JPH07235171A - カセット出し入れ口の開閉扉 - Google Patents
カセット出し入れ口の開閉扉Info
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- JPH07235171A JPH07235171A JP2459594A JP2459594A JPH07235171A JP H07235171 A JPH07235171 A JP H07235171A JP 2459594 A JP2459594 A JP 2459594A JP 2459594 A JP2459594 A JP 2459594A JP H07235171 A JPH07235171 A JP H07235171A
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- cassette
- chassis
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カセットが配置されるシャーシが移動自在な
磁気記録再生装置において、据置型装置への組み込みの
自由度が高く、カセットの取扱いが容易なカセット出し
入れ口の開閉扉を提供する。 【構成】 磁気記録再生装置本体10の前面に配置さ
れ、ブラケット21を介して移動シャーシ13に取り付
けた前面カバー22と、前面カバー22の内側から出退
自在で、磁気記録再生装置本体10の前面のカセット出
し入れ口18を開閉する扉本体23と、ブラケット21
部に回動自在に取り付けられ、一端部が扉本体23に係
合されたレバー部材と、一端がレバー部材に係止され、
他端が固定シャーシ12側に係止されたワイヤ28と、
扉本体23を閉方向に付勢する付勢手段とを備えて、磁
気記録再生装置本体10の前面で扉本体23を開閉す
る。
磁気記録再生装置において、据置型装置への組み込みの
自由度が高く、カセットの取扱いが容易なカセット出し
入れ口の開閉扉を提供する。 【構成】 磁気記録再生装置本体10の前面に配置さ
れ、ブラケット21を介して移動シャーシ13に取り付
けた前面カバー22と、前面カバー22の内側から出退
自在で、磁気記録再生装置本体10の前面のカセット出
し入れ口18を開閉する扉本体23と、ブラケット21
部に回動自在に取り付けられ、一端部が扉本体23に係
合されたレバー部材と、一端がレバー部材に係止され、
他端が固定シャーシ12側に係止されたワイヤ28と、
扉本体23を閉方向に付勢する付勢手段とを備えて、磁
気記録再生装置本体10の前面で扉本体23を開閉す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ,
オーディオテープレコーダなどのカセット式磁気記録再
生装置のカセット出し入れ口の開閉扉に関するものであ
る。
オーディオテープレコーダなどのカセット式磁気記録再
生装置のカセット出し入れ口の開閉扉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカセット式磁気記録再生装置には
図14に示すように構成されたものがある。つまり、カ
セット1が挿入される移動カセットホルダ2が磁気記録
再生装置本体3の上面に平行リンク機構4を介して取り
付けられ、移動カセットホルダ2は磁気記録再生装置本
体3の上面位置から斜め上方に移動自在に構成されてい
る。そして、磁気記録再生装置本体3の斜め上方位置に
移動カセットホルダ2を押し上げた状態でカセット1を
挿入し、この後、移動カセットホルダ2を押下げること
により、カセット1を磁気記録再生装置本体3内に収容
するようになっている。
図14に示すように構成されたものがある。つまり、カ
セット1が挿入される移動カセットホルダ2が磁気記録
再生装置本体3の上面に平行リンク機構4を介して取り
付けられ、移動カセットホルダ2は磁気記録再生装置本
体3の上面位置から斜め上方に移動自在に構成されてい
る。そして、磁気記録再生装置本体3の斜め上方位置に
移動カセットホルダ2を押し上げた状態でカセット1を
挿入し、この後、移動カセットホルダ2を押下げること
により、カセット1を磁気記録再生装置本体3内に収容
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成によれば、カセット1を出し入れする際に、移動
カセットホルダ2を磁気記録再生装置本体4上面位置か
ら斜め上方に移動させる構造であるため、このような構
造のカセット式磁気記録再生装置を据置型の装置に組み
込もうとすると、磁気記録再生装置の配置箇所が組み込
む装置の上面部に限定されてしまい、所望の箇所に組み
込むことが困難であるとともに、磁気記録再生装置の配
置箇所が高くなってカセット1の取扱いが不便となって
しまうことが多かった。
来構成によれば、カセット1を出し入れする際に、移動
カセットホルダ2を磁気記録再生装置本体4上面位置か
ら斜め上方に移動させる構造であるため、このような構
造のカセット式磁気記録再生装置を据置型の装置に組み
込もうとすると、磁気記録再生装置の配置箇所が組み込
む装置の上面部に限定されてしまい、所望の箇所に組み
込むことが困難であるとともに、磁気記録再生装置の配
置箇所が高くなってカセット1の取扱いが不便となって
しまうことが多かった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、カセ
ットが配置される移動シャーシを固定シャーシに対して
移動自在に装着したカセット式磁気記録再生装置におい
て、据置型の装置への組み込みに対して自由度が高く、
かつ組み込んだ装置におけるカセットの取扱いが容易と
なるカセット出し入れ口の開閉扉を提供することを目的
とするものである。
ットが配置される移動シャーシを固定シャーシに対して
移動自在に装着したカセット式磁気記録再生装置におい
て、据置型の装置への組み込みに対して自由度が高く、
かつ組み込んだ装置におけるカセットの取扱いが容易と
なるカセット出し入れ口の開閉扉を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の第1の手段は、回転ヘッドが取り付けられた
固定シャーシに、カセットが配置される移動シャーシ
を、前後方向に移動自在に装着したカセット式磁気記録
再生装置におけるカセット出し入れ口の開閉扉であっ
て、磁気記録再生装置本体の前面に配置され、ブラケッ
ト部を介して前記移動シャーシに取り付けられた前面カ
バーと、前面カバーの内側から出退自在に配設されて磁
気記録再生装置本体の前面に形成されたカセット出し入
れ口を開閉する扉本体と、前記ブラケット部または前面
カバーに回動自在に取り付けられ、一端部が前記扉本体
に係合されたレバー部材と、一端が前記レバー部材に係
止され、他端が固定シャーシ側に係止された索体と、扉
本体が閉方向に移動するように付勢する付勢手段とを備
えたものである。
に本発明の第1の手段は、回転ヘッドが取り付けられた
固定シャーシに、カセットが配置される移動シャーシ
を、前後方向に移動自在に装着したカセット式磁気記録
再生装置におけるカセット出し入れ口の開閉扉であっ
て、磁気記録再生装置本体の前面に配置され、ブラケッ
ト部を介して前記移動シャーシに取り付けられた前面カ
バーと、前面カバーの内側から出退自在に配設されて磁
気記録再生装置本体の前面に形成されたカセット出し入
れ口を開閉する扉本体と、前記ブラケット部または前面
カバーに回動自在に取り付けられ、一端部が前記扉本体
に係合されたレバー部材と、一端が前記レバー部材に係
止され、他端が固定シャーシ側に係止された索体と、扉
本体が閉方向に移動するように付勢する付勢手段とを備
えたものである。
【0006】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段において、ブラケット部と移動シャーシの一部とを
対向させて配置し、これらの対向部分を互いに圧接する
方向に付勢しながら連結する弾性押し付け部材を設け、
ローディング状態でブラケット部が固定側部分に当接し
て後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シャー
シよりブラケット部が離間する相対位置となるようにブ
ラケット部と固定側部分とを配設したものである。
手段において、ブラケット部と移動シャーシの一部とを
対向させて配置し、これらの対向部分を互いに圧接する
方向に付勢しながら連結する弾性押し付け部材を設け、
ローディング状態でブラケット部が固定側部分に当接し
て後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シャー
シよりブラケット部が離間する相対位置となるようにブ
ラケット部と固定側部分とを配設したものである。
【0007】
【作用】上記第1の手段において、ローディング状態の
際には、カセットが配置された移動シャーシが後方側に
位置されて記録再生ができる状態とされるとともに、付
勢手段により扉本体が閉方向に移動されてカセット出し
入れ口が閉じられる。
際には、カセットが配置された移動シャーシが後方側に
位置されて記録再生ができる状態とされるとともに、付
勢手段により扉本体が閉方向に移動されてカセット出し
入れ口が閉じられる。
【0008】一方、アンローディング状態の際には、カ
セットが配置された移動シャーシが前方側に移動され
る。これにより、固定シャーシ側に係止された索体を介
してレバー部材が引っ張られて回動し、レバー部材に係
合された扉本体は、付勢手段の付勢力に抗して前面カバ
ーの内側に移動され、この結果、カセット出し入れ口が
開けられる。
セットが配置された移動シャーシが前方側に移動され
る。これにより、固定シャーシ側に係止された索体を介
してレバー部材が引っ張られて回動し、レバー部材に係
合された扉本体は、付勢手段の付勢力に抗して前面カバ
ーの内側に移動され、この結果、カセット出し入れ口が
開けられる。
【0009】したがって、カセットを磁気記録再生装置
本体の前面側より出し入れすることができて、据置型の
装置へ容易に組み込むことができ、かつ組み込んだ装置
におけるカセットの取扱いが容易となる。
本体の前面側より出し入れすることができて、据置型の
装置へ容易に組み込むことができ、かつ組み込んだ装置
におけるカセットの取扱いが容易となる。
【0010】また、上記第2の手段により、アンローデ
ィング状態では、弾性押し付け部材の押しつけ力によ
り、ブラケット部が移動シャーシに圧接される一方、ロ
ーディング状態では、ブラケット部が固定側部分に当接
して後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シャ
ーシよりブラケット部が離間するため、ブラケット部に
取付けられている前面カバーからの振動が移動シャーシ
側に伝達され難くなり、テープ走行中に前面カバーに触
れることがあっても、テープ走行系に悪影響を及ぼすこ
とが防止される。
ィング状態では、弾性押し付け部材の押しつけ力によ
り、ブラケット部が移動シャーシに圧接される一方、ロ
ーディング状態では、ブラケット部が固定側部分に当接
して後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シャ
ーシよりブラケット部が離間するため、ブラケット部に
取付けられている前面カバーからの振動が移動シャーシ
側に伝達され難くなり、テープ走行中に前面カバーに触
れることがあっても、テープ走行系に悪影響を及ぼすこ
とが防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1および図9〜図12は本発明の一実施例にかか
るカセット式磁気記録再生装置のアンローディング完了
状態を示し、図2〜図8はローディング完了状態を示
し、図13はローディング途中状態を示す。
る。図1および図9〜図12は本発明の一実施例にかか
るカセット式磁気記録再生装置のアンローディング完了
状態を示し、図2〜図8はローディング完了状態を示
し、図13はローディング途中状態を示す。
【0012】図1〜図13において、11は磁気記録再
生装置本体10の両側面および上下面などを構成するボ
ックス状のメインハウジングで、このメインハウジング
11の下面部上に、回転ヘッド(図示せず)が取り付け
られている固定シャーシ12が固定されている。この固
定シャーシ12に対して前後方向に移動自在に移動シャ
ーシ13が装着され、移動シャーシ13には一対のリー
ル台(図示せず)が取り付けられている。なお、図6に
おいて、14は固定シャーシ12上に立設されたガイド
ポストで、移動シャーシ13に形成された溝部15に摺
接されて、移動シャーシ13の移動方向を案内している
とともに、移動シャーシ13の前後への移動範囲を規制
している。
生装置本体10の両側面および上下面などを構成するボ
ックス状のメインハウジングで、このメインハウジング
11の下面部上に、回転ヘッド(図示せず)が取り付け
られている固定シャーシ12が固定されている。この固
定シャーシ12に対して前後方向に移動自在に移動シャ
ーシ13が装着され、移動シャーシ13には一対のリー
ル台(図示せず)が取り付けられている。なお、図6に
おいて、14は固定シャーシ12上に立設されたガイド
ポストで、移動シャーシ13に形成された溝部15に摺
接されて、移動シャーシ13の移動方向を案内している
とともに、移動シャーシ13の前後への移動範囲を規制
している。
【0013】移動シャーシ13には前方よりカセット1
6を収容するカセットトレイ17が昇降可能に配設され
ており、固定シャーシ12と移動シャーシ13のそれぞ
れには多数の部品が組み付けられて記録再生部が構成さ
れている。
6を収容するカセットトレイ17が昇降可能に配設され
ており、固定シャーシ12と移動シャーシ13のそれぞ
れには多数の部品が組み付けられて記録再生部が構成さ
れている。
【0014】記録再生が行われるローディング完了時に
は、図2〜図6に示すように、移動シャーシ13が、メ
インハウジング11内に収納された後方位置に配置され
るとともに、カセットトレイ17は移動シャーシ13に
連動して移動シャーシ13近傍の下方位置に配置され
る。一方、カセット16の着脱を行うアンローディング
時には、図1および図9〜図12に示すように、移動シ
ャーシ13の前部がメインハウジング11より前方に突
出する前方位置まで移動され、カセットトレイ17は移
動シャーシ13に連動して上昇されて、カセットトレイ
17の前面開口部が磁気記録再生装置本体10の前面上
部位置に設けられたカセット出し入れ口18に臨むよう
に移動される。なお、移動シャーシ13およびカセット
トレイ17は図示しないモータにより連動して駆動され
る。また、図13に示すように、カセットトレイ17は
ローディング途中位置(移動シャーシ13が前方に少し
突出された位置)から上昇される。
は、図2〜図6に示すように、移動シャーシ13が、メ
インハウジング11内に収納された後方位置に配置され
るとともに、カセットトレイ17は移動シャーシ13に
連動して移動シャーシ13近傍の下方位置に配置され
る。一方、カセット16の着脱を行うアンローディング
時には、図1および図9〜図12に示すように、移動シ
ャーシ13の前部がメインハウジング11より前方に突
出する前方位置まで移動され、カセットトレイ17は移
動シャーシ13に連動して上昇されて、カセットトレイ
17の前面開口部が磁気記録再生装置本体10の前面上
部位置に設けられたカセット出し入れ口18に臨むよう
に移動される。なお、移動シャーシ13およびカセット
トレイ17は図示しないモータにより連動して駆動され
る。また、図13に示すように、カセットトレイ17は
ローディング途中位置(移動シャーシ13が前方に少し
突出された位置)から上昇される。
【0015】移動シャーシ13の前端部13aは上方に
延設され、この前端上延部13aの左右2箇所に弾性押
し付け部材としてのダンパ20を介してブラケット21
が取り付けられている。そして、このブラケット21の
前方に、磁気記録再生装置本体10の前面下部を覆う前
面カバー22が取り付けられている。ここで、ダンパ2
0は略円柱形状とされ、中心部後方に突出する固定ねじ
部20aが移動シャーシ13にねじ込まれて固定されて
いる一方、前側外周部に設けられているリング状の弾性
部20bの後面にブラケット21が固着され、弾性部2
0bによりブラケット21が移動シャーシ13側に押し
付けられている。
延設され、この前端上延部13aの左右2箇所に弾性押
し付け部材としてのダンパ20を介してブラケット21
が取り付けられている。そして、このブラケット21の
前方に、磁気記録再生装置本体10の前面下部を覆う前
面カバー22が取り付けられている。ここで、ダンパ2
0は略円柱形状とされ、中心部後方に突出する固定ねじ
部20aが移動シャーシ13にねじ込まれて固定されて
いる一方、前側外周部に設けられているリング状の弾性
部20bの後面にブラケット21が固着され、弾性部2
0bによりブラケット21が移動シャーシ13側に押し
付けられている。
【0016】図4〜図8に示すように、ブラケット21
の両側部にはその上部、中央部および下部において前方
に延びる側面前延部21a,21b,21cが形成さ
れ、上部および下部の側面前延部21a,21cにおけ
る外面側に設けられた突起21dに前面カバー22の凹
部22aが嵌入されて前面カバー22が固定されてい
る。前面カバー22の内面両側には上下に延びる溝部2
2bが形成され、これらの溝部22b間に扉本体23が
昇降自在に挿入されている。
の両側部にはその上部、中央部および下部において前方
に延びる側面前延部21a,21b,21cが形成さ
れ、上部および下部の側面前延部21a,21cにおけ
る外面側に設けられた突起21dに前面カバー22の凹
部22aが嵌入されて前面カバー22が固定されてい
る。前面カバー22の内面両側には上下に延びる溝部2
2bが形成され、これらの溝部22b間に扉本体23が
昇降自在に挿入されている。
【0017】また、図7,図8に示すように、ブラケッ
ト21における側面前延部21a,21b,21cの間
の部分は側方に延設され、ローディング完了時には、こ
れらの側方延設部21e,21fがメインハウジング1
1に当接するようになっている。
ト21における側面前延部21a,21b,21cの間
の部分は側方に延設され、ローディング完了時には、こ
れらの側方延設部21e,21fがメインハウジング1
1に当接するようになっている。
【0018】図5,図6に示すように、扉本体23の下
部中央には後方に突出する突軸24が取り付けられ、こ
の突軸24には、ブラケット21の一側寄り下部に設け
られた枢支軸25を中心に揺動自在なレバー部材26の
二股部26aが係合されている。また、レバー部材26
の上面側に設けられた係止用屈曲部26bとブラケット
21の一側寄り上部に設けられた係止用屈曲部21gと
に跨がって付勢手段としての引き上げばね27が係止さ
れ、この引き上げばね27によりレバー部材26がA方
向に回動して扉本体23が上昇する方向に付勢されてい
る。
部中央には後方に突出する突軸24が取り付けられ、こ
の突軸24には、ブラケット21の一側寄り下部に設け
られた枢支軸25を中心に揺動自在なレバー部材26の
二股部26aが係合されている。また、レバー部材26
の上面側に設けられた係止用屈曲部26bとブラケット
21の一側寄り上部に設けられた係止用屈曲部21gと
に跨がって付勢手段としての引き上げばね27が係止さ
れ、この引き上げばね27によりレバー部材26がA方
向に回動して扉本体23が上昇する方向に付勢されてい
る。
【0019】また、レバー部材26の下面側に設けられ
た係止用屈曲部26cにはこのレバー部材26をB方向
に回動させて扉本体23が下降する方向に引っ張るワイ
ヤ28が引張ばね29を介して取り付けられている。ワ
イヤ28は、ブラケット21に回転自在に取り付けられ
ている縦ローラ31と横ローラ32とにガイドされなが
ら斜め下方から横方向および斜め後方に掛け渡されて、
固定シャーシ12に固定された係止部33に係止されて
いる。なお、21h,21iはブラケット21に形成さ
れ、扉本体23の下降位置を規制するストッパ部であ
る。
た係止用屈曲部26cにはこのレバー部材26をB方向
に回動させて扉本体23が下降する方向に引っ張るワイ
ヤ28が引張ばね29を介して取り付けられている。ワ
イヤ28は、ブラケット21に回転自在に取り付けられ
ている縦ローラ31と横ローラ32とにガイドされなが
ら斜め下方から横方向および斜め後方に掛け渡されて、
固定シャーシ12に固定された係止部33に係止されて
いる。なお、21h,21iはブラケット21に形成さ
れ、扉本体23の下降位置を規制するストッパ部であ
る。
【0020】また、メインハウジング11の下面には前
方に突出する突出部11aが設けられ、この突出部11
aはローディング完了時にレバー部材26の他端部26
dに当接して、ローディング完了時にレバー部材26が
B方向に回動して扉本体23が下降する(開けられる)
ことを防止している。
方に突出する突出部11aが設けられ、この突出部11
aはローディング完了時にレバー部材26の他端部26
dに当接して、ローディング完了時にレバー部材26が
B方向に回動して扉本体23が下降する(開けられる)
ことを防止している。
【0021】また、図3などにおいて、34,35は磁
気記録再生装置本体10の前面上部両側を覆う前面側部
カバーである。ローディング完了状態の際には、カセッ
ト16が配置された移動シャーシ13が後方側に位置さ
れて記録再生ができる状態とされるとともに、図3など
に示すように、引き上げばね27により扉本体23が閉
方向に移動されてカセット出し入れ口18が閉じられ
る。この際には、図5に示すように、レバー部材26の
他端部26dがメインハウジング11の突出部11aに
上方から当接されて、レバー部材26のB方向への回動
が禁止されることにより、扉本体23が無理に開けられ
ることが防止される。したがって、カセット出し入れ口
18を介してほこりなどが侵入することが防止される。
気記録再生装置本体10の前面上部両側を覆う前面側部
カバーである。ローディング完了状態の際には、カセッ
ト16が配置された移動シャーシ13が後方側に位置さ
れて記録再生ができる状態とされるとともに、図3など
に示すように、引き上げばね27により扉本体23が閉
方向に移動されてカセット出し入れ口18が閉じられ
る。この際には、図5に示すように、レバー部材26の
他端部26dがメインハウジング11の突出部11aに
上方から当接されて、レバー部材26のB方向への回動
が禁止されることにより、扉本体23が無理に開けられ
ることが防止される。したがって、カセット出し入れ口
18を介してほこりなどが侵入することが防止される。
【0022】一方、アンローディング状態の際には、図
12などに示すように、カセット16が配置された移動
シャーシ13が前方側に移動される。これにより、固定
シャーシ12側に係止されたワイヤ28を介してレバー
部材26が引っ張られて回動し、扉本体23は、引き上
げばね27の付勢力に抗して前面カバー22の内側に移
動され、この結果、カセット出し入れ口18が開けられ
る。
12などに示すように、カセット16が配置された移動
シャーシ13が前方側に移動される。これにより、固定
シャーシ12側に係止されたワイヤ28を介してレバー
部材26が引っ張られて回動し、扉本体23は、引き上
げばね27の付勢力に抗して前面カバー22の内側に移
動され、この結果、カセット出し入れ口18が開けられ
る。
【0023】なお、ローディング状態からアンローディ
ング状態へ移動する際に、扉本体23が下降してブラケ
ット21のストッパ部21h,21iに当接した後も移
動シャーシ13と共にワイヤ28がある程度後方に引っ
張られるが、この際には、引張ばね29が延びて移動シ
ャーシ13と扉本体23との移動ストロークの差が吸収
される。
ング状態へ移動する際に、扉本体23が下降してブラケ
ット21のストッパ部21h,21iに当接した後も移
動シャーシ13と共にワイヤ28がある程度後方に引っ
張られるが、この際には、引張ばね29が延びて移動シ
ャーシ13と扉本体23との移動ストロークの差が吸収
される。
【0024】このように、磁気記録再生装置本体10の
前面に設けられたカセット出し入れ口18からカセット
16を出し入れできるため、据置型の装置へ磁気記録再
生装置本体10を容易に組み込むことができ、かつ組み
込んだ装置におけるカセット16の取扱いは容易とな
る。
前面に設けられたカセット出し入れ口18からカセット
16を出し入れできるため、据置型の装置へ磁気記録再
生装置本体10を容易に組み込むことができ、かつ組み
込んだ装置におけるカセット16の取扱いは容易とな
る。
【0025】また、移動シャーシ13の動きに連動して
扉本体23が開閉され、別途に扉本体を開閉させるため
の駆動手段を有しないため、安価に製造することができ
る。また、アンローディング状態では、図1に示すよう
に、ダンパ20の押しつけ力により、ブラケット21が
移動シャーシ13に圧接されるため、ブラケット21や
前面カバー22などは移動シャーシ13に安定して支持
される。
扉本体23が開閉され、別途に扉本体を開閉させるため
の駆動手段を有しないため、安価に製造することができ
る。また、アンローディング状態では、図1に示すよう
に、ダンパ20の押しつけ力により、ブラケット21が
移動シャーシ13に圧接されるため、ブラケット21や
前面カバー22などは移動シャーシ13に安定して支持
される。
【0026】一方、ローディング状態では、図4,図8
に示すように、ブラケット21がメインハウジング11
に当接して後方への移動が規制され、ダンパ20の押し
つけ力に抗して、ブラケット21が移動シャーシ13よ
り離間して隙間Cを有する状態となる。これにより、ブ
ラケット21に取付けられている前面カバー22側から
の振動はブラケット21から移動シャーシ13に直接伝
わることがなくなって、ダンパ20の弾性部20bを介
して移動シャーシ13側に伝達されることとなる。した
がって、前面カバー22側からの振動は弾性部20bに
て吸収されて、移動シャーシ13側には伝達され難くな
り、テープ走行中に前面カバー22に触れることなどが
あっても、テープ走行系に悪影響を及ぼすことが防止さ
れ、信頼性が向上する。また、移動シャーシ13の前後
ストロークのばらつきが吸収されてローディングの際に
は扉本体23が常にメインハウジング11に圧着され、
密着性が向上する。
に示すように、ブラケット21がメインハウジング11
に当接して後方への移動が規制され、ダンパ20の押し
つけ力に抗して、ブラケット21が移動シャーシ13よ
り離間して隙間Cを有する状態となる。これにより、ブ
ラケット21に取付けられている前面カバー22側から
の振動はブラケット21から移動シャーシ13に直接伝
わることがなくなって、ダンパ20の弾性部20bを介
して移動シャーシ13側に伝達されることとなる。した
がって、前面カバー22側からの振動は弾性部20bに
て吸収されて、移動シャーシ13側には伝達され難くな
り、テープ走行中に前面カバー22に触れることなどが
あっても、テープ走行系に悪影響を及ぼすことが防止さ
れ、信頼性が向上する。また、移動シャーシ13の前後
ストロークのばらつきが吸収されてローディングの際に
は扉本体23が常にメインハウジング11に圧着され、
密着性が向上する。
【0027】なお、上記実施例においては、カセット出
し入れ口18が磁気記録再生装置本体10の前面上部に
設けられた場合を説明したが、カセット出し入れ口18
が前面に向く姿勢であれば磁気記録再生装置本体10を
どのような向き(縦向きや逆向きなど)で配置すること
も可能であることはいうまでもない。
し入れ口18が磁気記録再生装置本体10の前面上部に
設けられた場合を説明したが、カセット出し入れ口18
が前面に向く姿勢であれば磁気記録再生装置本体10を
どのような向き(縦向きや逆向きなど)で配置すること
も可能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によると、磁気記録
再生装置本体の前面に配置され、ブラケット部を介して
移動シャーシに取り付けられた前面カバーと、前面カバ
ーの内側から出退自在に配設されて磁気記録再生装置本
体の前面に形成されたカセット出し入れ口を開閉する扉
本体と、前記ブラケット部または前面カバーに回動自在
に取り付けられ、一端部が前記扉本体に係合されたレバ
ー部材と、一端が前記レバー部材に係止され、他端が固
定シャーシ側に係止された索体と、扉本体が閉方向に移
動するように付勢する付勢手段とを備えることにより、
カセットが配置される移動シャーシを固定シャーシに対
して前後方向に移動自在に装着したカセット式磁気記録
再生装置において、磁気記録再生装置本体の前面に設け
られたカセット出し入れ口からカセットを出し入れでき
て、据置型の装置へ磁気記録再生装置本体を容易に組み
込むことができ、かつ組み込んだ装置におけるカセット
の取扱いは容易となる。
再生装置本体の前面に配置され、ブラケット部を介して
移動シャーシに取り付けられた前面カバーと、前面カバ
ーの内側から出退自在に配設されて磁気記録再生装置本
体の前面に形成されたカセット出し入れ口を開閉する扉
本体と、前記ブラケット部または前面カバーに回動自在
に取り付けられ、一端部が前記扉本体に係合されたレバ
ー部材と、一端が前記レバー部材に係止され、他端が固
定シャーシ側に係止された索体と、扉本体が閉方向に移
動するように付勢する付勢手段とを備えることにより、
カセットが配置される移動シャーシを固定シャーシに対
して前後方向に移動自在に装着したカセット式磁気記録
再生装置において、磁気記録再生装置本体の前面に設け
られたカセット出し入れ口からカセットを出し入れでき
て、据置型の装置へ磁気記録再生装置本体を容易に組み
込むことができ、かつ組み込んだ装置におけるカセット
の取扱いは容易となる。
【0029】また、ブラケット部と移動シャーシの一部
とを対向させて配置し、これらの対向部分を互いに圧接
する方向に付勢しながら連結する弾性押し付け部材を設
け、ローディング状態でブラケット部が固定側部分に当
接して後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シ
ャーシよりブラケット部が離間する相対位置となるよう
にブラケット部と固定側部分とを配設することにより、
ローディング状態では、前面カバー側からの振動が弾性
押し付け部材を介して移動シャーシ側に伝達されること
となって、前面カバー側からの振動は移動シャーシ側に
は伝達され難くなり、テープ走行中に前面カバーに触れ
ることなどがあっても、テープ走行系に悪影響を及ぼす
ことが防止されて、信頼性が向上する。また、移動シャ
ーシの前後ストロークのばらつきが吸収されてローディ
ングの際には扉本体が常にメインハウジングに圧着さ
れ、密着性が向上する。
とを対向させて配置し、これらの対向部分を互いに圧接
する方向に付勢しながら連結する弾性押し付け部材を設
け、ローディング状態でブラケット部が固定側部分に当
接して後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シ
ャーシよりブラケット部が離間する相対位置となるよう
にブラケット部と固定側部分とを配設することにより、
ローディング状態では、前面カバー側からの振動が弾性
押し付け部材を介して移動シャーシ側に伝達されること
となって、前面カバー側からの振動は移動シャーシ側に
は伝達され難くなり、テープ走行中に前面カバーに触れ
ることなどがあっても、テープ走行系に悪影響を及ぼす
ことが防止されて、信頼性が向上する。また、移動シャ
ーシの前後ストロークのばらつきが吸収されてローディ
ングの際には扉本体が常にメインハウジングに圧着さ
れ、密着性が向上する。
【図1】本発明の一実施例にかかるカセット式磁気記録
再生装置の開閉扉部分におけるアンローディング完了状
態の際の側面断面図である(レバー部材およびその近傍
箇所を略して示す)。
再生装置の開閉扉部分におけるアンローディング完了状
態の際の側面断面図である(レバー部材およびその近傍
箇所を略して示す)。
【図2】同開閉扉部分のローディング完了状態の際の側
面図である。
面図である。
【図3】同開閉扉部分のローディング完了状態の際の正
面図である。
面図である。
【図4】同開閉扉部分のローディング完了状態の際の側
面断面図である(レバー部材およびその近傍箇所を略し
て示す)。
面断面図である(レバー部材およびその近傍箇所を略し
て示す)。
【図5】図4のV−V線より見た矢視正面図である(磁
気記録再生装置本体側を略して示す)。
気記録再生装置本体側を略して示す)。
【図6】図5のVI−VI線より見た矢視平面図である。
【図7】同開閉扉部分のブラケットと前面カバーとの結
合部分の要部平面図である。
合部分の要部平面図である。
【図8】同開閉扉部分のローディング完了状態の際の一
部切欠き平面図である。
部切欠き平面図である。
【図9】同開閉扉部分のアンローディング完了状態の際
の側面図である。
の側面図である。
【図10】同開閉扉部分のアンローディング完了状態の
際の正面図である。
際の正面図である。
【図11】図1のXI−XI線より見た矢視正面図である
(磁気記録再生装置本体側を略して示す)。
(磁気記録再生装置本体側を略して示す)。
【図12】図11のXII −XII 線より見た矢視平面図で
ある。
ある。
【図13】同開閉扉部分のローディング途中状態の際の
側面断面図である(レバー部材およびその近傍箇所を略
して示す)。
側面断面図である(レバー部材およびその近傍箇所を略
して示す)。
【図14】従来のカセット式磁気記録再生装置の側面図
である。
である。
11 メインハウジング 10 磁気記録再生装置本体 12 固定シャーシ 13 移動シャーシ 16 カセット 17 カセットトレイ 18 カセット出し入れ口 20 ダンパ(弾性押し付け部材) 21 ブラケット 22 前面カバー 23 扉本体 25 枢支軸 26 レバー部材 27 引き上げばね(付勢手段) 29 引張ばね
Claims (2)
- 【請求項1】 回転ヘッドが取り付けられた固定シャー
シに、カセットが配置される移動シャーシを、前後方向
に移動自在に装着したカセット式磁気記録再生装置にお
けるカセット出し入れ口の開閉扉であって、磁気記録再
生装置本体の前面に配置され、ブラケット部を介して前
記移動シャーシに取り付けられた前面カバーと、前面カ
バーの内側から出退自在に配設されて磁気記録再生装置
本体の前面に形成されたカセット出し入れ口を開閉する
扉本体と、前記ブラケット部または前面カバーに回動自
在に取り付けられ、一端部が前記扉本体に係合されたレ
バー部材と、一端が前記レバー部材に係止され、他端が
固定シャーシ側に係止された索体と、扉本体が閉方向に
移動するように付勢する付勢手段とを備えたカセット出
し入れ口の開閉扉。 - 【請求項2】 ブラケット部と移動シャーシの一部とを
対向させて配置し、これらの対向部分を互いに圧接する
方向に付勢しながら連結する弾性押し付け部材を設け、
ローディング状態でブラケット部が固定側部分に当接し
て後方への移動が規制され、後方へ移動した移動シャー
シよりブラケット部が離間する相対位置となるようにブ
ラケット部と固定側部分とを配設した請求項1記載のカ
セット出し入れ口の開閉扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2459594A JPH07235171A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | カセット出し入れ口の開閉扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2459594A JPH07235171A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | カセット出し入れ口の開閉扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235171A true JPH07235171A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12142513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2459594A Pending JPH07235171A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | カセット出し入れ口の開閉扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07235171A (ja) |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP2459594A patent/JPH07235171A/ja active Pending
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