JP2000188793A - 遠隔監視制御システムの操作用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの操作用端末器

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JP2000188793A
JP2000188793A JP10364709A JP36470998A JP2000188793A JP 2000188793 A JP2000188793 A JP 2000188793A JP 10364709 A JP10364709 A JP 10364709A JP 36470998 A JP36470998 A JP 36470998A JP 2000188793 A JP2000188793 A JP 2000188793A
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housing
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decorative cover
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Mototsugu Kawamata
基嗣 川又
Toshiaki Tokizane
敏昭 時実
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストが安価で、組立易い遠隔監視制御システ
ムの操作用端末器を提供することにある。 【解決手段】ハンドル48は、操作部48aと、この操
作部48aの上側部または下側部の中央に一端が連結さ
れたヒンジ部48bとで、カバー40bと一体に形成さ
れたもので、カバー40bの正面部にはヒンジ部48b
の両端を除く操作部48a及びヒンジ部48bの周囲に
スリット52を形成して、ヒンジ部48bの成形樹脂の
持つ弾性によりハンドル48の操作部48aをカバー4
0bに揺動自在に支持させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明等の負荷を遠
隔制御する遠隔監視制御システムの操作用端末器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠隔監視制御システムとしては図
12に示すものがある。この遠隔監視制御システムで
は、中央制御装置1と、固有アドレスが設定されスイッ
チS1〜S4の操作状態を監視する複数の監視用端末器
(以下操作用端末器と称する)2、負荷L1 〜L4 を
制御する制御用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、
外部インターフェース端末器8及びパターン設定用端末
器9とが一対の信号線4にて接続されている。
【0003】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号VS は、図13に示すように、信号送出開始を
示すスタートパルスST、信号モードを示すモードデー
タMD、アクセスする端末器2,3,7〜9のアドレス
を示すアドレスデータAD、負荷L1 〜L4 を制御す
る制御内容を示す制御データCD、チェックサムデータ
CS及び端末器2,3,7〜9からの返送待機期間を設
定する返送待機信号WTよりなるパルス幅変調された複
極(±24V)の時分割多重信号(図13(a)に示
す)で伝送される。
【0004】各端末器2,3,7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号VS のアドレスデータADと
自己の固有アドレスとが一致したとき、その伝送信号V
S の制御データCDを取り込むとともに、伝送信号VS
の返送待機信号WTに同期して監視データ信号を、信号
線4間に適当な低抵抗を接続して得られる電流モードの
返送信号にて中央制御装置1に返送する。
【0005】ここで、中央制御装置1には、いずれかの
操作用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部
インターフェース端末器8、パターン設定用端末器9か
ら返送された図13(b)に示すような割り込み信号V
iが受信されたとき、割り込み発生端末器2,7〜9の
アドレスを検出するためのポーリングを行った後、検出
されたアドレスを持つ該端末器2,7〜9をアクセスし
て監視データを返送させる割り込み処理手段が設けられ
ている。また、中央制御装置1では、上述のようにして
操作用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部
インターフェース端末器8、パターン設定用端末器9を
アクセスし、中央制御装置1に返送された監視データに
基づいて対応する負荷L1〜L4を制御する制御用端末
器3に伝送する制御データCDを作成するとともに、そ
の制御データCDを伝送信号Vsにより信号線4を介し
て当該制御用端末器3に時分割多重伝送して負荷L1〜
L4 を制御する。
【0006】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Y及びワイヤレス用信号
線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を行
う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信された
光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信された
データをワイヤレス用信号線4aを介して受信するとと
もに、このデータを中央制御装置1に転送する。
【0007】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、パターン設定端末器9は、データ入力部9aから入
力されるパターン制御データを中央制御装置1に転送す
る端末器である。
【0008】ところで、この種の遠隔監視制御システム
においては中央制御装置1を分電盤6に配置し、建物の
各フロア等に設けられる制御盤6a内に制御用端末器3
(必要に応じてセンサ等の監視用端末器も)を配置し、
制御盤6,6a内の制御用端末器3に信号線4から分岐
された分岐信号線4’を配線してある。
【0009】而して各フロアに配設されている操作スイ
ッチS1〜S4の監視や、負荷L1〜L4の制御を中央
制御装置1を介して行う。なお、分電盤6あるいは制御
盤6a内に配設される制御用端末器3(及び監視用端末
器)は規格化された電設盤の協約寸法に形成してある。
また、制御用端末器3の制御出力によって負荷制御用の
リモコンリレー(手元スイッチによってもオン,オフ可
能としてある)5が制御される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の遠隔
監視制御システムに用いられる操作用端末器2は特開平
5−30579号に見られるようにスイッチS1〜S4
を、ハウジング内に配置したタクトスイッチからなる押
し釦スイッチと、押し釦スイッチをハウジング外から押
し操作するための大型のハンドルとで構成しており、ハ
ンドルはハウジングの表面部とタクトスイッチとの間に
配設し、ハウジングの表面部に開口した窓孔からハンド
ルの頭部をハウジング外部に露出させていた。
【0011】この従来例構成では別部品のハンドルを必
要とするためコストが高く、また組立も難しかった。
【0012】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、請求項1の発明の目的とするところは、コストが
安価で、組立易い遠隔監視制御システムの操作用端末器
を提供することにある。
【0013】また請求項2〜3の発明の目的とするとこ
ろは、請求項1の発明において、限られたハウジングの
正面部の表面積においてハンドルの操作部面積を確保し
たまま、操作感触を良好とした遠隔監視制御システムの
操作用端末器を提供することにある。
【0014】更にまた請求項4〜8の発明は上記目的に
加えて、ハウジングの表面部に被着する化粧カバーに貼
り付ける銘板を剥がれ難くした遠隔監視制御システムの
操作用端末器を提供することにある。
【0015】請求項9の発明の目的とするところは、上
記請求項1〜8の発明の何れかの目的に加えて、通常の
埋め込み配線器具と同様に取付枠を用いて埋め込み配設
することができる遠隔監視制御システムの操作用端末器
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、中央制御装置に信号線を介し
て固有のアドレスを有する複数の端末器を接続し、中央
制御装置からアクセスする端末器のアドレスデータ、負
荷の制御内容を示す制御データ及び端末器からの返送待
機期間を設定する返送待機信号から少なくともなる伝送
信号を各端末器に伝送することにより、中央制御装置で
各端末器を個別にアクセスして中央制御装置から各端末
器に個別に制御データを伝送すると共に、返送待機期間
に端末器から監視データを返送させる遠隔監視制御シス
テムに用いられるもので、負荷を操作する1乃至複数の
押し釦スイッチと、端末器回路部とを、合成樹脂成形品
からなるハウジング内に配置し、ハウジングの正面部の
裏面に対向する上記押し釦スイッチの駆動部を外部から
の押圧力により押駆動するハンドルをハウジング内へ揺
動可能にハウジングの正面部に一体形成したことを特徴
とする。
【0017】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、ハンドルは操作部と、この操作部の一側部中央に
一端が連結されたヒンジ部とで形成され、ヒンジ部の両
端を除く操作部及びヒンジ部の周囲にスリットを形成し
て、ヒンジ部を介してハンドルの操作部をハウジングの
正面部に揺動自在に支持させて成ることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、ハンドルは操作部と、この操作部の両端部に夫々
一端が連結された2つのヒンジ部とで形成され、ハウジ
ングの正面部には各ヒンジ部の両端を除く操作部及び各
ヒンジ部の周囲にスリットを形成して、各ヒンジ部を介
してハンドルの操作部をハウジングの正面部に揺動自在
に支持させて成ることを特徴とする。
【0019】請求項4の発明では、請求項1〜3の何れ
かの発明において、上記ハウジングの正面部の表面に被
着される化粧カバーの表面に銘板を接着シールにより貼
り付けるとともに、銘板の貼り付け部位に対応するよう
に化粧カバーの表裏に貫通させた接着剤注入孔に化粧カ
バー裏面から注入した接着剤にて銘板を化粧カバー表面
に接着固定したことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明では、請求項1〜3の何れ
かの発明において、記載の上記ハウジングの正面部の表
面に被着される合成樹脂成形品の化粧カバーの表面に合
成樹脂製の銘板を超音波熱着して成ることを特徴とす
る。
【0021】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、化粧カバーの樹脂材料をABS樹脂とし、銘板の
樹脂材料をポリカーボネイトとしたことを特徴とする。
【0022】請求項7の発明では、請求項5の発明にお
いて、化粧カバー及び銘板の樹脂材料を共にABS樹脂
としたことを特徴とする。
【0023】請求項8の発明では、請求項5の発明にお
いて、化粧カバーの樹脂材料及び銘板の樹脂材料を共に
ポリカーボネイトとしたことを特徴とする。
【0024】請求項9の発明では、請求項1〜8の何れ
かの発明において、規格化された埋め込む配線器具の1
個モジュール寸法の整数倍のモジュール寸法でハウジン
グの寸法を形成するとともにハウジングに埋め込み配線
器具用の取付枠に取り付ける取付手段を備えて成ること
を特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。
【0026】(実施形態1)図1乃至図5に本発明の一
実施形態に用いる操作用端末器2を示す。本実施形態の
操作用端末器は、図5に示すように、信号線4を介して
中央制御装置との間でデータ信号伝送を行う送受信回路
31と、外部設定装置(図示せず))との間で例えば光
ワイヤレス信号を信号媒体として用い、データ信号伝送
を行う信号送受信手段としての光ワイヤレス送受信回路
32と、上記送受信回路31,32の送受信制御や受信
データに応じた処理や送信データを作成する処理等を行
うCPUからなる制御回路30と、この制御回路30の
クロック信号を発生するクロック発生回路33と、自己
に設定されたアドレスや機能を記憶するEEPROM等
で構成された記憶回路34と、対応する照明の点灯状態
を表示する表示回路35と、操作用の押し釦スイッチS
W1〜SW4(図13のS1〜S4に相当)からなる操
作回路36と、システム起動時等に制御回路30を初期
化するためのリセット信号を発生するリセット回路37
とで構成してある。
【0027】この操作用端末器2の分解斜視図を図1
に、図2に取付枠60に取り付けた状態の正面、側面、
背面をの各図を示す。この操作用端末器2は、ハウジン
グ40が、熱可塑性樹脂等の合成樹脂成形品からなるボ
ディ40aとカバー40bとからなり、その大きさを既
製の1個モジュールの配線器具を3個連設した3個(1
連)モジュールの寸法に形成してある。カバー40bは
4箇所から下方に垂設された係止爪45を、ボディ40
aの対応する箇所に形成された係止孔44に弾性嵌合し
てカバー40bと一体に結合される構造としてある。
【0028】ボディ40aの一端側は裏方に突設し、こ
の突出部の表面に信号線4を接続する一対の端子46を
取り付けてある。ここで、端子46は、L字状の端子板
46aと、この端子板46aに螺着される座金付の端子
ねじ46bとからなる。
【0029】このボディ40aの内部には、上述した回
路が実装されたプリント基板47が収納される。このプ
リント基板47の回路と、端子46の端子板46aとは
リード線59を用いて接続される。
【0030】このプリント基板47の表面には、少なく
とも、タクトスイッチからなる押し釦スイッチSW1
〜SW4 と、信号送受信手段であるワイヤレス送受信
回路32の信号入出力部を構成する発光ダイオードLD
1及びフォトダイオードPD1と、各押し釦スイッチS
W1〜SW4に夫々2個ずつ対応するように表示回路3
5の8個の発光ダイオードLD2…を実装してある。こ
こで、1つのスイッチに対応して設けられる2個の発光
ダイオードLD2,LD2としては、赤と緑というよう
に発光色の異なるものを用いて、色によって容易に照明
の動作状態を識別できるようにしてある。
【0031】カバー40bは、中央部を上方に突設し、
この突出部の上面、つまり正面部に、押し釦スイッチS
W1〜SW4の駆動部49を押し駆動する各ハンドル4
8を揺動自在に一体に形成するとともに、発光ダイオー
ドLD1及びフォトダイオードPD1による光ワイヤレ
ス信号の送受信を行う信号入出力部たる送受信用窓50
と、表示用の発光ダイオードLD2,LD2を露呈する
表示窓51とを形成してある。
【0032】このカバー40bの両端縁からは取付枠6
に対する取付手段である係止爪53を夫々2対突設し、
これらの係止爪53を用いて、既製の配線器具を壁面に
埋設する場合に用いられる取付枠60に着脱自在に取付
可能としてある。
【0033】ハンドル48は、操作部48aと、この操
作部48aの上側部または下側部の中央に一端が連結さ
れたヒンジ部48bとで、カバー40bと一体に形成さ
れたもので、カバー40bの正面部にはヒンジ部48b
の両端を除く操作部48a及びヒンジ部48bの周囲に
スリット52を形成して、ヒンジ部48bの成形樹脂の
持つ弾性によりハンドル48の操作部48aをカバー4
0bに揺動自在に支持させている。各ハンドル48の操
作部48aの裏面には対応する押し釦スイッチSW1〜
SW4の駆動部49を押し駆動するための凸部54を一
体突設してある。図4(a)はハンドル48を外部から
押し操作しない状態を示しており、この状態ではヒンジ
部48bの弾性力によりハンドル48の操作部48aは
裏面の凸部54が押し釦スイッチSWの駆動部49から
離れて対向しているが、外部より操作部48aが押し操
作されると、ヒンジ部48bが撓んで操作部48aがカ
バー40b内へ動き、図4(b)に示すようにその凸部
54で押し釦スイッチSWの駆動部49を押駆動する。
押し操作力を解除すると、操作部48aはヒンジ部48
bの弾性力により図4(a)の状態に復帰する。
【0034】さてこのカバー40bの突出部の上面には
合成樹脂成形品の化粧カバー55が取り付けられる。こ
こで、化粧カバー55は、上面を僅かに凹ませ、この凹
部内の操作部位表面には銘板56がその裏面に備えた接
着シール(図示せず)により貼り付けられる。なお、こ
の化粧カバー55の上面にはカバー40bのハンドル4
8の操作部48aを露出させる窓孔29や各窓50,5
1に対応する窓孔27,28を空けてある。化粧カバー
55の下面の4箇所から垂設された係止片55aを、上
記カバー40bの突出部側面に設けられ突起57に弾性
嵌合して、カバー40bに取り付けられる。なお、銘板
56は透明材で形成され、ネームカード58を入れる部
分を形成してある。
【0035】本実施形態の操作用端末器2はハウジング
40を既製の埋込型の配線器具のモジュール寸法の3個
モジュールに対応した大きさに形成し、上記配線器具を
壁面に埋設する場合に用いる取付枠60に着脱自在とす
ることにより、既製の配線器具と同様にして容易に壁面
などに埋め込んで取り付けることができる。またアドレ
スの設定変更や機能変更の際に、外部設定装置(図示せ
ず)との間で光ワイヤレス信号を用いて信号伝送を行う
光ワイヤレス送受信回路32を備えることにより、操作
用端末器2を壁などから取外すことなく容易にアドレス
や機能の変更が行える。
【0036】本実施形態を用いる遠隔監視制御全体シス
テムの構成は従来例と同じであるからここでは説明を省
略する。
【0037】なお、上記の操作用端末器2には4個の押
し釦スイッチSW1 〜SW2 を設けてあるが、スイッ
チは3個や2個にすることも可能である。
【0038】(実施形態2)上記実施形態1ではハンド
ル48の操作部48aを揺動自在にカバー40bに一体
支持するヒンジ部48bは一つであったが、本実施形態
では図6〜図8に示すようにハンドル48の操作部48
aの左右の両端部にそれぞれの一端を連結して略L状に
屈曲した二つのヒンジ部48b,48bにより操作部4
8aをカバー40bに対して支持させる構成としたもの
であり、ヒンジ部48b,48bの両端を除いて、操作
部48a,ヒンジ部48b,48bの周囲にスリット5
2を形成し、操作部48aをカバー40aに対して揺動
自在にヒンジ部48b,48bにより支持する構成とし
てある。なお操作部48aの両側の二つヒンジ部48
b,48bは点対称に形成している。
【0039】カバー40bの構成以外は実施形態1と同
じ構成であるので、同じ構成要素には同じ番号、記号を
付して、当該構成要素の説明は省略する。
【0040】而して本実施形態のハンドル48は外部か
ら押し操作されない状態では図8(a)に示すようにヒ
ンジ部48b,48bの弾性力によりハンドル48の操
作部48aは裏面の凸部54が押し釦スイッチSWの駆
動部49から離れて対向している状態で保持されている
が、外部より操作部48aが押し操作されると、ヒンジ
部48b,48bが撓んで操作部48aがカバー40b
内へ動き、図8(b)に示すように操作部48aの裏面
中央に一体突設してある凸部54で押し釦スイッチSW
の駆動部49を押駆動する。そして押し操作力が解除さ
れると、操作部48aはヒンジ部48b,48bの弾性
力により図8(a)の状態に復帰する。
【0041】(実施形態4)実施形態1,2では銘板5
6を化粧カバー55の操作部位表面に接着シールにより
接着する構成であったが、本実施形態では図9に示すよ
うに銘板56が貼り付けられる化粧カバー55の部位に
接着剤注入孔61を穿孔しており、接着シールにより銘
板56を化粧カバー55に貼り付けた後、化粧カバー5
5の裏から接着剤注入孔61に接着剤を注入して銘板5
6を化粧カバー55に更に接着固定するようになってい
る。
【0042】つまり、接着シールのみで銘板56を貼り
付けた場合、接着面積が狭く、また頻繁に操作されると
銘板56が剥がれてくることがあるが、本実施形態で
は、接着シールに使用できる接着剤より接着力の強い接
着剤を注入して銘板56を強固に貼り付けるため、操作
が頻繁であっても銘板56が剥がれにくくなる。
【0043】なお本実施形態の銘板56と化粧カバー5
5以外の構成は、実施形態1または2の構成をそのまま
使用するため、ここでは図示及び説明を省略する。
【0044】(実施形態4)上記実施形態3では化粧カ
バー55に銘板56を接着シールで貼り付ける構成に加
えて接着剤を用いて接着固定することにより、銘板56
の剥がれを防ぐようにしているが、接着剤は使用環境で
接着力が低下する恐れがある。そこで本実施形態では、
接着シール及び接着剤を用いず、化粧カバー55と銘板
56とを超音波熱着することにより、銘板56を化粧カ
バー55に固着する構成を採用している。
【0045】つまり、図10に示すように化粧カバー5
6の表面周囲に超音波熱着用リブ62を一体に突設し、
銘板56を固着する際に化粧カバー56表面に銘板56
を図111(a)に示すように載せ、図11(b)に示
すように超音波熱着用ホーン63で銘板56を介してリ
ブ62を押し、図11(c)に示すように超音波により
リブ62を溶融させ、化粧カバー55に銘板56を固着
するのである。
【0046】ここで化粧カバー55の樹脂材料としてA
BS樹脂を、銘板56の樹脂材料としてポリカーボネイ
トを用いている。勿論化粧カバー55及び銘板56の樹
脂材料を共にABS樹脂としても良く、また化粧カバー
55の樹脂材料及び銘板56の樹脂材料を共にポリカー
ボネイトとしても良い。
【0047】なお本実施形態の銘板56と化粧カバー5
5以外の構成は、実施形態1または2の構成をそのまま
使用するため、ここでは図示及び説明を省略する。
【0048】本実施形態は化粧カバー55と銘板56と
を超音波熱着で固定するので、接着強度は、実施形態3
の場合に比べて接着強度が強く、銘板56の剥がれを一
層防止することができ、また接着剤を用いないため周囲
環境で接着力が低下することがなく、接着強度が安定
し、また銘板56に粘着シールを用いないため銘板56
のコストを安くでき、しかも接着剤のように接着物をお
かすこともない。また銘板56の樹脂材料と化粧カバー
55の樹脂材料とを同じ材料とした場合には更に接着強
度を強くすることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、中央制御装置に信号
線を介して固有のアドレスを有する複数の端末器を接続
し、中央制御装置からアクセスする端末器のアドレスデ
ータ、負荷の制御内容を示す制御データ及び端末器から
の返送待機期間を設定する返送待機信号から少なくとも
なる伝送信号を各端末器に伝送することにより、中央制
御装置で各端末器を個別にアクセスして中央制御装置か
ら各端末器に個別に制御データを伝送すると共に、返送
待機期間に端末器から監視データを返送させる遠隔監視
制御システムに用いられるもので、負荷を操作する1乃
至複数の押し釦スイッチと、端末器回路部とを、合成樹
脂成形品からなるハウジング内に配置し、ハウジングの
正面部の裏面に対向する上記押し釦スイッチの駆動部を
外部からの押圧力により押駆動するハンドルをハウジン
グ内へ揺動可能にハウジングの正面部に一体形成してあ
るので、ハンドルを別部品で構成する場合に比べてコス
トも安価となる上に、組立も容易にできるという効果が
ある。
【0050】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ハンドルは操作部と、この操作部の一側部中央に一
端が連結されたヒンジ部とで形成され、ヒンジ部の両端
を除く操作部及びヒンジ部の周囲にスリットを形成し
て、ヒンジ部を介してハンドルの操作部をハウジングの
正面部に揺動自在に支持させてあるので、請求項1の効
果に加えて、操作感触も良いという効果がある。
【0051】また請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、ハンドルは操作部と、この操作部の両端部に夫
々一端が連結された2つのヒンジ部とで形成され、ハウ
ジングの正面部には各ヒンジ部の両端を除く操作部及び
各ヒンジ部の周囲にスリットを形成して、各ヒンジ部を
介してハンドルの操作部をハウジングの正面部に揺動自
在に支持させてあるので、請求項1の効果に加えて、狭
い面積でも操作面積を確保したまま操作感触を軽くする
ことができるという効果ある。
【0052】請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか
の発明において、上記ハウジングの正面部の表面に被着
される化粧カバーの表面に銘板を接着シールにより貼り
付けるとともに、銘板の貼り付け部位に対応するように
化粧カバーの表裏に貫通させた接着剤注入孔に化粧カバ
ー裏面から注入した接着剤にて銘板を化粧カバー表面に
接着固定したので、接着強度を強くして、銘板を化粧カ
バーに強固に接着固定でき、頻繁な操作が行われても銘
板が剥がれ難いという効果がある。
【0053】請求項5の発明は、請求項1〜3の何れか
の発明において、記載の上記ハウジングの正面部の表面
に被着される合成樹脂成形品の化粧カバーの表面に合成
樹脂製の銘板を超音波熱着してあるので、接着強度が強
く、銘板を化粧カバーに強固に接着固定でき、頻繁な操
作が行われても銘板が剥がれ難く、しかも接着剤を用い
ないため周囲環境で接着力が低下することがなく、接着
強度が安定し、また銘板に粘着シールを用いないため銘
板のコストを安くでき、その上接着剤のように接着物を
おかすこともないという効果がある。
【0054】請求項6の発明は、化粧カバーの樹脂材料
をABS樹脂とし、銘板の樹脂材料をポリカーボネイト
とした場合において、請求項5の効果を奏する。
【0055】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、化粧カバー及び銘板の樹脂材料を共にABS樹脂と
したので、また請求項8の発明は、請求項5の発明にお
いて、化粧カバーの樹脂材料及び銘板の樹脂の材料を共
にポリカーボネイトとしたので、請求項5の効果に加え
て更に接着強度を強くすることができるという効果があ
る。
【0056】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
の発明において、規格化された埋め込む配線器具の1個
モジュール寸法の整数倍のモジュール寸法でハウジング
の寸法を形成するとともにハウジングに埋め込み配線器
具用の取付枠に取り付ける取付手段を備えてあるので、
一般の埋め込み型の配線器具と同様に取付枠を用いて埋
め込み配設することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の操作用端末器の分解斜視
図である。
【図2】(a)は同上の操作用端末器の組立後の平面図
である。(c)は同上の操作用端末器の組立後の側面図
である。(d)は同上の操作用端末器の組立後の背面図
である。
【図3】(a)は同上のカバーの縦断面図である。
(b)は同上のカバーの背面図である。(c)は同上の
カバーの正面図である。(d)は同上のカバーの横断面
図である。
【図4】同上のハンドルの動作説明図である。
【図5】同上の回路図である。
【図6】本発明の実施形態2の操作用端末器の分解斜視
図である。
【図7】(a)は同上のカバーの縦断面図である。
(b)は同上のカバーの背面図である。(c)は同上の
カバーの正面図である。(d)は同上のカバーの横断面
図である。
【図8】同上のハンドルの動作説明図である。
【図9】本発明の実施形態3の要部の分解斜視図であ
る。
【図10】本発明の実施形態4の要部の分解斜視図であ
る。
【図11】同上の化粧カバーと銘板との熱着工程説明図
である。
【図12】従来の遠隔監視制御システムのシステム構成
図である。
【図13】伝送信号の説明図である。
【符号の説明】
2 操作用端末器 40 ハウジング 40a ボディ 40b カバー 48 ハンドル 48a 操作部 48b ヒンジ部 49 駆動部 52 スリット 55 化粧カバー 56 銘板 SW1〜SW4 押し釦スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央制御装置に信号線を介して固有のアド
    レスを有する複数の端末器を接続し、中央制御装置から
    アクセスする端末器のアドレスデータ、負荷の制御内容
    を示す制御データ及び端末器からの返送待機期間を設定
    する返送待機信号から少なくともなる伝送信号を各端末
    器に伝送することいより、中央制御装置で各端末器を個
    別にアクセスして中央制御装置から各端末器に個別に制
    御データを伝送すると共に、返送待機期間に端末器から
    監視データを返送させる遠隔監視制御システムに用いら
    れるもので、負荷を操作する1乃至複数の押し釦スイッ
    チと、端末器回路部とを、合成樹脂成形品からなるハウ
    ジング内に配置し、ハウジングの正面部の裏面に対向す
    る上記押し釦スイッチの駆動部を外部からの押圧力によ
    り押駆動するハンドルをハウジング内へ揺動可能にハウ
    ジングの正面部に一体形成したことを特徴とする遠隔監
    視制御システムの操作用端末器。
  2. 【請求項2】ハンドルは操作部と、この操作部の一側部
    中央に一端が連結されたヒンジ部とで形成され、ヒンジ
    部の両端を除く操作部及びヒンジ部の周囲にスリットを
    形成して、ヒンジ部を介してハンドルの操作部をハウジ
    ングの正面部に揺動自在に支持させて成ることを特徴と
    する請求項1記載の遠隔監視制御システムの操作用端末
    器。
  3. 【請求項3】ハンドルは操作部と、この操作部の両端部
    に夫々一端が連結された2つのヒンジ部とで形成され、
    各ヒンジ部の両端を除く操作部及び各ヒンジ部の周囲に
    スリットを形成して、各ヒンジ部を介してハンドルの操
    作部をハウジングの正面部に揺動自在に支持させて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム
    の操作用端末器。
  4. 【請求項4】上記ハウジングの正面部の表面に被着され
    る化粧カバーの表面に銘板を接着シールにより貼り付け
    るとともに、銘板の貼り付け部位に対応するように化粧
    カバーの表裏に貫通させた接着剤注入孔に化粧カバー裏
    面から注入した接着剤にて銘板を化粧カバー表面に接着
    固定したことを特徴とする請求項1〜3の何れか記載の
    遠隔監視制御システムの操作用端末器。
  5. 【請求項5】上記ハウジングの正面部の表面に被着され
    る合成樹脂成形品の化粧カバーの表面に合成樹脂製の銘
    板を超音波熱着して成ることを特徴とする請求項1〜3
    の何れか記載の遠隔監視制御システムの操作用端末器。
  6. 【請求項6】化粧カバーの樹脂材料をABS樹脂とし、
    銘板の樹脂材料をポリカーボネイトとしたことを特徴と
    する請求項5記載の遠隔監視制御システムの操作用端末
    器。
  7. 【請求項7】化粧カバー及び銘板の樹脂材料を共にAB
    S樹脂としたことを特徴とする請求項5記載の遠隔監視
    制御システムの操作用端末器。
  8. 【請求項8】化粧カバーの樹脂材料及び銘板の樹脂材料
    を共にポリカーボネイトとしたことを特徴とする請求項
    5記載の遠隔監視制御システムの操作用端末器。
  9. 【請求項9】規格化された埋め込む配線器具の1個モジ
    ュール寸法の整数倍のモジュール寸法でハウジングの寸
    法を形成するとともにハウジングに埋め込み配線器具用
    の取付枠に取り付ける取付手段を備えて成ることを特徴
    とする請求項1〜8の何れか記載の遠隔監視制御システ
    ムの操作用端末器。
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