JPH0210851Y2 - - Google Patents

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JPH0210851Y2
JPH0210851Y2 JP15413487U JP15413487U JPH0210851Y2 JP H0210851 Y2 JPH0210851 Y2 JP H0210851Y2 JP 15413487 U JP15413487 U JP 15413487U JP 15413487 U JP15413487 U JP 15413487U JP H0210851 Y2 JPH0210851 Y2 JP H0210851Y2
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、移動体に動力を供給するケーブル、
ホース等(以下単にケーブル等という)を挿通収
納するに好適なケーブルドラグチエーンに関する
ものである。
従来の技術 ケーブル等の収脱を容易にし、且つ、ケーブル
ドラグチエーンを構成する多数のリンク体の組立
結合及び分解交換を容易にしたケーブルドラグチ
エーンは、既に特願昭62−85667号として出願さ
れ、その要部外観を第5図に示すと、ケーブルド
ラグチエーン1のリンク体2は、離間対向した一
対のリンクプレート3a,3bと、リンクプレー
トの上辺を結合する上辺結合杆4と、下辺結合杆
5と、によつてケーブル等を挿通収納する包囲枠
を形成しており、上辺結合杆4の一端は、一方の
リンクプレート3aの上辺に回動自在に嵌装さ
れ、下辺結合杆5の両端は、一対のリンクプレー
ト3a,3bの下辺に嵌脱可能に嵌着されてい
る。
しかして、従来の下辺結合杆5とリンクプレー
ト下辺との嵌着は、一対のリンクプレート3a,
3bにおいて同じ構造であるので、一方のリンク
プレート3aのみ第6図aに示すと、リンクプレ
ート下辺内側に突設した下辺嵌入部6の嵌着凹部
7の係止溝7′,7′に係脱可能にスナツプ係合す
る下辺結合杆5の両側縁に突出形成したスナツプ
爪5′,5′が、単に下辺結合杆5の両端部の両側
縁の上辺を突出して形成しただけであるから、該
スナツプ爪5′,5′をリンクプレートの嵌着凹部
7に押入する際には、スナツプ爪5′,5′の先端
のみが僅かにスナツプ爪の材料の材質が具有する
弾性に依存して変形し係入されていた。
考案が解決しようとする問題点 したがつて、スナツプ爪5′,5′の強嵌圧入に
は大きな外力を必要とするばかりでなく、スナツ
ツプ係合を確実にするためにスナツプ爪5′,
5′を大きくしようとすればスナツプ爪の弾性変
形量が小さいため押入不能になるから、スナツプ
爪の大きさは著しく制限され、その結果、係合強
度の低下を防止することができず、加えて、下辺
結合杆5は多数のケーブル等を支承しているの
で、ケーブル等の荷重により下辺結合杆5とリン
クプレートの嵌着が離脱するという欠点を有して
いた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上述した従来技術の欠点を解決する
ため、下辺結合杆の両端部に設けた嵌着部の先端
に嵌着凸部を形成するとともに、嵌着部の一側縁
に係止爪を外側に形成した係合脚部を立設し、他
側縁にスリツト溝を介して係止爪を外側に有する
スナツプ板を立設し、スナツプ板の内側上部に退
避凹部を形成し、一方、リンクプレートの下辺内
側に突設した下辺嵌入部の嵌着凹部に、前記下辺
結合杆の係止爪が係合する係止段部と嵌着凸部が
嵌合する係着凹部とを凹設するとともに、前記ス
ナツプ板の内側上部に形成した退避凹部を経てス
ナツプ板内側下部に当接する離脱防止舌片を設け
て、下辺結合杆とリンクプレー下辺とを嵌脱可能
に結合したものである。
作 用 先ず、下辺結合杆の先端の一側に形成した嵌着
凸部と一側縁に形成した係合脚部の係止爪とを、
夫々リンクプレートの嵌着凹部に形成した係着凹
部と一側の係止段部とに嵌入、係入し、係止爪と
係止段部との係合点を支点として、先端の他側に
形成した嵌着凸部と他側縁に形成したスナツプ板
とを、夫々リンクプレートの嵌着凹部に押入する
と、スナツプ板は内側に弾性変形して撓み、退避
凹部に離脱防止舌片の先端が入るので、スナツプ
板外側に形成した係止爪は、容易に嵌着凹部内に
嵌入し、係止爪がリンクプレートの嵌着凹部に形
成した係止段部に達する直前において離脱防止舌
片の先端が退避凹部の下縁段部に係止して上方に
撓み、係止爪が係止段部の係合位置まで押入する
ことを許容する。
係止爪が係止段部位置に達すると、内側に弾性
変形して屈撓していたスナツプ板が外側に拡開復
帰して、係止爪が係止段部に係入され、スナツプ
板の拡開復帰により退避凹部下縁段部に係止して
いた離脱防止舌片の先端が外れて弾性により下方
に復帰し、退避凹部より離脱してスナツプ板内側
下部に当当接するから、スナツプ板は内側に屈撓
変形することが不能になり、係止爪と係止段部と
の係合が保持される。
また、下辺結合杆とリンクプレート下辺との結
合を解く場合には、離脱防止舌片の先端を外力に
より上方に屈撓させて退避凹部内に入れ、スナツ
プ板を外力により内側に屈撓させることにより係
止爪と係止段部との係合を解き、嵌着時の前記支
点を軸にして離脱方向に下辺結合杆を傾動させる
ことにより行われる。
実施例 第1〜4図は本考案の実施例を示し、第1図は
ケーブルドラグチエーンのリンクプレート内側面
の屈曲状態を示す正面図であり、ケーブル、ホー
ス等を挿通収納したケーブルドラグチエーン1は
多数のリンク体2を屈曲自在に連結し、一端Fを
固定し、他端Mを移動体に取付けられている。第
2図は下辺結合杆の上面斜視図であり、第3図a
はリンクプレートの下面斜視図、bはリンクプレ
ートの下辺平面図、cはbの正面図であつて、下
辺結合杆5の両端部の先端には、第2図に示す如
く、嵌着凸部5aが設けられ、一側縁には係止爪
5bを外側に突出形成した係合脚部5cを立設
し、他側縁には係止爪5dを外側に突出形成した
スナツプ板5eがスリツト溝5fを介して立設さ
れ、該スナツプ板5eの内側上部には退避凹部5
gが形成されている。
一方、リンクプレート3bの下辺嵌入部6の嵌
着凹部7には、第3図a,b,cに示す如く、下
辺結合杆5の前記係止爪5bが係入する係止段部
7′と係止爪5eが係入する係止段部7″と、嵌着
凸部5aが嵌合する係着凹部8,8と、が凹設さ
れている。
そして、更に、嵌着凹部7の係止段部7′,
7″間には、基端を嵌着凹部7の係着凹部8の端
面8′に取付け先端を自由端とした離脱防止舌片
9が設けられ、離脱防止舌片9の先端には、下辺
結合杆5の前記退避凹部5gに案内されるストツ
パ舌片9′が形成されている。
なお、リンクプレート3aの下辺に形成した嵌
着凹部も上述したリンクプレート3bの嵌着凹部
7と同様の構造を有しているので、説明を省略す
る。
そこで、リンクプレートの嵌着凹部7に下辺結
合杆5の両端を結合する順序を第4図a,b,
c,dについて説明すると、 先ずaに示す如く、下辺結合杆5の一側縁の係
合脚部5cに形成した係止爪5bをリンクプレー
ト3bの係止段部7′に係入し(再線位置で示
す)、次いで、係止爪5bの係止部を支点として
スナツプ板5eを押入(実線位置で示す)する
と、スナツプ板5eに形成した退避凹部5gは離
脱防止舌片のストツパ舌片9′を受け入れて内側
に屈撓し、更に押入すると、bに示す如く、スナ
ツパ舌片9′は退避凹部5gの下縁段部に押動さ
れて鎖線位置から実線位置に屈撓するから、スナ
ツプ板5eの係止爪5dは、cに示す如くリンク
プレートの係止段部7″に弾性拡開して鎖線位置
から実線位置の如く係入し、dに示す係止嵌着状
態となつて、リンクプレート下辺と下辺結合杆の
端部とが結合され、ストツパ舌片9′は、スナツ
プ板5eの弾性拡開により上部に凹設した退避凹
部5gから離脱してスナツプ板5eの内側面に当
接する位置に弾性復帰(鎖線位置から実線位帯に
復帰)するから、スナツプ板5eは係止爪5dが
離脱する内方へ屈撓変形することが不能になり、
その結果、係止爪5b,5dと係止段部7′,
7″との係合は確固のものとなり、下辺結合杆5
がリンクプレート3a,3bより離脱することは
ない。
また、リンクプレートと下辺結合杆との結合を
解く際には、例えば、第3図a,b,cに示すド
ライバー挿入凹部10から刃先を入れて、第4図
dの実線位置にある離脱防止舌片9を鎖線位置に
押上げ、c−b−aに示す順序により行えばよ
い。
なお、係止爪7′は他方の係止爪7″を係入する
際の支点になるものであるから、係止爪7″より
も大きくされている。
考案の効果 本考案は、ケーブル等の支持荷重が負荷される
下辺結合杆のリンクプレートとの係合において、
対向する一対の係止爪の一方をスリツト溝を介し
て屈撓容易にしたスナツプ板に突設したから、ス
ナツプ板の易屈撓性により係止爪の係入がきわめ
て容易になり、係入した係止爪は離脱防止舌片の
ストツパ機能により係合が離脱する方向への屈撓
を阻止されるから、一旦係合した係止爪が外れる
おそれは全くなく、ケーブルドラグチエーンの稼
動時においても、ケーブル等の重量を充分支持し
て外れることがないので、作業の安全性の確保と
ケーブルドラグチエーンの耐用性が得られ、更
に、分解、組立容易であるので、現場組立、補修
分解、交換装脱が可能になる等、多くの優れた実
用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示し、第1図は
ケーブルドラグチエーンのリンクプレート内側面
の屈曲状態を示す正面図、第2図は下辺結合杆の
上面斜視図、第3図aは一方のリンクプレートの
下辺斜視図、bは一方のリンクプレートの下辺平
面図、cはbの正面図、第4図a,b,c,dは
リンクプレート下辺と下辺結合杆の端部との嵌着
結合の順序を示す要部説明図であり、第5図は従
来例のケーブルドラグチエーンの要部上面斜視
図、第6図a,bは夫々従来例のリンクプレート
の一方と下辺結合杆との分解上面斜視図である。 1……ケーブルドラグチエーン、2……リンク
体、3a,3b……リンクプレート、5……下辺
結合杆、5a……嵌着凸部、5b,5d……係止
爪、5c……係合脚部、5e……スナツプ板、5
f……スリツト溝、5g……退避凹部、6……リ
ンクプレートの下辺嵌入部、7……嵌着凹部、
7′,7″……係止段部、8……係着凹部、9……
離脱防止舌片、9′……ストツパ舌片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 離間対向した一対のリンクプレートの夫々の上
    辺及び下辺を相互に結合杆で結合したリンク体を
    多数屈曲自在に連結して、ケーブル、ホース等を
    内部に挿通収納したケーブルドラグチエーンにお
    いて、リンクプレートの下辺を相互に結合した下
    辺結合杆の両端部に設けた嵌着部の先端に嵌着凸
    部を形成し、嵌着部の一側縁に係止爪を外側に形
    成した係合脚部を立設し、他側縁にスリツト溝を
    介して係止爪を外側に有するスナツプ板を立設す
    るとともにスナツプ板の内側上部に退避凹部を形
    成し、一方、リンクプレートの下辺内側に突設し
    た下辺嵌入部の嵌着凹部に、前記下辺結合杆の係
    止爪が係合する係止段部と嵌着凸部が嵌合する係
    着凹部とを凹設するとともに、前記スナツプ板の
    内側上部に形成した退避凹部を経てスナツプ板内
    側下部に当接する離脱防止舌片を設けた下辺結合
    杆嵌着装置。
JP15413487U 1987-04-09 1987-10-09 Expired JPH0210851Y2 (ja)

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JP15413487U JPH0210851Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09
US07/178,544 US4833876A (en) 1987-04-09 1988-04-07 Carrier for cables and the like
CA000563682A CA1286628C (en) 1987-04-09 1988-04-08 Carrier for cables and the like
KR1019880003978A KR920009821B1 (ko) 1987-04-09 1988-04-08 케이블 견인체인
EP88303189A EP0286442B2 (en) 1987-04-09 1988-04-08 A carrier for the cables and the like
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JP2589448B2 (ja) * 1993-10-13 1997-03-12 高千穂交易株式会社 チェーン状ケーブル保持具
DE19703410A1 (de) * 1997-01-30 1998-08-06 Kabelschlepp Gmbh Kettenglied mit einschiebbaren Trennstegen

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