JPH07234433A - 電源電圧測定可能なカメラ - Google Patents

電源電圧測定可能なカメラ

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JPH07234433A
JPH07234433A JP6302446A JP30244694A JPH07234433A JP H07234433 A JPH07234433 A JP H07234433A JP 6302446 A JP6302446 A JP 6302446A JP 30244694 A JP30244694 A JP 30244694A JP H07234433 A JPH07234433 A JP H07234433A
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power supply
discharge
camera
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奈美子 坂部
Hisaaki Ishimaru
寿明 石丸
Yoshiaki Kobayashi
芳明 小林
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/26Power supplies; Circuitry or arrangement to switch on the power source; Circuitry to check the power source voltage

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期放電時に高インピーダンスとなる電源に
対しても精度が高く、誤判断がない、かつチェック時の
タイムラグが小さい電源電圧測定可能なカメラを提供す
る。 【構成】 所定のスイッチ1が操作されたときに、上記
省電力モード判断部2により省電力モードでないと判断
した場合、第1の所定時間カウント部3に基づいて上記
放電部5により第1の所定時間放電後、上記電圧判定部
6により電源7の電源電圧が所定電圧より低いことが判
定されたらカメラ動作を禁止する。一方、省電力モード
であると判断した場合、第2の所定時間カウント部4に
基づいて上記放電部5により第1の所定時間よりも長い
第2の所定時間放電後、上記電圧判定部6により電源7
の電源電圧が所定電圧より低いことが判定されたらカメ
ラ動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、初期放電時に高インピ
ーダンス特性を有する電池に対応した電源電圧測定可能
なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、カメラの電源には電池を使用して
おり、この電池のエネルギー残量を検出するために、ほ
とんどのカメラは電源電圧測定(バッテリチェック)機
能を有している。
【0003】このバッテリチェック機能は、カメラの電
源である電池のエネルギー残量を検出し、そのエネルギ
ー残量がカメラを正常に動作させることができるレベル
であるかどうかを判断する。
【0004】従来のバッテリチェック機能の具体的な手
法としては、例えば次のようなものがある。電池より多
くの電流値を必要とする動作電流値、例えば、フィルム
巻き上げ、巻戻し用モータの駆動時等と同程度の電流を
放電させ、そのときの電源電圧を測定する。その値がカ
メラを動作させるのに充分であるかどうかを判断する。
【0005】電池の内部抵抗は、電池の開放電圧と電池
を放電したときの電圧との差より得られる。一般に、電
池の内部抵抗とエネルギー残量との間には相関関係が存
在することが知られているので、放電時の電圧を測定す
ることによりエネルギー残量が推測できるというもので
ある。
【0006】従来のアルカリマンガン電池は、内部の化
学反応の触媒として水銀を用いており、放電開始の化学
反応のスピードが安定するまでの時間がたいへん短い。
一方、放電開始の化学反応が遅いと電流を充分に流すこ
とができないので、内部抵抗は大きくなる。従って、従
来の電池では化学反応が安定するまで時間が短いので、
短時間で電圧を測定しても内部抵抗が大きく問題がある
ということはなかった。
【0007】そのため、バッテリチェックの放電時間は
たいへん短くて良く、数ms放電後の電圧測定で正しく
測定することができた。しかし、近年環境問題のために
水銀を含まないアルカリマンガン電池が開発され、市場
で主流になっている。この水銀を含まないアルカリマン
ガン電池は、従来の水銀を含むものに比べ、新品の電池
での初期の放電特性が悪く、内部抵抗が約2倍程度にな
る、いわゆる、ねむり現象と称されるものがある。
【0008】このねむり現象の状態において、さらに放
電を続けると化学反応が充分におこなわれてくるので、
数百ms経過後には内部抵抗が安定して通常の内部抵抗
を呈するようになる。すなわち、このような電池におい
てはねむり現象を解消するのに所定時間以上の放電を行
うことが有効である。なお、電池の化学反応が内部抵抗
に影響しているので長時間使用しなかった電池について
も新品電池と同様のねむり現象の特性を持つといえる。
【0009】しかるに、この様なねむり現象の状態で従
来のバッテリチェック機能を使用すると、電圧降下が2
倍であるポイント、すなわち内部抵抗が2倍であるポイ
ントでの電圧をモニタしてしまうため、内部抵抗値とエ
ネルギー残量の相関がくずれてしまい、電池のエネルギ
ー残量の正しい判断を行うことができない。
【0010】以上の問題点を解決する手法としては、例
えば、本発明と同一出願人により先に出願された特願平
5−209553号には以下のように、ねむり現象によ
る初期放電時高インピーダンス領域での判断をさけて電
池の残量が少ないか否かを判断するという技術が記載さ
れている。
【0011】この特願平5−209553号の手法は、
電池を放電させてモニタし、このモニタ電圧値を、予め
エネルギー残量と相関のある内部抵抗より求めた比較電
圧値と比較させる。その結果、モニタ電圧値の方が大き
い場合はエネルギー残量は充分あるとするもので、それ
自体は、従来のバッテリチェック方法となんら変わりが
ない。しかるに、この手段はモニタ電圧値の方が小さい
場合は、常に化学反応が充分に行われていないねむり現
象を呈する時間内は電圧比較を繰り返し、化学反応が充
分に行われたと考えられる時間を越えた時点ではじめ
て、エネルギー残量がないと判断するようにしたことが
新規な点である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような先願の手法ではバッテリチェック前に電源が使
用状態であったときのようなねむり時間が短くなってい
る場合、またはねむり現象そのものが発生しない場合に
おいても、エネルギー残量がないとの判断を行うため
に、長時間待っていなければならなかった。
【0013】すなわち、ねむり現象を呈する時間は放電
電流を流す前の電源の使用状態により左右される特性を
持っている。つまり、放電電流を流す前にずっと電源が
使用されていないようなとき、または電源が新品の場合
にはねむり現象を呈する時間は長くなり、逆に放電電流
を流す直前まで電源に負荷がかかり、使用状態であるよ
うな場合ではねむり現象を呈する時間は短くなるか、ま
たはねむり現象そのものが発生しなくなるのである。
【0014】しかるに上記先願の手法では、バッテリチ
ェックを行うとNG判定時間は[ねむり時間の最大値+
α]と一定値をとっているので、すべてのチェックの場
合に所定の時間がタイムラグとしてかかってしまう。
【0015】すなわち、この手法では、バッテリチェッ
ク前に電源が使用されていないような状態のときは時間
がかかっても特に問題ないが、バッテリチェック前に電
源が使用状態にあった場合は、上記のような判定時間の
設定の仕方では不必要に長くなってしまうので、後者の
タイムラグがカメラシステムの高速化等に悪影響を及ぼ
す。
【0016】そこで、本発明はこのような不具合を解決
するためになされたもので、ねむり現象の発生のように
初期放電時に高インピーダンスとなる電池の場合には誤
差を生じることなく正確に電圧をチェックすることがで
き、起動状態の時で高インピーダンスとならない場合に
は可及的に短かいタイムラグで電源電圧を測定可能なカ
メラを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、放電回路に電流を流して電源電圧
を測定する電源電圧測定可能なカメラにおいて、上記電
源の内部抵抗が所定値よりも大きくなることによって、
該電源の初期放電特性が所定のレベル以下になっている
か否かを判定する初期放電特性判定手段と、上記放電特
性が所定のレベルに達していると判断された際に、カメ
ラの撮影動作を停止する撮影動作停止手段とを具備した
ことを特徴とする電源電圧測定可能なカメラが提供され
る。
【0018】また、本発明によると、撮影に関係する所
定の動作毎に、放電回路に電流を流して電源電圧を測定
する電源電圧測定可能なカメラにおいて、モード状態
が、通常の撮影シーケンスを行う通常モードのままか又
は該通常モードよりも電源の消費の少い省電力モードか
ら通常モードに変化したと判定されたか否かを判定する
モード状態判定手段と、モード状態が通常モードに変化
したと判定された際には上記放電回路に流す電流を第1
の所定時間に設定し、通常モードのまま変化がないと判
定された際には上記放電回路に流す電流を第1の所定時
間よりも短い第2の所定時間に設定する放電時間設定手
段と、上記放電時間設定手段によって設定された上記第
1又は第2の所定時間後の測定値と予め定められた所定
の電圧値との大小を判定する電圧判定手段と、上記電圧
判定手段が所定値よりも測定値の方が小さい際には上記
電源の内部抵抗が所定値よりも大きく、該電源の初期放
電特性が所定のレベルに達していると判断してカメラ動
作を禁止する禁止手段とを具備したことを特徴とする電
源電圧測定可能なカメラが提供される。
【0019】さらに、本発明によると、撮影に関係する
所定の動作毎に、放電回路に電流を流して電源電圧を測
定する電源電圧測定可能なカメラにおいて、モード状態
が、通常の撮影シーケンスを行う通常モードのままか又
は該通常モードよりも電源の消費の少い省電力モードか
ら通常モードに変化したと判定されたか否かを判定する
モード状態判定手段と、上記電源の内部抵抗が所定値よ
りも大きくなっている時間よりも小さい時間内に予め設
定された放電時間を計測するタイマー手段と、上記予め
設定された放電時間だけ上記放電回路に電流を流した際
のダミー電圧測定値と予め定められた比較電圧値との大
小を判定する電圧判定手段と、上記電圧判定手段による
判定が上記測定値電圧の方が大きい時には電源電圧が正
常と判断し、小さい時には上記省電力モードの際にのみ
上記電圧判定を所定回数繰り返すように上記タイマー手
段及び上記電圧判定手段を制御する放電制御手段とを具
備したことを特徴とする電源電圧測定可能なカメラが提
供される。
【0020】
【作用】上述した解決手段によると、カメラ電源となる
電池のねむり現象に応じてバッテリチェックを行う際
に、カメラが起動状態にあるか否かに応じて放電時間を
設定し、予め設定された電圧と測定電圧との大小関係に
よってカメラの作動を制御することにより、カメラが起
動状態にあるときは不必要なタイムラグを避けてバッテ
リチェックを行うことができる。
【0021】また、別の解決手段によると、カメラのモ
ード状態の変化に応じて放電時間を設定し、予め設定さ
れた電圧と測定電圧との大小関係によってカメラの作動
を制御することにより、通常モード時に不必要なタイム
ラグを避けてバッテリチェックを行うことができる。
【0022】さらに、別の解決手段によると、カメラの
モード状態の変化に応じてねむり現象が解消すると思わ
れる所定時間内において放電する回数を設定し、その設
定回数中に予め設定された電圧と測定電圧との大小関係
によってバッテリチェックを行うことにより、通常モー
ド時およびねむり現象終了後すぐに不必要なタイムラグ
を避けてバッテリチェックを行うことができる。
【0023】なお、本発明においては、カメラの撮影シ
ーケンスが起動状態でないとき及び省電力モード時にお
いては電池のねむり現象に相当する時間以上の放電時間
としてバッテリチェックを誤差なく正確に行うことがで
きる。
【0024】
【実施例】以下図面を参照して本発明の基本的及び幾つ
かの実施例について説明する。先ず、実施例の説明に先
立って本発明の基本例について説明する。図1は、本発
明の後述する各実施例が適用される電源電圧測定可能な
カメラの基本例のブロック構成図である。
【0025】このカメラはオートフォーカスのズームカ
メラであり、カメラ内のCPU20にはパワースイッチ
(パワーSW)31、レリーズスイッチ(レリーズS
W)32、ズームアップスイッチ(ズームアップSW)
33、ズームダウンスイッチ(ズームダウンSW)34
および後蓋開閉検出スイッチ(後蓋SW)35が接続さ
れ、これらのスイッチに応じて制御を行う。
【0026】さらに、CPU20には、給送モータ駆動
回路21、測光部22、レンズ・モータ駆動回路23、
シャッタ制御回路24、ズーム・モータ駆動回路25、
バッテリ・チェック回路26、充電回路27、ストロボ
発光制御回路28、測距部29、バッテリ状態や駒数表
示用の液晶表示回路(LCD表示回路)30が接続され
る。
【0027】ズームアップスイッチ33、またはズーム
ダウンスイッチ34の操作によりズーム・モータ駆動回
路25に信号を出力し、ズーム駆動され。充電回路27
は測光部22からの信号に基いて駆動されることにより
ストロボの充電が行われる。また、後蓋が閉じられる
と、後蓋SW35がオンし、この信号に基いて給送モ−
タ駆動回路21を駆動することにより、フィルムの空送
りが行われる。
【0028】レリーズスイッチ32がオンすると測光部
22、測距部29で被写体の輝度および距離が検出さ
れ、レンズ・モータ駆動回路23で撮影用レンズを駆動
する。そして、輝度に応じた秒時で、シャッタ制御回路
24によりシャッタを制御する。
【0029】ストロボ光が必要な時は、ストロボ発光制
御回路28でストロボ発光を行う。また、パワースイッ
チ31、レリーズスイッチ32、ズームアップスイッチ
33、ズームダウンスイッチ34、および後蓋SW35
が操作されるか、または電池が装填されると、バッテリ
チェック回路26でバッテリチェックを行い、電源電圧
が下がっている時にはカメラをロックさせ、電圧が十分
にある時はそれぞれのスイッチに応じた動作を行う。
【0030】以上のCPU20の動作用のクロックは、
CPU20の接続された2MHzの発振子36で作られ
る。図2は、上記基本例のバッテリチェック回路26の
詳細を示す図である。
【0031】トランジスタ42は、バッテリチェックの
ためのダミー負荷43への通電を制御するトランジスタ
である。このトランジスタ42のコレクタ出力をモニタ
してダミー負荷43への電流が電源(電池)46の電圧
にかかわらず一定となるようにしているのが定電流制御
回路44である。この定電流制御回路44は、CPU4
1によりその動作が制御される。A/Dコンバータ45
は、ダミー負荷43に通電中の電源46の電圧をモニタ
するものがある。このA/Dコンバータ45のデジタル
出力は、CPU41へ出力される。
【0032】そして、判定電圧記憶部47に記憶された
値とこのデジタル出力がCPU41で比較され、電源4
6の電圧が充分あるか、不充分かが判断される。この結
果にもとづいて、図1に示したLCD表示回路30にて
バッテリの残量状態が表示される。
【0033】なお、判定電圧記憶部47は、例えば、E
EPROMなどの不揮発性メモリを使用する。また、個
々のカメラでのA/Dコンバータのばらつきは、別途に
調整すれば良い。
【0034】図3及び図4は、上記本発明の基本例のメ
イン処理を示すフローチャートである。電源(電池)4
6が装填されると、パワースイッチ31がオンかオフか
が判断され(ステップS1)、オンのときはステップS
2へ移行し、オフのときはステップS31へ移行する。
【0035】ステップS2では、サブルーチン“バッテ
リチェック”(以下“BC”と略記する)にてバッテリ
チェックが行われ、その後ステップS3でフラグSTP
Fを“0”とする。ここで、フラグSTPFは動作のモ
ード状態を示すフラグであり、通常モードのままのとき
は“0”、省電力モードから通常モードに変化したと、
CPU20が判断したときは“1”とする。
【0036】ここでいう通常モードとは、CPU20が
常に何らかのカメラの動作処理を行っている状態を指
し、省電力モードとは、CPU20の命令“STOP”
によって発振子を停止したため消費電流が少なくなりC
PU20が休止している状態をいう。
【0037】次に、ステップS4では、サブルーチン
“WID”にてズームをワイドにする処理が行われ、そ
の後ステップS5で表示用タイマをスタートする。ステ
ップS6では、再びパワースイッチ31がオンかオフか
が判断され、オンの場合はステップS7へ移行し、オフ
の場合はステップS29へ移行する。ステップS7で
は、パワースイッチ31がオンしてから4分経過したか
否かが判断され、4分経過していないときはLCD表示
回路30をオンして表示を行い(ステップS8)、ステ
ップS9へ移行する。4分経過したときはステップS2
9へ移行する。
【0038】ステップS9では、ストロボが充電完了か
否かが判断され、充電が完了していればステップS11
へ移行し、充電が完了していなければステップS10で
ストロボの充電を行う。
【0039】ステップS11では、後蓋SW35により
後蓋が開いている状態から閉じられた状態に変化したか
否かが判断される。変化していないときはステップS1
2へ移行し、変化したときはステップS15でバッテリ
チェック“BC”が行われた後、ステップS16で空送
りを行い、その後ステップS5へ戻る。
【0040】ステップS12では、後蓋SW35により
後蓋が閉じられた状態から開いている状態に変化したか
否かが判断される。変化していないときはステップS1
7へ移行し、変化したときはステップS13でバッテリ
チェック“BC”が行われた後、ステップS14でフラ
グRWEDFを“0”にする。その後ステップS5へ戻
る。ここで、フラグRWEDFは巻き戻しが終了してい
るか否かの状態を示すフラグであり、巻き戻しが終了し
ているときは“1”、巻き戻しが終了していないときは
“0”とする。
【0041】ステップS17では、フラグRWEDFが
“1”か“0”かが判断され、“1”のときはステップ
S6へ戻り、レリーズスイッチ32の判断は行わない。
“0”のときはステップS18でレリーズスイッチ32
がオンかオフかが制御され、オンのときはステップS1
9へ移行し、オフのときはステップS26へ移行する。
【0042】ステップS19〜S23では、バッテリチ
ェック、測距・測光、撮影レンズ制御、シャッタ制御、
巻き上げを順次行い、ステップS24へ移行する。ステ
ップS24では、フィルムエンドか否かが判断され、フ
ィルムが終了のときは、ステップS25で巻き戻しを行
い、その後ステップS5へ戻り、表示用タイマを再度ス
タートする。フィルムが終了でないときは、そのままス
テップS5へ戻る。
【0043】ステップS26では、ズームアップスイッ
チ33、またはズームダウンスイッチ34がオンかオフ
かが判断され、オンのときはステップS27へ移行し、
オフのときはステップS6へ戻る。
【0044】ステップS27では、バッテリチェックが
行われ、続いてステップS28でズーム制御が行われ、
その後ステップS5へ戻り、表示用タイマを再度スター
トする。
【0045】ステップS29では、レンズを沈胴し、ス
テップS30でLCD表示をオフしてステップS31へ
移行する。ステップS31では、CPU20をストップ
する“STOP”を行い、ステップS32でフラグST
PFを“1”にする。これにより、省電力モードになっ
たか否かは、フラグSTPFが“1”か“0”かで判断
できる。“STOP”は、CPU20の2MHzの発振
子36の動作を停止状態にし省電力モードにするもので
ある。
【0046】この“STOP”状態からは、各種スイッ
チにより割り込みによって、2MHzの発振子36が再
起動し、ステップS1へ戻る。各種スイッチとは、具体
的にはパワーSW31、レリーズSW32、ズームアッ
プSW33、ズームダウンSW34、後蓋SW35など
であり、これらによるカメラの動作開始によって割り込
みが発生するCPU20は、CMOS回路であり、2M
Hzの発振子36が“H”と“L”を繰り返すごとに、
CMOS回路のゲートの容量成分に充電、放電が行われ
る。これが、CPU20の消費電流のほとんどをしめ
る。したがって、上記2MHzの発振子36を止めるこ
とでCPU20の消費電流を非常に小さくすることがで
きる。なお、上記2MHzの発振子36を完全に止めな
くてもCPU20のプログラムの動作の部分のみを止め
て、LCD制御用の回路分布を動作させても良い。
【0047】以上の処理により、バッテリチェックを行
うときにフラグSTPFが“1”であれば、4分以上放
置されたか、または電池装填されたと判断できる。次
に、以上のような基本例に基く本発明の実施例につき図
面を参照して説明する。
【0048】図5は、本発明の電源電圧測定可能なカメ
ラの第1実施例の要部の構成を示すブロック図であり、
詳細は図1の基本例と同様である。図5において、複数
のスイッチ1は、上述した基本例のCPU20でなるカ
メラ制御部(CPU)15に接続されると共に、後述す
るようにカメラが省電力モードから通常モ−ドに変化し
たかどうかを判断する省電力モード判断部2を介して第
1の所定時間カウント部3と第2の所定時間カウント部
4に接続される。そして、上記第1の所定時間カウント
部3と上記第2の所定時間カウント部4は、所定の電流
を流す放電部5に接続され、上記放電部5とこのカメラ
が有する電源7が、この電源7の電源電圧が所定電圧よ
り低いかどうかを判定する電圧判定部6を介してカメラ
制御部に接続される。
【0049】続いて、以上のように構成された電源電圧
測定可能なカメラの動作について説明する。このカメラ
は上記基本例で用いられているような複数のスイッチ1
を有し、且つこの複数のスイッチ1に応じて撮影動作お
よび撮影に関連したカメラ動作を実行する通常モード
と、この通常モードよりも回路の消費電流の少ない省電
力モードの2つの状態を待つ。
【0050】所定のスイッチ1が操作されたときに、上
記省電力モード判断部2により省電力モードから通常モ
−ドに変化していないと判断した場合、第1の所定時間
カウント部3に基づいて上記放電部5により第1の所定
時間の間、放電を行う。その後、上記電圧判定部6によ
り電源7の電源電圧が所定電圧より低いことが判定され
たら、カメラ動作を禁止する。省電力モードから通常モ
−ドに変化したと判断した場合、第2の所定時間カウン
ト部4に基づいて上記放電部5により第1の所定時間よ
りも長い第2の所定時間の間、放電を行う。その後、上
記電圧判定部6により電源7の電源電圧が所定電圧より
低いことが判定されたら、カメラ動作を禁止する。
【0051】図6は、上記本発明の第1実施例で行われ
るバッテリチェックの処理を示すフローチャートであ
る。図3及び図4において説明したように、電池電源が
ねむり現象であるか否かを判断するために、通常モード
中のスイッチ状態検出か、または省電力モード中から各
種スイッチの割り込みによる通常モードへの復帰によっ
て、各種スイッチの操作の有無が判断され、その後バッ
テリチェックに入る。
【0052】各種スイッチが押されたときのカメラの状
態が、通常モードのままの場合はフラグSTPFを
“0”にセットし、省電力モードから通常モードに変化
した場合は、フラグSTPFを“1”にセットする。
【0053】したがって、ステップS41ではフラグS
TPFを見てモード判断を行う。続いてステップS42
では、パワースイッチ31が押されたか否かが判断され
る。すなわち、省電力モードから通常モードに変化した
場合でパワースイッチ31が押されたとき(以下ねむり
現象判断状態とする)、ねむり現象が発生するので処理
を変えて、ステップS43へ移行し、それ以外のときは
ステップS45へ移行する。
【0054】ステップS43では、タイマを200ms
にセットするのに対し、ステップS45では、タイマを
ねむり現象状態以外のときに通過する通常のバッテリチ
ェックの時間5msに設定する。
【0055】ステップS46では、比較電圧VBCは通常
のバッテリチェックの比較電圧値を設定し、ステップS
47へ移行する。ここで、ねむり現象判断状態で、その
他のスイッチより放電時間を長く設定したのは(ステッ
プS43)、電池の起きはじめのねむり現象を回避する
ためである。さらに、ねむり現象判断状態での放電時間
はねむり現象を回避していると考えれる時間である。ま
た、電池は放電を続けると内部抵抗が大きくなる特性が
あるので、電圧値は放電が長い方が低くなることより、
ステップS44でのねむり現象判断状態の比較電圧VBC
は、その他のスイッチが押された場合より低く設定し、
ステップS47へ移行する。
【0056】ステップS47以降の動作は、ねむり現象
判断状態でもその他のスイッチの場合でも、同じ動作を
行う。ステップS47では、タイマを起動して、ステッ
プS48ですぐに電池を放電する。電池電圧をモニタす
るためのディレイ時間の経過確認をステップS49で行
い、時間が経過したら、電池電圧VINを測定して(ステ
ップS50)、放電を止める(ステップS51)。
【0057】ステップS52では、比較電圧VBCと電池
電圧VINを比較し、比較電圧VBCより電池電圧VINが大
きい場合は、電池の残容量は充分あると認識する。そし
て、リタ−ンしてメインル−チンに戻り、押されたスイ
ッチがレリーズスイッチ32なら露出動作を行い、また
ズームアップスイッチ33ならズームアップのためのモ
ータ駆動を行い、またズームダウンスイッチ34ならズ
ームダウンのためのモータ駆動を行い、またパワースイ
ッチ31ならカメラ初期動作を行う。
【0058】比較電圧VBCより電池電圧VINが小さい場
合は、電池の残容量がカメラの動作が可能なだけ残って
いないと認識して、カメラをロック状態にする。図7
は、本発明の電源電圧測定可能なカメラの第2実施例の
構成を示すブロック図であり、詳細は図1の基本例と同
様である。
【0059】図7において、複数のスイッチ8は、上述
した基本例のCPU20でなるカメラ制御部15に接続
されると共に、省電力モードから通常モードに変化した
かどうかを判断する省電力モード判断部9を介して所定
時間カウント部10に接続される。そして、上記所定時
間カウント部10は、所定の電流を流す放電部12に接
続され、上記放電部12とこのカメラが有する電源14
が、この電源14の電源電圧が所定電圧より低いかどう
かを判定する電圧判定部13に接続される。上記電圧判
定部13は、上記判定を所定回繰り返したかを判定する
繰り返し回数判定部11に接続され、さらに、上記繰り
返し回数判定部11は所定時間カウント部10とカメラ
制御部15に接続される。
【0060】次に、以上のように構成された第2実施例
の電源電圧測定可能なカメラの動作について説明する。
上記第1実施例と同様に、この第2実施例のカメラは複
数のスイッチ8を有し、この複数のスイッチ8に応じて
撮影動作および撮影に関連したカメラ動作を実行する不
図示の通常モードと、この通常モードよりも回路の消費
電流の少ない不図示の省電力モードの2つの状態を待
つ。
【0061】所定のスイッチ8が操作されたときに、上
記省電力モード判断部9により省電力モードから通常モ
ードに変化していないと判断した場合、第1の所定時間
カウント部10に基づいて上記放電部12により第1の
所定時間の間、放電を行う。その後、上記電圧判定部1
3により電源14の電源電圧が所定電圧より低いことが
判定されたらカメラ動作を禁止する。省電力モードのま
まであると判断した場合、上記所定時間カウント部10
に基づいて上記放電部12により所定時間の間、放電を
行う。その後、上記電圧判定部13により電源14の電
源電圧が所定電圧より低いかどうかが判定される。この
判定により電源14の電源電圧が所定電圧より低いと判
定されても、放電および電圧判定を繰り返し行い、上記
繰り返し回数判定部11により所定回繰り帰依したこと
が検出されたらカメラ動作を禁止する。
【0062】図8は、本発明の第2実施例で行われるバ
ッテリチェックの処理を示すフローチャートである。ス
テップS61ではフラグSTPFを見てモード変化の判
断を行う。続いてステップS62では、パワースイッチ
31が押されたか否かが判断される。すなわち、省電力
モードから通常モードに変化したときでパワースイッチ
31が押されたときはねむり現象判断状態であるステッ
プS64へ移行し、それ以外のときはステップS63へ
移行する。ステップS64では、フラグPWSWFを
“1”にし、ステップS65へ移行する。また、ステッ
プS63では、フラグPWSWFを“0”にし、ステッ
プS65へ移行する。
【0063】ここで、フラグPWSWFは、ねむり現象
判断状態であるか否かの状態を示すフラグであり、ねむ
り現象判断状態であるときは“1”になり、それ以外の
ときは“0”になる。
【0064】ステップS65以降の動作は、ねむり現象
判断状態にかかわらず、同じ動作を行う。ステップS6
5では、初期設定としてバッテリチェック回数を“1”
に設定する。ステップS66以降はバッテリチェックの
動作に入る。まず、ステップS66では、電池の放電初
期高インピーダンス特性を回避するための放電の時間で
ある200msのタイマをスタートさせる。ステップS
67で定電流制御回路44により、決められた電流値で
ある0.5Aで、電池の放電を行い、ステップS67′
において電源電圧をモニタするためのディレイ時間とし
て5msが経過するのを待つ。
【0065】その後、ステップS68では、電池電圧V
INを測定し、A/Dコンバータ45によりCPUにデー
タを入力する。ステップS69では、比較電圧VBCと電
池電圧VINを比較し、比較電圧VBCより電池電圧VIN
大きい場合は、電池の残容量は充分あるとして、ステッ
プS74で放電を停止して、バッテリチェックを終了す
る。
【0066】そして、押されたスイッチがレリーズスイ
ッチ32なら露出動作を行い、またズームアップスイッ
チ33ならズームアップのためのモータ駆動を行い、ま
たズームダウンスイッチ34ならズームダウンのための
モータ駆動を行い、またパワースイッチ31ならカメラ
初期動作を行う。
【0067】比較電圧VBCより電池電圧VINが小さい場
合は、ステップS70に移行し、フラグPWSWFが
“0”か“1”かが判断される。ステップS70におい
て、フラグPWSWFが“0”の場合は、通常モードの
ままであり、電池はねむり現象が起きない。故に、放電
時間は5msだけでよいので、電池の残容量不足と判断
して、ステップS73で放電停止してからバッテリチェ
ックのサブルーチンを終了する。
【0068】フラグPWSWFが“1”の場合は、ねむ
り現象判断状態であることにより、ねむり現象が起こる
可能性があるので、再び電圧比較を行うためにステップ
S71へ移行する。
【0069】ステップS71では、任意の回数バッテリ
チェックが行われたか否かを判断するために、バッテリ
チェック回数をデクリメントして、ステップS72でボ
ローが発生したか否かが判断される。BC回数がマイナ
スになるとボローが発生し、ボローが発生しなければま
だ決められた回数の電圧比較が行われていないのでステ
ップS75へ移行し、ボローが発生した場合は後に詳述
するが、バッテリチェックが終了するのでステップS7
3へ移行する。
【0070】ステップS75では、電池のねむり現象に
よる放電初期高インピーダンス特性を回避するために放
電していたタイマ200msの終了を確認してから、ス
テップS68に移行する。そして、上述したと同様にし
てステップS68で電圧をモニタし、ステップS69で
電圧比較を行う。
【0071】二度目の電圧比較では、ねむり現象判断状
態のときだけ電圧比較を行うので、ステップS70は通
過となる。その他のステップは上述したものと同様であ
りその説明は省略する。
【0072】ここにおいて、ステップS69で、比較電
圧VBCと電池電圧VINを比較し、比較電圧VBCより電池
電圧VINが大きい場合は、1度目のバッテリチェック時
のバッテリチェックの不良はねむり現象か、電池接触不
良か、または、ノイズによる一時的な電圧降下であり、
電池の残りの容量はまだ充分あることになる。
【0073】比較電圧VBCより電池電圧VINが小さい場
合は、ステップS70を通過してステップS71へ移行
する。ステップS71では、任意の回数(2回)の電圧
比較を行ったためボローが発生し、ステップS73へ移
行する。ステップS73では、ねむり現象を回避する時
間経過したにもかかわらず比較電圧VBCより電池電圧V
INが小さいので、電池の残りの容量は不充分ということ
になり、バッテリチェックNG処理を行う。
【0074】図9は、本発明の第3実施例で行われるバ
ッテリチェックの処理を示すフローチャートである。部
材の構成は、図1に示したものであり、基本例と同様で
あるためその説明は省略する。
【0075】ステップS81ではフラグSTPFを見て
モード変化の判断を行う。続いてステップS82では、
パワースイッチ31が押されたか否かが判断される。す
なわち、省電力モードから通常モ−ドに変化してパワー
スイッチ31が押されたときねむり現象判断状態である
ステップS83へ移行し、それ以外のときはステップS
84へ移行する。
【0076】ステップS83では、200msタイマを
設定してスタートさせ、ステップS84では、タイマを
必要としないので、タイマは終了状態にする。ステップ
S85以降は、どのスイッチにおいても同じステップを
通る。
【0077】まず、ステップS85では、電池の電圧を
測定するために、電池を決められた電流値0.5Aで定
電流制限回路44により放電する。続いて、ステップS
86では、電圧を安定したところで測定するための5m
sディレイ後、ステップS87で電池電圧をA/Dコン
バータ45で変換してそのデータであるる電源電圧VIN
をCPUに取り込み、ステップS88で放電を停止す
る。
【0078】ステップS89では、電池電圧VINが比較
電圧VBCより大きいか否かを判断し、電池電圧VINが比
較電圧VBCより大きいときは、電池の残容量は充分ある
としてバッテリチェックを終了する。
【0079】電池電圧VINが比較電圧VBCより大きくな
いときは、ステップS90で開放電圧復帰のために20
msディレイを設ける。続いてステップS91では、タ
イマが終了しているか否か判断する。フラグSTPFが
“0”で、押されたスイッチがレリーズスイッチ32、
ズームアップスイッチ33、ズームダウンスイッチ34
のとき、すなわち、ねむり現象判断状態でないときは、
タイマははじめから動作していないので、バッテリチェ
ックは電池の容量が不充分であるとしてNGとなり、1
回で終了する。
【0080】フラグSTPFが“1”で、押されたスイ
ッチがパワースイッチ31のとき、すなわち、ねむり現
象判断状態のときは、1回目のバッテリチェックではね
むり現象の回避時間である200ms経過しないので、
ステップS85へ戻る。すなわち、ステップS89で電
池電圧VINが比較電圧VBCより小さいうちは、200m
sのバッテリチェックを続けることになる。
【0081】電池電圧VINが低いまま200msec経
過したときは、電池電圧の低下はねむり現象によるもの
ではなく、電池残量がないものと判断してバッテリチェ
ックを終了する。
【0082】また、ねむり現象がなくなり、電池電圧が
復帰し、電池電圧VINが比較電圧VBCより大きくなれ
ば、前回の電圧比較で電池電圧VINが比較電圧VBCより
小さかったのはねむり現象のための一時的なものである
とし、電池残量の判断は充分にあるとする。
【0083】なお、本発明によると、以下のような実施
態様の構成をとることができる。 (1)放電回路に電流を流して電源電圧を測定する電源
電圧測定可能なカメラにおいて、上記電源の内部抵抗が
所定値よりも大きくなることによって、該電源の初期放
電特性が所定のレベル以下になっているか否かを判定す
る初期放電特性判定手段と、上記放電特性が所定のレベ
ルに達していると判断された際に、カメラの撮影動作を
停止する撮影動作停止手段とを具備したことを特徴とす
る電源電圧測定可能なカメラ。
【0084】(2)上記放電時間設定手段は、上記カメ
ラの撮影動作が起動状態か否かを判断する状態判断手
段、上記動状態判断手段の判定結果に基いて、上記放電
回路に流す電流の放電時間を設定する放電時間設定手段
と、上記放電時間設定手段によって設定された所定の放
電時間後の放電電圧測定値と予め定められた所定の電圧
値との大小を判断する電圧判断手段、とからなることを
特徴とする上記(1)に記載の電源電圧測定可能なカメ
ラ。
【0085】(3)上記放電時間設定手段は、非起動状
態から起動状態に変化したと判断された際には上記電源
の内部抵抗が所定値よりも大きくなっていると予測され
る時間よりも大きい第1の放電時間に設定し、起動状態
のまま変化がないと判断された際には第1の放電時間よ
りも短い第2の放電時間に設定することを特徴とする上
記(2)に記載の電源電圧測定可能なカメラ。
【0086】(4)上記初期放電特性判定手段は、上記
カメラが通常の撮影シーケンスを行う通常モードのまま
か又は該通常モードよりも電源の消費電力の少い省電力
モードから通常モードに変化したか否かを判定するモー
ド状態判定手段、モードの変化状態によって、上記放電
回路に流す電流の放電時間を設定する放電時間設定手
段、上記放電時間設定手段によって設定された所定の放
電時間後の放電電圧測定値と予め定められた所定の電圧
値との大小を判断する電圧判断手段とからなることを特
徴とする上記(1)に記載の電源電圧測定可能なカメ
ラ。
【0087】(5)上記放電時間設定手段は、非起動状
態から起動状態に変化したと判断された際には上記電源
の内部抵抗が所定値よりも大きくなっていると予測され
る時間よりも大きい第1の放電時間に設定し、起動状態
のまま変化がないと判断された際には第1の放電時間よ
りも短い第2の放電時間に設定すことを特徴とする上記
(4)に記載の電源電圧測定可能なカメラ。
【0088】(6)上記初期放電特性判定手段は、上記
カメラが通常の撮影シーケンスを行う通常モードのまま
か又は該通常モードよりも電源の消費電力の少い省電力
モードから通常モードに変化したか否かを判定するモー
ド状態判定手段、上記カメラの撮影シーケンスが起動状
態か否かを判断する起動状態判断手段と、上記放電回路
に流す放電電流を設定するもので、上記モード状態が省
電力モードから通常モードに変化し、かつ上記撮影シー
ケンスが非起動状態から起動状態に変化したと判断され
た際には第1の放電時間に設定し、同様に撮影シーケン
スが起動状態である通常モードのまま変化がないと判断
された際には上記第1の放電時間よりも短い第2の放電
時間に設定する放電時間設定手段と、上記放電時間設定
手段によって設定された所定の放電時間後の放電電圧測
定値と予め定められた所定の電圧値との大小を判断する
電圧判断手段と、上記カメラの撮影シーケンスが起動状
態か否かを判断する起動状態判断手段とからなることを
特徴とする上記(1)に記載の電源電圧測定可能なカメ
ラ。
【0089】(7)上記放電時間設定手段によって設定
された第1の放電時間は、上記電源の内部抵抗が所定値
よりも大きくなっていると予測される時間よりも長い時
間であることを特徴とする上記(6)に記載の電源電圧
測定可能なカメラ。
【0090】(8)撮影に関係する所定の動作毎に、放
電回路に電流を流して電源電圧を測定する電源電圧測定
可能なカメラにおいて、モード状態が、通常の撮影シー
ケンスを行う通常モードのままか又は該通常モードより
も電源の消費の少い省電力モードから通常モードに変化
したと判定されたか否かを判定するモード状態判定手段
と、モード状態が通常モードに変化したと判定された際
には上記放電回路に流す電流を第1の所定時間に設定
し、通常モードのまま変化がないと判定された際には上
記放電回路に流す電流を第1の所定時間よりも短い第2
の所定時間に設定する放電時間設定手段と、上記放電時
間設定手段によって設定された上記第1又は第2の所定
時間後の測定値と予め定められた所定の電圧値との大小
を判定する電圧判定手段と、上記電圧判定手段が所定値
よりも測定値の方が小さい際には上記電源の内部抵抗が
所定値よりも大きく、該電源の初期放電特性が所定のレ
ベルに達していると判断してカメラ動作を禁止する禁止
手段とを具備したことを特徴とする電源電圧測定可能な
カメラ。
【0091】(9)上記撮影に関係する所定の動作は、
カメラ本体に設けられた複数のスイッチ手段、裏蓋開閉
動作、又は電源電池の挿入動作によって開始されること
を特徴とする上記(8)に記載の電源電圧測定可能なカ
メラ。
【0092】(10)上記予め定められた所定の電圧値
は、上記撮影に関係する所定の動作を開始する複数のス
イッチ手段等により動作を開始する保証電圧よりも高く
設定されていることを特徴とする上記(9)に記載の電
源電圧測定可能なカメラ。
【0093】(11)撮影に関係する所定の動作毎に、
放電回路に電流を流して電源電圧を測定する電源電圧測
定可能なカメラにおいて、モード状態が、通常の撮影シ
ーケンスを行う通常モードのままか又は該通常モードよ
りも電源の消費の少い省電力モードから通常モードに変
化したと判定されたか否かを判定するモード状態判定手
段と、上記電源の内部抵抗が所定値よりも大きくなって
いる時間よりも小さい時間内に予め設定された放電時間
を計測するタイマー手段と、上記予め設定された放電時
間だけ上記放電回路に電流を流した際のダミー電圧測定
値と予め定められた比較電圧値との大小を判定する電圧
判定手段と、上記電圧判定手段による判定が上記測定値
電圧の方が大きい時には電源電圧が正常と判断し、小さ
い時には上記省電力モードから通常モードに変化した際
にのみ上記電圧判定を所定回数繰り返すように上記タイ
マー手段及び上記電圧判定手段を制御する放電制御手段
とを具備したことを特徴とする電源電圧測定可能なカメ
ラ。
【0094】(12)電源電圧判定用のダミー負荷に電
流を流して電源電圧を測定する電源電圧手測定可能なカ
メラにおいて、上記ダミー負荷への通電を制御するとと
もに上記電源電圧測定結果をカメラシーケンス制御手段
へ出力する電圧判定制御手段と、上記電圧判定制御手段
の通電信号出力時から計時を開始し、予め設定されてい
る所定時間に達したときに計時終了信号を該電圧判定制
御手段に出力するタイマ手段と、上記ダミー負荷への通
電中に電源電圧をモニタするモニタ手段と、予め設定さ
れている所定の電圧レベルと上記タイマ手段が作動中の
上記モニタ手段からの電源電圧出力とを比較する比較手
段とを具備したことを特徴とする電源電圧測定可能なカ
メラ。
【0095】(13)上記タイマ手段によって予め設定
されている所定時間は、上記電源の内部抵抗が所定値よ
りも大きくなっている時間よりも大きい時間に設定され
ていることを特徴とする上記(12)に記載の電源電圧
測定可能なカメラ。
【0096】(14)電源から放電回路に電流を流して
電源の電圧を測定することにより電源のエネルギー残量
の確認を行うカメラにおいて、電源から放電回路に電流
を流したときの放電電流の立ち上がり特性に応じて、上
記放電回路に電流を流す時間を切り換える手段を有する
ことを特徴とするカメラ。
【0097】(15)電源のエネルギー残量確認を行う
直前の電源の使用状態を検知する手段を有することを特
徴とする上記(14)に記載のカメラ。 (16)電源のエネルギー残量確認を行う直前の、カメ
ラの主電源スイッチのON/OFFを検知する手段を有
することを特徴とする上記(14)に記載のカメラ。
【0098】(17)上記放電回路に放電電流を流す時
間を放電電流の立ち上がり特性が悪いほど放電電流を流
す時間を長くする手段を有することを特徴とする上記
(14)に記載のカメラ。
【0099】(18)所定の放電時間後に放電電圧と、
予め設定された基準電圧値との大小を比較する手段を有
することを特徴とする上記(14)に記載のカメラ。 (19)電源のエネルギー残量確認を行う直前におい
て、上記カメラの主電源スイッチがONの場合の放電時
間は主電源スイッチがOFFの場合の放電時間より短い
ことを特徴とする上記(14)に記載のカメラ。
【0100】(20)電源から放電回路に電流を流して
電源の電圧を測定することにより電源のエネルギー残量
の確認を行うカメラにおいて、電源から放電回路に電流
を流したときの放電電流の立ち上がり特性に応じて、上
記放電回路に電流を流す回数の制限を切り換える手段を
有することを特徴とするカメラ。
【0101】(21)電源のエネルギー残量確認を行う
直前の電源の使用状態を検知する手段を有することを特
徴とする上記(20)に記載のカメラ。 (22)電源のエネルギー残量確認を行う直前の、カメ
ラの主電源スイッチのON/OFFを検知する手段を有
することを特徴とする上記(20)に記載のカメラ。
【0102】(23)上記放電回路に放電電流を流す時
間を放電電流の立ち上がり特性が悪いほど放電電流を流
す回数を多くする手段を有することを特徴とする上記
(20)に記載のカメラ。
【0103】(24)所定の放電時間後に放電電圧と、
予め設定された基準電圧値との大小を比較する手段を有
することを特徴とする上記(20)に記載のカメラ。 (25)電源のエネルギー残量確認を行う直前におい
て、上記カメラの主電源スイッチがONの場合の放電回
数は主電源スイッチがOFFの場合の放電回数より少な
いことを特徴とする上記(20)に記載のカメラ。
【0104】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、ね
むり現象が起きない電池の場合、又は、ねむり現象の発
生が短い電池の場合にはバッテリチェック時間を短縮す
ることができ、初期放電時に高インピーダンスとなるね
むり現象が所定時間以上起こる電池の場合には、このね
むり現象が解消するのに十分な時間だけダミー負荷によ
る放電を行うことにより、精度が高く、誤判断のないバ
ッテリチェックを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源電圧測定可能なカメラの基本例の
構成を示すロブロック図である。
【図2】上記基本例のバッテリチェック回路26の詳細
を示す図である。
【図3】上記基本例のメイン処理を示すフローチャート
である。
【図4】上記基本例のメイン処理を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の電源電圧測定可能なカメラの第1実施
例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例で行われるバッテリチェッ
クの処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の電源電圧測定可能なカメラの第2実施
例のブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例で行われるバッテリチェッ
クの処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例で行われるバッテリチェッ
クの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…スイッチ、2…省電力モード判断部、3…第1の所
定時間カウント部、4…第2の所定時間カウント部、5
…放電部、6…電圧判定部、7…電源、8…スイッチ、
9…省電力モード判断部、10…所定時間カウント部、
11…繰り返し回数判定部、12…放電部、13…電圧
判定部、15…カメラ制御部(CPU)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電回路に電流を流して電源電圧を測定
    する電源電圧測定可能なカメラにおいて、 上記電源の内部抵抗が所定値よりも大きくなることによ
    って、該電源の初期放電特性が所定のレベル以下になっ
    ているか否かを判定する初期放電特性判定手段と、 上記放電特性が所定のレベルに達していると判断された
    際に、カメラの撮影動作を停止する撮影動作停止手段と
    を具備したことを特徴とする電源電圧測定可能なカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 撮影に関係する所定の動作毎に、放電回
    路に電流を流して電源電圧を測定する電源電圧測定可能
    なカメラにおいて、 モード状態が、通常の撮影シーケンスを行う通常モード
    のままか又は該通常モードよりも電源の消費の少い省電
    力モードから通常モードに変化したと判定されたか否か
    を判定するモード状態判定手段と、 モード状態が通常モードに変化したと判定された際には
    上記放電回路に流す電流を第1の所定時間に設定し、通
    常モードのまま変化がないと判定された際には上記放電
    回路に流す電流を第1の所定時間よりも短い第2の所定
    時間に設定する放電時間設定手段と、 上記放電時間設定手段によって設定された上記第1又は
    第2の所定時間後の測定値と予め定められた所定の電圧
    値との大小を判定する電圧判定手段と、 上記電圧判定手段が所定値よりも測定値の方が小さい際
    には上記電源の内部抵抗が所定値よりも大きく、該電源
    の初期放電特性が所定のレベルに達していると判断して
    カメラ動作を禁止する禁止手段とを具備したことを特徴
    とする電源電圧測定可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影に関係する所定の動作毎に、放電回
    路に電流を流して電源電圧を測定する電源電圧測定可能
    なカメラにおいて、 モード状態が、通常の撮影シーケンスを行う通常モード
    のままか又は該通常モードよりも電源の消費の少い省電
    力モードから通常モードに変化したと判定されたか否か
    を判定するモード状態判定手段と、 上記電源の内部抵抗が所定値よりも大きくなっている時
    間よりも小さい時間内に予め設定された放電時間を計測
    するタイマー手段と、 上記予め設定された放電時間だけ上記放電回路に電流を
    流した際のダミー電圧測定値と予め定められた比較電圧
    値との大小を判定する電圧判定手段と、 上記電圧判定手段による判定が上記測定値電圧の方が大
    きい時には電源電圧が正常と判断し、小さい時には上記
    省電力モードから通常モードに変化した際にのみ上記電
    圧判定を所定回数繰り返すように上記タイマー手段及び
    上記電圧判定手段を制御する放電制御手段とを具備した
    ことを特徴とする電源電圧測定可能なカメラ。
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