JPH0723412U - プッシュ式紐調節具 - Google Patents

プッシュ式紐調節具

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JPH0723412U
JPH0723412U JP5918593U JP5918593U JPH0723412U JP H0723412 U JPH0723412 U JP H0723412U JP 5918593 U JP5918593 U JP 5918593U JP 5918593 U JP5918593 U JP 5918593U JP H0723412 U JPH0723412 U JP H0723412U
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push
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勝志 北野
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スコービル・ジャパン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、衣服等に両端が縫合された
閉じた紐であっても容易に取り付けできるプッシュ式紐
調節具を提供することである。 【構成】 本考案のプッシュ式紐調節具10は、主に、
爪26(及び27)と紐60二本分を挿通できる孔22
とをもつ上部部材20と、紐60二本分を挿通できる対
峙する一対の孔31、32をもち上部部材20を収容す
る下部部材30と、下部部材30の外側面に嵌合して二
本の紐60を分離するための断面形状が「U」字型のク
リップ70と、下部部材30に支持されて上部部材20
を支持するバネ50(及び51)とから構成される。組
立て完了前に一対の孔31、32と孔22とを整列させ
て紐60二本分を挿通した後紐60をクリップ70で分
離して、紐60からプッシュ式紐調節具10が離脱する
のを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣服等に両端が縫合された閉じた紐であっても容易に取り付けでき るプッシュ式紐調節具に関する。
【0002】
【従来技術と考案の解決課題】
一般に、紐調節具は、その外部の装飾を引き立てるために紐上を軽快に移動し ながら所望の位置を選択して固定されるものである。従来の紐調節具3は、図1 (a)に示すように、紐2の直径よりやや大きい程度の二つの穴を具備した構造 であるため、紐2の取り付けに当たっては、先ず片方の孔へ紐2を通し、次いで 他方の孔へ通す必要がある。このため、取り付け時の紐2の状態が線状(閉じた 紐でない)でなければならないので、一端が付属本体(衣服等)に縫合されてい る線状の紐2に他端から紐調節具3を取りつけた後、紐調節具3が紐2から離脱 しないようにこの他端をも付属本体1に縫合するか、あるいは紐2の先端を結ぶ 等の紐の離脱防止処理を必要とした。
【0003】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案の目的は、紐調節具の従来分離していた二つの通し穴を連結す るように広げて、紐の両端が付属本体に縫合されていても(閉じた紐の状態)紐 調節具の穴に挿通できるようにし、そして取り付け後には通し孔の間を隔離する ことによって紐調節具の離脱を防止できる紐調節具を提供することである。
【0004】
【実施例】
図2〜5が、本考案の好ましい実施例である。 図2の平面図から分かるように、本考案のプッシュ式紐調節具10は、その平 面図が概してカプセル形状をしていて、図3にあるように、主に、爪26(及び 27)をもつ上部部材20と、上部部材20を挿入する溝33(図2)を持つ下 部部材30と、下部部材30の外側面に嵌合して二本の紐60(閉じた紐)を分 離するための断面形状が「U」字型(図5(b))のクリップ70と、下部部材 30に支持されて上部部材20を支持するバネ50(及び51)とから構成され る。
【0005】 上部部材20は、これを下部部材30に嵌合する際に手の触れる押え部21と 、紐を通す孔22と、コイル状バネ50及び51を収容するための凹部23及び 24と、凹部23及び24の間の凸部25と、爪26及び27をその先端に持つ 脚部28とを有する構成である。孔22は、概して矩形もしくはカプセル状の断 面形状をしている。脚部28の爪26及び27は、上部部材20を下部部材30 に挿入時にはまだ図4のように真下に向いているが、下部部材30の溝33の底 面の傾斜部38に接触してさらに押しつけると、図5のように爪26及び27は いずれも外側へ曲がる。したがって、爪26及び27(あるいは上部部材20全 体)は、指の力で容易に曲がって自然には元に戻らない材料を使用するものとす る。
【0006】 下部部材30は、主に、閉じた紐60の通る孔31及び32と、外側面にあっ てクリップ70が嵌合するクリップ嵌合部34及び35(図4(b))と、上部 部材20が挿入される溝部33とを有する。この内、溝部33は、バネ50及び 51を収容する円筒状のバネ収容部36及び37と、組立て時に上部部材20の 二つの爪26及び27を曲げるための傾斜部38と、曲げられた爪26及び27 が引っ掛かって上部部材20の上下運動を限定する係止部39及び40とを有す る。円筒状のバネ収容部36及び37は、ともに、適当な同一の直径を持ちバネ 50及び51を収容してその水平方向の移動を制限する。係止部39及び40の 下方には、曲げられた爪26及び27が移動可能なような空間41及び42が設 けてあって上部部材20の上下運動を可能にする。
【0007】 バネ50及び51は、図5(a)のように、上部部材20を下部部材30に取 り付けた後自然状態においては、上部部材20を持ち上げて支持し同時に紐60 を上部部材20の孔22と下部部材30の孔31及び32で挟んで紐調節具10 を紐60上に固定する程度の弾性をもち、図2のように、押え部21を押さえて 紐調節具10が紐60上を自由もしくは容易に移動できるときには、十分に縮む 程度の弾性をもつものとする。
【0008】 最後に、紐調節具10を紐60に取り付ける様子を順を追って説明する。まず 、図4は、バネ50及び51を所定位置に挟んで上部部材20を下部部材30の 溝33に挿入した段階の状態図である。その後、上部部材20の押え部21を最 下位まで押えさらに押え続けて、上部部材20の爪26及び27を下部部材30 の溝底面の傾斜部38で外側に変形する(図5)と、上部部材20がバネ50及 び51により押し上げられても、この曲げられた爪26及び27が下部部材30 の係止部39及び40に止められて上部部材20と下部部材30の分離を皆無に する。図5は、この状態を示した紐60を紐調節具10に挿入する直前の段階の 状態図である。この段階の時、下部部材30の側面に開けられた一対のカプセル 状孔31及び32とその間の上部部材20の(概してカプセル状の)孔24とを 整列させて、閉じた紐60を挿入する。
【0009】 その後、図5のように、クリップ70が下部部材30のクリップ嵌合部34及 び35と嵌合すると、紐調節具10が紐60から離脱することはなくなる。また 図5(a)は、上記のように、上部部材20と下部部材30とによって紐60を 挟んで固定し紐調節具10の移動を困難にしている状態図である。図3及び図5 (b)からも分かるように、図3ではその断面が円形状である紐60が、図5( b)ではバネ50によって押し上げられた上部部材20と下部部材30とに挟ま れてその断面を楕円状に変形されている。この状態の時紐調節具10は紐上に完 全に固定される。すなわち、図3及び図5(a)は、使用時の二つの状態図であ り、前者は押え部21を押して紐60上を移動する時の状態図であり、後者は取 り付け後の紐60上での自然状態図である。
【0010】
【考案の効果】
以上の構成により、本考案の目的であった、紐の両端が付属本体に縫合されて いたり、或はループ状(閉じた紐の状態)になっていても通すことができること になり、組立ての作業性を著しく向上することができた。
【0011】 本考案の好ましい実施例と現在考えられるものを図示し説明してきたけれども 、当業者であれば、本考案の技術思想から逸脱することなく種々の変更及び修正 が可能であることは明白であろう。かかる変更及び修正は全て本考案の技術思想 に包含されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】紐を通した従来の紐調節具であるが、(a)は
衣服に取り付ける時の紐調節具の拡大図であり、(b)
は衣服への取り付け終了時の紐調節具の状態図。
【図2】本考案の実施例による紐調節具を一部透視した
平面図である。
【図3】図1の線分A−Aによる組立て完了時の本考案
の紐調節具の断面図及び正面図である。
【図4】(a)は上部部材20を下部部材30に挿入し
て爪を変形する前の段階における図1の線分A−Aによ
る紐調節具の断面図及び正面図であり、(b)は(a)
の線分B−Bによる断面図である。
【図5】(a)は上部部材20を下部部材30に挿入し
て爪を変形した後の段階における図1の線分A−Aによ
る紐調節具の断面図及び正面図であり、(b)は(a)
の線分C−Cによる紐を挟んだ状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 衣服 2 紐 3 従来の留め具 10 紐調節具 20 上部部材 21 押え部 22 上部部材の紐通し孔 23、24 バネ収容凹部 25 凸部 26、27 爪 28 脚部 30 下部部材 31、32 下部部材の紐通し孔 33 溝 34、35 クリップ嵌合部 36、37 バネ収容部 38 傾斜部 39、40 係止部 41、42 爪の移動可能な空間 50、51 コイル状バネ 60 閉じた紐 70 クリップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紐二本分を挿通できる孔と、下端両端部
    に設けてある変形可能な一対の爪とを有する上部部材
    と、 前記上部部材を収容し、前記一対の爪をそれぞれ外側へ
    変形するために底面に設けられた爪変形部と変形された
    前記一対の爪それぞれが移動可能な空間と前記変形され
    た一対の爪それぞれの移動を制限するための手段とが設
    けてある溝と、紐二本分を挿通でき対峙する側面に設け
    られた一対のカプセル状孔と、を有する下部部材と、 前記上部部材と前記下部部材との間に配置されて前記上
    部部材と前記下部部材との相対運動を可能にする弾性手
    段と、 前記下部部材外側面に取りつけられて二本の紐を分離す
    るための紐分離手段と、 から構成されることを特徴とするプッシュ式紐調節具。
  2. 【請求項2】 弾性手段がコイル状バネである請求項1
    に記載のプッシュ式紐調節具。
JP1993059185U 1993-10-07 1993-10-07 プッシュ式紐調節具 Expired - Lifetime JP2590285Y2 (ja)

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JPH0723412U true JPH0723412U (ja) 1995-05-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183447A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Osaka Bijo Kogyo Kk 紐止め具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009183447A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Osaka Bijo Kogyo Kk 紐止め具

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