ら、このスイッチSW3 に対応したオン表示灯LD1
よびオフ表示灯LD 2 が回路基板2に実装され、凹段部
25の底面にはオン表示灯LD1 およびオフ表示灯LD
2 を対にして挿入する表示孔26が形成される。他の構
成および機能については実施例1と同様であるから説明
を省略する。
【0037】(実施例3)本実施例は、ハンドルユニッ
ト20に代えてカバー60をボディ10に結合してケー
ス1を構成した例を示す。すなわち、ケース1は、図1
7ないし図21に示すように、前面が開口した前後の厚
みの小さい直方体状のボディ10と、後面が開口した前
後の厚みの小さい直方体状に形成されボディ10の前面
の開口を覆うカバー60とにより形成され、ケース1の
前面にはケース1の前面を覆う化粧カバー70が取着さ
れる。ボディ10とカバー60とは、カバー60の後面
側に突設された組立爪61(図22参照)をボディ10
の一方の側縁部に形成した係止爪11(図22参照)の
周部に係合させるとともに、ボディ10を通して挿入さ
れた組立ねじ(図示せず)をカバー60の裏面に突設さ
れているボス(図示せず)に螺合させることによって結
合される。要するに、ボディ10とカバー60とは凹凸
係合されるとともに組立ねじによって結合される。化粧
カバー70の裏面には係着爪(図示せず)が突設され、
カバー60に形成された4個の係着孔62に係着爪を挿
通して係着孔62の周部に係着爪を係合させることによ
ってカバー60に対して化粧カバー70が着脱自在に結
合される。化粧カバー70の前面には合成樹脂シートよ
りなる銘板71が貼着される。
【0038】図19のようにボディ10の右側面には取
付爪13が突設され、図20のようにボディ10の左側
面にはカバー60に連続一体に形成された取付ばね片1
4aが対向し、取付ばね片14aの先端部に引掛爪15
aが形成されている。取付ばね片14aや引掛爪15a
は、実施例1においてハンドルユニット20に設けた取
付ばね片14や引掛爪15と同様の形状を有し同様に機
能する。さらに、ボディ10の両側面には、図18およ
び図21に示すように、複数個ずつの浮き防止リブ19
が突設され、カバー60の上下両面には各一対の浮き防
止突片29が突設される。
【0039】カバー60には、回路基板2に実装された
タクトスイッチよりなる1個のスイッチSWに対応する
位置で、操作力をスイッチSWに伝達する矩形状の操作
ハンドル63が設けられる。操作ハンドル63はカバー
60に形成した操作孔64の中に挿入されていて、前後
に弾性的に移動できるように操作ハンドル63の周部の
一側縁が操作孔64の周縁に枢着されるている。通常は
操作ハンドル63の左側縁を枢着するが他の周縁であっ
てもよく、枢着の構造としては、薄肉化してヒンジを形
成したり、カバー60における操作ハンドル63との連
結部位を挟む一対のスリットを形成して両スリット間を
撓みやすくしたり、操作ハンドル63をカバー60に対
して揺動自在に嵌合させたりするなどの周知の構造を採
用することができる。また、操作ハンドル63の裏面に
はスイッチSWの操作部に操作ハンドル63からの押力
を伝達する押突起63aが突設されている。したがっ
て、操作ハンドル63に前方から押力を作用させるとス
イッチSWを押操作することができ、操作ハンドル63
に作用させる押力を解除すると操作孔64の周縁と操作
ハンドル63とを連結する部位の弾性およびスイッチS
Wの復帰力によって操作ハンドル63が元の位置に復帰
する。ここに、操作ハンドル63の前部はカバー60よ
りも前方に突出している。カバー60には、オン表示灯
LD1 およびオフ表示灯LD2 を対にして挿入する表示
孔26aと、受光素子LRおよび発光素子LEを露出さ
せる送受孔27aが形成される。
【0040】化粧カバー70には、操作ハンドル63の
前部が挿通される挿通孔72が各操作ハンドル63に対
応して穿孔され、さらにカバー60の表示孔26aおよ
び送受孔27aに対応する部位に、表示孔73および送
受孔74が穿孔されている。ここに、操作ハンドル63
の前部は化粧カバー70の前面からわずかに突出するよ
うに寸法が設定されている。
【0041】銘板71には、操作ハンドル63に対応す
る部位にやや前方に突出するように周部に段差を有する
操作部75が形成され、操作部75は操作ハンドル63
を操作できるように厚み方向に可撓性を有している。銘
板71は大部分が透明であって操作部75と操作ハンド
ル63との間に挟まれるネームカード71aに表記され
た文字などを読むことができるようになっている。銘板
71において表示孔26aや送受孔27aが並ぶ部位に
は帯状にカバー部76が形成される。
【0042】上述のように形成されたケース1は、図2
3に示すように、2個の取付窓51を有した金属製の取
付枠50に取着される(取付窓51の個数は限定されな
い)。取付窓51の右側部にはケース1に設けた取付爪
13が係合可能な2個の引掛突起52が形成され、取付
窓51の左側部には引掛15aが係合可能な1個の引掛
突起52が、取付枠50の一部を前方に打ち出して形成
されている。したがって、引掛突起52,53にそれぞ
れ取付爪13と引掛爪15aとを挿入すれば、ケース1
の後面が被取付面に当接して後方への移動が規制され、
取付爪13および引掛爪15aと引掛突起52,53と
の係合によってケース1の前方への移動が規制されるこ
とによって、ケース1が取付枠50に対して固定される
ことになる。
【0043】取付枠50の取付窓51の上下には、それ
ぞれボックスねじが挿通される左右に長い長孔状の取付
孔54が形成される。上下の取付孔54の距離は、JI
S規格等によって規格化されている埋込型配線器具の施
工時に用いる埋込ボックス4の舌片4aに螺合するボッ
クスねじ4bを挿通することができるように設定されて
いる。すなわち、上下の取付孔54の間隔は、規格化さ
れた単位寸法の埋込型配線器具を3個まで取り付けるこ
とができる大角形3個用の取付枠と等しく設定されてい
るのである。その結果、配線器具用の既製の埋込ボック
ス4に取付枠50を取着することができる。
【0044】また、取付枠50の各取付窓51の上下に
は、それぞれプレートねじが螺合するプレート用ねじ孔
55が形成され、プレートねじ6aによって取付枠50
に固定されるプレート枠6を介して、規格化された埋込
型配線器具の施工時に用いる化粧プレート5を取付枠5
0に取着できるようになっている。すなわち、プレート
枠6の周部に形成された保持孔6eに対して化粧プレー
ト5の後面に突設された保持爪5cを係合させることで
プレート枠6に化粧プレート5が結合される。化粧プレ
ート5は下縁に図示しない外し溝が形成されており、こ
の外し溝にマイナスドライバの先端部などを挿入すれば
化粧プレート5をプレート枠6から外すことができるよ
うにしてある。化粧プレート5にはケース1の前部を露
出させることができる露出窓5aが開口する。したがっ
て、操作ハンドル63に押力を作用させる部位を化粧プ
レート5の露出窓5aを通して露出させることができる
のである。プレート枠6の後面は取付枠50を取り付け
た被取付面に当接し、プレート枠6と化粧プレート5と
は取付枠50が外部に露出しない寸法に形成されてい
る。また、化粧プレート5を取り付けた状態でケース1
の前面は化粧プレート1の前面から突出しないようにし
てある。すなわち、ケース1は取付枠50の前面から化
粧プレート5の前面までの寸法以下の厚みを有するので
ある。
【0045】ここにおいて、プレート枠6には、図24
および図25に示すように、厚み方向に可撓性を有した
撓み部6cが上下両片に形成され、断面略L形に形成さ
れた押さえリブ6dが両側片に形成されている。撓み部
6cは取付枠50との間に浮き防止突片29を挟持し、
また、図25に示すように、押さえリブ6dの先端部は
取付枠50との間に浮き防止リブ19を挟むようになっ
ている。さらに、両ケース1の間に位置する浮き防止リ
ブ19は、化粧プレート5の両露出窓5aの間の中央片
5bにより取付枠50との間に挟持されるようになって
いる。したがって、化粧プレート5とプレート枠6とを
取付枠50に結合することで、ケース1の浮き上がりが
一層確実に防止されることになる。
【0046】ところで、上述したように取付枠50には
2個の取付窓51が開口しており、各取付窓51に対応
して1個ずつのケース1を取り付けられる。このよう
に、複数の取付窓51にケース1を取り付けた場合に
は、両取付窓51に対応するケース1の間では信号伝送
板3を利用して伝送信号が伝送される。すなわち、一方
のケース1に設けた信号伝送板3の第2端子部3bと他
方のケース1に設けた信号伝送板3の第1端子部3aと
の間を電気的に接続するために、図17に示すような導
電板7が設けられる。また、導電板7には合成樹脂成形
品である絶縁基台8が同時一体に成形されている。導電
板7は、一端部が絶縁基台8の上に載った第1接続部7
aとなり、他端部は絶縁基台8から突出して第2端子部
3bに挿入接続される平板状の第2接続部7bとなって
いる。
【0047】上述した導電板7を用いて2個のケース1
の間で信号伝送板3を電気的に接続する際には、導電板
7の第2接続部7bを一方のケース1の信号伝送板3の
第2端子部3bに挿入し、絶縁基台8を隣接する取付窓
51の間の中央片57の前面側に配置した状態で他方の
ケース1の信号伝送板3の第1端子部3aを前方から弾
接させる。以上のようにして、導電板7を介して両ケー
ス1の信号伝送板3が電気的に接続されることになる。
すなわち、信号伝送板3はコネクタ40を介して信号線
Lsに電気的に接続されるので、両ケース1の間で伝送
信号の伝達が可能になるのである。この構成によって、
2個のケース1のうちの一方に対してコネクタ40を接
続して信号線Lsを一方のケース1に接続すれば、他方
のケース1に対しては信号伝送板3および導電板7を介
して信号線Lsが電気的に接続されることになるから、
2個の取付窓51にそれぞれケース1を設けていてもコ
ネクタ50は1個だけ設ければよいことになる。このよ
うな施工方法は実施例1や実施例2においても適用され
るものである。
【0048】ところで、端子部を覆う位置でケース1の
後面には、図26に示すように、薄肉の銘板片35が取
外し自在に覆着されている。この銘板片35はミシン目
状の切取線36を介してボディ10の後面に取り付けら
れており、図27のように銘板片35の一部をめくりな
がら引っ張ることによって、図28のように銘板片35
をボディ10から剥がすことができるようになってい
る。銘板片35がボディ10に取り付けられている状態
では端子部は銘板片35で覆われているが、銘板片35
を剥がすことによって端子部が露出してコネクタ40を
接続することができるようになる。コネクタ40は、図
29のような位置で結合孔17に引掛爪42を挿入する
とともに接続孔18に接触子41を挿入した後に、図3
0のようにコネクタ40を右回りに回転させると、結合
孔17に引掛爪42が係合してその位置で保持されるよ
うになっている。コネクタ40をケース1から外すに
は、コネクタ40を左回りに回転させればよいのであ
る。ここにおいて、コネクタ40は内部に速結端子を備
え、図30に示すように後面に開口する電線挿入孔43
を通して挿入された電線を端子板と鎖錠ばねとの間に挟
持する構成としてある。また、保持された電線は解除釦
44を操作することで抜くことができる。この種の速結
端子は周知構成のものを用いる。
【0049】ケース1の前面にはワイヤレス信号を透過
させるカバー部76が形成されており、カバー部76を
通して発光素子LEおよび受光素子LRと設定器85と
の間でワイヤレス信号を授受することができるから、図
31に示すように、ケース1を造営面に取り付けた状態
で、設定器85をケース1の前面側に位置させて設定器
85を操作すれば、記憶回路部93に対する機能データ
やアドレスデータの設定、確認、修正を行なうことがで
きるのである。実施例1や実施例2においてはカバー部
76の代わりに表示カバー34が設けられているが同様
に機能する。他の構成は実施例1と同様である。
【0050】(実施例4)本実施例は、実施例3の構成
において、図32ないし図34に示すように、取付ばね
片14aの中間部外側面に前方に突出する外しレバー1
4bを連続一体に設けたものである。この構成によれ
ば、取付枠50に取着されているケース1を取り外す際
に、化粧カバー70を外した後に、図35(a)〜
(d)の手順で指で外しレバー14bに押力を作用させ
ることで取付ばね片14aを撓ま、マイナスドライバな
どの工具を用いることなく、取付枠50からケース1を
外すことができるのである。他の構成は実施例3と同様
であるが、本実施例では浮き防止リブ19は省略してあ
る。
【0051】(実施例5)上記各実施例では円筒状に形
成されたコネクタ40を用いる例を示したが、本実施例
では、図36ないし図41に示すように、直方体状のコ
ネクタ110を用いる例を示す。このコネクタ110
は、既製品の端子ブロック111を用いて構成するもの
であって、端子ブロック111は直方体状に形成された
器体112を備え、器体112の内部には速結端子11
3が納装されている。器体112の一面には速結端子1
13に接続される電線を導入するための電線挿入孔11
4が形成され、この一面とは反対側の面には速結端子1
13に電気的に接続された端子片115が突設されてい
る。速結端子113は、図40に示すように、端子板1
13aと、端子板113aとの間に電線を挟持する鎖錠
ばね113bと、端子板113aと鎖錠ばね113bと
による電線の保持を解除する解除釦113cとを備え
る。
【0052】この端子ブロック111に設けた端子片1
15はプリント基板116に実装され、プリント基板1
16において端子ブロック111とは反対側の面には導
電性の板ばねよりなる一対の接触子117が実装され
る。すなわち、端子片115と接触ばね117とはプリ
ント基板116の導電パターンを介して電気的に接続さ
れるのである。この接触ばね117の先端部はプリント
基板116の厚み方向においてプリント基板116から
離れており、ピン状の接触子118の一端部が弾接す
る。
【0053】端子ブロック111、プリント基板11
6、接触ばね117、接触子118は、一対の半割体1
14a,114bよりなる器体114に納装される。こ
こに、器体114にはガイドプレート114cが保持さ
れており、ガイドプレート114cに形成されたガイド
孔114dに接触子118が挿通されることによって、
接触子118は器体114から進退自在に突出するよう
になっている。すなわち、接触子118は接触ばね11
7により器体114から突出する向きに付勢されてい
る。また、接触子118の一端部には抜止部118aが
形成されガイド孔114dに抜止部118aが係止され
ることによって、接触子118の脱落が防止されてい
る。
【0054】器体114にはつまみ部材119が配設さ
れる。つまみ部材119は矩形枠状の基材119aの両
側縁に押し部119bを連続一体に形成したものであっ
て、器体114の両側面に押し部119bが進退自在に
突出する。また、各押し部119bはコイルばねよりな
る復帰ばね120により器体114から突出する向きに
付勢されている。押し部119bの先端部には引掛脚1
19cが突設され、引掛脚119cの先端部は略L形に
形成されて抜止片119dが突設される。
【0055】上記形状のコネクタ110を用いる操作用
端末器82では、固定孔17および接続孔18を弧状に
形成する必要がないが、固定孔17同士を結ぶ方向と接
続孔18同士を結ぶ方向とが互いに直交するように固定
孔17および接続孔18が形成される。しかして、図4
2ないし図44に示すように、接触子118を接続孔1
8に挿入し、押し部119bを器体114内に押し込ん
だ状態で引掛脚119cを固定孔17に挿入した後に、
押し部119bへの押力を解除すれば、抜止片119d
が固定孔17に係止されてコネクタ110が結合される
のである。また、この状態で押し部119bに押力を作
用させるとコネクタ110を器体114から容易に抜く
ことができるのである。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は、前面が開口し押釦ス
イッチよりなるスイッチが納装されたボディと、ボディ
の開口側に覆着されスイッチに押力を伝達するハンドル
ユニットとによりケースを構成し、被取付面に固定され
た取付枠にケースを取着したときにケースの後面が被取
付面よりも前方に位置する形状にケースを形成している
ので、被取付面に対して取付孔を形成することなくケー
スを被取付面に固定することができ、ケースを被取付面
に取り付ける施工作業が容易になるという効果がある。
しかも、ボディの一側縁に沿って固定される固定バー
と、スイッチの操作部に対向し固定バーに薄肉のヒンジ
部を介して前後方向に揺動自在となるように枢着された
ハンドル体とを備えたハンドルユニットとボディとによ
ってケースを構成しているから、ハンドル体を比較的大
形に形成してスイッチの操作を容易にしながらも、ケー
スの一部がハンドルユニットで構成されていることによ
ってケースを薄形に形成することができるという効果が
ある。その結果、被取付面に後部を埋入していないにも
かかわらず、ケースの前方への突出寸法を小さくして見
栄えよく取り付けることができるという利点がある。
【0057】請求項2の発明は、負荷が照明負荷であっ
て、照明負荷の光量増加と光量減少と消灯とをそれぞれ
指示する3個のスイッチを設け、かつ光量増加および光
量減少のスイッチに押力を作用させると光量の増加ない
し減少を開始し、押力の解除で光量変化を停止するよう
に押力の始点と終点とで操作データを発生するようにし
ているので、スイッチを3個用いるだけで照明負荷の調
光操作が可能になり、小型のケースを用いることができ
るという利点がある。しかも、光量変化は変化開始点と
変化終了点を指示するだけであって、調光操作中に信号
線を占有してしまうことがないから、時分割多重接続方
式を用いながらも調光操作中に他の操作が可能になると
いう効果がある。
【0058】請求項3の発明は、アドレスデータや機能
データを格納するデータメモリを備え、外部の設定器か
らのワイヤレス信号に含まれるアドレスデータや機能デ
ータをワイヤレス伝送部を通してデータメモリに登録す
るから、アドレスの設定が容易になるとともに、機能の
変更も容易に行なえるのであって、製品品種を少なくし
ながらも多機能化が可能になるという利点がある。
【0059】請求項4の発明は、ケースの両側面に突設
した浮き防止リブを取付枠と化粧プレートとの間で挟持
するから、化粧プレートを取付枠に取り付けた状態では
ケースの浮き上がりが防止されるという効果を奏する。
請求項5の発明は、ケースの一方の側面に取付爪を突設
し他方の側面に引掛爪を突設し、取付枠の開口窓の側縁
に設けた引掛突起に取付爪と引掛爪とを係合させてケー
スを取付枠に固定するので、他の部材を用いることなく
ケースを取付枠に固定することができるという利点があ
る。しかも、引掛爪は引掛突起に係合する向きにばね付
勢されていて、引掛突起との係合を解除する向きの押力
を作用させることができる外しレバーが引掛爪に一体に
設けられているから、外しレバーを指などで押せばケー
スを取付枠から簡単に外すことができるという利点を有
するのである。
【0060】請求項6の発明は、信号線に接続されたコ
ネクタが着脱自在に結合される端子部を覆う形でケース
の後面に取外し自在に覆着された銘板片を備えているの
で、コネクタを接続する必要のないケースについては端
子部が銘板片で覆われることによって端子部への異物の
付着などを防止することができるという利点を有するの
である。
【0061】請求項7の発明は、ケースに設けた端子部
に着脱自在に結合されるコネクタとして、端子部に設け
た接続孔に挿入されるピン状の接触子と、互いに離れる
向きにばね付勢されるとともに互いに離れる向きに突出
する抜止片を先端部に備え接続孔とは別に端子部に設け
た固定孔の抜止片が係合する一対の引掛脚と、引掛脚に
互いに近づける向きの押力を作用させて抜止片の係合を
解除することができる押し部とを備えるものを用いるの
で、コネクタの端子部への着脱に際しては押し部を操作
するだけで簡単に作業することができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の断面図である。
【図2】実施例の内部回路を示すブロック図である。
【図3】実施例1の分解斜視図である。
【図4】実施例1の正面図である。
【図5】実施例1の右側面図である。
【図6】実施例1の左側面図である。
【図7】実施例1の背面図である。
【図8】実施例1に化粧プレートを取り付けた状態の正
面図である。
【図9】実施例1に化粧プレートを取り付けた状態の側
面図である。
【図10】実施例2の分解斜視図である。
【図11】実施例2の正面図である。
【図12】実施例2の右側面図である。
【図13】実施例2の左側面図である。
【図14】実施例2の背面図である。
【図15】実施例2に化粧プレートを取り付けた状態の
正面図である。
【図16】実施例2に化粧プレートを取り付けた状態の
側面図である。
【図17】実施例3の分解斜視図である。
【図18】実施例3の正面図である。
【図19】実施例3の右側面図である。
【図20】実施例3の左側面図である。
【図21】実施例3の背面図である。
【図22】実施例3の断面図である。
【図23】実施例3の施工状態を示す分解斜視図であ
る。
【図24】実施例3においてプレート枠を取着した状態
の正面図である。
【図25】実施例3において化粧プレートを取着した状
態の断面図である。
【図26】実施例3において銘板片が付いている状態を
示す背面図である。
【図27】実施例3において銘板片を剥がす過程を示す
背面図である。
【図28】実施例3において銘板片を剥がした状態の背
面図である。
【図29】実施例3においてコネクタを結合する過程を
示す背面図である。
【図30】実施例3においてコネクタを結合した状態を
示す背面図である。
【図31】実施例3において設定器による機能データな
いしアドレスデータの設定作業を示す斜視図である。
【図32】実施例4を取付枠に取着した状態の正面図で
ある。
【図33】実施例4を取付枠に取着した状態の背面図で
ある。
【図34】実施例4を取付枠に取着した状態の断面図で
ある。
【図35】実施例4においてケースを取付枠から取り外
す手順を示す図である。
【図36】実施例5に用いるコネクタの分解斜視図であ
る。
【図37】実施例5に用いるコネクタの側面図である。
【図38】実施例5に用いるコネクタの正面図である。
【図39】実施例5に用いるコネクタを示す縦断面図で
ある。
【図40】実施例5に用いるコネクタを示す横断面図で
ある。
【図41】実施例5においてケースにコネクタを結合し
た状態の背面図である。
【図42】実施例5においてケースにコネクタを結合し
た状態の縦断面図である。
【図43】実施例5においてケースにコネクタを結合し
た状態の横断面図である。
【図44】実施例5の施工状態を示す分解斜視図であ
る。
【図45】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図46】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を説
明する動作説明図である。
【図47】従来の操作用端末器の正面図である。
【図48】従来の操作用端末器の側面図である。
【図49】従来の他の操作用端末器の正面図である。
【図50】従来の他の操作用端末器の側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 5 化粧プレート 10 ボディ 13 取付爪 13a 取付爪 14b 外しレバー 15 引掛爪 15a 引掛爪 17 固定孔 18 接続孔 19 浮き防止リブ 20 ハンドルユニット 21 固定バー 22 ヒンジ部 23 ハンドル体 35 銘板片 40 コネクタ 50 取付枠 51 取付窓 52 引掛突起 53 引掛突起 81 伝送処理装置 82 操作用端末器 83 制御用端末器 91 端末処理部 93 記憶回路部 94 光信号送受信回路部 110 コネクタ 118 接触子 119b 押し部 119c 引掛脚 119d 抜止片 120 復帰ばね L 負荷 Ls 信号線 SW スイッチ SW1 スイッチ SW2 スイッチ SW3 スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作により操作データを発生す
    る端末処理部を備えた操作用端末器において、前面が開
    口し押釦スイッチよりなるスイッチが納装されたボディ
    と、ボディの開口側に覆着されスイッチに押力を伝達す
    るハンドルユニットとによりケースを構成し、ハンドル
    ユニットは、ボディの一側縁に沿って固定される固定バ
    ーと、スイッチの操作部に対向し固定バーに薄肉のヒン
    ジ部を介して前後方向に揺動自在となるように枢着され
    たハンドル体とを備え、被取付面に固定された取付枠に
    ケースを取着したときにケースの後面が被取付面よりも
    前方に位置する形状にケースを形成して成ることを特徴
    とする遠隔監視制御システムの操作用端末器。
  2. 【請求項2】 負荷は照明負荷であって、ボディには照
    明負荷の光量増加と光量減少と点灯・消灯とをそれぞれ
    指示する3個のスイッチが設けられ、端末処理部は、光
    量増加および光量減少のスイッチに押力を作用させると
    光量の増加ないし減少を開始し、押力の解除で光量変化
    を停止するように押力の始点と終点とで操作データを発
    生することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シ
    ステムの操作用端末器。
  3. 【請求項3】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作により操作データを発生す
    る端末処理部を備えた操作用端末器において、伝送処理
    装置との間の伝送に用いるアドレスデータおよび端末処
    理部の機能を設定する機能データを格納するEEPRO
    Mよりなるデータメモリと、外部に設けた設定器からの
    ワイヤレス信号を受信してワイヤレス信号に含まれるア
    ドレスデータや機能データをデータメモリに登録するワ
    イヤレス伝送部とを備え、ケースは被取付面に固定され
    る取付枠に取着され後面が被取付面よりも前方に位置す
    る形状に形成されて成ることを特徴とする遠隔監視制御
    システムの操作用端末器。
  4. 【請求項4】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作により操作データを発生す
    る端末処理部を備えた操作用端末器において、被取付面
    に固定される取付枠に取着され後面が被取付面よりも前
    方に位置する形状に形成されたケースと、前面がケース
    の前面に揃うように取付枠の前面に取着される化粧プレ
    ートとを備え、取付枠と化粧プレートとの間に挟持され
    る浮き防止リブがケースの両側面に突設されて成ること
    を特徴とする遠隔監視制御システムの操作用端末器。
  5. 【請求項5】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作により操作データを発生す
    る端末処理部を備えた操作用端末器において、被取付面
    に固定される取付枠の取付窓内に取着され後面が被取付
    面よりも前方に位置する形状に形成されたケースを備
    え、ケースの一方の側面には取付枠の取付窓の一方の側
    縁に設けた引掛突起に係合する取付爪が突設され、取付
    枠の他方の側縁に設けた引掛突起に係脱自在であって引
    掛突起に係合する向きにばね付勢された引掛爪がケース
    の他方の側面に突設され、引掛爪には取付枠よりも前方
    に露出して引掛突起との係合を解除させる向きの押力を
    作用させることができる外しレバーが一体に設けられて
    成ることを特徴とする遠隔監視制御システムの操作用端
    末器。
  6. 【請求項6】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作により操作データを発生す
    る端末処理部を備えた操作用端末器において、被取付面
    に固定される取付枠に取着され後面が被取付面よりも前
    方に位置する形状に形成されたケースを備え、信号線に
    接続したコネクタが着脱自在に結合される端子部をケー
    スの後面側に備え、端子部を覆う形でケースの後面に取
    外し自在に覆着された銘板片を備えることを特徴とする
    遠隔監視制御システムの操作用端末器。
  7. 【請求項7】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作により操作データを発生す
    る端末処理部を備えた操作用端末器において、被取付面
    に固定される取付枠に取着され後面が被取付面よりも前
    方に位置する形状に形成されたケースを備え、信号線に
    接続したコネクタが着脱自在に結合される端子部をケー
    スの後面側に備え、コネクタは、端子部に設けた接続孔
    に挿入されるピン状の接触子と、互いに離れる向きにば
    ね付勢されるとともに互いに離れる向きに突出する抜止
    片を先端部に備え接続孔とは別に端子部に設けた固定孔
    に抜止片が係合する一対の引掛脚と、引掛脚に互いに近
    づける向きの押力を作用させて抜止片の係合を解除する
    ことができる押し部とを備えることを特徴とする遠隔監
    視制御システムの操作用端末器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000188793A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔監視制御システムの操作用端末器
JP2007181371A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Matsushita Electric Works Ltd 配線システム

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JP2000188793A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔監視制御システムの操作用端末器
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