JP2009183447A - 紐止め具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スリット状の収納穴1a及び貫通状の紐通し穴1bを有する本体1と、本体1の紐通し穴1bに合致可能な紐通し穴2aを有し、本体1の収納穴1aにスライド自在に挿入されて本体1から抜け止めされた板状の操作体2と、本体1の収納穴1aの底面と操作体2との間に介装され、本体1の紐通し穴1bと操作体2の紐通し穴2aとが齟齬状態になるように操作体2を本体1から抜ける方向へ附勢する圧縮コイルスプリング3とから成る紐止め具に於いて、本体1の収納穴1aの内面に、圧縮コイルスプリング3を収納穴1aの中央位置へ案内して収納穴1a内に起立姿勢で保持するための保持部1cを形成する。
【選択図】 図1
Description
即ち、前記紐止め具は、図19乃至図23に示す如く、スリット状の収納穴10a及び収納穴10aに連通する貫通状の左右の紐通し穴10bを有する楕円形状の本体10と、本体10の二つの紐通し穴10bに合致可能な二つの紐通し穴11aを有し、紐通し穴11aを形成した部分が本体10の収納穴10aにスライド自在に挿入されて本体10から抜け止めされた板状の操作体11と、本体10の収納穴10aの底面と操作体11との間に介装され、本体10の紐通し穴10bと操作体11の紐通し穴11aとが齟齬状態になるように操作体11を本体10から抜ける方向へ附勢する圧縮コイルスプリング12とから構成されており、指で操作体11を圧縮コイルスプリング12の弾性力に抗して本体10内へ押し込むと、本体10の紐通し穴10bと操作体11の紐通し穴11aとが合致し、又、操作体11の押し込み状態を解除すると、操作体11が圧縮コイルスプリング12の弾性力により本体10から抜ける方向へ移動して本体10の紐通し穴10bと操作体11の紐通し穴11aとが齟齬状になるようになっている。
又、この紐止め具は、操作体11を本体10内へ押し込んで本体10の左右の紐通し穴10bと操作体11の左右の紐通し穴11aとを合致させて紐の挾持状態を解除し、この状態で紐を引っ張るか、或いは紐止め具を紐に沿って移動させることによって紐の締め付け状態や長さを調節することができるようになっている。
この場合には、圧縮コイルスプリング12の弾性力が操作体11に作用しなくなり、操作体11が本体10の収納穴10aにフリーな状態で挿入されることになる。
その結果、組み立てた紐止め具を一度分解し、再度組み立てなければならず、紐止め具の組み立てに手数がかかると云う問題があった。
又、本発明の紐止め具は、保持部が収納穴の内面に形成した突条又は凹部から成るため、極めて簡単な構造でもって圧縮コイルスプリングを収納穴の中央位置へ案内して収納穴内に起立姿勢で保持することができる。
更に、本発明の紐止め具は、操作体に圧縮コイルスプリングの一端部が挿着されて圧縮コイルスプリングを片持ち状態で支持する支持突起を設けているため、本体と操作体と圧縮コイルスプリングの組み立てをより一層確実且つ良好に行える。
図1乃至図7は本発明の実施の形態に係る紐止め具を示し、当該紐止め具は、ウインドブレーカー、スキーウエア、ハーフコート等の衣服に取り付けられる締め付け用の紐、或いはリュックサックやナップサック等の袋物に取り付けられる締め付け用の紐等に夫々装着されており、各締め付け用の紐の締め付け状態や長さを調節するのに用いられるものである。
又、本体1の長軸方向の両端部には、収納穴1aに連通して本体1の厚み方向へ貫通する紐通し穴1bが左右対称状に形成されている。
更に、本体1の収納穴1aの底面中央位置には、圧縮コイルスプリング3の一端部が嵌合される窪み部1dが形成されていると共に、本体1の片側面中央位置には、収納穴1aに連通する縦長溝状の係止穴1eが形成されている。
この実施の形態に於いては、保持部1cは、収納穴1aの長手方向に沿う両内面の中央位置に一定の間隔を開けて対向状に形成された本体1の短軸方向に沿う四つの突条1c′から成り、収納穴1cの中央位置に挿入された圧縮コイルスプリング3の周囲に位置して圧縮コイルスプリング3が収納穴1a内で引っ繰り返らないように圧縮コイルスプリング3を周囲から支えて収納穴1a内に起立姿勢で保持するものである。
又、操作体2の本体1の収納穴1aへ挿入される部分には、圧縮コイルスプリング3の一端部が挿着されて圧縮コイルスプリング3を片持ち状態で支持するための支持突起2bが形成されている。この支持突起2bは、操作体2の長辺側の下端部中央位置に形成した切欠部2c内に形成されており、操作体2を本体1の収納穴1a内へ押し込んだときに収納穴1aの底面と干渉しないようになされている。
更に、操作体2の中央部両面には、本体1の保持部1cを形成する四つの突条1c′が摺動自在に嵌合されて操作体2を本体1に対してスライド自在に案内するための四本のガイド溝2dが操作体2の短辺に沿って形成されていると共に、操作体2の片側面中央位置には、本体1の係止穴1eに挿入されて係止穴1eの内面に係止される抜け止め突起2eが形成されている。この抜け止め突起2eは、本体1の係止穴1eの内面に係止されて操作体2を本体1の収納穴1aから抜け止めするためのものである。
尚、操作体2の厚み及び操作体2の長手方向の幅は、操作体2を本体1の収納穴1aに挿入したときに操作体2が本体1に対してがたつかない程度に設定されている。
このとき、圧縮コイルスプリング3は、図14及び図15に示す如く、操作体2の支持突起2bに片持ち状態で支持されていると共に、本体1の収納穴1a内面に形成した保持部1cにより収納穴1aの中央位置へ案内されて収納穴1a内に起立姿勢で挿入されて行き、収納穴1a内に起立姿勢で保持されるため、紐止め具の組み立て時に圧縮コイルスプリング3が本体1の収納穴1a内で引っ繰り返ったりすると云うことがなく、本体1の収納穴1aの底面と操作体2との間に所定の姿勢で介装されることになる。その結果、紐止め具の組み立てに失敗を来たすことがない。
又、この紐止め具に於いては、紐を挾持した状態に於いて操作体2を本体1内へ押し込んで本体1の左右の紐通し穴1bと操作体2の左右の紐通し穴2aとを合致させて紐の挾持状態を解除し、この状態で紐を引っ張るか、或いは紐止め具を紐に沿って移動させることによって紐の締め付け状態や長さを自由に調節することができる。
この紐止め具も上述した紐止め具と同様の作用効果を奏することができる。
Claims (5)
- スリット状の収納穴(1a)及び収納穴(1a)に連通する貫通状の紐通し穴(1b)を有する本体(1)と、本体(1)の紐通し穴(1b)に合致可能な紐通し穴(2a)を有し、紐通し穴(2a)を形成した部分が本体(1)の収納穴(1a)にスライド自在に挿入されて本体(1)から抜け止めされた板状の操作体(2)と、本体(1)の収納穴(1a)の底面と操作体(2)との間に介装され、本体(1)の紐通し穴(1b)と操作体(2)の紐通し穴(2a)とが齟齬状態になるように操作体(2)を本体(1)から抜ける方向へ附勢する圧縮コイルスプリング(3)とから成る紐止め具に於いて、前記本体(1)の収納穴(1a)の内面に、圧縮コイルスプリング(3)を収納穴(1a)の中央位置へ案内して収納穴(1a)内に起立姿勢で保持するための保持部(1c)を形成したことを特徴とする紐止め具。
- 本体(1)の保持部(1c)は、収納穴(1a)の長手方向に沿う両内面の中央位置に一定の間隔を開けて対向状に形成され、収納穴(1a)の中央位置に挿入された圧縮コイルスプリング(3)の周囲に位置して圧縮コイルスプリング(3)を収納穴(1a)内に起立姿勢で保持する四つの突条(1c′)から成ることを特徴とする請求項1に記載の紐止め具。
- 本体(1)の保持部(1c)は、収納穴(1a)の長手方向に沿う両内面の中央位置に対向状に形成され、収納穴(1a)の中央位置に挿入された圧縮コイルスプリング(3)の外周部分が嵌り込んで圧縮コイルスプリング(3)を収納穴(1a)内に起立姿勢で保持する一対の溝状の凹部(1c″)から成ることを特徴とする請求項1に記載の紐止め具。
- 本体(1)に、収納穴(1a)に連通する貫通状の紐通し穴(1b)を左右対称状に形成し、又、操作体(2)に、本体(1)の左右の紐通し穴(1b)に夫々合致可能な紐通し穴(2a)を左右対称状に形成し、本体(1)の左右の紐通し穴(1b)間で且つ収納穴(1a)の長手方向に沿う両内面の中央位置に保持部(1c)を形成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の紐止め具。
- 操作体(2)の本体(1)の収納穴(1a)に挿入される部分に、圧縮コイルスプリング(3)の一端部に挿着されて圧縮コイルスプリング(3)を片持ち状態で支持する支持突起(2b)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の紐止め具。
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Publications (1)
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2008
- 2008-02-06 JP JP2008026244A patent/JP2009183447A/ja active Pending
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