JPH07234890A - 電磁界強度算出装置 - Google Patents

電磁界強度算出装置

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JPH07234890A
JPH07234890A JP2710994A JP2710994A JPH07234890A JP H07234890 A JPH07234890 A JP H07234890A JP 2710994 A JP2710994 A JP 2710994A JP 2710994 A JP2710994 A JP 2710994A JP H07234890 A JPH07234890 A JP H07234890A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電気回路装置の放射する電磁界強度
を算出する電磁界強度算出装置に関し、高い精度で、高
速に、しかも少ない記憶資源でもって電磁界強度を算出
できるようにすることを目的とする。 【構成】電気回路装置の各装置部分を、分布定数線路近
似法の適用可能な装置部分と、適用不可能な装置部分と
に区分けする区分手段11と、適用可能と区分けされた
装置部分に対して分布定数線路近似法を施すことで、そ
の装置部分の電流分布を算出する第1の算出手段12
と、第1の算出手段12の算出する電流分布を用いつ
つ、適用不可能と区分けされた装置部分に対してモーメ
ント法を施すことで、その装置部分の電流分布を算出す
る第2の算出手段13と、第1及び第2の算出手段1
2,13の算出する電流分布から、電気回路装置の放射
する電磁界強度を算出する第3の算出手段14とを備え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気回路装置の放射す
る電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置に関し、特
に、高い精度で、高速に、しかも少ない記憶資源でもっ
て電磁界強度を算出できる電磁界強度算出装置に関す
る。
【0002】電気回路装置を設計していくにあたって、
電気回路装置の放射する電磁界強度を算出することが要
求されることがある。このような電磁界強度を算出する
電磁界強度算出装置は、高い精度で、高速に、しかも少
ない記憶資源でもって電磁界強度を算出できることが好
ましい。
【0003】
【従来の技術】任意形状の物体から放射される電磁波の
電磁界強度は、物体各部に流れる電流が分かれば、公知
の理論式を用いて容易に計算することができる。この電
流値は、理論的には、マックスウェルの電磁波動方程式
を与えられた境界条件の下で解くことで得られるもので
あるが、任意形状物体を対象とした複雑な境界条件の下
での理論的な解法は現在知られていない。
【0004】従って、現在の電磁界強度算出装置で用い
られている電流を求める解法は、難易の程度はあるにせ
よ、すべて近似的なものである。現在、この近似的な解
法として、微小ループアンテナ近似法と、分布定数線路
近似法と、モーメント法という3種類のものが知られて
いる。
【0005】微小ループアンテナ近似法は、波源回路と
負荷回路との間を接続する配線をループアンテナとして
扱い、ループ上の電流は平坦なものと仮定して、これを
集中定数回路の計算手法で求める方法である。図18
に、この微小ループアンテナ近似法の構成を図示する。
この微小ループアンテナ近似法による計算は最も簡単で
あるが、ループの寸法が電磁波の波長に比べて無視でき
ない条件では精度が極めて低下することから、現実には
殆ど用いられていない。
【0006】一方、分布定数線路近似法は、1次元の構
造物として近似できる物体に対して、分布定数線路の方
程式を適用することで電流を求める方法である。計算は
比較的簡単であり、計算時間及び記憶容量も解析要素数
にほぼ比例して増加するに止まり、線路の反射や共振等
の現象も含めた解析ができることから、1次元の近似が
成立する物体に対しては、高速・高精度の解析ができ
る。図19に、この分布定数線路近似法の構成を図示す
る。
【0007】一方、モーメント法は、マックスウェルの
電磁波動方程式から導かれる積分方程式の解法の1つで
あり、図20に示すような3次元の任意形状物体を扱う
ことができる。具体的には、物体を小さな要素に分割し
て電流の計算を行うものであり、計算時間及び記憶容量
は、解析要素数のほぼ2乗に比例して増大することにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】確かに、解析対象の電
気回路装置が1次元の構造物として近似できる場合に
は、分布定数線路近似法を用いることで、物体を流れる
電流を高速・高精度に求めることができ、電気回路装置
の放射する電磁界強度を高速・高精度に求めることがで
きる。
【0009】しかしながら、この分布定数線路近似法で
は、解析対象の電気回路装置が1次元の構造物として近
似できない場合には、原理的に電流を求めることができ
ないという問題点がある。
【0010】すなわち、この分布定数線路近似法では、
接地層を有する多層プリント板や同軸ケーブル等の電流
については、高速・高精度に求めることができるもの
の、接地層を持たないことで周囲への電磁界の放射が多
いとともに、周囲の電磁界による影響を受ける特性を持
つ片面・両面プリント板や、筐体等の任意形状物体につ
いては電流を求めることができないことから、プリント
板から筐体まで含めた装置全体の解析は原理的に不可能
であるという問題点がある。
【0011】一方、確かに、モーメント法を用いると、
プリント板から筐体まで含めた装置全体の解析が可能で
あるものの、解析対象となる電気回路装置の規模が大き
くなると、計算量が膨大なものとなるために、現在のコ
ンピュータの能力では、実用的な時間内に解析を行うこ
とができないという問題点がある。そして、記憶資源が
膨大なものとなるという問題点もある。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、高い精度で、高速に、しかも少ない記憶資源
でもって、複雑な構造体の電気回路装置の放射する電磁
界強度を算出できるようにする新たな電磁界強度算出装
置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明により構成される電磁界
強度算出装置であって、本発明に従って、解析対象とな
る電気回路装置の放射する電磁界強度を算出する。
【0014】この電磁界強度算出装置1は、入力手段1
0と、区分手段11と、第1の算出手段12と、第2の
算出手段13と、第3の算出手段14と、出力手段15
とを備える。
【0015】入力手段10は、解析対象となる電気回路
装置の構造情報を外部から受け取る。区分手段11は、
解析対象となる電気回路装置の各装置部分を、分布定数
線路近似法の適用可能な装置部分と、分布定数線路近似
法の適用不可能な装置部分とに区分けする。
【0016】第1の算出手段12は、区分手段11が適
用可能と区分けする装置部分に対して分布定数線路近似
法を施すことで、その装置部分の電流分布を算出する。
第2の算出手段13は、相互インピーダンス算出手段1
30と、誘起波源算出手段131と、電流分布算出手段
132とから構成されて、第1の算出手段12の算出す
る電流分布を用いつつ、区分手段11が適用不可能と区
分けする装置部分に対してモーメント法を施すことで、
その装置部分の電流分布を算出する。
【0017】第3の算出手段14は、第1の算出手段1
2の算出する電流分布と、第2の算出手段13の算出す
る電流分布とから、電気回路装置の放射する電磁界強度
を算出する。
【0018】出力手段15は、第3の算出手段14の算
出する電磁界強度を外部に出力する。
【0019】
【作用】本発明では、入力手段10が、外部から解析対
象となる電気回路装置の持つ形状や寸法や材料特性や電
気特性等の構造情報を受け取って区分手段11に与える
と、区分手段11は、その構造情報を分析することで、
解析対象となる電気回路装置の各装置部分を、分布定数
線路近似法の適用可能な装置部分と、分布定数線路近似
法の適用不可能な装置部分とに区分けする。
【0020】例えば、信号配線層と接地配線層とを有す
るプリント板部分や、同軸構造を有するケーブル部分
や、平行配線構造部分や、平行平板構造部分や、平板と
配線とが平行に配設される構造部分といった1次元の構
造物として近似できる装置部分については分布定数線路
近似法の適用可能な装置部分と判断し、それ以外につい
ては、分布定数線路近似法の適用不可能な装置部分と判
断して区分けしていくのである。なお、このとき、例え
ば、同軸構造を有するケーブルの外導体部分については
分布定数線路近似法では十分精度がでないことに対応さ
せて、このような原則的には分布定数線路近似法の適用
可能な装置部分であっても、分布定数線路近似法の適用
不可能な装置部分と判断していくことがある。
【0021】そして、この区分け処理を実行すると、区
分手段11は、第1の算出手段12に対して、分布定数
線路近似法の適用可能な装置部分の構造情報を通知する
とともに、第2の算出手段13に対して、分布定数線路
近似法の適用可能な装置部分の構造情報と、分布定数線
路近似法の適用不可能な装置部分の構造情報とを区別し
つつ通知する。
【0022】区分手段11から、分布定数線路近似法の
適用可能な装置部分の構造情報を受け取ると、第1の算
出手段12は、その装置部分に含まれる波源を用いて、
その装置部分に対して分布定数線路近似法を施すこと
で、その装置部分の電流分布を算出する。
【0023】一方、区分手段11から、分布定数線路近
似法の適用可能な装置部分の構造情報と、分布定数線路
近似法の適用不可能な装置部分の構造情報とを区別しつ
つ受け取ると、第2の算出手段13は、最初に、相互イ
ンピーダンス算出手段130の算出処理に従って、分布
定数線路近似法の適用不可能な装置部分間の相互インピ
ーダンスを算出するとともに、分布定数線路近似法の適
用不可能な装置部分と、分布定数線路近似法の適用可能
な装置部分との間の相互インピーダンスを算出する。
【0024】続いて、誘起波源算出手段131の算出処
理に従って、第1の算出手段12の算出した電流分布
と、相互インピーダンス算出手段130の算出した異種
間の相互インピーダンスとのマトリクス演算から、第1
の算出手段12の算出した電流分布が分布定数線路近似
法の適用不可能な装置部分に誘起する波源を算出する。
【0025】続いて、電流分布算出手段132の算出処
理に従って、誘起波源算出手段131の算出した波源
と、分布定数線路近似法の適用不可能な装置部分の持つ
本来の波源との合成値を波源として使用して、相互イン
ピーダンス算出手段130の算出した同種間の相互イン
ピーダンスを係数行列とするモーメント法の連立一次方
程式を解くことで、分布定数線路近似法の適用不可能な
装置部分の電流分布を算出する。
【0026】このようにして、第1の算出手段12が、
分布定数線路近似法の適用可能な装置部分の電流分布を
分布定数線路近似法に従って算出し、第2の算出手段1
3が、分布定数線路近似法の適用不可能な装置部分の電
流分布をモーメント法に従って算出すると、第3の算出
手段14は、これらの電流分布から、電気回路装置の放
射する電磁界強度を算出し、この算出結果を受けて、出
力手段15は、算出された電磁界強度を外部に出力す
る。
【0027】このように、本発明では、分布定数線路近
似法の適用可能な装置部分については、適用不可能な装
置部分の持つ電流値が小さいことに対応して、その電流
値の誘起する波源を考慮することなく、計算の簡単な分
布定数線路近似法に従って電流分布を求め、一方、分布
定数線路近似法の適用不可能な装置部分については、適
用可能な装置部分の持つ電流値が大きいことに対応し
て、その電流値の誘起する波源を考慮しつつ、高精度の
モーメント法に従って電流分布を求める構成を採るもの
であることから、高い精度で、高速に、しかも少ない記
憶資源でもって、複雑な構造体の電気回路装置の放射す
る電磁界強度を算出できるようになる。
【0028】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、図1で説明した本発明の電磁界強度算出装
置1の実行する処理フローの一実施例を図示する。
【0029】ここで、図中、20は入力データファイル
であって、解析対象となる電気回路装置の構造体情報を
管理するもの、21は出力データファイルであって、算
出された電磁界強度を格納するものである。
【0030】図3に、入力データファイル20の管理す
るデータのデータ構造を図示する。この管理データは、
手入力やCADシステムから入力されるものであって、
この図に示すように、解析ステートメントブロックと、
モデル記述ステートメントブロックと、出力制御ステー
トメントブロックとから構成される。
【0031】この解析ステートメントブロックは、図4
に示すように、周波数や収束判定値といった各種の解析
条件を管理するものであり、出力制御ステートメントブ
ロックは、図5に示すように、電磁放射パターン図の出
力可否や、電磁等値面図の出力可否等の各種の出力条件
を管理するものである。
【0032】一方、モデル記述ステートメントブロック
は、解析対象となる電気回路装置の構造体情報を管理す
るものである。この構造体情報は、分布定数線路近似法
でモデル化できる装置部分については、分布定数線路近
似法でモデル化され、分布定数線路近似法でモデル化で
きない装置部分については、モーメント法でモデル化さ
れることになる。図6に、プリント板の配線をセグメン
トに分割していくことでモデル化する分布定数線路近似
法のモデル化例、図7に、構造体をパッチに分割してい
くことでモデル化するモーメント法のモデル化例を図示
する。
【0033】図8に、このモデル記述ステートメントブ
ロックのデータ構造の詳細構成を図示する。この図に示
すように、モデル記述ステートメントブロックは、具体
的には、「$POINT 」で、電気回路装置上の各ポイント
についてのポイント番号/座標値を管理し、「$WIRE」
で、電気回路装置に実装される各ワイヤについてのワイ
ヤ番号/材料番号/配置ポイント番号を管理し、「$PA
TCH 」で、電気回路装置上の各パッチについてのパッチ
番号/材料番号/配置ポイント番号を管理し、「$MATE
RIAL」で、電気回路装置に実装される各材料の材料番号
/種別/電気特性/形状特性を管理し、「$BOARD 」
で、電気回路装置に実装される各プリント板のボード番
号/材料番号/配置ポイント番号を管理し、「$SEGMEN
T 」で、プリント板上の各セグメントについてのボード
番号/セグメント番号/配置座標値/プリント板の層番
号を管理し、「$PIN 」で、プリント板上の各ピンにつ
いてのボード番号/ピン番号/配置座標値/プリント板
の層番号/回路番号/接続される波源番号を管理し、
「$SOURCE」で、電気回路装置に実装される各波源の波
源番号/接続されるポイント番号/波源の電圧値を管理
し、「$LOAD」で、電気回路装置に実装される各負荷の
負荷番号/接続されるポイント番号/負荷となるインピ
ーダンスを管理するというように、解析対象となる電気
回路装置の構造体情報を管理するのである。
【0034】次に、図2に示す処理フローに従って、本
発明の電磁界強度算出装置1の実行する電磁界強度算出
処理について詳細に説明する。本発明の電磁界強度算出
装置1は、起動されると、図2の処理フローに示すよう
に、先ず最初に、ステップ1で、入力データファイル2
0から解析対象となる電気回路装置の構造体情報を読み
込んで初期設定を施す。
【0035】次に、ステップ2で、処理済の周波数をカ
ウントすることで、解析制御ステートメントブロックに
登録されている全周波数についての処理を終了したのか
否かを判断して、終了したことを判断するときには全処
理を終了し、終了していないことを判断するときには、
以下の処理を行う周波数を未処理の中から1つ選択す
る。
【0036】続いて、ステップ3で、読み込んだ構造体
情報から、分布定数線路近似法を適用する装置部分であ
るのか、モーメント法を適用する装置部分であるのかを
判断する。この判断処理は、読み込んだ構造体情報の
内、上述の区分標識「$WIRE」及び「$PATCH 」の指す
装置部分についてはモーメント法を適用する装置部分で
あると判断し、一方、読み込んだ構造体情報の内、上述
の区分標識「$BOARD 」、「$SEGMENT 」及び「$PIN
」の指す装置部分については分布定数線路近似法を適
用する装置部分であると判断していくことで行う。
【0037】ここで、このような区分標識による判断を
用いるのではなくて、構造体情報の形状や寸法等から直
接判断していく方法を採ることも可能である。すなわ
ち、信号配線層と接地配線層とを有するプリント板部分
ついては、分布定数線路近似法の適用可能な装置部分と
判断するとともに、図9に示すように、一定の径で、か
つ一定の間隔を持つ平行配線構造部分や、一定の幅で、
かつ一定の間隔を持つ平行平板構造部分や、平板と一定
の径の線分とが一定の間隔を持つ構造部分や、内部線分
が一定の径で、かつ一定の間隔を持つ外部円筒又は外部
多角柱からなる同軸構造部分については、分布定数線路
近似法の適用可能な装置部分と判断する。一方、筐体の
構造部分や、筐体の配線構造部分や、筐体から大地への
接地配線構造部分や、筐体に取り付けられたシールド構
造部分や、筐体の内部に実装される電気回路ユニットの
導体面構造部分といったような、それ以外の構造部分に
ついては、モーメント法を適用する装置部分と判断する
のである。なお、このとき、精度を優先させて、原則的
には分布定数線路近似法の適用可能な装置部分であって
も、モーメント法を適用する装置部分と判断していくこ
とがある。
【0038】ステップ3の処理を終了すると、分布定数
線路近似法を適用する装置部分の電流分布を算出すべ
く、ステップ4に進んで、ステップ3で分布定数線路近
似法を適用する装置部分であると判断されたn個の線路
に対して、最下流の線路の持つ負荷インピーダンス(上
述の「$LOAD」の管理するもの)を使い、下流側の線路
から順番に各線路の入力インピーダンスZk (k=n〜
1)を計算する。
【0039】この入力インピーダンスZk (≡Zin)の
計算は、図10に示すように、線路の特性インピーダン
スをZ0 、伝播定数をγ、線路長をl、下流側の負荷イ
ンピーダンスをZL で表すならば、分布定数線路近似法
に従い、
【0040】
【数1】
【0041】により算出され、そして、この線路の上流
に位置する線路の入力インピーダンスZinは、算出され
た下流側線路の入力インピーダンスZinを新たにZL と
して用いることで算出されていくことになる。なお、図
11に示すように線路が分岐する場合には、オームの法
則に従い、
【0042】
【数2】
【0043】により算出されていく。続いて、ステップ
5で、ステップ3で分布定数線路近似法を適用する装置
部分であると判断されたn個の線路に対して、最上流の
線路の持つ波源(上述の「$SOURCE」の管理するもの)
と、算出された入力インピーダンスZk とを用いて、上
流側から順番に各線路の電流Ik (k=1〜n)を計算
する。
【0044】この電流Ik の計算は、図12に示すよう
に、線路の特性インピーダンスをZ 0 、伝播定数をγ、
線路長をl、線路の上流側インピーダンスをZinA 、線
路の下流側インピーダンスをZinB 、線路の上流側電流
をIA 、線路の下流側電流をIB 、線路の上流側波源を
VA (=ZinA ×IA )で表すならば、分布定数線路近
似法に従い、
【0045】
【数3】
【0046】により算出されていくことになる。一方、
ステップ3の処理を終了すると、モーメント法を適用す
る装置部分の電流分布を算出すべく、ステップ6に進ん
で、グリーン関数を使って、ステップ3でモーメント法
を適用する装置部分であると判断されたm個の装置部分
間の相互インピーダンスZij(i=1〜m、j=i〜
m)を計算するとともに、ステップ3でモーメント法を
適用する装置部分であると判断されたm個の装置部分
と、ステップ3で分布定数線路近似法を適用する装置部
分であると判断されたn個の線路との間の相互インピー
ダンスZik(i=1〜m、k=1〜n)を計算する。す
なわち、図13に示すような相互インピーダンスZij,
Zikとを計算するのである。
【0047】続いて、ステップ7で、ステップ6で算出
した相互インピーダンスZij,Zikと、上述の「$SOUR
CE」で指定されるモーメント法の波源である電圧値Vi
(i=1〜m)と、ステップ5で算出した分布定数線路
近似法を適用する装置部分の電流Ik とを使い、図14
に示すモーメント法の積分方程式を解くことで、モーメ
ント法を適用する装置部分の電流Ii (i=1〜m)を
算出する。
【0048】ここで、この算出処理にあって、相互イン
ピーダンスZikは、ステップ5で算出した電流Ik との
マトリクス演算のみに使用されて、電流Ik がモーメン
ト法の適用装置部分に誘起する波源を算出するためにの
み用いられる。すなわち、従来のように、解析対象とな
る電気回路装置全体にモーメント法を適用する場合に
は、図15(a)に示すように、「(n+m)×(n+
m)」個の相互インピーダンスを用いてモーメント法の
積分方程式を解くのに対して、本発明では、図15
(b)に示すように、「m×m」の相互インピーダンス
Zijのみを用いてモーメント法の積分方程式を解くこと
になるのである。従って、高速に積分方程式を解くこと
ができる。なお、相互インピーダンスは対称行列である
ことから、図15の破線に示すように実際には計算量は
半分となる。
【0049】このようにして、ステップ5で分布定数線
路近似法を適用する装置部分の電流Ik が算出され、ス
テップ7でモーメント法を適用する装置部分の電流Ii
が算出されると、続いて、ステップ8で、処理済の観測
点をカウントすることで、出力制御ステートメントブロ
ックに登録されている全観測点についての処理を終了し
たのか否かを判断して、終了したことを判断するときに
はステップ2に戻り、終了していないことを判断すると
きには、以下の処理を行う観測点を未処理の中から1つ
選択する。
【0050】続いて、ステップ9で、ステップ5で算出
された電流Ik と、ステップ7で算出された電流Ii と
を使って、それらの電流Ik,Ii が観測点にもたらす電
磁界強度を算出して、その算出結果を出力データファイ
ル21に格納してからステップ8に戻っていく。
【0051】このようにして、本発明では、図16に示
すように、解析対象となる電気回路装置が、モーメント
法を適用する装置部分である2個のパッチと、分布定数
線路近似法を適用する装置部分である3個のセグメント
とからなる場合には、図17に示すように、パッチとセ
グメントとの間の相互インピーダンスと、ステップ5の
処理で求まるセグメントの電流値とのマトリクス演算に
より、それらの電流値が誘起する波源を算出して、それ
をパッチの波源に加算しつつ、積分方程式を解くことで
パッチの電流値を求める構成を採るものである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁界強
度算出装置は、分布定数線路近似法の適用可能な装置部
分については、適用不可能な装置部分の持つ電流値が小
さいことに対応して、その電流値の誘起する波源を考慮
することなく、計算の簡単な分布定数線路近似法に従っ
て電流分布を求め、一方、分布定数線路近似法の適用不
可能な装置部分については、適用可能な装置部分の持つ
電流値が大きいことに対応して、その電流値の誘起する
波源を考慮しつつ、高精度のモーメント法に従って電流
分布を求める構成を採るものであることから、高い精度
で、高速に、しかも少ない記憶資源でもって、複雑な構
造体の電気回路装置の放射する電磁界強度を算出できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図3】入力データファイルの管理データのデータ構造
例である。
【図4】解析制御ステートメントブロックのデータ構造
例である。
【図5】出力制御ステートメントブロックのデータ構造
例である。
【図6】分布定数線路近似法のモデル化例である。
【図7】モーメント法のモデル化例である。
【図8】モデル記述ステートメントブロックのデータ構
造例である。
【図9】分布定数線路近似法の適用可能な構造例であ
る。
【図10】入力インピーダンスの算出処理の説明図であ
る。
【図11】入力インピーダンスの算出処理の説明図であ
る。
【図12】電流算出処理の説明図である。
【図13】相互インピーダンスの説明図である。
【図14】本発明の積分方程式の説明図である。
【図15】積分方程式に用いられる相互インピーダンス
の説明図である。
【図16】電気回路装置の構造例である。
【図17】本発明の処理説明図である。
【図18】微小ループアンテナ近似法の説明図である。
【図19】分布定数線路近似法の説明図である。
【図20】モーメント法が適用される構造体の一例であ
る。
【符号の説明】
1 電磁界強度算出装置 10 入力手段 11 区分手段 12 第1の算出手段 13 第2の算出手段 14 第3の算出手段 15 出力手段 130 相互インピーダンス算出手段 131 誘起波源算出手段 132 電流分布算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 健二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路装置の放射する電磁界強度を算
    出する電磁界強度算出装置において、 解析対象となる電気回路装置の各装置部分を、分布定数
    線路近似法の適用可能な装置部分と、適用不可能な装置
    部分とに区分けする区分手段(11)と、 上記区分手段(11)が適用可能と区分けする装置部分に対
    して分布定数線路近似法を施すことで、該装置部分の電
    流分布を算出する第1の算出手段(12)と、 上記第1の算出手段(12)の算出する電流分布を用いつ
    つ、上記区分手段(11)が適用不可能と区分けする装置部
    分に対してモーメント法を施すことで、該装置部分の電
    流分布を算出する第2の算出手段(13)と、 上記第1の算出手段(12)の算出する電流分布と、上記第
    2の算出手段(13)の算出する電流分布とから、電気回路
    装置の放射する電磁界強度を算出する第3の算出手段(1
    4)とを備えることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁界強度算出装置にお
    いて、 第2の算出手段(13)は、 区分手段(11)が適用不可能と判断する装置部分間の相互
    インピーダンスを算出するとともに、該装置部分と、区
    分手段(11)が適用可能と判断する装置部分との間の相互
    インピーダンスを算出する相互インピーダンス算出手段
    (130) と、 第1の算出手段(12)の算出する電流分布と、上記相互イ
    ンピーダンス算出手段(130) の算出する異種間の相互イ
    ンピーダンスとのマトリクス演算から、該電流分布が適
    用不可能装置部分に誘起する波源を算出する誘起波源算
    出手段(131) と、 上記誘起波源算出手段(131) の算出する波源を考慮しつ
    つ、上記相互インピーダンス算出手段(130) の算出する
    同種間の相互インピーダンスを使い、モーメント法に従
    って区分手段(11)が適用不可能と判断する装置部分の電
    流分布を算出する電流分布算出手段(132) とから構成さ
    れることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電磁界強度算出装置にお
    いて、 電流分布算出手段(132) は、誘起波源算出手段(131) の
    算出する波源と、区分手段(11)が適用不可能と判断する
    装置部分の持つ本来の波源との合成値を、モーメント法
    に用いる波源として使用していくよう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の電磁界強度算出
    装置において、 区分手段(11)は、電気回路装置の構造情報を分析するこ
    とで、分布定数線路近似法の適用可能な装置部分と、適
    用不可能な装置部分とを区分けしていくよう処理するこ
    とを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3記載の電磁界強度算出
    装置において、 電気回路装置の構造情報が区分標識を使って表現され
    て、区分手段(11)に与えられるよう構成されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電磁界強度算出装置にお
    いて、 区分手段(11)は、区分標識に従って、分布定数線路近似
    法の適用可能な装置部分と、適用不可能な装置部分とを
    区分けしていくよう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6記載の電磁界強度算出
    装置において、 区分手段(11)は、1次元の構造物として近似できる装置
    部分を、分布定数線路近似法の適用可能な装置部分と判
    断していくよう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7記載の電磁界強度算出
    装置において、 区分手段(11)は、信号配線層と接地配線層とを有するプ
    リント板部分を、分布定数線路近似法の適用可能な装置
    部分と判断していくよう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7記載の電磁界強度算出
    装置において、 区分手段(11)は、同軸構造を有するケーブル部分を、分
    布定数線路近似法の適用可能な装置部分と判断していく
    よう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし7記載の電磁界強度算
    出装置において、 区分手段(11)は、平行配線構造部分を、分布定数線路近
    似法の適用可能な装置部分と判断していくよう処理する
    ことを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし7記載の電磁界強度算
    出装置において、 区分手段(11)は、平行平板構造部分を、分布定数線路近
    似法の適用可能な装置部分と判断していくよう処理する
    ことを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし7記載の電磁界強度算
    出装置において、 区分手段(11)は、平板と配線とが平行に配設される構造
    部分を、分布定数線路近似法の適用可能な装置部分と判
    断していくよう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12記載の電磁界強度
    算出装置において、 区分手段(11)は、原則的には分布定数線路近似法の適用
    可能な装置部分であっても、分布定数線路近似法の適用
    不可能な装置部分と判断していくよう処理することを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
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